JP2538610Y2 - 車載用音響機器のイルミネーション制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この考案は複数の機器のイルミネーションを制御可能
した車載用音響機器のイルミネーション制御装置に関す
る。

（ロ）従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来の車載用音響機器では、各機器のスイッチでイル
ミネーションの色の切換を行っていた。

このため、複数の車載用音響機器を組み合わせて用い
る場合には、各機器のスイッチを操作してイルミネーシ
ョンの色を合わせなければならないという煩わしさがあ
った。

この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは従来の欠点を解消した車載用音
響機器のイルミネーション制御装置を提供することろに
ある。

（ハ）問題を解決するための手段 この考案の車載用音響機器のイルミネーション制御装
置は、第１から第Ｎまでの複数の機器からなり、前記各
機器は表示部を第１の色で照明するための第１の電源
と、第２の色で照明するための第２の電源とで構成する
車載用音響機器において、少なくとも１つの機器には表
示部を照明する色を指示するためのスイッチを設けると
共に、前記第１から第Ｎまでのすべての機器には前記第
１の電源と第２の電源とを制御する電源制御手段を設
け、前記スイッチの操作ですべての機器の第１の電源と
第２の電源とを制御可能に構成したものである。

また、各機器の電源制御手段は各機器の表示部の照明
色を他の機器の表示部の照明色と同一にせしめるように
構成したものである。

また、電源制御手段に表示部の照明色を反転せしめる
ための反転制御手段を設け、各機器の反転制御手段は、
スイッチの操作信号に基づきそれぞれの表示部の照明色
を反転させるように構成してもよい。

（ニ）作用 この考案によれば、例えば、第１の機器のスイッチを
操作すると第１の機器の電源制御手段は、第１の機器の
第１の電源と第２の電源とを制御する。

同時に、第１の機器の電源制御手段は制御線を介して
第２から第Ｎまでの各機器の電源制御手段に制御信号を
送る。

第２から第Ｎまでの各機器の電源制御手段は、前記制
御信号に基づきそれぞれの機器の第１の電源と第２の電
源とを予めきめた通りに制御する。

このため、１つのスイッチの操作で複数の機器のイル
ミネーション装置を制御することが可能となる。

（ホ）実施例 この考案に係る車載用音響機器のイルミネーション制
御装置の実施例を第１図及び第２図に基づいて説明す
る。

図中、１は第１の車載用音響機器（以下、単に第１の
機器という）、１（１）は第１の機器の表示部（図示し
ていない）をアンバー色に照明するためのイルミネーシ
ョン装置の第１の電源、１（２）は同様にグリーン色に
照明するためのイルミネーション装置の第２の電源、１
（３）は第１の電源１（１）と第２の電源１（２）とを
制御し、且つ、第２乃至第Ｎの機器のイルミネーション
装置を制御するマイクロコンピュータ、１（４）は第１
の機器１に設け、各機器の表示部のイルミネーションの
色を手動で指示するスイッチ、１（５）はスイッチ１
（４）に基づく制御信号を第２乃至第Ｎの機器に出力す
る制御線、１（６）は第２乃至第Ｎの機器からの制御信
号を受信する制御線である。

また、２は第２の車載用音響機器（以下、単に第２の
機器という）、２（１）は第２の機器２の表示部（図示
していない）をアンバー色に照明するためのイルミネー
ション装置の第１の電源、２（２）は同様にグリーン色
に照明するためのイルミネーション装置の第２の電源、
２（３）は第１の電源２（１）と第２の電源２（２）と
を制御し、且つ、他の機器のイルミネーション装置を制
御するマイクロコンピュータ、２（４）は第２の機器２
に設け、各機器の表示部のイルミネーションの色を手動
で指示するスイッチ、２（５）はスイッチ２（４）に基
づく制御信号を他の機器に出力する制御線、２（６）は
他の機器からの制御信号を受信する制御線である。

同様に、３は第３の車載用音響機器（以下、単に第３
の機器という）であり、第３の機器３も第１の機器１、
第２の機器２と同様に構成している。

このように構成した車載用音響機器のイルミネーショ
ン制御装置において、第２の機器２では、今、第１の電
源２（１）で表示部をアンバー色に照明しているとす
る。この時、スイッチ２（４）を操作するとマイクロコ
ンピュータ２（３）はスイッチ２（４）の操作信号に基
づき第２の機器２の表示部を第２の電源２（２）でグリ
ーン色に照明するように制御すると共に各機器の表示部
を第２の電源で照明するように制御線２（５）、１
（６）に制御信号を出力する。

そして、第１の機器１のマイクロコンピュータ１
（３）がマイクロコンピュータ２（３）の制御信号を受
信すると、マイクロコンピュータ１（３）は第１の機器
１の表示部を第２の電源１（２）でグリーン色に照明す
るように第１の機器１を制御する。

同様に、第３の機器３のマイクロコンピュータ３
（３）がマイクロコンピュータ２（３）の制御信号を受
信すると、マイクロコンピュータ３（３）は第３の機器
３の表示部を第２の電源３（２）でグリーン色に照明す
るように第３の機器３を制御する。

同時に、マイクロコンピュータ３（３）は第４の機器
（図示していない）の表示部を第２の電源でグリーン色
に照明するように制御線３（５）に制御信号を出力す
る。

このため、すべての機器の表示部は連鎖的に同一の色
で照明される。

勿論、スイッチ１（４）、３（４）を用いてもスイッ
チ２（４）を操作した時と同様にすべての機器の表示部
を同一の色で照明するように制御することができる。

第２図はこの考案の他の実施例を示すものであり、第
２図では各機器の電源制御手段を構成するマイクロコン
ピュータに表示部の照明色を反転させるための反転制御
手段１（７）、２（７）、３（７）をそれぞれ設けたも
のである。

そして、第２図では、例えば、スイッチ２（４）を操
作すると、各機器の反転制御手段１（７）、２（７）、
３（７）はそれぞれの表示部の照明色を反転させるよう
に動作するから、一回のスイッチ操作ですべての機器の
表示部の照明色を第１図とは異なるように制御させるこ
とができる。

この考案ではすべての機器にスイッチを設けるように
構成したが必ずしもすべての機器にスイッチを設けなく
てもよい。

また、機器の数はいくつでもよい。

（ヘ）考案の効果 この考案に係る車載用音響機器のイルミネーション制
御装置によれば上述のように構成したので、以下のよう
な効果を奏する。

請求項１では、１つのスイッチの操作ですべての機器
の表示部の照明色を制御するから操作性を向上させるこ
ともできるし、また、表示部を多彩に照明することもで
きる。

請求項２では、各機器の表示部の照明色を統一せしめ
るように制御するから操作性が向上する。

請求項３では照明色を反転させることが可能であるか
ら、表示部を多彩に照明することができる。

しかも、回路構造が簡単であって、また、安価に構成
することができるため実施も容易である等の優れた特長
を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの考案に係る車載用音響機器のイ
ルミネーション制御装置の実施例を示し、第１図はブロ
ック図、第２図はこの考案の他の実施例のブロック図で
ある。 主な符号の説明 1:第１の車載用音響機器 １（１）：第１の電源 １（２）：第２の電源 １（３）：マイクロコンピュータ １（４）：スイッチ 2:第２の車載用音響機器 3:第３の車載用音響機器

Claims (3)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】第１から第Ｎまでの複数の機器からなり、
   前記各機器は表示部を第１の色で照明するための第１の
   電源と、第２の色で照明するための第２の電源とで構成
   する車載用音響機器において、 少なくとも１つの機器には表示部を照明する色を指示す
   るためのスイッチを設けると共に、前記第１から第Ｎま
   でのすべての機器には前記第１の電源と第２の電源とを
   制御する電源制御手段を設け、前記スイッチの操作です
   べての機器の第１の電源と第２の電源とを制御可能に構
   成したことを特徴とする車載用音響機器のイルミネーシ
   ョン制御装置。
2. 【請求項２】各機器の電源制御手段は各機器の表示部の
   照明色を他の機器の表示部の照明色と同一にせしめるよ
   うに構成したことを特徴とする請求項１記載の車載用音
   響機器のイルミネーション制御装置。
3. 【請求項３】電源制御手段に表示部の照明色を反転せし
   めるための反転制御手段を設け、各機器の反転制御手段
   はスイッチの操作信号に基づきそれぞれの表示部の照明
   色を反転させるように構成したことを特徴とする請求項
   １または２記載の車載用音響機器のイルミネーション制
   御装置。