JP2543993Y2 - 両軸受型リール - Google Patents
両軸受型リールInfo
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- JP2543993Y2 JP2543993Y2 JP1990081652U JP8165290U JP2543993Y2 JP 2543993 Y2 JP2543993 Y2 JP 2543993Y2 JP 1990081652 U JP1990081652 U JP 1990081652U JP 8165290 U JP8165290 U JP 8165290U JP 2543993 Y2 JP2543993 Y2 JP 2543993Y2
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Description
本考案は両軸受型リールに関し、特にスプールの着脱
が容易に実行できるスプール着脱機構を備えた両軸受型
リールに関する。
が容易に実行できるスプール着脱機構を備えた両軸受型
リールに関する。
従来の両軸受型リールにおいて、釣糸の種類に応じて
スプールを交換すること、並びにバックラッシュ等によ
り釣糸が絡んだ場合にスプールを取り外してそれを修正
することが行われていた。従って、スプール着脱が可能
な両軸受型リールが種々提案されている。 従来のスプール着脱機構を有する両軸受型リールの一
例として、実開平2−81172号公報に記載されている考
案では、側板にスプールの外径より大径でスプールの軸
心方向に貫通するスプール挿通口が形成され、挿通口に
軸受体を挿脱可能に設けている。軸受体の着脱のため
に、挿通口に係合突起を設け、軸受体に移動阻止片を設
け両者の係合により軸受体の軸方向の移動が阻止された
状態で挿通口に軸受体が固定される。軸受体には係合突
起を案内する環状溝が形成されると共に、環状溝に連通
して複数の受入れ凹部が形成されている。受入れ凹部と
係合突起を位置合わせした後に軸受体を回転させると、
移動阻止片と係合突起が係合して軸受体の軸方向位置が
固定される。また軸受体の回転を阻止するために、軸受
体に起伏可能に摘み体を支持し、側板に回転阻止孔を形
成し、摘み体が倒伏したとき摘み体の先端の回止め突起
が回転阻止孔に係合することで軸受体の回転が阻止さ
れ、軸受体は周方向に対しても固定される。ここで軸受
体を閉塞状態に保持する係合突起や受入れ凹部と、軸受
体の回動を阻止するための摘み体や回転阻止孔とは、互
いに独立して設けられており、また軸受体の回動を阻止
する摘み体は、軸受体の外面に起伏自在に設けられてい
る。
スプールを交換すること、並びにバックラッシュ等によ
り釣糸が絡んだ場合にスプールを取り外してそれを修正
することが行われていた。従って、スプール着脱が可能
な両軸受型リールが種々提案されている。 従来のスプール着脱機構を有する両軸受型リールの一
例として、実開平2−81172号公報に記載されている考
案では、側板にスプールの外径より大径でスプールの軸
心方向に貫通するスプール挿通口が形成され、挿通口に
軸受体を挿脱可能に設けている。軸受体の着脱のため
に、挿通口に係合突起を設け、軸受体に移動阻止片を設
け両者の係合により軸受体の軸方向の移動が阻止された
状態で挿通口に軸受体が固定される。軸受体には係合突
起を案内する環状溝が形成されると共に、環状溝に連通
して複数の受入れ凹部が形成されている。受入れ凹部と
係合突起を位置合わせした後に軸受体を回転させると、
移動阻止片と係合突起が係合して軸受体の軸方向位置が
固定される。また軸受体の回転を阻止するために、軸受
体に起伏可能に摘み体を支持し、側板に回転阻止孔を形
成し、摘み体が倒伏したとき摘み体の先端の回止め突起
が回転阻止孔に係合することで軸受体の回転が阻止さ
れ、軸受体は周方向に対しても固定される。ここで軸受
体を閉塞状態に保持する係合突起や受入れ凹部と、軸受
体の回動を阻止するための摘み体や回転阻止孔とは、互
いに独立して設けられており、また軸受体の回動を阻止
する摘み体は、軸受体の外面に起伏自在に設けられてい
る。
該公報記載の両軸受型リールによると、軸受体を閉塞
状態に保持する係合突起や受入れ凹部と、軸受体の回動
を阻止するための摘み体や回転阻止孔とは、互いに独立
して設けられているために、係合箇所が多く、魚釣中に
釣糸が引っかかりやすく、糸切れの原因となりやすい。
また魚釣中に被服や手が摘み体にひっかかり、摘み体が
破損したり、起立する可能性があり、摘み体が不意に起
立すれば軸受体も回動して軸受体がスプール挿通口から
離脱する可能性があり、その結果スプールがずれて釣糸
巻取、繰り出し動作が不可能となるおそれがある。また
回動阻止孔がスプール挿通口付近の側板の外面に形成さ
れているために、回動阻止孔内に塵や砂が入りやすく、
すると摘み体が回動阻止孔に係合不能となり回動阻止に
支障を来すこととなる。更に、摘み体が意味するよう
に、軸受体の着脱のための軸受体の回動操作は、軸受体
に起伏自在に螺着された摘み体を起立させ、それを把持
しながら回動させることによってなされるため、このよ
うな操作により摘み体に負荷がかかり、摘み体を破損す
る可能性がある。 そこで本考案は、スプールの交換や糸絡み修正のため
のスプールの取り外しが容易に成し得、魚釣中の糸切れ
やスプールの不意のズレ落ちがなく、構成が簡単で部品
の破損の可能性がきわめて少ない両軸受型リールを提供
することを目的とする。
状態に保持する係合突起や受入れ凹部と、軸受体の回動
を阻止するための摘み体や回転阻止孔とは、互いに独立
して設けられているために、係合箇所が多く、魚釣中に
釣糸が引っかかりやすく、糸切れの原因となりやすい。
また魚釣中に被服や手が摘み体にひっかかり、摘み体が
破損したり、起立する可能性があり、摘み体が不意に起
立すれば軸受体も回動して軸受体がスプール挿通口から
離脱する可能性があり、その結果スプールがずれて釣糸
巻取、繰り出し動作が不可能となるおそれがある。また
回動阻止孔がスプール挿通口付近の側板の外面に形成さ
れているために、回動阻止孔内に塵や砂が入りやすく、
すると摘み体が回動阻止孔に係合不能となり回動阻止に
支障を来すこととなる。更に、摘み体が意味するよう
に、軸受体の着脱のための軸受体の回動操作は、軸受体
に起伏自在に螺着された摘み体を起立させ、それを把持
しながら回動させることによってなされるため、このよ
うな操作により摘み体に負荷がかかり、摘み体を破損す
る可能性がある。 そこで本考案は、スプールの交換や糸絡み修正のため
のスプールの取り外しが容易に成し得、魚釣中の糸切れ
やスプールの不意のズレ落ちがなく、構成が簡単で部品
の破損の可能性がきわめて少ない両軸受型リールを提供
することを目的とする。
本考案はかかる目的を達成するため、ハンドル2側の
側板1aと反ハンドル側の側板1bとを支持軸15により所定
の間隔をあけて支持してなるリール本体1と、リール本
体1内に回転可能に設けられたスプール7と、該ハンド
ル側の側板1aに装着されたスプール回転機構を覆う第1
サイドカバー3と、該反ハンドル側の側板1bの側面を覆
う第2サイドカバー5とを有し、該反ハンドル側の側板
1bと該第2サイドカバー5には該スプール7の外径より
大径のスプール挿通口1c、5aがそれぞれ形成され、該第
2サイドカバー5のスプール挿通口5aを閉塞可能に円盤
状のキャップユニット9,9Aが設けられ、該スプール7は
該ハンドル側の側板1aと該キャップユニット9,9Aとの間
に回転可能に支承された両軸受型リールにおいて、該キ
ャップユニット9にはレバー8と爪部10cが設けられ、
該レバー8は該キャップユニット9の外側から操作可能
にかつ該キャップユニット9の主要面内においてキャッ
プユニット9の半径方向に摺動可能に支承されると共に
弾性付勢されてその先端が該キャップユニットの外周面
から突出可能な先端係合部8cを有し、該爪部10cは該キ
ャップユニット9の内側にかつ該キャップユニットの外
周縁部付近に設けられ、該第2サイドカバー5のスプー
ル挿通口1cの内周面には環状凸部5bが設けられ、該レバ
ー8がキャップユニット9の半径方向の最内方に移動し
たときは該レバー8の先端係合部8cの先端面は該環状凸
部の内周面の半径よりも半径方向内方に位置可能であ
り、該環状凸部5bの周方向の一部には、該キャップユニ
ット9が第1の回動位置にあるときに該レバー8の先端
係合部8c及び該爪部10cとそれぞれ係合して該キャップ
ユニット9を該スプール挿通口1cに固定すると共に該キ
ャップユニット9の回動を規制する凹形状の保持部5e、
5fが設けられ、該環状凸部5bの周方向の他の部分には該
キャップユニット9が第2の回動位置にあるときに該先
端係合部8cと該爪部10cとにそれぞれ整合して該キャッ
プユニット9を該スプール挿通口から離脱可能とする切
欠部5c、5dが形成されている両軸受リールを提供してい
る。 本考案は更に、ハンドル側2の側板と反ハンドル側の
側板とを支持軸により所定の間隔をあけて支持してなる
リール本体と、リール本体内に回転可能に設けられたス
プールと、該ハンドル側の側板に装着されたスプール回
転機構を覆う第1サイドカバーと、該反ハンドル側の側
板の側面を覆う第2サイドカバーとを有し、該反ハンド
ル側の側板と該第2サイドカバーには該スプールの外径
より大径のスプール挿通口がそれぞれ形成され、該第2
サイドカバーのスプール挿通口を閉塞可能に円盤状のキ
ャップユニットが設けられ、該スプールは該ハンドル側
の側板と該キャップユニットとの間に回転可能に支承さ
れた両軸受型リールにおいて、該キャップユニット9Aに
は一対のレバー8、8A、が設けられ、それぞれの該一対
のレバー8,8Aは該キャップユニット9Aの外側から操作可
能にかつ該キャップユニット9Aの主要面内においてキャ
ップユニット9Aの半径方向に摺動可能に支承されると共
に弾性付勢されてその先端が該キャップユニット9Aの外
周面から突出可能な先端係合部を有し、該第2サイドカ
バーのスプール挿通口5aの内周面には環状凸部5bが設け
られ、、該一対のレバー8,8Aがキャップユニット9Aの半
径方向の最内方に移動したときは該一対のレバー8,8Aの
それぞれの先端係合部の先端面は該環状凸部5bの内周面
の半径よりも半径方向内方に位置可能であり、該環状凸
部5bの周方向の一部には、該先端係合部が係合可能な一
対の凹形状の保持部5e、5fが形成され、該先端係合部の
先端面が該保持部に整合したときに該先端係合部が弾性
付勢力により該保持部に係合して該キャップユニット9A
を該スプール挿通口5aに固定すると共に該キャップユニ
ットの回動を規制する両軸受リールを提供している。
側板1aと反ハンドル側の側板1bとを支持軸15により所定
の間隔をあけて支持してなるリール本体1と、リール本
体1内に回転可能に設けられたスプール7と、該ハンド
ル側の側板1aに装着されたスプール回転機構を覆う第1
サイドカバー3と、該反ハンドル側の側板1bの側面を覆
う第2サイドカバー5とを有し、該反ハンドル側の側板
1bと該第2サイドカバー5には該スプール7の外径より
大径のスプール挿通口1c、5aがそれぞれ形成され、該第
2サイドカバー5のスプール挿通口5aを閉塞可能に円盤
状のキャップユニット9,9Aが設けられ、該スプール7は
該ハンドル側の側板1aと該キャップユニット9,9Aとの間
に回転可能に支承された両軸受型リールにおいて、該キ
ャップユニット9にはレバー8と爪部10cが設けられ、
該レバー8は該キャップユニット9の外側から操作可能
にかつ該キャップユニット9の主要面内においてキャッ
プユニット9の半径方向に摺動可能に支承されると共に
弾性付勢されてその先端が該キャップユニットの外周面
から突出可能な先端係合部8cを有し、該爪部10cは該キ
ャップユニット9の内側にかつ該キャップユニットの外
周縁部付近に設けられ、該第2サイドカバー5のスプー
ル挿通口1cの内周面には環状凸部5bが設けられ、該レバ
ー8がキャップユニット9の半径方向の最内方に移動し
たときは該レバー8の先端係合部8cの先端面は該環状凸
部の内周面の半径よりも半径方向内方に位置可能であ
り、該環状凸部5bの周方向の一部には、該キャップユニ
ット9が第1の回動位置にあるときに該レバー8の先端
係合部8c及び該爪部10cとそれぞれ係合して該キャップ
ユニット9を該スプール挿通口1cに固定すると共に該キ
ャップユニット9の回動を規制する凹形状の保持部5e、
5fが設けられ、該環状凸部5bの周方向の他の部分には該
キャップユニット9が第2の回動位置にあるときに該先
端係合部8cと該爪部10cとにそれぞれ整合して該キャッ
プユニット9を該スプール挿通口から離脱可能とする切
欠部5c、5dが形成されている両軸受リールを提供してい
る。 本考案は更に、ハンドル側2の側板と反ハンドル側の
側板とを支持軸により所定の間隔をあけて支持してなる
リール本体と、リール本体内に回転可能に設けられたス
プールと、該ハンドル側の側板に装着されたスプール回
転機構を覆う第1サイドカバーと、該反ハンドル側の側
板の側面を覆う第2サイドカバーとを有し、該反ハンド
ル側の側板と該第2サイドカバーには該スプールの外径
より大径のスプール挿通口がそれぞれ形成され、該第2
サイドカバーのスプール挿通口を閉塞可能に円盤状のキ
ャップユニットが設けられ、該スプールは該ハンドル側
の側板と該キャップユニットとの間に回転可能に支承さ
れた両軸受型リールにおいて、該キャップユニット9Aに
は一対のレバー8、8A、が設けられ、それぞれの該一対
のレバー8,8Aは該キャップユニット9Aの外側から操作可
能にかつ該キャップユニット9Aの主要面内においてキャ
ップユニット9Aの半径方向に摺動可能に支承されると共
に弾性付勢されてその先端が該キャップユニット9Aの外
周面から突出可能な先端係合部を有し、該第2サイドカ
バーのスプール挿通口5aの内周面には環状凸部5bが設け
られ、、該一対のレバー8,8Aがキャップユニット9Aの半
径方向の最内方に移動したときは該一対のレバー8,8Aの
それぞれの先端係合部の先端面は該環状凸部5bの内周面
の半径よりも半径方向内方に位置可能であり、該環状凸
部5bの周方向の一部には、該先端係合部が係合可能な一
対の凹形状の保持部5e、5fが形成され、該先端係合部の
先端面が該保持部に整合したときに該先端係合部が弾性
付勢力により該保持部に係合して該キャップユニット9A
を該スプール挿通口5aに固定すると共に該キャップユニ
ットの回動を規制する両軸受リールを提供している。
請求項1記載の両軸受型リールでは、キャップユニッ
トが第2サイドカバーのスプール挿通口から取り外され
ると、該挿通口の内径がスプール外径より大きいのでス
プールは該挿通口から容易にリール本体外に抜き取るこ
とが可能であり、新たなスプールの装着も簡単に行うこ
とができる。ここでキャップユニットがスプール挿通口
に装着されている状態では、レバーの先端係合部が付勢
力によりキャップユニットの外周面から突出して環状凸
部の保持部と係合し、また爪部も環状凸部の他の保持部
と係合している。従ってキャップユニットは第2サイド
カバーに対してスプールの軸方向に移動不能かつ回動不
能となる。 キャップユニットを第2サイドカバーから取り外すと
きは、付勢力に抗してレバーの先端係合部をスプールの
半径方向内方に移動させ、先端係合部と保持部との係合
を解除する。次にキャップユニットを所定角度回動さ
せ、先端係合部を切欠部の位置に整合させればよい。こ
のように、レバーのスライド操作とキャップユニットの
所定角度の回転動作によりキャップユニットは簡単に第
2サイドカバーに対して着脱することができ、スプール
の取り外しやそのチェックが簡単に成し得る。 また請求項2記載の両軸受型リールでは、キャップユ
ニットをスプール挿通口に位置合わせした状態で一対の
レバーをキャップユニットの半径方向内方に摺動操作す
ると、それぞれの先端係合部の先端面は環状凸部の内周
面より半径方向内方に位置する。それぞれのレバーの先
端係合部がそれぞれの保持部に整合していない場合に
は、先端係合部の先端面は弾性付勢力により環状凸部の
内周面を押圧しているのみである。この状態でキャップ
ユニットを回動させそれぞれのレバーの先端係合部の先
端面が保持部の位置に到達すると、保持部の凹形状と弾
性付勢力により先端係合部が半径方向外方に移動可能と
なり保持部と係合する。従ってキャップユニットはスプ
ールの軸方向に移動不能かつ回動不能に第2サイドカバ
ーに固定される。
トが第2サイドカバーのスプール挿通口から取り外され
ると、該挿通口の内径がスプール外径より大きいのでス
プールは該挿通口から容易にリール本体外に抜き取るこ
とが可能であり、新たなスプールの装着も簡単に行うこ
とができる。ここでキャップユニットがスプール挿通口
に装着されている状態では、レバーの先端係合部が付勢
力によりキャップユニットの外周面から突出して環状凸
部の保持部と係合し、また爪部も環状凸部の他の保持部
と係合している。従ってキャップユニットは第2サイド
カバーに対してスプールの軸方向に移動不能かつ回動不
能となる。 キャップユニットを第2サイドカバーから取り外すと
きは、付勢力に抗してレバーの先端係合部をスプールの
半径方向内方に移動させ、先端係合部と保持部との係合
を解除する。次にキャップユニットを所定角度回動さ
せ、先端係合部を切欠部の位置に整合させればよい。こ
のように、レバーのスライド操作とキャップユニットの
所定角度の回転動作によりキャップユニットは簡単に第
2サイドカバーに対して着脱することができ、スプール
の取り外しやそのチェックが簡単に成し得る。 また請求項2記載の両軸受型リールでは、キャップユ
ニットをスプール挿通口に位置合わせした状態で一対の
レバーをキャップユニットの半径方向内方に摺動操作す
ると、それぞれの先端係合部の先端面は環状凸部の内周
面より半径方向内方に位置する。それぞれのレバーの先
端係合部がそれぞれの保持部に整合していない場合に
は、先端係合部の先端面は弾性付勢力により環状凸部の
内周面を押圧しているのみである。この状態でキャップ
ユニットを回動させそれぞれのレバーの先端係合部の先
端面が保持部の位置に到達すると、保持部の凹形状と弾
性付勢力により先端係合部が半径方向外方に移動可能と
なり保持部と係合する。従ってキャップユニットはスプ
ールの軸方向に移動不能かつ回動不能に第2サイドカバ
ーに固定される。
本考案における両軸受型リールの第1実施例について
第1図乃至第4図に基づき説明する。 第1図において両軸受リール本体1は、支持軸15によ
り所定の間隔をあけて支持された側板1a、1bを有し、ハ
ンドル2側に位置する側板1aには第1サイドカバー3が
ネジ4等で固着され、他方の側板1bには第2サイドカバ
ー5がネジ6等で固着されている。またスプール7がリ
ール本体1内に回転可能に支承され、スプール軸7aのハ
ンドル側の一端部は図示せぬ公知の歯車伝達機構(スプ
ール回転機構)が取り付けられ、ハンドルの回転力をス
プール7に伝達するよう構成されている。図から明かな
ように、第2サイドカバー5の主要面は側板1bと平行に
延びている。第1図、第2図に示されるように、側板1b
には、スプール7に対向する位置で、スプール7の外径
より大きな内径を有するスプール挿通口1cが形成されて
おり、同様に第2サイドカバー5には、スプール7に対
向する位置で、スプール7の外径より大きな内径を有す
るスプール挿通口5aが形成されている。この挿通口5aに
はスプール半径方向において内方に突出する環状凸部5b
が突設されている。この環状凸部5bは完全なリング状を
成してはおらず、一部に第1切欠5c、第2切欠5dが形成
されている。また第2図に示されるように、第1切欠部
5cから時計方向に所定の円周方向距離を隔てて環状凸部
5bの一部に凹形状の第1保持部5eが形成され、第2切欠
5dに隣接して第2保持部5fが形成されている(第2図に
おけるハッチグ部分)。第3図及び第7図に示されるよ
うに、保持部5e、5fは環状凸部に凹部を形成して設けら
れるので、保持部5e、5f以外の環状凸部5bのスプール軸
方向の厚さは、保持部5e、5fの厚さより大きい。第1切
欠部5cから第1保持部5eに至る環状凸部5bの半径方向内
方側には該第1切欠部5cから第1保持部5eに向って徐々
に半径方向内方への突出量を増していく傾斜ガイド部5g
が形成されている。 第3図ではリール本体1から分解されたスプール7及
びスプール軸7aと、レバー8を備えたキャップユニット
9が示されている。このキャップユニット9は外キャッ
プ10とそれに固定された内キャップ11とを有し、圧縮バ
ネ13を介装している。圧縮バネ13はスプールの半径方向
に延設配置されて後述するようにレバー8をスプール半
径方向外方に付勢するように構成されている。 外キャップ10は、レバー8のスプール半径方向の移動
を案内する第1ガイド部10aと、前記環状凸部5bに当接
可能な当接部10bと、第2保持部5fと係合可能な爪部10c
とを有する。第1図、第3図から明らかなように、爪部
10cは外キャップ10の内側にかつその外周縁部付近に設
けられている。外キャップ10の内壁面と該内壁面に対向
する爪部10cの壁面間の距離は、保持部5fを除く環状凸
部5bのスプール軸方向厚さより小さく、また保持部5fに
嵌入し得る距離である。また内キャップ11の外キャップ
10と対向する面には、レバー8の移動を案内する第2ガ
イド部11aが凹設形成されており内キャップの他面側は
スプール7と対向している。 レバー8は外キャップ10の第1ガイド部10aに対して
摺接する第1摺接部8aと、内キャップ11の第2ガイド部
11aに対して摺接する第2摺接部8bと、前記環状凸部5b
と摺接しかつ前記第1保持部5eと係合可能な先端係合部
8cと、圧縮バネ13の一端を受ける受け部8dとを有する。
第3図に示されるように、先端係合部8cの先端部は中央
に凹部が形成されており、凹部のスプール軸方向の幅
は、保持部5eとは係合可能であるが、保持部5e以外の環
状凸部5bとは係合不能な幅に設定されている。また圧縮
バネ13の付勢力に抗して、レバー8がキャップユニット
9の半径方向最内方に移動したときは、レバー8の先端
係合部8cの先端面は、環状凸部5bの内径よりも半径方向
内方に位置可能に構成されている。従って先端係合部8c
の先端面は、傾斜ガイド部5gや環状凸部5bの内周面に当
接摺動可能であり、また先端係合部8cの先端面が保持部
5eに整合するまで(第1の回動位置まで)キャップユニ
ット9を回動したときは、先端係合部8cは圧縮バネ13の
付勢力により保持部5eに嵌入可能となる。また外キャッ
プ10の円周方向でみたとき、爪部10cの長さは第2切欠5
dの長さと同じか小さく形成されまた第2保持部5fの長
さと同じが小さく形成されている。更に、先端係合部8c
の長さは係合部5eの長さと同じが小さく形成されてい
る。従って、環状凸部5bと当接部10bとの当接と、第1
保持部5eと先端係合部8cとの係合、並びに第2保持部と
爪部10cとの係合により、キャップユニット9は第2サ
イドカバー5に対して非回転にかつ抜け止め不能に保持
されることになる。 以上の構成において、スプール7を交換する場合に、
まずレバー8を圧縮バネ13の付勢力に抗してスプール半
径方向内方に移動させると、先端係合部8cと第1保持部
5eとの係合が解除される。次にキャップユニット9を所
定角度回転すると先端係合部8cは環状凸部5bの内端面上
を摺動し、先端係合部8cの先端面は、第1切欠部5cに位
置し、外キャップ10の爪部10cは第2切欠部5dに位置す
ることとなる(第2回動位置)。従って、キャップユニ
ット9は第2サイドカバー5から取り外すことができ
る。そしてスプール7をスプール挿通口5a、1cから抜き
出し新たなスプールをリール本体1内に装着する。 スプール装着後キャップユニット9を第2サイドカバ
ー5に取り付ける場合には、上述した操作と逆の操作を
行えば良い。ここで、レバー8の先端係合部8cと第1切
欠部5cとを位置合わせし、外キャップ10の爪部10cと第
2切欠部5dとを位置合わせした後に、キャップユニット
9を所定角度前記取り外し操作とは反対方向に回転させ
るのであるが、この際にレバー8の先端係合部8cは環状
凸部5bに形成されている傾斜ガイド部5gにより、圧縮バ
ネ13の弾発力に抗して徐々にスプール半径方向内方に移
動されるので、レバー8を指先にてスライドさせる必要
はない。キャップユニット9が所定角度回転すると、先
端係合部8cは第1保持部5eに到着し、圧縮バネ13の弾発
力によって、レバー8はスプール7の半径方向外方に付
勢されて第1保持部5eと係合するとともに爪部5cも第2
保持部5fと係合する。従って、当接部10bと環状凸部5b
との当接と、先端係合部8cと環状凸部5bとの当接により
キャップユニットのスプール軸方向に関する移動が規制
されることとなり、即ちキャップユニットは離脱不能に
スプール挿通口に保持される。更に、先端係合部8c、爪
部10cと、第1、第2保持部5e、5fとのそれぞれの係合
により、キャップユニット9の回転方向に関する移動が
規制される。 第5図乃至第6図は本考案による両軸受型リールの第
2実施例である。この実施例では第1実施例における外
キャップ10の爪部10cにかえて、第2のレバー8Aを該爪
部相当位置にスライド可能に設け、第2保持部5fとの係
合をなすものである。そのために第2レバー8Aは第1実
施例におけるレバー8と同様な構成を有しそれと対称的
に位置されている。更に第2の圧縮バネ13Aを設けて第
2レバー8Aをスプール半径方向外方に付勢している。一
対のレバー8,8Aがキャップユニット9Aの半径方向の最内
方に移動したときは、一対のレバー8,8Aのそれぞれの先
端係合部の先端面は該環状凸部5bの内周面の半径よりも
半径方向内方に位置可能であり、環状凸部5bの周方向の
一部には、該一対のレバー8,8Aがキャップユニット9Aの
半径方向外方に移動したときに該一対のレバーの先端係
合部とそれぞれ係合して該キャップユニット9Aを該スプ
ール挿通口5aに固定すると共に該キャップユニット9Aの
回動を規制する凹形状の保持部5e、5fが設けられてい
る。第1の実施例と同様に、それぞれの先端係合部の先
端面には凹部が形成されており、凹部の幅は、凹形状の
保持部5e、5fのスプール軸方向厚さと同じがそれより大
きく形成され、保持部以外の環状凸部5bの厚さよりは小
さく形成されている。従って、先端係合部の先端面が保
持部5e、5fに整合したときのみ、レバー8、8Aが半径方
向外方に移動可能となり、その先端係合部がそれぞれの
保持部に嵌入可能となる。したがって第2実施例では第
1第2レバー8、8Aと、第1、第2保持部5e、5fとの係
合によりキャップユニット9Aは第2サイドカバー5に対
し非回転かつ軸方向の移動が阻止された状態にて固定さ
れることとなる。またキャップユニット9Aを取り外す場
合には両方のレバー8、8Aを圧縮バネ13、13Aの弾発力
に抗してスプール半径方向内方に移動させ、第1第2保
持部5e5fとの係合を解除させれば良く、したがって、第
2実施例では、第1実施例における傾斜ガイド部5g(第
2図)は必要ない。いずれの実施例においても、キャッ
プユニットの着脱時には、キャップユニットとレバーは
第2サイドカバーに対して共にその主要面内でのみ移動
可能である。
第1図乃至第4図に基づき説明する。 第1図において両軸受リール本体1は、支持軸15によ
り所定の間隔をあけて支持された側板1a、1bを有し、ハ
ンドル2側に位置する側板1aには第1サイドカバー3が
ネジ4等で固着され、他方の側板1bには第2サイドカバ
ー5がネジ6等で固着されている。またスプール7がリ
ール本体1内に回転可能に支承され、スプール軸7aのハ
ンドル側の一端部は図示せぬ公知の歯車伝達機構(スプ
ール回転機構)が取り付けられ、ハンドルの回転力をス
プール7に伝達するよう構成されている。図から明かな
ように、第2サイドカバー5の主要面は側板1bと平行に
延びている。第1図、第2図に示されるように、側板1b
には、スプール7に対向する位置で、スプール7の外径
より大きな内径を有するスプール挿通口1cが形成されて
おり、同様に第2サイドカバー5には、スプール7に対
向する位置で、スプール7の外径より大きな内径を有す
るスプール挿通口5aが形成されている。この挿通口5aに
はスプール半径方向において内方に突出する環状凸部5b
が突設されている。この環状凸部5bは完全なリング状を
成してはおらず、一部に第1切欠5c、第2切欠5dが形成
されている。また第2図に示されるように、第1切欠部
5cから時計方向に所定の円周方向距離を隔てて環状凸部
5bの一部に凹形状の第1保持部5eが形成され、第2切欠
5dに隣接して第2保持部5fが形成されている(第2図に
おけるハッチグ部分)。第3図及び第7図に示されるよ
うに、保持部5e、5fは環状凸部に凹部を形成して設けら
れるので、保持部5e、5f以外の環状凸部5bのスプール軸
方向の厚さは、保持部5e、5fの厚さより大きい。第1切
欠部5cから第1保持部5eに至る環状凸部5bの半径方向内
方側には該第1切欠部5cから第1保持部5eに向って徐々
に半径方向内方への突出量を増していく傾斜ガイド部5g
が形成されている。 第3図ではリール本体1から分解されたスプール7及
びスプール軸7aと、レバー8を備えたキャップユニット
9が示されている。このキャップユニット9は外キャッ
プ10とそれに固定された内キャップ11とを有し、圧縮バ
ネ13を介装している。圧縮バネ13はスプールの半径方向
に延設配置されて後述するようにレバー8をスプール半
径方向外方に付勢するように構成されている。 外キャップ10は、レバー8のスプール半径方向の移動
を案内する第1ガイド部10aと、前記環状凸部5bに当接
可能な当接部10bと、第2保持部5fと係合可能な爪部10c
とを有する。第1図、第3図から明らかなように、爪部
10cは外キャップ10の内側にかつその外周縁部付近に設
けられている。外キャップ10の内壁面と該内壁面に対向
する爪部10cの壁面間の距離は、保持部5fを除く環状凸
部5bのスプール軸方向厚さより小さく、また保持部5fに
嵌入し得る距離である。また内キャップ11の外キャップ
10と対向する面には、レバー8の移動を案内する第2ガ
イド部11aが凹設形成されており内キャップの他面側は
スプール7と対向している。 レバー8は外キャップ10の第1ガイド部10aに対して
摺接する第1摺接部8aと、内キャップ11の第2ガイド部
11aに対して摺接する第2摺接部8bと、前記環状凸部5b
と摺接しかつ前記第1保持部5eと係合可能な先端係合部
8cと、圧縮バネ13の一端を受ける受け部8dとを有する。
第3図に示されるように、先端係合部8cの先端部は中央
に凹部が形成されており、凹部のスプール軸方向の幅
は、保持部5eとは係合可能であるが、保持部5e以外の環
状凸部5bとは係合不能な幅に設定されている。また圧縮
バネ13の付勢力に抗して、レバー8がキャップユニット
9の半径方向最内方に移動したときは、レバー8の先端
係合部8cの先端面は、環状凸部5bの内径よりも半径方向
内方に位置可能に構成されている。従って先端係合部8c
の先端面は、傾斜ガイド部5gや環状凸部5bの内周面に当
接摺動可能であり、また先端係合部8cの先端面が保持部
5eに整合するまで(第1の回動位置まで)キャップユニ
ット9を回動したときは、先端係合部8cは圧縮バネ13の
付勢力により保持部5eに嵌入可能となる。また外キャッ
プ10の円周方向でみたとき、爪部10cの長さは第2切欠5
dの長さと同じか小さく形成されまた第2保持部5fの長
さと同じが小さく形成されている。更に、先端係合部8c
の長さは係合部5eの長さと同じが小さく形成されてい
る。従って、環状凸部5bと当接部10bとの当接と、第1
保持部5eと先端係合部8cとの係合、並びに第2保持部と
爪部10cとの係合により、キャップユニット9は第2サ
イドカバー5に対して非回転にかつ抜け止め不能に保持
されることになる。 以上の構成において、スプール7を交換する場合に、
まずレバー8を圧縮バネ13の付勢力に抗してスプール半
径方向内方に移動させると、先端係合部8cと第1保持部
5eとの係合が解除される。次にキャップユニット9を所
定角度回転すると先端係合部8cは環状凸部5bの内端面上
を摺動し、先端係合部8cの先端面は、第1切欠部5cに位
置し、外キャップ10の爪部10cは第2切欠部5dに位置す
ることとなる(第2回動位置)。従って、キャップユニ
ット9は第2サイドカバー5から取り外すことができ
る。そしてスプール7をスプール挿通口5a、1cから抜き
出し新たなスプールをリール本体1内に装着する。 スプール装着後キャップユニット9を第2サイドカバ
ー5に取り付ける場合には、上述した操作と逆の操作を
行えば良い。ここで、レバー8の先端係合部8cと第1切
欠部5cとを位置合わせし、外キャップ10の爪部10cと第
2切欠部5dとを位置合わせした後に、キャップユニット
9を所定角度前記取り外し操作とは反対方向に回転させ
るのであるが、この際にレバー8の先端係合部8cは環状
凸部5bに形成されている傾斜ガイド部5gにより、圧縮バ
ネ13の弾発力に抗して徐々にスプール半径方向内方に移
動されるので、レバー8を指先にてスライドさせる必要
はない。キャップユニット9が所定角度回転すると、先
端係合部8cは第1保持部5eに到着し、圧縮バネ13の弾発
力によって、レバー8はスプール7の半径方向外方に付
勢されて第1保持部5eと係合するとともに爪部5cも第2
保持部5fと係合する。従って、当接部10bと環状凸部5b
との当接と、先端係合部8cと環状凸部5bとの当接により
キャップユニットのスプール軸方向に関する移動が規制
されることとなり、即ちキャップユニットは離脱不能に
スプール挿通口に保持される。更に、先端係合部8c、爪
部10cと、第1、第2保持部5e、5fとのそれぞれの係合
により、キャップユニット9の回転方向に関する移動が
規制される。 第5図乃至第6図は本考案による両軸受型リールの第
2実施例である。この実施例では第1実施例における外
キャップ10の爪部10cにかえて、第2のレバー8Aを該爪
部相当位置にスライド可能に設け、第2保持部5fとの係
合をなすものである。そのために第2レバー8Aは第1実
施例におけるレバー8と同様な構成を有しそれと対称的
に位置されている。更に第2の圧縮バネ13Aを設けて第
2レバー8Aをスプール半径方向外方に付勢している。一
対のレバー8,8Aがキャップユニット9Aの半径方向の最内
方に移動したときは、一対のレバー8,8Aのそれぞれの先
端係合部の先端面は該環状凸部5bの内周面の半径よりも
半径方向内方に位置可能であり、環状凸部5bの周方向の
一部には、該一対のレバー8,8Aがキャップユニット9Aの
半径方向外方に移動したときに該一対のレバーの先端係
合部とそれぞれ係合して該キャップユニット9Aを該スプ
ール挿通口5aに固定すると共に該キャップユニット9Aの
回動を規制する凹形状の保持部5e、5fが設けられてい
る。第1の実施例と同様に、それぞれの先端係合部の先
端面には凹部が形成されており、凹部の幅は、凹形状の
保持部5e、5fのスプール軸方向厚さと同じがそれより大
きく形成され、保持部以外の環状凸部5bの厚さよりは小
さく形成されている。従って、先端係合部の先端面が保
持部5e、5fに整合したときのみ、レバー8、8Aが半径方
向外方に移動可能となり、その先端係合部がそれぞれの
保持部に嵌入可能となる。したがって第2実施例では第
1第2レバー8、8Aと、第1、第2保持部5e、5fとの係
合によりキャップユニット9Aは第2サイドカバー5に対
し非回転かつ軸方向の移動が阻止された状態にて固定さ
れることとなる。またキャップユニット9Aを取り外す場
合には両方のレバー8、8Aを圧縮バネ13、13Aの弾発力
に抗してスプール半径方向内方に移動させ、第1第2保
持部5e5fとの係合を解除させれば良く、したがって、第
2実施例では、第1実施例における傾斜ガイド部5g(第
2図)は必要ない。いずれの実施例においても、キャッ
プユニットの着脱時には、キャップユニットとレバーは
第2サイドカバーに対して共にその主要面内でのみ移動
可能である。
上述したように、本考案による両軸受型リールによれ
ば、キャップユニットは簡単に第2サイドカバーに対し
て着脱が可能であり、第2サイドカバーにはスプールの
外径よりも大きな内径を有するスプール挿通口が形成さ
れているので、スプールの交換を容易に行うことができ
る。ここで、キャップユニットを第2サイドカバーに取
付けたとき、第2サイドカバーの環状凸部のうちの保持
部とレバーの先端係合部との係合により、キャップユニ
ットの回動が阻止できるので、構成が簡単となり、また
糸切れの問題や部品の破損を生じさせるような係合部分
が生じない。
ば、キャップユニットは簡単に第2サイドカバーに対し
て着脱が可能であり、第2サイドカバーにはスプールの
外径よりも大きな内径を有するスプール挿通口が形成さ
れているので、スプールの交換を容易に行うことができ
る。ここで、キャップユニットを第2サイドカバーに取
付けたとき、第2サイドカバーの環状凸部のうちの保持
部とレバーの先端係合部との係合により、キャップユニ
ットの回動が阻止できるので、構成が簡単となり、また
糸切れの問題や部品の破損を生じさせるような係合部分
が生じない。
第1図は、本考案第1実施例による両軸受型リールをし
た断面図; 第2図は本考案第1実施例の両軸受型リールの特に第2
サイドカバーを示した側面図; 第3図は本考案第1実施例による両軸受型リールのキャ
ップユニット並びにスプールを示した断面図; 第4図はキャップユニットが第2サイドカバーに取り付
けられた状態を示した本考案第1実施例による両軸受型
リールを示す側面図; 第5図は本考案第2実施例による両軸受型リールのスプ
ール着脱機構を示す部分断面図; 第6図は本考案第2実施例による両軸受型リールの特に
第2サイドカバーを示した側面図である。 第7図は、環状凸部の保持部付近を示す拡大斜視図であ
り、(A)は第1保持部を第2図の矢印Aから視た図で
あり、(B)は第2保持部を第2図の矢印Bから視た図
である。 図中符号の説明 1……リール本体 1a、1b……側板 1c……スプール挿通口 3……第1サイドカバー 5……第2サイドカバー 5a……スプール挿通口 5b……環状凸部 5c、5d……切欠部 5e、5f……保持部 7……スプール 8、8A……レバー 8c……先端係合部 9、9A……キャップユニット
た断面図; 第2図は本考案第1実施例の両軸受型リールの特に第2
サイドカバーを示した側面図; 第3図は本考案第1実施例による両軸受型リールのキャ
ップユニット並びにスプールを示した断面図; 第4図はキャップユニットが第2サイドカバーに取り付
けられた状態を示した本考案第1実施例による両軸受型
リールを示す側面図; 第5図は本考案第2実施例による両軸受型リールのスプ
ール着脱機構を示す部分断面図; 第6図は本考案第2実施例による両軸受型リールの特に
第2サイドカバーを示した側面図である。 第7図は、環状凸部の保持部付近を示す拡大斜視図であ
り、(A)は第1保持部を第2図の矢印Aから視た図で
あり、(B)は第2保持部を第2図の矢印Bから視た図
である。 図中符号の説明 1……リール本体 1a、1b……側板 1c……スプール挿通口 3……第1サイドカバー 5……第2サイドカバー 5a……スプール挿通口 5b……環状凸部 5c、5d……切欠部 5e、5f……保持部 7……スプール 8、8A……レバー 8c……先端係合部 9、9A……キャップユニット
Claims (2)
- 【請求項1】ハンドル側の側板と反ハンドル側の側板と
を支持軸により所定の間隔をあけて支持してなるリール
本体と、 リール本体内に回転可能に設けられたスプールと、 該ハンドル側の側板に装着されたスプール回転機構を覆
う第1サイドカバーと、 該反ハンドル側の側板の側面を覆う第2サイドカバーと
を有し、 該反ハンドル側の側板と該第2サイドカバーには該スプ
ールの外径より大径のスプール挿通口がそれぞれ形成さ
れ、 該第2サイドカバーのスプール挿通口を閉塞可能に円盤
状のキャップユニットが設けられ、 該スプールは該ハンドル側の側板と該キャップユニット
との間に回転可能に支承された両軸受型リールにおい
て、 該キャップユニットにはレバーと爪部が設けられ、該レ
バーは該キャップユニットの外側から操作可能にかつ該
キャップユニットの主要面内においてキャップユニット
の半径方向に摺動可能に支承されると共に弾性付勢され
てその先端が該キャップユニットの外周面から突出可能
な先端係合部を有し、該爪部は該キャップユニットの内
側にかつ該キャップユニットの外周縁部付近に設けら
れ、 該第2サイドカバーのスプール挿通口の内周面には環状
凸部が設けられ、該レバーがキャップユニットの半径方
向の最内方に移動したときは該レバーの先端係合部の先
端面は該環状凸部の内周面の半径よりも半径方向内方に
位置可能であり、該環状凸部の周方向の一部には、該キ
ャップユニットが第1の回動位置にあるときに該レバー
の先端係合部及び該爪部とそれぞれ係合して該キャップ
ユニットを該スプール挿通口に固定すると共に該キャッ
プユニットの回動を規制する凹形状の保持部が設けら
れ、該環状凸部の周方向の他の部分には該キャップユニ
ットが第2の回動位置にあるときに該先端係合部と該爪
部とにそれぞれ整合して該キャップユニットを該スプー
ル挿通口から離脱可能とする切欠部が形成されているこ
とを特徴とする両軸受リール。 - 【請求項2】ハンドル側の側板と反ハンドル側の側板と
を支持軸により所定の間隔をあけて支持してなるリール
本体と、 リール本体内に回転可能に設けられたスプールと、 該ハンドル側の側板に装着されたスプール回転機構を覆
う第1サイドカバーと、 該反ハンドル側の側板の側面を覆う第2サイドカバーと
を有し、 該反ハンドル側の側板と該第2サイドカバーには該スプ
ールの外径より大径のスプール挿通口がそれぞれ形成さ
れ、 該第2サイドカバーのスプール挿通口を閉塞可能に円盤
状のキャップユニットが設けられ、 該スプールは該ハンドル側の側板と該キャップユニット
との間に回転可能に支承された両軸受型リールにおい
て、 該キャップユニットには一対のレバーが設けられ、それ
ぞれの該一対のレバーは該キャップユニットの外側から
操作方向にかつ該キャップユニットの主要面内において
キャップユニットの半径方向に摺動可能に支承されると
共に弾性付勢されてその先端が該キャップユニットの外
周面から突出可能な先端係合部を有し、 該第2サイドカバーのスプール挿通口の内周面には環状
凸部が設けられ、該一対のレバーがキャップユニットの
半径方向の最内方に移動したときは該一対のレバーのそ
れぞれの先端係合部の先端面は該環状凸部の内周面の半
径よりも半径方向内方に位置可能であり、 該環状凸部の周方向の一部には、該先端係合部が係合可
能な一対の凹形状の保持部が形成され、該先端係合部の
先端面が該保持部に整合したときに該先端係合部が弾性
付勢力により該保持部に係合して該キャップユニットを
該スプール挿通口に固定すると共に該キャップユニット
の回動を規制することを特徴とする両軸受リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990081652U JP2543993Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 両軸受型リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990081652U JP2543993Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 両軸受型リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438267U JPH0438267U (ja) | 1992-03-31 |
JP2543993Y2 true JP2543993Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=31627780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990081652U Expired - Lifetime JP2543993Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 両軸受型リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543993Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2575446Y2 (ja) * | 1992-02-18 | 1998-06-25 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62181161U (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-17 | ||
JPS63122065U (ja) * | 1987-01-31 | 1988-08-08 | ||
JPH0620388Y2 (ja) * | 1988-12-09 | 1994-06-01 | 島野工業株式会社 | 両軸受けリール |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP1990081652U patent/JP2543993Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438267U (ja) | 1992-03-31 |
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