JP2536473Y2 - 路面切断装置 - Google Patents

路面切断装置

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JP2536473Y2
JP2536473Y2 JP1993040601U JP4060193U JP2536473Y2 JP 2536473 Y2 JP2536473 Y2 JP 2536473Y2 JP 1993040601 U JP1993040601 U JP 1993040601U JP 4060193 U JP4060193 U JP 4060193U JP 2536473 Y2 JP2536473 Y2 JP 2536473Y2
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JP
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cooling
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road surface
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JP1993040601U
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JPH0710012U (ja
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宮▲崎▼文隆
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CLIMB CO., LTD.
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CLIMB CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、路面切断装置に関
し、特に、路面切断装置の騒音を低下する技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート舗装道路の改修工事や、路
面下にガス管や電力ケーブルなどの埋設物を新設する工
事などでは、まず、路面の切断が行われ、この種の切断
に用いられる装置として、台車上に載置されたエンジン
と、このエンジンで回転駆動されるブレードと、エンジ
ン冷却水を放熱させるラジエータと冷却ファンとを有す
る空冷装置とを備え、ブレードに冷却水を注水しながら
路面を切断する構成のものが知られている。
【0003】このような路面切断装置は、市街地などの
工事現場でよく見かけるように、かなり大きな騒音が発
生し、その改善が強く要望されており、近時提供されて
いるこの種の装置では、消音ブレードの採用や、消音カ
バーの設置などの対策により、騒音レベルがかなり低く
なっている。しかしながら、このような騒音対策を施し
た路面切断装置においても、以下に説明するような技術
的課題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、前述した従
来の路面切断装置は、騒音対策が施され、騒音レベルが
低下しているので、昼間の工事においては、周囲の騒音
レベルとの関係で近隣騒音の原因にならないが、周囲の
騒音レベルが非常に低くなる夜間工事においては、未だ
近隣騒音の原因となり、その対策が要求されている。
【0005】本考案者らは、このような問題に対処すべ
く、路面切断装置の騒音の発生原因に関して、種々検討
した結果、路面切断装置では、エンジンの出力を最大限
まで利用するため、エンジンの冷却水を放熱するための
ラジエータの風きり音、つまり、冷却ファンからラジエ
ータに吹きつける風による騒音がかなり大きく、この音
が騒音の主原因になっていることを知得し、本考案の完
成に至ったものであり、その目的とするところは、騒音
の発生を大幅に低減できる路面切断装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、台車上に載置されたエンジンと、このエ
ンジンで回転駆動されるブレードと、エンジンに冷却水
を循環供給する冷却装置とを備え、前記ブレードに冷却
水を注水しながら路面を切断する路面切断装置におい
て、前記冷却装置は、直列接続された空冷装置と水冷装
置とから構成され、前記空冷装置は、エンジン冷却水を
放熱させるラジエータと、このラジエータに風を吹きつ
ける冷却ファンとを有し、前記水冷装置は、前記空冷装
置で冷却する前に前記エンジン冷却水とブレード冷却水
とを熱交換させるものであって、この水冷装置を前記エ
ンジン冷却水の循環経路内に設置したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記構成の路面切断装置によれば、エンジン冷
却水の循環経路内に水冷装置を設け、この水冷装置内
で、エンジン冷却水とブレード冷却水とを熱交換させる
ようにしたので、エンジン冷却水は、ブレードに注水す
るブレード冷却水と熱交換して、その温度がかなり低下
する。このため、冷却ファンからラジエータに吹きつけ
る風量を少なくしても、エンジンのオーバーヒートによ
る出力低下を招かない。
【0008】
【実施例】以下本考案の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1および図2は、本考案
にかかる路面切断装置の一実施例を示している。同図に
示す路面切断装置は、エンジン10と、ブレード12
と、冷却装置14とを有している。これらの各装置は、
車輪16を備えた移動自在な台車18上に搭載されてい
る。
【0009】エンジン10は、例えば、ガソリン,重油
などにより駆動されるものであって、その一端側に突出
する原動軸20には、駆動プーリー22が固設されてい
る。ブレード12は、例えば、ダイヤモンド粒砥を保持
して円盤状に形成されたものであって、その中心に設け
られたブレードシャフト24により支持されている。ブ
レードシャフト24は、この実施例では、台車18の長
手方向の端部側に、長手方向と直交するように配置さ
れ、図外の軸受けなどにより台車18に回転自在に支持
されている。
【0010】ブレードシャフト24の一端側には、從動
プーリー26が固設され、この從動プーリー26と駆動
プーリー22との間には、ベルト28が捲回されてい
る。冷却装置14は、空冷装置30と水冷装置32とか
ら構成されている。空冷装置30は、エンジン10の原
動軸20と反対側に突設され、エンジン10により回転
駆動される冷却ファン34と、この冷却ファン34の前
方に対向設置されたラジエータ36と、エンジン10に
付設されたウォータポンプ38とを有している。
【0011】空冷装置30のウォータポンプ38とラジ
エータ36とは、第1連通ホース40を介して接続さ
れ、ラジエータ36と水冷装置32とは、第2連通ホー
ス42を介して接続され、水冷装置32とエンジン10
とが第3連通ホース44を介して接続されていて、これ
らの連通ホース40,42,44によりエンジン10と
空冷および水冷装置30,32との間を連通接続するエ
ンジン冷却水Aの循環経路が形成され、水冷装置32
は、この循環経路内において、ラジエータ36の前流側
に設置されている。
【0012】また、水冷装置32には、水タンク46に
一端が接続されたブレード冷却水Bの供給ホース48の
一端が接続されるとともに、水冷装置32とブレード1
2の外周を覆うブレードカバー50との間に、ブレード
冷却水Bを供給するブレード給水ホース52が設置され
ている。図2は、水冷装置32の詳細を示している。同
図に示す水冷装置32は、両端が閉止された筒状のケー
シング32aと、このケーシング32の長手方向の端部
側に設けられた一対の隔壁32b,32cと、これらの
隔壁32b,32c間に設けられた複数の熱交換パイプ
32d(銅パイプなどの熱伝導率の良好な部材で形成さ
れている)とを有し、ケーシング32の長手方向の両端
に供給ホース48とブレード供給ホース52とがそれぞ
れ接続される一対の第1接続パイプ32eが設けられて
いる。
【0013】また、ケーシング32aの側面には、第2
および第3連通ホース42,44とそれぞれ接続される
一対の第2接続パイプ32fが設けられている。このよ
うに構成された水冷装置32では、エンジン10を冷却
して温められたエンジン冷却水Aが、第3連通ホース4
4を介して、一方の第2接続パイプ32fからケーシン
ド32a内に導入され、その後、隔壁32b,32c間
で区切られたケーシング32a内を流通して、他方の第
2接続パイプ32fと第2連通ホース42を介してラジ
エータ36に供給される。
【0014】一方、水タンク46内のブレード冷却水B
は、供給ホース48と一方の第1接続パイプ32eとを
介してケーシング32a内に導入され、その後、熱交換
パイプ32d内を流通して、他方の第1接続パイプ32
eとブレード供給ホース52とを介してブレードカバー
50に供給される。このような冷却水A,Bの流通過程
において、エンジン冷却水Aとブレード冷却水Bとが、
熱交換パイプ32dを介して熱交換する。
【0015】さて、以上のように構成された路面切断装
置は、エンジン10を駆動して、ブレード12を回転駆
動し、このブレード12の回転によって路面を切断する
ことになるが、このときに、ブレード冷却水Bをブレー
ドカバー50に供給して、ブレード12に注水して、こ
れを冷却する。一方、エンジン10側では、ウォータポ
ンプ38の駆動によりエンジン冷却水Aが循環経路内を
流通し、エンジン10を冷却する。
【0016】この場合、本実施例の路面切断装置では、
エンジン冷却水Aの循環経路内に水冷装置32を設け、
この水冷装置32内で、エンジン冷却水Aとブレード冷
却水Bとを熱交換させるようにしたので、エンジン冷却
水Aは、ブレード12に注水するブレード冷却水Bと熱
交換して、その温度がかなり低下し、この状態でラジエ
ータ36に供給される。
【0017】このため、冷却ファン34の回転数を下げ
て、冷却ファン34からラジエータ36に吹きつける風
量を少なくしても、エンジン10の出力低下を招かず、
ラジエータ36の風きり音を大幅に低下させることがで
きる。なお、冷却水の温度が低下する冬季においては、
空冷装置30の駆動は殆ど不要になり、空冷装置30
は、冷却装置14の補助的なものとなる。
【0018】また、ブレード冷却水Bは、エンジン冷却
水Aとの熱交換によりその温度が若干上昇するものの、
ブレード12の冷却に殆ど影響はない
【0019】
【考案の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本考案にかかる路面切断装置によれば、騒音の発生が大
幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる路面切断装置の一実施例を示す
平面図である。
【図2】図1に示した水冷装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 エンジン 12 ブレード 14 冷却装置 30 空冷装置 32 水冷装置 32a ケーシング 32b,c 隔壁 32d 熱交換パイプ 34 冷却ファン 36 ラジエータ 38 ウォータポンプ A エンジン冷却水 B ブレード冷却水

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上に載置されたエンジンと、このエ
    ンジンで回転駆動されるブレードと、エンジンに冷却水
    を循環供給する冷却装置とを備え、前記ブレードに冷却
    水を注水しながら路面を切断する路面切断装置におい
    て、 前記冷却装置は、直列接続された空冷装置と水冷装置と
    から構成され、 前記空冷装置は、エンジン冷却水を放熱させるラジエー
    タと、このラジエータに風を吹きつける冷却ファンとを
    有し、 前記水冷装置は、前記空冷装置で冷却する前に前記エン
    ジン冷却水とブレード冷却水とを熱交換させるものであ
    って、この水冷装置を前記エンジン冷却水の循環経路内
    に設置したことを特徴とする路面切断装置。
JP1993040601U 1993-07-26 1993-07-26 路面切断装置 Expired - Lifetime JP2536473Y2 (ja)

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JPH0710012U JPH0710012U (ja) 1995-02-10
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