JP2542964Y2 - 硬貨投入口用異物投入防止金具 - Google Patents

硬貨投入口用異物投入防止金具

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JP2542964Y2 JP1991090238U JP9023891U JP2542964Y2 JP 2542964 Y2 JP2542964 Y2 JP 2542964Y2 JP 1991090238 U JP1991090238 U JP 1991090238U JP 9023891 U JP9023891 U JP 9023891U JP 2542964 Y2 JP2542964 Y2 JP 2542964Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、公衆電話機や各種自動販
売機等に於いて、硬貨投入口からの飲料水や半固形物等
の悪戯又は偶発的な異物投入を防止し、該異物投入によ
る故障を未然に防止する硬貨投入口用異物投入防止金具
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5の斜視図及び図6の正面図に示す
様、従来の公衆電話機及び各種自動販売機等の正面に配
設した硬貨投入口金具aは、その傾斜若しくは垂直面に
硬貨投入口a1をむき出して開設するものであった。従
って、飲料水や半固形物が缶,壜類の容器内に僅かしか
残っていない場合でも、容易にそれらを前記硬貨投入口
a1から注入,投入することが可能であるので、公徳心
に悖る不心得者によって悪戯に又は偶発的に電話機上に
置いた缶、壜,袋が倒れ飲料水や半固形物等を注入,投
入されることがしばしばあった。これに対して、従来は
何等の対策が講じられていないのが実状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図7の公衆電話機に於
いて硬貨投入口金具a及び操作説明用正面化粧板bを取
り外した正面図に示す様、悪戯又は偶発的に異物投入を
されると、硬貨受ユニットcの硬貨投入受口c1に前記
異物が固着したり、前記硬貨投入受口c1から異物が公
衆電話機内に侵入して、内部のセンサー及び回路にショ
ート等の損傷を来たしたりして故障してしまう。しかし
ながら、前記の如く従来は何等の対策が講じられていな
かったので、硬貨投入口a1からの悪戯な異物投入を防
止することは出来きず、そうかといって悪戯を一日中監
視しているわけにも行かない。
【0004】結局、悪戯等の度に故障の修理を行わなけ
ればならないのであるが、修理には人手と費用がかかる
し、公衆電話に於いてはその公共性より、修理中利用出
来ないと利用者が頗る迷惑を被る。亦、自動販売機に於
いては、修理代金の外に、修理中の売上高が零になって
しまうので、特に個人で設置している場合等は金銭的に
大打撃である。こゝに於いて、本案は前記従来の課題を
解決するのに有効,適切な硬貨投入口用異物投入防止金
具を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本案
が次に挙げる新規な特徴的構成手段を採用することによ
り達成される。即ち、本案の特徴は、硬貨投入受口が鉛
直に設けられて成る硬貨受ユニットに適用され、かつ、
該硬貨受ユニットを外部から被覆保護する硬貨投入口金
具との代替使用が可能な硬貨投入口用異物投入防止金具
であって、該金具本体の要部を成す底部を、硬貨受ユニ
ットから硬貨投入口用金具を取り外した後に残る陥没孔
に嵌合しうる形態に形成すると共に、その嵌合による当
該金具本体の取付時に硬貨投入受口の開口面が外部に臨
むよう、当該底部の中央に上下縦長に硬貨投入口を貫設
する一方、当該底部の上端から左右両下部にかけ漸減的
に庇の出幅が小さくなる筒状庇部を、その上端において
所要の最大出幅を成す最頂部が当該金具本体の取付時に
ほぼ水平を成すよう、当該底部の外周部位に沿って突設
すると共に、該筒状庇部の周縁部を成す下向傾斜縁から
硬貨投入口に向う当該底部の内底面を摺鉢湾面に形成し
て成る硬貨投入口用異物投入防止金具である。
【0006】
【0007】
【作用】本案は前記のような手段を講じたので、従来の
硬貨投入口金具を取り外し、該硬貨投入口金具の代わり
に同形状の本案の硬貨投入口用異物投入防止金具の取付
端面を筒状庇部の最大出幅が真上になるように当てはめ
て固定し、前記筒状庇部による囲繞庇護によって底部に
貫設した硬貨投入口からの異物投入を阻止する。
【0008】
【実施例】本案の実施例を図面につき詳説する。図1は
本実施例の硬貨投入口用異物投入防止金具の(I)は底
面図、(II)は正面図、(III )は平面図、(IV)は図
1(II)中IV−IV線視断面図、(V)は左側面図、(V
I)は図1(II)中VI−VI線視断面図、図2は硬貨投入
口用異物投入防止金具の無底筒状庇部を公衆電話機に取
り付けた状態の正面図、図3は本実施例の硬貨投入口用
異物投入防止金具を公衆電話機に取り付けた状態の正面
図、図4は同・斜視図である。図中、αは硬貨投入口用
異物投入防止金具、1は硬貨投入口、2は底部、2aは
両側面を硬貨投入口1に集中する摺鉢湾面2a′,2
a′に形成した内底面、2bは取付端面、βは中心経
線、3は筒状庇部、γは筒状庇部3の最大出幅δに当る
最頂部3aと取付端面2bのなす角度、4は点字表示部
である。
【0009】本実施例にかかる硬貨投入口用異物投入防
止金具αは、図1(II)に示す様に底部2の中心経線β
上に硬貨投入口1が上下縦長に貫設延在されている。当
該硬貨投入口1の横幅は、図6の通常取付けられている
硬貨投入口金具aの硬貨投入口a1よりも少許幅広であ
って、これにより筒状庇部3によって見難い硬貨投入口
1への硬貨投入を容易ならしめる。亦、前記取付端面2
bの外周は、前記通常取付けられている硬貨投入口金具
aの外周と同一外径に形成されており、これによって硬
貨投入口用異物投入防止金具αは前記硬貨投入口金具a
を取り外した後の陥没孔に嵌入,固定出来る。
【0010】内底面2aの外周部位からは、前記硬貨投
入口1の下部位を除く箇所から、正面馬蹄形に筒状庇部
3が囲繞,突設されており、当該筒状庇部3は、前記内
底面2aの上端2′から発する最頂部3aを最大出幅δ
として、左右対称に前記内底面2aの下部2″,2″か
ら発する下端部3b,3bにかけて先端縁を下向傾斜縁
3c,3cに漸次直線状又は曲線状に斜截して突出量を
減じ筒状庇部3を側面直角三角形に近いほぼ鋭角三角形
に形成されている。
【0011】前記硬貨投入口1の下部位に筒状庇部3を
設けないのは、硬貨投入時に利用者の指の邪魔にならな
いように配慮したものである。亦、筒状庇部3最頂部3
aと取付端面2bのなす角度γは公衆電話機や自動販売
機等の硬貨投入口取付面が大方は垂直面であることか
ら、90°以下に設定する。一方、前記筒状庇部3の最
頂部3aの上面適宜位置には点字表示部4を突設して、
視覚の不自由な人が、初めて硬貨投入口用異物投入防止
金具αを取り付けられた公衆電話や自動販売機等を利用
するときも、混乱の無いようにしている。
【0012】前記筒状庇部3の最大突出部である最頂部
3aの出幅量δ、前記硬貨投入口1の下部位の前記筒状
庇部3を設置しない範囲、及び前記筒状庇部3の最頂部
3aから左右の下端部3b,3bにかけての突出量の減
量傾斜度,肉厚等は、本案の考案者が、利用者の硬貨投
入のしやすさ、及び缶類,壜類,紙類等によって飲み口
形状の異なる飲料水容器からの様々な形態での異物投入
に対する最大阻止効果、硬貨投入口用異物投入防止金具
αを公衆電話機や自動販売機等へ取り付ける角度,及び
硬貨投入口用異物投入防止金具α自体の材質,加工方法
等の諸要素について試行錯誤した結果決定したものであ
る。
【0013】本実施例にかかる硬貨投入口用異物投入防
止金具αの仕様は、この様な具体的実施態様であるの
で、次にその取付例を説明する。図2は硬貨投入口用異
物投入防止金具α′の無底筒状庇部3′を公衆電話機に
取り付けた状態の正面図であるが、取付強度確保上、硬
貨投入口金具aを取り外して取り付けているため、無底
なるが故に硬貨受ユニットcが露出した状態となってお
り、悪戯な異物投入に対しては通常の硬貨投入口金具a
よりも劣悪となる可能性がある。
【0014】しかしながら、前記硬貨投入口金具aをそ
のままの状態で無底筒状庇部3′を取り付けようとする
と、ビスを使用する場合は、操作説明用正面化粧板b若
しくは前記硬貨投入口金具a上にビス孔を貫設しなけれ
ばならず、取付が煩わしくなると共に、見た目も悪くな
り、亦、場合によっては内部機器によってビス孔を貫設
出来ない場合もある。これに対して、接着剤にて固着し
た場合には、取付強度が確保出来なくなってしまう。
【0015】よって本実施例では、図3の硬貨投入口用
異物投入防止金具αを公衆電話機に取り付けた状態の正
面図及び図4の同・斜視図に示す様、取付端面2bの外
周径を硬貨投入口金具aの外周径と同一に形成している
から、硬貨投入口用異物投入防止金具αは、前記硬貨投
入口金具aを取り外した後の陥没孔に底部2の一部を嵌
入して固定出来、取付強度を確保出来ると共に、ビス孔
を貫設する必要もなく、見た目も良い。亦、悪戯な異物
投入に対しても、取付面2によって硬貨ユニットcの大
半はカバーされているので、前記図2で示す状態よりも
はるかに良好な阻止効果を得られる。
【0016】
【考案の効果】かくして本案によれば、公衆電話機や各
種自動販売機等の硬貨投入口に対する悪戯等による異物
混入を阻止することが出来るので、悪戯等の度に故障の
修理を行わなければならない煩わしさを解消せしめ、か
つ修理の費用も必要でなくなるので無駄な出費も省け
る。亦、公共性の高い公衆電話機の利用が悪質な悪戯等
によって阻害される心配もなくなり、一方、自動販売機
に於いては販売売上が影響されなくなって金銭的打撃を
回避出来る等、様々な利点を具有する。更に、手に持っ
た硬貨を初めから硬貨投入口の位置に合わせて投入出来
なくても、当該硬貨は、周囲に位置する摺鉢湾面に沿っ
て自然に硬貨投入口へ誘導されるので、これを利用する
者にとって非常に使い勝手が良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の実施例の硬貨投入口用異物投入防止金具
の(I)は底面図、(II)は正面図、(III )は平面
図、(IV)は(II)中のIV−IV線視断面図、(V)は左
側面図、(VI)は(II)中のVI−VI線視断面図である。
【図2】硬貨投入口用異物投入防止金具の無底筒状庇部
を公衆電話機に取り付けた状態の正面図である。
【図3】本実施例の硬貨投入口用異物投入防止金具を公
衆電話機に取り付けた状態の正面図である。
【図4】同上、斜視図である。
【図5】公衆電話機の従来の硬貨投入口部位の斜視図で
ある。
【図6】同上、正面図である。
【図7】同上、硬貨投入口金具及び操作説明用正面化粧
板を取り外した状態の正面図である。
【符号の説明】
a…硬貨投入口金具 a1,1…硬貨投入口 b…操作説明用化粧板 c…硬貨受ユニット c1…硬貨投入受口 α,α′…硬貨投入口用異物投入防止金具 β…中心経線 γ…筒状庇部最頂部と取付端面のなす角度 δ…最大出幅 2…底部 2′…上端 2″…下部 2a…内底面 2a′…摺鉢湾面 2b…取付端面 3,3′…筒状庇部 3a…最頂部 3b…下端部 3c…下向傾斜縁 4…点字表示部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨投入受口が鉛直に設けられて成る硬貨
    受ユニットに適用され、かつ、該硬貨受ユニットを外部
    から被覆保護する硬貨投入口金具との代替使用が可能な
    硬貨投入口用異物投入防止金具であって、 該金具本体の要部を成す底部を、前記硬貨受ユニットか
    ら前記硬貨投入口用金具を取り外した後に残る陥没孔に
    嵌合しうる形態に形成すると共に、その嵌合による当該
    金具本体の取付時に前記硬貨投入受口の開口面が外部に
    臨むよう、当該底部の中央に上下縦長に硬貨投入口を貫
    設する一方、 当該底部の上端から左右両下部にかけ漸減的に庇の出幅
    が小さくなる筒状庇部を、その上端において所要の最大
    出幅を成す最頂部が当該金具本体の取付時にほぼ水平を
    成すよう、当該底部の外周部位に沿って突設すると共
    に、該筒状庇部の周縁部を成す下向傾斜縁から前記硬貨
    投入口に向う当該底部の内底面を摺鉢湾面に形成して成
    る、 ことを特徴とする硬貨投入口用異物投入防止金具。
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