JP2542871B2 - 硬貨識別装置 - Google Patents

硬貨識別装置

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JP2542871B2 JP62287718A JP28771887A JP2542871B2 JP 2542871 B2 JP2542871 B2 JP 2542871B2 JP 62287718 A JP62287718 A JP 62287718A JP 28771887 A JP28771887 A JP 28771887A JP 2542871 B2 JP2542871 B2 JP 2542871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は自動販売機等で用いられる硬貨識別装置に関
し、特に硬貨の特性を測定してそれにより得られる信号
の値が所定の許容範囲内であるかを判別することで、硬
貨の適正を判別する硬貨識別装置に関する。
(ロ)従来の技術 かかる硬貨識別装置の従来技術としては、特公昭59−
11154号公報に開示されている技術がある。これは硬貨
の特性を試験して得られる信号を、デジタルメモリに記
憶している硬貨検査のための基準値の上限値及ひ下限値
と順次比較していき、この信号が上限値と下限値の間に
あるときに検査硬貨を適正と判別する構成である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の従来技術によると以下に述べる欠
点がある。
1)測定センサーにより硬貨を測定する場合には測定セ
ンサーと硬貨との間の相対位置が問題となるが、装置ご
とに機構的なバラツキがあるためにこの位置関係は一定
しない。したがって同じ硬貨を測定しても装置ごとに測
定出力が異なるために、これに応じた許容範囲を設定し
なければならない。
2)硬貨識別装置を市場にて使用しているときに、偽似
硬貨対策等で許容範囲を変更しようとする場合にメモリ
に新たな修正データを書込む必要があってそのためには
専用のライター等の設備が必要で、市場での変更は不可
能である。
したがって本発明は、許容範囲のデータを可変抵抗回
路に設定することで、データの設定及び変更を容易にし
た硬貨識別装置を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、本発明による硬貨識
別装置は、硬貨通路を通過する硬貨を測定センサーによ
り検査してその特性に依存する硬貨特性信号を検出する
とともに、この硬貨特性信号の値が所定の許容範囲内で
あれば検査硬貨を適正と判別する硬貨識別装置におい
て、前記測定センサーの出力電圧の分圧値を出力するよ
う該測定センサーに接続されており、前記硬貨通路に検
査硬貨が存在しないときの該測定センサーの出力電圧の
分圧値が前記許容範囲の中心値を示すように設定される
第1可変抵抗回路と、供給される一定電圧を分圧しその
分圧値が前記許容範囲の幅を示すように設定される第2
可変抵抗回路が接続可能な幅データ入力端子と、前記測
定センサーと前記第1可変抵抗回路と前記幅データ入力
端子とにそれぞれ接続されておりこれらから入力する信
号をデジタル信号に変換して出力するA/D変換装置と、
前記幅についての情報が予め設定されて記憶しているデ
ジタル記憶装置と、待機状態においては前記A/D変換装
置を制御して前記第1可変抵抗回路及び前記幅データ入
力端子からの信号を導入し、硬貨が硬貨通路を通過して
前記A/D変換装置からデジタル信号による前記硬貨特性
信号が導入すると、前記幅データ入力端子に前記第2可
変抵抗回路が接続されている場合にはこれによる幅情報
と前記第1可変抵抗回路による中心値情報に基づく許容
範囲内に当該硬貨特性信号の値が納まるかによって硬貨
の適正を判別し、前記幅データ入力端子に前記第2可変
抵抗回路が接続されていない場合には前記デジタル記憶
装置に設定されている幅情報と前記第1可変抵抗回路に
よる中心値情報とに基づく許容範囲内に当該硬貨特性信
号の値が納まるかによって硬貨の適正を判別する判定装
置とから成る硬貨識別装置。
(ホ)作用 硬貨が硬貨通路を通過していない待機時において、第
1可変抵抗回路は測定センサーの出力電圧の分圧値にて
許容範囲の中心値を示す信号を出力しており、第2可変
抵抗回路が幅データ入力端子に接続されている場合に、
この第2可変抵抗回路は供給電圧の分圧値にて許容範囲
の幅を示す信号を出力している。したがって待機状態に
おいて判定装置はA/D変換装置を制御して、第1及び第
2可変抵抗回路の示す中心値情報と幅情報のデジタル信
号をそれぞれ導入する。
そして硬貨が投入されて硬貨通路を通過すると、測定
センサーの出力は硬貨の特性に応じて変動し、A/D変換
装置はこの硬貨特性信号をデジタル信号に変換して判定
装置に出力する。判定装置は入力する硬貨特性信号の値
が、正貨と認める許容範囲内にあるか否かで硬貨の適正
を判定する。このとき許容範囲の中心値は待機時におい
て導入している中心値情報にて決まるが、幅の値につい
ては、第2可変抵抗回路が幅データ入力端子に接続され
て、これによるしかるべき情報が待機時において導入さ
れているとこの値を幅情報として採用する。しかるに第
2可変抵抗回路が接続されておらず、しかるべき情報が
導入されていないと、デジタル記憶装置に設定されてい
る情報を幅情報とする。
(ヘ)実施例 本例の硬貨識別装置は、発振磁界を形成している測定
センサー(2)に検査硬貨を近づけ、それによるセンサ
ー(2)への影響度を電圧に検出して硬貨の特性を測定
するもので、測定センサー(2)は発振器(3)の発振
周波数による磁界を形成する発信コイル(2A)と、この
磁界の強さに応じた電圧を誘起する受信コイル(2B)と
から成る。そして測定センサー(2)は、硬貨(8)が
通過したときの渦電流損による受信コイル(2B)の誘起
電圧の変化を硬貨特性信号として出力する。受信コイル
(2B)の出力側はアンプ回路(9)を通して検波回路
(10)にて接続される。第1可変抵抗回路(4)は検波
回路(10)に接続されてそれによる供給電圧を分圧する
が、硬貨が測定センサー(2)に存在しないときの分圧
値は設定すべき許容範囲の中心値を示すように調整され
る。第2可変抵抗回路(5)は必要に応じて幅データ入
力端子(5A)に任意に接続されるもので、供給電圧Vcc
を分圧した値が設定すべき許容範囲の幅の値を示すよう
に調整される。A/D変換装置(11)は検波回路(10),
第1可変抵抗回路(4)及び幅データ入力端子(5A)に
接続されて、判定装置(6)の制御にてそれぞれからの
入力電圧をデジタル量に変換して判定装置(6)に出力
するものである。判定装置(6)は信号線(12),(1
3)に3通りのコード信号を出力することで、導入する
入力電圧の種類を判定装置(6)に対して指定する。デ
ジタル記憶装置(14)には設定すべき許容範囲の幅情報
が設定されるが、判定装置(6)は、第2可変抵抗回路
(5)が接続されておらず幅データ入力端子(5A)より
幅情報が入力されないと、デジタル記憶装置(14)の設
定値を許容範囲の幅情報とする。
このように幅情報の設定を2通りにしたのは次の理由
による。すなわち装置毎の各許容範囲のバラツキを調べ
てみると、その中心値が異っているのが殆んどで幅には
大きな差がない。そのため中心値は各装置毎の適正値を
それぞれの第1可変抵抗回路(4)に設定する必要があ
る。しかしながら幅情報は、当初生産の装置については
適切な幅情報が未だ確定していないために、装置にはそ
れぞれ第2可変抵抗回路(5)を接続して幅情報を調整
しながら設定するが、幅情報が明確となった段階で市場
に出す装置には、幅情報を調整して設定する必要がな
い。したがってこの段階で市場に出す装置には第2可変
抵抗回路(5)を接続することなく、確定された幅情報
をデジタル記憶装置(14)に設定するものである。した
がって判定装置(6)は、幅データ入力端子(5A)に第
2可変抵抗回路(5)が接続されている場合には、これ
による幅情報と第1可変抵抗回路(4)による中心値情
報とに基づく許容範囲にて硬貨の適正を判定し、幅デー
タ入力端子(5A)に第2可変抵抗回路(5)が接続され
ていない場合には、デジタル記憶装置(14)による幅情
報と第1可変抵抗回路(4)による中心値情報とに基づ
く許容範囲にて硬貨の適正を判定する。デジタル記憶装
置(14)は硬貨識別装置において他の目的で使用されて
いるものを利用しており、幅情報が確定した段階で市場
に出す製品には、このデジタル記憶装置(14)に確定し
た幅情報を書込むものである。この場合幅データ入力端
子(5A)には、第2可変抵抗回路(5)を接続しない。
硬貨(8)が硬貨通路(1)に存在しないときの待機
状態において、受信コイル(2B)の誘起電圧信号aは発
振器(3)の発振周波数にしたがって一定の変化を示し
ているが、この信号を検波する検波回路(10)の出力電
圧bはV1を示す。そして第1可変抵抗回路(4)は出力
電圧V1を分圧し、そのときの分圧値は許容範囲の中心値
を示している。判定装置(6)はA/D変換装置(11)に
示される検波回路(10)の出力電圧値がV1の略近傍であ
れば待機状態であることを検出して、次に第1可変抵抗
回路(4)の出力電圧及び幅データ入力端子(5A)の電
圧レベルをA/D変換装置(11)から入力する。幅データ
入力端子(5A)に第2可変抵抗回路(5)が接続されて
しかるべき値が入力されていると、判定装置(6)は第
1可変抵抗回路(4)の中心値情報と第2可変抵抗回路
(5)の幅情報とから許容範囲を検出する。しかるに幅
データ入力端子(5A)に第2可変抵抗回路(5)が接続
されておらずしかるべき値が入力されていないと、判定
装置(6)はデジタル記憶装置(14)に記憶されている
幅情報を読取り、この幅情報と第1可変抵抗回路(4)
の中心値情報とから許容範囲を検出する。
硬貨(8)が測定センサー(2)を通過して発信コイ
ル(2A)と受信コイル(2B)の間に入ると、硬貨(8)
の内部に生ずる渦電流によって誘起電圧信号aが減衰し
て検波回路(10)の出力電圧bは下降する。したがって
判定装置(6)は出力電圧bのV1からの降下により硬貨
(8)の通過を検出して許容範囲の中心値と幅との取込
みを停止し、以後、検波回路(10)からの出力のみを取
込むようにA/D変換装置(11)を制御する。そして判定
装置(6)は逐次入力する検波回路(10)から出力電圧
から最小電圧V2を検出して、V2を既に検出してある許容
範囲とで比較して硬貨(8)の適正を判別する。
硬貨(8)が測定センサー(2)から離れて検波回路
(10)の出力電圧bが再びV1を示すと、判定装置(6)
は待機状態に復帰したことを判断して、検波回路(10)
からの出力の取込みとともに、第1可変抵抗回路(4)
及び幅データ入力端子(5A)の出力も取込むようにA/D
変換装置(11)を制御する。
デジタル記憶装置(14)に幅情報を設定した硬貨識別
装置でも、幅データ入力端子(5A)に第2可変抵抗回路
(5)を接続することで幅情報の調整が可能となる。こ
れは幅情報が確定した後であっても、偽貨対策等により
急遽幅情報を変更したい場合に有効となる。
(ト)発明の効果 本発明によると可変抵抗回路により許容範囲を設定す
るために、データの設定及び変更を容易に行うことがで
きる。そして許容範囲は中心値と幅とにより設定する
が、幅に関してその値が確定した後については、以後の
装置は先の装置と同じ仕様であるにもかかわらず幅情報
をデジタル記憶装置に設定するために可変抵抗回路が必
要なく、装置のコストの低下が図れる。しかも幅情報を
設定する可変抵抗回路を具備していない装置であって
も、幅データ入力端子に可変抵抗回路を接続することで
幅情報の調整が行え、幅情報の変更に容易に対処でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に依る硬貨識別装置の構成図、第2図は
測定センサーの出力波形図、第3図は検波回路の出力波
形図である。 (1)……硬貨通路、(2)……測定センサー、(4)
……第1可変抵抗回路、(5)……第2可変抵抗回路、
(6)……判定装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨通路を通過する硬貨を測定センサーに
    より検査してその特性に依存する硬貨特性信号を検出す
    るとともに、この硬貨特性信号の値が所定の許容範囲内
    であれば検査硬貨を適正と判別する硬貨識別装置におい
    て、前記測定センサーの出力電圧の分圧値を出力するよ
    う該測定センサーに接続されており、前記硬貨通路に検
    査硬貨が存在しないときの該測定センサーの出力電圧の
    分圧値が前記許容範囲の中心値を示すように設定される
    第1可変抵抗回路と、供給される一定電圧を分圧しその
    分圧値が前記許容範囲の幅を示すように設定される第2
    可変抵抗回路が接続可能な幅データ入力端子と、前記測
    定センサーと前記第1可変抵抗回路と前記幅データ入力
    端子とにそれぞれ接続されておりこれらから入力する信
    号をデジタル信号に変換して出力するA/D変換装置と、
    前記幅についての情報が予め設定されて記憶しているデ
    ジタル記憶装置と、待機状態においては前記A/D変換装
    置を制御して前記第1可変抵抗回路及び前記幅データ入
    力端子からの信号を導入し、硬貨が硬貨通路を通過して
    前記A/D変換装置からデジタル信号による前記硬貨特性
    信号が導入すると、前記幅データ入力端子に前記第2可
    変抵抗回路が接続されている場合にはこれによる幅情報
    と前記第1可変抵抗回路による中心値情報に基づく許容
    範囲内に当該硬貨特性信号の値が納まるかによって硬貨
    の適正を判別し、前記幅データ入力端子に前記第2可変
    抵抗回路が接続されていない場合には前記デジタル記憶
    装置に設定されている幅情報と前記第1可変抵抗回路に
    よる中心値情報とに基づく許容範囲内に当該硬貨特性信
    号の値が納まるかによって硬貨の適正を判別する判定装
    置とから成る硬貨識別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62164191A (ja) * 1986-01-16 1987-07-20 三洋電機株式会社 硬貨識別装置
JPS62173585A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 三洋電機株式会社 硬貨識別装置

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