JP2540022Y2 - 埋め殺し式地中梁型枠 - Google Patents
埋め殺し式地中梁型枠Info
- Publication number
- JP2540022Y2 JP2540022Y2 JP1991111246U JP11124691U JP2540022Y2 JP 2540022 Y2 JP2540022 Y2 JP 2540022Y2 JP 1991111246 U JP1991111246 U JP 1991111246U JP 11124691 U JP11124691 U JP 11124691U JP 2540022 Y2 JP2540022 Y2 JP 2540022Y2
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- JP
- Japan
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- formwork
- underground beam
- base
- angle
- holes
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は地中梁く体工事に使用す
る地中梁型枠に関する。
る地中梁型枠に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】従来、地中梁型枠とし
て、合板ベニア等により形成した側壁を単管パイプ等に
よって立設支持してなるものが一般的である。これら型
枠を使用して地中梁のく体工事を行う場合、例えば、掘
削、捨てコン打設、鉄筋配筋を行った後、型枠を組み立
て、その後コンクリートを打設し、その養生後、型枠の
解体、片付けを行い、しかる後埋め戻しを行っている。
て、合板ベニア等により形成した側壁を単管パイプ等に
よって立設支持してなるものが一般的である。これら型
枠を使用して地中梁のく体工事を行う場合、例えば、掘
削、捨てコン打設、鉄筋配筋を行った後、型枠を組み立
て、その後コンクリートを打設し、その養生後、型枠の
解体、片付けを行い、しかる後埋め戻しを行っている。
【0003】従って埋め戻し作業はコンクリートの強度
発現を待たなければならず、又、その後の型枠の取り外
しを待たなければ成らないため、地中梁く体工事にかな
りの時間を要するものであった。
発現を待たなければならず、又、その後の型枠の取り外
しを待たなければ成らないため、地中梁く体工事にかな
りの時間を要するものであった。
【0004】又、従来の型枠では、その組み立てに専門
工である型枠大工等の職種を必要とするため、コストが
掛かり、その人材確保も必要となる。
工である型枠大工等の職種を必要とするため、コストが
掛かり、その人材確保も必要となる。
【0005】本考案は、上記した従来技術の欠点を解消
すべくなされたもので、優れた地中梁型枠を提案するも
のである。
すべくなされたもので、優れた地中梁型枠を提案するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案形枠は上記課題を
解決するため、互いに所定離間角度をもって一側端縁相
互を連結した一対の棒板部2a,2aに各々長手方向に沿っ
て多数の透孔6を穿設してなる穴明きアングル2を、左
右上下各々所定幅をもって平行に且つ正面矩形状に配置
させるとともに、上記透孔6に端部を挿通固定させた幅
決めボルト3により各左右,上下のアングル間を連結保
形させてなる型枠基体4と、該基体4の側面に嵌め立て
掛けて基体4側面を閉塞させる波形鉄板5とから構成し
た。
解決するため、互いに所定離間角度をもって一側端縁相
互を連結した一対の棒板部2a,2aに各々長手方向に沿っ
て多数の透孔6を穿設してなる穴明きアングル2を、左
右上下各々所定幅をもって平行に且つ正面矩形状に配置
させるとともに、上記透孔6に端部を挿通固定させた幅
決めボルト3により各左右,上下のアングル間を連結保
形させてなる型枠基体4と、該基体4の側面に嵌め立て
掛けて基体4側面を閉塞させる波形鉄板5とから構成し
た。
【0007】型枠形成後、コンクリート打設前に埋め戻
しを行いえる為、地中梁く体工事の総合的工期の短縮を
可能とする。
しを行いえる為、地中梁く体工事の総合的工期の短縮を
可能とする。
【0008】又、アングル2の透孔6にボルト3端部を
貫通固定して型枠基体4を組み立て、波形鉄板5を基体
4側部に嵌め立て掛けて型枠1を組み立てるため、専門
職を必要とせず、しかも迅速な作業が可能となる。
貫通固定して型枠基体4を組み立て、波形鉄板5を基体
4側部に嵌め立て掛けて型枠1を組み立てるため、専門
職を必要とせず、しかも迅速な作業が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0010】図1〜図3は本考案の一実施例を示し、図
中1は地中梁型枠を示す。該型枠1は、穴明きアングル
2を、幅決めボルト3をスペーサーとして左右上下各々
所定幅をもって平行に且つ正面矩形状に組み立ててなる
型枠基体4と、該基体4の両側に嵌め立て掛けた波形鉄
板5とから構成している。
中1は地中梁型枠を示す。該型枠1は、穴明きアングル
2を、幅決めボルト3をスペーサーとして左右上下各々
所定幅をもって平行に且つ正面矩形状に組み立ててなる
型枠基体4と、該基体4の両側に嵌め立て掛けた波形鉄
板5とから構成している。
【0011】上記穴明きアングル2は例えば、図2に示
すものの如く、相互に直角をなす一対の棒板部2a,2a
に、各々長手方向に沿って多数の透孔6を穿設させたも
のであって、本実施例の如く、一方の棒板部2aに複数列
の透孔を穿設させたものであっても、又、両方の棒板部
にそれぞれ複数列の透孔を穿設させたものであっても、
或いは、各棒板部にそれぞれ一列づつき透孔を穿設させ
たものであっても良い。又、透孔6の形状も、ボルトが
丁度挿通可能な大きさの円形であっても、楕円形,長方
形,その他ボルトが遊嵌可能なバカ穴であっても良い。
又、アングル2は、スチール棚用の穴明きアングルの様
な既製品を使用することも可能である。又、上記幅決め
ボルト3は、例えば両端部にそれぞれ螺条を設けたもの
で、各アングル2の透孔6に挿通可能な径を有するもの
が使用される。又、その長さは、目的とする梁の大きさ
等により適宜選択して使用する。型枠基体4は、内側に
各々一方の棒板部2aを起立させて平行に配置させた下部
のアングル2,2間、及び、内側に各々一方の棒板部2a
を垂下させて平行に配置させた上部のアングル2,2間
を、両端部を各々各透孔6に貫通させてナット7で固定
させた横架設幅決めボルト3a,3aにより所定幅に連結
し、又、左右側部アングル2,2間を同様に各々縦架設
幅決めボルト3b,3bにより所定幅に連結している。又、
これら縦,横架設の各幅決めボルトは、基体4の長手方
向所定幅をもって架設される。
すものの如く、相互に直角をなす一対の棒板部2a,2a
に、各々長手方向に沿って多数の透孔6を穿設させたも
のであって、本実施例の如く、一方の棒板部2aに複数列
の透孔を穿設させたものであっても、又、両方の棒板部
にそれぞれ複数列の透孔を穿設させたものであっても、
或いは、各棒板部にそれぞれ一列づつき透孔を穿設させ
たものであっても良い。又、透孔6の形状も、ボルトが
丁度挿通可能な大きさの円形であっても、楕円形,長方
形,その他ボルトが遊嵌可能なバカ穴であっても良い。
又、アングル2は、スチール棚用の穴明きアングルの様
な既製品を使用することも可能である。又、上記幅決め
ボルト3は、例えば両端部にそれぞれ螺条を設けたもの
で、各アングル2の透孔6に挿通可能な径を有するもの
が使用される。又、その長さは、目的とする梁の大きさ
等により適宜選択して使用する。型枠基体4は、内側に
各々一方の棒板部2aを起立させて平行に配置させた下部
のアングル2,2間、及び、内側に各々一方の棒板部2a
を垂下させて平行に配置させた上部のアングル2,2間
を、両端部を各々各透孔6に貫通させてナット7で固定
させた横架設幅決めボルト3a,3aにより所定幅に連結
し、又、左右側部アングル2,2間を同様に各々縦架設
幅決めボルト3b,3bにより所定幅に連結している。又、
これら縦,横架設の各幅決めボルトは、基体4の長手方
向所定幅をもって架設される。
【0012】又、波形鉄板5は通常使用されている波形
鉄板で、目的とする上下のアングル間に嵌め立て掛けが
可能な上下幅を有するものを使用する。そして、上下の
アングルの水平に突出した棒板部2a,2a間に嵌め立て掛
ける様構成している。
鉄板で、目的とする上下のアングル間に嵌め立て掛けが
可能な上下幅を有するものを使用する。そして、上下の
アングルの水平に突出した棒板部2a,2a間に嵌め立て掛
ける様構成している。
【0013】本考案の型枠1を使用して地中梁く体工事
を行う場合についてその一例を説明をすると、図1に示
す如く、所定大きさ及び形状をなす掘削面8底部に割り
グリ9、捨てコン10を順次施した後、所定位置に鉄筋配
筋11を行い、しかる後、梁型枠1を組み立てる。次い
で、掘削穴部分に土を埋め戻した後、型枠1にコンクリ
ートを打設して梁く体工事を完了する。
を行う場合についてその一例を説明をすると、図1に示
す如く、所定大きさ及び形状をなす掘削面8底部に割り
グリ9、捨てコン10を順次施した後、所定位置に鉄筋配
筋11を行い、しかる後、梁型枠1を組み立てる。次い
で、掘削穴部分に土を埋め戻した後、型枠1にコンクリ
ートを打設して梁く体工事を完了する。
【0014】尚、地中梁の背が高く埋め戻しの土砂の側
圧による波形鉄板の変形が危惧される場合には、型枠内
部に鉄筋等のバリを架けることも可能である。
圧による波形鉄板の変形が危惧される場合には、型枠内
部に鉄筋等のバリを架けることも可能である。
【0015】
【考案の効果】以上説明した如く本考案型枠は、既述構
成としたことにより、コンクリート打設前に埋め戻しを
行えるので、コンクリートの養生、型枠の取り外し等の
工程なしに、例えばコンクリート打設の翌日には土間の
転圧作業を行える等、工期の短縮を図れるものである。
成としたことにより、コンクリート打設前に埋め戻しを
行えるので、コンクリートの養生、型枠の取り外し等の
工程なしに、例えばコンクリート打設の翌日には土間の
転圧作業を行える等、工期の短縮を図れるものである。
【0016】又、穴明きアングル及び幅決めボルトは波
形鉄板と比較して当然それぞれの幅が狭く表面積の小さ
いものであるため、その組み立てに際して見通しが良
く、迅速且つ容易な組み立てを行えるものであり、ま
た、波形鉄板はこの型枠基体の形成後に嵌め立て掛ける
だけであるため、波形鉄板の取り扱い時に生じる見通し
の悪さが全体の組み立てに与える影響が少なく、迅速且
つ容易な組み立てを行え、しかも、作業が極めて単純
て、専門的技術を必要とせず、専門職の人材確保という
様な工事に伴う余分な煩雑さを排除する効果がある。
形鉄板と比較して当然それぞれの幅が狭く表面積の小さ
いものであるため、その組み立てに際して見通しが良
く、迅速且つ容易な組み立てを行えるものであり、ま
た、波形鉄板はこの型枠基体の形成後に嵌め立て掛ける
だけであるため、波形鉄板の取り扱い時に生じる見通し
の悪さが全体の組み立てに与える影響が少なく、迅速且
つ容易な組み立てを行え、しかも、作業が極めて単純
て、専門的技術を必要とせず、専門職の人材確保という
様な工事に伴う余分な煩雑さを排除する効果がある。
【0017】又、各アングルには多数の透孔が穿設され
ているため、幅決めボルトの追設を適宜簡単に行え、基
体組み立て後の補強も極めて簡単に行えるものである。
ているため、幅決めボルトの追設を適宜簡単に行え、基
体組み立て後の補強も極めて簡単に行えるものである。
【0018】又、波形鉄板を側壁として使用しているた
め、その嵌め立て掛け部位に横架設ボルトの端部の突
出、或いは、縦架設ボルトの存在があっても、それらを
逃げて嵌め立て掛けを容易に行える利点もある。
め、その嵌め立て掛け部位に横架設ボルトの端部の突
出、或いは、縦架設ボルトの存在があっても、それらを
逃げて嵌め立て掛けを容易に行える利点もある。
【0019】更に、型枠を埋め殺して打設コンクリート
周囲に波形鉄板及びアングルを固着させるため、梁の強
度も増大する利点がある。
周囲に波形鉄板及びアングルを固着させるため、梁の強
度も増大する利点がある。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例のアングルの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】同実施例の梁型枠基体の一例を示す要部斜視図
である。
である。
2 穴明きアングル 2a アングル棒板部 3 幅決めボルト 4 形枠基体 5 波形鉄板 6 透孔
Claims (1)
- 【請求項1】互いに所定離間角度をもって一側端縁相互
を連結した一対の棒板部2a,2aに各々長手方向に沿って
多数の透孔6を穿設してなる穴明きアングル2を、左右
上下各々所定幅をもって平行に且つ正面矩形状に配置さ
せるとともに、上記透孔6に端部を挿通固定させた幅決
めボルト3により各左右,上下のアングル間を連結保形
させてなる型枠基体4と、該基体4の側面に嵌め立て掛
けて基体4側面を閉塞させる波形鉄板5とからなること
を特徴とする埋め殺し式地中梁型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991111246U JP2540022Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 埋め殺し式地中梁型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991111246U JP2540022Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 埋め殺し式地中梁型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554641U JPH0554641U (ja) | 1993-07-23 |
JP2540022Y2 true JP2540022Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=14556300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991111246U Expired - Lifetime JP2540022Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 埋め殺し式地中梁型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540022Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3076041U (ja) * | 2000-08-31 | 2001-03-16 | チャン カーリー | 磁気しめタイ |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP1991111246U patent/JP2540022Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0554641U (ja) | 1993-07-23 |
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