JP2539624Y2 - 揺動鍛造プレス機 - Google Patents

揺動鍛造プレス機

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JP2539624Y2
JP2539624Y2 JP1990130405U JP13040590U JP2539624Y2 JP 2539624 Y2 JP2539624 Y2 JP 2539624Y2 JP 1990130405 U JP1990130405 U JP 1990130405U JP 13040590 U JP13040590 U JP 13040590U JP 2539624 Y2 JP2539624 Y2 JP 2539624Y2
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JP
Japan
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spindle
spindle head
press machine
swing
forging press
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Application number
JP1990130405U
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JPH0483436U (ja
Inventor
貞夫 林部
Original Assignee
富士車輌株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、揺動鍛造プレス機に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕 揺動鍛造プレス機は、スピンドルを揺動させ、そのス
ピンドルに取付けた成形工具で加工物を押圧して冷間鍛
造するものであるが、そのプレス加工時、スピンドルの
揺動の動きと共にプレス加工位置も揺動回転するため、
主軸ヘッドと加工物テーブルとの間に、激しい横揺れや
振動が発生する。
このような横揺れや振動は大きくなると、加工精度を
悪化させると共に、主軸ヘッドや加工物テーブルの案内
部に影響を与え、それらのガタツキや摩耗を生じさせる
不具合がある。
上記のような横揺れ等を抑えるため、軸ヘッドや加工
物テーブルの摺動案内部や送り機構の各部品の形状を大
きくして、その剛性や強度を高める方法がとられている
が、このような方法ではプレス機の著しい重量増加を引
き起こし、製造コストを上昇させる不具合があった。
そこで、この考案は、簡単な構造により、主軸ヘッド
と加工物テーブル間の横揺れや振動を抑えることができ
るプレス機を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、基盤上に支
持された主軸ヘッドに揺動スピンドルを揺動自在に取り
付け、この主軸ヘッドに加工物テーブルを接近離反可能
に設けた揺動鍛造プレス機において、上記主軸ヘッドと
加工物テーブルの一方に揺動スピンドルの近傍において
他方に向かって突出する案内部材を設け、他方にその案
内部材と長さ方向だけに加工物テーブルの移動ストロー
クよりも大きく移動可能に係合する係合部を設け、かつ
加工物テーブルを主軸ヘッドに対しその支持機構と独立
に接近離反可能とした揺動鍛造プレス機としたのであ
る。
〔作用〕
上記の構造では、揺動スピンドルの近傍で係合する案
内部材と係合部がスピンドルの横方向の変位を抑え、主
軸ヘッドや加工物テーブルに生じる横揺れ等を効果的に
防止することができる。
特に、上記の構成とした揺動鍛造プレス機では、加工
物テーブルは主軸ヘッドに対し案内部材とこれに対応す
る係合部材のみで連結され、かつ両者は加工物テーブル
の移動ストロークよりも大きく移動可能、即ち柔結合さ
れ、しかも加工物テーブルは主軸ヘッドの支持機構とは
独立に設けられているため、揺動スピンドルによる揺動
が加工物テーブルへ伝達され難く、従って主軸ヘッドと
加工物テーブルの全体に発生する揺動が最小限に抑制さ
れる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、実施例のプレス機
は、上部に駆動モータ4を有する主軸ヘッド1と、それ
に対して接近離反可能な加工物テーブル2を備え、主軸
ヘッド1の内部に、スピンドル3が揺動可能かつ回転可
能に支持されている。
このスピンドル3は、外周を軸受で支えられた偏心軸
5の偏心穴6に嵌合しており、その偏心穴6により、ス
ピンドル3に揺動の動きが与えられるようになってい
る。
また、スピンドル3の先端部には、半球部7が形成さ
れ、その半球部7が主軸ヘッド1に形成された半円形の
案内面8に摺動自在に嵌まり込んでおり、この案内面8
と半球部7の嵌合によりスピンドル3の回動が案内され
ている。
上記のスピンドル3は、その上端部に連結した駆動モ
ータ4によって回転駆動されると、偏心穴6による案内
と、案内面8と半球部7による案内により、成形工具9
の先端を支点として揺動回転を行なう。
一方、加工物テーブル2には、スピンドル3に近接し
てその周囲を取り囲むように4本の案内軸10が取付けら
れている。この各案内軸10は、主軸ヘッド1に向かって
垂直に突出しており、主軸ヘッド1には、それらの案内
軸10が長さ方向に移動可能に嵌合する係合孔11が形成さ
れている。
この係合孔11の開口部には、第3図に示すように、円
筒部材13の周面に多数のボール14を循環可能に組み込ん
だリニアベアリング12が設けられ、ボール12の転がりに
より、係合孔11内部に嵌入した案内軸10を長さ方向にの
み自由に移動できるように案内している。
また、各案内軸10と係合孔11の係合長さは、第1図に
実線で示すようにプレス作業時に加工物テーブル2が下
降したとき、案内軸10の先端が係合孔11に係合し、同図
に破線で示すように加工物テーブル2が下降位置まで上
昇したとき、係合孔11の底部と案内軸10との間にすき間
が残るようになっており、加工物テーブル2の移動スト
ロークよりも大きな長さに設定されている。
なお、図示省略しているが、主軸ヘッド1はプレス機
の基盤上に立設した4つの支柱16上に設けられており、
加工物テーブル2はこの4つの支柱16とは独立して主軸
ヘッド1に対して接近離反自在に設けられている。加工
物テーブル2が4つの支柱16と独立であることは、第1
図と第2図を参照すれば理解される。
上記の構造で成る実施例のプレス機においては、スピ
ンドル3を揺動回転させた状態で加工物テーブル2を上
昇させ、スピンドル先端の成形工具9を加工物15に押し
付けて鍛造を行なう。この場合、スピンドル3を取り囲
む案内軸10が係合孔11と係合して、スピンドル3と加工
物15間の横方向の変位を抑えるため、主軸ヘッド1と加
工物テーブル2間の横揺れや振動を小さく抑えることが
できる。
従来のように、スピンドルから距離を隔てた主軸ヘッ
ド1や加工物テーブル2の摺動案内部等で横揺れを抑え
ようとすると、スピンドル3から遠く離れた距離分だけ
摺動案内部に加わる慣性モーメントが大きくなり、その
モーメントに対処するため案内部の剛性を大きくする必
要が生じ、重量増加を引き起こす不具合がある。これに
対して、実施例のように、案内軸10と係合孔11をスピン
ドル3の近傍で、しかもそれを取り囲むように設けるこ
とにより、スピンドル3からの横揺れ等を小さな慣性モ
ーメントで効果的に抑えることができ、かつ比較的小径
の案内軸10で確実に抑制することができる。
なお、実施例では、加工物テーブル2側に案内軸10を
設けたが、主軸ヘッド1側に案内軸10を設け、テーブル
2に係合孔11を設けるようにしてもよい。
また、横揺れの抑制の方法は、軸と係合孔の嵌合に限
らず、例えば、主軸ヘッドと加工物テーブルの一方に、
上下方向に延びる溝を設け、他方にその溝に移動可能に
係合する係合アーム等を取付けて、溝の形状により主軸
ヘッドと加工物テーブル間の横揺れを規制するようにし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は、揺動スピンドルの近傍に
設けた案内部材と係合部によりスピンドルの動きを規制
するようにしたので、簡単な構造によって確実に横揺れ
や横振動を抑えることができ、安定した加工精度と、摺
動案内部や送り機構の摩耗の少ないプレス機を提供でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のプレス機を示す一部縦断正面図、第2
図は同上の主軸ヘッドの端面を示す底面図、第3図は係
合孔の要部を示す一部縦断正面図である。 1……主軸ヘッド、2……加工物テーブル、3……スピ
ンドル、9……成形工具、10……案内軸、11……係合
孔、12……リニアボールベアリング、15……加工物。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤上に支持された主軸ヘッドに揺動スピ
    ンドルを揺動自在に取り付け、この主軸ヘッドに加工物
    テーブルを接近離反可能に設けた揺動鍛造プレス機にお
    いて、上記主軸ヘッドと加工物テーブルの一方に揺動ス
    ピンドルの近傍において他方に向かって突出する案内部
    材を設け、他方にその案内部材と長さ方向だけに加工物
    テーブルの移動ストロークよりも大きく移動可能に係合
    する係合部を設け、かつ加工物テーブルを主軸ヘッドに
    対しその支持機構と独立に接近離反可能としたことを特
    徴とする揺動鍛造プレス機。
JP1990130405U 1990-11-30 1990-11-30 揺動鍛造プレス機 Expired - Lifetime JP2539624Y2 (ja)

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JPH0483436U JPH0483436U (ja) 1992-07-21
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JPH01284452A (ja) * 1988-05-07 1989-11-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd 揺動鍛造機

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JPH0483436U (ja) 1992-07-21

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