JP2538361Y2 - 光軸調整機構 - Google Patents

光軸調整機構

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JP2538361Y2
JP2538361Y2 JP1988165274U JP16527488U JP2538361Y2 JP 2538361 Y2 JP2538361 Y2 JP 2538361Y2 JP 1988165274 U JP1988165274 U JP 1988165274U JP 16527488 U JP16527488 U JP 16527488U JP 2538361 Y2 JP2538361 Y2 JP 2538361Y2
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  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、顕微鏡等の光学系の光軸調整機構に関す
る。
〔従来の技術〕
光学系における実際の光軸は、構成部品の誤差等によ
り理想光軸(設計値の光軸)とズレを生じる。このズレ
を補正するために、従来は、例えば第3図(A)及び
(B)に示した如き光軸調整機構を光路中に配置してい
た。
この光軸調整機構は、反射鏡1と、反射鏡1を保持す
る反射鏡保持台2と、反射鏡保持台2を4本の引張り用
小ネジ3と4本の突張り用止めネジ4を用いて調整可能
に支持する調整台5とから構成され、引張り用小ネジ3
及び突張り用止めネジ4の反射鏡保持台2及び調整台5
に対する螺合長を夫々前後に調整することにより、反射
鏡1を反射鏡保持台2と共に傾けて実際の光軸Oを理想
光軸に一致せしめるようになっていた。
又、この変形例として、突張り用止めネジ4を用いる
代りに、反射鏡1上の光軸折り曲げ点(反射点)を通る
反射鏡1の法線上であって反射鏡保持台2と調整台5と
の間の位置に球を挿入配置し、該球を支点として反射鏡
保持台2の傾きを調整するようにしたものもあった。
又、第4図に示した如く、顕微鏡の落射照明装置に用
いた例もある。この落射照明装置では、光源7から射出
されコレクターレンズ8により集光された照明光束の光
軸Oをビームスプリッター9により曲げて観察系の光軸
O′と一致せしめているが、光軸調整機構としては、該
ビームスプリッター9と、ビームスプリッター9を保持
するビームスプリッタ保持部材10と、ビームスプリッタ
保持部材10と落射照明用投光管11の内面との間隔を変え
ることによりビームスプリッター9を該保持部材10と共
に上下に動かしたり傾けたりする間隔調整部材12とから
構成されていた。尚、図中、Mは試料、13は対物レン
ズ、14は接眼レンズである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の光軸調整機構は、実際の光軸を
理想光軸に一致させるために、何れも光軸折り曲げ点に
配置された一つの反射鏡又はビームスプリッターで光軸
の左右,上下即ち2方向の位置ズレを調整するようにな
っていたため、一方向の位置ズレを調整した時他方向の
位置が一緒に変動してしまい易く、その結果調整が面倒
で多大な調整時間を費やしたり、又構造が複雑で製造コ
ストが高くなってしまうという問題があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、調整が容易で調整時間
が短くて済むと共に、構造が簡単で製造コストも安い光
軸調整機構を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案による光軸調整機構は、固定光軸を所定方向に
偏向する光束反射素子と、この光束反射素子の向きを調
整する調整機構とを備えた光軸調整機構であって、前記
調整機構は、前記光束反射素子を保持するための保持台
と、この保持台を前記固定光軸として回動可能なように
支持する支持部材とを備えているようにしたものであ
る。
このように固定光軸を回転軸として光束反射素子を回
転させることにより、固定光軸に対して偏向される光軸
の一方向の位置ずれだけが調整できると共に、光束反射
素子が固定光軸と反射面との交点を中心にして回動され
るために光軸調整時に反射点の移動がなくなる。
〔実施例〕
第1図(A)は第2実施例を含む双眼実体顕微鏡の落
射照明光学系を示す図、第1図(B)は第3図(A)の
B方向矢視図、第1図(C)はこの光学系の対物レンズ
の射出瞳に投影されるフイラメント像の調整時の軌跡を
示す図である。
39は光源、40,40′は光源39を内蔵するランプハウス4
1の左右両端に形成された支持部、42,42′は夫々間隔調
整部材43,43′を介して支持部40,40′に第1図(A)の
紙面に含まれる光軸を中心として即ち第1図(A)の紙
面と直交する平面内で回動可能に支持されていると共に
光軸Oと45°をなす第1反射鏡23,23′を夫々保持して
いる反射鏡保持台である。44,44′は支持部、45,45′は
夫々間隔調整部材46,46′を介して支持部44,44′に第1
図(B)の紙面に含まれる光軸Oを中心として即ち第1
図(B)の紙面と直交する平面(第1図(A)の紙面)
内で回動可能に支持されていると共に光軸Oと45°をな
す第2反射鏡25,25を夫々支持している反射鏡保持台で
ある。尚、支持部44′,反射鏡保持台45′,間隔調整部
材46′は作図の都合上図示されていない。47は光軸Oを
観察系の光軸O′と一致せしめるためのビームスプリッ
ター、49は対物レンズ群、49は接眼レンズ群である。そ
して、光源39,第1反射鏡23,第2反射鏡25,ビームスプ
リッター47,対物レンズ群48が落射照明系を構成し、対
物レンズ群48,接眼レンズ群49が試料Mを観察するため
の観察系を構成している。
このような双眼実体顕微鏡の落射照明光学系において
は、基本的に対物レンズ群48の射出瞳50に投影される光
源39のフイラメント像を試料Mの位置に置かれた反射鏡
を介して観察しながら光軸調整を行うが、最初構成部品
の誤差を原因とする光軸のズレにより第1図(C)に示
した如く射出瞳50上の実際のフイラメント像51は理想的
フイラメント像位置52からズレている。そこで、まず左
右の光学系の一方について、反射鏡保持台42と共に第1
反射鏡23を回動させれば、第1反射鏡23で折り曲げられ
た光軸Oが第1図(A)の紙面と直交する平面内を揺動
するので、フイラメント像51は第1図(C)のX方向の
みに移動する。次に、反射鏡保持台45と共に第2反射鏡
25を回動させれば、第2反射鏡25で折り曲げられた光軸
Oが第1図(B)の紙面と直交する平面(第1図(A)
の紙面)内を揺動するので、フイラメント像51は第1図
(C)のY方向のみに移動する。かくして、射出瞳50上
においてフイラメント像51を理想的フイラメント像位置
52へ移動せしめることができる即ち光軸Oを理想光軸と
一致せしめることができるが、本実施例も第1実施例と
同様に一つの反射鏡で光軸の一方向の位置ズレを調整す
るだけになっていて該調整を計2回だけ行えば光軸の調
整が完了するので、調整が容易であると共に構成も簡単
となる。
本実施例は、反射鏡23、25を、それぞれ支持部40、44
により固定光軸O、Oの回りに回動可能なように支持し
ているから、反射鏡23、25を回動させても光軸の反射点
(固定光軸O、Oと反射鏡23、25の交点)は移動せず、
光軸調整に伴う光路長の変化を抑えることができる。ま
た、光軸に対し垂直方向に突出するものがなく、光軸周
囲の最小限のスペースにより構成できる。
尚、本実施例は、実際の光軸と理想的光軸とのズレの
うちの角度成分のズレの補正だけでなく、間隔調整部材
43,43′,46,46′の厚さを変えることにより光軸の折り
曲げ点の位置を調整する即ち光軸を平行移動せしめて距
離成分のズレも補正できるが、実用上距離成分の補正は
行わなくても良い場合が多い。
又、図示していないが、弾性部材を用いて反射鏡保持
台42,42′,45,45′を夫々支持部40,40′,44,44′に夫々
押し付けるようにすれば、角度成分補正時において反射
鏡23,23′,25,25′の光軸折り曲げ点がズレないので、
より一層正確な光軸調整が可能である。
又、この光学系の場合、照明光学系を鉛直方向に展開
しているので、双眼実体顕微鏡の占有スペースを小さく
でき、光源39が上方に離れて位置していることから顕微
鏡本体への熱の影響が小さくなるという利点もある。
第2図は第2実施例を含む光学系を示しており、これ
は第1実施例の一つの光束反射素子に以下の別の光束反
射素子とを組み合わせ、両光束反射素子とを夫々が回動
し得る平面が互いに直交するようにして観察系の光路中
に配置して成る。別の光束反射素子は反射鏡25を保持す
る反射鏡保持台33,支軸35を保持台33を反射鏡25の反射
面25aと直交する一つの平面内だけで回動し得るように
支持している調整台34、保持台33の裏面の一端と調整台
34との間に介置されていて保持台33に図において左旋習
性を付与するコイルバネ36,調整台34に進退可能に螺合
され且つ先端が保持台33の裏面の他端に突き当られてい
て締め込んだ時保持台33に図において右旋せしめる突張
り用止めネジ37とから構成されている。このような構成
により、上記第1実施例と同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案による光軸調整機構は、調整が容
易で調整時間が短くて済むと共に、構造が簡単で製造コ
ストも安いという実用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は第2実施例を含む双眼実体顕微鏡の落射
照明光学系を示す図、第1図(B)は第1図(A)のB
方向矢視図、第1図(C)はその光学系の対物レンズの
射出瞳に投影されるフイラメント像の調整時の軌跡を示
す図、第2図は第2実施例を含む光学系を示す図、第3
図(A)及び(B)は夫々従来例の断面図及び背面図、
第4図は他の従来例を含む落射照明装置を示す図であ
る。 23……第1反射鏡、25……第2反射鏡、33……反射鏡保
持台、34……調整台、35……支軸、36……コイルバネ、
37……突張り用止めネジ、39……光源、40,40′,44,4
4′……支持部、41……ランプハウス、42,42′,45,45′
……反射鏡保持台、43,43′,46,46′……間隔調整部
材、47……ビームスプリッター、48……対物レンズ群、
49……接眼レンズ群、50……射出瞳、51……フイラメン
ト像、52……理想的フイラメント像、O,O′……光軸、
M……試料。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定光軸を所定方向に偏向する光束反射素
    子と、この光束反射素子の向きを調整する調整機構とを
    備えた光軸調整機構であって、 前記調整機構は、前記光束反射素子を保持するための保
    持台と、この保持台を前記固定光軸を回転軸として回動
    可能なように支持する支持部材とを備えていることを特
    徴とする光軸調整機構。
JP1988165274U 1988-12-21 1988-12-21 光軸調整機構 Expired - Lifetime JP2538361Y2 (ja)

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JPH0285410U JPH0285410U (ja) 1990-07-04
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US4525041A (en) * 1982-02-24 1985-06-25 Precision Grinding Limited Arrangement for use in positioning an optical image

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JPH0285410U (ja) 1990-07-04

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