JP2536555Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2536555Y2
JP2536555Y2 JP4121691U JP4121691U JP2536555Y2 JP 2536555 Y2 JP2536555 Y2 JP 2536555Y2 JP 4121691 U JP4121691 U JP 4121691U JP 4121691 U JP4121691 U JP 4121691U JP 2536555 Y2 JP2536555 Y2 JP 2536555Y2
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fitting hole
diameter fitting
diameter
tapered surface
joint
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JP4121691U
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Inventor
利樹 有賀
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横浜ハイデックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は各種の産業機械等の圧
力流体ユニットの配管接続に当たり、ホースと機器等と
をワンタッチ式継手として容易、迅速に接続できるよう
にした管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油空圧機械装置においては、その
使用されているバルブ、ポンプ、アクチュエタ等の機器
間をつなぐためにフレキシブルホース・パイプ等が用い
られており、その接続手段として、特に小口径のパイプ
等の場合機器類の配管口等をテーパメスねじ式などのね
じ式接続方法を採用するのが一般的である。
【0003】ところで、上記従来の手段では、配管に当
たって図3に示すようにホース21に管継手22、22
をソケット23を介して加締取付けるとともに、アダプ
タ24を介して機器25、26にねじ式で接続する必要
があった。
【0004】例えば、図4に示すようにコントロールバ
ルブ等の機器25のポート部26にホース21等を取付
けるには、ポート部26にアダプタ24をねじ式で取付
け、このアダプタ24に管継手22をねじ式で螺着し、
接続する必要があった。同様なことが図示しないホース
21の他端部側についてもいえることである。
【0005】ところで上記従来の手段においては、ねじ
式の接続方式が採用されているため使用部品が多く、配
管作業に多くの時間を要するとともに、どうしても接続
個所が多くなるため、接続個所に比例して油漏れ、接続
忘れ等が生じやすく信頼性の低下につながるという問題
があった。また更に機器25、26とホース21との間
にアダプタ24等の使用部品が多いと、狭い個所や幅の
狭い所で取付等を行なうために、各種多くの作業道具を
使用しなければならず、作業性が悪いとともに、取付困
難等スペースの点でも問題があった。
【0006】そこで出願人は、これらの問題解消のため
に、図5に示すようなねじ式接続部27aを有する雌部
材Cの保持筒部27にリングキャップ28を螺着し、リ
ングキャップ28の伸長部29の内面に先すぼまり状の
テーパ面29aを形成し、この伸長部29の内部に、雄
部材Dの先筒部30を挿入できるテーパ面31aを有す
るコッタリング31を配設し、一方、ねじ式接続部32
aを有する雄部材Dの中間筒部32に環状溝33を形成
し、雌部材Cと雄部材Dとを結合した場合に前記環状溝
33に前記コッタリング31を嵌合させるとともに、コ
ッタリング31のテーパ面31aが、雌部材Cのテーパ
面29aに当接するようにした管継手を考案した(実願
昭63−31629号)。
【0007】しかしながら、上記考案においてもねじ式
接続部分である接続部27a、32aやリングキャップ
28が形成されているため、機器等との接続に際し工具
を必要とし、接続部27a等を具備するため狭いスペー
スにおける接続作業がやりにくいという問題があり、ね
じ式接続方式全般にいえるホースのねじれ、特に高圧ホ
ースに障害となるねじれを解消することができないとい
う問題があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記事情に
鑑み、容易迅速に接続ができ、しかも使用部品の減少化
が図られ、作業性が向上するとともに、工具を必要とせ
ず、ホースのねじれ等が生じず、信頼性の向上が図ら
れ、しかも配管スペースの減少が図られる管継手を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、マニホールドやコントロールバルブ等の
機器のポート部と、前記ポート部に挿入接続される継手
とからなり、前記ポート部の内部には機器内部の流路に
連通する小径嵌合孔と、該小径嵌合孔に連続した中径嵌
合孔と、該中径嵌合孔に連続した大径嵌合孔とが形成さ
れ、前記大径嵌合孔内面には挿入口側へ向けて先すぼま
りのテーパ面が形成され、前記大径嵌合孔には前記テー
パ面に対応するテーパ面を有する弾性コッタリングが放
射方向並びに軸方向に移動可能に配設され、前記継手は
先端側の先筒部と、先筒部に続いて形成され前記コッタ
リングを拡縮径、係止する中間筒部と、前記中間筒部に
続いて形成された後筒部とからなる構成としたものであ
る。
【0010】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1はこの管継手を機器に接続した状
態を示す一部断面側面図、図2は接続部分を示す一部断
面要部拡大図である。図中符号1はコントロールバルブ
等の機器Aのポート部である。前記ポート部1は外方へ
突出した筒状に形成されている。前記ポート部1の内部
には機器側の小径嵌合孔2と、該小径嵌合孔2に連続し
た中径嵌合孔3と、該中径嵌合孔3に連続した大径嵌合
孔4とが形成されている。
【0011】前記小径嵌合孔2は後述の継手Bの先筒部
8を挿入嵌合する部分で、前記先筒部8の外径と略同径
に形成されている。また前記中径嵌合孔3は継手Bの中
間筒部9の直筒部9aを嵌入するもので、その内径は前
記直筒部9aの外径に略一致するように形成されてい
る。また中径嵌合孔3の小径嵌合孔2側には、この小径
嵌合孔2側へ向けて先すぼまり状に形成され、継手Bの
中間筒部9のテーパ部9bに略一致するテーパ面3aが
形成されている。また前記大径嵌合孔4は後述の拡径さ
れたコッタリング5を収容できる内径に形成され、この
大径嵌合孔4には中径嵌合孔3の境目から小径嵌合孔2
側へ向けて拡径したテーパ面4aと、ポート部1の挿入
口1a近傍から小径嵌合孔2側へ向けて拡径したテーパ
面4bとが形成されている。
【0012】また前記大径嵌合孔4内には前記弾性コッ
タリング5が配設されている。この弾性コッタリング5
は拡縮できるように一部が切断されて正面視で略C字状
をなし、軸方向の幅が大径嵌合孔4の軸方向長さの略半
分程度に形成されている。またコッタリング5の外周面
は前記大径嵌合孔4のテーパ面4bに略一致するテーパ
面5bに形成され、小径嵌合孔2側の端部は小径嵌合孔
2側へ向けて拡径したテーパ面5aに形成され、その内
径は継手Bの後筒部10の外径に一致するように形成さ
れている。また前記テーパ面5aの下端部周囲には、継
手Bの中間筒部9の直筒部9aの外径と略同径の内径を
有し、直筒部9aの後端面に係止される切欠部5cが形
成されている。またコッタリング5のテーパ面5bの外
周面には周方向に凹溝5dが形成され、この凹溝5dに
はOリング6が配設されている。
【0013】また一方、継手Bは前記ポート部1に嵌
入、接続される継手であって、略筒状体に形成され、そ
の内部には同内径の流体通孔7が形成されている。また
継手Bの結合端側には先筒部8が形成され、この先筒部
8は前記ポート部1の小径嵌合孔2の長さ及び内径と略
同じ長さと外径とを備えているとともに、先筒部8の先
端部外周面には面取り8aが施されている。
【0014】また継手Bには前記先筒部8に続いて中間
筒部9が形成されており、この中間筒部9は直筒部9a
と先筒部8側のテーパ部9bとから形成されている。前
記直筒部9aの外径は前記ポート部1の挿入口1aの内
径及び中径嵌合孔3の内径と略同径に形成され、テーパ
部9bは前記ポート部1の中径嵌合孔3のテーパ面3a
に略一致するように形成されている。
【0015】また前記中間筒部9の後部側には、先筒部
8の外径と略同径の外径を有する後筒部10が形成され
ており、この後筒部10はソケット金具11を介してホ
ース12と接続されている。
【0016】次に上記実施例の管継手の結合接続につい
て説明する。先ずソケット金具11近傍を握り、ポート
部1の挿入口1aから継手Bの先筒部8を挿入する。こ
の場合、先筒部8の面取り8aにより大径嵌合孔4に配
設された弾性コッタリング5が拡径される。更に挿入し
ていくと、継手Bの中間筒部9のテーパ部9bにより弾
性コッタリング5が拡径され、コッタリング5は中間筒
部9の直筒部9a上を摺動し、縮径して直筒部9aの後
端側の後筒部10上に嵌装される。この場合、継手Bの
先筒部8はポート部1の小径嵌合孔2に嵌合されてい
る。この状態で継手Bを引き戻すと、図2に示すように
継手Bの直筒部9aの後端面周囲はコッタリング5の切
欠部5cに係止されるとともに、コッタリング5も引き
戻し方向に移動し、コッタリング5のテーパ面5b及び
Oリング6は大径嵌合孔4のテーパ面4bに緊密に圧接
される。
【0017】また大径嵌合孔4及びコッタリング5に、
それぞれテーパ面4b、5bが形成されているため、く
さび作用が生じ使用時には圧力流体によりコッタリング
5のテーパ面5bが大径嵌合孔4のテーパ面4bに強力
に押付けられ、ポート部1と継手Bとの結合が強固にな
り油漏れ等がなくなる。更にまた上記両テーパ面の強固
な接合と相まって、シール部材にOリング6を使用して
いるので、従来のテーパネジシールやシート面シールに
比べ油漏れ防止等が更に向上する。
【0018】また継手Bを機器A等のポート部1にワン
タッチで直接接続でき、従来使用されていたアダプタ等
が不要となり、使用部品が減少するとともにねじの締付
けが不要となり、しかも接続個所が減少し作業効率が向
上し、かつ接続忘れ等がなくなり、上記油漏れ減少化と
相まって信頼性が向上する。
【0019】また継手Bをポート部1に挿入するだけで
接続でき、継手Bの周方向回動が自由な構造であるた
め、ホース等、特に高圧ホースに悪影響を生じるホース
のねじれが生じず、例えねじれが生じても自然に解消
し、ホースの耐久性の向上が図られる。
【0020】またワンタッチで接続できスパナ等の締付
け工具が不要となるため、ポート部1の間隔を狭くで
き、かつスペースの縮小化、機器等の小型化が図られ
る。
【0021】なお、上記実施例ではポート部1を外方へ
突出した筒状に形成したが、機器A等の外壁内に小径嵌
合孔2、中径嵌合孔3及び大径嵌合孔4を設け、これら
を外壁等に内蔵した構造とすることもできる。また大径
嵌合孔4のテーパ面4aは通常の直立壁状に形成しても
よい。またコッタリング5の切欠部5cを省略すること
もできる。また後筒部10にコッタリング5を係合する
環状溝を設けるようにしてもよい。またコッタリング5
の外周面に凹溝5dを形成し、この凹溝5dにOリング
6を配設するようにしたが、大径嵌合孔4のテーパ面4
bに凹溝を設け、この凹溝にOリング等のシール材を配
設することもできる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る管
継手は、マニホールドやコントロールバルブ等の機器の
ポート部と、前記ポート部に挿入接続される継手とから
なり、前記ポート部の内部には機器内部の流路に連通す
る小径嵌合孔と、該小径嵌合孔に連続した中径嵌合孔
と、該中径嵌合孔に連続した大径嵌合孔とが形成され、
前記大径嵌合孔内面には挿入口側へ向けて先すぼまりの
テーパ面が形成され、前記大径嵌合孔には前記テーパ面
に対応するテーパ面を有する弾性コッタリングが放射方
向並びに軸方向に移動可能に配設され、前記継手は先端
側の先筒部と、先筒部に続いて形成され前記コッタリン
グを拡縮径、係止する中間筒部と、前記中間筒部に続い
て形成された後筒部とからなる構成としたので、ねじ式
で接続する必要がなく、ワンタッチで容易迅速に接続が
できる。しかも使用部品が減少し、接続個所が少ないた
め、工具を必要とせず作業性が向上するとともに、接続
忘れもなくなり、かつホースのねじれ等が生じず、ホー
スの耐久化が向上し、テーパ面どうしのくさび作用によ
る流体漏れ防止と相まって信頼性の向上が図られる。ま
た部品点数が少なく、接続工具も少ないため、狭い個所
でも接続が行なわれるので配管スペースが少なくてす
み、省スペース化が図られるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】管継手を機器に接続した状態を示す一部断面側
面図である。
【図2】接続部分を示す一部断面要部拡大図である。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ポート部 2 小径嵌合孔 3 中径嵌合孔 4 大径嵌合孔 4b テーパ面 5 弾性コッタリング 5b テーパ面 8 先筒部 9 中間筒部 10 後筒部 A 機器 B 継手

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニホールドやコントロールバルブ等の
    機器のポート部と、前記ポート部に挿入接続される継手
    とからなり、前記ポート部の内部には機器内部の流路に
    連通する小径嵌合孔と、該小径嵌合孔に連続した中径嵌
    合孔と、該中8嵌合孔に連続した大径嵌合孔とが形成さ
    れ、前記大径嵌合孔内面には挿入口側へ向けて先すぼま
    りのテーパ面が形成され、前記大径嵌合孔には前記テー
    パ面に対応するテーパ面を有する弾性コッタリングが放
    射方向並びに軸方向に移動可能に配設され、前記継手は
    先端側の先筒部と、先筒部に続いて形成され前記コッタ
    リングを拡縮径、係止する中間筒部と、前記中間筒部に
    続いて形成された後筒部とからなることを特徴とする管
    継手。
JP4121691U 1991-05-08 1991-05-08 管継手 Expired - Lifetime JP2536555Y2 (ja)

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JPH04126088U JPH04126088U (ja) 1992-11-17
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