JP2541598Y2 - 拭き取り具 - Google Patents

拭き取り具

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JP2541598Y2
JP2541598Y2 JP1990053421U JP5342190U JP2541598Y2 JP 2541598 Y2 JP2541598 Y2 JP 2541598Y2 JP 1990053421 U JP1990053421 U JP 1990053421U JP 5342190 U JP5342190 U JP 5342190U JP 2541598 Y2 JP2541598 Y2 JP 2541598Y2
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Japan
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巌 石坂
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロール式のペーパータオルや不織布等をケ
ース内に収容し、このケースを利用して窓ガラス等の汚
れを拭き取るための、拭き取り具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、乗用車等の車両のウィンドウガラスやドアガラ
ス或いはインストールメントパネルやシートなどの汚れ
を清掃する場合、一般的には車両内に掃除用のタオルな
どを常備しておき、ガラスに汚れが付着したり、細かい
水滴が付いて曇った時に、このタオル等を利用して、汚
れや曇りを拭き取るようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、収納スペースに限りがある車室内に上記タ
オル等を置いておくことは、車内の美観を損なうもので
あり、しかも汚れたタオルを置いておくことは、衛生上
も好ましくない。
また、乗用車等の車両内に限らず、家庭内にあって
も、掃除用のタオルなどは、これが汚れてしまったら、
きれいなものと頻繁に取り替えなければならないので、
多くの手数を要するという問題もある。このため、使い
捨てのペーパータオル等が一般に広く普及しているが、
これをケース内に収容した状態で、そのまま清掃に利用
できるような拭き取り具は知られていない。
本考案は上記の問題に鑑みて案出されたものであっ
て、ケース内にロール状に巻き取られた状態で収納され
ているペーパータオル等を利用して、窓ガラス等を清掃
でき、ペーパータオル等の汚れた部分を適宜捨ててしま
える衛生上優れた拭き取り具を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案にあっては、車両室
内のコンソールの側壁に設けられた取り付け用孔に嵌入
する拭き取り具であって、側壁の外面に弾性部材が被着
されると共に内部に拭き取り部材を収容し得るケース
と、この拭き取り部材のケース外部に引き出された延出
部を上記弾性部材の上を通るように把持し且つ送り出す
送り機構とを有し、一端がケースの蓋体の内側の所定位
置に固定され、他端部が円弧状の接触面となるように形
成し、拭き取り部材に当接して付勢した板バネと、取り
付け用孔に嵌入して弾性的に保持するための板バネであ
って、ケースの蓋体上面及び下面の所定位置に形成した
複数の貫通孔に装着した板バネとを備えている。
〔作用〕
本考案に係る拭き取り具にあっては、ケース内に収容
されているロールペーパー等の拭き取り部材が外部に引
き出され、且つその延出部はケースの外面に被着されて
いる弾性部材上を通って、把持部を兼ねた送り機構によ
り保持されるようになっている。
この状態で使用者はケースを手に持って、このケース
の外側に露出しているペーパータオルの延出部を汚れた
ガラス面等に押しつけつつ払拭することにより、このガ
ラス面等の清掃を行うことができる。
また、ペーパータオルが汚れたら、送り機構によりペ
ーパータオルの汚れた部分を送り出し、この部分を捨て
てしまえば、ケース外側の弾性部材上には新しいペーパ
ータオルが位置することになり、次回の使用に備えるこ
ととなる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る拭き取り具の好適な一実施例を、
添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図及び第2図において、拭き取り具1はロール状
拭き取り部材2を収容し得るケース3と、このケース3
内の側壁の外面に被着された弾性部材4と、上記拭き取
り部材2の延出部2aを弾性部材4上を通るように把持し
且つこれを送り出す送り機構5とから構成されている。
ケース3は内部に拭き取り部材2を収容するのに充分
な空間を画成しており、この拭き取り部材2の装着及び
取り外しが容易にできるように、ケース本体3aと、この
ケース本体3aに着脱される蓋体3bとで構成されている。
蓋体3bは本実施例にあっては、拭き取り作業に際して使
用者が片手で把持し易いように、例えば図示のような凸
状に突出した形状に形成される。また、ケース本体3aの
側壁には弾性部材4が被着されており、この弾性部材4
上に拭き取り部材の延出部2aが位置せしめられて、後述
するように拭取り面として作用させていることから、該
側壁は平面上に形成されることが好ましい。
さらに、ケース本体3aの内側には、例えば図示するよ
うな軸受け部3cが一体的に形成されており、この軸受け
部3cにロール状の拭き取り部材2が所定の枢軸を介して
回転自在に取り付けられるようになっている。
ケース本体3aの外面に被着されている弾性部材4はス
ポンジや軟質ゴム材をシート状に形成したものが好適に
用いられ、該弾性部材4は本実施例にあっては、ケース
本体3aの側壁の外面に接着剤にて被着されている。
ロール状の拭き取り部材2は、例えばペーパータオル
や不織布等を、中空円筒状の芯材に巻き取ったものが好
適に使用される。この拭き取り部材2は、ケース3内の
前記軸受け部3cの軸受け穴に枢支される図示しない枢軸
がその中空円筒状芯材内に挿入され、この芯材を回転軸
として、該枢軸の周囲に回転し得る状態で上記ケース内
に収容されている。また、このロール状に巻き取られた
拭き取り部材2の先端は、ケース3に設けられた開口6
からローラ7を介して外部に引き出し得るようになって
おり、この開口6は、図示するように上記弾性部材4が
被着されているケース側壁の外面に隣接して設けられて
いる。
さらに、第2図に示すように、ケース3内に収容され
たロール状拭き取り部材2には、一端がケースの蓋体3b
の内側の所定位置に固定され、他端部が円弧状の接触面
となるように形成された板バネ8が当接しており、該ロ
ール状拭き取り部材2を図において左方に付勢してい
る。これによりロール状拭き取り部材2がケース3内で
空回りしないようになっている。
把持部を兼ねる送り機構5は、弾性部材4が設けられ
ているケース3の側壁に隣接して、該側壁からケース3
の外面に沿ってやや回りこんだ下流位置において、ケー
スの蓋体3bと一体的に形成されたギヤカバー3d内に配設
されている。この送り機構5は、ギヤ5aと、このギヤ5a
と歯合するギヤ5bとから主として構成されている。
この送り機構5のギヤ5aとケース3の外部に露出して
設けられたダイヤル9は回転軸5cにより結合されてい
る。また、ギヤ5bの回転軸5dはケース本体3aの内面に第
2図において上下方向に延びる長孔3eに緩く嵌入されて
おり、図において左右方向の動きを規制されている。そ
してこれらのギヤの各回転軸5c及び5dには引っ張りバネ
5eの各端部がそれぞれ接続されている。これにより、ギ
ヤ5aと5bは互いに圧接して噛合状態を保つようになって
いるから、これらの各ギヤ5a及び5bの間に挟まれた拭き
取り部材2の延出部2cを確実に把持することができると
共に、ダイヤル9を回転させることにより、この延出部
2cを取り出し口へ向かって送ることができるものであ
る。
上記ギヤカバー3dの正面側には、スリット状の取り出
し口10が設けられており、該取り出し口10の上端部に
は、拭き取り部材2の取り出し口10から外部に引き出さ
れた部分を切断し得るカッター刃10aが設けられてい
る。
また、本実施例の拭き取り具1にあっては、そのケー
ス蓋体3bの上面及び下面の所定位置に複数の貫通孔を形
成し、これらの貫通孔を利用して第2図に示すような板
バネ11a及び11bがそれぞれ装着されている。これらの板
バネ11a,11bは、例えば貫通孔の縁部にその一端が固定
され、他端がケース3の外部にやや突出するように取り
付けられている。これにより、拭き取り具1は、第2図
及び第3図に示されているように、車両室内のコンソー
ルの側壁12に設けられた取り付け用孔に嵌入された際、
板バネ11a,11bの付勢力によって該嵌入状態が弾性的に
保持されるようになっている。
本実施例は以上のように構成されており、次にその作
用を説明する。
先ず、拭き取り具1のケース3の蓋体3bを開けて、軸
受け部3cに支持されている図示しない枢軸をロール状の
ペーパータオル2の中空円筒状芯材に差し入れて装着す
る。次いで、ロール状のペーパータオルを第2図におい
て反時計方向に回転させて、その延出部2aをローラ7を
介して開口6からケース3の外部へ引き出す。
そして、ケース本体3aに蓋体3bを被せて、第1図に表
れている止め具13で固定し、開口6からケース3の外部
に露出しているペーパータオルの延出部2aを、さらに引
き出しながら、該延出部を弾性部材4の上を通って送り
機構5まで持ち来す。ここで、ダイヤル9を回転させな
がら、延出部2aの先端をギヤ5aと5bの間で把持させる。
これにより、ケース本体の側壁の外面は、弾性部材4上
をペーパータオルの延出部2aが覆うから、この延出部2a
の露出面を拭き取り面として使用できる。
したがって、ケース3の蓋体3b側を手に持って、上記
拭き取り面で汚れたガラス面等の拭き掃除をすることが
でき、この拭き取り面が汚れたら、ダイヤル9を回転さ
せて汚れたペパータオルを開口10から取り出し、カッタ
ー刃10aにより切除してしまえばよい。
本考案に係る拭き取り具は、汚れたガラス面の拭き取
り等の拭き掃除に用い得るほか、単に車室内に装備され
るペーパータオルの容器としても好適に使用できるもの
である。
さらに、この拭き取り具は車両の室内に装備するとき
わめて便利であるが、これに限らず例えば家庭内の台所
等においても好適に使用し得ることは、言うまでもな
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、ケース内にロー
ル状に巻き取られた状態で収納されているペーパータオ
ル等を利用して、窓ガラス等を清掃でき、ペーパータオ
ル等の使用済部分を適宜捨ててしまえる衛生上優れた拭
き取り具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る拭き取り具の一実施例を示す斜視
図。 第2図は第1図のA−A線断面図。 第3図は第1図及び第2図の拭き取り具を、車両コンソ
ールの側壁に取り付けた状態を示す斜視図である。 1……拭き取り具;2……ロール状に巻き取られた拭き取
り部材;2a……延出部;3……ケース;3a……ケース本体;3
b……蓋体;4……弾性部材;5……送り機構;6……開口;7
……ローラ;8……板バネ;9……ダイヤル;10……取り出
し口。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両室内のコンソールに設けられた取り付
    け用孔に嵌入して保持する拭き取り具であって、 側壁の外面に弾性部材が被着され、かつ、内部にロール
    状に巻き取られた拭き取り部材を収容するケースと、 該ケースの外部に引き出された拭き取り部材の延出部を
    上記弾性部材上を通るように把持し且つ送り出す送り機
    構と、 一端がケースの蓋体内側の所定位置に固定され、他端部
    が円弧状の接触面となるように形成し、上記拭き取り部
    材に当接して付勢した板バネと、 上記取り付け用孔に嵌入して拭き取り具を弾性的に保持
    するための板バネであって、上記ケースの蓋体上面及び
    下面の所定位置に形成した複数の貫通孔に装着した板バ
    ネとを備えている、拭き取り具。
  2. 【請求項2】前記ケースが、弾性部材を被着した側壁に
    隣接して拭き取り部材の外部引出し用開口部を有してお
    り、且つ上記弾性部材を挟んで上記開口部と反対の位置
    に拭き取り部材の延出部を把持し且つ送り出す送り機構
    が配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    拭き取り具。
  3. 【請求項3】前記送り機構が、互いに当接した一対のギ
    ヤでなっていて、ケースと一体的に形成されたギヤボッ
    クスに収容されており、該ギヤボックスには拭き取り部
    材の延出部が上記送り機構から送られてケース外部に繰
    り出されるためのスリット状の取り出し口が形成されて
    おり、且つ該取り出し口の上縁部には、カッター刃が配
    設されていることを特徴とする、請求項1に記載の拭き
    取り具。
JP1990053421U 1990-05-22 1990-05-22 拭き取り具 Expired - Lifetime JP2541598Y2 (ja)

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JPH0414045U JPH0414045U (ja) 1992-02-04
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594608Y2 (ja) * 1980-04-18 1984-02-10 修 佐藤 付着ゴミ取り器
JPH0212364U (ja) * 1988-07-08 1990-01-25

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JPH0414045U (ja) 1992-02-04

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