JP2542890Y2 - タレット工作装置 - Google Patents

タレット工作装置

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JP2542890Y2
JP2542890Y2 JP1991033747U JP3374791U JP2542890Y2 JP 2542890 Y2 JP2542890 Y2 JP 2542890Y2 JP 1991033747 U JP1991033747 U JP 1991033747U JP 3374791 U JP3374791 U JP 3374791U JP 2542890 Y2 JP2542890 Y2 JP 2542890Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スピンドルを備えた斜
塔式タレットヘッドを有するタレット工作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、米国特許明細書 3,544,236号に見
られるようなタレット工作装置が知られている。この種
のタレット工作装置は、起立する支柱に昇降自在の昇降
枠体が設けられ、該昇降枠体に一対のスピンドルを備え
たタレットヘッドが支持されている。更に、該昇降枠体
には、複数の工具を保持する工具マガジンが支持されて
いる。これにより、タレットヘッドと工具マガジンと
は、昇降枠体の昇降に伴って共に昇降される。また、前
記工具マガジンは、工具を把持して交換する交換アーム
が備えられている。該交換アームの周囲には、交換用の
工具を着脱自在に保持するリング状の工具ホルダが回転
自在に設けられている。該工具ホルダに保持された交換
用の工具は、工具の交換位置にあるスピンドルに取り付
けられた工具と平行に位置されている。更に、前記交換
アームは、工具を着脱自在に把持する把持部を突出自在
に備えている。
【0003】また、前記スピンドルには、その先端から
突出自在の工具保持部が備えられている。工具の交換の
際には、交換位置のスピンドルがその工具保持部を突出
させ、該工具保持部の突出位置において、前記交換アー
ムによる工具の抜き差しが行われる。
【0004】このように、前記タレットヘッド及び工具
マガジンは、前記昇降枠体に一体に設けられているの
で、タレットヘッドと共に工具マガジンが常に昇降さ
れ、タレットヘッドの適宜の位置でスピンドルの工具を
交換することができる。
【0005】しかし、工具の交換の際にスピンドルの工
具保持部を突出させるための突出手段を、タレットヘッ
ドに内蔵しなければならず、その構造が複雑となる不都
合がある。更に、交換アームが工具マガジンに設けられ
ているので、工具マガジンの構造も複雑となる不都合が
ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本考案は、タレットヘッド及び工具マガジンから独
立して、しかも、タレットヘッド及び工具マガジンに干
渉することなく作動するコンパクトな工具交換手段を備
えたタレット工作装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、移動自在の移動台上に起立して設けら
れた支柱と、該支柱に沿って昇降自在の昇降枠体と、該
昇降枠体に旋回自在に支持された斜塔式タレットヘッド
と、該斜塔式タレットヘッドに回転自在に支持されて、
一方が加工位置のとき他方が交換位置となる一対のスピ
ンドルと、交換位置のスピンドルに保持された工具に平
行して複数の工具を着脱自在に保持して前記支柱に沿っ
て昇降自在の工具マガジンと、該工具マガジンと前記昇
降枠体とを連結して前記斜塔式タレットヘッドの昇降に
該工具マガジンの昇降を追従させる連結部材と、前記斜
塔式タレットヘッドと前記工具マガジンとの間の前記連
結部材に設けられ、前記工具マガジンに保持された工具
のうち何れかの工具を、交換位置のスピンドルに保持さ
れた工具と交換する工具交換手段とを備えたタレット工
作装置において、前記工具交換手段は、交換位置のスピ
ンドルに保持された工具及び工具マガジンに保持された
工具を同時に把持する一対の把持部を備えて前記斜塔式
タレットヘッドと前記工具マガジンとの間の前記連結部
材に配設された回転自在の工具交換アームと、該工具交
換アームと同軸のピニオンギアと、該ピニオンギアに歯
合して上下方向に移動自在のラックと、該ラックの上端
に連設されて下方に伸縮するピストンロッドを備え、前
記連結部材の上方に延設されたスライドバーに沿って摺
動自在に設けられ、前記斜塔式タレットヘッドと前記工
具マガジンとの間に設けられた第1シリンダと、該第1
シリンダのピストンロッドと軸線が平行となる位置にお
いて上方に伸縮するピストンロッドを備え、該ピストン
ロッドに前記第1シリンダを連設して前記連結部材に固
定され、前記斜塔式タレットヘッドと前記工具マガジン
との間に設けられた第2シリンダと、前記工具交換アー
ムの回転軸を構成して該工具交換アームを水平方向に進
退させる水平シリンダとにより構成され、該水平シリン
ダは、前記ピニオンギアの回転軸の軸線方向に伸縮する
ピストンロッドを備えて該回転軸に一体に設けられたシ
リンダ部と、該シリンダ部の外側に該シリンダ部と一体
に回転し且つ前記ピストンロッドに連結されて該シリン
ダ部の長手方向に摺動自在に装着され、前記工具交換ア
ームを固定した外筒部とからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】工具交換位置にあるスピンドルに取り付けられ
た工具と工具マガジンに保持された工具との交換は、前
記工具交換アームを回転させることによって行う。始動
時には、工具交換アームの両把持部は上下に位置する状
態とし、このとき、第1シリンダはそのピストンロッド
を伸長状態にあり、第2シリンダはそのピストンロッド
が収縮状態にある。先ず、第1シリンダのピストンロッ
ドの収縮によってラックが移動され、ピニオンギアが回
転される。ピニオンギアの回転に伴って工具交換アーム
が90°回転され、その両把持部が、スピンドルに取り
付けられた工具と工具マガジンに保持された工具とを同
時に把持する。
【0009】次いで、水平シリンダのピストンロッドに
伸長によって、その外筒部がシリンダ部の長手方向に移
動し、両把持部に夫々の工具を把持した状態の工具交換
アームが外方に水平移動される。これにより、夫々の工
具は、スピンドル及び工具マガジンから離反する。
【0010】続いて、第2シリンダのピストンロッドの
伸長によって第1シリンダがそのピストンロッドが収縮
したままの状態で移動され、それに伴って、第1シリン
ダのピストンロッドに連設されているラックも移動され
る。ラックの移動によって更にピニオンギアが回転さ
れ、工具交換アームが180°回転する。回転した工具
交換アームは、スピンドルに取り付けられていた工具を
工具マガジン側に、工具マガジンに保持されていた工具
をスピンドル側に、各工具を位置させる。
【0011】そして、水平シリンダのピストンロッドの
収縮によって、両把持部に夫々の工具を把持した状態の
工具交換アームがそのシリンダ部に沿って外筒部と一体
内方に水平移動され、夫々の工具は、スピンドル及び
工具マガジンに取り付けられる。これによって、工具交
換位置のスピンドルの工具の交換が完了する。
【0012】その後、第1シリンダのピストンロッドの
伸長によってラック及びピニオンギアを介して工具交換
アームが回転され、その両把持部による夫々の工具の把
持状態が解除され、更に、タレッドヘッド及び工具マガ
ジンの旋回に干渉しない位置に工具交換アームが回転さ
れる。
【0013】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1及び図2に示すように、本実施例のタ
レット工作装置Aは、基台1上には、送りモータ2によ
って左右方向に移動される移動台3が載架されている。
この左右方向の移動台3上には、送りモータ4により一
対の案内レール5,6に沿って前後方向に移動される移
動台7が載架されている。この前後方向の移動台7に
は、支柱8が起立して設けられている。
【0015】支柱8には、図2に示すように、その上下
方向に延設された一対の案内レール9,10に沿って昇
降する昇降枠体11が設けられている。図1及び図2に
示すように、この昇降枠体11の昇降は、支柱8の上部
に設けられた送りモータ12により行われる。昇降枠体
11の前面側には、水平面内において前後方向に対して
傾斜する方向の軸線a周りに旋回される斜塔式タレット
ヘッド13が支持されており、この斜塔式タレットヘッ
ド13には、一対のスピンドル14,15が回転自在に
設けられている。夫々のスピンドル14,15は、相互
の干渉を防止するために、図1に示すように互いにねじ
れた位置関係にある。即ち、工作位置にある一方のスピ
ンドル14の中心軸線bは、斜塔式タレットヘッド13
の軸線aより下方に位置して支柱8に対して前後方向に
向かい、また、工具の交換位置にある他方のスピンドル
15の中心軸線cは、斜塔式タレットヘッド13の軸線
aより上方に位置して支柱8に対して左右方向に向か
う。両スピンドル14,15は、斜塔式タレットヘッド
13の旋回によって、互いに工作位置及び交換位置への
位置を交換される。図1及び図2においては、一方のス
ピンドル14が工作位置にあり、他方のスピンドル15
が工具の交換位置にある。更に、前記の昇降枠体11
は、支柱8の上部に設けられたバランスシリンダ16に
図示しないロッドにより連結されており、任意の位置で
停止自在の状態で吊設されている。
【0016】また、支柱8の側面には、その上下方向に
延設された一対のスライドバー17,18に沿って昇降
自在の工具マガジン19が設けられている。この工具マ
ガジン19は、複数の工具xを着脱自在に保持する円盤
状の工具ホルダ20を旋回自在に備えている。更に、工
具マガジン19は、支柱8の上部に設けられたバランス
シリンダ21のピストンロッド22に連結されており、
任意の位置で停止自在の状態で吊設されている。また、
工具マガジン19は、工具ホルダ20の軸線dが工具交
換位置のスピンドル15の軸線cに対して水平方向に平
行となるように設けられている。
【0017】そして、図1及び図2に示すように、昇降
枠体11と工具マガジン19とは互いに隣合う側方位置
で連結部材23によって連結されている。これによっ
て、工具マガジン19は昇降枠体11と一体に昇降さ
れ、その昇降は昇降枠体11を駆動する送りモータ12
により行われる。
【0018】前記の連結部材23は、図1及び図2に示
すように、昇降枠体11の側面に設けられたブラケット
24と、工具マガジン19の側面に設けられた凸部26
とより構成され、ブラケット24に凸部26を嵌合した
後に図示しないアジャストボルトによって連結固定され
ている。
【0019】また、図1及び図2に示すように、昇降枠
体11の側面に設けられたブラケット24には、工具交
換手段28が設けられている。これにより、工具交換手
段28は、工具マガジン19及び昇降枠体11と一体に
昇降され、その昇降は昇降枠体11を駆動する送りモー
タ12により行われる。
【0020】前記の工具交換手段28は、図1に示すよ
うに、一対の把持部29,30をその両端に有する回転
自在の工具交換アーム31を備えている。工具交換アー
ム31は、例えば、一方の把持部29が交換位置のスピ
ンドル15に保持された工具x1 を把持したとき、同時
に、他方の把持部30が工具マガジン19に保持された
工具x2 を把持する。両把持部29,30の中間位置に
は、工具交換アーム31の回転軸32が設けられてい
る。図3及び図7に示すように、回転軸32は、支持ブ
ロック32aを介して前記のブラケット24に回転自在
に支持されている。この回転軸32を介して工具交換ア
ーム31を回転駆動する駆動手段33が設けられてい
る。
【0021】この駆動手段33は、図3乃至図6に示す
ように、回転軸32に備えられたピニオンギア34と、
それに歯合するラック35と、このラック35にピスト
ンロッド36が連結された第1シリンダ37と、更に、
ラック35のストロークを伸長するためにピストンロッ
ド38を、第1シリンダ37に固定された連結ブロック
39を介して連結した第2シリンダ40とによって構成
されている。連結ブロック39は第1シリンダ37を固
定した状態で、ブラケット24に上方に延設されたスラ
イドバー41にそって摺動自在となっている。これによ
り、ラック35は、先ず、第1シリンダ37によって第
1の駆動が行われ、次いで、第2シリンダ40によって
第2の駆動が行われるので、駆動時のストロークを長く
することができ、しかも、駆動手段33をコンパクトに
構成することができる。 更に、図1及び図7に示すよ
うに、回転軸32の外方には、例えば、工具交換アーム
31が各位置の工具x1 ,x2 を把持したとき工具交換
アーム31を、支柱8側から回転軸32の軸線e上の外
方に離反させる水平シリンダ42が設けられている。こ
の水平シリンダ42は、図7及び図8に示すように、回
転軸32に一体に設けられたシリンダ部43と、該シリ
ンダ部43の外側に摺動自在に装着された外筒部44
と、シリンダ部43によって突出されるピストンロッド
45とによって構成されている。また、回転軸32の内
部には、シリンダ部43内に連通して油を注入する油路
43aが形成されている。ピストンロッド45の先端に
は外筒部44が連結されており、外筒部44には前記の
工具交換アーム31が固定されている。更に、シリンダ
部43の外面にはその長手方向に延びる凸条46が設け
られており、外筒部44の内面には、シリンダ部43の
凸条46に案内される溝47が刻設されている。これに
よって、ラック35とピニオンギア34によって回転軸
32が回転したとき、回転軸32と一体に回転するシリ
ンダ部43と共に、外筒部44が回転し、工具交換アー
ム31が回転する。これにより、水平シリンダ42の駆
動によって、工具交換アーム31が回転軸32の軸線e
上の外方に離反し、工具交換アーム31の両把持部2
9,30が各位置で把持した夫々の工具x1 ,x2 が、
スピンドル15と工具ホルダ20から抜き取られると共
に、工具x1 ,x2 を保持した状態で工具交換アーム3
1の回転が可能となる。
【0022】次に、工具を交換する際の前述の工具交換
手段28の作動を説明する。
【0023】図1及び図2に示すように、斜塔式タレッ
トヘッド13の一方のスピンドル15が工具交換位置に
位置され、工具マガジン19の工具ホルダ20に保持さ
れたうち1つの工具x2 が、スピンドル15に保持され
た工具x1 と水平位置に位置されている。
【0024】工具交換手段28は、通常は、図1及び図
3に示すように、工具交換アーム31の長手方向が上下
方向となっており、一方の把持部29が上方に、他方の
把持部30が下方に位置されている。このとき、第1シ
リンダ37のピストンロッド36は伸長状態にあり、第
2シリンダ40のピストンロッド38は収縮状態にあ
る。これにより、斜塔式タレットヘッド13及び工具ホ
ルダ20の旋回動に対して工具交換アーム31が干渉す
ることを防止する。
【0025】交換位置のスピンドル15に取り付けられ
た工具x1 と、工具ホルダ20に保持された工具x2
を交換するとき、先ず、図4に示すように、第1シリン
ダ37のピストンロッド36を収縮させる。これによっ
て、ラック35が移動してピニオンギア34が回転さ
れ、工具交換アーム31が90度回転される。この回転
によって、一方の把持部29はスピンドル15の工具x
1 を把持し、同時に、他方の把持部30は工具ホルダ2
0の工具x2 を把持する。図示されていないが、各工具
には把持部29,30に係止される係止部が備えられて
おり、把持部29,30はこの係止部に係止することに
よて工具を把持することができる。 続いて、両把持部
29,30が工具x1 ,x2 を把持したとき、水平シリ
ンダ42を駆動して工具交換アーム31をその軸線eに
沿って外方に移動させる。即ち、図8に示すように、回
転軸32内の油路43aから油が注入されて、ピストン
48がそのロッド45を伸長させる。前述したように、
このピストンロッド45の伸長に伴って外筒部44を介
して工具交換アーム31が外方に水平移動される。これ
によって、工具x1 ,x2 は両把持部29,30に把持
された状態で、スピンドル15及び工具ホルダ20から
離反する。
【0026】続いて、図5に示すように、第2シリンダ
40のピストンロッド38を伸長する。これによって、
ラック35が移動してピニオンギア34が更に回転さ
れ、工具交換アーム31が180度回転される。この回
転によって、一方の把持部29はスピンドル15から外
された工具x1 を工具ホルダ20側に、同時に、他方の
把持部30は工具ホルダ20から外された工具x2 をス
ピンドル15側に位置させる。
【0027】次いで、水平シリンダ42を駆動して工具
交換アーム31をその軸線eに沿って内方に移動させ
る。これによって、工具x1 ,x2 は両把持部29,3
0に把持された状態で、工具ホルダ20及びスピンドル
15に取り付けられる。
【0028】そして、図6に示すように、第1シリンダ
37のピストンロッド36を伸長させる。これによっ
て、ラック35が移動してピニオンギア34が前述の回
転方向とは逆の方向に回転され、工具交換アーム31も
90度回転される。この回転によって、一方の把持部2
9は工具ホルダ20に保持された工具の把持を解除し、
同時に、他方の把持部30はスピンドル15に取り付け
た工具の把持を解除する。ここで、交換位置のスピンド
ル15に取り付けられた工具x1 と、工具ホルダ20に
保持された工具x2 との交換が完了すると共に、一方の
把持部29が下方に、他方の把持部30が上方に位置さ
れる。
【0029】そして、本実施例によれば、図3の状態か
ら図6の状態に作動させることによる工具の交換とは逆
に、図6の状態から図3の状態への作動によっても工具
の交換が可能である。
【0030】即ち、交換位置のスピンドル15に取り付
けられた工具と、工具ホルダ20に保持された工具とを
交換するとき、工具交換アーム31を、図6に示す状態
から、図5に示すように、第1シリンダ37のピストン
ロッド36を収縮させる。これによって、工具交換アー
ム31が90度回転される。この回転によって、一方の
把持部29は工具ホルダ20の工具を把持し、同時に、
他方の把持部30はスピンドル15の工具を把持する。
続いて、水平シリンダ42を駆動して工具交換アーム3
1をその軸線eに沿って外方に移動させ、図4に示すよ
うに、第2シリンダ40のピストンロッド38を収縮す
る。これによって、工具交換アーム31が180度回転
される。次いで、水平シリンダ42を駆動して工具交換
アーム31をその軸線eに沿って内方に移動させ、各工
具をスピンドル15及び工具ホルダ20に取り付ける。
【0031】そして、図3に示すように、第1シリンダ
37のピストンロッド36を伸長させる。これによっ
て、工具交換アーム31が90度回転され、両把持部2
9,30が各工具の把持を解除し、工具の交換が完了す
ると共に、一方の把持部29が上方に、他方の把持部3
0が下方に位置される。
【0032】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
のタレット工作装置は、工具交換手段を、昇降枠体と工
具マガジンとを連結する連結部材に設け、回転自在の工
具交換アームを設けたことにより、斜塔式タレットヘッ
ド及び工具マガジンの旋回時に干渉することなく、昇降
枠体や工具マガジンから独立させることができる。これ
により、斜塔式タレットヘッドや工具マガジンの構成が
複雑になることを防止することができる。
【0033】更に、第1シリンダと第2シリンダとは、
夫々のピストンロッドの軸線を平行として配設されてい
るので、タレットヘッドと工具マガジンとの間に形成さ
れる比較的狭いスペースに設けることができる。また、
工具交換アームを回転させるラックの移動は、下方に伸
縮するピストンロッドを備える第1シリンダと、上方に
伸縮するピストンロッドを備えて該第1シリンダを移動
させる第2シリンダとによって行われるので、各々のピ
ストンロッドのストロークを小としてラックのストロー
クを長くすることができ、装置をコンパクトに形成する
ことができる。更に、工具交換手段をタレッドヘッドの
昇降枠体と工具マガジンとを連結する連結部材に設けた
ことにより、該工具交換手段はタレットヘッド及び工具
マガジンに追従して昇降され、タレットヘッド及び工具
マガジンがどの位置にあっても迅速に工具の交換を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のタレット工作装置の側面
図。
【図2】図1の平面図。
【図3】工具交換手段の構成を示す説明図。
【図4】工具交換手段の作動を示す説明図。
【図5】工具交換手段の作動を示す説明図。
【図6】工具交換手段の作動を示す説明図。
【図7】水平シリンダの構成を示す説明図。
【図8】水平シリンダの作動を示す説明図。
【符号の説明】
3,7…移動台、8…支柱、11…昇降枠体、13…斜
塔式タレットヘッド、14,15…スピンドル、19…
工具マガジン、20…工具ホルダ、23…連結部材、2
4…ブラケット、26…凸部、28…工具交換手段、2
9,30…把持部、31…工具交換アーム、32…工具
交換アームの回転軸、34…ピニオンギア、35…ラッ
ク、37…第1シリンダ、36…第1シリンダのピスト
ンロッド、40…第2シリンダ、38…第2シリンダの
ピストンロッド、42…水平シリンダ、45…水平シリ
ンダのピストンロッド、A…タレット工作装置、x,x
1,x2 …工具。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動自在の移動台上に起立して設けられた
    支柱と、該支柱に沿って昇降自在の昇降枠体と、該昇降
    枠体に旋回自在に支持された斜塔式タレットヘッドと、
    該斜塔式タレットヘッドに回転自在に支持されて、一方
    が加工位置のとき他方が交換位置となる一対のスピンド
    ルと、交換位置のスピンドルに保持された工具に平行し
    て複数の工具を着脱自在に保持して前記支柱に沿って昇
    降自在の工具マガジンと、該工具マガジンと前記昇降枠
    体とを連結して前記斜塔式タレットヘッドの昇降に該工
    具マガジンの昇降を追従させる連結部材と、前記斜塔式
    タレットヘッドと前記工具マガジンとの間の前記連結部
    材に設けられ、前記工具マガジンに保持された工具のう
    ち何れかの工具を、交換位置のスピンドルに保持された
    工具と交換する工具交換手段とを備えたタレット工作装
    置において、前記工具交換手段は、交換位置のスピンド
    ルに保持された工具及び工具マガジンに保持された工具
    を同時に把持する一対の把持部を備えて前記斜塔式タレ
    ットヘッドと前記工具マガジンとの間の前記連結部材に
    配設された回転自在の工具交換アームと、該工具交換ア
    ームと同軸のピニオンギアと、該ピニオンギアに歯合し
    て上下方向に移動自在のラックと、該ラックの上端に連
    設されて下方に伸縮するピストンロッドを備え、前記連
    結部材の上方に延設されたスライドバーに沿って摺動自
    在に設けられ、前記斜塔式タレットヘッドと前記工具マ
    ガジンとの間に設けられた第1シリンダと、該第1シリ
    ンダのピストンロッドと軸線が平行となる位置において
    上方に伸縮するピストンロッドを備え、該ピストンロッ
    ドに前記第1シリンダを連設して前記連結部材に固定さ
    れ、前記斜塔式タレットヘッドと前記工具マガジンとの
    間に設けられた第2シリンダと、前記工具交換アームの
    回転軸を構成して該工具交換アームを水平方向に進退さ
    せる水平シリンダとにより構成され、該水平シリンダ
    は、前記ピニオンギアの回転軸の軸線方向に伸縮するピ
    ストンロッドを備えて該回転軸に一体に設けられたシリ
    ンダ部と、該シリンダ部の外側に該シリンダ部と一体に
    回転し且つ前記ピストンロッドに連結されて該シリンダ
    部の長手方向に摺動自在に装着され、前記工具交換アー
    ムを固定した外筒部とからなることを特徴とするタレッ
    ト工作装置。
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