JP2539937B2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents

散乱光式煙感知器

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、煙による散乱光を受光して火災を判断する
散乱光式煙感知器に関する。
[従来の技術」 従来、この種の散乱光式煙感知器にあっては、発光素
子からの光が直接受光素子に入射しないように感知器内
の検煙領域に対し発光素子と受光素子を配置し、検煙領
域に流入した煙による散乱光を受光素子で受光して電気
信号に変換し、この受光レベルから火災を判断してい
る。
従来の散乱光式煙感知器においては、受光レベルが予
め設定した閾値レベルを越えた時に火災と判断し、出力
回路のSCR等をトリガし、火災報知装置からの伝送線路
間を低インピーダンスに短絡して発報電流を流すことに
より火災検出信号を火災報知装置へ送出している。この
ように火災検出時に出力回路をオンして火災検出信号を
送出することから所謂オンオフ型火災感知器として知ら
れている。
一方、近年にあっては、感知器で検出した受光レベル
そのものを火災報知装置に伝送し、火災報知装置側で火
災を判断する所謂アナログ感知器としての機能が散乱光
式煙感知器についても実用化されている。
このアナログ型の散乱光式感知器にあっては、従来の
オンオフ型の感知器回路における、散乱光検出構造、発
光回路、受光回路と同じものを使用し、オンオフ出力回
路の代わりに火災報知装置(受信機)からのポーリング
に対しアナログ検出情報を伝送する伝送制御機能を備え
たアナログ専用の出力回路を設けている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のアナログ型の散乱光
式煙感知器にあっては、ポーリング伝送制御回路、受光
出力のサンプルホールド回路、検出情報を電流モードで
伝送する電流出力回路等を必要とするため、単にSCRの
トリガ等で火災検出信号を送出していたオンオフ型に比
べ感知器回路の規模が大きくなる。
一方、近年にあっては、小形化されたオンオフ型の散
乱光式煙感知器が実用化されており、小形化に伴い感知
器回路を実装するプリント基板も小形化されている。
そこで小形化されたオンオフ型感知器の回路基板をア
ナログ型の回路基板に代えれば、簡単にアナログ型につ
いても同様な小形化を図ることができる。
しかし、アナログ型はオンオフ型に比べて回路規模が
約2倍弱となるため回路基板の径が大きくなり、小形化
されたオンオフ型感知器の回路収納部に納めることがで
きない。そのため回路収納部を大きくしたアナログ専用
の感知器構造が必要であり、また出力回路部以外は共通
の構成であっても別々に作らなければならず、生産効率
も低いという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、まず本発明の目的は、2つの異なる火災判断の
出力機能をもつ感知器を選択的に実現できる散乱光式煙
感知器を提供する。
本発明の他の目的は、オンオフ感知器回路部にアナロ
グ感知器の出力回路部を付加するだけで簡単にアナログ
型感知器を構成できる散乱光式煙感知器を提供する。
本発明の他の目的は、オンオフ感知器回路部を独立し
たプリント基板に実装し、このプリント基板にアナログ
感知器の出力回路部を実装した他のプリント基板をコネ
クタ接続により重ねることで小形化された感知器筐体の
回路収納部に組込み可能な散乱光式煙感知器を提供す
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため本発明は次のように構成す
る。尚、実施例図面中の番号を併せて示す。
まず本発明は、火災報知装置(受信機)に伝送路10を
介して接続された散乱光式煙感知器を対象とする。
このような散乱光式煙感知器につき本発明にあって
は、検煙領域12に向けて光を出力する発光手段14と、検
煙領域12に侵入した煙による発光手段14からの光の散乱
光を受光し、電気信号に変換して出力する受光手段16
と、受光手段16の受光出力が所定の閾値レベルを越えた
時に伝送線路12を介して火災警報装置に火災検出信号を
出力する第1出力手段18と、受光手段16の受光出力から
第1出力手段18とは異なる火災判断のための火災検出情
報を求め、該火災検出情報を伝送線路12を介して火災報
知装置に伝送する着脱目在な第2出力手段20と、第2出
力手段20の装着時に第1出力手段18に接続している受光
手段16の受光出力を切離して第2出力手段20に接続する
切替手段22とを設けたことを特徴とする。
具体的には、発光手段14、受光手段16、第1出力手段
18及び切替手段22によりオンオフ感知器回路部24を構成
し、第2出力手段20により切替手段22を介して得られた
受光手段14の受光手段をサンプリングしてアナログ火災
検出情報として出力するアナログ感知器回路部26を構成
する。
更にオンオフ感知器回路部24を第1プリント基板に実
装し、またアナログ感知器回路部26を第2プリント基板
に実装し、第1プリント基板と第2プリント基板を感知
器の高さ方向に重ねてプリント基板間をコネクタにより
電気的に接続する共に機械的に支持固定したことを特徴
とする。
[作用] このような構成を備えた本発明の散乱光式煙感知器に
よれば、発光手段、受光手段及び第1出力手段、更に切
替手段を備えた回路部、例えばオンオフ感知器回路部に
対し、第2出力手段、例えばアナログ感知器回路部を別
途着脱自在に準備して付加するだけでアナログ型の散乱
光式煙感知器を簡単に実現できる。
このとき散乱式の煙検出機構はオンオフ型のものをそ
のまま使用しており、この共通化により生産効率を大幅
に向上できる。
またオンオフ型感知器回路部のプリント基板にアナロ
グ感知器回路部のプリント基板をコネクタ接続により積
み重ね配置して電気的に接続すると同時に機械的に支持
固定することで、小形化されたオンオフ感知器の回路収
納部の径を変更することなく、高さ方向の寸法変更のみ
で収納でき、オンオフ型とアナログ型の感知器筐体その
ものの共通化も容易に実現できる。
[実施例] 第1図は本発明の基本的な実施例を示した実施例構成
図である。
第1図において、本発明の散乱光式煙感知器は伝送路
10を介して不図示の火災報知装置に接続される。
本発明の散乱光式煙感知器はオンオフ感知器回路部24
とアナログ感知器回路部26の2つに分けられる。オンオ
フ感知器回路部24には発光素子30の駆動により検煙領域
12に向けて光を出力する発光手段14と、検煙領域12に侵
入した煙による発光手段14からの光の散乱光を受光し、
電気信号に変換して出力する受光手段16と、受光手段16
の受光出力が所定の閾値レベルを越えたときに伝送路10
を介して火災報知装置に火災検出信号を出力する第1出
力手段(オンオフ出力手段)が設けられる。
一方、アナログ感知器回路部26には受光手段16の受光
出力をサンプリングしてアナログ火災検出情報として伝
送路10を介して火災報知装置に出力する第2出力手段20
が設けられる。尚、第2出力手段20としては、第1出力
手段18におけるオンオフ型の火災判断とは異なる他の火
災判断のための火災検出情報を検出して出力する手段で
あれば、この実施例で一例として挙げているアナログ感
知器としての出力手段に限定されない。例えば第2出力
手段20としては火災判断の閾値レベルを複数段階に設定
し、火災検出レベルが各段階を上回る毎に火災検出出力
を送出する多段階オンオフ出力手段も含まれる。
また、アナログ感知器回路部26に設けられた第2出力
手段20には、通常、アナログ検出情報の送出が火災報知
装置からのポーリングに応答して行なわれることから、
ポーリング伝送の制御機能が設けられる。
更に、第2出力手段20を加えたアナログ感知器回路部
26の設置に伴い、オンオフ感知器回路部24側に切替手段
22が設けられる。切替手段22は受光手段16の受光出力を
第1出力手段18または第2出力手段20に選択的に切替出
力するもので、アナログ感知器回路部26が付加されてい
ない状態では図示のように切替手段22はa側に切り替わ
って、受光手段16の受光出力を第1出力手段18に切替接
続している。この状態でオンオフ感知器回路部24に対し
コネクタ28を介してアナログ感知器回路部26を接続する
と、切替手段22の切替制御ライン34がコネクタ28を介し
て例えばアナログ感知器回路部26で接地接続され、この
接地接続による切替制御を受けて切替手段22はb側に切
り替わり、受光手段16の受光出力を第1出力手段18から
切り離して第2出力手段20側に切替接続するようにな
る。
更に、オンオフ感知器回路部24とアナログ感知器回路
部26がそれぞれ別のプリント基板に実装されており、後
の説明で明らかにするように、2枚のプリント基板をコ
ネクタ28を間に介して重ね合わせることで電気的な接続
と同時に機械的な支持固定が実現できるようにしてい
る。
次に、第1図の実施例の作用を説明すると、まずオン
オフ感知器回路部24とアナログ感知器回路部26は別々の
プリント基板上に独立した回路ユニットとして実装され
る。もし、オンオフ型の散乱光式煙感知器とした場合に
は、オンオフ感知器回路部24を実装したプリント基板の
みを感知器筐体の回路収納部に組み込めばよい。
一方、アナログ型散乱光式煙感知器とした場合には、
オンオフ感知器回路部24上にコネクタ28を介してアナロ
グ感知器回路部26のプリント基板を重ね合わせるように
積層して感知器の回路収納部に組み込めばよい。このア
ナログ感知器回路部26のコネクタ28による接続状態で、
伝送路10に対する感知器接続により電源供給を受ける
と、切替手段22はコネクタ28を介した切替制御線34のア
ナログ感知器回路部26側への接地接続でb側に切り替わ
り、受光手段16の受光出力を必ず第2出力手段20に供給
するようになり、アナログ型の散乱光式煙感知器として
の回路機能が実現される。
第2図は本発明の散乱光式煙感知器の具体的実施例を
示した実施例構成図である。
第2図において、第1図の基本構成と同様、感知器回
路はオンオフ感知器回路部24とアナログ感知器回路部26
に分けられ、両者はコネクタ28により接続されている。
オンオフ感知器回路部24側は回線接続部36、第1出力
手段18、切替手段22、発光手段14及び受光手段16で構成
される。
回線接続部36にはダイオードブリッジ38が設けられ、
一対の信号線でなる伝送路10に対しL,C端子により接続
し、L,C端子に対する伝送路10の接続極性を無極性化し
ている。
発光手段14には発振回路40が設けられ、発振回路40は
アナログ感知器回路部26を接続していない状態では、一
定周期毎に発光駆動パルスを発振出力している。アナロ
グ感知器回路部26が接続された場合には、発振回路40の
自励発振は停止し、アナログ感知器回路部26側からの制
御信号を受ける毎に発光パルスを1つ出力する。発振回
路40の出力は抵抗R1を介して発光ダイオードを使用した
発光素子30に与えられ、検煙領域に対しパルス光を発射
する。尚、発振回路40のパルス出力時の電源供給は抵抗
R2を介してコンデンサC2にチャージした電荷により行な
い、これにより消費電流の低減を図っている。
受光手段16には受光増幅器42が設けられ、受光増幅器
42には検煙領域からの煙による散乱光を受光して電気信
号に変換する受光素子32を入力接続している。受光増幅
器42に対する電源電圧は抵抗R3及びコンデンサC2により
安定化されている。
受光手段16の受光増幅器42で得られた受光信号は切替
手段22に与えられる。切替手段22には2つのアナログス
イッチ44,46が設けられる。アナログスイッチ44は抵抗R
4を介した電源電圧の供給で制御され、またアナログス
イッチ46は抵抗R4を介した電源電圧をインバータ48で反
転した信号により制御される。即ち、アナログスイッチ
44,46は制御入力がHレベルでオン、Lレベルでオフと
なる。アナログ感知器回路部26を接続していない場合、
アナログスイッチ44の制御入力はHレベルであることか
らオン、アナログスイッチ46の制御入力はインバータ48
で反転されてLレベルにあることからオフとなってお
り、従って受光増幅器46の受光出力をオン状態にあるア
ナログスイッチ44を介して第1出力手段18に供給する。
アナログ感知器回路部26を接続すると、コネクタ28を介
して抵抗R4の下側が接地接続され、このためアナログス
イッチ44の制御入力がLレベルとなってオフし、アナロ
グスイッチ46の制御入力がインバータ48による反転でH
レベルとなってオンし、その結果、受光増幅器42の受光
出力をオン状態にあるアナログスイッチ46を介してアナ
ログ感知器回路部26側に供給するようになる。
第1出力手段18にはオンオフ判定回路50が設けられ
る。このオンオフ判定回路50は所定の閾値を基準値とし
て設定した比較器と、比較器による火災検出出力が2回
連続して得られたときに火災判定出力を生ずるカウンタ
を備える。オンオフ判定回路50による火災検出出力はサ
イリスタ52のゲートに与えられ、サイリスタ52のトリガ
による導通で回線接続部36を介して伝送路10間を低イン
ピーダンスに短絡し、火災報知装置側に発報電流を流す
ようになる。
次に、アナログ感知器回路部26を説明する。
アナログ感知器回路部26は右側より伝送制御部56、サ
ンプルホールド部58、クロック検出部60及びアナログ出
力部62を備える。また、アナログ感知器回路部26はコネ
クタ28を介してオンオフ感知器回路部24における回線接
続部36、即ちダイオードブリッジ38の2次側を分岐接続
により引き込んでいる。
まず、クロック検出部60を説明すると、クロック検出
部60にはクロック検出回路64が設けられる。クロック検
出回路64は伝送路10に対し火災報知装置より送出するポ
ーリング用の呼出クロックを検出して、伝送制御部56の
制御回路66に供給する。
伝送制御部56の制御回路66にはアドレス設定回路68が
設けられ、制御回路66でクロック検出回路64からの呼出
クロックの計数値とアドレス設定回路68の設定値とを照
合し、両者が一致すると自己の呼出しと判別して次の呼
出クロックが得られるまでの間の所定のタイミングでア
ナログ検出情報の出力制御を行なう。
具体的には、第3図のタイミングチャートに示すよう
に、火災報知装置からは伝送路10を介して各感知器に対
し、リセットパルスに続いて一定周期毎に呼出クロック
を例えばn個出力する処理を繰り返している。このリセ
ットパルスに続く呼出クロックは、順番にアドレス1,ア
ドレス2,アドレス3,・・・アドレスnを表している。従
って、感知器側の伝送制御部56に設けた制御回路66で、
リセットパルスでカウンタをクリアし、その後に得られ
る呼出しクロックを計数することでアドレスを検出で
き、自己の設定アドレスと一致したときに自己の呼出し
と判別する。
更に第3図はアドレス2を設定した感知器での応答制
御のタイミングを示している。即ち、アドレス2を設定
した感知器にあっては、次のアドレス3となる呼出クロ
ックまでの間に、例えばステート1〜9を設けており、
ステート6のタイミングでそのとき検出しているアナロ
グ検出信号の出力制御を行ない、次のステート7で感知
器動作が正常に行なわれていることを示す正常出力の制
御を行ない、更に次のステート8のタイミングで感知器
の種別を示す種別出力の制御を行なうようになる。
再び第2図を参照するに、伝送制御部56にはリセット
回路70が設けられる。リセット回路70は電源投入直後に
おける制御回路66の誤動作を防止するため、電源投入か
ら一定時間を経過するまでは制御回路66をリセット状態
に維持する所謂パワーオンリセットを行なう。
制御回路66は制御信号e1,e2,e3,e4を出力する。まず
制御信号e1はコネクタ28を介してオンオフ感知器回路部
24の発光手段14に設けた発振回路40に与えられる。即ち
制御回路66でポーリングアドレスの一致を判別すると、
制御信号e1を発振回路40に出力し、制御信号e1に基づい
て発光パルスを1つ出力して散乱光検出のための発光駆
動を行なわせる。尚、アナログ感知器回路部26を接続し
た状態で制御信号e1が出力されないLレベル状態にあっ
ては、発振回路40の自励発振は停止された状態になる。
制御回路66からの制御信号e2はアナログ出力部62に設
けられた制御トランジスタ72に与えられる。制御トラン
ジスタ72はベース側に抵抗R5とR6の分圧回路を有し、抵
抗R7を介してアナログ出力用のトランジスタ74と直列接
続される。制御信号e2は第3図のアドレス2の感知器で
示したようにステート6のタイミングでHレベルとなっ
て制御トランジスタ72をオンし、このときトランジスタ
74でサンプルホールド部58でサンプルホールドされた受
光出力が与えられていることから、この受光出力に応じ
た出力電流を伝送路10に流すようになる。
制御回路66からの制御信号e3はアナログ出力部62の正
常出力用のトランジスタ76のベースに接続され、また制
御信号e4はアナログ出力部62の種別出力用のトランジス
タ78のベースに接続される。トランジスタ76,78はエミ
ッタに抵抗R8,R9を接続しており、この抵抗値により区
別可能な電流値を決めている。制御信号e3は第3図のア
ドレス2の感知器に示すように、ステート7のタイミン
グでHレベルとなってトランジスタ76をオンし、抵抗R8
で定まる正常出力を示す電流を火災報知装置に出力す
る。また、制御信号e4は第3図のアドレス2の感知器に
示すステート8のタイミングでHレベルとなり、トラン
ジスタ78をオンし、抵抗R9で定まる種別を示す電流を火
災報知装置に出力する。
次に、サンプルホールド部58にはサンプルホールド回
路80が設けられ、またサンプルホールド回路80にはオン
オフ感知器回路部24に設けた受光増幅器42の出力が切替
手段22におけるアナログスイッチ46及びコネクタ28を介
して入力接続される。更に、サンプルホールド回路80の
サンプル動作のタイミング制御のため、オンオフ感知器
回路部24の発振回路40の発振出力がコネクタ28を介して
入力接続される。従って、サンプルホールド回路80は制
御回路66からの制御信号e1より発振回路40による発光駆
動が行なわれたタイミングでアナログスイッチ46及びコ
ネクタ28を介して得られる受光増幅器42の受光出力をサ
ンプリングしてホールドし、このホールド出力をアナロ
グ出力部62のトランジスタ74に入力するようになる。
尚、サンプルホールド部58には定電圧回路82とバックア
ップ用のコンデンサC3が設けられる。
オンオフ感知器回路部24とアナログ感知器回路部26を
接続するコネクタ28は、オンオフ感知器回路部24側にコ
ネクタ端子A,B,C,D,E,Fを有し、一方、アナログ感知器
回路部26側に対応するコネクタ端子a,b,c,d,e,fを備
え、図示のように2つの回路部を接続する。
第4図は本発明の散乱光式煙感知器の感知器構造の一
実施例を示した実施例構造図である。
第4図において、周囲に煙流入口84を開口した感知器
カバー86内には散乱光式煙検出機構88が設けられる。即
ち、散乱光式煙検出機構88の右側に発光素子30が組み込
まれ、発光素子30からのパルス光は略中央の検煙領域12
に照射される。検煙領域12の左側の位置には受光素子32
が配置されている。図示の状態では、発光素子30に対し
受光素子32が対向しているが、平面的に見ると発光素子
30の光軸に対し対向位置からずれた位置に受光素子32の
光軸が位置するように配置されており、従って受光素子
32には検煙領域12に流入した煙による散乱光のみが入射
する。尚、検煙領域12を囲む上面及び下面にはノイズ光
を散乱吸収させるための凹凸構造が設けられている。
このような散乱光式煙検出機構88の上部には第1のプ
リント基板90と第2のプリント基板92が組み込まれる。
第1のプリント基板90の表面には第2図に示したオンオ
フ感知器回路部24が実装される。また、第2のプリント
基板92には第2図に示したアナログ感知器回路部26が実
装される。2枚のプリント基板90と92はコネクタ28を介
して上下に重ね合わせて電気的に接続されると同時に機
械的に支持固定される。
コネクタ28は第5図に取り出して示す構造を有する。
第5図は(a)に正面図を、(b)に底面図を、
(c)に側面図を示す。
第5図において、94は絶縁材料で作られたコネクタ本
体であり、コネクタ本体94の上部に6本のコネクタピン
A〜F及びa〜fを取り出している。コネクタ本体94の
上下両側の4本は支持ピン96を構成する。また、上部の
第2のプリント基板92側のコネクタピンa〜fはプリン
ト基板92を貫通することからストレートなピン構造をも
つ。これに対し下側のコネクタピンA〜Fはプリント基
板90の表面の回路パターンにハンダ付け固定されること
から、第5図(b),(c)から明らかなように、ピン
の先端を横方向に折り曲げた水平部をもち、この水平部
を回路パターンに乗せた状態でハンダ付け固定される。
第4図の実施例ではプリント基板90と92の間の1ケ所
にコネクタ28を設けて電気的且つ機械的に接続している
が、実際には2ケ所にコネクタ28を設けて電気的且つ機
械的に接続することで支持固定を確実に行なうことがで
きる。
また、第4図から明らかなように、コネクタ28により
プリント基板90に対しプリント基板92を積み重ねて配置
することで、従来、1枚のプリント基板による回路の実
装面積を約2倍に拡大することができる。このため、オ
ンオフ型の感知器回路にアナログ型の感知器回路を付加
することで、回路規模が大きくなっても、第4図に示す
2枚のプリント基板の積層構造をもって感知器の回路収
納部の径を変えることなく組み込むことができる。一
方、感知器収納部の高さ方向については、新たに積み重
ねたプリント基板92の高さL分だけ大きくする必要があ
るが、プリント基板92の高さ方向の要求寸法はICやチッ
プ部品の使用により1cm以下に抑えられ、回路収納部を
プリント基板92の要求高さL分だけ大きくしたとして
も、感知器全体としての小型化を損う度合はごく僅かで
済み、従来の小型化されたオンオフ型感知器と同等品と
することができる。
更に、コネクタ28によるプリント基板90と92の接続は
電気的接続と同時に機械的な支持固定を行なっているた
め、従来のプリント基板の積み重ねにおけるような、間
にカラーを入れてビスにより止めるという煩雑な組立作
業を必要とせず、プリント基板の製造工程を通じて両者
を電気的且つ機械的に接続することができる。
[発明の効果」 以上説明してきたように本発明によれば、従来のオン
オフ型感知器回路に切替手段を設け、別途準備された、
例えばアナログ感知器回路を付加するだけで散乱光式煙
検出機構発光手段及び受光手段を共通化したアナログ型
の散乱光式煙感知器を簡単に実現することができる。
また、オンオフ感知器回路部とアナログ感知器回路部
を別のプリント基板に実装し、両者をコネクタを間に介
して高さ方向に積み重ねて電気的且つ機械的に接続した
ことで、感知器の回路収納部の寸法拡大を最小限に抑え
ることができ、小型且つ薄型化された従来のオンオフ型
感知器と同等品を得ることができる。
更に、アナログ型感知器の製造につき、オンオフ型感
知器との回路部の共通化が実現され、回路部の共通化に
より生産効率の向上とコストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的な実施例構成図; 第2図は本発明の具体的な実施例構成図; 第3図は呼出クロックと感知器応答タイミングを示した
タイムチャート; 第4図は本発明の感知器構造の実施例構造図; 第5図は第4図のコネクタを取出して示した説明図であ
る。 図中、 10:伝送路 12:検煙領域 14:発光手段 16:受光手段 18:第1出力手段 20:第2出力手段 22:切替手段 24:オンオフ感知器回路部 26:アナログ感知器回路部 28:コネクタ 30:発光素子 32:受光素子 36:回線接続部 38:ダイオードブリッジ 40:発振回路 42:受光増幅器 44,46:アナログスイッチ 48:インバータ 50:オンオフ判定回路 52:SCR 54,82:定電圧回路 56:伝送制御部 58:サンプルホールド部 60:クロック検出部 62:アナログ出力部 64:クロック検出回路 66:制御回路 68:アドレス設定回路 70:リセット回路 72:制御トランジスタ 74:アナログ出力用のトランジスタ 76:正常出力用のトランジスタ 78:種別出力用のトランジスタ 80:サンプルホールド回路 84:煙流入口 86:カバー 88:散乱光式煙検出機構 90:第1プリント基板 92:第2プリント基板 94:コネクタ本体 96:支持ピン A〜F,a〜f:コネクタ端子(コネクタピン)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災報知装置に伝送路を介して接続された
    散乱光式煙感知器に於いて、 検煙領域に向けて光を出力する発光手段と; 前記検煙領域に侵入した煙による前記発光手段からの光
    の散乱光を受光し、電気信号に変換して出力する受光手
    段と; 該受光手段の受光出力が所定の閾値レベルを越えた時に
    前記伝送線路を介して前記火災警報装置に火災検出信号
    を出力する第1出力手段と; 前記受光手段の受光出力から第1出力手段とは異なる火
    災判断のための火災検出情報を求め、該火災検出情報を
    前記伝送線路を介して前記火災報知装置に伝送する着脱
    自在な第2出力手段と; 該第2出力手段の装着時に前記第1出力手段に接続して
    いる前記受光手段の受光出力を切離して該第2出力手段
    に接続する切替手段と; を備えたことを特徴とする散乱光式煙感知器。
  2. 【請求項2】前記発光手段、受光手段、第1出力手段及
    び切替手段によりオンオフ感知器回路部を構成し、前記
    第2出力部により前記受光手段の受光出力をサンプリン
    グしてアナログ火災検出情報として出力するアナログ感
    知器回路部を構成したことを特徴とする請求項1記載の
    散乱光式煙感知器。
  3. 【請求項3】前記オンオフ感知器回路部を第1プリント
    基板に実装し、前記アナログ感知器回路部を第2プリン
    ト基板に実装し、該第1プリント基板と第2プリント基
    板を感知器の高さ方向に重ねてプリント基板間をコネク
    タにより電気的に接続すると同時に機械的に支持固定し
    たことを特徴とする請求項2記載の散乱光式煙感知器。
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