JP2541251Y2 - カーペット - Google Patents
カーペットInfo
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- JP2541251Y2 JP2541251Y2 JP1990127256U JP12725690U JP2541251Y2 JP 2541251 Y2 JP2541251 Y2 JP 2541251Y2 JP 1990127256 U JP1990127256 U JP 1990127256U JP 12725690 U JP12725690 U JP 12725690U JP 2541251 Y2 JP2541251 Y2 JP 2541251Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は耐久性が良く、歩行感が優れ、かつ防汚性能
や消臭性能、芳香性能等の各種性能を有するカーペット
等の敷物を提供する。
や消臭性能、芳香性能等の各種性能を有するカーペット
等の敷物を提供する。
(従来技術とその問題点) 従来、防汚性能、消臭性能、芳香性能等を有するカー
ペット等の敷物は、主としてそれを構成するパイル糸に
各種性能を有する物質を処理することにより、その性能
を付与していた。
ペット等の敷物は、主としてそれを構成するパイル糸に
各種性能を有する物質を処理することにより、その性能
を付与していた。
しかし、土足や歩行量の多い場所に施工されたカーペ
ットは損耗が激しい。
ットは損耗が激しい。
また、パイルに防汚性能を有するカーペットでも、汚
れればクリーニングをする必要があった。
れればクリーニングをする必要があった。
また、パイルに消臭性能、芳香性能を有するカーペッ
トは、同時に耐久性を実現する化学的処理技術が難し
く、コストが高くつき、またその効果は有限であった。
トは、同時に耐久性を実現する化学的処理技術が難し
く、コストが高くつき、またその効果は有限であった。
(問題点を解決する手段) 本考案は上記問題点を解決したもので、基布にパイル
糸がタフティングされたパイル布帛において、基布に10
0デニール以上のフィラメントの集合体であって、総デ
ニール数が2000デニール以上のパイルが1/2インチ〜5/3
2インチのゲージでタフトされ、このパイル先端は開繊
されており、かつパイル先端を残してパイル間隙は吸水
性能、吸油性能、消臭性能もしくは芳香性能を持つ機能
性粉粒体が、取り替え可能に充填されていることを特徴
とするカーペット等の敷物に関し、物理的応力に対応す
るとともに、パイル糸の間隙に機能性粉粒体を充填して
パイルの倒れを防止し、応力の吸収分散効果を得る。
糸がタフティングされたパイル布帛において、基布に10
0デニール以上のフィラメントの集合体であって、総デ
ニール数が2000デニール以上のパイルが1/2インチ〜5/3
2インチのゲージでタフトされ、このパイル先端は開繊
されており、かつパイル先端を残してパイル間隙は吸水
性能、吸油性能、消臭性能もしくは芳香性能を持つ機能
性粉粒体が、取り替え可能に充填されていることを特徴
とするカーペット等の敷物に関し、物理的応力に対応す
るとともに、パイル糸の間隙に機能性粉粒体を充填して
パイルの倒れを防止し、応力の吸収分散効果を得る。
また、吸水性、吸油性、消臭性、芳香性等の性能をパ
イル糸のかわりに機能性粉粒体に付与することにより、
永続的に上記の性能を有するカーペットを得る。
イル糸のかわりに機能性粉粒体に付与することにより、
永続的に上記の性能を有するカーペットを得る。
これらの性能は有限であるが、効果がなくなれば、粉
粒体を取り替えることにより、有効期限をほぼカーペッ
トの寿命まで延ばすことができる。
粒体を取り替えることにより、有効期限をほぼカーペッ
トの寿命まで延ばすことができる。
(実施例) 以下図面に基づいて本願考案を説明する。
第1図は本願考案のカーペット断面図であり、1は織
布、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
(EVA)等の合成樹脂からなる裏打ち材であり、2はパ
イル、3は基布である。
布、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
(EVA)等の合成樹脂からなる裏打ち材であり、2はパ
イル、3は基布である。
基布3に1/2インチ〜5/32インチの粗さのゲージでパ
イル2をタフティングする。
イル2をタフティングする。
パイル2は1本が100デニール以上、好ましくは200〜
400デニールのナイロン、ポリエステル、ポリプロピレ
ン等の合成繊維フィラメントであり、これらフィラメン
トの総デニールとして2000デニール以上されに好ましく
は2100〜7000デニールが好適である。
400デニールのナイロン、ポリエステル、ポリプロピレ
ン等の合成繊維フィラメントであり、これらフィラメン
トの総デニールとして2000デニール以上されに好ましく
は2100〜7000デニールが好適である。
パイル間隙には機能性粉粒体4が充填されている。粉
粒体4は望ましくは粒度5メッシュ以下の大きさがよ
い。
粒体4は望ましくは粒度5メッシュ以下の大きさがよ
い。
上記機能性粉粒体はパイル先端5を残して形成されパイ
ル先端部は機能性粉粒体層の上部に露出している。機能
性粉粒体はパイルと異色に着色されてもよい。
ル先端部は機能性粉粒体層の上部に露出している。機能
性粉粒体はパイルと異色に着色されてもよい。
第2図は第1図の部分拡大図であり、2はパイル、5
はパイル先端である。
はパイル先端である。
パイルの先端は機能性粉粒体4から露出しており、開
繊された100デニール以上のフィラメント6によってパ
イルに加わった荷重(応力)が支えられる。
繊された100デニール以上のフィラメント6によってパ
イルに加わった荷重(応力)が支えられる。
以下に各々の性能を有するために望ましい機能性粉粒体
の素材について説明する。
の素材について説明する。
防汚性能を有するためには、素材自体が吸水性、吸油
性を有するか、構造上多孔質にして吸水性、吸油性を持
たした合成樹脂及びそれらの合成樹脂に無機充填物をブ
レンドした合成樹脂コンパウンドがよい。
性を有するか、構造上多孔質にして吸水性、吸油性を持
たした合成樹脂及びそれらの合成樹脂に無機充填物をブ
レンドした合成樹脂コンパウンドがよい。
素材自体が吸水性、もしくは吸油性を持つものとして
は、 イ 澱粉とアクリル酸(塩)グラフト共重合体、アクリ
ル酸およびアクリル酸塩の架橋重合体、等の高分子吸水
体、 ロ 石粉(粒)、天然石砂、珪砂、等の無機粉粒体、 ハ 木粉粒、コクル粉粒、胡桃皮の粉砕物、籾殻粉粒等
の有機粉粒体が好適である。
は、 イ 澱粉とアクリル酸(塩)グラフト共重合体、アクリ
ル酸およびアクリル酸塩の架橋重合体、等の高分子吸水
体、 ロ 石粉(粒)、天然石砂、珪砂、等の無機粉粒体、 ハ 木粉粒、コクル粉粒、胡桃皮の粉砕物、籾殻粉粒等
の有機粉粒体が好適である。
また、スピンドル油、マシン油、流動パラフィン、アル
キルベンゼン油等の防汚油剤を含浸させた機能性粉粒体
も好適である。
キルベンゼン油等の防汚油剤を含浸させた機能性粉粒体
も好適である。
多孔質の合成樹脂としてはポリエチレン、EVA、ポリ
エステル等の発泡体が好適で、それらの樹脂に炭酸カル
シウム、シリカ、タルク等の無機充填物をブレンドす
る。
エステル等の発泡体が好適で、それらの樹脂に炭酸カル
シウム、シリカ、タルク等の無機充填物をブレンドす
る。
消臭性能を有するためには、上記のような素材に、バ
ニリン等のフェノール性水酸基を有する高分子有機化合
物や、ミルセン、フェンコン、カンフェン等のテルペン
系物質、クマリン、フラボノール類、ピネン類、トリメ
ット酸等のカルボン酸、鉄(II)化合物とL−アスコル
ビン酸を組み合わせたもの等公知の臭い分解性能を持つ
物質を、ブレンドもしくは含浸させる。またはセピオラ
イト、シロタイル、ラフリナイト等の含水珪酸マグネシ
ウム質粘度鉱物や、活性炭のような素材自体の臭い吸着
による消臭性能を持つものが好適である。
ニリン等のフェノール性水酸基を有する高分子有機化合
物や、ミルセン、フェンコン、カンフェン等のテルペン
系物質、クマリン、フラボノール類、ピネン類、トリメ
ット酸等のカルボン酸、鉄(II)化合物とL−アスコル
ビン酸を組み合わせたもの等公知の臭い分解性能を持つ
物質を、ブレンドもしくは含浸させる。またはセピオラ
イト、シロタイル、ラフリナイト等の含水珪酸マグネシ
ウム質粘度鉱物や、活性炭のような素材自体の臭い吸着
による消臭性能を持つものが好適である。
芳香性能を有するためには、上記のような素材に、天
然や合成の芳香物質をブレンドもしくは含浸させたもの
が好適である。
然や合成の芳香物質をブレンドもしくは含浸させたもの
が好適である。
天然芳香物質としては、山茶花、椿、月桂樹、ヒイラ
ギ、モクセイ、キリ、スギ、ラベンダー、ジャスミン等
から抽出したもの、合成芳香物質としてはα−ピネン、
リモネン、ゲラニオール、リナロール、ラバンジュロー
ル、ネロリドール等からなる調合香料がある。
ギ、モクセイ、キリ、スギ、ラベンダー、ジャスミン等
から抽出したもの、合成芳香物質としてはα−ピネン、
リモネン、ゲラニオール、リナロール、ラバンジュロー
ル、ネロリドール等からなる調合香料がある。
(作用) パイル間に上記機能性粉粒体が充填され、しかも露出
部分のパイルが100デニール以上のフィラメントが開繊
されしかも総デニール数が2000デニール以上で、なおか
つ1/2インチ〜5/32インチのゲージでタフトされている
ので、荷重をよく支えてへたり強い。
部分のパイルが100デニール以上のフィラメントが開繊
されしかも総デニール数が2000デニール以上で、なおか
つ1/2インチ〜5/32インチのゲージでタフトされている
ので、荷重をよく支えてへたり強い。
また機能性粉粒体を取り替えて使用することにより、
各種性能が長期間持続する。
各種性能が長期間持続する。
(考案の効果) 歩行に際し、パイルの加わる応力を吸収分散させてい
るので、重歩行に対しても耐久性があった。
るので、重歩行に対しても耐久性があった。
パイルを踏んだクッション性と機能性粉粒体の有する
安定感が同時に得られ、快適な歩行性であった。
安定感が同時に得られ、快適な歩行性であった。
機能性粉粒体をパイルと異色に着色することにより、
格段の意匠性が得られた。
格段の意匠性が得られた。
従来のマットは汚れは、クリーニングする必要があっ
たが、本考案では、機能性粉粒体を取り替えることによ
り汚れを取り去ることができた。
たが、本考案では、機能性粉粒体を取り替えることによ
り汚れを取り去ることができた。
機能性粉粒体を取り替えることにより消臭性能をカー
ペットの寿命まで延ばすことができた。
ペットの寿命まで延ばすことができた。
機能性粉粒体を取り替えることにより芳香性能をカー
ペットの寿命まで延ばすことができた。
ペットの寿命まで延ばすことができた。
また所望する香りの芳香性物質を用いることができた。
第1図は本考案カーペット断面図、第2図は第1図の部
分拡大図で2はパイル、4は機能性粉粒体、5はパイル
先端である。
分拡大図で2はパイル、4は機能性粉粒体、5はパイル
先端である。
Claims (1)
- 【請求項1】基布にパイル糸がタフティングされたパイ
ル布帛において、基布に100デニール以上のフィラメン
トの集合体であって総デニール数が2000デニール以上の
パイルが1/2インチ〜5/32インチのゲージでタフトさ
れ、このパイル先端は開繊されており、かつパイル先端
を残してパイル間隙は吸水性能、吸油性能、消臭性能も
しくは芳香性能を持つ機能性粉粒体が取り替え可能に充
填されていることを特徴とするカーペット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990127256U JP2541251Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | カーペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990127256U JP2541251Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | カーペット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0481580U JPH0481580U (ja) | 1992-07-15 |
JP2541251Y2 true JP2541251Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31874763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990127256U Expired - Fee Related JP2541251Y2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | カーペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541251Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006063056A1 (en) * | 2004-12-07 | 2006-06-15 | Access Business Group International Llc | Methods for scavenging oxidizing nitrogen and oxygen species with fragrances having antioxidative properties |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5133472Y2 (ja) * | 1971-07-30 | 1976-08-19 | ||
DE3409361A1 (de) * | 1984-03-14 | 1985-09-19 | J.F. Adolff Ag, 7150 Backnang | Kuenstlicher rasen |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP1990127256U patent/JP2541251Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481580U (ja) | 1992-07-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |