JP2538419B2 - 除霜制御装置 - Google Patents

除霜制御装置

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JP2538419B2
JP2538419B2 JP2400344A JP40034490A JP2538419B2 JP 2538419 B2 JP2538419 B2 JP 2538419B2 JP 2400344 A JP2400344 A JP 2400344A JP 40034490 A JP40034490 A JP 40034490A JP 2538419 B2 JP2538419 B2 JP 2538419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸発器の除霜運転の終
了温度を検知する温度センサの断線検知時における除霜
運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来此種除霜運転の終了温度を検出する
温度検出装置として、例えば特公昭56−40767号
公報に示す温度検出回路がある。ここに示された構成
は、一辺をサーミスタとする抵抗ブリッジ回路によって
作動する出力トランジスタを設け、出力トランジスタ
は、エミッタ電極とベース電極とを抵抗ブリッジ回路に
接続し、抵抗ブリッジ回路の一隣接辺の抵抗とサーミス
タに、サーミスタにベース電極を、抵抗にコレクタ電極
を、アースにエミッタ電極をそれぞれ接続した断線検知
用トランジスタを接続し、出力トランジスタのエミッタ
電極とアース間に、サーミスタが断線したとき出力トラ
ンジスタのエミッタ電位を定める抵抗を接続したもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成にあっては、
温度検出用に使用する出力トランジスタのほかに、サー
ミスタの断線を検出する断線検知用トランジスタが必要
であることに加え、常にサーミスタに対して抵抗が並列
に接続されることとなる関係上、出力トランジスタの出
力を制御するためのエミッタ電位が、サーミスタだけの
ときに比べて常に低くなる。しかも、温度を検出すると
き及び断線を検出するときの両検出時において、断線検
知用トランジスタに対して電流を流さなければならず、
経済的に非常に不合理なものであった。
【0004】さらに、この温度検出回路を除霜制御装置
における除霜終了温度検出部に利用した場合、断線検知
後の次回からの除霜運転を、温度上昇を抑制した制御、
所謂、フェイルセーフ運転に切り替えることを示唆する
ものではなく、通常、除霜手段を連続運転させるタイマ
ーによって、除霜運転の終了を決定していた。
【0005】そこで本発明にあっては、断線検出後の除
霜運転時間を、断線検知前に記憶させた実際の除霜時間
に強制的に切り替えるようにした除霜制御装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の除霜制御装置
は、上述の課題に鑑み為されたもので、除霜ヒータの除
霜運転開始及び終了を制御する制御器と、除霜運転の終
了温度を検出する温度センサを含む除霜終了指令手段
と、センサの断線を検出して異常信号を出力する断線検
出装置と、除霜ヒータの運転開始から終了までの時間を
計時する計時手段とを備え、制御器は、除霜ヒータの運
転が終了する毎に計時手段の計時時間を記憶し、異常信
号を受けたときに、除霜ヒータの除霜運転を終了させる
とともに、次回からは記憶した計時時間だけ除霜ヒータ
の除霜運転を行うようにしたものである。
【0007】また、圧縮機の運転時間を積算し積算値が
所定値になったとき除霜開始信号を出力する除霜開始指
令手段を設け、断線検出装置から異常信号が出力された
ときに、制御器は、除霜開始指令手段の所定値よりも短
い変更値にて次回の除霜運転を開始させるようにすれ
ば、着霜量の大幅な増大を抑制して次回の除霜運転で確
実に霜を取り除くことができる。
【0008】
【作用】温度センサの断線後には除霜運転中の温度変化
を検出できないことから、次回からの除霜運転を、セン
サの断線が検出される前の除霜運転時間だけ行うように
して、除霜ヒータの熱によって過度の温度上昇が起こら
ないようにしている。
【0009】また、断線検出装置から異常信号が出力さ
れたときに、制御器が、除霜開始手段の所定値よりも短
い変更値にて次回の除霜運転を開始させるようにしたこ
とから、蒸発器に対する着霜量が大幅に増大しないうち
に、次回の除霜運転を開始して、効率的に霜の融解を行
い、この除霜運転で確実に霜の除去して霜残りがないよ
うにしている。
【0010】
【実施例】以下図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0011】1は冷凍冷蔵庫等の貯蔵庫を冷却する冷凍
サイクルであって、圧縮機2,凝縮器3,減圧手段4及
び蒸発器5を備える。
【0012】10は冷凍サイクル中の蒸発器5に付着し
た霜を強制的に除去するための除霜制御装置であり、圧
縮機2の運転時間(即ちON時間)が設定値TON(例え
ば10時間)を越えたとき除霜指令としての第1の除霜
開始信号を出力するタイマー等の第1除霜開始指令手段
11と、第1の除霜開始信号により蒸発器5の除霜運転
を実行する加熱ヒータ等の除霜手段12と、第1の除霜
開始信号により起動して所定時間Tt(例えば50分)
経過後に第1の除霜終了信号を出力するタイマー等の計
時手段13と、蒸発器5の空気出口側に配設され蒸発器
5の温度が所定温度ts(例えば5℃)以上になったと
き、第2の除霜終了信号を出力する負特性サーミスタ2
1にて代表される除霜終了温度センサ等からなる除霜終
了指令手段14と、第1あるいは第2の除霜終了信号の
何れか一方の信号により前記除霜手段12の除霜運転を
終了させる後述の制御器としての制御手段15と、この
制御手段15からの断線確認信号に基づいて負特性サー
ミスタ21の断線を検出する断線検出装置20と、タイ
マー部とを備える。
【0013】タイマー部は、サーミスタ21の断線が検
出されたとき、除霜手段12のON−OFF動作を制御
する所謂デューティー制御を行うものであり、実施例で
は該タイマー部を第1乃至第4タイマー16,17,1
8,19にて構成している。
【0014】尚、本実施例では、第1除霜開始指令手段
11,計時手段13,タイマー部及び制御手段15を、
マイクロコンピュータに組み込んでいる。
【0015】また、第1乃至第4タイマー16,17,
18,19の各計時時間は、それぞれT1,T2,T3
びT4であって、除霜運転全体における前半の連続通電
時間としてT1、後半のデューティー制御時間としてT4
がそれぞれ位置付けられ、デューティー制御時間T4
においては、OFF(即ち自然除霜)運転時間T2,O
N(即ち加熱除霜)運転時間T3を交互に繰り返すもの
である。
【0016】ただし、本実施例においては、(T1+T4)
<Ttなる関係にしているが、特にこの大小関係のみに
限定されるものではなく、後述するように所定時間Tt
が変更時間TCOに変更された場合には、前述の大小関係
でなくなることもあり、(T1+T4)>TCOであったとき
には、T4の計時時間中に計時手段13の第1の除霜終
了信号で除霜運転が終了する。
【0017】制御手段15は、第1除霜開始指令手段1
1から第1の除霜開始信号が出力されたとき、計時手段
13に計時開始指令を出力するとともに除霜手段12を
動作させる。そして除霜手段12にて除霜運転が開始さ
れて、蒸発器5の温度が設定温度ts以上になったとき
除霜終了指令手段14から出力される第2の除霜終了信
号、若しくは、計時手段13から出力される第1の除霜
終了信号の何れか一方の信号を入力したとき、前記制御
手段15は、除霜手段12の除霜運転を終了させて圧縮
機2を駆動して冷却運転に復帰させるとともに、第1除
霜開始指令手段11及び計時手段13をリセットする。
【0018】尚、通常状態を対象として、蒸発器5が所
定温度以上になるまでに要する時間が、所定時間Tt
りも小さくなるようにヒータ加熱容量及び所定時間を設
定しているが、蒸発器への着霜量が多くて完全に除霜で
きなかったとき、あるいは温度センサに異常があって終
了温度以上に至らなかったとき、もしくは除霜手段が正
規に作動しなかったとき等、通常状態とは異なる状況と
なった場合には、第2の除霜終了信号が出力される前
に、計時手段13から第1の除霜終了信号が出力され
る。
【0019】そこで、制御手段15は、この第1の除霜
終了信号が出力されたときには、その旨を記憶し、第1
除霜開始指令手段11の設定値TONよりも短い積算値
(以下これを変更値TCHと称する)に達したとき第2の
除霜開始信号を出力する第2除霜開始指令手段30を起
動させる。
【0020】ただし、第2除霜開始指令手段30は、圧
縮機の運転時間を計時するものであり、変更値TCHとし
ては、設定値TONの半分以下に設定することが望まし
く、本実施例では、例えばTON/5(即ち2時間)とす
る。
【0021】そして、冷却運転再開後、圧縮機2の運転
時間がこの変更値TCH以上となったときには、第2除霜
開始指令手段30が第2の除霜開始信号を出力するた
め、除霜手段12は再除霜運転を行う。ただし、第1除
霜開始指令手段11も計時動作を行っていることから、
再除霜運転が終了した後圧縮機の運転時間が8時間に達
すれば、第1の除霜開始信号が出力され、定期的な除霜
運転が行われるようになっている。
【0022】さらに、前記の再除霜運転のときにも、計
時手段13から第1の除霜終了信号が出力されたときに
は、制御手段15が、除霜終了指令手段14等の制御対
象部品に何らかの異常があったものと判断する。このと
き異常の報知を行うようにするとよい。
【0023】一方、断線検出装置20は、一辺を負特性
サーミスタ21とした蒸発器5の除霜運転の終了温度を
検出する抵抗ブリッジ回路22と、該ブリッジ回路22
の中点間の電位差即ち抵抗23と24の接続点Pの電位
Pと抵抗25とサーミスタ21の接続点Qの電位VQ
との差によってVP≧VQのとき除霜終了信号としての高
電位の信号を出力する比較器26と、該比較器26の除
霜終了信号により除霜運転の終了を指示する制御器15
と、該制御器15と前記比較器26の一方の入力端(本
例では−側入力端)との間に接続される断線検出用抵抗
27とを備えたものである。
【0024】尚、制御器15は、除霜運転中において定
期的(例えば1分間毎)に断線確認信号としての低電位
の信号(以下L信号と称する)を出力するとともに、そ
れ以外のときは温度確認信号としての高電位の信号(以
下H信号と称する)を出力して、各確認信号による比較
器26からの出力に基づきサーミスタ21の断線検出及
び除霜終了温度の確認を行う。
【0025】即ち、制御器15からH信号が出力されて
いるときには、断線検出用抵抗27は抵抗25に並列接
続されるため、比較器26は、温度変化に伴うサーミス
タ21の抵抗変化によるVQの電圧変化を検知する温度
確認手段として作用する。
【0026】一方、制御器15からL信号が出力された
ときには、断線検出用抵抗27はサーミスタ21に並列
に接続されることとなり、その合成抵抗が、断線検出用
抵抗27の抵抗値に近似する場合(即ちサーミスタ21
が断線してその抵抗値がその上限抵抗値を越えたとき)
に最大値となる。このとき(VQ>VPとなって)比較器2
6が断線検出信号としてL信号を出力するため、比較器
26は断線確認手段として作用する。
【0027】ここで、制御器15は、断線確認信号を出
力したときの比較器26からの出力がH信号であるとき
には、サーミスタ21は正常であると判断し、比較器2
6の出力がL信号であるときには、サーミスタ21が断
線したものと判断して除霜運転を終了させるとともに、
第1及び第2除霜開始指令手段11及び30を起動させ
て、次回の除霜運転(即ち再除霜運転)開始までの時間
を定期的な除霜運転開始までの時間TONよりも短くす
る。
【0028】さらに、制御器15は除霜終了指令手段1
4より第2の除霜終了信号が出力されたときの計時手段
13の計時時間TCO(TCO≦Tt)を記憶部に記憶さ
せ、断線検出装置20から断線検出信号が出力されたと
きに、除霜運転(再除霜運転及び定期的な除霜運転の両
方)の時間(即ち計時手段13の所定時間Tt)をこの
計時時間TCOに変更する。
【0029】このとき、除霜手段12を通常時の連続通
電運転から、第1乃至第4タイマー16,17,18,
19の各計時動作によるデューティー制御運転に移行さ
せるとともに、計時手段13による第1の除霜終了信号
を待機する。
【0030】尚、制御器15は、温度確認信号を出力し
て比較器26からH信号が出力されたときには、除霜終
了温度に到達したものと判断して除霜手段12の除霜運
転を終了させる。
【0031】以上の構成に基づき除霜制御装置10の動
作説明を行なう。ただし、貯蔵庫内には保冷物品が適宜
収納され、庫内温度tkは所望の温度toffをはるかに上
回っているものとし、まず冷却運転から説明する。
【0032】(i)tk>toffであることから、冷却運転
制御手段(図示せず)がON信号を出力して(図4ステ
ップS2参照)、圧縮機モータが運転状態となり、庫内
を所望の温度まで引き下げる冷却運転(即ちプルダウン
運転)を行なう一方、第1除霜開始指令手段11が計時
動作を開始する(図4のステップS3参照)。
【0033】(ii)冷却運転により温度検知手段21にて
検知された庫内温度tkが所望の温度toffを一定温度
(本例では1℃とする)だけ下回ると、冷却運転制御手
段がOFF信号を出力し、モータを停止させ、冷却を停
止するとともに、除霜開始指令手段11が計時動作を一
時停止する。
【0034】(iii)冷却停止により庫内温度tkが所望の
温度を1℃だけ上回ると、冷却運転制御手段が再びON
信号を出力して、圧縮機モータが運転状態となり、庫内
の冷却運転を行なうとともに第1除霜開始指令手段11
が計時動作を再開する(この時点から、所謂サーモサイ
クル運転における冷却が開始する)。
【0035】(iv)このサーモサイクル運転における冷却
により、庫内温度tkが所望の温度toffを1℃だけ下回
ると、冷却運転制御手段はOFF信号を出力するため、
圧縮機モータが停止して冷却を停止するとともに、第1
除霜開始指令手段11が計時動作を一時停止する。
【0036】(v)以下上述の(iii)(iv)の動作を繰り返
して、庫内温度を所望の温度の上下1℃のディファレン
シャルでもって冷却しつつ、第1除霜開始指令手段11
は計時動作を繰り返し行う。
【0037】(vi)そして、第1除霜開始指令手段11に
よる計時時間が設定値TONになると(図4のステップS
4参照)、第1除霜開始指令手段11から第1の除霜開
始信号が出力されて(同図ステップS5参照)、除霜手
段12による除霜運転が実行される。
【0038】以下、この除霜運転について、図4のフロ
ーチャートに基づいてその制御動作を説明する。
【0039】まず、ステップS1にて第1除霜開始指
令手段11から除霜開始指令即ち第1の除霜開始信号が
出力されたか否かが判断され、出力されてなければステ
ップS2へ移行し、出力されていれば計時手段13の計
時動作即ち所定時間Ttからの減算動作を開始して(ス
テップS7)、ステップS8にて計時手段13から除霜終
了指令即ち第1の除霜終了信号が出力されているか否か
が判断される。
【0040】次に、第1の除霜終了信号が出力されて
いれば、ステップS10で着霜量が多いため再度除霜が必
要であるという印(即ち再除霜フラグ)があるか否かが
判断され、フラグが有ればステップS11で再除霜フラグ
をリセットしてステップS21へ移行し、フラグが無けれ
ばステップS12で再除霜フラグをセットし、ステップS
13にて第1及び第2除霜開始指令手段11及び30をそ
れぞれ10時間及び2時間にセットして、ステップS14
で除霜ヒータ12への通電をOFFして、ステップS1
へ復帰する。即ち、上述の(i)〜(iv)の動作を行う。
【0041】一方、第1の除霜終了信号が出力されて
いなければ、温度確認信号としてのH信号が出力され
て、ステップS9にて除霜終了指令手段14から除霜終
了指令即ち第2の除霜終了信号が出力されたか否かを判
断し、出力されていなければステップS15へ移行して断
線確認信号としてのL信号を出力してステップS16へ移
行し、出力されていればステップS21でこの時点での計
時手段13の計時時間を記憶するとともに計時手段13
をリセットして、ステップS22へ移行する。
【0042】次に、ステップS16では、比較器26の
出力がLであるか否かが判断され、出力がHであればス
テップS1へ復帰し、出力がLであればステップS17
除霜終了温度センサ21の異常信号を出力して異常を報
知させ、ステップS18で除霜ヒータ12への通電をOF
Fして除霜運転を終了させ、ステップS19で温度センサ
21が異常である印即ち異常発生フラグをセットし、ス
テップS20で第1及び第2除霜開始指令手段11及び3
0をそれぞれ10時間及び2時間にセットして、ステッ
プS1へ復帰する。即ち、上述の(i)〜(iv)の動作を行
う。
【0043】他方、ステップS22では除霜ヒータ12
への通電をOFFして除霜運転を終了させ、ステップS
23で第1除霜開始指令手段11の設定値を初期値T
ON(即ち10時間)のままセットして計時動作を開始さ
せ、圧縮機2を起動させて冷却運転を再開させる。即
ち、上述の(i)〜(iv)の動作を行う。
【0044】以上のように、計時手段13による第1の
除霜終了信号にて除霜ヒータ12の除霜運転を終了させ
たときには、第2除霜終了指令手段30をセットして、
冷却運転時間が通常よりも短い時間にて再除霜運転を行
わせることにより、蒸発器への着霜量の大幅な増大を抑
制して、この再除霜運転で確実に融解するようにしてい
る。
【0045】しかも、第1の除霜終了信号が出力された
ときには、再除霜フラグをセットして再度除霜が必要で
ある旨を記憶する。そして、この再除霜運転の終了がま
た第1の除霜終了信号によるものであった場合には、こ
の再除霜フラグに基づいて、何らかの異常が発生したも
のと判断する異常検知モードに移行するようにすること
も可能である。
【0046】次に、センサの異常発生が確認された後に
おける除霜ヒータ12のデューティー制御運転につい
て、図5を参照して説明する。
【0047】まず、ステップM1で除霜開始指令の有
無が判断され、指令が無いときはステップN1〜N4にお
いて順次T1〜T4をセットしてステップM23へ移行し、
指令があればステップM2で断線検出装置20から除霜
終了センサ異常信号が出力されたか否かが判断され、出
力されればデューティー制御運転としてのステップM 3
〜M17へ移行し、出力されなければステップM20で計時
手段13の計時時間Ttが終了したか否かが判断され、
終了していればステップM22にて除霜指令を解除し、ス
テップM23で除霜ヒータ12への通電をOFFして除霜
運転を終了させステップM1へ復帰し、終了していなけ
ればステップM21で除霜ヒータ12をONさせてステッ
プM1へ復帰する。
【0048】一方、ステップM3でTtをTCOに置き換
え、ステップM4では第1タイマー16の計時時間T1
経過したか否かが判断され、経過していなければステッ
プM5でT1を(T1−1)に置き替えて、ステップM6で除
霜ヒータ12をONさせステップM1へ復帰し、経過し
ていればステップM7で除霜ヒータ12をOFFさせ
る。
【0049】次のステップM8で第2タイマー17の計
時時間T2が経過したか否かが判断され、経過してなけ
ればステップM9でT2を(T2−1)に置き替え、ステッ
プM10でT3をセットしてステップM16へ移行し、経過
していればステップM11で除霜ヒータ12をONし、ス
テップM12で第3タイマー18の計時時間T3が経過し
たか否かが判断される。計時時間T3が経過していなけ
ればステップM13でT3を(T3−1)に置き替え、ステッ
プM14でT2をセットしてステップM16へ移行し、経過
していればステップM15で除霜ヒータ12をOFFして
ステップM16へ移行する。
【0050】他方、ステップM16では、第4タイマー
19の計時時間T4が経過したか否かが判断され、経過
していなければステップM17でT4を(T4−1)に置き替
えてステップM8へ戻り、経過したらステップM22へ移
行する。ただし、計時時間T4が経過する前に変更時間
COが経過した場合には、この時点でステップM22へ移
行するものである。
【0051】このため、除霜終了温度センサ21の断線
時には、第1タイマー16乃至第4タイマー19の各計
時動作に基づく除霜ヒータ12のデューティー制御運転
に移行する。しかも、前半の時間T1を連続通電とし、
後半時間T4をデューティー制御による通電率制御とし
たことで、温度上昇の少ない前半段階を連続通電にて効
率的に霜を融解し、温度上昇が激しくなる後半段階をヒ
ータ12のON−OFF交互運転にしその温度上昇を抑
制するようにして、センサの断線時に全体の除霜時間が
多少長くなっても、不用意な温度上昇を避けた除霜運転
(いわゆるフェイルセーフ運転)を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述の如く本発明の請求項1によれ
ば、除霜終了温度センサの断線検出後は、計時手段が最
後に計時した時間だけ次回からの除霜運転を行うため、
不用意な温度上昇を回避しつつ除霜運転を実行できる。
しかも、この時間中の通電を、デューティー制御運転に
移行するようにすれば、単なる連続通電制御方式に比べ
て、ヒータの輻射熱による過度の温度上昇を抑制したフ
ェイルセーフ運転を実行することができる。
【0053】また請求項2によれば、断線検出時に、除
霜開始指令手段の所定値よりも短い変更値にて除霜運転
を開始させることができるため、蒸発器への着霜量の大
幅な増大を抑制することができ、次回の除霜運転で蒸発
器に付着した霜を確実に融解除去しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】除霜制御装置のブロック回路図である。
【図2】サーミスタの断線検出装置の回路図である。
【図3】冷凍サイクルの冷媒回路図である。
【図4】断線検出動作の流れを説明するフローチャート
である。
【図5】断線時の除霜運転動作の流れを説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 除霜制御装置 11 第1除霜開始指令手段 12 除霜ヒータ 13 計時手段 14 除霜終了指令手段 15 制御器 20 断線検出装置 21 温度センサ 30 第2除霜開始指令手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除霜ヒータの除霜運転開始及び終了を制
    御する制御器と、前記除霜運転の終了温度を検出する温
    度センサを含む除霜終了指令手段と、前記センサの断線
    を検出して異常信号を出力する断線検出装置と、前記除
    霜ヒータの運転開始から終了までの時間を計時する計時
    手段とを備え、前記制御器は、前記除霜ヒータの運転が
    終了する毎に前記計時手段の計時時間を記憶し、前記異
    常信号を受けたときに、除霜ヒータの除霜運転を終了さ
    せるとともに、次回から前記記憶した計時時間だけ前記
    除霜ヒータの除霜運転を行うようにしてなる除霜制御装
    置。
  2. 【請求項2】 圧縮機の運転時間を積算し積算値が所定
    値になったとき除霜開始信号を出力する除霜開始指令手
    段を備え、断線検出装置から異常信号が出力されたと
    き、制御器は、除霜開始指令手段の所定値よりも短い変
    更値にて次回の除霜運転を開始させてなる請求項1記載
    の除霜制御装置。
JP2400344A 1990-12-04 1990-12-04 除霜制御装置 Expired - Lifetime JP2538419B2 (ja)

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JP2400344A JP2538419B2 (ja) 1990-12-04 1990-12-04 除霜制御装置

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