JP2542470B2 - デ―タモ―ド収束装置及び方法 - Google Patents

デ―タモ―ド収束装置及び方法

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JP2542470B2
JP2542470B2 JP4016185A JP1618592A JP2542470B2 JP 2542470 B2 JP2542470 B2 JP 2542470B2 JP 4016185 A JP4016185 A JP 4016185A JP 1618592 A JP1618592 A JP 1618592A JP 2542470 B2 JP2542470 B2 JP 2542470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図6乃至図7) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 一実施例の説明(図2乃至図5) (b) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、自動等化部の等化能力
がなくなった発散状態を検出して、データにより収束さ
せるためのデータモード収束装置及び方法に関する。
【0003】モデム(変復調装置)は、音声帯域を利用
したアナログ回線において、データ伝送のため、広く利
用されている。データ伝送システムでは、かかるモデム
をマルチポイント接続する形態をとっており、子局モデ
ムでは、電源投入時や自動等化器の等化能力をなくした
発散時に、収束を行う必要があり、相手局からトレーニ
ング信号を送信してもらうことなく、他のモデムの伝送
に影響を与えないで、データモードにて、自動等化器の
収束(引き込み)を完了するデータモード収束方法が用
いられている。
【0004】かかるマルチポイント接続においては、回
線コストの低減が要求されており、このためには、周波
数帯域分割による同一回線でのデータ伝送が有効である
が、信号点が増加するため、より高精度なデータモード
収束を行う必要がある。
【0005】
【従来の技術】図6、図7は従来技術の説明図(その
1)、(その2)である。図6(A)に示すように、マ
ルチポイント接続は、センタ15等の親局に回線を介し
て多数の端末を接続する際に、親局のモデム10を回線
を介して各端末(子局)16のモデム11〜13にマル
チポイント接続するものである。
【0006】かかるシステムでは、親局モデム10は、
常時動作しており、子局モデム11〜13は、必要な時
点で電源オンされ、データ伝送する。子局モデム11〜
13では、電源オンや、データ受信中の等化過程で、自
動等化器が等化能力を失った時(発散という)には、親
局モデム10にトレーニング信号の送出を要求すればよ
いが、マルチポイントシステムでは、1つの子局モデム
の自動等化器が発散する度に、トレーニングを行うと、
他の子局モデムのデータ通信も停止してしまうから、デ
ータ通信効率が低下する。
【0007】そこで、発散したモデムにおいて、受信デ
ータから収束を行うデータモード収束方法が、特開昭5
6−78243号公報(特願昭54−155342号明
細書)、特公平1−36284号公報(特開昭57−1
62821号公報、特願昭56−48250号明細書)
等により、提案されている。
【0008】かかる提案のデータモード収束方法を、図
7、図6(B)〜(D)により説明すると、第1に、自
動等化出力のレベルを調整する必要があり、第2に、位
相に対する修正が必要である。
【0009】このため、図6(B)に示すように、例え
ば、8値の信号点のアイパターンでは、アイパターンの
内側の信号点(点線内)は、符号間干渉量が大きく、外
側の信号点は符号間干渉量が小さいので、誤った判定の
少ない外側の点を用いて、データとエラーの相関をと
り、自動等化部1のセンタタップを修正するようにして
いた。
【0010】図7(A)で説明すると、自動等化部1の
出力を判定部2で判定して、信号点(基準点)を得ると
ともに、判定前出力と判定後出力との差を演算部4で演
算し、エラーを得て、エラーと判定部2からの外側信号
点信号(外側なら「1」、内側なら「0」)とを乗算部
6で乗算する。
【0011】一方、判定部2からの正規化データNOR
と、判定前出力はキャリア自動位相補償部5に入力し、
位相補償量が算出され、乗算部3で、自動等化出力を補
正するとともに、乗算部7で、乗算部6の出力と乗算さ
れ、タップ補正量として自動等化部1に入力する。
【0012】この内、センタタップの修正は、図7
(B)に示すように、乗算部7のエラー出力(CAPC
エラー)とセンタタップデータとを乗算部103で乗算
し、制御係数αを乗算部104で乗算し、自動等化部1
の加算部102の自動等化出力を自動利得制御部105
で、乗算結果を参照電圧として、自動利得制御し、自動
等化部1のセンタタップ100のタップデータを得て、
自動等化部1の乗算部101に入力して、レベル調整し
ていた。
【0013】このようにして、自動等化部の出力レベル
と位相とを、データにより収束させるようにしていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 従来技術のアルゴリズムを確定されたものではなく、
多様な回線に適応するには、制御係数αを実験により、
決定するしかなく安定せず、信号点の多値化に従い、最
適値を実験により決定することも困難となり、収束のた
めのレベル調整が困難である。
【0015】又、従来技術では、図6(D)のアイの
閉じた発散状態の程度から出力レベルを一定に制御する
ため、図6(C)に示すようなアイの開いている状態に
収束するのに、時間がかかる。
【0016】エラー全体をフィードバックするため、
自動等化部の引き込みに時間がかかる。従って、本発明
は、実験に頼ることなく、判定前入力のレベルを調整す
ることができ、早期の収束を行うことができるデータモ
ード収束装置及び方法を提供することを目的とする。
【0017】又、本発明は、エラーとして使用できる振
幅エラーのみを抽出することにより、早期の収束を行う
ことができるデータモード収束装置及び方法を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、トランスバーサル自動等化
部1の出力を判定部2で判定して受信データを得るとと
もに、判定前出力と判定後出力とから誤差信号を得て、
該トランスバーサル自動等化部1のタップ係数を修正す
るデータモード収束方法において、該トランスバーサル
自動等化部1の出力レベルから、該自動等化部1の出力
の分散を抽出する分散抽出部8と、抽出した分散信号に
より該判定前入力のレベルを適正値に補正する補正部
と、を備えたことを特徴とする。
【0019】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記データモード収束装置は更に、前記判定前出力と前
記判定後出力とから振幅エラーを抽出する振幅エラー抽
出部9を備え、前記抽出された振幅エラーにより該トラ
ンスバーサル自動等化部1のタップ係数を修正するとと
もに、該修正の可否をデータ相互間の干渉量の少ないデ
ータにより制御することを特徴とする。
【0020】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記分散抽出部8は、該自動等化部1の出力レベ
ルを一定に補正する第1の自動利得制御部80と、前記
第1の自動利得制御部出力により信号点判定を行う信号
点判定部と、前記信号点判定部による判定結果のレベル
を補正する第2の自動利得制御部82と、該第2の自動
利得制御部出力により基準値を抽出する基準値抽出部8
3と、を備えることを特徴とする。
【0021】本発明の請求項4は、トランスバーサル自
動等化部1の出力を判定部2で判定して受信データを得
るとともに、判定前出力と判定後出力とから誤差信号を
得て、該トランスバーサル自動等化部1のタップ係数を
修正するデータモード収束装置において、該判定前出力
と該判定後出力から振幅エラーを抽出する振幅エラー抽
出部9を備え、前記抽出された振幅エラーにより該トラ
ンスバーサル自動等化部1のタップ係数を修正するとと
もに、該修正の可否をデータ相互間の干渉量の少ないデ
ータにより制御することを特徴とする。
【0022】本発明の請求項5は、請求項2又は3又は
4において、前記振幅エラー抽出部9は、受信点のエネ
ルギーを二次近似により算出して、判定された信号点の
エネルギーとの差をとることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項6は、請求項2又は3又は
4において、前記振幅エラー抽出部9は、受信点を判定
された信号点で正規化して、リアル成分のみを抽出した
エラーを、該信号点に逆回転することを特徴とする。
【0024】本発明の請求項7は、請求項2又は3又は
4において、前記振幅エラー抽出部9は、受信点を半径
1の円周上に移動し、判定された信号点の大きさで正規
化した後、該受信点を引き算することを特徴とする。
発明の請求項8は、トランスバーサル自動等化部1の出
力信号を判定し、前記判定前信号と判定後信号との誤差
を算出し、前記算出された誤差に基づいて前記トランス
バーサル自動等化部1のタップ係数を修正するデータモ
ード収束方法において、前記トランスバーサル自動等化
部1から出力される信号のレベルに基づいて、前記トラ
ンスバーサル自動等化部の出力の分散を抽出し、前記抽
出した分散に基づいて前記判定前の出力信号のレベルを
適正値に制御することを特徴とする本発明の請求項9
は、トランスバーサル自動等化部1の出力信号を判定
し、前記判定前の出力信号と判定後の出力信号との誤差
を算出し、前記算出された誤差に基づいて前記トランス
バーサル自動等化部1のタップ係数を修正するデータモ
ード収束方法において、前記判定前信号と判定後信号と
から振幅エラーを抽出し、前記振幅エラーに基づいて前
記トランスバーサル自動等化部1のタップ係数を修正す
るとともに、前記タップ係数の修正可否はデータ相互間
の干渉量の少ないデータにより制御することを特徴とす
る。
【0025】
【作用】従来は自動等化部1の発散の程度を抽出してい
たため、発散すると、平均レベルが小さくなることか
ら、次第に出力レベルを大きく制御するため、理想値か
ら外れた大きな値となり、収束が遅くなり、制御係数α
で調整する必要があったが、本発明の請求項1と8
は、トランスバーサル自動等化部1の出力レベルから、
該自動等化部1の出力の分散を抽出し、抽出した分散信
号により該判定前入力のレベルを適正値に補正するた
め、アイを適正値に補正でき、制御係数も必要なく、早
期の収束が可能となる。
【0026】又、従来は、発散後に最後に引き込むキャ
リア自動位相補償部の出力データの複素数と乗算するた
め、乗算前までのエラーが適正値であっても、キャリア
自動位相補償部の位相及び周波数が引き込んでいないた
め、自動等化部へフィードバックした時には、再び理想
値から外れているため、本発明の請求項4と9では、判
定前出力と該判定後出力から振幅エラーを抽出して、該
トランスバーサル自動等化部1のタップ係数を修正する
とともに、該修正の可否をデータ相互間の干渉量の少な
いデータにより制御するので、キャリア自動位相補償部
が引き込む前でも、キャリア自動位相補償部の出力で使
用可能な振幅のみのエラーをとり、振幅の補正が可能と
なり、自動等化部の引き込みを早めることができる。
【0027】本発明の請求項では、請求項1とを組
み合わせることにより、より早期の収束が可能となる。
本発明の請求項では、自動等化部1の出力の分散を抽
出するため、該自動等化部1の出力レベルを第1の自動
利得制御80により一定レベルに補正すると適正値より
大きくなり、信号点を判定すると、ある範囲の信号点に
割り付けるため、入力とのエネルギー差を生じるから、
これを適正値に近づけるように、判定結果を第2の自動
利得制御82により補正して、該第2の自動利得制御量
により基準値を抽出して、分散信号を得て、出力レベル
を適正値にするものである。
【0028】本発明の請求項5では、振幅エラーを抽出
するため、受信点のエネルギーを、二次近似により算出
して、判定された信号点のエネルギーとの差をとるの
で、演算の簡単な二次近似で演算でき、容易に振幅エラ
ーを算出できる。
【0029】本発明の請求項6では、振幅エラーを抽出
するため、受信点を判定された信号点で正規化して、リ
アル成分のみを抽出したエラーを、該信号点に逆回転す
るので、演算により容易に振幅エラーを算出できる。
【0030】本発明の請求項7では、振幅エラーを抽出
するため、受信点を半径1の円周上に移動し、判定され
た信号点の大きさで正規化した後、該受信点を引き算す
るので、演算により容易に振幅エラーを算出できる。
【0031】
【実施例】(a) 一実施例の説明 図2は本発明の一実施例全体構成図、図3は本発明の一
実施例要部構成図、図4は本発明の一実施例レベル調整
動作説明図、図5は本発明の一実施例振幅エラー抽出説
明図である。
【0032】図2において、図7で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してあり、8は分散抽出部であ
り、自動等化出力から発散の分散を抽出して、自動利得
制御するもの、9は振幅エラー抽出部であり、信号点|
Ref|と判定前入力とから振幅エラーを抽出するもの
である。
【0033】分散抽出部8は、自動等化出力を自動利得
制御する第1の自動利得制御部80と、第1の自動利得
制御部80の出力を信号点に割り付ける判定部81と、
判定部の信号点出力を自動利得制御する第2の自動利得
制御部82と、第2の自動利得制御部82のタップ量
(制御量)から基準値を抽出する基準値抽出部83と、
抽出された基準値を基準値として、自動等化出力を自動
利得制御する第3の自動利得制御部84とを含む。
【0034】第2の自動利得制御部82は、図3(A)
に示すように、入力を二乗して、入力エネルギーを算出
する二乗部820と、基準値から算出された入力エネル
ギーを差し引く加算部821と、加算部821の出力に
係数aを乗算する乗算部822と、加算出力を遅延する
タップ部823と、乗算部822の出力とタップ部82
3の出力とを加算する加算部824と、加算出力に係数
bを乗算する乗算部825と、乗算出力に係数cを加算
する加算部826と、入力に加算部826の出力を乗算
する乗算部827とを含む。
【0035】第2の自動利得制御部82は、タップ部8
23の入力(制御量)を、基準値抽出部83にAGC制
御信号として出力する。尚、第1、第3の自動利得制御
部80、84の構成も、図3(A)のものと同一であ
る。
【0036】基準値抽出部83は、極性変換部で構成さ
れ、第2の自動利得制御部82のAGC制御信号に係数
d(マイナス極性)を乗算する乗算部830と、乗算出
力に係数fを加算する加算部831とで構成され、第3
の自動利得制御部84の基準値を出力する。
【0037】図4を用いて、分散抽出の動作を説明する
と、自動等化部1の出力を、第1の自動利得制御部80
に入力して、レベル補正すると、発散時は、自動等化出
力の平均レベルが下がっているので、適正値より大きな
値となる。
【0038】これを判定部81で信号点判定すると、発
散時の大きな値についても、ある範囲の信号点に割り付
けるため、入力とのエネルギーの差か生じる。この判定
信号点を、第2の自動利得制御部82に入力して、レベ
ル補正すると、図4(A)に示すように、収束時は、信
号点の分散が平均化しているため、AGC入力は大きく
なり、タップ出力(AGC制御信号)は小となるが、発
散時は、信号点の分散が偏り、特に真ん中の密度が高く
なるため、AGC入力は小さくなり、タップ出力(AG
C制御信号)は大となる。
【0039】このことは、タップ出力は、自動等化出力
の分散の程度を示しており、分散が大きい(収束時)と
小、分散が小さい(発散時)と大となる。この分散の程
度により、等化出力を適正値に近づくようにするため、
第3の自動利得制御部84の基準値を、収束時は大き
く、発散時は小さくなるよう制御する。
【0040】このため、基準値抽出部83では、タップ
出力にマイナスの係数d(例えば、−1/4)を乗算
し、極性変換して、制御量も小として、第3の自動利得
制御部84の基準値として出力する。
【0041】このため、第3の自動利得制御部84は、
自動等化出力を収束時は、レベルが大きいなりに適正値
に補正して、発散時は、レベルが小さいなりに適正値に
補正して、判定部2へ判定前出力として出力する。
【0042】このように、自動等化出力レベルの分散の
程度を抽出して、フィードバックするので、発散時のよ
うに、出力レベルが過大となって、理想値から大きく外
れ、収束が困難となることを防止でき、早期の収束が可
能となる。
【0043】次に、振幅エラー抽出について、図5によ
り説明する。振幅エラー抽出部9は、図5(A)に示す
ように、判定前出力(受信点)rを二乗して、エネルギ
ーを算出する二乗部90と、二乗部90の出力を二乗す
る二乗部91と、二乗部91の出力に係数gを乗算する
乗算部92と、二乗部90の出力に係数hを乗算する乗
算部93と、乗算部92の出力と乗算部93の出力とを
加算する加算部94と、加算出力に係数kを加算する加
算部95と、加算出力に判定信号点のベクトル値|Re
f|を乗算する乗算部96と、乗算出力に係数mを加算
する加算部97と、加算出力を入力である判定前出力に
乗算する乗算部98とを含む。
【0044】この振幅エラーの抽出は、図5(B)、
(C)に示すように、受信点rの信号点(図の黒丸で示
す)に向かうベクトル(即ち、エラー)を、原点に向か
う方向成分(振幅成分)と、原点に向かう方向と直角方
向の成分(位相成分)に分けると、振幅成分は、どの位
置でもほぼ同じであるのに対し、位相成分は方向が異な
る。
【0045】そこで、位相エラーを除いて、振幅エラー
だけ抽出すると、振幅エラーで直ちに振幅は引き込まれ
ることになる。図5(D)に示すように、振幅エラー
は、下記(1)式で表される。
【0046】
【数1】
【0047】ここで、|r|は受信点の原点からのベク
トル値、ωは受信点の位相であり、|r|・e(jω)
は受信点(データ)である。|Ref|は、判定部2か
ら与えられるから、1/|r|を演算すればよいことに
なる。
【0048】この1/|r|については、二次近似を用
いて、下記(2)式により算出する。
【0049】
【数2】
【0050】ここで、|r|は下記(3)式で示される
から、(2)式は、下記(4)式となる。
【0051】
【数3】
【0052】
【数4】
【0053】図5(A)の構成は、これを実現するため
のものであり、出力は、(1)式となる。このようにし
て、判定部2の入力と判定信号点の大きさとにより、振
幅エラーを抽出して、判定部2からの外側点判定出力
(lor0)と乗算部6で乗算し、キャリア自動位相補
償部5の出力と乗算部7で乗算して、自動等化部1の各
タップを修正する。
【0054】このため、キャリア自動位相補償部5が引
き込む前に、キャリア自動位相補償部5の出力で使用可
能な振幅のみを使用し、抽出した振幅エラーにより、自
動等化部1を振幅補正し、自動等化部1の引き込みを早
めることができる。
【0055】(b) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。 振幅エラーの抽出に、受信点のエネルギーを算出して
いるが、他の方法として、受信点を判定信号点で正規化
し、リアル成分のみを抽出したエラーを、判定信号点に
逆回転させて求めてもよい。
【0056】又、別の方法として、受信点を半径1の
円周上に移動し、判定信号点の大きさで正規化した後、
受信点を引き算して求めてもよい。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 回線によって、異なる発散時の分散を抽出して、判定
部の入力レベルを適正値とし、又は振幅エラーを抽出し
て、振幅補正するので、データモードで自動等化部の引
き込みを早めることができる。
【0058】制御係数αを使用しないため、回線毎に
実験等で設定する必要がない。 自動等化部の引き込みが早くなるため、回線コストも
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の一実施例要部構成図である。
【図4】本発明の一実施例レベル調整動作説明図であ
る。
【図5】本発明の一実施例振幅エラー抽出説明図であ
る。
【図6】従来技術の説明図(その1)である。
【図7】従来技術の説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 自動等化部 2 判定部 3 乗算部 4 加算部 5 キャリア自動位相補償部 6 乗算部 7 乗算部 8 分散抽出部 9 振幅エラー抽出部 80、82、84 自動利得制御部 81 判定部 83 基準値抽出部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスバーサル自動等化部の出力を判
    定部で判定して受信データを得るとともに、判定前出力
    と判定後出力とから誤差信号を得て、該トランスバーサ
    ル自動等化部のタップ係数を修正するデータモード収束
    装置において、 該トランスバーサル自動等化部の出力レベルから、該自
    動等化部の出力の分散を抽出する分散抽出部と、 抽出した分散信号により該判定前入力のレベルを適正値
    に補正する補正部と、を備えたことを特徴とするデータ
    モード収束装置
  2. 【請求項2】 前記データモード収束装置は更に、 前記判定前出力と前記判定後出力から振幅エラーを抽
    する振幅エラー抽出部を備え、 前記抽出された振幅エラーにより 該トランスバーサル自
    動等化部のタップ係数を修正するとともに、該修正の可
    否をデータ相互間の干渉量の少ないデータにより制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータモード収束
  3. 【請求項3】 前記分散抽出部は、該自動等化部の出力
    レベルを一定に補正する第1の自動利得制御部と、 前記第1の自動利得制御部出力により信号点判定を行う
    信号点判定部と、 前記信号点判定部による判定結果のレベルを補正する第
    2の自動利得制御部と、 該第2の自動利得制御部出力により基準値を抽出する基
    準値抽出部と、を備える ことを特徴とした請求項1又は
    2記載のデータモード収束装置
  4. 【請求項4】 トランスバーサル自動等化部の出力を判
    定部で判定して受信データを得るとともに、判定前出力
    と判定後出力とから誤差信号を得て、該トランスバーサ
    ル自動等化部のタップ係数を修正するデータモード収束
    装置において、 該判定前出力と該判定後出力から振幅エラーを抽出する
    振幅エラー抽出部を備え、 前記抽出された振幅エラーにより 該トランスバーサル自
    動等化部のタップ係数を修正するとともに、該修正の可
    否をデータ相互間の干渉量の少ないデータにより制御す
    ることを特徴とするデータモード収束装置
  5. 【請求項5】 前記振幅エラー抽出部は、 受信点のエネルギーを二次近似により算出して、判定さ
    れた信号点のエネルギーとの差をとることを特徴とする
    請求項2又は3又は4記載のデータモード収束装置
  6. 【請求項6】 前記振幅エラー抽出部は、 受信点を判定された信号点で正規化して、リアル成分の
    みを抽出したエラーを、該信号点に逆回転することを特
    徴とする請求項2又は3又は4記載のデータモード収束
    装置
  7. 【請求項7】 前記振幅エラー抽出部は、 受信点を半径1の円周上に移動し、判定された信号点の
    大きさで正規化した後、該受信点を引き算することを特
    徴とする請求項2又は3又は4記載のデータモード収束
    装置
  8. 【請求項8】 トランスバーサル自動等化部の出力信号
    を判定し、 前記判定前信号と判定後信号との誤差を算出し、 前記算出された誤差に基づいて前記トランスバーサル自
    動等化部のタップ係数を修正するデータモード収束方法
    において、 前記トランスバーサル自動等化部から出力される信号の
    レベルに基づいて、前記トランスバーサル自動等化部の
    出力の分散を抽出し、 前記抽出した分散に基づいて前記判定前の出力信号のレ
    ベルを適正値に制御することを特徴とする、データモー
    ド収束方法。
  9. 【請求項9】 トランスバーサル自動等化部の出力信号
    を判定し、 前記判定前の出力信号と判定後の出力信号との誤差を算
    出し、 前記算出された誤差に基づいて前記トランスバーサル自
    動等化部のタップ係数を修正するデータモード収束方法
    において、 前記判定前信号と判定後信号とから振幅エラーを抽出
    し、 前記振幅エラーに基づいて前記トランスバーサル自動等
    化部のタップ係数を修正するとともに、 前記タップ係数の修正可否はデータ相互間の干渉量の少
    ないデータにより制御することを特徴とする、データモ
    ード収束方法。
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