JP2541243Y2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2541243Y2
JP2541243Y2 JP148091U JP148091U JP2541243Y2 JP 2541243 Y2 JP2541243 Y2 JP 2541243Y2 JP 148091 U JP148091 U JP 148091U JP 148091 U JP148091 U JP 148091U JP 2541243 Y2 JP2541243 Y2 JP 2541243Y2
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JP
Japan
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ink
bubble
sub
jet head
main
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JP148091U
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English (en)
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JPH0498143U (ja
Inventor
晴夫 井上
修 宮内
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はインクジェットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知なようにインクジェットプリンタで
は、インクに混入する気泡に起因する印字不良が多い。
このようなプリンタは、インクジェットヘッドとインク
タンクとの中間にサブインクタンクを配置し、このサブ
インクタンクには小型ポンプでインクが供給されるもの
がある。そしてこのサブインクタンクは、上面にインク
の取り入れ口を有し、このサブインクタンク内には上部
に空気層を有し、この空気層に空気孔を設けたものがあ
る。
【0003】しかしこれでは、インク取り入れ口から放
出されるインクは、空気層内に滴下されこのインクタン
ク内に蓄積されるが、この滴下時にサブインクタンク内
のインク液面は常に泡立ち、その一部の気泡がインクジ
ェットヘッドの印字動作によって発生するヘッド内の負
圧に伴ってこのインクジェットヘッド内に侵入し、これ
が印字不良の原因となっていた。
【0004】そのため従来から、第5図示のようにサブ
インクタンク5の構造を、タンクの上板にインク取り入
れ口6を有し、さらに空気孔7を有している構成におい
て、このインク取り入れ口と蓄積されたインク8とを直
接連絡するパイプ状の連絡部9を設けて、それによって
インクの滴下時に空気層からの空気を取り込むのを防止
できるようにしたものがある(特開昭60−26265
4号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のようなサブイン
クタンク5は、インクジェットプリンタが通常のプリン
タ動作をするように固定的に設置され、定常姿勢にある
時は問題がない。ところが近年になりプリンタが小型化
し、ポータブル型が開発されるようになってからは、印
字の際にプリンタを傾斜したり、または持ち運ぶ時にプ
リンタを立てたりすることがあり、そのような時に連絡
部9の下端開口部が、インク8の液面から空気中へ露出
することになる。その結果インクジェットヘッドに通じ
るパイプ10内に気泡が侵入し、印字不良を発生する。
【0006】そこで本考案の目的は、プリンタをどのよ
うな姿勢に傾斜させてもインク内の気泡がインクジェッ
トヘッドに侵入することを防止することのできるインク
ジェットプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、インク
ジェットヘッドとインクタンクとの間に気泡除去体を介
在させ、この気泡除去体には、インクジェットヘッドか
ら上記インクタンクとを連通するインク流通路と、上記
インク流通路の中途から上方に分岐して設けてある気泡
滞留部とが備わっており、上記気泡滞留部は、上記流通
路からの分岐路を形成するように実質的に上方に延伸す
る仕切り壁と、上記分岐路の上方に位置する主滞留部
と、上記主滞留部と連通し上記仕切り壁の外側に位置す
る副滞留部とからなり、上記副滞留部は、上記気泡除去
体が非定常姿勢にあるとき上記主滞留部に取り込まれた
気泡を滞留させ得るように形成されているところにあ
る。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して、本考案の実施例につい
て説明する。
【0009】図1において、インクタンク1内に貯蔵さ
れているインクは、小型ポンプ(図示せず)によって気
泡除去体2に、結合部3やニードル4を介して供給さ
れ、この気泡除去体からインクは、さらにインクジェッ
トヘッド5に供給され、このヘッドに設けてあるノズル
(図示せず。)からこのインクは噴射され、記録紙に印
字される。
【0010】気泡除去体2は、インク流通路21と、こ
のインク流通路の中途から上方に分岐して上方に位置し
ている気泡滞留部23とを具備しているものである。イ
ンク流通路21は、もちろんインクタンク1から供給さ
れたインクを、下流に位置しているインクジェットヘッ
ド5へインクを供給するものである。また気泡滞留部2
3は、インク流路部21からの分岐路22を形成するよ
うに実質的に上方へ延伸する一対の仕切り壁24,24
と、この分岐路の上方に位置する主滞留部23aと、こ
の主滞留部と連通し仕切り壁の左右に位置する一対の副
滞留部23b,23bとから構成されている。
【0011】主滞留部23aは、インク流通路21の上
方に位置している中空状のものであって、そのためこの
主滞留部とこのインク流通路とを連通させている分岐路
22は、このインク流通路の一部から上方に向けて屈成
しこの主滞留部と連通状態になっている。また分岐路2
2を構成する仕切り壁24は、主滞留部23a内に延伸
し、その形状は分岐路22から外側へ円弧状に屈成した
もので、この仕切り壁の外周部は、一対の副滞留部23
b,23bになっている。そして副滞留部23b,23
bは、プリンタを持ち運ぶ時など気泡除去体2が如何に
反転しても、つまり非定常姿勢になったときでも、この
副滞留部内に主滞留部23aに取り込まれた気泡が滞留
可能なものである。
【0012】またインク流通路21の形状は、インクタ
ンク1から供給されたインクが気泡滞留部23に円滑に
流れ込むようにするため、図2のようにこのインク流通
路を突部2aによって凸状に屈成し、この屈成した個所
が気泡滞留部22に向いているようにするのが望まし
い。
【0013】次に本考案の作用について、図2に示す気
泡除去体2を参照して、図3(a)〜(d)に基づいて
説明すると、図3(a)は、プリンタが定常姿勢の状態
を示すものであって、インクに含有している気泡aは、
インクから分離して主滞留部23aの上面に滞留する。
ところがプリンタを持ち運ぶ時、左側を上に向けてプリ
ンタを立てた状態に姿勢を変えると図3(b)の状態に
なる。この時は、気泡aは一方の副滞留部23bの側部
に移動する。さらに図3(c)は、図3(b)の状態か
らさらに90度反転した姿勢の状態であるが、この状態
では気泡aは副滞留部23bの底部に移動するが、それ
でもこの気泡は仕切り壁24に阻まれて分岐路22に移
動することはない。そしてさらに定常な姿勢に戻った場
合でも、図3(d)に示すように、気泡aは仕切り壁2
4の先端の屈曲部によって、一方の副滞留部23b内に
止まる。気泡aは、通常気泡滞留部23の壁面に沿って
移動するため、以上のように移動するものである。
【0014】仮に、気泡aが仕切り壁24の屈曲した先
端部によって遮られない場合には、主滞留部23aの上
部に移行し、図3aの状態に戻る。また右側を上にして
プリンタを立てた場合には、他方の副滞留部23b内に
気泡aは滞留することになる。
【0015】なお気泡aの量が多くなった場合には、気
泡除去体2に設けてある抜き取り孔(図示せず)から抜
き出して放出するようにしてもよい。
【0016】他の実施例について、図4に基づいて説明
すると、これは一方の仕切り壁24aを他方24bより
も長くし、この長い仕切り壁24aの先端を僅かに他方
の仕切り壁24bの方に屈成したものである。これによ
り気泡aは図面右側の副滞留部23bに導かれ易くな
る。
【0017】このように一方の仕切り壁24aを長く構
成している場合には、気泡除去部2が定常姿勢から1回
転した場合、気泡はこの仕切り壁先端に止まることはな
く、容易に主滞留部23aの上部や他方の副滞留部23
b内に移動する。
【0018】なお前記の実施例では、分岐路22は、一
対の仕切り壁24によって構成したが、この仕切り壁は
パイプ状のものでもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案では、プリンタを如何なる姿勢に
変化させても、インク内の気泡は気泡滞留部や副滞留部
内に滞留し、そのためこの気泡はインクジェットヘッド
の方に送られることはないので、気泡による印字不良は
発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリンタの一部断面正面図
【図2】気泡除去体の拡大断面図
【図3】(a)〜(d)の順に気泡除去体を回転した状
態を示す断面図
【図4】気泡除去体の他の実施例を示す拡大断面図
【図5】従来例を示す断面図
【符号の説明】
1 インクタンク 2 気泡除去体 5 インクジェットヘッド 21 インク流通路 22 分岐路 23 気泡滞留部 23a 主滞留部 23b 副滞留部 24 仕切り壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドと、インクタンク
    と、上記インクジェットヘッドと上記インクタンクとの
    間に介在する気泡除去体とよりなり、上記気泡除去体に
    は、インクジェットヘッドから上記インクタンクとを連
    通するインク流通路と、上記インク流通路の中途から上
    方に分岐して設けてある気泡滞留部とが備わっており、
    上記気泡滞留部は、上記流通路からの分岐路を形成する
    ように実質的に上方に延伸する仕切り壁と、上記分岐路
    の上方に位置する主滞留部と、上記主滞留部と連通し上
    記仕切り壁の外側に位置する副滞留部とからなり、上記
    副滞留部は、上記気泡除去体が非定常姿勢にあるとき
    に、上記主滞留部に取り込まれた気泡を滞留させ得るよ
    うに形成されていることを特徴とするインクジェットプ
    リンタ。
JP148091U 1991-01-22 1991-01-22 インクジェットプリンタ Expired - Lifetime JP2541243Y2 (ja)

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JP148091U JP2541243Y2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 インクジェットプリンタ

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JP148091U JP2541243Y2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 インクジェットプリンタ

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JPH0498143U JPH0498143U (ja) 1992-08-25
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WO2010041553A1 (ja) * 2008-10-08 2010-04-15 コニカミノルタIj株式会社 インクジェット記録装置

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