JP2537934B2 - 変調器 - Google Patents

変調器

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JP2537934B2
JP2537934B2 JP62332061A JP33206187A JP2537934B2 JP 2537934 B2 JP2537934 B2 JP 2537934B2 JP 62332061 A JP62332061 A JP 62332061A JP 33206187 A JP33206187 A JP 33206187A JP 2537934 B2 JP2537934 B2 JP 2537934B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、移動通信等の高能率データ伝送に利用する
変調器に関する。
従来の技術 一般に、移動通信等ではPSK(Phase Shift Keying)
変調器が用いられており、この種PSK変調器は、PLL(Ph
ase Locked Loop)回路により構成されている。
第7図は、従来のPLL型PSK変調器を示し、10は、入力
端子12からの基準信号の位相により、入力端子1からの
ディジタル信号に応じてステップ状に位相変化する信号
θitを出力する位相変調器、11は、この信号θitと後述
する電圧制御発振器(VCO)7の出力信号θOTの位相誤
差信号を出力する位相比較器、5は、低域通過特性を有
し、位相比較器11からの位相誤差信号を平均化するとと
もに、後段の電圧制御発振器7が出力する変調信号θOT
の帯域をベースバンドで制限するためのループフィル
タ、7は、ループフィルタ5からの信号の電圧に応じて
発振して変調信号θOTを出力する電圧制御発振器であ
る。
上記構成において、ループフィルタ5の位相特性をGT
(S)とし、位相比較器11、電圧制御発振器7の変換係数
をそれぞれ、KDT、KOTとし、また、 KT=KDT・KOT とすると、閉ループ伝達関数HT(S)は、 で表することができる。尚、θit(S)、θOT(S)はそれぞ
れ、各波形の位相特性である。
ここで、閉ループ伝達関数HT(S)を例えば、ナイキス
ト特性の平方特性を満たすようにし、この変調信号を復
調する場合にも同様にナイキスト特性の平方特性を満た
すようにし、また、変復調オーバオールでナイキストの
第1基準を満たすようにすると、波形効果のないデータ
伝送が可能となる。
尚、閉ループ伝達関数HT(S)は、ベッセル特性を有す
る関数でもよい。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の変調器では、PLL回路で構
成されているために、次のような問題点がある。
(1)電圧制御発振器7は一般に、温度変動や電圧変動
等により特性が変動するために、安定した所望のループ
特性を得るためには調整が必要となり、生産性に問題が
ある。
(2)高精度の基準信号を位相変調器10に入力しなけれ
ばならず、またPLLのロック検出回路等が必要となって
回路構成が複雑となり、高価となる。
(3)電圧制御発振器7がループ内に構成されているた
めに、周波数偏移を変更する場合ループ特性が変化する
ために、位相変調器10を大幅に変更して位相のシフト量
を変更しなければならない。
(4)位相比較器11が比較する信号の周波数は、電圧制
御発振器7の感度等により比較的低い周波数でなければ
ならず、また、マルチチャネル方式で用いる場合には、
位相変調器10に入力する基準信号の周波数を容易に変更
することができないために、無線周波数を直接変調する
ことができず、したがって、変調信号の周波数を変換す
ると、周波数変換に起因する高次の不要成分が帯域外の
輻射を招くという問題点がある。
本発明は、PLLを用いることなくPSK変調を行うことが
でき、したがって、電圧制御発振器の調整を容易にする
ことができる安価な変調器を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、位相変化を近
似微分パルスに変換して等価的な周波数変化として出力
するデータ発生回路と、前記データ発生回路の信号をベ
ースバンドで帯域制限する回路と、前記帯域制限回路か
らの信号の電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電
圧制限発振器とを備えたものである。
作用 本発明は上記構成により、周波数成分が電圧制御発振
器に入力するためにその調整を容易にすることができ、
PLLを用いることなくPSK変調を行うことができるため
に、安価な変調器を実現することができる。
実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図は、本発明に係る変調器の一実施例を示す概略ブロ
ック図、第2図は、第1図の変調器を簡略した変調器を
示すブロック図、第3図は、第1図、第2図の変調器と
従来の変調器を比較説明するための概略ブロック図、第
4図は、インパルスと近似インパルスの周波数特性を比
較説明するためのグラフ、第5図は、第1図、第2図の
変調器が4相PSK変調する場合の位相割り当ての説明
図、第6図は、4相PSK変調する場合の位相と周波数変
化を示すタイミングチャートであり、第7図に示す構成
部材と同一の構成部材には同一の参照符号を付す。
第1図において、1は、ディジタルデータの入力端
子、2は、PSK、FSK切り替え端子3からの切り替え信号
に応じて入力端子1からのディジタルデータをPSK用デ
ータ又はFSKデータVOITを生成するデータ発生器であ
り、データ発生器2は、内部でステップ状に変化する位
相の微分信号を後述するようにパルス幅τの信号として
近似的に発生させる。
4は、データ発生器2からのPSK用データ又はFSKデー
タVOITから、後述する積分器6の出力信号VOUTを減算す
る減算器、5は、減算器4の出力信号を位相特性GT(S)
で低域通過するループフィルタ(LPF)、6は、ループ
フィルタ5の出力信号を特性KT/Sで積分する積分器であ
り、これらの減算器4、ループフィルタ5及び積分器6
は、データ発生器2からのPSK用データ又はFSKデータV
OITをベースバンドで帯域制限する。
7は、積分器6からの信号の電圧に応じた発振周波数
の信号を出力端子8に出力する電圧制御発振器(VCO)
である。
第2図において、9は、前述した減算器4、ループフ
ィルタ5及び積分器6と同様に、データ発生器2からの
PSK用データ又はFSKデータVOITをベースバンドで帯域制
限して電圧制御発振器7に出力するループフィルタ(LP
F)であり、このループフィルタ9は、位相特性HT(S)が
次式 を満たす場合、減算器4、ループフィルタ5及び積分器
6を置換することができる。
次に、上記構成に係る実施例の動作を説明する。
先ず、上記構成に係る変調器がPSK変調することがで
きることを証明する。
先ず第3図において、図示破線内が従来の変調器を示
し、この変調器のループフィルタ5の後段に、電圧制御
発振器7と同様な定数KOT/Sの電圧制御発振器(VCO)7a
が付加されて電圧制御発振器7と並列に接続されてい
る。尚、この場合、PSK変調では相対位相のみが関係す
るので、電圧制御発振器7、7aの初期値は必ずしも同一
でなくてもよい。
この図示破線内の変調器を第7図において説明したよ
うに位相変調系としているが、ループフィルタ5の出力
波形が同一であれば、周波数変調系として扱い、全て電
圧情報で構成することができる。
ここで、周波数変調された信号の瞬時位相変化dθ
(t)/dtと角周波数ωの関係は、 dθ(t)/dt=ω ……(3) 但し、ω=2πf、となる。したがって、PSK変調の場
合は、θ(t)がステップ状に位相変化するので、角周
波数ωは式(3)によりインパルス状に変化する。逆
に、インパルス状の周波数変化をFSK変調系で与える
と、位相変調と同一の効果を得ることができる。
第1図において、データ発生器2は、内部でステップ
状に変化する位相の微分信号をパルス幅τの信号として
近似的に発生させており、数学的に表現されるインパル
スとは異なり、誤差が発生する。
すなわち、このインパルスをフーリエ変換すると、 F(j2πf)=1 ……(4) であり、次に、パルス幅τをインパルスとエネルギーを
等しくするために、振幅1/τのパルスのフーリエ変換を
考えると、 F(j2πf)=sin πft/πft ……(5) であり、式(4),(5)をスペクトルで比較すると、
第4図に示すように、式(5)特性は、式(4)特性と
比較して高い周波数成分が欠けているが、限られた低い
周波数成分では誤差を無視することができる。
ここで、例えば信号の伝送周期をTとし、HT(S)がナ
イキストの平方特性を有し、更に次の場合 =0、(3/4T≦f) ……(8) (但し、S=j2πf) となるときは、3/4T≦fの場合に HT(j2πf)=0 となるので、入力信号の周波数成分も3/4T以上のデータ
伝送は関係がない。
そこで、f≦3/4Tの場合の周波数成分の面積につい
て、式(4)の面積S1、式(5)の面積S2を比較する
と、 S1=1×(3/4T) ……(9) となる。
ここで、例えばT/π=10の場合には、式(10)を積分
して S2/S1=0.997 ……(11) となり、誤差は殆ど生じない。
尚、T/τが大きくなるにつれて、すなわちパルス幅τ
が小さくなるにつれて理想状態に近づくが、実際にはパ
ルス幅τの信号を発生するデータ発生回路2の実現性
や、次段の帯域制限用のループフィルタ9の特性HT(S)
等を考慮した適当なパルス幅τが選択され、本発明者
は、T/τ=4を選択して S2/S1≒0.981 の略理想的なPSK変調を得ることができた。
次に、第5図及び第6図を参照して、4相PSK変調の
場合の動作を説明するものとし、4相PSKの信号は、2
値の入力信号を2ビット毎に区切られ、データ(1、
1)に第1象限の位相(+φ)、データ(1、0)に第
2象限の位相(+3φ)、データ(0、0)に第3象限
の位相(−3φ)、データ(0、1)に第4象限の位相
(−φ)が割り当てられているものとする。
第1図において、入力端子1に第6図(a)に示すよ
うなディジタルデータが入力すると、このデータは第6
図(b)に示すような位相変化が生じる。
この場合、角周波数変化又は周波数変化は、前述した
ように近似的に第6図(c)の実線で示すようなパルス
幅τで表すことができる。
第1図において、PSK変調時にはデータ発生器2は、
位相変化を近似微分パルスに変化し、等価的な周波数変
化を減算器4に出力し、他方、FSK変調時には第6図
(c)の破線で示すような信号に変換すればよい。尚、
これらのPSK変調、FSK変調の切り替えは、データ発生器
2内で容易に切り替えることができる。
したがって、上記実施例によれば、FSK変調系を用い
てデータの発生方法を切り替えることにより、PSK変調
信号を得ることができるために、周波数偏移すなわち電
圧制御発振器7の入力レベルを変更するのみで、位相の
シフト量を容易に変更することができる。
また、従来例の位相変調器10が不要となるので、位相
変調器10に入力するための基準信号の高精度の発生回路
が不要となり、また、PLL回路のロック検出回路が不要
となるために、安価な変調器を実現することができる。
さらに本発明は第7図(従来例)の電圧制御発振器7
をループの外に出したことによって、データ伝送の帯域
制限、例えばナイキストの公準を満たす帯域制限、また
ガウシアン特性を持つ帯域制限などの周波数特性の調整
が電圧制御発振器の変換利得に影響を与えることなく容
易に行える。またループフィルタ9を集積化することで
周波数特性を無調整化することも可能となる。
尚、上記実施例では、4相PSKと4相FSKの場合を例に
して説明したが、2値、2相のFSK、PSKや、他の多値、
多相のFSK、PSKに適用することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、位相変化を近似微分
パルスに変換して等価的な周波数変化として出力するデ
ータ発生回路と、前記データ発生回路の信号をベースバ
ンドで帯域制限する回路と、前記帯域制限回路からの信
号の電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御
発振器とを備えたので、周波数成分が電圧制御発振器に
入力するためにその調整を容易にすることができ、ま
た、PLLを用いることなくPSK変調を行うことができるた
めに、安価な変調器を実現することができる。
さらに本発明はデータ伝送の帯域制限、例えばナイキ
ストの公準を満たす帯域制限、またガウシアン特性を持
つ帯域制限などの周波数特性の調整が電圧制御発振器の
変換利得に影響を与えることなく容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る変調器の一実施例を示す概略ブ
ロック図、第2図は、第1図の変調器を簡略した変調器
を示すブロック図、第3図は、第1図、第2図の変調器
と従来の変調器を比較説明するための概略ブロック図、
第4図は、インパルスと近似インパルスの周波数特性を
比較説明するためのグラフ、第5図は、第1図、第2図
の変調器が4相PSK変調する場合の位相割り当ての説明
図、第6図は、4相PSK変調する場合の位相と周波数変
化を示すタイミングチャート、第7図は、従来の変調器
を示す概略ブロック図である。 1……ディジタルデータ入力端子、2……データ発生回
路、3……PSK/FSK切り換え端子、4、9……ループフ
ィルタ(LPF)、6……積分器、7……電圧制御発振器
(VCO)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相変化を近似微分パルスに変換して等価
    的な周波数変化として出力するデータ発生回路と、前記
    データ発生回路の信号をベースバンドで帯域制限する帯
    域制限回路と、前記帯域制限回路からの信号の電圧に応
    じた発振周波数の信号を出力する電圧制限発振器とを備
    え、前記データ発生回路はPSK変調又はFSK変調に応じた
    パルス幅の信号を発生する変調器。
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