JP2541393B2 - プラズマ発生装置 - Google Patents

プラズマ発生装置

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JP2541393B2
JP2541393B2 JP3104590A JP10459091A JP2541393B2 JP 2541393 B2 JP2541393 B2 JP 2541393B2 JP 3104590 A JP3104590 A JP 3104590A JP 10459091 A JP10459091 A JP 10459091A JP 2541393 B2 JP2541393 B2 JP 2541393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばエッチング装
置、薄膜形成装置、イオン源等に用いられるプラズマ発
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプラズマ発生装置の従来例を図
3に示す。
【0003】このプラズマ発生装置は、前面が開口した
プラズマ生成容器2の背面部2aの周辺部の1〜4個所
程度にガス導入管4を接続し、そこからプラズマ生成容
器2内に所要のガス6を導入するようにしている。
【0004】また、同じ背面部2aのほぼ中央部にマイ
クロ波導波管8を接続し、マイクロ波導入窓10を通し
てマイクロ波12をプラズマ生成容器2内に導入するよ
うにしている。
【0005】またこの例では、プラズマ生成容器2の外
周部に、同容器2の内部においてマイクロ波12の導入
方向に沿う向きにECR(電子サイクロトロン共鳴)条
件を満足させる磁界を発生させる筒状の磁気コイル14
が設けられている。
【0006】このようなプラズマ発生装置においては、
プラズマ生成容器2内を真空排気すると共にそこにガス
6およびマイクロ波12を導入すると、マイクロ波12
によってガス6が励起されてプラズマ生成容器2内にプ
ラズマ16が生成される。このようにして生成されたプ
ラズマ16は、例えばエッチング、薄膜形成、あるいは
引出し電極系と組み合わせてイオンビーム引出し等に用
いることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記プラズ
マ発生装置においては、プラズマ生成容器2内へガス6
を導入する部分の数が少ないこともあって、プラズマ生
成容器2内における半径方向のガス圧の分布が中心軸2
bに対して対称にならず、そのためプラズマ16が偏る
という問題があり、これがエッチングや成膜等の均一性
低下をもたらしていた。
【0008】但し、単にガス導入管4の数を増やして
も、そこからガス6がまっすぐ下に吹き出すだけであっ
てプラズマ生成容器2内におけるガス圧の均一性を高め
るのにあまり効果はなく、またあまりガス導入管4の数
を増やすと、通常は各ガス導入管4に一つのマスフロー
コントローラからガス6を供給するので、加工上コンダ
クタンスの良い所に集中的にガス6が流れるようになり
逆効果となる。
【0009】そこでこの発明は、プラズマ生成容器内に
おける半径方向のガス圧分布の均一性を高め、それによ
ってプラズマ密度分布の均一性を高めることを主たる目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のプラズマ発生装置は、前述したようなプ
ラズマ生成容器の背面部に当該プラズマ生成容器の中心
軸に対して同心状に、ガスが導入される平面形状がリン
グ状の圧力調整室を設け、かつこの圧力調整室のプラズ
マ生成容器内側に、当該圧力調整室につながっていてそ
こに導入されたガスをプラズマ生成容器内に吹き出す複
数のガスノズルを設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、圧力調整室に導入されたガ
スは、プラズマ生成容器の中心軸の周囲にほぼ均等に配
分され、このガスが各ガスノズルからプラズマ生成容器
内に吹き出すことになる。従って基本的には、前記ガス
ノズルを等配に設けておけば、プラズマ生成容器内の半
径方向におけるガス圧分布の均一性を高めることができ
る。また必要に応じて、このガスノズルの配置やノズル
穴の大きさ等を変えることにより、前記ガス圧分布の均
一性をより高めることができる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係るプラズマ
発生装置を示す概略断面図である。図3の従来例と同一
または相当する部分には同一符号を付し、以下において
は当該従来例との相違点を主に説明する。
【0013】この実施例においては、前述したようなプ
ラズマ生成容器2の背面部2aの外側に、当該プラズマ
生成容器2の中心軸2bに対して同心状に、平面形状が
リング状の圧力調整室18を設けている。そしてこの圧
力調整室18に、何本かの(例えば2〜4本の)ガス導
入管4を等配に(即ち円周上等しい間隔で)接続して、
この圧力調整室18内にガス6を導入するようにしてい
る。
【0014】また、背面部2a内に、この圧力調整室1
8とプラズマ生成容器2内とをつなぐ複数の貫通穴2c
(詳細は図2参照)を等配に設けて、そのプラズマ生成
容器2内側の出口の所にガスノズル20をそれぞれ設
け、この各ガスノズル20からプラズマ生成容器2内に
ガス6を吹き出すようにしている。
【0015】このガスノズル20は着脱可能にしておく
のが好ましく、そのようにすれば、後述するようなガス
6の吹き出しの調整が容易になる。そのためには、例え
ば、図2にも示すように、各貫通穴2cをタップ穴に
し、各ガスノズル20を細いノズル穴を有するボルト状
のものにすれば良い。
【0016】更にこの実施例では、プラズマ生成容器2
の背面部2aの内側に、各ガスノズル20をカバーする
ように、平面形状がリング状をしていて各ガスノズル2
0から吹き出したガス6の流れの方向を変えるリフレク
タ22を設けている。
【0017】なお、図1中の24はパッキンであり、こ
の例ではプラズマ生成容器2の上部を着脱可能にしてい
る。
【0018】上記構成によれば、各ガス導入管4を通し
て圧力調整室18内に導入されたガス6は、その圧力調
整室18に沿ってプラズマ生成容器の周囲にほぼ均等に
配分され、このガス6が各ガスノズル20からプラズマ
生成容器2内に吹き出すことになる。しかもこのガスノ
ズル20は前述したように基本的には等配に設けられて
いるので、ガス6がプラズマ生成容器2の周囲から均等
に吹き出すことになり、これによって、リフレクタ22
が無い場合でも、プラズマ生成容器2内の半径方向にお
けるガス圧分布の均一性を高めることができる。
【0019】しかも、ガスノズル20のノズル穴を細く
しておけば、ガス6は、ガスノズル20の入口部と出口
部の圧力差で、ガスノズル20から吹き出したときに弾
性膨張することになり、それによってガス6が広い領域
に均一に拡散するので、このこともプラズマ生成容器2
内におけるガス圧分布の均一性を高めるのに寄与する。
【0020】また、この実施例のようにガスノズル20
をプラズマ生成容器2に取り付ける構造にすれば、大き
なプラズマ生成容器2を加工する場合と違って、ガスノ
ズル20のノズル穴の加工精度を簡単に高めることがで
きるので、この意味からもプラズマ生成容器2内におけ
るガス圧分布の均一性を高めることが容易になる。
【0021】また、必要に応じて、背面部2aに前記貫
通穴2cを多めにあけておいたり、ノズル穴の大きさの
異なるガスノズル20を用意する等して、ガスノズル2
0の配置や(使用しない貫通穴2cはボルト等でふさげ
ば良い)そのノズル穴の大きさ等を変えることより、ガ
ス6の吹き出しの調整が可能になり、それによってプラ
ズマ生成容器2内におけるガス圧分布の均一性を一層高
めることができる。
【0022】プラズマ生成容器2内におけるガス圧分布
の均一性が高まれば、プラズマ生成容器2内におけるプ
ラズマ16の密度分布の均一性も高まる。
【0023】更にこの実施例のようにリフレクタ22を
設けておくと、それによって各ガスノズル20から吹き
出したガス6を一旦プラズマ生成容器2の内壁に当てて
その流れを図1中に示すように中心軸2bの方向に広げ
ることができるので、プラズマ生成容器2内におけるプ
ラズマ16の分布をより広い領域に亘って均一にするこ
とができる。しかも、このようなリフレクタ22を設け
ておくと、例えばこのプラズマ発生装置を成膜に用いる
場合、各ガスノズル20が成膜用のプラズマ16にさら
されてそのノズル穴に膜が堆積してノズル穴が詰まるこ
とをリフレクタ22によって防ぐことができるという効
果も得られる。
【0024】図1の装置をエッチング装置として使用し
た実験結果の一例を示すと、上記プラズマ生成容器2の
出口部付近の中心軸2b上に基板を配置して、次のよう
な条件でエッチングを行った。 導入マイクロ波電力:1KW 磁気コイル電流 :160A 真空度 :5×10-4Torr 使用ガス :Cl2 基板材質 :ポリシリコン 基板サイズ :6インチ エッチングレート :2000Å/min この結果、基板の面内におけるエッチングの均一性とし
て3%以下を達成することができた。ちなみに従来例で
は5%程度が限度であった。
【0025】勿論このような装置は、エッチング以外に
も、基板に対する成膜や、プラズマ生成容器2の出口部
に引出し電極系を設けることでイオン源としても使用す
ることもでき、その場合、上記のようにプラズマ16の
均一性が良いので、膜厚の均一性やイオンビーム密度分
布の均一性が良くなる。
【0026】なお、圧力調整室18は、図1の例のよう
にプラズマ生成容器2の背面部2aの外側に突き出すよ
うな形で設けても良いし、図2の例のように背面部2a
内に溝を形成するような形で設けても良い。
【0027】また、圧力調整室18は、図1の例のよう
に一つでも良いし、あるいは同心状に複数設けても良
い。図2は三つ設けた例を示し、そのそれぞれにガスノ
ズル20およびリフレクタ22を設けている。但しリフ
レクタ22は適当に省略しても良い。またこの例では、
図中右端のガスノズル20の位置は他の二つとずらして
いる。
【0028】上記のように圧力調整室18を複数設けれ
ば、各圧力調整室18にガス6を別々に導入することが
できるので、混ぜると反応する複数種類のガス6を用い
る場合に特に有効である。混ぜても反応しないガスは圧
力調整室18で混ぜておいても良く、その場合は圧力調
整室18は一つでも良い。
【0029】また、この発明のプラズマ発生装置におい
てガス6を励起する手段は特定のものに限定されるもの
ではなく、例えば上記例のようなマイクロ波12による
励起(ECR条件を満たしているか否かは問わない)で
も良いし、あるいはプラズマ生成容器2内にフィラメン
トを設けてアーク放電等による励起やプラズマ生成容器
2内にレーザを導入してそれによる励起等でも良い。
【0030】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、プラズ
マ生成容器内における半径方向のガス圧分布の均一性を
高めることができ、それによってプラズマ生成容器内に
おけるプラズマ密度分布の均一性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るプラズマ発生装置
を示す概略断面図である。
【図2】 圧力調整室周りの他の例を示す拡大部分断面
図である。
【図3】 従来のプラズマ発生装置の一例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
2 プラズマ生成容器 2a 背面部 4 ガス導入管 8 マイクロ波導波管 16 プラズマ 18 圧力調整室 20 ガスノズル 22 リフレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3065 9216−2G H05H 1/24 H05H 1/24 H01L 21/302 B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ生成容器内にガスを導入しかつ
    それを励起してプラズマを発生させるプラズマ発生装置
    において、前記プラズマ生成容器の背面部に当該プラズ
    マ生成容器の中心軸に対して同心状に、ガスが導入され
    る平面形状がリング状の圧力調整室を設け、かつこの圧
    力調整室のプラズマ生成容器内側に、当該圧力調整室に
    つながっていてそこに導入されたガスをプラズマ生成容
    器内に吹き出す複数のガスノズルを設けたことを特徴と
    するプラズマ発生装置。
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KR100422048B1 (ko) * 2002-02-20 2004-03-11 주성엔지니어링(주) 사이드 플로우 방식의 샤워링 인젝터
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JP7228392B2 (ja) * 2019-01-31 2023-02-24 株式会社日立ハイテク プラズマ処理装置

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