JP2537703B2 - 熱交換器のフィンの構造 - Google Patents

熱交換器のフィンの構造

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JP2537703B2
JP2537703B2 JP3053548A JP5354891A JP2537703B2 JP 2537703 B2 JP2537703 B2 JP 2537703B2 JP 3053548 A JP3053548 A JP 3053548A JP 5354891 A JP5354891 A JP 5354891A JP 2537703 B2 JP2537703 B2 JP 2537703B2
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holes
heat exchanger
transfer pipe
heat transfer
fins
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一章 小林
利益 相澤
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却式圧縮空気除湿装
置等の熱交換器における蒸発器に装着されるフィンの構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来冷却式圧縮空気除湿装置の熱交換器に
装着されるフィンの構造としては、除湿通路内で蛇行す
る冷却パイプに通路の内径より小径のバッフルプレート
と、通路の内径と略同じ径からなり中央に空気流通孔が
開設されたバッフルリングとを交互に複数装着したもの
において、空気を除湿通路の中心部、周辺部、中心部と
いうように蛇行流動させるタイプのものが発明され知ら
れている(実公昭57−59820号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらかかる従
来の熱交換器の場合は、空気流を蛇行させる目的でバッ
フルフィンを除湿通路の内径より小さいもので構成し、
バッフルリングの中心部に空気流通孔を開設している関
係で、フィンの熱交換面積が狭くなっており充分な熱交
換を行うことができないといった不都合や、熱交換面積
を増やすためには装置が大型化するという問題がある。
又フィンとして機能させるために最低限バッフルフィン
とバッフルリングとを交互に冷却パイプに装着しなけれ
ばならず、組立て作業において作業者がフィンの順序を
間違えた場合には、フィンの一部を熱交換に使用するこ
とができず、熱交換率が低下するといった不都合もあ
る。
【0004】そこで本発明は、かかる従来技術の欠点に
鑑みなされたもので、作業が容易になると共に、熱交換
面積を充分にとることのできる熱交換器のフィンの構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、内筒
内に蛇行させながら内筒の中心から所定の距離Rの仮想
正多角形の頂点上に配置された伝熱パイプと、該伝熱パ
イプに嵌挿するための複数の穴を有するフィンの層とか
らなる熱交換器において、前記フィンに一方向に突出さ
せた切り起こしが複数設けられ、該切り起こしが熱交換
器内を流動する流体を前記伝熱パイプに対して垂直で右
回り又は左回りの周回流を形成するように流動するよう
に切り起こしの折り曲げ線を内筒の中心から放射させた
線と一致するように構成した熱交換器のフィンの構造に
より本目的を達成する。請求項2の発明は、内筒内に蛇
行させながら内筒の中心から所定の距離R及び距離rの
仮想正多角形の頂点上に配置された伝熱パイプと、該伝
熱パイプに嵌挿するための複数の穴を有するフィンの層
とからなる熱交換器において、前記フィンに一方向に突
出させた切り起こしが複数設けられ、該切り起こしが熱
交換器内を流動する流体を前記伝熱パイプに対して垂直
で右回り又は左回りの周回流を形成するように流動する
ように切り起こしの折り曲げ線を内筒の中心から放射さ
せた線と一致するように構成すると共に隣合う外側の穴
の間隔と内側の穴の間隔が略同じとなるように構成され
た熱交換器のフィンの構造である。
【0006】
【作用】本発明にかかるフィンの構造では、蛇行する伝
熱パイプに装着されたフィンは除湿通路を閉塞した状態
となる。しかしながら各フィンに複数の切り起こしが設
けられ、かつ該切り起こしが空気の流れを伝熱パイプに
対して垂直に流れるように誘導する。その結果空気は、
伝熱パイプ及びフィンと熱交換し冷却されると共に、空
気中の水分が結露され、除湿される。この時空気流はフ
ィン全体と熱交換されることになるが、本発明にかかる
フィンは除湿通路の内径と略同径のもので構成されてい
る関係から従来のものより熱交換面積が広くなると共に
熱交換器内を流れる流体の移動距離が長くなる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図面に示された実施例に従っ
て詳細に説明する。第1図に示すものは、本発明にかか
るフィンの実施例の正面図を示すものであり、ほぼ円形
のフィン本体1の内側に仮想したほぼ正10角形の頂点
の位置に伝熱パイプ6を嵌挿するための穴2が10個あ
けられており、その穴2内周側には仮想正6角形の頂点
の位置に穴3があけられている。
【0008】本実施例の場合は、隣合う穴2,2の間隔
は穴3,3の間隔とほぼ同じとなるように設計されてお
り、各穴2,2及び穴3,3の間の位置には4角形の3
辺を切り抜くと共に残りの1辺を中心として一方に折り
曲げてなる切り起こし4が複数設け、該切り起こし4付
近に形成された穴を空気通過穴としている。尚切り起こ
し4の折り曲げ線はフィンの中心からの放射する線と一
致するように構成されている。該切り起こし4により誘
導される空気の流れが右又は左への周回流となるように
第2図に示すように方向性を持たせて折り曲げられてい
る。5は、フィン本体1に結露した水滴を内筒7で形成
された除湿通路に沿って導くためのドレーン通過穴であ
り、本実施例では線対称に穴2、3が設けられている関
係から上下に2つ設けている。
【0009】尚、穴2、3の総数は一般に偶数であるの
が望ましく、この偶数という条件及び穴の間隔を等しく
するという関係から外側にあける穴2の位置(中心から
の距離R)とその穴2の数(N)及び内側の穴3の数
(n)と穴3の位置r(中心からの距離)により決定す
ることができる。間隔が一致するための条件が rsi
nπ/n=Rsinπ/Nであることから r=(Rsinπ/N)/sinπ/n (式1) 尚、穴の数N,nを近似した値にすると、rがRに等し
くなり、切り起こしを行うスペースがなくなる関係から
rとRとの差が適当な距離となるように穴3の数を選定
するのが好ましい。さらにフィンからほぼ均等に熱交換
させるためには、穴2の数Nと穴3の数nとの比を中心
からの距離Rとrの2乗に比例させるのが望ましい。 N:n≒R:r (式2)
【0010】次に第3図に示すものは本発明にかかるフ
ィンの第2実施例を示すもので、フィン本体1の外側に
穴2を仮想正8角形の各頂点の位置にあけ、それら穴の
内側に仮想正4角形の頂点の位置に前記した式1を満た
すように穴3をあけたものからなる。また前述実施例と
同じように各穴2,2間及び各穴3,3間には切り起こ
し4を複数設けている。本実施例では、ドレーン通過用
穴5を図に示すように4ヵ所に設けている。これは、図
3のように穴2、3を配置した場合は、90゜の回転対
称となるためである。
【0011】以上述べた構成において本発明にかかる熱
交換器のフィンの構造は、多数のフィン本体1を伝熱パ
イプ6を図2に示すように同じ方向に重ね合わせフィン
の層を形成することができ、これを熱交換器に装着した
場合には除湿通路に流入してきた空気はフィン本体1に
形成された切り起こし4の作用により伝熱パイプに対し
て垂直に流動すると共に、切り起こしから誘導される流
動方向はフィンに周囲を周回するものとなる。そして一
つのフィンの周囲を周回する空気は隣のフィン本体1に
形成された切り起こし4から隣のフィン間に流入し、か
つ周回しながら次々にフィンを通過する。すると空気は
冷却され、空気中に含む水分を結露し絶対湿度の低い空
気となる。
【0012】結露した水滴は、フィンを伝って下方に流
れ、除湿通路の底部に前述ドレーン通過穴5が位置する
ように設置される関係からドレーンは各ドレーン通過穴
5を介してドレーントラップに排出される。
【0013】尚本実施例では、切り起こし4の形状を図
4に示すようなもので構成したがこれに限定されるもの
ではなく、図5のa,bに示されるように加工できる構
造ならなんでも良く、また図5に示すように平行な2本
の切り込みを設け、その後該切り込みをプレス等で押し
出して形成したものであっても良い。また切り起こしを
穴と穴の間に設置するように構成したが、これに限定さ
れるものではなくフィンの平面部分に適宜設置しても良
い。
【0014】
【効果】以上述べたように本発明にかかるフィンの構造
は、従来の熱交換器のフィンの構造に比し空気通過用の
開口部を設けていないので熱交換有効面積を広くするこ
とができ、熱交換率の高いものを提供することができ
る。また従来の熱交換器ではバッフルフィンとバッフル
リングというように最低2種類のフィンを用いて伝熱パ
イプに嵌挿するように構成されているために作業に時間
がかかったり、フィンの種類が複数あるために取付けミ
スが生じやすかったが、本発明にかかるフィンの構造の
もので組み立てればフィンの種類が1種類であるために
取付けミスが生じることがない。さらに、伝熱パイプ嵌
挿用の穴の位置を仮想正多角形の頂点の位置に設けるよ
うに構成した場合は、1枚のフィンの伝熱パイプに嵌合
できるバリーエーションが多数でき、組立てをさらに容
易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるフィンの正面図である。
【図2】 本発明にかかるフィンを伝熱パイプに嵌挿し
た状態を示す図1のa−a断面図である。
【図3】 本発明にかかるフィンの他の実施例を示す正
面図である。
【図4】 図1のb−b拡大断面図である。
【図5】 切り起こしの他の実施例を示す側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 フィン本体 2 穴 3 穴 4 切り起こし

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒7内に蛇行させながら内筒の中心か
    ら所定の距離Rの仮想正多角形の頂点上に配置された伝
    熱パイプ6と、該伝熱パイプ6に嵌挿するための複数の
    穴2,3を有するフィンの層とからなる熱交換器におい
    て、前記フィン1に一方向に突出させた切り起こし4が
    複数設けられ、該切り起こし4が熱交換器内を流動する
    流体を前記伝熱パイプ6に対して垂直で右回り又は左回
    りの周回流を形成するように流動するように切り起こし
    の折り曲げ線を内筒の中心から放射させた線と一致する
    ように構成したことを特徴とする熱交換器のフィンの構
    造。
  2. 【請求項2】 内筒7内に蛇行させながら内筒の中心か
    ら所定の距離R及び距離rの仮想正多角形の頂点上に
    置された伝熱パイプ6と、該伝熱パイプ6に嵌挿するた
    めの複数の穴2,3を有するフィンの層とからなる熱交
    換器において、前記フィンに一方向に突出させた切り
    起こし4が複数設けられ、該切り起こし4が熱交換器内
    を流動する流体を前記伝熱パイプ6に対して垂直で右回
    り又は左回りの周回流を形成するように流動するように
    切り起こしの折り曲げ線を内筒の中心から放射させた線
    と一致するように構成すると共に隣合う穴2,2の間隔
    と穴3,3の間隔が略同じとなるように構成されている
    ことを特徴とする熱交換器のフィンの構造。
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WO1992000970A1 (fr) * 1990-07-03 1992-01-23 Mitsui Petrochemical Industries, Limited Compose de pyrimidine et sel pharmaceutiquement acceptable de ce compose
CN113701526A (zh) * 2020-09-21 2021-11-26 四川昊宇龙星科技有限公司 一种九管双层单通道的换热器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57145700A (en) * 1981-03-04 1982-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cooling device for heat exchanger for dehumidification
JPH0789201B2 (ja) * 1985-09-07 1995-09-27 コニカ株式会社 ハロゲン化銀乳剤とその製造方法及び該ハロゲン化銀乳剤を用いたハロゲン化銀感光材料

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