JP2536501B2 - カ−ド利用車輌運行システム - Google Patents

カ−ド利用車輌運行システム

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JP2536501B2
JP2536501B2 JP61302267A JP30226786A JP2536501B2 JP 2536501 B2 JP2536501 B2 JP 2536501B2 JP 61302267 A JP61302267 A JP 61302267A JP 30226786 A JP30226786 A JP 30226786A JP 2536501 B2 JP2536501 B2 JP 2536501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電車,電気機関車等の車輌を、ICカー
ド,光カード,磁気カード等のカードを利用して運行す
るカード利用車輌運行システムに関する。
〔従来の技術〕
従来の列車,電車等の車輌の運行システムの一例とし
て特公昭58-23274号公報に記載のシステムがあり、該シ
ステムを第22図に示す。同図において、信号機をSG、列
車をTR、軌道をTCとしたとき地上側は信号機SGの現示に
連動し情報を出力する発生子G1,G2…Gmと論理装置LGよ
り構成され、車上側は該発生子G1,G2…Gmからの出力を
受信する車上受信器RE、列車速度検出器VD、該受信器RE
からの情報に応じ、パターンの発生、消去、他パターン
へのシフトを行ない停止現示指示信号機に対応するパタ
ーン上の速度と該速度検出器VDの速度を比較し、必要に
応じブレーキ指令を出力する車上論理装置LC、ブレーキ
制御装置BCとから構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第 図に示す従来システムは速度パターン上の速度
と、電車の実際の速度とを比較し、必要に応じて自動的
にブレーキ制御するものである。処で例えば車輌の運行
種別の変更、(同時車輌を例えば急行から普通へ変
更)、ダイヤ変更に対応して制御の仕方を自動的に変わ
るようにすれば極めて至便であるが、従来はこのような
点については着眼されてない。
また、一方、特急,急行,準急,快速,普通等の運行
種別に応じた運行は、現在運転している車輌の運行種別
を運転士が覚えていて、停車すべき駅に来れば手動でブ
レーキをかけており、従って、運転士が業務変更によっ
て、例えば普通運転から特急運転に、特急運転から急行
運転に変更になったり、或いは他の路線の運転に変更に
なれば、該運転士は自己の運転する車輌の停車駅を新た
に覚え、また相当の訓練をしなければならない。
この発明は、車輌の運行種別の変更に応じて、車輌の
運転士が自己の運転する車輌の停車駅を運転時に覚えて
なくても当該車輌の運行種別に応じて運行できる全く新
しい車輌運行システムを提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための具体的手段〕
この発明による車輌運行システムは、特急,急行等の
特定車輌が停車する特定駅より手前の所定個所に設けら
れ特定信号を発生する特定信号発生装置,各駅停車の普
通車輌が停車する各停駅より手前の所定個所に設けられ
普通信号を発生する普通信号発生装置,上記特定車輌及
び上記普通車輌に設けられ上記特定信号及び普通信号を
受信する受信装置,特定車輌運行及び普通車輌運行の種
別が記憶されたカードが着脱可能に装着されると共に上
記車輌の運転室に設けられたカードリーダ、及び上記カ
ードリーダからの信号に応じて上記車輌の駆動源及びブ
レーキを制御する制御装置を備え、上記カードに記憶さ
れた特定車輌運行あるいは普通車輌運行の種別を上記カ
ードリーダで読みとり、この読み取られた運行種別と、
上記受信装置が受信した特定信号及び普通信号とによ
り、上記カードに記憶された運行種別に応じて上記車輌
が停車該当駅の手前で自動的にブレーキがかけられるよ
うに上記制御装置が作動するカード利用車輌運行システ
ムである。
〔作用〕
この発明に係るカード利用車輌運行システムによれ
ば、特急,急行等の特定車輌の運行及び各駅停車の普通
車輌の運行の種別が記憶された例えばICカード,光カー
ド,磁気カード等の所謂カードを、運転室に設けたカー
ドリーダに着脱可能に装着し、上記カードリーダによっ
て読み取られた上記カードに記憶の車輌運行種別信号に
よって、特定車輌にあっては特定車輌が停車すべき駅に
近づいたことを検出し、普通車輌にあっては普通車輌が
停車すべき駅に近づいたことを検出して、何れの運行種
別の車輌であっても、停車すべき駅の手前でブレーキが
かかるように構成されており、従って、同じ車輌の運行
種別を変える場合には、例えば普通車輌だったものを急
行車輌に変更というように運行種別を変える場合にはカ
ードの記憶内容を普通車輌から急行車輌に書き換えるこ
とにより行なえ、どの路線のどの車輌も総てっカードに
記憶された運行種別に基づいて運行制御でき、何れの路
線の何れの車輌の運転士も、自己の運転する車輌の停車
すべき駅名を覚えておく必要が無くなり、更に運転士の
錯覚による誤運行も予防できる。
〔発明の実施例〕
以下この発明の種々の実施例について説明する。第1
図〜第4図はこの発明の一実施例を示す図で、第1図
は、車輌運行システムのブロック図,第2図は同システ
ムの、停車駅近傍の配置構成図,第3図はカードをカー
ドリーダに装着した状態を示す配置構成図,第4図は動
作フローを構成と併せて示す構成・動作フローチャート
である。先ず、第1図〜第3図において、(1)は電
車,ディーゼル車,列車,客車,貨物車牽引用機関車,
路面電車,その他、所謂一般に言われている車輌で、第
2図では電車を例示してある。(2)は上記車輌の運転
室,(3)はパンタグラフ,(4)は架線,(5)は運
転室のドア,(6)は乗客用のドア,(7A)は特急,急
行,準急,快速,新快速,等々の特定車輌が停車する特
定駅、(7B)はこの特定駅(7A)の手前にあり各駅停車
の普通車輌が停定駅、(81)(82)…(8n)はICカード,光
カード,磁気カード等の所謂一般に言われているカード
で、特定の駅にのみ停車する特急,急行,準急,快速,
新快速,等々の特定車輌運行種別,各駅停車の普通車輌
の運行種別が記憶されている。(9)は2枚のカード(8
1)(82)が着脱可能に装着されるカードリーダで、上記運
転室(2)に設けられている。(10)は特定駅(7A)よ
り手前の所定個所に設けられた特定信号発生装置で、上
記特急等の特定車輌に停車すべき特定駅(7A)に近づい
たことを知らせる特定信号SDを常時発生する。(11)は
各駅停車の普通車輌に停車すべき駅(特定駅(7A),各
停駅(7B))に近づいたことを知らせる普通信号SN(上
記特定信号とは例えば周波数,パルス幅,等が異なる)
を常時発生する普通信号発生装置で、特定駅(7A)、各
停駅(7B)より手前の所定個所に設けられている。な
お、この普通信号発生装置(11)は第2図では特定駅
(7A)のもののみ示し、各停駅(7B)より手前のものは
図示してない。(121)(122)…(12n)はブレーキ信号発
生装置で、n回に分けて徐々にブレーキが作動するよう
にn個設けられている。なお上記各信号発生装置(10)
(11)(121)(122)…(12n)は何れも地上側に設けられ
ており、例えば、線路敷上に直に設けてもよく、また線
路敷に立設されたポールやその他地上側の固定物(例え
ば駅の建物等)に直に或いはポールや腕木等を介して取
り付けてもよい。(13)は車輌(1)上の運転室(2)
に設けられた受信装置で、上記特急等の特定車輌に設け
られた受信装置は、カードリーダ(9)がカード(81)(8
2)から読み取った特定車輌信号SDCによって上記特定信
号発生装置(10)からの特定信号SDを受信した場合にの
み出力信号SSを発生するように制御され(例えばフィル
タ特性切換え)上記ブレーキ信号発生装置(121)(122)…
(12n)からのブレーキ信号SBを受信してその対応出力
信号Sb1,Sb2…SB12を発生し、上記各駅停車の普通車輌
に設けられた受信装置は、カードリーダ(9)がカード
(81)(82)から読み取った普通車輌信号SNCによって上記
特定信号発生装置(10)からの特定信号SD及び上記普通
信号発生装置(11)からの普通信号SNの何れを受信して
も出力信号SSを発生するように制御され(例えばフィル
タ特性切換え)上記ブレーキ信号発生装置(121)(122)…
(12n)からのブレーキ信号を受信してその対応出力信
号Sb1,Sb2…Sb12を発生する。(14)は車輌(1)を停
車する時に作動させられるブレーキ,(15)は車輌
(1)を走行させる車輌駆動源で、例えば直流モータ,
交流モータ,リニアモータ,ディーゼル機関等の内燃機
関,等々、一般的に乗物,車輌と称されているものの駆
動,走行を司る。(16)は上記特急,急行,準急,快
速,新快速,普通,等の車輌運行種別を表示する運行種
別表示部で、車輌(1)の天井近くの側壁に外部(例え
ばプラットホーム)から見えるように取り付けられてい
る。(17)は車輌(1)の行先(通常は終点)を表示す
る行先表示部で、車輌(1)の天井近くの側壁に外部か
ら見えるように取り付けられている。(18)は制御回路
で、上記カードリーダ(9)からの制御指令信号SCに基
づいて上記ブレーキ(14),車輌駆動源(15),運行種
別表示部(16),行先表示部(17)を所期の動作をすべ
く制御するものであって、車輌(1)上に設けられてい
る。(19)は集中管理制御装置で、大容量のメモリ(1
91)、CPU(192)、入出力回路(193)、カード挿入部(194)、
キー操作部(195)、及びディスプレイ(196)を備えてお
り、ダイヤ改正内容及び改正日、路線変更内容,車輌運
行種別変更内容,行先変更内容,車輌ナンバ,運転士ナ
ンバ等をキー操作部(195)によって夫々登録すると共
に、車輌毎のカード(81)(82),(83)(84),…(8n-1)(8n)
に夫々に対応した上記登録内容をキー操作部(195)によ
ってストアするものである。なお、上記各カード(81)(8
2)(83)(84)…(8n-2)(8n-1)(8n)はその代表番号(8)で
第3図に示してあるように、何れも同じ構成となってい
て、例えばE2PROM等のメモリ(801),CPU(802),入出力回
路(803),リーダライタ(9)との接続端子(接触形,
非接触形,電磁結合形,光結形,磁気結合形の何れでも
よい)(804),カード電源となる太陽電池(805),車輌ナ
ンバ・車輌運行種別・車輌行先・当該車輌の発車時刻・
停車すべき駅名等々の表示部(806)とを有しており、何
れも、リーダライタ(9)へ着脱可能に装着した状態に
おいて太陽電池(805)及び表示部(806)がリーダライタ
(9)外に露出するようにしてあり、太陽電池(805)は
運転室(2)における車窓外からの太陽光からの採光や
運転室(2)内の照明光からの採光をし、表示部(806)
はメモリ(801)に記憶された内容を運転士が目視により
見ることができるようにしてある。
次に第4図及び第5図に示す構成・動作フローチャー
トにより、動作・作用の説明をする。
先ず、運転士が出勤し、自己の運転すべき車輌を運転
し始める場合について、第4図(イ)によって説明す
る。
運転士は所轄の駅に出勤して、集中管理制御装置(1
9)におけるキー操作部(195)を操作して自分の運転士ナ
ンバをインプットする(ステップ(20))。このインプ
ットにより入出力回路(193)を介して、CPU(192),メモ
リ(191)入出力回路(193)によって自己が当日運転すべき
車輌に相当するカード(例えば(81)(82)の表示部(806)
が運転士ナンバ,車輌ナンバ,路線,車輌運行種別,番
線(プラットホームナンバ),発車時刻,等々を点滅表
示(ステップ(21))し、自己が必要なカード、例えば
(81)(82)がどれであるか運転士が自ら識別して該当カー
ド、例えば(81)(82)をカード挿入部(194)から抜き取
る。なお、運転士ナンバ及び出勤キー(図示せず)をイ
ンプットすることによって、インプットした時刻つまり
出勤時刻が集中管理制御装置(19)のメモリ(191)及び
カード(81)(82)のメモリ(801)にストアされる。次い
で、運転士は自己が運転すべき車輌(1)に乗り、運転
室(2)内のカードリーダ(9)にカード(81)(82)を挿
入する(ステップ(22))。次に運転士は自己の運転士
ナンバをカードリーダ(9)にそのキー操作部(図示せ
ず)によってインプットし、このインプットした運転士
ナンバとカード(81)(82)にストアされた運転士ナンバと
が一致しているかどうかをカードリーダ(9)が判断
(ステップ(24))する。またこれを併行して両カード
(81)(82)の内容が同じか否かの判断もカードリーダ
(9)によって判断される(ステップ(25))。ステッ
プ(24)において、上記両運転士ナンバが同じであり、
しかも両カード(81)(82)の内容が同一である場合にAND
要素(29)が出力し、運転室(2)内の運行制御盤(図
示せず)がスタンバイし、運行種別表示部(16)に当該
車輌の運行種別、例えば上記特急,急行…普通の表示が
制御回路(18)の出力SDCLによって表示されると共に、
行先表示部(17)に当該車輌の行先が表示される。次い
で、発車時刻になれば、カード(81)(82)に記憶された発
車時刻信号に基づいてカードリーダ(9)が発車時刻報
知ブザー(図示せず)を作動させ、このブザーの作動に
応じて運転士が上記運行制御盤(図示せず)の発車操作
子(図示せず)を操作(ステップ(32))し、車輌駆動
源(15)が制御回路(18)の出力によって作動する。運
転士は当該車輌の運転任務が終ると、集中管理制御装置
(19)のカード挿入部(194)にカード(81)(82)を挿入
し、再度運転士ナンバと任務終了のキーを押せば、任務
終了及び任務終了時刻が集中管理制御装置(19)のメモ
リ(191)及び両カード(81)(82)の各メモリ(801)にストア
される。その次に別の運転士が運転した場合には、上記
同様当該別の運転士の出勤時刻,任務終了,及び任務終
了時刻が上記両メモリ(191)(801)にストアされる(つま
り運行日誌がストアされる)と共に上述の操作及び作動
が行なわれる。次に、上記ステップ(24)において、カ
ード内運転士ナンバと、運転士が運転室(2)内でカー
ドリーダ(9)にインプットした運転士ナンバとが不一
致の場合、或いは両カード(81)(82)の内容が不一致の場
合(両カードが間違ってペアをなさない他のカードが挿
入されたり、或いは両カード(81)(82)中の一方のカー
ド,例えばカード(81)が故障した場合等)には、運転室
(2)内及び集中管理制御装置(19)の何れかの警報ブ
ザー(図示せず)が作動すると共に、運転室(2)内及
び集中管理制御装置(19)のディスプレイ(806)(196)が
警報内容(例えば運転士ナンバ相違,カード(81)(82)内
容相違,等々)を表示する。つまり、不本意あるいは不
適正な車輌(1)運行がなされないように、またカード
(81)又は(82)の故障によって車輌(1)が誤った運行を
しないように工夫してある。
次に停車時の作動について第4図(ロ)(ハ)によっ
て説明する。
先ず最初に運転士が上記特急,急行,…等の特定車輌
(1)の運転をしている場合において、特定駅(7A)に
停車する場合の動作について第4図(ロ)によって説明
する。当該特定車輌(1)が、特定駅(7A)より所定距
離手前の所定個所に位置する特定信号発生装置(10)に
さしかかると、当該特定車輌(1)の運転室(2)の受
信装置(13)が該特定信号発生装置(10)の出力信号
(SD)を受信して、カードリーダ(9)からの信号SDC
によって特定車輌信号(SD)が否かを判断(ステップ
(36))し、(SD)信号であれば、つまり「YES」であ
れば信号(SS)を出力して制御回路(18),ブレーキ
(14)を何時でも作動できるスタンバイ状態にさせる。
次にこのスタンバイ状態において、ブレーキ信号発生装
置(121)(122)…(12n)からブレーキ信号(SB)を受信
装置(13)か当該車輌(1)の進行に伴って間欠的に入
力(ステップ(37))すれば、該入力がある毎に、Sb1,
Sb2,…Sbnと順次間欠的に出力し(ステップ(38))、
この間欠的出力に応じてカードリーダ(9)はその対応
信号(SC)を発生(ステップ(39))し、この(SC)信
号によって制御回路(18)が(SBC)信号を出力し、ブ
レーキ(14)はこの信号(SBC)を入力して間欠的に段
階的に作動して、当該車輌(1)に間欠的に段階的に徐
々にブレーキをかけ(ステップ(41))、特定駅(7A)
構内の停車すべき位置に当該車輌(1)が停車する(ス
テップ(42))。次に、受信装置(13)が特定信号(S
D)を受信せずに普通信号(SN)のみを受信した場合に
は、受信装置(13)内でフィルタ(図示せず)によって
受信信号が特定信号(SD)か否か判断されて「NO」とな
り(ステップ(36))、受信装置(13)はブレーキ信号
発生装置(121)(122)…(12n)から(SB)信号を受信し
ても、(SS),(Sb1),(Sb2)及びブレーキ(14)は上記
スタンバイ状態にならないと共に、ブレーキ(14)は作
動しない。なお、両カード(81)(82)の内容が不一致の場
合は、選択的に上記集中管理制御装置(19)から直接信
号(DS)を入力して、上述と同様の作動をするようにな
っている。
次に、運転士が自己の任務に応じて車輌(1)を普通
車輌として運行する場合について説明すると、当該運転
士のカードを上述と同様にして運転室(2)内のカード
リーダ(9)に当該運転士のカード(181)(182)をカード
挿入し、上記第4図(イ)のフローチャートと全く同様
の動作をすると共に、地上側信号発生装置(10)(11)
から特定信号(SD)及び普通信号(SN)の少なくとも一
方が発生(ステップ(44))すれば、受信装置(13)内
で特定信号(SD)か或いは普通信号(SN)であるかORの
判断(ステップ(45))をし、何れかの信号(SD)or
(SN)を受信すれば、つまり「YES」であれば(ステッ
プ(45))、上述の第4図(ロ)のフローと同様に、ス
テップ(46)、ステップ(47)、…ステップ(50)と進
み、第4図(ロ)と同じブレーキ制御モードでブレーキ
(14)が間欠的に差動し、ステップ(51)で示すよう
に、車輌(1)が特定駅(7A)、各停駅(7B)の何れの
駅でもその所定位置に自動的に停車する。
次に、ダイヤ改正内容及び改正日,路線変更内容,車
輌運行種別変更内容,行先変更内容,車輌ナンバ,運転
士ナンバ,等々を両メモリ例えば(191)(801)(802)にス
トアする場合について、第4図(ニ)(ホ)(ヘ)の構
成・動作フローに従って説明する。
先ずダイヤ改正に当っては、第4図(ニ)に示すよう
に、集中管理制御装置(19)におけるキー操作部(195)
のダイヤ改正キーを操作し、次いでダイヤ改正すべき路
線をキー操作により指定する(ステップ(53))。次
に、該指定路線の運行本数を例えば120本/日→100本/
日に本数減少指定する。この本数減少指定により、従来
の登録済ダイヤにおける各車輌の時間的運行間隔を、メ
モリ(191)内の所定プログラムに沿ってCPU(192)により
自動演算(ステップ(55))し、次いで上記100本/日
の夫々につき車輌指定を自動演算(ステップ(56))し
て、余分となった車輌(120−10020本)については空
車輌として、空車輌登録ゾーン(図示せず)に登録する
ことによって、該空車輌を他の路線に向けることができ
るように、他の路線からの車輌指定があるまで待期状態
となる。この状態において、キー操作部(195)の新ダイ
ヤ確認キーを操作すれば、上述の120本→100本に減少の
新ダイヤ及び指定された車輌がディスプレイ(196)に表
示される。この表示を見て、例えば、朝・夕のラッシュ
時の運行モードを従来と変える必要がある際は、キー操
作部(195)の修正キーを操作してダイヤ・車輌ナンバ
等、変更したいダイヤ・車輌となるようにキーを操作す
れば、該操作に応じて一部修正される(ステップ(5
8))。もう一度、上記確認キーを操作すれば上記修正
が加えられた新ダイヤ・指定車輌がディスプレイ(196)
に再度表示される(ステップ(59))。次に、各運転士
の運転予定(計画)に沿って、上記新ダイヤにおける各
車輌に対して運転士ナンバをキー操作によりインプット
すれば、メモリ(191)に各車輌毎の運転士ナンバが登録
される(ステップ(60))。この登録後に、キー操作部
(195)の転送キーを操作すればメモリ(191)内のデータ
が、対応カード(81)(82)(83)…(8n-2)(8n-1)(8n)の夫々
に車輌ナンバをアドレスとして転送される(ステップ
(61))。この各カード(81)(82)…(8n)への転送が終
了しても、集中管理制御装置(19)内のメモリ(191)に
は各データは残っており、自動的に消去されることはな
く、所定のキー操作によって初めてメモリ(191)内デー
タが消去されるようになっている。
次に本数を変えることなく或る車輌の運行種別を変え
る場合、例えば特急→急行に変更、快速→普通に変更
等、は第4図(ホ)に示すように、先ずキー操作部(1
95)をキー操作して路線指定(ステップ(62))し、次
いで車輌ナンバをキー指定(ステップ(63))する。次
にキー操作によって新たな車輌運行種別をインプットし
て当該指定車輌に新たな運行種別をキー指定(ステップ
(64))すれば、集中管理制御装置(19)のメモリ(1
91)に、上記指定路線における上記指定車輌に運行種別
を新たに指定したデータがストアされる。このストア内
容を確認する場合には、キー操作部(195)の確認キーを
押せばディスプレイ(196)に該ストア内容が表示され
(ステップ(65))、カード(81)(82)…(8n)への転送
キーを押せば、当該車輌ナンバに対応するカード、例え
ば(81)(82)に、上記メモリ(191)にストアされた運行種
別データが転送される(ステップ(66))と共に、該メ
モリ(191)も当該運行種別データをストアした状態を維
持する。
次に、本数も、車輌運行種別も変えることなく、車輌
行先を変える場合、例えば三の宮→神戸に変更,兵庫→
兵庫経由和田岬に変更等、は第4図(ヘ)に示すよう
に、先ずキー操作部(195)をキー操作して路線指定(ス
テップ(67))し、次いて車輌ナンバをキー指定(ステ
ップ(68))する。次にキー操作によって新たな車輌行
先をインプットして当該指定車輌に新たな車輌行先をキ
ー指定(ステップ(69))すれば、集中管理制御装置
(19)のメモリ(191)に、上記指定路線における上記指
定車輌に車輌行先を新たに指定したデータがストアされ
る。このストア内容を確認する場合には、キー操作部(1
95)の確認キーを押せばディスプレイ(196)に該ストア内
容が表示され(ステップ(70))、カード(81)(82)…
(8n)への転送キーを押せば、当該車輌ナンバに対応す
るカード、例えば(81)(82)に、上記メモリ(191)にスト
アされた運行種別データが転送される(ステップ(7
1))と共に、該メモリ(191)も当該車輌行先データをス
トアした状態を維持する。
なお、ダイヤ改正による車輌本数変更、車輌運行種別
変更、及び車輌行先変更の総てを行なう場合には、上述
の第4図(ニ)(ホ)(ヘ)の各フローによる操作を総
て行なえばよい。
また、上記実施例(第1図,第2図,第4図(ロ)
(ハ)においては多数のブレーキ信号発生装置(121)(12
2)…(12n)からのブレーキ信号SB、つまり受信装置(1
3)の出力信号Sb1,Sb2,…Sbnによってブレーキが段階
的に徐々に作動して車輌(1)が所定位置に停車するシ
ステムについて例示したが、特定信号発生装置(10)、
普通信号発生装置(11)から停車すべき駅(7A)までの
距離を所定の距離11としてカード(81)(82)内メモリ或い
はカードリーダ(9)内メモリにストアしておけば、上
記特定あるいは普通信号発生装置(10)(11)からの信
号SD,SNを受信装置(13)が受信してから作動する車上
走行メータの測定距離12が上記所定距離11に達すれば車
輌(1)が停車するように走行速度との関係においてブ
レーキ(14)を制御(例えば11-12の減算値に車輌速度
に比例するように制)してもよい。又、所定距離11が決
っておれば、当該距離11に対する停車までの理想時間が
定まるので、この理想時間と車輌速度との停車までの関
数関係を求めて該関数を減速パターンとして、上記信号
発生装置(10)(11)からの信号SD,SN受信からブレー
キ(14)を制御するようにしてもよく、更に発展して、
発車から定速運転まで、及び定速運転の期間も含めて、
つまり発車から停車までの全運転モードを予め関数とし
て求めておいて該全運転モードに沿って車輌駆動源(1
5)及びブレーキ(14)を制御してもよく、前者及び後
者の何れも、運転モードをカード(81)(82)のメモリ或い
はカードリーダ(9)のメモリにストアしておき、信号
発生装置(10)(11)からの信号SD,SNを受信、つまり
受信装置(13)の出力信号SSを受信、したことを条件に
或いは車輌(1)が発車し始めたことを条件にしてカー
ドリーダ(9)出力SCにより制御回路(18)を制御すれ
ばよい。
第5図及び第6図はその発明の一実施例を示す図で、
第5図は車輌運行システムのブロック図、第6図(イ)
は特急,急行,準急,快速,新快速,等々の特定車輌
(1)の運転室(2)の下側部最先端部に特定信号発生
装置(10A)を設けた例を示しており、特定車輌が停車
すべき各特定駅から所定距離手前の線路(72)近傍に、
つまり所定位置(第2図における特定信号発生装置(1
0)を設けてある位置)に、線路(72)に沿って所定長
さに亘って敷設された特定信号反射装置(10B)によ
り、特定信号発生装置(10A)が発生した特定信号SDAを
反射し、この反射特定信号SDを受信装置(13)が受信
し、この受信された反射特定信号は該特定信号のみを通
す特定信号フィルタ(73)を通してカードリーダ(9)
に信号SSとして供給されるように構成されている。なお
矢印は車輌進行方向を示す。第6図(ロ)は各駅に停車
する普通車輌(1)の下側部最先端部に普通信号発生装
置(11A)を設けた例を示しており、普通車輌が停車す
る各各停駅から所定距離手前の線路(72)近傍(第2図
における普通信号発生装置(11)を設けてある位置)
に、つまり所定位置に、線路(72)に沿って所定長さに
亘って敷設された普通信号反射装置(11B)により、普
通信号発生装置(11A)が発生した普通信号SNAを反射
し、この反射普通信号SNを受信装置(13)が受信し、こ
の受信された反射普通信号は該普通信号のみを通す普通
信号フィルタ(74)を通してカードリーダ(9)に信号
SSとして供給されるように構成されている。なお、第5
図において、特定信号発生装置(10A)を実線で示して
あるのは特急等の特定車輌の場合であり、運行種別とし
て特定車輌をストアしたカード(81)(82)からカードリー
ダ(9)がSDC信号を読み出し、その出力SDSにより特定
信号発生装置(10A)を作動させ、該発生装置(10A)は
連続的に例えば所定周波数,パルス幅,デューティのパ
ルス信号SDAを発生する。カード(81)(82)が運行種別と
して普通車輌をストアしているものであれば、カードリ
ーダ(9)がSNC信号を読み出し、その出力SNSにより普
通信号発生装置(11A)を作動させ、該発生装置(11A)
は上記特定信号発生装置(10A)とは例えば周波数、パ
ルス幅,デューティが異なる他のパルス信号SNAを連続
的に発生する。また、特定信号反射装置(10B),及び
普通信号反射装置(11B)は、ノイズ(通常は極く短時
間)の影響を無くするために、線路(72)に沿って所定
長さに亘って延在しており、受信装置(13)は所定時間
に亘って反射信号SD,SNを連続的に受信することによっ
て初めてその出力信号SSをカードリーダ(9)に供給
し、この信号SSにより雨後のブレーキ信号Sb1,Sb2,…S
bnが機能するようにしてある。なお、第5図及び第6図
において上述した以外の部分は第1図及び第2図と全く
同じであるので説明は省略してある。また、第6図
(イ)(ロ)においては、第2図と異なる部分を説明す
る図であり、従って、第6図(イ)(ロ)に図示省略し
てあるが第2図と同じものが設けられている。
第5図及び第6図の実施例における制動時の動作・作
用は第7図に示してある。第7図(イ)は運転士が出勤
し、自己の運転すべき車輌を運転し始める場合の操作・
動作を示し、第7図(ロ)は特定車輌の場合であり、特
定車輌(1)(第6図(イ))の特定信号発生装置(10
A)は、常時、あるいは所定距離(又は所定時間)走行
して特定信号反射装置(10B)の近傍に近づいた時に特
定信号SDAを発生(ステップ(75))し、この特定信号S
DAは特定信号反射装置(10B)で反射され、この反射特
定信号SDは受信装置(13)によって受信され(ステップ
(76))、特定信号SDAの反射特定信号SDのみを通すフ
ィルタ(73)によって受信信号が反射特定信号SDか否か
判別され(ステップ(36))、「NO」の場合はステップ
(43)へ、「YES」の場合はステップ(37)→ステップ
(38)→…→ステップ(42)と順次作動する。ステップ
(37)〜ステップ(43)は、上述の第4図(ロ)と同じ
故、説明は省略する。第7図(ハ)は普通車輌の場合で
あり、普通車輌(1)(第6図(ロ))の普通信号発生
装置(11A)は、常時、あるいは所定距離(又は所定時
間)走行して普通信号反射装置(11B)の近傍に近づい
た時に普通信号SNAを発生(ステップ(77))し、この
普通信号SNAは普通信号反射装置(11B)で反射され、こ
の反射普通信号SNは受信装置(13)によって受信され
(ステップ(78))、普通信号SNAの反射普通信号SNの
みを通すフィルタ(74)によって受信信号が反射普通信
号SNか否か判別され(ステップ(36))、「NO」の場合
はステップ(52)へ、「YES」の場合はステップ(46)
→ステップ(47)→…→ステップ(51)と順次作動す
る。ステップ(46)〜ステップ(52)は、上述の第4図
(ハ)と同じ故、説明は省略する。第7図(イ)も第4
図(イ)と同じ故説明は省略する。ダイヤ改正、車輌運
行種別表示、車輌行先表示についても第4図(ニ)
(ホ)(ヘ)と同じ故、図示及び説明は省略する。
なお、上記実施例(第5図,第6図,及び第7図)に
おいては第2図に示すように、多数のブレーキ信号発生
装置(121)(122)…(12n)からのブレーキ信号SB、つま
り受信装置(13)の出力信号Sb1,Sb2…Sbnによってブレ
ーキが段階的に徐々に作動して車輌(1)が所定位置に
停車するシステムについて例示したが、特定信号発生装
置(10),普通信号発生装置(11)から停車すべき駅
(7A)までの距離を所定の距離11としてカード(81)(82)
内メモリ或いはカードリーダ(9)内メモリにストアし
ておけば、上記特定あるいは普通信号発生装置(10)
(11)からの信号SD,SNを受信装置(13)が受信してか
ら作動する車上走行メータの測定距離12が上記所定距離
11に達すれば車輌(1)が停車するように走行速度との
関係においてブレーキ(14)を制御(例えば11-12の減
算値に車輌速度に比例するように制)してもよい。又、
所定距離11が決っておれば、当該距離11に対する停車ま
での理想時間が定まるので、この理想時間と車輌速度と
の停車までの関数関係を求めて該関数を減速パターンと
して、上記信号発生装置(10)(11)からの信号SD,SN
受信からブレーキ(14)を制御するようにしてもよく、
更に発展して、発車から定速運転まで、及び定速運転期
間も含めて、つまり発車から停車までの全運転モードを
予め関数として求めておいて該全運転モードに沿って車
輌駆動源(15)及びブレーキ(14)を制御してもよく、
前者及び後者の何れも、運転モードをカード(81)(82)の
メモリ或いはカードリーダ(9)のメモリにストアして
おき、信号発生装装置(10)(11)からの信号SD,SNを
受信、つまり受信装置(13)の出力信号SSを受信、した
ことを条件に或いは車輌(1)が発車し始めたことを条
件にしてカードリーダ(9)出力SCにより制御回路(1
8)を制御すればよい。
第8図〜第10図は他の発明の一実施例を示す図で、同
図において、(7-1)(7-2)…(7−N)は各駅停車の普通
車輌が停車する駅であり、このうち(7-3)(7−N)は
上記特急等の特定車輌が停車する駅である。(10-1)(10-
2)…(10−N)は各駅の近傍に設けられた信号発生装置
で、それぞれ同じパルス列SDN−1,SDN−2,…SDN−Nを
発生する。矢印は車輌(1)の走行方向である。第9図
及び第10図(イ)(ロ)(ハ)は特定車輌,(ロ)は普
通車輌の場合を示す)において、(79)(80)はカウン
タで、(79)は特定車輌(1)(第10図(イ))の受信
装置(13)に設けられ、(80)は普通車輌(1)(第10
図(ロ))の受信装置(13)に設けられている。カウン
タ(79)(80)は何れも2種類の実施形態があり、例え
ば上記各信号発生装置(10−1)(10−2)…(10−
N)の夫々が発生する各パルス列信号(SDN−1)(SDN
−2)…(SDN−N)が何れも同じパルス数(例えば第1
0図(ロ)の如く8個)、同じパルス幅、同じパルス間
隔、同じパルスデューティであるとすると、その一の形
態(以下第1の形態と記す)は、パルス列信号の1パル
ス毎にカウントして最終的に8N個カウントし、他の形態
(以下第2の形態と記す)は、パルス列信号毎に、つま
り8パルス毎にカウントして最終的にN個カウントする
ものであり、上記第1の形態では、車輌(1)が特定車
輌の場合には、カウンタ(79)がパルス列信号のパルス
を8×2(個)、及び8×(N−1)(個)カウントす
れば、第1図と同様上記SS信号を発生し、該カウントを
した地点から最初の駅(7−3)及び(7−N)の手前
のブレーキ信号発生装置(121)(122)…(12n)からの信
号SBに対応する出力Sb1,Sb2,…Sbnをカードリーダ
(9)に供給し以下第1図の場合と同様に作動する。車
輌(1)が普通車輌の場合は、カウンタ(80)がパルス
列信号の各パルスを8(個)、8×2(個)…8×(N
−1)(個)カウントすれば上記SS信号を発生し、以下
上述と同様に作動する。上記第2の形態では、特定車輌
の場合には、パルス信号を2回及びN−1回カウントす
れば上記SS信号を発生し、以下上述と同様に作動し、普
通車輌の場合には、パルス列信号を1回,2回…N−1
(回)カウントする毎に上記SS信号を発生し、以下上述
と同様に作動する。上述の第8図〜第10図の実施例の動
作フローを第11図に示す。第11図(イ)は上述の第4図
(イ)と同じであり、特定車輌の場合の動作フローを示
す第11図(ロ)のステップ(81)(82)より後段のステ
ップ(37)〜(43)は第4図(ロ)と同じであり、普通
車輌の場合の動作フローを示す第11図(ハ)のステップ
(83)より後段のステップ(46)〜(52)は第4図
(ハ)と同じである。従ってそれらの説明は省略する。
ダイヤ改正,車輌運行種別表示,車輌行先表示について
は第4図(ニ)(ホ)(ヘ)と同じ故、図示及び説明は
省略する。第11図(ロ)において、ステップ(81)は受
信装置(13)が信号発生装置(10−1)(10−2)…
(10−N)からのパルス列信号SDN−1,SDN−2,…SDN−
Nを受信するステップを示し、ステップ(82)は特定車
輌(1)に設けられたカウンタ(79)がパルスを8×2
個、又は8×(N−1)個カウントしたか否かを受信装
置(13)が判断するステップを示す。第11図(ハ)にお
いて、ステップ(83)は普通車輌(1)に設けられたカ
ンタ(80)がパルスを8の整数倍カウントしたか否かを
受信装置(13)が判断するステップを示す。
第12図〜第14図は他の発明の一実施例を示す図でこれ
らの図において(10A)は特定車輌(1)(第14図
(イ))及び普通車輌(1)(第14図(ロ)の何れにも
設けられた信号発生装置で、例えば8個のパルスからな
るパルス列信号を所定周期で連続的に発生する。(10B
−1)(10B−2)…(10B−N)は各駅(7−1)(7
−2)…(7−N)の構内あるいは上記各駅から所定距
離離れた位置の線路敷上あるいは支持柱に設けられた信
号反射装置(10B−1)(10B−2)…(10B−N)を通
過する毎に車輌(1)上の信号発生装置(10A)からの
パルス列信号SDNAは各信号反射装置(10B−1)(10B−
2)…(10B−N)で反射され、各反射信号SDN−1,SDN
−2,…SDN−Nは何れも車輌(1)上の信号装置(13)
に入るようになっている。カウンタ(79)(80)は上述
の第8図〜第10図のものと同じであり、その実施形態も
第8図〜第10図と同じであるので詳細説明は省略する。
上述の第12図〜第14図の実施例の動作フローは第15図に
示す。第15図(イ)は上述の第4図(イ)と同じであ
り、特定車輌の場合の動作フローを示す第15図(ロ)の
ステップ(82)より後段のステップ(37)〜(43)は、
第4図(ロ)と同じであり、普通車輌の場合の動作フロ
ーを示す第15図(ハ)のステップ(83)より後段のステ
ップ(46)〜(52)は、第4図(ハ)と同じである。従
ってそれらの説明は省略する。ダイヤ改正、車輌運行種
別表示、車輌行先表示については第4図(ニ)(ホ)
(ヘ)と同じ故、図示及び説明の双方とも省略する。特
定車輌の場合の動作フローを示す第15図(ロ)におい
て、ステップ(84)は特定車輌(1)(第14図(イ))
及び普通車輌(1)(第14図(ロ))の信号発生装置
(10A)がパルス列信号SDNAを発生するステップを示
し、上記特定車輌の信号発生装置(10A)(第14図
(イ))のパルス列信号SDNAと上記普通車輌の信号発生
装置(10A)(第14図(ロ))の出力パルス列信号SDNA
とは同じであってそのパルス数は何れも例えば8個で同
じであり、パルス幅,パルス間隔,パルスデューティも
同じである。ステップ(85)は上記出力パルス列信号SD
NAが信号反射装置(10B−1)(10B−2)…(10B−
N)によって反射されその反射信号SDN−1,SDN−2,…SD
N−Nが該出力パルス列信号SDNAを出力した車輌の受信
装置(13)によって逐一受信されるステップを示し、ス
テップ(82)は、当該受信装置(13)内のカウンタ(7
9)(第14図(イ))が上記反射パルス列信号SDN−1,SD
N−2,…SDN−Nの各パルス8個の夫々をカウントして8
×2個、又は8×(N−1)個カウントしたか否か判別
するステップであり、第11図(ロ)のステップ(82)と
同じである。普通車輌の場合の動作フローを示す第15図
(ハ)において、ステップ(84)(85)は上述の第15図
(ロ)のステップ(84)(85)と同じであり、ステップ
(83)は受信装置(13)内のカウンタ(80)(第14図
(ロ))が上記パルス列反射信号SDN−1,SDN−2,…SDN
−Nの各パルス8個の夫々をカウントして8の整数倍カ
ウントしたか否かを判別するステップであり、第11図
(ハ)のステップ(83)と同じである。
第16図は他の発明の一実施例を示す図で、(86)は特
定車輌及び普通車輌の何れにも設けられた距離信号発生
装置で、例えば車輌の車軸(図示せず)に取付けられた
パルスジェネレータが使用され、当該車輌が走行した実
際の距離に比例した距離信号出力Sdが受信装置(13)に
供給される。受信装置(13)はカード(81)(82)からカー
ドリーダ(9)が読み取った特定車輌走行距離基準信号
SDC及び普通車輌走行距離基準信号SNCをも受信し、上記
距離信号発生装置(86)の出力Sdが、上記基準信号SDC,
SNCに達すれば、ブレーキ信号発生装置(121)(122)…(1
2n)(第2図も参照)のブレーキ信号出力SBを受けてカ
ードリーダ(9)へのブレーキ制御系をスタンバイさせ
る信号SSを発生すると共に、段階的に車輌を制動するブ
レーキ信号Sb1,Sb2,…Sbnをカードリーダ(9)へ供給
する。
第17図は第16図に示す実施例の動作フローを示す図
で、第17図(イ)は上述の第4図(イ)と同じであり、
特定車輌の場合の動作フローを示す第17図(ロ)のステ
ップ(88)より後段のステップ(37)〜(43)は第4図
(ロ)と同じであり、普通車輌の場合の動作フローを示
す第17図(ハ)のステップ(89)より後段のステップ
(46)〜(52)は第4図(ハ)と同じである。従ってそ
れらの説明は省略する。ダイヤ改正、車輌運行種別表
示,車輌行先表示については第4図(ニ)(ホ)(ヘ)
と同じ故、図示及び説明は省略する。第17図(ロ)にお
いて、ステップ(87)は距離信号発生装置(86)の距離
信号出力Sdを受信装置(13)が受信するステップを示
し、次のステップ(88)は受信装置(13)で受信した距
離信号Sdと上記カードリーダ(9)からの特定車輌走行
基準距離信号SDCとを受信装置(13)で比較して当該受
信した距離信号Sdが特定車輌の基準走行距離信号に相当
するSdか否かを判断するステップである。第17図(ハ)
において、ステップ(89)は受信装置(13)で受信した
距離信号Sdと上記カードリーダ(9)からの普通車輌走
行基準距離信号SNCとを受信装置(13)で比較して当該
受信した距離信号Sdが普通車輌の基準走行距離信号に相
当するSdか否かを判断するステップである。車輌及び普
通車輌の何れにも設けられた時間信号発生装置で、例え
ば特定車輌が発車し始めるのと同期して作動しクロック
パルスをカウントするカウンタが使用され、当該車輌の
実際の走行時間に比例した時間信号出力Stが受信装置に
供給される。受信装置(13)はカード(81)(82)からカー
ドリーダ(9)が読み取った特定車輌走行時間基準信号
SDC及び普通車輌走行時間基準信号SNCをも受信し、上記
時間信号発生装置(90)の出力Stが、上記基準信号SDC,
SNCに達すれば、ブレーキ信号発生装置(121)(122)…(1
2n)(第2図も参照)のブレーキ信号出力SBを受けてカ
ードリーダ(9)へのブレーキ制御系スタンバイ信号SS
を発生すると共に、段階的に車輌を制動するブレーキ信
号Sb1,Sb2,…Sbnをカードリーダ(9)へ供給する。
第19図は第18図に示す実施例の動作フローを示す図
で、第19図(イ)は上述の第4図(イ)と同じであり、
特定車輌の場合の動作フローを示す第19図(ロ)のステ
ップ(92)より後段のステップ(37)〜(43)は第4図
(ロ)と同じであり、普通車輌の場合の動作フローを示
す第19図(ハ)のステップ(93)より後段のステップ
(46)〜(52)は第4図(ハ)と同じである。従ってそ
れらの説明は省略する。ダイヤ改正,車輌運行種別表
示,車輌行先表示については第4図(ニ)(ホ)(ヘ)
と同じ故、図示及び説明は省略する。第19図(ロ)にお
いて、ステップ(91)は時間信号発生装置(90)の時間
信号出力Stを受信装置(13)が受信するステップを示
し、次のステップ(92)は受信装置で受信した時間信号
Stと上記カードリーダ(9)からの特定車輌走行基準時
間信号SDCとを受信装置(13)で比較して当該受信した
時間信号Stが特定車輌の基準走行時間信号に相当するSt
か否かを判別するステップである。第19図(ハ)におい
て、ステップ(93)は受信装置(13)で受信した時間信
号Stと上記カードリーダ(9)からの普通車輌走行基準
時間信号SNCとを受信装置(13)で比較して当該受信し
た時間信号Stが普通車輌の基準走行時間信号に相当する
Stか否かを判別するステップである。
第20図は他の発明の一実施例を示す図で、この図にお
いて、(81)(82)は読み取り書き込み可能なカードで、例
えばE2PROM等のICカード,磁気カード,光カード,等々
が使用される。(9)はリーダライタで、上記カード(8
1)(82)から必要な情報SDC,SNCを読み取ると共に上記カ
ード(81)(82)に必要な情報SWWを書き込む。(86)は距
離信号発生装置で、第16図と同じである。(90)は時間
信号発生装置で、第18図と同じである。受信装置(13)
は当該車輌が走行した実際の距離に比例した距離信号出
力Sdが供給されると共にカード(81)(82)からカードリー
ダライタ(9)が読み取った特定車輌走行距離基準信号
SDC及び普通車輌走行距離基準信号SNCをも受信し、上記
距離信号発生装置(86)の出力Sdが、上記基準信号SDC,
SNCに達すれば、ブレーキ信号発生装置(121)(122)…(1
2n)(第2図も参照)のブレーキ信号出力SBを受けてカ
ードリーダライタ(9)へのブレーキ制御系をスタンバ
イさせる信号SSを発生すると共に、段階的に車輌を制動
するブレーキ信号Sb1,Sb2,…Sbnをカードリーダライタ
(9)へ供給する。更に、受信装置(13)は当該車輌の
実際の走行時間に比例した時間信号出力Stが供給される
と共にカード(81)(82)からカードリーダライタ(9)が
読み取った特定車輌走行時間基準信号SDC及び普通車輌
走行時間基準信号SNCをも受信し、上記時間信号発生装
置(90)の出力Stが、上記基準信号SDC,SNCに達すれ
ば、ブレーキ信号発生装置(121)(122)…(12n)(第2
図も参照)のブレーキ信号出力SBを受けてカードリーダ
ライタ(9)へのブレーキ制御系をスタンバイさせる信
号SSを発生すると共に、段階的に車輌を制動するブレー
キ信号Sb1,Sb2,…Sbnをカードリーダライタ(9)へ供
給する。(94)は運転室に設けられ車輌の運行異常を運
転士に報知する報知装置で、例えばブザー,ランプ,ス
ピーカー等が使用される。SWは上記時間信号発生装置
(90)の出力St及び上記距離信号発生装置(86)の出力
Sdの少なくとも一方がその基準信号と一致してない場
合、つまり異常時に発生する異常信号、SWWは上記異常
時に異常状態をカード(81)(82)に書き込むための信号
で、カードリーダライタ(9)の出力である。SWCは上
記異常時に上記報知装置(94)を作動させる信号で、制
御回路の出力である。
第21図は第20図の動作フローを示す図で、第21図
(イ)は上述の第4図(イ)と同じであり、特定車輌の
動作フローを示す第21図(ロ)において、ステップ(3
7)〜(43)は第4図(ロ)と同じであり、ステップ(8
7)(88)は第17図(ロ)と同じであり、又、ステップ
(91)(92)は第19図(ロ)と同じであり、ステップ
(95)はステップ(88)で“YES"(距離信号発生装置
(86)の出力Sdがカードリーダライタ(9)から与えら
れた特定車輌基準信号SDCに一致あるいは相当する場
合)となると共にステップ(92)で“YES"(時間信号発
生装置(90)の出力Stがカードリーダライタ(9)から
与えられた特定車輌基準信号SDCに一致あるいは相当す
る場合)の場合には受信装置(13)は異常信号SWを発生
しないことを示すステップである。ステップ(96)は上
記ステップ(88)が“YES"となると共にステップ(92)
が“NO"(時間信号発生装置(90)の出力Stがカードリ
ーダライタ(9)から与えられた特定車輌基準信号SDC
と不一致あるいは相当しなくなる場合)の場合に受信装
置(13)が異常信号SWを発生することを示すステップで
ある。ステップ(97)は上記異常信号SWを入力して当該
車輌の実際の走行時間が異常であることをカードリーダ
ライタ(9)が出力SWWを発生してカード(81)(82)に書
き込むことを示すステップである。なお、上記ステップ
(88)が“YES"でステップ(92)が“NO"の場合の例と
しては、例えば踏切事故等で、実際の走行距離は基準信
号と同じであるが、走行時間が基準信号より長くなる場
合である。上記カードリーダライタ(9)がSWW信号を
発生すると、制御回路(18)が報知装置(94)を作動
(ステップ(98))させるように作動して報知装置(9
4)駆動信号SWCを発生し、報知装置(94)は当該状態を
報知する作動をする。更に、第20図に示すように、カー
ドリーダライタ(9)の異常信号出力SWWは一点鎖線で
示すように、自動的に集中管理制御装置(19)に伝送さ
れ、そのメモリ(191)当該車輌のナンバをストアしてい
る領域にストアされると共に異常を報知するように、必
要に応じて行なう。なお、当該車輌の異常は当該車輌の
カード(81)(82)を中央管理制御装置(19)のカード挿入
することによって、ディスプレイ(196)に当該車輌の路
線、ナンバ等と共に表示され、しかも、上記メモリ(1
91)の当該車輌のナンバをストアしている領域にストア
される。第21図(ハ)は普通車輌の場合の動作フローを
示す図で、上述の特定車輌の場合を示す第21図(ロ)と
はステップ(89)(93)が相違するだけであり、又、こ
の相違するステップ(89)(93)は第17図()ハのステ
ップ(89)及び第19図(ハ)のステップ(93)と同じで
ある。従って、この普通車輌の動作フローを示す第21図
(ハ)の動作は、上述の第21図(ロ)、第17図(ハ)、
及び第19図の(ハ)から理解できる故、説明は省略す
る。
なお、上述の第21図(ロ)(ハ)は距離信号Sdによっ
て車輌のブレーキが作動する場合を例示したが、逆に、
時間信号Stによって車輌のブレーキが作動するようにし
ても、又、何れの信号によっても作動するようにしても
上述の第21図(ロ)(ハ)の場合と同様な効果を奏す
る。また、停車位置に停車させるのは最終的にはマニュ
アル制御とし、それまでの停車制御を自動的停車制御と
してもよい。
〔発明の効果〕
この発明は上述のように、特急,急行,等の特定車輌
が停車する特定駅より手前の所定個所に設けられ特定信
号を発生する特定信号発生装置,各駅停車の普通車輌が
停車する各停駅より手前の所定個所に設けられ普通信号
を発生する普通信号発生装置,上記特定車輌及び上記普
通車輌に設けられ上記特定信号及び普通信号を受信する
受信装置,特定車輌運行及び普通車輌運行の種別が記憶
されたカードが着脱可能に装着されると共に上記車輌の
運転室に設けられたカードリーダ、及び上記カードリー
ダからの信号に応じて上記車輌の駆動源及びブレーキを
制御する制御装置を備え、上記カードに記憶された特定
車輌運行あるいは普通車輌運行の種別を上記カードリー
ダで読みとり、この読み取られた運行種別と、上記受信
装置が受信した特定信号及び普通信号とにより、上記カ
ードに記憶された運行種別に応じて上記車輌が停車該当
駅の手前で自動的にブレーキがかけられるように上記制
御装置が作動するように構成したので、運転士が業務変
更によって、例えば普通運転から特急運転に、特急運転
から急行運転に、等々変更になったり、或いは他の路線
の路線の運転に変更、等になっても、該運転士は、自己
の運転する車輌の停車駅を新たに覚えたり、相当の訓練
をせずとも、単にカードを自己の運転する車輌の運転室
のカードリーダに装着するだけで、当該車輌の運行制御
が自動的にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明の一実施例を示す図で、第1
図は車輌運行システムのブロック図,第2図は同システ
ムの、停車駅近傍の配置構成図,第3図はカードをカー
ドリーダに装着した状態を示す配置構成図,第4図は動
作フローを示すフローチャート,第5図〜第7図は他の
発明の一実施例を示す図で、第5図は車輌運行システム
のブロック図,第6図は車輌の運転室,信号発生装置,
カードリーダ等の相対的位置関係を示す概略構成図、第
7図は動作フローを示すフローチャート,第8図〜第11
図は他の発明の一実施例を示す図で、第8図は駅、信号
発生装置,信号の関係を示す動作説明図,第9図は車輌
運行システムのブロック図,10図は車輌の運転室,信号
発生装置,カードリーダ等の相対的位置関係を示す概略
構成図,第11は動作フローを示すフローチャート,第12
図〜第15図は他の発明の一実施例を示す図で、第12図は
駅,信号発生装置,信号の関係を示す動作説明図,第13
図は車輌運行システムのブロック図,第14図は車輌の運
転室,信号発生装置,カードリーダ等の相対的位置関係
を示す概略構成図,第15図は動作フローを示すフローチ
ャート,第16図及び第17図は他の発明の一実施例を示す
図で、第16図は車輌運行システムのブロック図,第17図
は動作フローを示すフローチャート,第18図及び第19図
は他の発明の一実施例を示す図で,第18図は車輌運行シ
ステムを示すブロック図,第19図は動作フローを示すフ
ローチャート,第20図及び第21図は他の発明の一実施例
を示す図で,第20図は車輌運行システムを示すブロック
図,第21図は動作フローを示すフローチャート,第22図
は従来のシステムを示す構成図である。 図において、(1)は車輌,(7A)(7B)は駅,(10)
は特定信号発生装置,(11)は普通信号発生装置,(1
3)は受信装置,(81)(82)はカード,(2)は運転室,
(9)はカードリーダ,(14)はブレーキ,(18)は制
御回路,(10A)は特定信号発生装置,(10B)は特定信
号反射装置,(11A)は普通信号発生装置,(11B)は普
通信号反射装置,(10−1)〜(10−N)は同じ信号を
発生する信号発生装置,(10B−1)(10B−N)は信号
反射装置,(86)は距離信号発生装置,(90)は時間信
号発生装置である。 なお、各図中、同一符合は同一、又は相当部分を示す。

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特急,急行等の特定車輌が停車する特定駅
    より手前の所定個所に設けられ特定信号を発生する特定
    信号発生装置、各駅停車の普通車輌が停車する各停車駅
    及び上記特定駅より手前の所定個所に設けられ普通信号
    を発生する普通信号発生装置、上記特定車輌及び上記普
    通車輌に設けられ上記特定信号及び普通車輌運行の種別
    が記憶されたカードが着脱可能に装着されると共に上記
    車輌の運転室に設けられたカードリーダ、及び上記カー
    ドリーダからの信号に応じて上記車輌の駆動源及びブレ
    ーキを制御する制御装置を備え、上記カードに記憶され
    た特定車輌運行あるいは普通車輌運行の種別を上記カー
    ドリーダで読みとり、この読み取られた運行種別と、上
    記受信装置が受信した特定信号及び普通信号とにより、
    上記カードに記憶された運行種別に応じて上記車輌が停
    車該当駅の手前で自動的にブレーキがかけられるように
    上記制御装置が作動するカード利用車輌運行システム。
  2. 【請求項2】受信装置が受信してから所定時間たつと車
    輌が停車該当駅の手前でブレーキがかけられる特許請求
    の範囲第1項記載のカード利用車輌運行システム。
  3. 【請求項3】受信装置が受信してから所定距離走行する
    と車輌が停車該当駅の手前でブレーキがかけられること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカード利用車
    輌運行システム。
  4. 【請求項4】カードには加速運転及び定速運転のパター
    ンが記憶されており、車輌は上記カードに記憶された運
    行種別、加速運転及び定速運転のパターン、及び受信装
    置からの信号によって加速、定速運転し停車該当駅の手
    前で自動的にブレーキがかけられるように制御装置が作
    動することを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項
    の何れか−に記載のカード利用車輌運行システム。
  5. 【請求項5】信号発生装置から停車すべき駅の停車位置
    までの間に間隔を隔てて複数個のブレーキ信号発生装置
    が設けられており、これらブレーキ信号を受信装置が受
    信して、該受信装置の出力信号により車輌が自動的に減
    速、停止するように制御装置が作動することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第4項記載のカード利用
    車輌運行システム。
  6. 【請求項6】同じ内容が記憶された複数枚のカードの各
    内容をカードリーダが読み取りこれら各内容が同じ場合
    に制御装置が自動停車制御をすることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第5項記載のカード利用車輌運
    行システム。
  7. 【請求項7】特急,急行等の特定車輌に設けられ特定車
    輌信号を発生する特定信号発生装置、各駅に停車する普
    通車輌に設けられ普通車輌信号を発生する普通信号発生
    装置、特定車輌が停車する特定駅より手前の所定個所に
    設けられ上記特定車輌信号を反射する特定信号反射装
    置、上記普通車輌が停車する各停駅より手前の所定個所
    に設けられ上記普通車輌信号を反射する普通信号反射装
    置、上記特定車輌及び普通車輌に設けられ上記反射装置
    によって反射された特定信号及び普通信号を受信する受
    信装置、特定車輌運行及び普通車輌運行の種別が記憶さ
    れたカードが着脱可能に装着されると共に上記車輌の運
    転室に設けられたカードリーダ、及び上記カードリーダ
    からの信号に応じて上記車輌の駆動源及びブレーキを制
    御する制御装置を備え、上記カードに記憶された特定車
    輌運行あるいは普通車輌運行の種別を上記カードリーダ
    で読み取り、この読み取られた運行種別と、上記受信装
    置が受信した特定信号及び普通信号とにより、上記カー
    ドに記憶された運行種別に応じて上記車輌が停車該当駅
    の手前で自動的にブレーキがかけられるように上記制御
    装置を制御するカード利用車輌運行システム。
  8. 【請求項8】受信装置が受信してから所定時間たつと車
    輌が当該駅の手前でブレーキがかけられることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載のカード利用車輌運行シ
    ステム。
  9. 【請求項9】受信装置が受信してから所定距離走行する
    と車輌が停車該当駅の手前でブレーキがかけられること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項記載のカード利用車
    輌運行システム。
  10. 【請求項10】カードには加速運転及び定速運転のパタ
    ーンが記憶されており、車輌は上記カードに記憶された
    運行種別、加速運転及び信速運転のパターン、及び受信
    装置からの信号によって加速,定速運転し停車該当駅の
    手前で自動的にブレーキがかけられるように制御装置が
    作動することを特徴とする特許請求の範囲第7項〜第9
    項の何れか−に記載のカード利用車輌運行システム。
  11. 【請求項11】信号発生装置から停車すべき駅の停車す
    べき位置までの間に間隔を隔てて複数個のブレーキ信号
    発生装置が設けられており、これらブレーキ信号を受信
    装置が受信して、該受信装置の出力信号により車輌が自
    動的に減速、停止するように制御装置が作動することを
    特徴とする特許請求の範囲第7項又は第10項記載のカー
    ド利用車輌運行システム。
  12. 【請求項12】同じ内容が記憶された複数枚のカードの
    各内容をカードリーダが読み取りこれら各内容が同じ場
    合に制御装置が自動ブレーキ制御することを特徴とする
    特許請求の範囲第7項又は第11項記載のカード利用車輌
    運行システム。
  13. 【請求項13】各駅停車の普通車輌が停車する各停駅よ
    り手前の各所定個所に設けられ夫々同じ信号を発生する
    信号発生装置、特急,急行等の特定車輌及び上記普通車
    輌に設けられ上記各信号発生装置からの上記信号を夫々
    受信する受信装置、特定車輌運行及び普通車輌運行の種
    別が記憶されたカードが着脱可能に装着されると共に上
    記車輌の運転室に設けられたカードリーダ、及び上記カ
    ードリーダからの信号に応じて上記車輌の駆動源及びブ
    レーキを制御する制御装置を備え、上記カードに記憶さ
    れた特定車輌運行及び普通車輌運行の種別を上記カード
    リーダで読み取り、この読み取られた運行種別と、上記
    受信装置が受信した受信信号とにより、この受信信号の
    数が上記運行種別に応じた数に達したことを検出し、こ
    の検出により上記車輌が上記運行種別に応じて停車該当
    駅の手前で自動的にブレーキがかけられるように上記制
    御装置が作動するカード利用車輌運行システム。
  14. 【請求項14】カードに記憶された運行種別は、運行種
    別に応じて予め定められた受信回数コードであることを
    特徴とする特許請求の範囲第13項記載のカード利用車輌
    運行システム。
  15. 【請求項15】カードに記憶された運行種別コードは、
    運行種別に応じて予め定められた受信パルス数コードで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第13項記載のカー
    ド利用車輌運行システム。
  16. 【請求項16】カードに記憶された運行種別は、カード
    リーダに読み取られた後に、運行種別に応じて予め定め
    られた受信回数信号あるいは受信パルス数信号に変換さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第13項記載のカー
    ド利用車輌運行システム。
  17. 【請求項17】特急,急行等の特定車輌及び各駅停車の
    普通車輌に設けられ夫々同種の信号を発生する信号発生
    装置、上記普通車輌が停車する各停駅より手前の各所定
    個所に設けられ上記信号発生装置からの信号を反射する
    信号反射装置、上記特定車輌及び普通車輌に設けられ上
    記信号反射装置からの反射信号を受信する受信装置、特
    定車輌運行及び普通車輌運行の種別が記憶されたカード
    が着脱可能に装着されると共に上記車輌の運転室に設け
    られたカードリーダ、及び上記カードリーダからの信号
    に応じて上記車輌の駆動源及びブレーキを制御する制御
    装置を備え、上記カードに記憶された特定車輌運行及び
    普通車輌運行の種別を上記カードリーダで読み取り、こ
    の読み取られた運行種別と、上記受信装置が受信した信
    号とにより、この受信信号の数が上記運行種別に応じた
    数に達したことを検出し、この検出により上記車輌が上
    記運行種別に応じて停車該当駅の手前で自動的にブレー
    キがかけられるように上記制御装置が作動するカード利
    用車輌運行システム。
  18. 【請求項18】特急,急行等の特定車輌及び各駅停車の
    普通車輌に設けられ夫々当該車輌の走行距離信号を発生
    する距離信号発生装置、特定車輌運行及び普通車輌運行
    の種別が記憶されたカードが着脱可能に装着されると共
    に上記車輌の運転室に設けられたカードリーダ、及び上
    記カードリーダからの信号に応じて上記車輌の駆動源及
    びブレーキを制御する制御装置を備え、上記カードに記
    憶された特定車輌運行及び普通車輌運行の種別を上記カ
    ードリーダで読み取り、この読み取られた運行種別と、
    上記走行距離信号とにより、上記車輌が上記運行種別に
    応じて停車該当駅の手前で自動的にブレーキがかけられ
    るように上記制御装置が作動するカード利用車輌運行シ
    ステム。
  19. 【請求項19】特急,急行等の特定車輌及び各駅停車の
    普通車輌に設けられ夫々当該車輌の走行時間信号を発生
    する時間信号発生装置、特定車輌運行及び普通車輌運行
    の種別が記憶されたカードが着脱可能に装着されると共
    に上記車輌の運転室に設けられたカードリーダ、及び上
    記カードリーダからの信号に応じて上記車輌の駆動源及
    びブレーキを制御する制御装置を備え、上記カードに記
    憶された特定車輌運行及び普通車輌運行の種別を上記カ
    ードリーダで読み取り、この読み取られた運行種別と上
    記走行時間信号とにより、上記車輌が上記運行種別に応
    じて停車該当駅の手前で自動的にブレーキがかけられる
    ように上記制御装置が作動するカード利用車輌運行シス
    テム。
  20. 【請求項20】特急,急行等の特定車輌及び各駅停車の
    普通車輌に設けられ夫々当該車輌の走行距離信号を発生
    する距離信号発生装置、上記特定車輌及び普通車輌に設
    けられ夫々当該車輌の走行時間信号を発生する時間信号
    発生装置、特定車輌運行及び普通車輌運行の種別が記憶
    され読出し書込み可能なカードが着脱可能に装着される
    と共に上記車輌の運転室に設けられたカードリーダライ
    タ、及びこのカードリーダライタからの信号に応じて上
    記車輌の駆動源及びブレーキを制御する制御装置を備
    え、上記カードに記憶された特定車輌運行及び普通車輌
    運行の種別を上記カードリーダライタで読取り、この読
    取られた運行種別と上記走行距離信号及び走行時間信号
    の少なくとも一方とにより、上記車輌が、上記運行種別
    に応じて停車該当駅の手前で自動的にブレーキがかかる
    ように上記制御装置が作動し、上記走行距離信号が当該
    車輌の停車該当駅間距離基準信号と符合しなかった場合
    及び上記走行時間信号が当該車輌の停車該当駅間標準走
    行時間基準信号と符合しなかった場合の何れの場合も当
    該符合しなかったことが上記カードリーダライタによっ
    て上記カードに書込まれるカード利用車輌運行システ
    ム。
  21. 【請求項21】符合しなかった場合には当該車輌の運転
    室内及び当該車輌外の少なくとも一方に報知されること
    を特徴とする特許請求の範囲第20項記載のカード利用車
    輌運行システム。
  22. 【請求項22】特急,急行等の複数の特定車輌及び各駅
    に停車する複数の普通車輌の運行のダイヤを記憶する記
    憶部、この記憶部に記憶されたダイヤに基づいて該当車
    輌のカードに該車輌の運行種別,発車時刻,停車時刻の
    少なくとも一を書き込む書き込み部とを有し、ダイヤ改
    正の度に上記書き込み部によって上記カードに該改正ダ
    イヤに基づく発車時刻,停車時効を上記運行種別に応じ
    て各車輌に対応して書き込む車輌用カードの書き換えシ
    ステム。
  23. 【請求項23】記憶部及びカードには夫々車輌ナンバが
    書き込まれており、上記記憶部に記憶の車輌ナンバと同
    じ車輌ナンバを記憶したカードに、該車輌に応じて運行
    種別,発車時刻,停車時刻の少なくとも一を書き込むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第22項記載の車輌用カー
    ド書き換えシステム。
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