JP2536601B2 - 連続溶解注湯炉 - Google Patents

連続溶解注湯炉

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JP2536601B2
JP2536601B2 JP63220705A JP22070588A JP2536601B2 JP 2536601 B2 JP2536601 B2 JP 2536601B2 JP 63220705 A JP63220705 A JP 63220705A JP 22070588 A JP22070588 A JP 22070588A JP 2536601 B2 JP2536601 B2 JP 2536601B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、冷材を誘導加熱して溶解し、得られる溶
湯を小口に切出して連続的に、例えば鋳造装置等に注湯
する連続溶解注湯炉に関する。
〔従来の技術〕
金属溶湯を出湯する溶解炉又は注湯炉には、特公昭61
−43153号に示される加圧式注湯炉、特開昭62−190691
号に示される傾動式のるつぼ炉、実開昭62−76895号に
示されるストッパ式のるつぼ炉等がある。
前記の加圧式注湯炉は予め溶解した溶湯を外部から受
湯する貯湯室に誘導加熱用のインダクタを設けて溶湯を
注湯に適した温度に昇温又は保温し、密閉した貯湯室の
上部に気体圧を印加し、貯湯室の底部から立上る導通路
の先端のノズルから制御された量の溶湯を小口に切出し
て注湯する。
前記の傾動式のるつぼ炉はるつぼの外周に誘導加熱コ
イルを設け、インゴット等の冷材をるつぼに投入して溶
解した後に、るつぼを傾けることによってるつぼの上部
の樋状の出湯口から必要量の溶湯を出湯する。
前記のストッパ式のるつぼ炉は誘導加熱コイルを外周
に設けたるつぼの炉底部にノズルを設け、このノズルを
開閉して必要量の溶湯を出湯する。このるつぼ炉には冷
材から溶解して出湯するもの、予め溶解した溶湯を外部
から受湯して自からは溶湯を保温し、専ら注湯のために
働くもの等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来の技術において、加圧式注湯炉は注湯量の
制御が容易であって、例えば鋳型等に小口に切出して連
続して注湯するのには適しているが、密閉した貯湯室で
冷材を溶解することがむずかしく、貯湯室の全量以上を
連続して小口に切出すためには外部で溶解した溶湯を受
湯しなければならない。
また傾動式のものはるつぼを傾けて出湯するために出
湯量の精度が比較的低く、鋳型等への注湯には適しない
ので、そのような用途には前記加圧式注湯炉又はストッ
パ式るつぼ炉を介して注湯せざるを得ない。
そしてストッパ式のものは、冷材からの溶解と注湯量
の制御ができるが、るつぼの全量を注湯後に又は途中で
冷材を投入すると溶解まで又は溶湯温度が注湯に適した
温度に昇温するまで注湯を待たなければならない。
この発明の目的は、インゴット等の冷材を受入れて溶
解するとともに常に注湯に適した溶湯温度を維持し、し
かも注湯量を制御して小口に連続して切出すことのでき
る連続溶解注湯炉を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、外周に昇温用の加熱コイルを備えたるつ
ぼの炉底部にストッパで開閉自在な注湯用のノズルを設
け、外周に溶解用の加熱コイルを備えた樋状の炉体を傾
斜させてその下端を前記るつぼの上部に開口させるもの
である。
〔作用〕
溶解用の加熱コイルを備えた傾斜した炉体の中の金属
は加熱されて固相から液相に変わるときに流動性を得て
傾斜面を流れる。したがってこの炉体からは常に一定温
度の半溶解材が滴り落ち、その流量も大きく変動するこ
となく連続する。そしてそのような一定温度でほぼ一定
流量の溶湯を受湯するるつぼは、理論的には無限時間、
空になることがなく、かつ溶湯温度の維持制御が容易で
溶湯温度も精度が高い。そしてストッパの開閉によりノ
ズルから鋳型等へ正確な注湯量の溶湯を小口に切出して
連続的に注湯する。
〔実施例〕
第1図は実施例の断面図である。るつぼ1の炉底部に
は上下に可動なストッパ2で開閉自在な注湯用のノズル
3が開口している。るつぼ1の外周には昇温用の加熱コ
イル4が設けられ、るつぼ1の中の金属溶湯5を誘導加
熱して、溶湯5を注湯に適した温度に昇温し、保温す
る。
るつぼ1の上部には耐火材からなる円筒状の炉体6が
傾斜して配置され、この炉体6の下端はるつぼ1の上部
に開口している。炉体6の外周には溶解用の加熱コイル
7が設けられ、この加熱コイル7が炉体6の中の金属を
誘導加熱する。炉体6は傾斜しているので、その中の金
属が溶解して半溶融の状態になれば、その半溶融材8は
炉体6の内壁を伝ってるつぼ1に滴り落ちる。
なお炉体6は円筒状に形成すると製作しやすいが、原
理的には樋状でよく、その上部を加熱コイル7に対する
断熱のために炉体とは異る材質の断熱材で覆い全体を筒
状にしてもよい。
前記炉体6の上端の開口には、ビレット等のブロック
状の溶解材料9を予熱するための加熱コイル10を備えた
炉体11が接続されている。炉体11の内部の底近くには図
示しないレールがあって溶解材料9を保持し、図示しな
い搬送手段によって溶解材料9はレール上を炉体6に向
って搬送されながら予備加熱される。
加熱コイル10と炉体11は必須ではなく、前記の溶解用
の加熱コイル7を備えた炉体6に直接に冷材である溶解
材料9を搬送してもよい。この時、加熱コイル7は予熱
の分だけ容量が大きくなる。また炉体6の上端近くには
より多くの未溶融の溶解材料が存在することになるの
で、これらがその自重によって炉体6の斜面を半溶融材
8を乗り越えて落下しないように、炉体6の傾斜各を少
くなめにする。
前記実施例によれば、ストッパ2を上下してノズル3
を開閉し、鋳型等に小口に、制御された量の溶湯を注湯
できる。つるぼ1の容量が大きくなくても常に炉体1か
ら溶湯を受湯するので、るつぼ1が空になることがな
く、長時間、理論的には無限の時間、連続して溶湯を小
口に切出すことができる。特に半溶融材8は材料によっ
て決まる一定の温度を持つので、るつぼ1は定温の溶湯
をほぼ連続的に受湯することになり、るつぼ1内の溶湯
温度を固体材料の投入のように急変させることがない。
したがって、るつぼ1は常に鋳型等への注湯に適した温
度を保つことができて、その点でも小口の切出しを続け
ることができる。同時に加熱コイル4による温度制御も
小幅なものとなり、更に注湯温度の適正維持を容易にす
る。鋳型を変えて必要注湯量を変えたとき又は注湯のタ
クト時間を変えたときにはるつぼ1のノズル3からの注
湯量の時間平均が変化する。この時、炉体6へ搬送され
る溶解材料9の時間当り搬送量を調整するが、これはる
つぼ1内の溶湯5のレベルに基き容易に調整できる。そ
の時、るつぼ1内の溶湯5の量と炉体6内の固体及び半
溶融材8の残量がクッションなり、前記調整は極めて容
易である。
〔発明の効果〕
この発明は、外周に昇温用の加熱コイルを備えたるつ
ぼの炉底部にストッパで開閉自在な注湯用のノズルを設
け、外周に溶解用の加熱コイルを備えた樋状の炉体を傾
斜させてその下端を前記るつぼの上部に開口させるよう
にしたので、一定温度でほぼ一定流量の溶湯が傾斜した
炉体からるつぼに滴下するようになり、インゴット等の
冷材から溶解してるつぼからは常に注湯に適した温度で
正確な量の溶湯を、理論的には無限の時間、小口に切出
して連続的に注湯することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例の断面図である。 1……るつぼ、4,7,10……加熱コイル、6,11……炉体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に昇温用の加熱コイルを備えたるつぼ
    の炉底部にストッパで開閉自在な注湯用のノズルを設
    け、外周に溶解用の加熱コイルを備えた樋状の炉体を傾
    斜させてその下端を前記るつぼの上部に開口させること
    を特徴とする連続溶解注湯炉。
JP63220705A 1988-09-03 1988-09-03 連続溶解注湯炉 Expired - Fee Related JP2536601B2 (ja)

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