JP2540943Y2 - 線香押出成形ノズル用フィルタ - Google Patents

線香押出成形ノズル用フィルタ

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JP2540943Y2
JP2540943Y2 JP498893U JP498893U JP2540943Y2 JP 2540943 Y2 JP2540943 Y2 JP 2540943Y2 JP 498893 U JP498893 U JP 498893U JP 498893 U JP498893 U JP 498893U JP 2540943 Y2 JP2540943 Y2 JP 2540943Y2
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filter
incense
extrusion
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nozzle
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JP498893U
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Inventor
哲夫 磯崎
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哲夫 磯崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、線香製造用押出装置に
使用する押出ノズルの目詰り防止を目的とする線香押出
成形ノズル用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】線香製造用押出装置の押出成形に使用す
る押出ノズルは、ノズル径よりも大きな未溶解物、ゴミ
等によって目詰りを生じることがしばしばある。それを
防ぐためにメッシュ状のフィルタが押出ノズルに近接し
て設置されることはよく知られている。
【0003】従来のメッシュ状フィルタは押出し成形が
回を重ねていくうちに、個々のフィルタ孔が次第に狭ま
ってきて、遂には詰まってしまう。このような目詰りが
生じた場合、線香製造用押出装置では、油圧シリンダ下
方に設けられた押し板を押出容器の上端まで上昇させ、
容器中の練加工後の線香原料を取出し、最後にフィルタ
及びダイスを取出して、目詰り部分を掃除して、再び押
出容器の底面にダイス及びフィルタを配置して押出成
形作業を再度開始するといった方法を採っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は線香製造にお
けるこのような大変な作業を生じさせる要因であるフィ
ルタの目詰りに検討を加えて、長期にわたって目詰りの
生じない構造のフィルタを提供し、作業能率を向上させ
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、断面略山形で頂部1から裾2に至るスリット3を長
手方向に多数個形成してなる線香押出成形ノズル用フィ
ルタを開発した。
【0006】なお、ここにいう断面略山形には、長手方
向に直角な断面が略三角形のものが最も好ましいが、山
が複数あるもの、頂部に円みのある半円形のものなどで
もよい。
【0007】
【作用】本考案の線香押出成形ノズル用フィルタは、
押出し原料中に未溶解物,ゴミ等があった場合、これ
らがスリット3を塞ぐことなく原料の移動につれて頂部
1から裾2間の斜面を移動し、フィルタ下部に達して留
まるので、スリット3部分が常に所定の開孔状態を維持
する。そこで、長期間にわたってろ過機能を発揮し、そ
の下方のノズルの押出し機能を長期間保持する等の作用
が得られる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の線香押出成形ノズル用フィル
タの斜視図、図2は図1中A-A断面拡大図である。こ
線香押出成形ノズル用フィルタ4は、アングル鋼を所
定の長さに切断し、その両端付近に連結穴4a,4aを設け
ると共に、中ほどに頂部1から裾2の途中まで両側斜面
に多数の溝加工を施しスリット3を形成している。アン
グルの角度は60°前後が好ましい。
【0009】線香押出成形ノズル用フィルタは、ダイス
5の押出し孔を覆うように使用される。その使用態様を
ここで説明する。多数の押出し孔を有するダイス5を下
部にして四方に壁面を有する押出容器6の内部へこの本
考案のフィルタ4が配置される。これら部材の固定は横
向きの三角柱形固定部材7を介してなされるもので、そ
のためにフィルタ4には前述した連結穴4aがあり、固定
部材7にはタップ穴7aが設けられている。ダイス5の両
端付近にも連結穴5aが設けられており、それに対応して
固定部材7の底面にもタップ穴7bが設けられている。こ
れらはネジ止めされる。固定部材7には底面に平板部が
あって、それに連結穴7cがあり、それに後述する送り装
置の送り杆19がコ字状連結片22により接続される。
【0010】次に図3,4によって本考案の線香押出成
形ノズル用フィルタ4がダイス5と共に線香成形用押出
装置に使用されている様子を示す。図3,4はいずれも
線香成形用押出装置の要部破断正面図であり、図3は線
香押出し成形時、図4はフィルタ4又はダイス5の清掃
のためにこれらを取出した場合をそれぞれ示す。この装
置は、中央に製品通過穴のある支持台上に押出容器6を
設け、この容器底面にダイス5を配置している。ダイス
5の上に本考案のフィルタ4がある。支持台上には四方
の支柱によって支持されたシリンダ取付板11上にシリン
ダ12が設けられ、そのロッド下端部に押し板13が設けら
れている。
【0011】押出容器6の下部側面にフィルタ4とダイ
ス5の挿入・取出口16、及び、その反対側に送り杆挿入
口15を設けている。いずれも通常は閉鎖しておくための
蓋14,14を各出入口に有している。蓋14,14は支持台上の
支柱に固定された支持鞘17中を進退可能なロッド先端に
設けられている。そこで、このロッド上端のノブを引く
ことによって蓋14を開けることができる。支持鞘17はシ
リンダによって作動させてもよい。
【0012】フィルタ4又はダイス5に目詰りが発生し
た場合、まず、両側の蓋14,14を開け、次いで左方にみ
られる送り装置18によって送り杆19の先端を送り杆入口
15から押出容器6内へ挿入する。送り装置18は支持台上
に固定式で設けてもよいし、使用の都度支持台上へ設置
する着脱式でもよい。この例では後者である。送り装置
18はモータ駆動によるラック・ピニオンによって送り杆
19が進出又は後退するようになっている。
【0013】次に、図4にみられるように送り装置18の
送り杆19が進出(右方へ移動)して、ダイス5を押して押
出容器6の側面に設けられた挿入・取出口16からフィル
タ4ごと外部へ出す。そして、目詰りを掃除するのであ
る。このとき、線香原料21はその粘着性と押し板13の密
封性とによって押出容器6内へそのまま存在し、落下す
ることもない。
【0014】目詰りの掃除を終えると、押出容器6内へ
ダイス5及び本考案のフィルタ4を引き込むこととなる
が、そのとき送り杆19でダイス5を引っ張る必要があ
る。そのために、送り杆19の先端部には前述した連結穴
19aが設けられており、また、ダイス5側にも前述した
連結穴7cが設けられている。これら連結穴7c,19a間にま
たがって挿入連結可能なコ字状連結片22が用いられる。
このコ字状連結片22によって送り杆14とダイス5が連結
され、送り杆19を送り装置18によって後退(左方へ移動)
させることによって、押出容器6内へダイス5及びフィ
ルタ4を引き込むこととなる。
【0015】押出容器6内へのダイス5及びフィルタ4
の引き込みは、コ字状連結片22を取除く必要性から、線
香の押出し時の正規の位置よりも連結部が送り装置側へ
少し突出する程度に引き込む。この状態でコ字状連結片
22を取除き、正規の押出し時の位置へ送り杆19で戻す。
この簡単な作業によって線香の押出成形作業を再開でき
る。
【0016】
【考案の効果】本考案の線香押出成形ノズル用フィルタ
は以上のような構造としたことによって、長期にわたっ
て目詰りの生じないこととなり、製品の品質の向上と、
線香押出成形作業の中断を少なくすることができて省力
化と作業能率の向上を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る線香押出成形ノズル用フィルタの
斜視図である。
【図2】図1中A-A相当組付け時断面図である。
【図3】同フィルタを用いた線香押出成形装置の一部破
断正面図である。
【図4】同装置のノズル及びフィルタを引き抜いた際の
一部破断正面図である。
【符号の説明】 1 頂部 2 裾 3 スリット 4 フィルタ 5 ダイス 6 押出容器 16 挿入・取出口 19 送り杆

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略山形で頂部1から裾2に至るスリ
    ット3を長手方向に多数個形成してなる線香押出成形ノ
    ズル用フィルタ。
JP498893U 1993-02-17 1993-02-17 線香押出成形ノズル用フィルタ Expired - Lifetime JP2540943Y2 (ja)

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JPH0665439U JPH0665439U (ja) 1994-09-16
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