JP2544070B2 - 自動製氷装置 - Google Patents
自動製氷装置Info
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- JP2544070B2 JP2544070B2 JP4306955A JP30695592A JP2544070B2 JP 2544070 B2 JP2544070 B2 JP 2544070B2 JP 4306955 A JP4306955 A JP 4306955A JP 30695592 A JP30695592 A JP 30695592A JP 2544070 B2 JP2544070 B2 JP 2544070B2
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- JP
- Japan
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- ice
- ice tray
- tray
- water
- making
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- Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明な氷を作るようにし
た自動製氷装置に関する。
た自動製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば家庭用冷蔵庫に設けられる自動製
氷装置においては、給水装置から供給された水を製氷皿
に貯留して製氷し、製氷後に駆動機構により製氷皿を回
動させて上下反転させることにより離氷させて氷を貯留
し、この後、再び製氷皿へ給水して製氷するという動作
を繰り返すようにしたものが供されている。
氷装置においては、給水装置から供給された水を製氷皿
に貯留して製氷し、製氷後に駆動機構により製氷皿を回
動させて上下反転させることにより離氷させて氷を貯留
し、この後、再び製氷皿へ給水して製氷するという動作
を繰り返すようにしたものが供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
製氷装置では、製氷皿が冷気により下側からも上側から
も冷却されるため、製氷皿に貯留された水は、全面から
略均等に凍るようになる。このため、水中の空気の逃げ
場所がなくなり、内部に気泡が含まれた不透明な氷しか
できないものであった。
製氷装置では、製氷皿が冷気により下側からも上側から
も冷却されるため、製氷皿に貯留された水は、全面から
略均等に凍るようになる。このため、水中の空気の逃げ
場所がなくなり、内部に気泡が含まれた不透明な氷しか
できないものであった。
【0004】透明な氷を作るには、製氷皿の上面にカバ
ーを被せ、製氷皿の下側に冷気を吹き当てて、製氷皿に
貯留された水の上面側が最後に凍るようにすれば良い
が、このようにしても、その冷気は製氷皿の側面にも吹
き当てられるようになるため、水は下面側及び側面側か
らも凍って行くようになる。そのため、水の上面側が最
後に凍ることを保証できなくなり、中心部に気泡が残っ
た氷になってしまうことがあった。しかも、製氷皿に上
面にカバーを被せたのでは、製氷皿を上下反転させても
氷が製氷皿から落下せず、以後の製氷ができなくなって
しまう。
ーを被せ、製氷皿の下側に冷気を吹き当てて、製氷皿に
貯留された水の上面側が最後に凍るようにすれば良い
が、このようにしても、その冷気は製氷皿の側面にも吹
き当てられるようになるため、水は下面側及び側面側か
らも凍って行くようになる。そのため、水の上面側が最
後に凍ることを保証できなくなり、中心部に気泡が残っ
た氷になってしまうことがあった。しかも、製氷皿に上
面にカバーを被せたのでは、製氷皿を上下反転させても
氷が製氷皿から落下せず、以後の製氷ができなくなって
しまう。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、製氷皿に貯留された水が確実に下側か
ら凍るようになって、透明な氷を良好に作ることがで
き、しかも、製氷皿の上面部を覆うカバーが存在してい
ても、該カバーを残して製氷皿だけを上下反転させて離
氷させることができる自動製氷装置を提供するにある。
で、その目的は、製氷皿に貯留された水が確実に下側か
ら凍るようになって、透明な氷を良好に作ることがで
き、しかも、製氷皿の上面部を覆うカバーが存在してい
ても、該カバーを残して製氷皿だけを上下反転させて離
氷させることができる自動製氷装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動製氷装置
は、水を貯留した製氷皿を下側から冷却して製氷し、製
氷後に製氷皿を上下反転させることにより離氷させるよ
うにしたものにおいて、前記製氷皿の側面部の熱伝導性
が底面部のそれよりも低くなるように構成すると共に、
ヒータを備えたカバーを、前記製氷皿の上面部を覆うよ
うに、且つ製氷皿との間に該製氷皿の上下反転を許容す
る空間が形成されるように配設したことを特徴とするも
のである。
は、水を貯留した製氷皿を下側から冷却して製氷し、製
氷後に製氷皿を上下反転させることにより離氷させるよ
うにしたものにおいて、前記製氷皿の側面部の熱伝導性
が底面部のそれよりも低くなるように構成すると共に、
ヒータを備えたカバーを、前記製氷皿の上面部を覆うよ
うに、且つ製氷皿との間に該製氷皿の上下反転を許容す
る空間が形成されるように配設したことを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】製氷皿の上面部はカバーにより覆われており、
且つ製氷皿内の水の表面側はカバーのヒータにより暖め
られる。しかも、製氷皿の側面部の熱伝導性は底面部の
それよりも低いので、製氷皿の側面部も冷気により冷却
されたとしても、製氷皿内の水は下側から順次凍ってゆ
き、水面は最後に凍るようになる。このため、水に含ま
れた気泡は水面から自由に逃げ出るようになり、透明な
氷を良好に作ることができる。そして、製氷が完了する
と、製氷皿が上下反転する。このとき、カバーと製氷皿
との間には該製氷皿の上下反転を許容する空間が形成さ
れているので、カバーを残して製氷皿だけが反転し、氷
が製氷皿から離れ落ちる。
且つ製氷皿内の水の表面側はカバーのヒータにより暖め
られる。しかも、製氷皿の側面部の熱伝導性は底面部の
それよりも低いので、製氷皿の側面部も冷気により冷却
されたとしても、製氷皿内の水は下側から順次凍ってゆ
き、水面は最後に凍るようになる。このため、水に含ま
れた気泡は水面から自由に逃げ出るようになり、透明な
氷を良好に作ることができる。そして、製氷が完了する
と、製氷皿が上下反転する。このとき、カバーと製氷皿
との間には該製氷皿の上下反転を許容する空間が形成さ
れているので、カバーを残して製氷皿だけが反転し、氷
が製氷皿から離れ落ちる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を冷蔵庫の製氷装置に適用した
一実施例につき図1ないし図4を参照して説明する。
一実施例につき図1ないし図4を参照して説明する。
【0009】まず、図3において、冷蔵庫本体1の内部
には冷凍室2、冷蔵室3、及び製氷室4等が形成されて
おり、冷却器5により冷却された冷気がファン6により
それら各室2,3,4に供給されるようになっている。
上記製氷室4内には本発明に係わる自動製氷装置7が設
けられており、以下これについて詳述する。
には冷凍室2、冷蔵室3、及び製氷室4等が形成されて
おり、冷却器5により冷却された冷気がファン6により
それら各室2,3,4に供給されるようになっている。
上記製氷室4内には本発明に係わる自動製氷装置7が設
けられており、以下これについて詳述する。
【0010】すなわち、製氷室4内の上部前側には、矩
形箱状をなす機体8が配設されており、この機体8の後
面の一端部には、図2に示すように、後方へ向けて突出
するL字状の支持部材9が設けられている。この機体8
の内部には、モータ10、ギヤ機構11、及び出力軸1
2から成る駆動機構13が設けられており、この駆動機
構13はモータ10の回転をギヤ機構11により減速し
て出力軸12に伝達する。上記支持部材9の内側には、
製氷皿14が配設されている。
形箱状をなす機体8が配設されており、この機体8の後
面の一端部には、図2に示すように、後方へ向けて突出
するL字状の支持部材9が設けられている。この機体8
の内部には、モータ10、ギヤ機構11、及び出力軸1
2から成る駆動機構13が設けられており、この駆動機
構13はモータ10の回転をギヤ機構11により減速し
て出力軸12に伝達する。上記支持部材9の内側には、
製氷皿14が配設されている。
【0011】この製氷皿14は、前部中央部が上記出力
軸12に連結され、後部中央部が支軸15を介して支持
部材9に回動可能に支持されており、出力軸12により
回動されるようになっている。そして、製氷皿14の後
部の一端部には凸部14aが突設されており、製氷皿1
4が反転方向へ回動された時にその凸部14aが支持部
材9に当接することによりその回動を規制するようにな
っている。
軸12に連結され、後部中央部が支軸15を介して支持
部材9に回動可能に支持されており、出力軸12により
回動されるようになっている。そして、製氷皿14の後
部の一端部には凸部14aが突設されており、製氷皿1
4が反転方向へ回動された時にその凸部14aが支持部
材9に当接することによりその回動を規制するようにな
っている。
【0012】しかして、図1に示すように、製氷皿14
は、上面を開放した薄形の矩形容器状をなし、内部は角
氷を作るために複数の凹部14bに区画されている。そ
して、製氷皿14の周側面部の肉厚及び凹部14a相互
間の肉厚は、底面部の肉厚よりも厚く設定し、これによ
り凹部14bの側面部の熱伝導性が底面部のそれよりも
低くなるようにしている。
は、上面を開放した薄形の矩形容器状をなし、内部は角
氷を作るために複数の凹部14bに区画されている。そ
して、製氷皿14の周側面部の肉厚及び凹部14a相互
間の肉厚は、底面部の肉厚よりも厚く設定し、これによ
り凹部14bの側面部の熱伝導性が底面部のそれよりも
低くなるようにしている。
【0013】かかる製氷皿14には、図3に示す給水装
置16によって水が供給されるようになっている。この
給水装置16は、冷蔵室3内に配設された給水タンク1
7、この給水タンク17の水を受ける水受皿18、この
水受皿18内の水を給水パイプ19を介して製氷皿14
内に供給するポンプ20とから構成されている。そし
て、製氷皿14に供給された水が氷になったことを検出
するために、該製氷皿14には、製氷完了温度検出用の
温度センサ21が取付けられている。
置16によって水が供給されるようになっている。この
給水装置16は、冷蔵室3内に配設された給水タンク1
7、この給水タンク17の水を受ける水受皿18、この
水受皿18内の水を給水パイプ19を介して製氷皿14
内に供給するポンプ20とから構成されている。そし
て、製氷皿14に供給された水が氷になったことを検出
するために、該製氷皿14には、製氷完了温度検出用の
温度センサ21が取付けられている。
【0014】一方、製氷室4の後壁内には、ファン6に
よって送られてくる冷気を該製氷室4内に案内する冷気
通路22が形成されており、この冷気通路22の出口2
2aは製氷皿14の下面寄りに位置されて該出口22a
から吹き出る冷気が製氷皿14の底面部に沿って流れる
ようにしている。この場合、冷気が製氷皿14の上面側
に回り込まないようにするために、製氷室4側には、図
1にも示すように、製氷皿14の上面を覆うようにして
断熱材製のカバー23が配設されており、このカバー2
3内にはヒータ24が設けられている。そして、カバー
23は下面を開放した箱形に形成され、その内側には、
製氷皿14との間に該製氷皿14の上下反転を許容する
空間が形成されている。なお、製氷室4の底部には、ア
イスボックス25が収納されており、このアイスボック
ス25内に溜められた氷の量を検出するための貯氷検知
レバー26が機体8に回動可能に取付けられている。
よって送られてくる冷気を該製氷室4内に案内する冷気
通路22が形成されており、この冷気通路22の出口2
2aは製氷皿14の下面寄りに位置されて該出口22a
から吹き出る冷気が製氷皿14の底面部に沿って流れる
ようにしている。この場合、冷気が製氷皿14の上面側
に回り込まないようにするために、製氷室4側には、図
1にも示すように、製氷皿14の上面を覆うようにして
断熱材製のカバー23が配設されており、このカバー2
3内にはヒータ24が設けられている。そして、カバー
23は下面を開放した箱形に形成され、その内側には、
製氷皿14との間に該製氷皿14の上下反転を許容する
空間が形成されている。なお、製氷室4の底部には、ア
イスボックス25が収納されており、このアイスボック
ス25内に溜められた氷の量を検出するための貯氷検知
レバー26が機体8に回動可能に取付けられている。
【0015】このように構成された製氷装置7は、第4
図に示す制御回路27によって制御される。この制御回
路27はマイクロコンピュータを含んで構成され、温度
センサ21からの温度検出信号、機体8内に設けられ出
力軸12の回動角度により製氷皿14の水平位置及び反
転位置を検出するスイッチ28及び29からの検出信
号、貯氷検知レバー26の回動角度によりアイスボック
ス25内の貯氷量を検出する貯氷量検出スイッチ30か
らの検出信号、及び予め記憶されたプログラムに基づい
て、モータ10、ポンプ20、ヒータ24を駆動回路3
1を介して通断電制御するようになっている。
図に示す制御回路27によって制御される。この制御回
路27はマイクロコンピュータを含んで構成され、温度
センサ21からの温度検出信号、機体8内に設けられ出
力軸12の回動角度により製氷皿14の水平位置及び反
転位置を検出するスイッチ28及び29からの検出信
号、貯氷検知レバー26の回動角度によりアイスボック
ス25内の貯氷量を検出する貯氷量検出スイッチ30か
らの検出信号、及び予め記憶されたプログラムに基づい
て、モータ10、ポンプ20、ヒータ24を駆動回路3
1を介して通断電制御するようになっている。
【0016】次に上記構成の作用を説明する。今、製氷
皿14が図1に示すように水平位置にあるものとする。
製氷は、この水平位置にある製氷皿14内に給水、すな
わちポンプ20が一定時間通電されることから行われ
る。すると、水受皿18内の水がポンプ20により所定
量汲み上げられて製氷皿14内に供給され、この給水が
完了すると、ヒータ24が通電され、これにより製氷皿
14の水面側が加熱されるようになる。
皿14が図1に示すように水平位置にあるものとする。
製氷は、この水平位置にある製氷皿14内に給水、すな
わちポンプ20が一定時間通電されることから行われ
る。すると、水受皿18内の水がポンプ20により所定
量汲み上げられて製氷皿14内に供給され、この給水が
完了すると、ヒータ24が通電され、これにより製氷皿
14の水面側が加熱されるようになる。
【0017】一方、冷気通路22の出口22aから吹き
出た冷気は、製氷皿14の底面部に沿って流れ、製氷皿
14内の水を下面側から冷却する。この場合、冷気は、
製氷皿14の周側面部にも吹き当たって該側面部をも冷
却するが、製氷皿14の周側面部の肉厚は厚く、底面部
の肉厚は薄く形成されていて、周側面部の熱伝導性は底
面部よりも低いので、水は製氷皿14の底面部から強く
冷却されるが、周側面部からの冷却程度はごく弱い。
出た冷気は、製氷皿14の底面部に沿って流れ、製氷皿
14内の水を下面側から冷却する。この場合、冷気は、
製氷皿14の周側面部にも吹き当たって該側面部をも冷
却するが、製氷皿14の周側面部の肉厚は厚く、底面部
の肉厚は薄く形成されていて、周側面部の熱伝導性は底
面部よりも低いので、水は製氷皿14の底面部から強く
冷却されるが、周側面部からの冷却程度はごく弱い。
【0018】このため、製氷皿14内の水は、主として
底面部側から冷却されることに加え、水面からヒータ2
4の熱を受けることから、製氷皿14の底面部から上側
に向かって順次凍るようになり、水面側は最後に凍る。
従って、水に含まれた気泡は未凍結の水面から自由に逃
げ得るようになり、透明な氷となる。
底面部側から冷却されることに加え、水面からヒータ2
4の熱を受けることから、製氷皿14の底面部から上側
に向かって順次凍るようになり、水面側は最後に凍る。
従って、水に含まれた気泡は未凍結の水面から自由に逃
げ得るようになり、透明な氷となる。
【0019】さて、製氷皿14内の水が完全に凍ると、
製氷皿14の温度は急速に低下し、温度センサ21の検
出温度が製氷完了温度(例えば−12℃)以下になる
と、ヒータ24が断電されると共に、モータ10が通電
される。すると、このモータ10により製氷皿14が回
動されて上下反転する。このとき、カバー23内には製
氷皿14の上下反転を許容する空間が存在しているの
で、製氷皿14は製氷室4側に固定されたカバー23に
邪魔されることなく反転する。そして、製氷皿14の後
端部の凸部14aが支持部材9に当接した後も反転位置
検出スイッチ29が検出信号を出すまで若干量製氷皿1
4の前側だけが反転回動を継続することにより、該製氷
皿14がひねられ、このひねりにより氷が製氷皿14か
ら離されてアイスボックス25内に落下貯留される。
製氷皿14の温度は急速に低下し、温度センサ21の検
出温度が製氷完了温度(例えば−12℃)以下になる
と、ヒータ24が断電されると共に、モータ10が通電
される。すると、このモータ10により製氷皿14が回
動されて上下反転する。このとき、カバー23内には製
氷皿14の上下反転を許容する空間が存在しているの
で、製氷皿14は製氷室4側に固定されたカバー23に
邪魔されることなく反転する。そして、製氷皿14の後
端部の凸部14aが支持部材9に当接した後も反転位置
検出スイッチ29が検出信号を出すまで若干量製氷皿1
4の前側だけが反転回動を継続することにより、該製氷
皿14がひねられ、このひねりにより氷が製氷皿14か
ら離されてアイスボックス25内に落下貯留される。
【0020】製氷皿14が所定の反転位置まで回動する
と、反転位置検出スイッチ29が検出信号を出力するた
め、モータ10が逆転し、これにより製氷皿14が水平
位置に向かって回動される。そして、製氷皿14が水平
位置にまで回動すると、水平位置検出スイッチ28が検
出信号を出力するため、モータ10が断電され、この
後、前述したと同様にして製氷皿14内への給水が行わ
れる、というように自動製氷が繰返えし行われる。な
お、アイスボックス25内に氷が満たされると、貯氷検
知レバー26の回動に応動する貯氷量検出スイッチ30
が検出信号を出力するため、以後の製氷が停止されるよ
うに構成されている。
と、反転位置検出スイッチ29が検出信号を出力するた
め、モータ10が逆転し、これにより製氷皿14が水平
位置に向かって回動される。そして、製氷皿14が水平
位置にまで回動すると、水平位置検出スイッチ28が検
出信号を出力するため、モータ10が断電され、この
後、前述したと同様にして製氷皿14内への給水が行わ
れる、というように自動製氷が繰返えし行われる。な
お、アイスボックス25内に氷が満たされると、貯氷検
知レバー26の回動に応動する貯氷量検出スイッチ30
が検出信号を出力するため、以後の製氷が停止されるよ
うに構成されている。
【0021】図5及び図6は製氷皿の他の実施例を示
す。この実施例の製氷皿32は、皿主体33と、断熱板
34とから構成されている。皿主体33は、プラスチッ
ク製のもので、凹部33aの側面部間はV字状の溝33
bによって隔絶されており、また上面の外周フランジ3
3cには囲壁部33dが下向きに突設されている。かか
る皿主体33において各部の肉厚は薄く、前記一実施例
の製氷皿14における底面部の肉厚と同等に設定されて
いる。
す。この実施例の製氷皿32は、皿主体33と、断熱板
34とから構成されている。皿主体33は、プラスチッ
ク製のもので、凹部33aの側面部間はV字状の溝33
bによって隔絶されており、また上面の外周フランジ3
3cには囲壁部33dが下向きに突設されている。かか
る皿主体33において各部の肉厚は薄く、前記一実施例
の製氷皿14における底面部の肉厚と同等に設定されて
いる。
【0022】一方、断熱板34は、発泡プラスチック製
のもので、皿主体33に、凹部33aの側面部と囲壁部
33dとの間の溝33e及び凹部33aの側面部間の溝
33bに嵌合するように装着され、外周面を囲壁部33
dの内周面に接着剤により固着している。なお、断熱板
34は、製氷皿32が離氷時にひねられることによる破
損を防止するために、4分割されている。このような製
氷皿32にあって、凹部33aの底面部は断熱板34か
ら露出されているので、製氷皿32の側面部,すなわち
各凹部33aの側面部の熱伝導性は底面部のそれよりも
低くなる。このように構成しても前記一実施例と同様の
効果を得ることができる。
のもので、皿主体33に、凹部33aの側面部と囲壁部
33dとの間の溝33e及び凹部33aの側面部間の溝
33bに嵌合するように装着され、外周面を囲壁部33
dの内周面に接着剤により固着している。なお、断熱板
34は、製氷皿32が離氷時にひねられることによる破
損を防止するために、4分割されている。このような製
氷皿32にあって、凹部33aの底面部は断熱板34か
ら露出されているので、製氷皿32の側面部,すなわち
各凹部33aの側面部の熱伝導性は底面部のそれよりも
低くなる。このように構成しても前記一実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動製氷装
置によれば、製氷皿の側面部の熱伝導性が底面部のそれ
よりも低くなっており、且つ製氷皿の上面部がカバーに
より覆われ、しかも製氷時には製氷皿内の水がカバーの
ヒータにより水面側から加熱された状態になるので、製
氷皿に貯留された水が確実に底面側から上方に向って順
に凍るようにすることができ、気泡のない透明な氷を良
好に作ることができる。その上、カバーと製氷皿との間
には空間が形成されていて、製氷完了後、製氷皿はカバ
ーに邪魔されることなく上下反転して氷を離し落とすこ
とができるという優れた効果を奏するものである。
置によれば、製氷皿の側面部の熱伝導性が底面部のそれ
よりも低くなっており、且つ製氷皿の上面部がカバーに
より覆われ、しかも製氷時には製氷皿内の水がカバーの
ヒータにより水面側から加熱された状態になるので、製
氷皿に貯留された水が確実に底面側から上方に向って順
に凍るようにすることができ、気泡のない透明な氷を良
好に作ることができる。その上、カバーと製氷皿との間
には空間が形成されていて、製氷完了後、製氷皿はカバ
ーに邪魔されることなく上下反転して氷を離し落とすこ
とができるという優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の一実施例を示す製氷皿部分の拡大縦断
正面図
正面図
【図2】製氷装置を一部断面にして示す平面図
【図3】一部除去して示す冷蔵庫の縦断側面図
【図4】制御回路構成を示すブロック図
【図5】本発明の他の実施例を示す製氷皿の縦断正面図
【図6】底面図
4は製氷皿、7は製氷装置、8は機体、10はモータ、
13は駆動機構、14は製氷皿、16は給水装置、21
は温度センサ、22は冷気通路、23はカバー、24は
ヒータ、32は製氷皿、33は皿主体、34は断熱板で
ある。
13は駆動機構、14は製氷皿、16は給水装置、21
は温度センサ、22は冷気通路、23はカバー、24は
ヒータ、32は製氷皿、33は皿主体、34は断熱板で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 水を貯留した製氷皿を下側から冷却して
製氷し、製氷後に製氷皿を上下反転させることにより離
氷させるようにしたものにおいて、 前記製氷皿の側面部の熱伝導性が底面部のそれよりも低
くなるように構成すると共に、 ヒータを備えたカバーを、前記製氷皿の上面部を覆うよ
うに、且つ製氷皿との間に該製氷皿の上下反転を許容す
る空間が形成されるように配設 したことを特徴とする自
動製氷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306955A JP2544070B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 自動製氷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306955A JP2544070B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 自動製氷装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1299214A Division JP2557535B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 自動製氷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240544A JPH05240544A (ja) | 1993-09-17 |
JP2544070B2 true JP2544070B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=17963287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4306955A Expired - Fee Related JP2544070B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 自動製氷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544070B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110895067A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-03-20 | 广州科勒尔制冷设备有限公司 | 冰模、制冰机 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0213961U (ja) * | 1988-07-11 | 1990-01-29 | ||
JPH02130366A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-18 | Tokumi Satake | 製氷容器 |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP4306955A patent/JP2544070B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05240544A (ja) | 1993-09-17 |
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