JP2538383Y2 - 切換バルブ - Google Patents

切換バルブ

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JP2538383Y2
JP2538383Y2 JP1990114555U JP11455590U JP2538383Y2 JP 2538383 Y2 JP2538383 Y2 JP 2538383Y2 JP 1990114555 U JP1990114555 U JP 1990114555U JP 11455590 U JP11455590 U JP 11455590U JP 2538383 Y2 JP2538383 Y2 JP 2538383Y2
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Japan
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spool
shaft
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switching valve
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JPH0471881U (ja
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秀三 増尾
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CKD Corp
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CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スプールをその軸線方向に移動させて流
路の切換えを行う切換バルブに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、切換バルブの一種として例えば手動操作バルブ
が知られている。この手動操作バルブは、スプールに操
作部が一体に連結され、操作部を軸線方向に手動操作す
ることにより、スプールが軸線方向に移動されて流路が
切換えられるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、操作部を手動操作すると、操作部には軸線
方向だけでなくそれ以外の方向にも力が掛かってしまう
場合があり、その結果、スプールにも軸線方向以外の力
が掛かることになり、スプールが傾いてそのスプールと
ポートの周囲のシールとの間に漏洩が生じたりする虞れ
がある。
又、このようなスプールの傾きによる漏洩の問題は、
手動操作バルブ以外の切換バルブにおいてもスプールと
スプール孔との設計誤差によって生じ得る問題である。
この考案は上記課題を解決するためになされたもので
あり、その目的は、スプールに軸線方向以外の力が作用
してもスプールの動作に支障を来すおそれのない切換バ
ルブを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案では、スプールを
その軸線方向に移動させて流路の切換えを行う切換バル
ブにおいて、前記スプールを、その中心部を形成するシ
ャフトと、そのシャフトの軸線方向一端に一体に設けら
れた第1大径部と、前記シャフトの外周に配設され、ポ
ート周囲のシールリングと対向して流路を形成する筒状
のスプール本体と、前記シャフトの軸線方向他端にて当
該シャフトに螺子止めされ、前記大径部との協働により
前記スプール本体をその軸線方向への移動不能に挟持す
る第2大径部とにより形成し、シャフトとスプール本体
との間にシャフトがその軸線方向以外の方向へ移動する
のを許容する隙間を設けたものである。
〔作用〕
従って、スプールに軸線方向以外の力が作用しても、
その力はシャフトとスプール本体との間の隙間で許容さ
れ、スプール本体には軸線方向のみの力が伝達されるの
で、スプールの動作に支障を来すおそれがない。
又、このような作用をなすスプールは、シャフトの軸
線方向他端からスプール本体を挿入し、シャフトの軸線
方向他端に第2大径部を螺入することで構成できるた
め、スプールの組立を容易に行うことができる。
〔実施例〕
以下、この考案を手動操作バルブに具体化した一実施
例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、ボディブロック1内にはスプー
ル孔10が貫設されている。又、ボディブロック1にはス
プール孔10に連通する出力ポート3が形成され、その出
力ポート3を挟んで両側に同じくスプール孔10に連通す
る入力ポート4及び排気ポート5が形成されている。ス
プール孔10の内周面には出力ポート3と入力ポート4と
の間及び各ポート3,4の両側においてシールリング6が
設けられ、それらのシールリング6が後述のスプール本
体2に密着して気密が保持されている。
前記スプール孔10にはスプール9がその軸線方向に移
動可能に挿入されており、このスプール9はスプール9
の中心部を形成するシャフト7と、そのシャフト7の外
周に嵌合されたスプール本体2とにより構成されてい
る。そして、スプール9の移動位置に応じて、入力ポー
ト4から出力ポート3に至る通路が形成される作動状態
と、出力ポート3と排気ポート5との間に通路が形成さ
れる非作動状態とに切換えられる。尚、入力ポート4は
エア供給源に、出力ポート3はシリンダ等のアクチュエ
ータに、排気ポート5は大気にそれぞれ連通されてい
る。又、シャフト7の一端はスプール本体2から突出し
ており、その突出端には操作部11の第2大径部11aが螺
着固定されている。そして、スプール本体2とシャフト
7との間には、シャフト7がスプール9の軸線方向以外
の方向へ移動するのを許容する隙間8が形成されてい
る。
前記ボディブロック1の一端にはカバー12が接合固定
され、そのカバー12内には前記シャフト7のヘッド部13
が軸線方向に移動可能に収容されている。なお、ヘッド
部13とシャフト7との間には第1大径部7aが形成され、
この第1大径部7aと前記第2大径部11aとの協働により
前記スプール本体2がその軸線方向へ移動不能に挟持さ
れている。又、カバー12の内周面には筒状部材14が取着
され、その筒状部材14の内周面には二つの係止溝14a,14
bが形成されている。又、ヘッド部13の外周面には収容
孔13aが形成され、その収容孔13aにはバネ15を介してボ
ール16が収容されている。ボール16はバネ15により外方
に向かって付勢されて前記筒状部材14の内周面に圧接さ
れている。そして、シャフト7のヘッド部13が筒状部材
14内を軸線方向に移動すると、ボール16が各係止溝14a,
14bに係合することにより、スプール9が前記作動、非
作動状態の二位置に切換られる。尚、その二位置におい
ては筒状部材14がボディブロック1の端面及びカバー12
の内面に当接して位置規制される。
前記シャフト7のヘッド部13にはワイヤ17が連結固定
され、そのワイヤ17はカバー12の端部に挿通固定された
チューブ18を挿通して外部に延長されている。
さて、上記のように構成された手動操作バルブの作用
を説明する。
さて、第1図に示すように、ボール16が一方の係止溝
14aに係合してスプール9が作動位置に保持されている
状態から操作部11を手で引っ張ると、スプール9が右側
に移動される。そして、ボール16が他方の係止溝14bに
係合すると、スプール9が非作動位置に切換えられてそ
の状態で保持され、エアが出力ポート3から排気ポート
5へ流れる状態となる。
この状態から操作部11を手で押圧したり、或いはワイ
ヤ17を手で引っ張ったりすると、スプール9が左側に移
動され、ボール16が一方の係止溝14aに係合することに
より、スプール9が第1図に示すように作動位置に切換
えられてその状態で保持され、エアが入力ポート4から
出力ポート3へ流れる状態となる。
従って、スプール9の切換えを操作部11或いはワイヤ
17の何れかを操作することにより行うことができるの
で、手動操作バルブの近接操作或いは遠隔操作の何れも
可能である。このように、互いに反対側の方向及び遠隔
部からの操作が可能であるので、手動操作バルブの設置
位置の自由度が高まるとともに、設置後にも操作位置及
び操作方向を変更することができる。又、前述のように
操作部11を手で操作する場合には、スプール9に軸線方
向だけでなくそれ以外の方向の力が掛かってしまう場合
がある。しかし、軸線方向以外の力はシャフト7とスプ
ール本体2との間の隙間8で吸収されて、スプール本体
2には伝達されない。従って、操作部11を手動操作した
時に軸線方向以外の力が掛かっても、スプール本体2に
は軸線方向のみの力が伝達されるので、スプール本体2
が傾いて周囲に漏洩が生じたりすることがなく、スプー
ル本体2の動作に支障を来すおそれがない。
又、スプール9は、第1図においてシャフト7の右側
からスプール本体2を挿入した後、シャフト7の右側に
操作部11の第2大径部11aを螺入することで構成できる
ため、スプール9の組立を容易に行うことができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案によればスプールに軸
線方向以外の力が作用してもスプールの動作に支障を来
すおそれがなく、又、スプールは、シャフトの軸線方向
他端からスプール本体を挿入し、シャフトの軸線方向他
端に第2大径部を螺入することで構成できるため、スプ
ールの組立を容易に行うことができるという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した手動操作バルブの一実施例
を示す断面図である。 スプール本体2、出力ポート(ポート)3、入力ポート
(ポート)4、排気ポート(ポート)5、シールリング
6、シャフト7、第1大径部7a、隙間8、スプール9、
操作部11、第2大径部11a。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール(9)をその軸線方向に移動させ
    て流路の切換えを行う切換バルブにおいて、前記スプー
    ル(9)を、その中心部を形成するシャフト(7)と、
    そのシャフト(7)の軸線方向一端に一体に設けられた
    第1大径部(7a)と、前記シャフト(7)の外周に配設
    され、ポート(3,4,5)周囲のシールリング(6)と対
    向して流路を形成する筒状のスプール本体(2)と、前
    記シャフト(7)の軸線方向他端にて当該シャフト
    (7)に螺子止めされ、前記大径部(7a)との協働によ
    り前記スプール本体(2)をその軸線方向への移動不能
    に挟持する第2大径部(11a)とにより形成し、シャフ
    ト(7)とスプール本体(2)との間にシャフト(7)
    がその軸線方向以外の方向へ移動するのを許容する隙間
    (8)を設けたことを特徴とする切換バルブ。
JP1990114555U 1990-10-30 1990-10-30 切換バルブ Expired - Lifetime JP2538383Y2 (ja)

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JP1990114555U JP2538383Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 切換バルブ

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JPH0471881U JPH0471881U (ja) 1992-06-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4223358C2 (de) * 1992-07-16 1994-11-03 Festo Kg Kolbenschieberventil
JP6007872B2 (ja) * 2013-08-29 2016-10-12 Smc株式会社 ダブルソレノイドバルブ

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JPS5322210B2 (ja) * 1971-09-13 1978-07-07
JPS5248415U (ja) * 1975-10-02 1977-04-06

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