JP2543120Y2 - 荷押し車の把手 - Google Patents

荷押し車の把手

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JP2543120Y2
JP2543120Y2 JP4883193U JP4883193U JP2543120Y2 JP 2543120 Y2 JP2543120 Y2 JP 2543120Y2 JP 4883193 U JP4883193 U JP 4883193U JP 4883193 U JP4883193 U JP 4883193U JP 2543120 Y2 JP2543120 Y2 JP 2543120Y2
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JP
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handle
actuator
hole
grip
inner tube
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福栄 張
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福栄 張
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、荷押し車の把手に関
し、更に詳しくは、荷押し車の外管と内管のロックを外
せる回転式の把手に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】入れ子式
の把手は、旅行客の荷物の運搬用の種々な荷押し車に広
く使われている。荷物の運搬に、このような荷押し車を
用いるとき、使用者は、内管に固定された把手を引っ張
って、入れ子式の把手の内管を外管からロック位置に引
き寄せる。荷押し車を用いない場合、内管をロック位置
から外し、荷押し車を小型にするために外管内に押し込
む。
【0003】この内管をロック位置から外すための従来
の設計は、使用者がロックを外すためにロック手段を作
動させるのに、体を曲げて一方の手で操作レバーを押し
下げるか、あるいは、一方の手で荷押し車を持ちあげ
て、もう一方の手で操作レバーを押し下げるかの、いず
れかであった。従来のこの設計は、取り扱うのが難し
い。
【0004】従来のもうひとつの設計は、把手のまわり
にほぼ平行に操作バーを設けることである。操作バー
は、把手の長さにほぼ等しい。操作バーを、使用者の手
で把手の方へ強制的に動かすと、ロック手段が動作し、
内管のロックが外れる。しかし、このような従来の設計
は、把手を掴む人にとって、とりわけ手の分厚い人には
把手と操作バーの間のスペースが限られているから不便
である。
【0005】本考案の目的は、荷押し車の把手の内管と
外管のロックを外す回転式把手を提供することであり、
荷押し車の把手のロックを解除するのに、容易に簡単に
操作することができる回転式把手を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における荷押し車の把手は、荷押し車の入れ
子式把手の外管と内管のロックを外すことができる独自
の回転式把手を備えており、内管の一つに固定され、取
り付け穴を備えている把手の座と、該把手の座の取り付
け穴の中に回転式に支えられ、作動面を備え、第一の位
置と第二の位置の間で回転できる作動器と、該作動器に
固定され、把手の座に対して作動器を回転させるように
回転できるグリップと、前記作動器の作動面と強制的に
接触させられる被作動面を備え、作動器の第一の位置へ
の回転にしたがって、第三の位置へ移動して内管と外管
をロックするロック手段を働かせ、さらに作動器の第二
の位置への回転にしたがって第四の位置へ移動して内管
と外管のロック手段を解除する動作ブロックとからなる
ことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例および考案の作用】本考案の他の目的、利点、
新しい特長は、添付図面とともに説明する以下の詳細な
説明によって更に明らかになる。
【0008】図1は本考案の構成要素を示す分解斜視
図、図2は組み立てた状態の本考案を示す一部断面の正
面図、図3は内管が外管の中に形成されたロック穴と咬
み合った鋼鉄球によってロックされている状態を示す図
2のA−A断面図、図4は把手が回転し、ロック手段が
働いて図3に示したロック状態が解除される状態を示す
断面図である。
【0009】図1を参照されたい。この図は、本考案の
構成要素を示している。この把手は、最低一つの把手の
座11、取り付け穴111と穴112、ねじ113と、
半円状周囲を有し、ねじ穴141を備える上部グリップ
部材14と、同じく半円状周囲を有し、組み立て穴13
1を備える下部グリップ部材13と、作動面121とロ
ッド部122と組み立て穴123を備える作動器12
と、保護キャップ18と、取付ボルト15と、接続穴1
62と上部エッジ163をもつ被作動面161を備える
動作ブロック16とからなる。前記ねじ113は、把手
の座11の穴112に通して、ねじ穴101か内管10
と、ねじで咬みあわせることにより、把手の座11を内
管10に固定するのに用いる。前記接続穴162は、接
続ワイヤ17のフック171を通すことにより、動作ブ
ロック16を接続ワイヤ17と固定的に接続するのに用
いる。
【0010】次に、図2を参照されたい。この図は、こ
の把手を組み立てた状態を表わしている。作動器12
は、把手の座11の取り付け穴111の中で回転できる
よう支えられている。一方、そのロッド部122は、上
部グリップ部材14と下部グリップ部材13を組み立て
たとき、その2つの間の円形スペースに突き出してい
る。2つのグリップ部材は、それぞれ半円状を形成して
いる。そのため、組み立てると、使用者が手で握れる円
状のグリップ部を形成する。取付ボルト15は、下部グ
リップ部材13の組み立て穴131と、作動器12のロ
ッド部122の組み立て穴123を貫通し、上部グリッ
プ部材のねじ穴141とねじで咬み合って、下部グリッ
プ部材13,作動器12,上部グリップ部材14を固定
的に接続している。そのため、使用者が、グリップ部材
13と14で形成されるグリップ部を回すと、作動器1
2はそれに応じて回転する。保護キャップ18は、取り
付け穴111の左端に取り付けてある。
【0011】次に、図3を参照されたい。この図は、鋼
鉄球30と、外管40に形成されたロック穴41の固定
的咬み合いによって、外管40にロックされた内管10
を示している。鋼鉄球30の一部は、動作スリーブ20
に形成された穴22の中に支えられる。動作スリーブ2
0は、内管10の下端に形成された穴に挿通したピン2
31によって内管10と固定的に接続し、動作スリーブ
20の上部に形成される穴23と固定的に咬み合ってい
る。動作スリーブ20の凹み21に可動的に取り付けた
部分を備えるプランジャー24は、接続ワイヤ17のフ
ック173を、プランジャー24の上端に形成する穴に
通すことで、接続ワイヤ17に固定的に接続している。
このため、プランジャー24は、動作ブロック16にも
接続している接続ワイヤ17の動きにしたがって動く。
プランジャー24は、フランジ面25を備え、これは、
図3に示すとおり、鋼鉄球30に接し、鋼鉄球30を外
管40の穴41に強制的に押し込み、固定的に咬み合わ
せる。プランジャー24の下端には、止め28とねじで
咬み合うねじ部26が設けてある。止め28と動作スリ
ーブ20の底面との間には、コイルばね27が設けてあ
る。作動器12の作動面121は、ばね27のばね力
が、止め28,プランジャー24,接続ワイヤ17を介
して動作ブロック16に作用するので、動作ブロック1
6の被作動面161の上エッジ163と強制的に接触さ
せられる。
【0012】次に、図4を参照されたい。上部グリップ
部材14と下部グリップ部材13を組み立てて形成され
たグリップ部が、使用者の手によって、矢印の方向に回
されると、作動器12は、前述の通りグリップ部に固定
的に接続しているので、その方向に回転する。すると図
4に示すとおり、作動器12の回転によって、動作ブロ
ック16の位置が図3に示す位置から少し上に上がる。
動作ブロック16が上昇する結果、内管10と外管40
の咬み合いが外れる。動作ブロック16に固定的に接続
するプランジャー24も上昇するからである。プランジ
ャー24の上昇により、フランジ面25は鋼鉄球30に
接しなくなり、鋼鉄球30は外管40の穴41から入り
込む。鋼鉄球30と、外管40の穴41との間の固定咬
み合いが一旦外れると、使用者は、上部グリップ部材1
4と下部グリップ部材13が形成するグリップ部を押す
ことにより、内管10を、外管40の中に押し込むこと
ができる。
【0013】上記実施例は、好ましい実施例を説明した
が、本考案の趣旨と範囲から逸脱することなく、多くの
改変や変更は可能である。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、容易な操作によって、
荷押し車の把手の内管と外管とをロックするロック手段
を解除することができる回転式把手を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成要素を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の組み立てた状態を示す一部断面の正面
図である。
【図3】内管が外管の中に形成されたロック穴と咬み合
った鋼鉄球によってロックされているところを示す図2
のA−A断面図である。
【図4】把手が回転し、ロック手段が働いて図3に示し
たロック状態が解除されるところを示す断面図である。
【符号の説明】
10…内管 11…把手の座 12…作動器 121…作動面 122…ロッド部 123…組み立て穴 13…下部グリップ部材 131…組み立て穴 14…上部グリップ部材 141…ねじ穴 15…取付ボルト 16…動作ブロック 161…被作動面 163…上エッジ 17…接続ワイヤ 20…動作スリーブ(動作ブロック) 24…プランジャー 25…フランジ面 27…コイルばね 30…鋼鉄球 40…外管 41…ロック穴

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷押し車の入れ子式把手組み立て品の把
    手で、その把手組み立て品が、最低一つの外管の中に入
    れ子式に入り込む最低一つの内管と、該内管を外管とロ
    ックするロック手段を備えるものであって、前記内管に
    固定的に接続し、取り付け穴を備える把手の座と、該把
    手の座の取り付け穴に回転式に取り付けられ、作動面を
    備え、第一の位置と第二の位置との間で回転できる作動
    器と、該作動器に固定的に接続し、回転可能で、前記把
    手の座に対して、該作動器を回転させるグリップ部と、
    前記作動器の作動面と強制的に接触させられ、作動器の
    第一の位置への回転にしたがって第三の位置へと移動し
    てロック手段を働かせて内管と外管をロックし、作動器
    の第二位置への回転にしたがって第四位置へ移動してロ
    ック手段を外して内管と外管のロックを外す動作ブロッ
    クとからなることを特徴とする荷押し車の把手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のグリップ部が、それぞれ
    半円状の周囲を備える構造のグリップ部材の組み立てで
    形成され、それにより、グリップ部が円状の周囲を形成
    することを特徴とする荷押し車の把手。
  3. 【請求項3】 グリップ部が第一グリップ部材と第二グ
    リップ部材の組合せで形成され、各グリップ部材が半円
    状の周囲を有し、第一グリップ部材が、貫通する最低一
    つの穴を備え、第二グリップ部材が、最低一つのねじ穴
    を備え、作動器が、最低一つの貫通する穴を有するロッ
    ドと一体であり、作動器が、最低一つの取付ボルトを第
    一グリップ部材に通し、次にロッドの穴に通し、最後
    に、取付ボルトのねじ部を、第二グリップ部材のねじ穴
    と螺合させることにより、2つのグリップ部材を固定的
    に接続したことを特徴とする請求項1記載の荷押し車の
    把手。
JP4883193U 1993-09-08 1993-09-08 荷押し車の把手 Expired - Lifetime JP2543120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4883193U JP2543120Y2 (ja) 1993-09-08 1993-09-08 荷押し車の把手

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4883193U JP2543120Y2 (ja) 1993-09-08 1993-09-08 荷押し車の把手

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Publication Number Publication Date
JPH0721476U JPH0721476U (ja) 1995-04-18
JP2543120Y2 true JP2543120Y2 (ja) 1997-08-06

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ID=12814188

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JP4883193U Expired - Lifetime JP2543120Y2 (ja) 1993-09-08 1993-09-08 荷押し車の把手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0721476U (ja) 1995-04-18

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