JP2543257Y2 - 電子機器用板金カバー - Google Patents

電子機器用板金カバー

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JP2543257Y2
JP2543257Y2 JP1991057985U JP5798591U JP2543257Y2 JP 2543257 Y2 JP2543257 Y2 JP 2543257Y2 JP 1991057985 U JP1991057985 U JP 1991057985U JP 5798591 U JP5798591 U JP 5798591U JP 2543257 Y2 JP2543257 Y2 JP 2543257Y2
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JP
Japan
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sheet metal
metal cover
bending
bent
electronic equipment
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信 森部
基 梅原
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金属板を折曲げて形成
される電子機器用板金カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器としては、その筐体が多
数の板金部品から構成されたものがある。筐体を構成す
る板金部品(以下、これを板金カバーという)は、断面
形状がコ字状,L字状等に折曲げ形成されたものが多く
使用されている。
【0003】そして、この種の板金カバーは、通常はこ
の板金カバーを使用して電子機器を組立てる工場とは別
の工場で製造されていた。すなわち、板金カバー類は板
金工場で最終形状となるように曲げ加工されて製造さ
れ、その形状を保ったまま、換言すれば略箱型の状態
で、組立工場へ輸送されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに最終形状に曲げ加工された板金カバーを板金工場か
ら組立工場へ輸送すると、板金カバーが略箱型に形成さ
れている関係から重量の割に体積が嵩んでしまい、一度
に運べる数量が少なくなってしまって輸送費に無駄が生
じる。また、輸送中に変形してしまうことも考えられ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る電子機器用
板金カバーは、折曲部に、折曲げ線に沿う凹溝を裏面に
凸部が形成されるように加圧成形法により形成すること
によって塑性変形可能部を設けたものである。
【0006】
【作用】本考案に係る電子機器用板金カバーは、凹溝部
分を中心にして折曲げると、比較的小さな力でしかも折
曲部分が直線になるように折曲げられる。このため、曲
げ加工機を使用せずに正確にしかも簡単に曲げ加工を行
なうことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に
よって詳細に説明する。図1は本考案に係る板金カバー
を示す斜視図、図2は本考案に係る板金カバーの曲げ加
工前の状態を示す斜視図、図3は本考案に係る板金カバ
ーの凹溝形成部を破断して示す断面図である。これらの
図において、1は電子機器(図示せず)の筐体の一部を
構成する板金カバーで、この板金カバー1は、平板状の
塩ビ鋼板等の鋼板からなり、主板1aの端部に側板1
b,1cが一体に設けられている。
【0008】前記側板1b,1cは、主板1aの端部を
直角に曲げ加工することによって形成されている。
【0009】2は前記板金カバー1における側板1b,
1cが折曲げられる部分に形成された凹溝で、この凹溝
2は、曲げ内側となる部位に図3に示すよう断面半円形
状に形成され、側板1b,1cの折曲げ線に沿うように
直線状に形成されている。
【0010】この凹溝2は、板金カバー1となる平板状
の鋼板をベンダー等によって加圧成形して形成される。
なお、図3において2aは凹溝2を加圧成形法で形成す
ることに起因して凹溝2とは反対側に形成された凸部で
ある。このように凹溝2を形成すると、凹溝2の底部と
なる部分は板金カバー1の他の部位より肉厚が薄くなる
ので、その部分が実質的に塑性変形可能部となる。
【0011】前記凹溝2の断面形状は、本実施例では、
板金カバー1の板厚の約2/3の半径をもつ半円形状と
した。また、凸部2aの高さ寸法は、板金カバー1の板
厚の約1/5とした。
【0012】次に、上述した板金カバー1を製造する手
順について説明する。板金カバー1は、板金工場で所定
寸法をもつ平板状に切断された後、側板1b,1cを折
曲げる部分に凹溝2が形成される。凹溝2が形成された
後の状態を図2に示す。そして、その状態で板金工場か
ら組立工場へ出荷される。
【0013】すなわち、組立工場へ輸送するには、平板
状の板金カバー1を多数枚重ねた状態で行われる。
【0014】そして、組立工場において図2中二点鎖線
で示すように凹溝2を中心として側板1b,1cを折曲
げ、最終形状に加工する。なお、折曲げるときには、凹
溝2が曲げ部分の内側となるように曲げ、凹溝2の底部
に設けられた塑性変形可能部を塑性変形させて行なう。
また、側板1b,1cの曲げ加工は、作業者が折曲部分
を手で持って行うか、あるいは、治具等を使用して行な
う。
【0015】したがって、凹溝2を中心にして折曲げる
と、比較的小さな力でしかも折曲部分が直線になるよう
に折曲げられるから、曲げ加工機を使用せずに曲げ加工
を正確にしかも簡単に行なうことができる。このため、
組立現場で容易に曲げ加工できるから、板金工場で曲げ
加工を行わずに済ますことができる。また、凹溝2を裏
側にして板金カバー1を折曲げるときには前記凸部2a
が板金カバー1の表側に露出して目印になる。したがっ
て、凹溝2を視認することができない状態でも前記凸部
2aに沿って折曲げを実施することにより、板金カバー
1を折曲げ線に沿って正確に折曲げることができる。
【0016】なお、本実施例では凹溝2を断面半円状に
形成した例を示したが、他の部分より肉厚の薄い塑性変
形可能部が設けられれば、どのような形状としても本実
施例と同等の効果が得られる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電子機
器用板金カバーは、折曲部に、折曲げ線に沿う凹溝を
面に凸部が形成されるように加圧成形法により成形する
ことによって塑性変形可能部を設けたため、凹溝部分を
中心にして折曲げると、比較的小さな力でしかも折曲部
分が直線になるように折曲げられる。このため、曲げ加
工機を使用せずに正確にしかも簡単に曲げ加工を行なう
ことができるから、板金工場では曲げ加工を行わずに組
立現場にて曲げ加工を行なうことができるようになる。
したがって、板金工場から組立工場へ板金カバーを輸送
するときには折曲部のない平板状態とすることができる
ので、効率よく輸送することができ、輸送費の無駄を省
くことができる。また、輸送途中で板金カバーが変形し
てしまうという不具合も解消することができる。また、
凹溝を裏側にして板金カバーを折曲げるときには前記凸
部が板金カバーの表側に露出して目印になる。したがっ
て、凹溝を視認することができない状態でも前記凸部に
沿って折曲げを実施することにより、板金カバーを折曲
げ線に沿って正確に折曲げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る板金カバーを示す斜視図である。
【図2】本考案に係る板金カバーの曲げ加工前の状態を
示す斜視図である。
【図3】本考案に係る板金カバーの凹溝形成部を破断し
て示す断面図である。
【符号の説明】
1 板金カバー 1a 主板 1b 側板 1c 側板 2 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−47079(JP,U) 実開 昭57−108375(JP,U) 実開 昭57−193630(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を折曲げて形成される電子機器用
    板金カバーにおいて、折曲部に、折曲げ線に沿う凹溝を
    裏面に凸部が形成されるように加圧成形法により形成す
    ることによって塑性変形可能部を設けたことを特徴とす
    る電子機器用板金カバー。
JP1991057985U 1991-06-28 1991-06-28 電子機器用板金カバー Expired - Fee Related JP2543257Y2 (ja)

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JPH054551U JPH054551U (ja) 1993-01-22
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