JP2540499Y2 - 静圧造型機のシール部材 - Google Patents
静圧造型機のシール部材Info
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- JP2540499Y2 JP2540499Y2 JP40419290U JP40419290U JP2540499Y2 JP 2540499 Y2 JP2540499 Y2 JP 2540499Y2 JP 40419290 U JP40419290 U JP 40419290U JP 40419290 U JP40419290 U JP 40419290U JP 2540499 Y2 JP2540499 Y2 JP 2540499Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- mounting plate
- seal member
- molding machine
- liner
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、静圧造型機における鋳
枠と模型板との当接部をシールする部材に関する。
枠と模型板との当接部をシールする部材に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は静圧造型機の縦断面を示し、該造
型機では、鋳枠1と模型板2とで画成される空間内に鋳
物砂3を充填した後、該鋳物砂3の上面に圧縮空気源
4、配管5及びカバー6を介して圧縮空気を吹込み、該
圧縮空気を鋳物砂3中を通過して排気孔7から排出させ
ることによって鋳物砂3の充填密度を高め、以て鋳型を
造型している。ところで上記静圧造型機における鋳枠1
と模型板2との当接部は、シール部材8によってシール
されるが、従来のシール部材8は、図1A部を拡大した
図5に示す如く、鋳枠1の下部フランジに対応する枠体
状の鋳枠当りライナ9と、該ライナ9上に取り付けられ
て、シール部材8の内縁側上面及び側面を構成する枠体
状の弾性体(ウレタンゴム製)10とから成っており、
該弾性体10は、上記鋳枠当りライナ9に一体的に焼付
け固着されている。そして該シール部材8は、模型板2
上に形成された溝11に挿嵌され、埋込みボルト12に
より模型板2に締結固定されている。
型機では、鋳枠1と模型板2とで画成される空間内に鋳
物砂3を充填した後、該鋳物砂3の上面に圧縮空気源
4、配管5及びカバー6を介して圧縮空気を吹込み、該
圧縮空気を鋳物砂3中を通過して排気孔7から排出させ
ることによって鋳物砂3の充填密度を高め、以て鋳型を
造型している。ところで上記静圧造型機における鋳枠1
と模型板2との当接部は、シール部材8によってシール
されるが、従来のシール部材8は、図1A部を拡大した
図5に示す如く、鋳枠1の下部フランジに対応する枠体
状の鋳枠当りライナ9と、該ライナ9上に取り付けられ
て、シール部材8の内縁側上面及び側面を構成する枠体
状の弾性体(ウレタンゴム製)10とから成っており、
該弾性体10は、上記鋳枠当りライナ9に一体的に焼付
け固着されている。そして該シール部材8は、模型板2
上に形成された溝11に挿嵌され、埋込みボルト12に
より模型板2に締結固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】上記のように構成さ
れたシール部材の上面が摩耗した時は、シール部材全部
を新品に取替えているが、これはコスト的に損失が大き
い。本考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので
あり、シール部材の上面が摩耗した時、摩耗部分付近だ
けを取替えることにより、コスト的な損失を最小限に止
めることを目的としている。
れたシール部材の上面が摩耗した時は、シール部材全部
を新品に取替えているが、これはコスト的に損失が大き
い。本考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので
あり、シール部材の上面が摩耗した時、摩耗部分付近だ
けを取替えることにより、コスト的な損失を最小限に止
めることを目的としている。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記の目的
を達成するため、上記シール部材を、鋳枠の下部フラン
ジに対応する枠体状の取付けプレートと、該取付けプレ
ート上に取外し可能に取付けられて、上記シール部材の
内縁側上面を構成する枠体状の弾性体と、上記取付けプ
レート上に取外し可能に取付けられて、上記シール部材
の外縁側上面を構成する枠体状の鋳枠当りライナとで形
成することを特徴としている。
を達成するため、上記シール部材を、鋳枠の下部フラン
ジに対応する枠体状の取付けプレートと、該取付けプレ
ート上に取外し可能に取付けられて、上記シール部材の
内縁側上面を構成する枠体状の弾性体と、上記取付けプ
レート上に取外し可能に取付けられて、上記シール部材
の外縁側上面を構成する枠体状の鋳枠当りライナとで形
成することを特徴としている。
【0005】
【構成】以下、本考案の一実施例を図2及び図3を参照
して説明する。なお図2は図1A部の詳細図、図3はシ
ール部材の平面図である。図において、模型板2の上面
に鋳枠1の下部フランジに対応して形成された溝11に
は、枠体状のシール部材8が挿嵌されている。該シール
部材8において、13は強靱性鋼材から成り、鋳枠1の
下部フランジに対応する枠体状の取付けプレートであ
る。該取付けプレート13の内周寄りの上部には、ウレ
タンゴムから成り、底面に所定厚みの鋼板14を焼付け
固着した枠体状の弾性体15が載置されており、該弾性
体15の上面がシール部材8の内縁側上面及び側面を構
成するようにされている。上記鋼板14には所定間隔で
ネジ穴16が穿設されており、また取付けプレート13
にも該ネジ穴16に連通する埋込みボルト孔17が下面
から上面に貫通して穿設されている。そして該ボルト孔
17に埋込みボルト18を挿入して締め付けることによ
り、上記鋼板14及び弾性体15が取付けプレート13
上に固定されるように成してある。該取付けプレート1
3の外周寄りの上部には、強靱性鋼材から成る枠体状の
鋳枠当りライナ19が載置されており、該ライナ19の
上面がシール部材8の外縁側上部を構成するようにされ
ている。該ライナ19には、所定間隔で埋込みボルト孔
20が上面から下面に貫通して穿設されており、また取
付けプレート13上にも該ボルト孔20に連通するネジ
穴21が穿設されている。そして該ボルト孔20に埋込
みボルト22を挿入して締め付けることにより、上記ラ
イナ19が取付けプレート13上に固定されるように成
してある。上記鋳枠当りライナ19には、上記埋込みボ
ルト孔22とは別に複数の埋込みボルト孔23が上面か
ら下面に貫通して穿設されており、また上記取付けプレ
ート13にも該ボルト孔23に連通するボルト孔24が
上下に貫通して穿設されており、更に模型板2上にも該
ボルト孔24に連通するネジ穴25が穿設されている。
そして該両ボルト孔23、24を貫通して埋込みボルト
26を挿入して締め付けることにより、上記取付けプレ
ート13が模型板2上に固定されるように成してある。
なお上記実施例では、鋳枠当りライナ19を取付けプレ
ート13上に固定す埋込みボルト22と、取付けプレー
ト13を模型板2上に固定する埋込みボルト26とが各
別に設けられているが、1本のボルトで三者を共締めす
るようにしてもよい。また図4の如く、取付けプレート
13の内縁側を拡張し、該拡張部分でシール部材8を埋
込みボルト26により模型板2に締結固定してもよい。
して説明する。なお図2は図1A部の詳細図、図3はシ
ール部材の平面図である。図において、模型板2の上面
に鋳枠1の下部フランジに対応して形成された溝11に
は、枠体状のシール部材8が挿嵌されている。該シール
部材8において、13は強靱性鋼材から成り、鋳枠1の
下部フランジに対応する枠体状の取付けプレートであ
る。該取付けプレート13の内周寄りの上部には、ウレ
タンゴムから成り、底面に所定厚みの鋼板14を焼付け
固着した枠体状の弾性体15が載置されており、該弾性
体15の上面がシール部材8の内縁側上面及び側面を構
成するようにされている。上記鋼板14には所定間隔で
ネジ穴16が穿設されており、また取付けプレート13
にも該ネジ穴16に連通する埋込みボルト孔17が下面
から上面に貫通して穿設されている。そして該ボルト孔
17に埋込みボルト18を挿入して締め付けることによ
り、上記鋼板14及び弾性体15が取付けプレート13
上に固定されるように成してある。該取付けプレート1
3の外周寄りの上部には、強靱性鋼材から成る枠体状の
鋳枠当りライナ19が載置されており、該ライナ19の
上面がシール部材8の外縁側上部を構成するようにされ
ている。該ライナ19には、所定間隔で埋込みボルト孔
20が上面から下面に貫通して穿設されており、また取
付けプレート13上にも該ボルト孔20に連通するネジ
穴21が穿設されている。そして該ボルト孔20に埋込
みボルト22を挿入して締め付けることにより、上記ラ
イナ19が取付けプレート13上に固定されるように成
してある。上記鋳枠当りライナ19には、上記埋込みボ
ルト孔22とは別に複数の埋込みボルト孔23が上面か
ら下面に貫通して穿設されており、また上記取付けプレ
ート13にも該ボルト孔23に連通するボルト孔24が
上下に貫通して穿設されており、更に模型板2上にも該
ボルト孔24に連通するネジ穴25が穿設されている。
そして該両ボルト孔23、24を貫通して埋込みボルト
26を挿入して締め付けることにより、上記取付けプレ
ート13が模型板2上に固定されるように成してある。
なお上記実施例では、鋳枠当りライナ19を取付けプレ
ート13上に固定す埋込みボルト22と、取付けプレー
ト13を模型板2上に固定する埋込みボルト26とが各
別に設けられているが、1本のボルトで三者を共締めす
るようにしてもよい。また図4の如く、取付けプレート
13の内縁側を拡張し、該拡張部分でシール部材8を埋
込みボルト26により模型板2に締結固定してもよい。
【0006】
【作用】上記のように構成されたシール部材8におい
て、その上面が摩耗した時は、埋込みボルト18、22
を外して、弾性体15又は鋳枠当りライナ19だけを新
品に取替える。なお弾性体15を取替える場合は、埋込
みボルト26を外してシール部材8全体を模型板2から
分離し、しかる後、埋込みボルト18を外して弾性体1
5を取替えるようにする。
て、その上面が摩耗した時は、埋込みボルト18、22
を外して、弾性体15又は鋳枠当りライナ19だけを新
品に取替える。なお弾性体15を取替える場合は、埋込
みボルト26を外してシール部材8全体を模型板2から
分離し、しかる後、埋込みボルト18を外して弾性体1
5を取替えるようにする。
【0007】
【効果】上記のような本考案によれば、シール部材の上
面が摩耗した時は、弾性体又は鋳枠当りライナだけを取
り替えればよく、シール部材全部を取り替える必要がな
いから、コスト的な損失が半減する。
面が摩耗した時は、弾性体又は鋳枠当りライナだけを取
り替えればよく、シール部材全部を取り替える必要がな
いから、コスト的な損失が半減する。
【図1】静圧造型機の要部縦断面図である。
【図2】図1A部の詳細図である。
【図3】シール部材の平面図である。
【図4】他の実施例を示す図2対応図である。
【図5】従来のシール部材の構成を示す図2対応図であ
る。
る。
1 鋳枠 2 模型板 8 シール部材 13 取付けプレート 15 弾性体 19 鋳枠当りライナ
Claims (1)
- 【請求項1】 静圧造型機における鋳枠1と模型板2と
の当接部をシールする部材8であって、上記鋳枠1の下
部フランジに対応する枠体状の取付けプレート13と、
該取付けプレート13上に取外し可能に取付けられて、
上記シール部材8の内縁側上面を構成する枠体状の弾性
体15と、上記取付けプレート13上に取外し可能に取
付けられて、上記シール部材8の外縁側上面を構成する
枠体状の鋳枠当りライナ19と、から成ることを特徴と
する静圧造型機のシール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40419290U JP2540499Y2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 静圧造型機のシール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40419290U JP2540499Y2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 静圧造型機のシール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0494134U JPH0494134U (ja) | 1992-08-14 |
JP2540499Y2 true JP2540499Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31881861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40419290U Expired - Fee Related JP2540499Y2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 静圧造型機のシール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540499Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6206235B2 (ja) * | 2014-02-14 | 2017-10-04 | 新東工業株式会社 | 生砂造型設備用金枠 |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP40419290U patent/JP2540499Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0494134U (ja) | 1992-08-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |