JP2537949Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2537949Y2
JP2537949Y2 JP1712892U JP1712892U JP2537949Y2 JP 2537949 Y2 JP2537949 Y2 JP 2537949Y2 JP 1712892 U JP1712892 U JP 1712892U JP 1712892 U JP1712892 U JP 1712892U JP 2537949 Y2 JP2537949 Y2 JP 2537949Y2
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JP
Japan
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switch mechanism
control circuit
slide shaft
control
switch
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和久 陣上
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Kojima Industries Corp
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、異なる機能を有し異な
る制御に供する複数のスイッチ機構の何れか一つを選択
し、一つの操作ノブによって当該何れか一つのスイッチ
機構を制御対象部品に接続し得るようにするスイッチ装
置に係り、特に自動車のエアコンディショナーの操作に
好適なスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の自動車のエアコンディショナーの
操作用として、運転席のコントロールパネルに各種のス
イッチが配置され、これらのスイッチの操作に応じてサ
ーボモータ等を駆動し運転モード切替、内外気切替等の
制御を行なうように構成されている。
【0003】上記のスイッチとして、スライドシャフト
を押圧すると所定位置にロックされ再度押圧するとロッ
クが解除されて初期位置に復帰するロックスイッチが用
いられている。また、スライドシャフトを押圧している
間だけ所定位置とされ押圧力を除くと初期位置に復帰す
るモーメンタリスイッチ、即ちノンロックスイッチも用
いられている。これらのスイッチは車種等の仕様に応じ
て何れかが選択されて自動車に搭載されることになる
が、コントロールパネル側に変更を加えることなく何れ
の仕様にも対応し得るようにすることが要請される。
えば、一つの操作ノブによって二種類の仕様の制御(例
えば、内外気自動切替制御と内外気手動(固定)切替制
御)の何れにも適用し得るように構成しておき、選択さ
れた仕様に応じて一方の制御のみを可能とするように設
定することが望まれる。
【0004】このため、スライドシャフトの位置が異な
るロックスイッチとモーメンタリスイッチの両者を予め
基板に装着しておき、何れか一方のスイッチのスライド
シャフトに係合するように係合部を形成した二種類の操
作ノブを用意し、仕様に応じ何れか一方の操作ノブを装
着するようにしたものが用いられている。あるいは操作
ノブは共通とし、モーメンタリスイッチを装着した基板
とロックスイッチを装着した基板を用意し、仕様に応じ
て何れか一方の基板を装着するようにしたものも用いら
れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、上記の何れ
の態様においても、一つの操作ノブによって二種類の仕
様の制御の何れにも適用することができ、選択された仕
様に応じた一方の制御を可能とすることができるもの
の、組付対象(操作ノブあるいは基板)が二種類となり
誤組付が生じ易い。更に、前者の二種類の操作ノブの何
れか一方を装着する態様にあっては、係合部が異なる二
種類の操作ノブを製造するため二種類の成形型が必要と
なる。また、後者の二種類の基板の何れか一方を装着す
る態様にあっては、夫々の基板に異なる制御回路を形成
する必要がある。
【0006】そこで、本考案は、操作ノブあるいは基板
を複数必要とすることなく複数の仕様の制御に適用し得
るスイッチ装置を提供することを目的とし具体的には
二種類の仕様の制御に供されるロックスイッチ機構とモ
ーメンタリスイッチ機構を装着しておき、一つの操作ノ
ブによって両者のスイッチ機構を作動し得るように構成
すると共に、何れか一方のスイッチ機構に対応する仕様
の制御に供する制御回路を制御対象部品に接続するスイ
ッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案のスイッチ装置は、第1の制御回路及び第2
の制御回路を形成した基板と、該基板に本体を固定し、
該本体に摺動自在に支持したスライドシャフトを押圧す
ると所定位置にロックされ再度押圧するとロックが解除
されて初期位置に復帰するロックスイッチ機構と、該ロ
ックスイッチ機構に隣接して前記基板に本体を固定し、
該本体に摺動自在に支持したスライドシャフトを押圧し
ている間所定位置とされ押圧力を除くと初期位置に復帰
するモーメンタリスイッチ機構と、該モーメンタリスイ
ッチ機構のスライドシャフトに係合すると共に前記ロッ
クスイッチ機構のスライドシャフトに対し少くとも初期
位置で当接するように配置した操作ノブとを備え、前記
第1の制御回路を前記ロックスイッチ機構に電気的に接
続すると共に前記第2の制御回路を前記モーメンタリス
イッチ機構に電気的に接続し、前記第1の制御回路及び
前記第2の制御回路の何れか一方を二種類の仕様の制御
対象部品のうち予め選択した一方の仕様の制御対象部品
に電気的に接続するようにしたものである。
【0008】
【作用】上記の構成になる本考案のスイッチ装置におい
ては、第1及び第2の制御回路が形成された基板にロッ
クスイッチ機構の本体及びモーメンタリスイッチ機構の
本体が固定され、夫々第1の制御回路及び第2の制御回
路に電気的に接続される。操作ノブは、モーメンタリス
イッチ機構のスライドシャフトに係合すると共に、ロッ
クスイッチ機構のスライドシャフトに対し少くとも初期
位置で当接するように配置される。そして、第1及び第
2の制御回路の何れか一方が、二種類の仕様の制御対象
部品のうち予め選択した一方の仕様の制御対象部品に電
気的に接続される。このように、スイッチ機構及び操作
ノブを変更することなく第1及び第2の制御回路の何れ
かを二種類の仕様の制御対象部品のうちの何れかに接続
するだけで二つの態様が構成される。而して、操作ノブ
を押圧すると、モーメンタリスイッチ機構及びロックス
イッチ機構の両者が作動するが、何れか一方のスイッチ
機構の作動に応じて、予め選択した一方の仕様の制御対
象部品に接続された側の制御回路が動作する。
【0009】
【実施例】以下、本考案のスイッチ装置の実施例を図面
を参照して説明する。図5は本考案の一実施例に係るス
イッチ装置を装着した自動車のエアコンデイショナー用
コントロールパネルの一部を示す。コントロールパネル
1には各種スイッチ装置が装着されているが、本考案の
一実施例として内外気切替用のスイッチ装置10につい
て説明する。
【0010】本実施例の内外気切替用のスイッチ装置1
0は車種等の仕様に応じて選択される二種類の機能を有
している。即ち、操作ノブが押し込まれた状態(ロック
時)で「内気」となり、操作ノブが突出した状態(アン
ロック時)で「外気」となるロックスイッチ機能と、操
作ノブを押す毎に内外気が切替るがロック状態とならな
いモーメンタリスイッチ機能を有している。そして、仕
様に応じて何れか一方のスイッチ機能が選択される。更
に、コントロールパネル1のスイッチ装置10の上方に
は、「内気」状態のときに点灯するインジケータランプ
3aと、「外気」状態のときに点灯するインジケータラ
ンプ3bが設けられている。以下、図5中のA−A線断
面を示す図1及びB−B線断面を示す図2を参照してス
イッチ装置10を説明する。
【0011】図1及び図2において、スイッチ装置10
は、プリント配線技術によって図3の第1の制御回路1
1及び第2の制御回路12の両者が形成された基板13
を有し、この基板13にロックスイッチ機構15及びモ
ーメンタリスイッチ機構16が隣接設置され、これらの
本体が連結部材14に固定されて一体とされると共に基
板13に固定され、両スイッチ機構のリードが基板13
の第1及び第2の制御回路11,12に電気的に接続さ
れている。ロックスイッチ機構15は、その本体にスラ
イドシャフト15aが摺動自在に支持されており、この
スライドシャフト15aが押圧されると所定位置にロッ
クされ、再度押圧されるとロックが解除されて初期位置
に復帰するように構成されている。一方、モーメンタリ
スイッチ機構16は、スライドシャフト16aに押圧力
を加えている間のみ所定位置とされ、押圧力を除くと初
期位置に復帰するように構成されている。尚、これらの
スイッチ機構の構成については公知であるので説明は省
略する。
【0012】そして、操作ノブ17が、上記ロックスイ
ッチ機構15のスライドシャフト15aに初期位置で当
接すると共に、モーメンタリスイッチ機構16のスライ
ドシャフト16aに係合するように配置され、ハウジン
グ2に形成された取付穴2aに嵌合され、摺動自在に支
持されている。操作ノブ17には、押圧部材18が装着
されており、この押圧部材18と反対側には爪状の係合
部17aが一体的に形成されており、この係合部17a
がモーメンタリスイッチ機構16のスライドシャフト1
6aの環状凹部16bと係合するように配置されてい
る。
【0013】これに対し、ロックスイッチ機構15のス
ライドシャフト15aと対向する側の操作ノブ17には
係合部は形成されておらず、スライドシャフト15aの
先端部と当接する端面を有するのみである。即ち、ロッ
クスイッチ機構15は、スライドシャフト15aがロッ
クスイッチ機構15の本体に内蔵された図示しないスプ
リングによって操作ノブ17方向に付勢されており、操
作ノブ17の押圧作動に連動するように構成されてい
る。
【0014】図3は基板13に形成された第1の制御回
路11及び第2の制御回路12とロックスイッチ機構1
5及びモーメンタリスイッチ機構16との接続関係を示
す回路図で、第1の制御回路11及び第2の制御回路1
2は共通部分を有し、第1の制御回路11が選択された
ときにはロックスイッチ機構15が機能し、第2の制御
回路12が選択されたときにはモーメンタリスイッチ機
構16が機能するように構成されている。換言すれば、
ロックスイッチ機構15の作動に応じて制御対象部品た
るサーボ機構(図示せず)をオンオフし、内外気切替制
御を行なうと共にインジケータ3a,3bの何れか一方
を点灯するように設定する場合には、サーボ機構を第1
の制御回路11に接続すればよい。また、モーメンタリ
スイッチ機構16の作動に応じてインジケータ3a,3
bの何れか一方を点灯すると共に、第2の制御回路12
に対し制御信号を出力し第2の制御回路12によってサ
ーボ機構を駆動して内外気切替制御を行なうように設定
する場合には、サーボ機構を第2の制御回路12に接続
すればよい。
【0015】而して、上記の構成になるスイッチ装置1
0において、ロックスイッチ機構15によって内外気切
替制御を行なうように接続された場合には、図1及び図
3に示す「外気」の状態から操作ノブ17を一回押圧す
ると、図4に示すようにロックスイッチ機構15がロッ
ク状態となると共に、図3の左方側に切替り「内気」と
なる。そして、操作ノブ17を更に一回押圧するとロッ
クスイッチ機構15が復帰し「外気」状態となる。尚、
このときインジケータ3a,3bも内外気何れかの状態
に応じて切替わる。
【0016】一方、モーメンタリスイッチ機構16によ
って内外気切替制御を行なうように接続された場合に
は、「外気」の状態から操作ノブ17を一回押圧すると
インジケータ3aが点灯し、第2の制御回路12によっ
てサーボ機構(図示せず)が駆動され「内気」に切替
り、操作ノブ17を更に一回押圧するとインジケータ3
bが点灯し、第2の制御回路12によってサーボ機構が
駆動され「外気」に戻る。この間スライドシャフト16
aは操作ノブ17の押圧作動に応じて移動するが、モー
メンタリスイッチ機構16によって直接駆動されるのは
インジケータ3a,3bのみで、第2の制御回路12に
対しては制御信号が出力される形となる。
【0017】以上のように、本実施例によればサーボ機
構側の第1及び第2の制御回路11,12の接続関係を
変更するだけで容易に二つの態様を構成することができ
る。尚、上記実施例は本考案を自動車のエアコンディシ
ョナー用コントロールパネルに適用したものであるが、
これに限ることなく種々の制御機器に適用することがで
きる。
【0018】
【考案の効果】本考案は前述のように構成されているの
で以下に記載する効果を奏する。即ち、本考案のスイッ
チ装置においては、第1及び第2の制御回路が形成され
た基板にロックスイッチ機構及びモーメンタリスイッチ
機構が固定され、モーメンタリスイッチ機構のスライド
シャフトに係合すると共に、ロックスイッチ機構のスラ
イドシャフトに対し少くとも初期位置で当接するように
操作ノブが配置され、スイッチ機構及び操作ノブを変更
することなく第1及び第2の制御回路の何れか一方を
種類の仕様の制御対象部品のうちの何れかに電気的に接
続するだけで二つの態様を構成することができるので、
操作ノブ及び基板は夫々一種類用意するだけでよい。而
して、従来に比し部品点数が低減され、また従来のよう
な誤組付を生ずることはなく、組付工数も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスイッチ装置の一部を
示す横断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るスイッチ装置の一部を
示す縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例における第1及び第2の制御
回路とスイッチ機構の接続関係を示す回路図である。
【図4】本考案の一実施例に係るスイッチ装置の操作ノ
ブを押圧した状態を示す横断面図である。
【図5】本考案の一実施例に係るスイッチ装置を装着し
た自動車のエアコンディショナー用コントロールパネル
の正面図である。
【符号の説明】
1 コントロールパネル 2 ハウジング 3a,3b インジケータ 10 スイッチ装置 11 第1の制御回路 12 第2の制御回路 13 基板 15 ロックスイッチ機構 15a,16a スライドシャフト 16 モーメンタリスイッチ機構 17 操作ノブ 18 押圧部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の制御回路及び第2の制御回路を形
    成した基板と、該基板に本体を固定し、該本体に摺動自
    在に支持したスライドシャフトを押圧すると所定位置に
    ロックされ再度押圧するとロックが解除されて初期位置
    に復帰するロックスイッチ機構と、該ロックスイッチ機
    構に隣接して前記基板に本体を固定し、該本体に摺動自
    在に支持したスライドシャフトを押圧している間所定位
    置とされ押圧力を除くと初期位置に復帰するモーメンタ
    リスイッチ機構と、該モーメンタリスイッチ機構のスラ
    イドシャフトに係合すると共に前記ロックスイッチ機構
    のスライドシャフトに対し少くとも初期位置で当接する
    ように配置した操作ノブとを備え、前記第1の制御回路
    を前記ロックスイッチ機構に電気的に接続すると共に前
    記第2の制御回路を前記モーメンタリスイッチ機構に電
    気的に接続し、前記第1の制御回路及び前記第2の制御
    回路の何れか一方を二種類の仕様の制御対象部品のうち
    予め選択した一方の仕様の制御対象部品に電気的に接続
    するようにしたことを特徴とするスイッチ装置。
JP1712892U 1992-02-21 1992-02-21 スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2537949Y2 (ja)

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JPH0568033U JPH0568033U (ja) 1993-09-10
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