JP2537357Y2 - グラビア塗工機 - Google Patents

グラビア塗工機

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JP2537357Y2
JP2537357Y2 JP8342090U JP8342090U JP2537357Y2 JP 2537357 Y2 JP2537357 Y2 JP 2537357Y2 JP 8342090 U JP8342090 U JP 8342090U JP 8342090 U JP8342090 U JP 8342090U JP 2537357 Y2 JP2537357 Y2 JP 2537357Y2
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秀男 佐藤
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Yasui Seiki Co Ltd
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Yasui Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はグラビア塗工機に係り、特に高速で塗工剤を
均一厚さでべた塗り状態で塗工することのできるグラビ
ア塗工機に関する。
〔従来の技術〕
一般に、薄い基材に対して塗工剤を均一厚さでべた塗
りすることは極めて困難であるとされていたが、本出願
人は実公平2-7663号公報において、薄い基材に対しても
縦皺等を発生させることなく、均一厚さで良好に塗工を
施すことができ、スムーザーを用いることなくグラビア
ロールのみで均一厚さの塗工を可能とし、構成も簡単
で、コストも低廉なグラビア塗工機を提案した。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記公報記載のグラビア塗工機によれば、種々の塗工
剤を極めて良好に塗工することができるが、生産性を向
上させるためにグラビアロールを高周速回転させると、
グラビアロールの彫刻部に塗工剤が完全に充填されない
場合が発生するおそれがあった。特に、高粘度の塗工剤
の場合に、塗工不良をおこすおそれがあった。
本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、グ
ラビアロールを高周速回転させながら塗工剤を均一厚さ
に良好にべた塗り状態で塗工することができ、塗工の量
産性の優れたグラビア塗工機を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため請求項第1項記載の本考案の
グラビア塗工機は、走行している連続体状の基材の上面
が自由状態にある位置におけるその基材の下面に塗工剤
を塗工するとともに直径を20mm〜50mmとされたグラビア
ロールと、このグラビアロールの表面から余剰塗工剤を
塗工を施す前に拭取って定量の塗工剤を塗工部へ供給せ
しめるドクターブレードとを有するグラビア塗工機にお
いて、前記グラビアロールの前記ドクターブレードより
回転方向上流側の外周面と、塗工剤供給機構の内周面と
の間に塗工剤を加圧してグラビアロールの彫刻部に充填
せしめる狭い塗工剤加圧供給路を形成し、この塗工剤加
圧供給路の最上流部近傍に供給される塗工剤を一旦貯留
してグラビアロールの軸方向に均一流とさせる塗工剤貯
留部を前記塗工剤加圧供給路と直接連通するように配設
したことを特徴とする。
また、請求項第2項記載の本考案のグラビア塗工機
は、前記塗工剤加圧供給路を、グラビアロールの外周面
のほぼ下半周部全体に亘る長さに形成したことを特徴と
する。
〔作用〕
本考案のグラビア塗工機によれば、塗工剤供給機構に
よって塗工剤加圧供給路に送られて来る塗工剤は、塗工
剤貯留部内に一旦貯留されてグラビアロールの軸方向に
均一流量とされてから塗工剤加圧供給路内に供給され
る。この塗工剤加圧供給路内において、塗工剤は加圧状
態とされながらグラビアロールの高周速回転に供なって
下流方向に流れると同時に、当該グラビアロールの彫刻
内に完全に充填される。このようにして彫刻内に塗工剤
が完全に充填された状態でグラビアロールは、回転の進
行に伴って塗工剤加圧供給路内より塗工剤を巻上げ、そ
の後余剰の塗工剤をドクターブレードによって拭取られ
て、定量の塗工剤を走行している連続体状の基材の下面
との接触部へ送給し、その基材の下面に極めて良質なべ
た塗り状に塗工を施す。
また、塗工剤加圧供給路内をグラビアロールの外周面
のほぼ下半周部全体とすることにより、高周速回転して
いるグラビアロールの彫刻部にさらに確実に塗工剤を充
填して、良好な塗工を施すことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図から第3図について説
明する。
第1図から第3図は本考案の一実施例を示す。
本実施例も前記公報と同様に、直径が約20mm〜約50mm
の小径なグラビアロール1によって連続状態の基材2に
塗工剤をべた塗り状態で塗工するように形成されてい
る。基材2は原反ロール(図示せず)から繰り出され、
途中第1図に示すように、展張ロール3,3によって展張
され、最後に巻取りロール(図示せず)によって巻取ら
れる。グラビアロール1による基材2への塗工は、両展
張ロール3,3の中間の基材2の上面が自由状態にある下
面に対して行なわれるものであり、このグラビアロール
1は適宜な駆動機構(図示せず)によって上下動させら
れる基台4上に立設された1対の支持部材5,5に軸受6,6
をもって回転自在に横架支持されている。このグラビア
ロール1は適宜の駆動源によって正逆回転されるもので
あり、本実施例においては、基材2の走行方向と接触部
にて逆方向(第1図反時計方向)に回転させられる。ま
た、グラビアロール1の外周面には基材2の全幅より狭
い幅の彫刻部7が刻設されている。このグラビアロール
1の下方の基台4上には、展張ロール3,3に塗工剤を供
給する塗工剤供給機構8が固着されている。この塗工剤
供給機構8はグラビアロール1の彫刻部7と同長である
断面が略L字形のノズルピース9と略直方体状のノズル
ピース10とを組合わせて主体部を形成されている。すな
わち、一方のノズルピース9は鉛直部9aと水平部9bとを
連設して形成されており、他方のノズルピース10は水平
部9b上に載置して固着されている。ノズルピース10の上
面のほぼ全体とノズルピース9の鉛直部9aの上端部に亘
って、グラビアロール1の外周面のほぼ下半周部全部と
狭い間隙(約0.5mm〜3mm)を介して対向して、塗工剤を
加圧させる円弧状の塗工剤加圧供給路12を形成する凹曲
面11が形成されている。鉛直部9aおよびノズルピース10
の上端部には、それぞれ塗工剤加圧供給路12の入口側と
出口側とを覆いで、塗工剤加圧供給路12をほぼ密閉空間
とする塗工剤封入片13a,13bが固着されている。各塗工
剤封入片13a,13bはグラビアロール1の外周面と微小間
隙を介して対向している。ノズルピース10のノズルピー
ス9の鉛直部9aへの対向面は、下端部を鉛直部9aと密着
されており、その密着部の上部に断面半円形の凹入部が
形成されていて、鉛直部9aに穿設された少なくとも1個
の塗工剤送給孔14に連通するマニホールド15が形成され
ている。このマニホールド15は塗工剤送給孔14を通して
送給されて来る塗工剤を貯留して、グラビアロール1の
軸方向に均一に塗工剤を供給できるようにする。ノズル
ピース10のマニホールド15より上部は、鉛直部9aとの間
にマニホールド15を塗工剤加圧供給路12と連通する連通
路16を形成するために、鉛直部9aより微小間隙を介して
対向させられている。この連通路16は塗工剤加圧供給路
12のグラビアロール1の回転方向に対する上流側部分と
連通するように形成されており、その連通路16と塗工剤
加圧供給路12との合流部には連通路16を通して送給され
て来る塗工剤を一旦貯留して、塗工剤加圧供給路12内へ
軸方向に均一量をもって塗工剤を送給せしめる貯留部17
が塗工剤加圧供給路12と直接連通するようにして形成さ
れている。そして、両ノズルピース9,10の両端には、マ
ニホールド15、連通路16、貯留部17および塗工剤加圧供
給路12の両端部をグラビアロール1の彫刻部7と同長に
して閉鎖する幅規制用閉塞部材21,21が固着されてい
る。グラビアロール1の基材2との接触部と一方の塗工
剤封入片13bとの間には、グラビアロール1の外周面か
ら余剰塗工剤を拭取るドクターブレード18が摺接される
ようになっている。このドクターブレード18は支持軸19
を中心として揺動自在なドクターブレード保持体20に保
持されて、適正な接触圧力をもってグラビアロール1に
摺接させられる。本実施例においては、グラビアロール
1、塗工剤供給機構8およびドクターブレード18のセッ
トを一体的に上下動自在に形成したり、展張ロール3,3
の少なくとも一方を上下動自在に形成することにより、
グラビアロール1を基材2の下面に接離自在にして形成
されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
塗工剤を高速塗工するためにグラビアロール1を例え
ば約250〜300m/min以上の高周速回転させておき、塗工
剤送給孔14を通して外部より塗工剤を送給すると、塗工
剤はマニホールド15内をグラビアロール1の軸方向に広
がり、その後、このマニホールド15よりグラビアロール
1の軸方向に均一量にして塗工剤が連通路16内に流入し
て上昇し、続いて連通路16より貯留部17内に流路を拡大
するようにして流入し、より一層軸方向の流量の均一化
を図られる。この貯留部17内に一旦貯留された塗工剤は
塗工剤加圧供給路12内に流入され、第1図反時計方向に
高周速回転するグラビアロール1によって下流側へ搬送
されて行く。この時、塗工剤加圧供給路12は、グラビア
ロール1の外周面と鉛直部9aおよびノズルピース10の凹
曲面11との間隙が狭く、しかも両塗工剤封入片13a,13b
によって入口側と出口側とをほぼ密封されているため
に、塗工剤加圧供給路12内の塗工剤の圧力が上昇し、塗
工剤が高周速回転しているグラビアロール1の彫刻部7
内へ確実に充填される。しかも、塗工剤加圧供給路12が
グラビアロール1の外周面のほぼ下半周部全体に亘る長
さをもって形成されているために、塗工剤加圧供給路12
内の塗工剤はグラビアロール1の彫刻部7内に一層確実
に充填される。塗工剤加圧供給路12の出口端部において
は、塗工剤封入片13がグラビアロール1の外周面によっ
て巻上げられて行く塗工剤量を必要最小限に抑える。こ
のようにしてグラビアロール1によって塗工剤加圧供給
路12から巻上げられた塗工剤は、次のドクターブレード
18によって余剰の塗工剤を拭取られて、グラビアロール
1の彫刻部7内だけに塗工剤が充填された状態となり、
正確に計量された所定量の塗工剤がグラビアロール1に
よって基材2の下面の塗工部まで搬送され塗工に供され
る。このグラビアロール1と基材2との塗工部において
は、グラビアロール1の基材2内の塗工剤が基材2の下
面に順に塗工されて行く。この基材2の下面への塗工剤
の塗工は、前記公報におけると全く同様にして極めて良
好に行なわれ、基材2の幅方向および走行方向に均一厚
さで塗工されて行く。しかも、本実施例によれば、グラ
ビアロール1を高周速回転させた状態で塗工を行なうも
のであるため、塗工能率を大きく向上させることがで
き、また、高粘度の塗工剤も確実に塗工させることがで
きる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて変更することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のグラビア塗工機は構成さ
れ作用するものであるから、グラビアロールを高周速回
転させながら塗工剤を均一厚さに良好にべた塗り状態で
塗工することができ、塗工の量産性も優れたものとなる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案のグラビア塗工機の一実施例
を示し、第1図は縦断側面図、第2図は平面図、第3図
は第1図のIII-III線に沿った断面図である。 1……グラビアロール、2……基材、8……塗工剤供給
機構、12……塗工剤加圧供給路、17……貯留部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行している連続体状の基材の上面が自由
    状態にある位置におけるその基材の下面に塗工剤を塗工
    するとともに直径を20mm〜50mmとされたグラビアロール
    と、このグラビアロールの表面から余剰塗工剤を塗工を
    施す前に拭取って定量の塗工剤を塗工部へ供給せしめる
    ドクターブレードとを有するグラビア塗工機において、
    前記グラビアロールの前記ドクターブレードより回転方
    向上流側の外周面と、塗工剤供給機構の内周面との間に
    塗工剤を加圧してグラビアロールの彫刻部に充填せしめ
    る狭い塗工剤加圧供給路を形成し、この塗工剤加圧供給
    路の最上流部近傍に供給される塗工剤を一旦貯留してグ
    ラビアロールの軸方向に均一流とさせる塗工剤貯留部を
    前記塗工剤加圧供給路と直接連通するように配設したこ
    とを特徴とするグラビア塗工機。
  2. 【請求項2】塗工剤加圧供給路は、グラビアロールの外
    周面のほぼ下半周部全体に亘る長さに形成されているこ
    とを特徴とする請求項第1項記載のグラビア塗工機。
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