JP2541372B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2541372B2
JP2541372B2 JP2405661A JP40566190A JP2541372B2 JP 2541372 B2 JP2541372 B2 JP 2541372B2 JP 2405661 A JP2405661 A JP 2405661A JP 40566190 A JP40566190 A JP 40566190A JP 2541372 B2 JP2541372 B2 JP 2541372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
roller
capstan
reproducing apparatus
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2405661A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04221451A (ja
Inventor
直樹 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2405661A priority Critical patent/JP2541372B2/ja
Publication of JPH04221451A publication Critical patent/JPH04221451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541372B2 publication Critical patent/JP2541372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオ信号あるいは
音声信号のアナログ又はデジタル信号を記録再生する磁
気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な磁気記録再生装置を図7
〜図10について説明する。図7は本装置のピンチアー
ムがキャプスタン軸から離れた状態を示す断面図、図8
はピンチアームが駆動機構によって回転駆動されて磁気
テープを挟んでキャプスタン軸と圧着した状態を示す断
面図、図9は磁気テープがカセット内にある状態を示す
概略構成図、図10は磁気テープがテープ案内体によっ
てカセット内から引き出されてシリンダに巻回された状
態を示す概略構成図である。
【0003】図7において、1はキャプスタン本体、2
はキャプスタン軸、3はホルダー、4a,4bはホルダ
ー3に固定されてキャプスタン軸2を回転保持する軸受
け、5はブッシュ6によってキャプスタン軸2に固定さ
れたフライホイール、5aはフライホイール5に固定さ
れかつコイル7によって発生される磁気を受けてフライ
ホイール5を回転駆動するローターマグネット、8はホ
ルダー3に固定されかつコイル7を保持して電力を供給
する基板、9はホルダー3を支持する本装置機構部のベ
ース、10はベース9上に植立されて磁気テープ12を
内蔵するカセット11のベース9上での位置及び高さを
規定保持する位置決めシャフト、13はピンチローラ
ー、15はベース9に植立したシャフト14に回転可能
に嵌合保持されたピンチアームで、その先端に設けられ
たピン15aにピンチローラー13が回転可能に固定さ
れている。
【0004】次に動作について説明する。カセット11
が本装置に装填されると、カセット11はカセット装架
装置(図示せず)によって、図9に示すベース9上の位
置に装架される。この時、キャプスタン本体1は、カセ
ット11の側面に設けられた凹部11aと磁気テープ1
2との間に入り込む形になる。装置本体の操作によっ
て、装置が再生などの動作状態になるよう指令がでる
と、テープ案内体19,20は図9に示す位置からそれ
ぞれ案内溝21,22を通って磁気テープ12をシリン
ダ18へ巻回するように移動し、図10に示すほぼ定位
置に来るとピンチローラーアーム15が回動し、ピンチ
ローラー13をキャプスタン本体1のキャプスタン軸2
に圧着する。
【0005】従来の一般的な磁気記録再生装置は以上の
ように構成されているので、図7から明らかなとおりキ
ャプスタン本体1が必ずカセット11の下に位置するよ
うになり、よってテープ駆動部の高さを低くできないと
いう問題点があった。
【0006】従来の磁気記録再生装置ではかかる問題点
を解決するために、図11,図12に示すテープ駆動機
構を採用している。この構造は、ピンチローラー13A
は図11に示すようにあらかじめ磁気テープ12の引き
回し範囲より退避した位置に保持され(図示せず)、磁
気テープ12が図12に示すようにシリンダ18に巻回
される時に、磁気テープ12の高さに下降し、キャプス
タン本体1Aと圧着する。
【0007】上記テープ駆動機構に用いるキャプスタン
本体1Aを図13,図14に示す。このキャプスタン本
体1Aの構造では、キャプスタン軸2を支えるホルダー
3Aの軸受け4a,4bが、テープ当接部の両側に配置
されることで軸を支えるために必要な軸受け間の距離を
確保できるので、キャプスタン本体1Aを薄くすること
ができるし、またカセット11と重ならないので、装置
本体の高さを低く抑えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は図11〜図14に示すように構成されているので、
本来磁気テープ12の裏面が当たるキャプスタン軸2に
磁気テープ12の磁性面側が当たるようになり、そのた
めにキャプスタン軸2に磁性粉がたまって固着し、磁気
テープ12の駆動性能に影響を及ぼす恐れが出るという
問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単な装置を追加することで、
人手をかけることなく、長い間装置の性能を確保するこ
とができる磁気記録再生装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置は、キャプスタン軸の軸受構造をピンチローラ
ーが圧着する部分の上下に配置した軸受による両持ち構
造とし、この軸受のホルダーの反ピンチローラー圧着側
に開口部を設け、この開口部を通って磁気テープ及びピ
ンチローラーの幅又はそれ以上の範囲でキャプスタン軸
に接触する清掃用のローラーを設け、さらに前記開口部
の内面に突起を設け、前記清掃用のローラーは磁気テー
プの引き出し動作に対応してキャプスタン軸に圧着又は
離間するように移動すると共にこの移動の一方向で前記
突起により一方向にのみ若干回転するようにしたもので
ある。
【0011】
【作用】この発明においては、清掃用のローラーがキャ
プスタン軸と当接するときには回転を拘束されるように
なっているので、キャプスタン軸の表面をふき取ること
ができると共に、このローラーは圧着にいたる動作中に
突起に接触して一方向にのみ若干回転するようになっ
ているので、一面のみの接触を避けることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図5につ
いて説明する。図1は本装置のキャプスタン本体付近を
示す縦断面図、図2は図1の線II−IIの断面図、図3は
ローラーがキャプスタン軸から離れた状態を示す図2と
同じ図、図4は装置全体の概略構成図、図5は図1の要
部斜視図であり、図中前記従来装置と同一または相当部
分には同一符号を付して説明を省略する。
【0013】図において、1Bはキャプスタン本体、3
Bはホルダーで、ピンチローラー13Aと当接する面の
開口部3aとは反対側に設けた開口部3bを有してい
る。25は開口部3bを通ってキャプスタン軸2と圧着
可能に保持された清掃用のローラー、26a,26bは
ローラー25を支えるアームで、シャフト26cにより
ローラー25を回転可能に保持している。27はアーム
26a,26bのローラー25とは反対側の端部をそれ
ぞ回転可能かつ高さを一定に支持するシャフトで、本体
装置のベース9に植立されている。28はシャフト27
に回転可能に嵌合されてアーム26a,26bを回転駆
動する駆動アームで、キャプスタン軸2から清掃用のロ
ーラー25を遠ざける方向には強制力を有し逆に押付け
る方向へはスプリング29a,29bを介してローラー
25をキャプスタン軸2に圧着するように構成されてい
る。
【0014】図2,図3において、3cはホルダー3B
の開口部3bの内壁に設けた突起で、シャフト27を中
心にアーム26a,26bが回転する際にローラー25
が接触するようになっている。Aは通常キャプスタン軸
2が回転する方向を示し、B,Cはローラー25がそれ
ぞれ回転不可な方向と回転可能な方向を示す。つまりロ
ーラー25はキャプスタン軸2につれて回転することが
できない。
【0015】図4,図5において、28aは駆動アーム
28の一端で、ベース9上に水平に伸びており端部に近
い所でスプリング31によってローラー25をキャプス
タン軸2から遠ざける方向へ付勢されている。30はそ
の一部30aがテープ案内体20の移動用案内溝22の
上に張り出しかつピン32によってベース9上に回転可
能に固定された回動レバーで、他端が駆動アーム28の
一端28aと係合するように配置されている。ローラー
25は中心にシャフト26cがあり、その周囲に弾力性
のあるエラストマー等の材料で作られる中間部が取り巻
き、その外周にフェルト等の材料で作られた外皮部を有
している。シャフト26cには軸径よりも若干少ない内
径を持つスプリング33が嵌合されている。このスプリ
ング33の一端には半径方向に伸びる腕があってこの腕
がアーム26aの突起26dに係合していわゆるバネク
ラッチを構成している。これによってローラー25は一
方向にしか回転しないようになっている。シャフト26
cはアーム26a,26bの結合部において若干の遊び
を持っているので、スプリング29a、29bによって
キャプスタン軸2に圧着せられたときは、ほぼキャプス
タン軸2に添うことができ、部分当たりを防ぐことがで
きる。
【0016】次に動作について説明する。テープガイド
20が磁気テープ12を装架するために案内溝22に添
って移動すると、回動レバー30に係合してこれを押し
のけるため、回動レバー30はスプリング31を延ばし
ながら駆動アーム28を回転させ、清掃用ローラー25
をキャプスタン軸2に圧着する方向に移動させる。この
ローラー25の移動中にローラー25が図3に示すよう
にホルダー3Bの内壁の突起3cに接触し、若干C方向
に回転する。そして、ローラー25が図2に示すように
キャプスタン軸2に接触し、スプリング29a,29b
によって圧着させられると、ローラー25はキャプスタ
ン軸2と共に回転しようとするが、バネクラッチ33の
ために回転できず、キャプスタン軸2の表面を払拭する
こととなる。
【0017】そして、テープガイド20が回動レバー3
0を通り過ぎると、スプリング31によって回動レバー
30及び駆動アーム28は元の位置に復帰し、アーム2
6a,26bも駆動アーム28上の係合片28b,28
cによってローラー25をキャプスタン軸2から引き離
す。この時、ローラー25は突起3cと接触するが、こ
の場合はローラー25はB方向の回転になるので回転し
ない。こうして、ローラー25とキャプスタン軸2との
接触する面は絶えず変化することになるので、毎度同じ
所が当って偏磨粍することを防止できる。
【0018】上記実施例ではキャプスタン軸2に接する
面をローラー25の外皮部としたが、図6に示すように
フェルト等の材質の帯状のもの34として別途格納場所
を設け、この帯状のもの34をローラー25の刻み送り
回転によって巻き取られていくようにしても同じ効果が
得られる。また、上記実施例ではローラー25の一方向
回転を可能にする手段としてバネクラッチを示したが、
ラッチとギアの組み合わせでも同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によればテープ
装架の度にキャプスタン軸を清掃するようにしたので機
器の性能を永い間保持することができ、しかも軸受のホ
ルダーに設けた突起により清掃用ローラーの回転を行う
ので清掃用ローラーの偏磨粍を防止できると共に少ない
部品点数で高精度(ホルダーは寸法精度が良い)に構成
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す磁気記録再生装置の
キャプスタン本体付近の縦断面図である。
【図2】図1の線II−IIの断面図である。
【図3】図2の変化図である。
【図4】この発明の磁気記録再生装置を示す概略構成図
である。
【図5】図1の要部斜視図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図7】従来の一般的な磁気記録再生装置のキャプスタ
ン本体付近を示す縦断面図である。
【図8】図7の変化図である。
【図9】従来の一般的な磁気記録再生装置を示す概略構
成図である。
【図10】図9の変化図である。
【図11】従来の磁気記録再生装置を示す概略構成図で
ある。
【図12】図11の変化図である。
【図13】図11のキャプスタン本体付近を示す縦断面
図である。
【図14】図13の線XIV −XIV の断面図である。
【符号の説明】
1B キャプスタン本体 2 キャプスタン軸 3B ホルダー 3a,3b ホルダーの開口部 3c ホルダーの突起 8 基板 9 ベース 11 カセット 12 磁気テープ 13A ピンチローラー 14 ピンチローラーシャフト 15 ピンチローラーアーム 18 回転シリンダ 19,20 テープ案内体 21,22 案内溝 25 清掃用のローラー 26a,26b ローラー支持アーム 26c ローラー回転支持シャフト 28 駆動アーム 29a,29b スプリング 30 回動レバー 31 スプリング 33 バネクラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドが取りつけられたシリンダ装
    置を備え、ベース上に装着されたカセットから磁気テー
    プを引き出して前記シリンダ装置に巻き付け、前記回転
    ヘッドにより記録再生を行なうようにしたヘリカルスキ
    ャン方式の磁気記録再生装置であって、 前記磁気テープを前記カセットから引き出して前記シリ
    ンダ装置に巻回する間は磁気テープの移動範囲内より退
    避した位置にあり、磁気テープがほぼ引き出された状態
    になった時に磁気テープの形成するループ内に移動し
    て、磁気テープを挟んで対向するキャプスタン軸に圧着
    して磁気テープを挟持し、キャプスタン軸の回転によっ
    て磁気テープを駆動するピンチローラー機構を備えた磁
    気記録再生装置において、 前記キャプスタン軸の軸受構造を前記ピンチローラーが
    圧着する部分の上下に配置した軸受による両持ち構造と
    し、この軸受のホルダーの反ピンチローラー圧着側に開
    口部を設け、この開口部を通って前記磁気テープ及びピ
    ンチローラーの幅又はそれ以上の範囲で前記キャプスタ
    ン軸に接触する清掃用のローラーを設け、さらに前記開
    口部の内面に突起を設け前記清掃用 のローラーは、前記磁気テープの引き出し動
    作に対応して前記キャプスタン軸に圧着又は離間するよ
    うに移動すると共にこの移動の一方向で前記突起により
    一方向にのみ若干回転するようにしたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
JP2405661A 1990-12-25 1990-12-25 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2541372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2405661A JP2541372B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2405661A JP2541372B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04221451A JPH04221451A (ja) 1992-08-11
JP2541372B2 true JP2541372B2 (ja) 1996-10-09

Family

ID=18515272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2405661A Expired - Lifetime JP2541372B2 (ja) 1990-12-25 1990-12-25 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541372B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5243421Y2 (ja) * 1972-07-27 1977-10-03
JPS63285751A (ja) * 1987-05-19 1988-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ピンチロ−ラ移動装置
JPH0668856B2 (ja) * 1988-04-27 1994-08-31 日本ビクター株式会社 ピンチローラ駆動機構
JPH0770029B2 (ja) * 1988-05-06 1995-07-31 三菱電機株式会社 磁気記録再生装置
JPH02140613U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04221451A (ja) 1992-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2644888B2 (ja) カセット装着装置
JPH0644371B2 (ja) 記録又は再生装置
JP2541372B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR0179247B1 (ko) 비디오기기의 핀치롤러 장치
KR860000918B1 (ko) 자기기록 재생장치
JPH01320665A (ja) カセット装着装置
US5386330A (en) Tape recorder cassette loading mechanism in which a projection mates with a hole in a cassette upper surface
JPH042438Y2 (ja)
US5690293A (en) Belt drive mechanism for a tape drive
JPH0441474Y2 (ja)
KR0130200Y1 (ko) 자기기록재생기의 핀치암 및 테이크업 가이드 구동장치
JP3349899B2 (ja) 磁気装置
KR950001604B1 (ko) 자기기록재생기의 헤드드럼 청소장치
KR100214870B1 (ko) 자기기록재생기의 핀치롤러 구동장치
KR200204185Y1 (ko) 자기기록재생기의 공급측 테이프 가이드장치
JPH07311920A (ja) 磁気記録再生装置
KR100215413B1 (ko) 브이씨알의 핀치로울러 구동장치
JP2554035Y2 (ja) テープ案内装置
JP3097147B2 (ja) 磁気記録再生装置のヘッドクリーニング機構
KR200154793Y1 (ko) 가압롤러 부재를 구비한 자기 테이프 장치
JPS6282534A (ja) カセツト式磁気記録再生装置
KR940011677B1 (ko) 자기기록재생기의 헤드드럼 청소장치
GB2320798A (en) Video tape loading apparatus
JPH06274841A (ja) クリーニング機構を備えた磁気ヘッド装置
JPH0533307U (ja) 磁気記録再生機の自動ヘツドクリーニング装置