JP2541547B2 - 液晶パネル駆動方法 - Google Patents
液晶パネル駆動方法Info
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- JP2541547B2 JP2541547B2 JP62098124A JP9812487A JP2541547B2 JP 2541547 B2 JP2541547 B2 JP 2541547B2 JP 62098124 A JP62098124 A JP 62098124A JP 9812487 A JP9812487 A JP 9812487A JP 2541547 B2 JP2541547 B2 JP 2541547B2
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- liquid crystal
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- scanning
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マトリックス型液晶パネルの駆動方法に関
するものである。
するものである。
近年、マトリックス型液晶パネルは、高密度、大画
面、高画質が求められているが、本発明の目的は、表示
解像度を低下させずにコントラスト、視野角特性の良い
液晶パネルを提供することにある。
面、高画質が求められているが、本発明の目的は、表示
解像度を低下させずにコントラスト、視野角特性の良い
液晶パネルを提供することにある。
液晶パネルの表示画面内にアクティブ素子を持たない
パッシブマトリックス型の液晶パネル表示では、透過率
が主に画素間に印加される実効値電圧に依存することを
利用して、走査電極駆動回路から特定の走査電極に選択
パルスを印加する期間(以下選択パルスと称する)に、
その走査電極上の各画素には信号電極駆動回路から表示
階調に応じてパルス幅を調節した電圧波形(以下パルス
幅変調波形と称する)が信号電極を介して印加され、そ
の画素に印加される全体の実効電力に対する寄与分に相
当する、この選択パルスとパルス幅変調波形の差の電圧
波形が画素の透過率を調節する。
パッシブマトリックス型の液晶パネル表示では、透過率
が主に画素間に印加される実効値電圧に依存することを
利用して、走査電極駆動回路から特定の走査電極に選択
パルスを印加する期間(以下選択パルスと称する)に、
その走査電極上の各画素には信号電極駆動回路から表示
階調に応じてパルス幅を調節した電圧波形(以下パルス
幅変調波形と称する)が信号電極を介して印加され、そ
の画素に印加される全体の実効電力に対する寄与分に相
当する、この選択パルスとパルス幅変調波形の差の電圧
波形が画素の透過率を調節する。
一方、同一信号電極上の表示画素が選択期間ごとに順
次変っていくので、信号電極駆動回路はその都度パルス
幅変調波形を変えて各信号電極に出力し続けるので、各
画素は選択期間以外にも信号電極から電圧を印加(以下
バイアス電圧と称する)される。このバイアス電圧は各
画素において波形が異なるが振幅と印加する期間が共通
なので、実効値への寄与分が等しくなり、各画素に透過
率の差を与えない。この駆動方法を電圧平均化法と呼ん
でいる。
次変っていくので、信号電極駆動回路はその都度パルス
幅変調波形を変えて各信号電極に出力し続けるので、各
画素は選択期間以外にも信号電極から電圧を印加(以下
バイアス電圧と称する)される。このバイアス電圧は各
画素において波形が異なるが振幅と印加する期間が共通
なので、実効値への寄与分が等しくなり、各画素に透過
率の差を与えない。この駆動方法を電圧平均化法と呼ん
でいる。
しかし走査電極数が増加し、選択期間に対するバイア
ス期間が増加すると、利用できる透過率の幅が狭くなり
コントラストが低下する。そこで画面を分割して表示す
る方法や、非表示期間には走査電極と信号電極の電位差
を等しくする方法や、走査電極を同時に数本選択して、
選択パルスにしたがって1操作電極ずつシフトさせる方
法(以下畳み込み走査駆動と称する。信学技報Vol.86 N
O.255、(1986)、25)が採用されている。
ス期間が増加すると、利用できる透過率の幅が狭くなり
コントラストが低下する。そこで画面を分割して表示す
る方法や、非表示期間には走査電極と信号電極の電位差
を等しくする方法や、走査電極を同時に数本選択して、
選択パルスにしたがって1操作電極ずつシフトさせる方
法(以下畳み込み走査駆動と称する。信学技報Vol.86 N
O.255、(1986)、25)が採用されている。
従来例を第3図、第4図を用いて説明する。
第2図のようなマトリックス型液晶パネルにおける通
常駆動の波形例が第3図である。フィールド期間Tfの
間、走査側電極には順次、走査期間Tlの選択パルスが、
走査電極Ti、Ti+1、Ti+2に印加される。信号電極Djに
は、選択パルスに同期して、表示階調に応じた波形が印
加されるため、画素(i、j)には、両波形のの波形が
印加される。
常駆動の波形例が第3図である。フィールド期間Tfの
間、走査側電極には順次、走査期間Tlの選択パルスが、
走査電極Ti、Ti+1、Ti+2に印加される。信号電極Djに
は、選択パルスに同期して、表示階調に応じた波形が印
加されるため、画素(i、j)には、両波形のの波形が
印加される。
走査電極本数をNとすると、TfとTlの関係は、Tf=N
×Tlとなり、駆動デューティーDはD=Tl/Tf=1/Nとな
る。
×Tlとなり、駆動デューティーDはD=Tl/Tf=1/Nとな
る。
次に、畳み込み走査駆動の例を、第4図に示した。走
査側電極は、TiとTi+1を同時に選択し、信号パルスにし
たがって、一走査線ずつシフトさせてゆく。つまり、Ti
とTi+1、Ti+iとTi+2、Ti+2とTi+3…… のように、選択
パルスを印加する。同時選択本数をnとすると、TfとTl
の関係は、 となり、駆動デューティーDは、n/Nとなり、コントラ
ストは向上する。しかし、画素(i、j)には、画素
(i+1、j)の情報も、伝達されるために、表示解像
度が減少し、表示画像が、文字表示のように自己相関性
が弱い場合は、輪郭がぼやけて、文字が判読できにくく
なるために、この畳み込み走査駆動を行なうことはでき
ない。
査側電極は、TiとTi+1を同時に選択し、信号パルスにし
たがって、一走査線ずつシフトさせてゆく。つまり、Ti
とTi+1、Ti+iとTi+2、Ti+2とTi+3…… のように、選択
パルスを印加する。同時選択本数をnとすると、TfとTl
の関係は、 となり、駆動デューティーDは、n/Nとなり、コントラ
ストは向上する。しかし、画素(i、j)には、画素
(i+1、j)の情報も、伝達されるために、表示解像
度が減少し、表示画像が、文字表示のように自己相関性
が弱い場合は、輪郭がぼやけて、文字が判読できにくく
なるために、この畳み込み走査駆動を行なうことはでき
ない。
本発明は、このような解像度の低下を起こさずに、液
晶パネルのコントラストを良くすることを目的とするも
のである。
晶パネルのコントラストを良くすることを目的とするも
のである。
上記目的のため本発明においては、フィールド期間ご
とに、走査電極の走査期間および選択本数を切り換える
ことを、周期的に繰り返すようにした。
とに、走査電極の走査期間および選択本数を切り換える
ことを、周期的に繰り返すようにした。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示し、第1図(A)
は走査電極Ti〜Ti+2への印加波形、第1図(B)は信号
電極Djへの印加波形、第1図(C)は画素(i、j)へ
の印加波形である。
は走査電極Ti〜Ti+2への印加波形、第1図(B)は信号
電極Djへの印加波形、第1図(C)は画素(i、j)へ
の印加波形である。
第1図(A)において、フィールド期間Tfごとに、走
査期間Tl1とTl2を交互に繰り返している。また、同時に
選択本数も、第1フィールドでは2本、第2フィールド
では1本と交互に繰り換えている。この時のTfとTlの関
係は、第1フィールドでは、 第2フィールドでは、 となり、交互に繰り返した場合の駆動デューティーD
は、 となる。第1図では同時選択本数n=2の場合を示して
いるので、 となり、通常駆動 より、1.5倍もデューティーは良くなり、コントラスト
と視野角特性が、かなり改善された。
査期間Tl1とTl2を交互に繰り返している。また、同時に
選択本数も、第1フィールドでは2本、第2フィールド
では1本と交互に繰り換えている。この時のTfとTlの関
係は、第1フィールドでは、 第2フィールドでは、 となり、交互に繰り返した場合の駆動デューティーD
は、 となる。第1図では同時選択本数n=2の場合を示して
いるので、 となり、通常駆動 より、1.5倍もデューティーは良くなり、コントラスト
と視野角特性が、かなり改善された。
また、表示解像度は、第2フィールドで、画素(i、
j)のみ選択されるので、ほとんど低下しなかった。な
お、本実施例では、1フィールド期間ごとに走査期間Tl
1とTl2を交互に繰り返したが、この組み合せを、Tl1・T
l2・Tl3等のように数フィールドで1組とし、それを周
期的に繰り返すようにすることで、コントラストと表示
解像度の最適な状態に設定することが可能なことは、明
らかである。
j)のみ選択されるので、ほとんど低下しなかった。な
お、本実施例では、1フィールド期間ごとに走査期間Tl
1とTl2を交互に繰り返したが、この組み合せを、Tl1・T
l2・Tl3等のように数フィールドで1組とし、それを周
期的に繰り返すようにすることで、コントラストと表示
解像度の最適な状態に設定することが可能なことは、明
らかである。
また、第1フィールドでは、畳み込み走査駆動を用い
ず、走査電極TiとTi+1、Ti+2とTi+3に同一波形を印加す
ることも可能である。
ず、走査電極TiとTi+1、Ti+2とTi+3に同一波形を印加す
ることも可能である。
第5図は、本発明の第2の実施例である。第1の実施
例では、フィールド期間ごとの実効電圧値が異なるため
に、液晶の応答時間の遅い(50m sec以上)パネルで
は、問題ないが、応答時間の非常に速いパネル(50m se
c以下)では、多少ちらつきが生じるために、走査期間T
l2の選択電圧VS2を、走査期間Tl1の選択電圧VS1より大
きくして、各フィールド期間の実効電圧値をほぼ同じに
してある。ここで、各走査期間の選択電圧と、信号電極
の電圧VDの関係として、 に設定した場合、完全に、ちらつきは、消すことができ
た。
例では、フィールド期間ごとの実効電圧値が異なるため
に、液晶の応答時間の遅い(50m sec以上)パネルで
は、問題ないが、応答時間の非常に速いパネル(50m se
c以下)では、多少ちらつきが生じるために、走査期間T
l2の選択電圧VS2を、走査期間Tl1の選択電圧VS1より大
きくして、各フィールド期間の実効電圧値をほぼ同じに
してある。ここで、各走査期間の選択電圧と、信号電極
の電圧VDの関係として、 に設定した場合、完全に、ちらつきは、消すことができ
た。
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、
ほとんど、表示解像度を減少させることなしに、コント
ラストを向上することができた。
ほとんど、表示解像度を減少させることなしに、コント
ラストを向上することができた。
従って、表示画像の自己相関性の弱い端末用液晶パネ
ルから、自己相関性の強い、液晶TV用パネルにいたるま
で、コントラストおよび視野角特性等の表示性能が良い
液晶パネルを提供できた。
ルから、自己相関性の強い、液晶TV用パネルにいたるま
で、コントラストおよび視野角特性等の表示性能が良い
液晶パネルを提供できた。
第1図は本発明の第1の実施例の液晶パネル駆動波形例
で、(A)は走査電極への印加波形図、(B)は信号電
極への印加波形図、(C)は画素に印加される波形図、 第2図は本発明の対象とするマトリックス型液晶パネル
の透明電極の配置を示す平面図、 第3図は従来の一般的な電圧平均化法による駆動波形例
を示す波形図、 第4図は従来の畳み込み走査駆動の波形例を示す波形
図、 第5図は本発明の第2の実施例の駆動波形例を示す波形
図である。 T1〜TN……走査電極、 D1〜DN……信号電極、 Tf……フィールド期間、 Tl、Tl1、Tl2……走査期間、 N……走査線本数、 D……駆動デューティー、 n……畳み込み走査駆動における走査電極の同時に選択
する本数、 VS1、VS2……走査電極の選択電圧、 VD……信号電極の駆動電圧。
で、(A)は走査電極への印加波形図、(B)は信号電
極への印加波形図、(C)は画素に印加される波形図、 第2図は本発明の対象とするマトリックス型液晶パネル
の透明電極の配置を示す平面図、 第3図は従来の一般的な電圧平均化法による駆動波形例
を示す波形図、 第4図は従来の畳み込み走査駆動の波形例を示す波形
図、 第5図は本発明の第2の実施例の駆動波形例を示す波形
図である。 T1〜TN……走査電極、 D1〜DN……信号電極、 Tf……フィールド期間、 Tl、Tl1、Tl2……走査期間、 N……走査線本数、 D……駆動デューティー、 n……畳み込み走査駆動における走査電極の同時に選択
する本数、 VS1、VS2……走査電極の選択電圧、 VD……信号電極の駆動電圧。
Claims (2)
- 【請求項1】画素間に印加される実効値電圧により、透
過率を制御する、いわゆる電圧平均化法により駆動され
るマトリックス型液晶パネルの駆動方法において、フィ
ールド期間ごとに、走査電極の走査期間および選択本数
を切り換えることを、周期的に繰り返すことを特徴とす
る液晶パネル駆動方法。 - 【請求項2】走査期間および選択本数の切り換えと同時
に、走査電極の選択電圧を切り換えて、各フィールド期
間の実効値電圧を同一としたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の液晶パネル駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62098124A JP2541547B2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 液晶パネル駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62098124A JP2541547B2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 液晶パネル駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63262623A JPS63262623A (ja) | 1988-10-28 |
JP2541547B2 true JP2541547B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=14211535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62098124A Expired - Fee Related JP2541547B2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 液晶パネル駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541547B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-21 JP JP62098124A patent/JP2541547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63262623A (ja) | 1988-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |