JP2536638Y2 - 低圧分岐装置 - Google Patents

低圧分岐装置

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JP2536638Y2
JP2536638Y2 JP1990040092U JP4009290U JP2536638Y2 JP 2536638 Y2 JP2536638 Y2 JP 2536638Y2 JP 1990040092 U JP1990040092 U JP 1990040092U JP 4009290 U JP4009290 U JP 4009290U JP 2536638 Y2 JP2536638 Y2 JP 2536638Y2
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JP1990040092U
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允 吉田
裕 小林
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、幹線ケーブルを分岐,配線するための低圧
分岐装置に関する。
(考案の技術的背景及びその課題) 近年、低圧配線系統を地中に布設することが多くなっ
てきている。そして、最近では幹線ケーブルが引き込ま
れて布設される管路の間に、縦及び横の寸法が約1mの直
方体形状のハンドホールを配し、このハンドホールに低
圧分岐装置を収納して地中に埋設することが行なわれて
いる。
ところで、従来の低圧分岐装置は、幹線ケーブルの接
続される各相の幹線ケーブル接続部に、各相の分岐ケー
ブル接続部を一対一で接続し、この分岐ケーブル接続部
より分岐(引込)ケーブルを介して需要家に電力を供給
するようにしている。即ち、従来の低圧分岐装置は一つ
の需要家に電力を供給するだけなので、需要家毎にハン
ドホールを用意し、かつ埋設作業を行なう必要があっ
た。
しかし、市街地等ではハンドホールの埋設(設置)が
不能な場合もあるので、複数の需要家に電力を供給する
ことができる低圧分岐装置が望まれる。
従来の低圧分岐装置において、分岐ケーブル接続部よ
り二本の分岐ケーブルを分岐させ、各分岐ケーブルを介
して二つの需要家にそれぞれ電力を供給することも考え
られる。
しかし、このように分岐ケーブル接続部で二つに分岐
すると、一方の需要家で事故が発生して電力の供給を停
止する必要が生じた場合に、分岐ケーブル接続部を幹線
ケーブル接続部より切離すると、他方の需要家への電力
の供給も停止してしまう。
本考案はこのような点を解決するためになされたもの
で、複数の需要家に電力をそれぞれ独立して供給するこ
とができる低圧分岐装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本願考案の低圧分岐装置は、各層の一対の幹線ケーブ
ルが接続される各相毎の一対の幹線相ケーブル接続部
と、各幹線相ケーブル接続部に装着される一対の分岐体
と、一対の分岐体のそれぞれの一方の分岐部分に着脱自
在に装着されて各相の幹線ケーブルを直列的に連結する
幹線連結体と、各分岐体の他方の分岐部分にそれぞれ独
立して着脱自在に装着される一対の分岐相ケーブル接続
部とを備えることを特徴とする。
(作用) 各相毎の一対の幹線相ケーブル接続部は分岐体の一方
の分岐部分に幹線連結体を着脱自在に装着することで相
互に接続され、これにより各相の幹線ケーブルを直列的
に連結することができる。
各分岐体の他方の分岐部分には分岐相ケーブル接続部
がそれぞれ独立して着脱自在に装着されている。
従って、各分岐相ケーブル接続部より分岐ケーブルを
介して複数の需要家に独立して電力を供給することがで
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本考案に係る三相4線式の低圧分
岐装置の平面図と正面図である。
先ず、第2図において、1は幹線U相ケーブル接続部
である。この幹線U相ケーブル接続部1は、第3図に示
すように、一対が一組として平行に立ち上げられて配さ
れている。各幹線U相ケーブル接続部1は、第4図に示
すように、U相幹線ケーブル2の端末がそれぞれ導入,
接続されている筒状の防水カバー3を有している。この
防水カバー3内には、U相幹線ケーブル2の導体2aに圧
縮,固定されている圧縮端子4と、この圧縮端子4より
一体的に上方に伸長する端子連結板4aと、この端子連結
板4aがボルト止めされている端子取付板5とが収納,配
置されている。
一対の幹線U相ケーブル接続部1の一側には、第3図
に示すように、他の一対の幹線V相ケーブル接続部6,
6、幹線W相ケーブル接続部8,8及び幹線N相ケーブル接
続部10,10がこの順で平行に配されている。これらのV,W
及びN相のケーブル接続部6,8,10は上記した幹線U相ケ
ーブル接続部1と同一構造を有し、それぞれV相,W相及
びN相の幹線ケーブル7,9,11が導入,接続されている。
各相の幹線ケーブル2,7,9,11の上端は、第2図に示す
ように、クリート12にて固定され、各クリート12は支持
体13の下部にL型鋼14を介して固定的に取付けられてい
る。支持体13の上端には、第1図及び第2図に示すよう
に固定板15が取付けられている。この固定板15上には、
各相の一対の幹線相ケーブル接続部1,6,8,10の上方にそ
れぞれ位置決めされている8個のT型分岐体16が配設さ
れている。これらの分岐体16は押え板17,17により固定
板15に押し付け、固定されている。各分岐体16は、第5
図に示すように、下端が固定板15を貫通して幹線側の接
続部1等の防水カバー3に嵌入されている防水ケース18
と、この防水ケース18内に配されている略十字形の導体
19とを備えている。導体19の上端には分岐部分16bに位
置する円筒形のプラグ受金具20が一体的に形成され、又
導体19の横方向に伸長する導体部19aの先端には、第6
図に示すように他のプラグ受金具21が形成されている。
そして、各相の一対の幹線相ケーブル接続部に接続され
ている一対の分岐体16,16には、幹線連結体22が着脱自
在に装着されている。この幹線連結体22は、第6図に示
すように、各分岐体16の一方の分岐部分16aに嵌合され
る絶縁ケース部23,23と、各絶縁ケース部23に同軸的に
配されているプラグ24と、各プラグ24の基部を支持する
開閉操作ボス26と、プラグ24相互を連結する導体棒25と
から成る。従って、各分岐体16の分岐部分16aに絶縁ケ
ース部23,23を嵌合すると、プラグ24,24がプラグ受金具
21,21に嵌入するので、U,V,W及びN相の各一対の幹線ケ
ーブルを各相毎に直列的に連結することができる。
U相及びV相を分岐する各一対の分岐体16の他方の分
岐部分16bには、第1図乃至第3図に示すように、分岐
U相ケーブル接続部27,27と、分岐V相ケーブル接続部2
8,28とがそれぞれ着脱自在に装着されている。これらの
分岐相ケーブル接続部27,28は、第4図及び第5図に示
すように、プラグイン部29を有し、プラグイン部29は分
岐部分16bに嵌合される本体筒30と、本体筒30に同軸的
に配されてプラグ受金具20に着脱可能に嵌入されている
プラグ31と、プラグ31を支持する導通金具32とから成
る。また、分岐相ケーブル接続部27,28は、本体筒30の
横方向の開口に嵌合されている透過性のヒューズカバー
33と、このヒューズカバー33の先端に嵌合されている防
水カバー34とを有し、ヒューズカバー33内には、第4図
に示すように、導通金具32のフランジ部に固着されてい
るヒューズ取付板35と、このヒューズ取付板35にヒュー
ズプロテクター36を介して一端がボルト止めされている
限流ヒューズ37とが収納されている。また、防水カバー
34内には限流ヒューズ37の他端が連接板39を介してボル
ト止めされている圧縮端子38が収納され、圧縮端子38に
は分岐ケーブル40の導体が圧縮,接続されている。
再び、第1図及び第3図において、N相を分岐する各
一対の分岐体16の他方の分岐部分16bには分岐N相ケー
ブル接続部41がそれぞれ着脱自在に装着されている。こ
れらの分岐N相ケーブル接続部41は、第7図に示すよう
に、上記したと同一構造のプラグイン部29と、このプラ
グイン部29に嵌入されている防水筒42と、防水筒42に嵌
合されている防水カバー43とを備え、導通金具32に固着
されている接続板44に端子取付板45の一端がボルト止め
され、端子取付板45の他端に圧縮端子38の連接板39が嵌
合されている。圧縮端子38には他の分岐ケーブル46の導
体が圧縮,接続されている。
尚、第1図及び第2図に示すように、U相,V相及びN
相の各分岐相ケーブル接続部27,28,41のプラグイン部29
は引抜防止金具47の当接で引き抜きが防止され、この金
具47の両端は固定板15にボルト止めされている。また、
各幹線連結体22は他の引抜防止金具48にて押圧され、こ
の金具48の両端は固定機構53を介して固定板15に固定さ
れている。更に、各分岐ケーブル40,46は支持金具49に
支持されてその上の引込用クリート50にて固定されてい
る。支持金具49の両端は固定金具51,51により二点鎖線
で示すハンドホール52の内壁に固定されている。
以上の構成を有する本考案の低圧分岐装置において、
一方のU相,V相及びN相の分岐ケーブル40,40,46は一方
の需要家に引き込まれ、他方のU相,V相及びN相の分岐
ケーブル40,40,46は他方の需要家に引き込まれる。そし
て、一方の需要家に事故等が生じた場合には対応するU
相,V相及びN相の分岐ケーブルが接続されているU相,V
相,N相の一方の分岐相ケーブル接続部27,28,41を各分岐
体16より引き抜き、電力の供給を停止する。従って、他
方のU相,V相,N相の分岐相ケーブル接続部27,28,41をそ
のままの状態に保持できるので、他方の需要家への電力
の供給を続けることができる。
尚、分岐体16を三分岐して各相の分岐相ケーブル接続
部を更に独立して装着すると、三つの需要家に電力を独
立して供給できるのは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、各相毎の一対
の幹線相ケーブル接続部に分岐体を取付け、分岐体の一
方の分岐部分に幹線連結体を着脱自在に装着して各相の
幹線ケーブルを直列的に連結すると共に、分岐体の他方
の分岐部分に分岐相ケーブル接続部をそれぞれ独立して
着脱自在に装着するようにしたので、複数の需要家に独
立して電力を供給することができる低圧分岐装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る低圧分岐装置の平面図
と正面図、第3図は同装置の一部を省略して示す側面
図、第4図は同装置の要部を破断して示す図、第5図は
同装置の一部の拡大断面図、第6図は本考案に係る幹線
連結体と分岐体との関係を一部断面して示す平面図、第
7図は同装置の一部を破断して示す図である。 1,6,8,10……各相の幹線相ケーブル接続部、16……分岐
体、22……幹線連結体、27,28,41……各相の分岐相ケー
ブル接続部、40,46……分岐ケーブル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各相の一対の幹線ケーブルが接続される各
    相毎の一対の幹線相ケーブル接続部と、該各幹線相ケー
    ブル接続部に装着される一対の分岐体と、該一対の分岐
    体に設けられる一方の分岐部分に着脱自在に装着されて
    前記一対の幹線ケーブルを直列的に連結する幹線連結体
    と、前記各分岐体の他方の分岐部分にそれぞれ独立して
    着脱自在に装着される一対の分岐相ケーブル接続部とを
    備えることを特徴とする低圧分岐装置。
JP1990040092U 1990-04-13 1990-04-13 低圧分岐装置 Expired - Lifetime JP2536638Y2 (ja)

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JP1990040092U JP2536638Y2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 低圧分岐装置

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JP1990040092U JP2536638Y2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 低圧分岐装置

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JPH04136U JPH04136U (ja) 1992-01-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596622Y2 (ja) * 1973-08-10 1984-02-29 昭和電線電纜株式会社 ブンキコネクタ
JPS649417U (ja) * 1987-07-06 1989-01-19

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JPH04136U (ja) 1992-01-06

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