JP2542894Y2 - 自動扉の戸先スイッチ - Google Patents

自動扉の戸先スイッチ

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JP2542894Y2
JP2542894Y2 JP5226791U JP5226791U JP2542894Y2 JP 2542894 Y2 JP2542894 Y2 JP 2542894Y2 JP 5226791 U JP5226791 U JP 5226791U JP 5226791 U JP5226791 U JP 5226791U JP 2542894 Y2 JP2542894 Y2 JP 2542894Y2
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昭 三根
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アルナ工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種車両、建物あるい
はエレベーター等の出入口に使用される自動扉に関し、
更に詳しくは、自動扉の閉扉作動時に手足や着衣あるい
は持物等が挟み込まれたとき、これを検出して扉開閉駆
動手段を開扉作動させるようにした戸先スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の戸先スイッチとしては、例
えば実公昭58−10870号公報に記載されているよ
うに、扉体に取付けられる中空状戸先ゴムの内部に密閉
袋体を内装し、この密閉袋体を扉体側に設置した圧力ス
イッチに空気管を介して連通連結し、閉扉時の挟み込み
物による外力によって変形する袋体の内部の圧力変化を
検出し、固定側に設けてある扉開閉駆動手段に開扉指令
を与えるようにしたもの、あるいは実公昭55−406
49号公報に記載のように、前記同様な中空状戸先ゴム
内に外部との微小な連通路を有する通気室を設け、この
空気室の一端に膜板を隔てた膜板室を設け、この膜板室
内に膜板の揺動によって開閉する検出スイッチを設置
し、このスイッチの接点をリード線を介して固定側の扉
開閉駆動手段に接続してなるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来技術
において、前者の戸先スイッチでは中空状戸先ゴム内に
戸先ゴムとは別体の袋体を全長に亘って内装し、しかも
この袋体とスイッチとの間に空気管を配管する必要があ
るため、構造が複雑且つ大掛かりなものとなって製作コ
ストが高くつく上に、保守点検も面倒となり、また後者
の戸先スイッチにあってはスイッチ接点が空気室の変形
に伴う内部圧力の変化により機械的に開閉作動するもの
であるから、スイッチの感度調整が非常に面倒で、誤作
動を生じ易い。
【0004】更に両者いずれの自動扉も、検出スイッチ
が扉体側に設けてあることから、このスイッチと扉開閉
駆動手段とを電気的に接続するリード線を、カールコー
ド等を用いて扉体側から扉の固定側に亘って伸縮可能に
配線する必要があり、そのため設備的に複雑となって保
守点検が一層面倒となる。
【0005】本考案は、上述のような従来技術の問題点
に鑑み、構造が簡単である上、前記カールコード等の電
気配線が不要であって、製作コストが安く、保守点検も
容易となる戸先スイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の戸先スイッチにおいては、自動扉の固定
側に回帰反射形光電スイッチを設ける一方、扉体に取付
けた戸先ゴムの中空部が前記光電スイッチから放射され
る光線の垂直光路を形成するように当該中空部の上下両
端側に光線反射体を設け、閉扉時の異物の挟み込みによ
り前記戸先ゴムが撓んで前記垂直光路が遮断されたとき
前記開閉駆動手段を開扉作動させるようにしたことを特
徴とするものである。
【0007】また、請求項2の戸先スイッチにおいて
は、上記請求項1の構成に加え、扉体に、把手等の手動
操作具を設けると共に、この手動操作具の操作に連動し
て戸先ゴムの中空部の垂直光路を遮断する光路遮断体を
垂直光路に対し進退自在に設け、手動操作具が操作され
て垂直光路が遮断されたとき開閉駆動手段を開扉作動さ
せるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1の戸先スイッチによれば、扉体が閉ま
りかける際に異物が戸先ゴムと固定側の戸当たりとの間
に挟み込まれたとき、この異物の挟み込みにより戸先ゴ
ムが変形して内側へ撓み、中空部内の垂直光路が遮断さ
れる。それにより光電スイッチのON、OFF状態が変
化し、開閉駆動手段へ開扉指令信号が送られ、閉じかけ
た扉体を開いて異物を開放することができる。
【0009】また、請求項2の戸先スイッチにおいて
は、扉体が閉まりかける際に異物が挟み込まれたとき、
請求項1と同様に戸先ゴムが変形して内側へ撓んで、垂
直光路が遮断され、光電スイッチのON、OFF状態が
変化することによって、扉体を開くことが可能である上
に、開扉意志をもった人が手動操作具を操作して光路遮
断体により垂直光路を人為的に遮断させることよって、
光電スイッチのON、OFF状態が変化して、同様に開
扉指令信号が発せられ、所望の折に扉体を開かせること
ができる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1は電車等車両における片引き戸タイプの自
動扉を車内側から見た一部断面正面図で示しており、こ
の図において1は車両の出入口を開閉する扉体で、上部
ガイドレール2にホィール3を介して水平移動可能に吊
支されていて、開閉駆動手段4により開閉駆動され、こ
の扉体1の戸先側端縁に沿って弾性変形可能な中空状の
戸先ゴム5が取付けられている。6は自動扉の戸当たり
側枠体で、その上端に回帰反射形光電スイッチ7が設置
されている。8は扉体1の戸先ゴム5近傍に設けられた
可動把手よりなる手動操作具である。尚、前記開閉駆動
手段4としては、図示のような流体圧シリンダタイプの
ものや、電動タイプ等種々のものを使用できる。
【0011】上記扉体1の上端にはその戸先側端部に、
光線反射体取付用ブラケット9が設けてあって、このブ
ラケット9に、鏡体よりなる上部側光線反射体10が、
水平面に対し45度の角度位置で前記戸当たり側枠体6
上の光電スイッチ7に対向し且つ前記戸先ゴム5の中空
部11を臨むように取付けられ、この中空部11の下端
部には同様な鏡体よりなる下部側光線反射体12が配設
され、そしてこの中空部11が前記光電スイッチ7から
放射される光線Lの垂直光路を形成するようになってい
る。前記下部側光線反射体12は、中空部11内の下端
に嵌着された金属または硬質合成樹脂等の剛性体よりな
るゴム端部支持部片13上に取付けられ、また中空部8
内の上端には円環状に形成された金属等剛性体よりなる
ゴム端部支持部片14が嵌着してある。
【0012】前記戸当たり側枠体6に設けられた光電ス
イッチ7並びに扉体1側に設けられた上部側及び下部側
の両光線反射体10,12は、光電スイッチ7から水平
方向に放射された光線Lが上部側光線反射体10に到達
し、この上部側光線反射体10で放射時の水平光路と直
角を成して垂直下向きに反射した光線Lが前記中空部1
1内の垂直光路を通って下部側光線反射体12に到達
し、この下部側光線反射体12で反射した光線Lが前記
垂直光路及び水平光路を逆戻りして光電スイッチ7の受
光部に入るように位置決めされている。
【0013】上記のように光電スイッチ7から放射され
た光線Lが水平光路及び垂直光路を回帰して受光部に入
っているとき、この光電スイッチ7が、例えばOFF状
態にあるとした場合には、光路が途中で遮断されると、
ON状態に切り替わって、開閉駆動手段4に対し開扉指
令信号が発せられ、それにより閉扉作動中の開閉駆動手
段4は、一旦作動を停止した後、開扉作動することにな
る。尚、光電スイッチ7のON、OFF状態の変化を検
知して、開閉駆動手段4に開扉指令するのであるから、
光線Lが回帰して受光部に入っているときを、光電スイ
ッチ7のON状態としてもよい。その場合、光線Lの光
路が途中で遮断されると、当然光電スイッチ7はOFF
状態に切り替わって開閉駆動手段4に対し、開扉指令信
号が発せられる。
【0014】したがって、図1に示すように、扉体1が
閉まりかける際に異物Mが戸先ゴム5と戸当たり6aと
の間に挟み込まれた場合、この異物Mの挟み込みにより
戸先ゴム5が変形して内側へ撓み、これによって中空部
11内の垂直光路が遮断されることになり、その結果光
電スイッチ7がOFF状態からON状態に切り替わっ
て、閉じかけた扉体1が開かれ、異物Mを開放すること
ができる。
【0015】また、図2に示すように、前記手動操作具
8はその基端部が、扉体1に回転自在に取付けられた支
軸15に固着され、この支軸15には揺動アーム16の
基端部が固着されている。一方、扉体1の内部には、ガ
イド17、18によって水平移動のみ可能に支持された
可動ロッド19が配設され、そしてこの可動ロッド19
の中間所要部に突設された係合突起20に前記揺動アー
ム16の先端二股部21が係合されている。
【0016】前記可動ロッド19はその一端側が前記中
空部11の垂直光路を遮断する光路遮断体22を形成
し、ロッド挿通口23を通じて前記垂直光路に対し進退
可能となっている。また可動ロッド19の他端側にはそ
の先端フランジ部24とガイド18との間に、前記光路
遮断体22を常時垂直光路から退避した位置に付勢せし
めるコイルばね25が介装されている。しかして、手動
操作具8をコイルばね25の付勢力に抗して図2の実線
図示位置から仮想線図示位置まで傾動操作することによ
り、光路遮断体22はロッド挿通口23より中空部11
内に進入して垂直光路を遮断する。尚、図2において2
6は光路遮断体22を実線図示のような退避位置に制限
するストッパー、27は光路遮断体22を仮想線図示の
ような進入位置に制限するストッパーである。
【0017】上記のように、手動操作具8の傾動操作に
連動して中空部11の垂直光路を遮断する光路遮断体2
2を備えた戸先スイッチによる自動扉では、開扉意志を
もった人の所望に応じて自動開扉させる場合に有効であ
る。特に、鉄道車両における通勤車等の貫通路自動引戸
装置に適用すれば、貫通路出入口付近に立客が混雑する
状況で、乗客の開扉意志の有無にかかわらず、マットス
イッチ等により扉が頻繁に自動開閉を繰り返すといった
従来の貫通路自動引戸装置の不都合は解消されることに
なる。
【0018】図1に示した戸先スイッチでは、上部側光
線反射体として鏡体よりなる光線反射体10を使用した
が、図3は、鏡体の代わりにプリズムを用いた上部側光
線反射体28を示したものである。この図3に示すよう
なプリズムを使用した場合には、その基端部28aを戸
先ゴム5の上端部内に嵌着固定することによって、光線
反射体取付用ブラケット9及びゴム端部支持部片14を
省略することができ、また戸先ゴム5の上端が閉塞され
るため下部側光線反射体12に塵等がかかるのを防止で
きる。
【0019】
【考案の効果】請求項1の戸先スイッチによれば、検出
スイッチを固定側に設けているため、特にカールコード
その他の電気配線が不要となり、従来の戸先スイッチに
較べて構造が著しく簡単で、誤作動が少なく、しかもス
イッチの感度調整や保守点検が容易となる。
【0020】また、請求項2の戸先スイッチによれば、
手動操作具を操作することにより戸先ゴム中空部内の垂
直光路を任意に遮断して扉体を開かせることができるた
め、特に鉄道車両における通勤車等の貫通路自動引戸装
置に適用すれば、貫通路出入口付近が立客で混雑する状
況で、開扉意志のある人がこの手動操作具を操作するこ
とによってのみ開閉駆動手段を確実に開扉作動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる戸先スイッチを示す一部断面正
面図である。
【図2】図1の戸先スイッチにおける手動操作具及びこ
れに連動連結された光路遮断体の動作を示す一部断面正
面図である。
【図3】光線反射体としてプリズムを用いた例を示す一
部断面要部正面図である。
【符号の説明】
1 扉体 4 開閉駆動手段 5 戸先ゴム 6 戸当たり側枠体 7 回帰反射形光電スイッチ 8 手動操作具 10 上部側光線反射体 11 戸先ゴムの中空部 12 下部側光線反射体 19 可動ロッド 22 光路遮断体 L 光線 M 異物

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の戸先ゴムを備えた扉体が開閉駆
    動手段によって開閉される自動扉において、当該自動扉
    の固定側に回帰反射形光電スイッチを設ける一方、前記
    戸先ゴムの中空部が前記光電スイッチから放射される光
    線の垂直光路を形成するように当該中空部の上下両端側
    に光線反射体を設け、閉扉時の異物の挟み込みにより前
    記戸先ゴムが撓んで前記垂直光路が遮断されたとき前記
    開閉駆動手段を開扉作動させるようにした戸先スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記扉体には、把手等の手動操作具を設
    けると共に、この手動操作具の操作に連動して前記中空
    部の垂直光路を遮断する光路遮断体を当該垂直光路に対
    し進退自在に設け、前記手動操作具が操作されて前記垂
    直光路が遮断されたとき前記開閉駆動手段を開扉作動さ
    せるようにした請求項1の戸先スイッチ。
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