JP2536321B2 - 押出成形機の押出制御装置 - Google Patents
押出成形機の押出制御装置Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴムまたは合成樹脂の押
出成形機に関し、特に、ワークの押出製品の断面形状を
一定にするための押出制御装置に関するものである。
出成形機に関し、特に、ワークの押出製品の断面形状を
一定にするための押出制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出成形品の寸法精度は押出成
形機のダイスから押出されるワークの押出量等によって
左右される。押出量が不安定であれば、当然、成形品の
寸法精度にバラツキが発生する。押出量を一定化するた
めには、まず、実際の押出量を測定して、その押出成形
機の特性を知る必要がある。
形機のダイスから押出されるワークの押出量等によって
左右される。押出量が不安定であれば、当然、成形品の
寸法精度にバラツキが発生する。押出量を一定化するた
めには、まず、実際の押出量を測定して、その押出成形
機の特性を知る必要がある。
【0003】押出量を測定する方法として、従来、ワー
クを一定時間押出したのちに切断して複数のサンプルを
作製し、各サンプルの重量を測定対比することによって
押出量のバラツキを評価するサンプリング測定法が知ら
れている。ところが、このサンプリング測定法による
と、測定能率が悪いばかりでなく、サンプリングが断続
的に行なわれるため、押出量のバラツキを連続的に求め
ることができない。また、サンプルの切断精度が悪い場
合に、押出量の測定精度が低下するという不具合もあ
る。
クを一定時間押出したのちに切断して複数のサンプルを
作製し、各サンプルの重量を測定対比することによって
押出量のバラツキを評価するサンプリング測定法が知ら
れている。ところが、このサンプリング測定法による
と、測定能率が悪いばかりでなく、サンプリングが断続
的に行なわれるため、押出量のバラツキを連続的に求め
ることができない。また、サンプルの切断精度が悪い場
合に、押出量の測定精度が低下するという不具合もあ
る。
【0004】そこで、従来、押出量を自動的に測定し、
その測定値に基づき押出成形機をフィードバック制御し
て、押出量を一定化する技術が提案されている。例え
ば、特公昭62−54654号公報に開示された押出量
の制御方法においては、スクリュー先端部の圧力計で測
定した樹脂圧力から粘度が算出されるとともに、別の圧
力計によりダイス入口樹脂圧力が検出され、そのダイス
入口樹脂圧力と前記粘度とに基づき押出量が演算され、
その演算押出量が予め設定した押出量に等しくなるよう
に、押出成形機のスクリューの回転数が制御される。
その測定値に基づき押出成形機をフィードバック制御し
て、押出量を一定化する技術が提案されている。例え
ば、特公昭62−54654号公報に開示された押出量
の制御方法においては、スクリュー先端部の圧力計で測
定した樹脂圧力から粘度が算出されるとともに、別の圧
力計によりダイス入口樹脂圧力が検出され、そのダイス
入口樹脂圧力と前記粘度とに基づき押出量が演算され、
その演算押出量が予め設定した押出量に等しくなるよう
に、押出成形機のスクリューの回転数が制御される。
【0005】また、特公昭56−5178号公報に開示
された押出成形品の外径寸法自動制御装置は、ダイスか
ら押出されたワークの外径寸法を非接触型測定器で測定
し、その測定値が予め設定した上限値及び下限値からは
ずれたときに、押出成形機のスクリュー、または、引取
ローラの回転数を制御するように構成されている。
された押出成形品の外径寸法自動制御装置は、ダイスか
ら押出されたワークの外径寸法を非接触型測定器で測定
し、その測定値が予め設定した上限値及び下限値からは
ずれたときに、押出成形機のスクリュー、または、引取
ローラの回転数を制御するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の押出
量の制御方法によると、ダイス入口樹脂圧力及び粘度と
いう、何れもヘッド内のファクターに基づいて押出量を
測定しているため、押出成形機の運転条件によっては、
その測定値が実際の押出量に対応しない可能性があっ
た。そのうえ、粘度を算出する特別な演算プログラムが
必要となり、制御系の構成が複雑化する。また、後者の
押出成形品の外形寸法自動制御装置はワークの外径寸法
のみをフィードバック制御するものであるから、外形寸
法は安定するものの、外形寸法検出部とスクリュー回転
の制御との間にタイムラグ(遅れ)があるとともに、ワ
ークの押出速度の変化に伴う押出量のバラツキを把握で
きず、その押出成形機の特性を正確に制御することがで
きない。
量の制御方法によると、ダイス入口樹脂圧力及び粘度と
いう、何れもヘッド内のファクターに基づいて押出量を
測定しているため、押出成形機の運転条件によっては、
その測定値が実際の押出量に対応しない可能性があっ
た。そのうえ、粘度を算出する特別な演算プログラムが
必要となり、制御系の構成が複雑化する。また、後者の
押出成形品の外形寸法自動制御装置はワークの外径寸法
のみをフィードバック制御するものであるから、外形寸
法は安定するものの、外形寸法検出部とスクリュー回転
の制御との間にタイムラグ(遅れ)があるとともに、ワ
ークの押出速度の変化に伴う押出量のバラツキを把握で
きず、その押出成形機の特性を正確に制御することがで
きない。
【0007】また、ワークの押出速度によって制御する
ものにおいては、応答が速く、上記タイムラグは生じな
いもの、例えば、押出成形材料をロットで混練して供給
するものでは、材料の配分及びそのときの押出成形材料
及び雰囲気温度等がロット毎に変化し、ワークの押出速
度の制御だけでは、製品の外形寸法の精度を上げること
ができない可能性がある。
ものにおいては、応答が速く、上記タイムラグは生じな
いもの、例えば、押出成形材料をロットで混練して供給
するものでは、材料の配分及びそのときの押出成形材料
及び雰囲気温度等がロット毎に変化し、ワークの押出速
度の制御だけでは、製品の外形寸法の精度を上げること
ができない可能性がある。
【0008】一方、先行技術の特開昭52−91066
号公報に掲載の技術では、厚みの測定値と基準値との偏
差から得られる基準スクリュー回転数と、吐出圧力を一
定にする補正スクリュー回転数によって押出機のスクリ
ュー回転数を制御するものである。したがって、厚みの
偏差をスクリュー回転数で制御するものであるから、外
形寸法は安定するものの、外形寸法検出部の位置とスク
リュー回転との間にタイムラグ(遅れ)があるととも
に、ワークの押出速度の変化に伴う押出量のバラツキが
把握できず、その押出成形機の特性を正確に制御するこ
とができない。
号公報に掲載の技術では、厚みの測定値と基準値との偏
差から得られる基準スクリュー回転数と、吐出圧力を一
定にする補正スクリュー回転数によって押出機のスクリ
ュー回転数を制御するものである。したがって、厚みの
偏差をスクリュー回転数で制御するものであるから、外
形寸法は安定するものの、外形寸法検出部の位置とスク
リュー回転との間にタイムラグ(遅れ)があるととも
に、ワークの押出速度の変化に伴う押出量のバラツキが
把握できず、その押出成形機の特性を正確に制御するこ
とができない。
【0009】また、他の先行技術の特開昭54−119
67号公報に掲載の技術では、押出機からの押出速度と
その押出された外形の測定値から計算によって押出量を
求め、この押出量が一定となるように押出機のスクリュ
ー回転数または引取り速度を制御するものである。しか
し、押出成形機の運転条件、押出成形材料等がロット単
位で変化したときには、その測定値が実際の押出量に対
応しなくなり、ワークの精度が極端に低下する可能性が
ある。また、正確に断面積を算出しないと誤差が大きく
なるという問題があった。
67号公報に掲載の技術では、押出機からの押出速度と
その押出された外形の測定値から計算によって押出量を
求め、この押出量が一定となるように押出機のスクリュ
ー回転数または引取り速度を制御するものである。しか
し、押出成形機の運転条件、押出成形材料等がロット単
位で変化したときには、その測定値が実際の押出量に対
応しなくなり、ワークの精度が極端に低下する可能性が
ある。また、正確に断面積を算出しないと誤差が大きく
なるという問題があった。
【0010】そこで、本発明の課題は、実際の押出速度
に対して正確に対応する押出速度の閾値に基づいて押出
成形機を制御できるとともに、成形材料の特性のバラツ
キにも対応して制御され、製品の外形寸法の制御ができ
る押出成形機の押出制御装置を提供することにある。
に対して正確に対応する押出速度の閾値に基づいて押出
成形機を制御できるとともに、成形材料の特性のバラツ
キにも対応して制御され、製品の外形寸法の制御ができ
る押出成形機の押出制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の押出成形機の押出制御装置は、押出成形
機のダイスから押出されたワークの押出速度を検出する
前記ダイスの近傍に配設された押出速度検出手段と、前
記ワークの外形寸法を検出する外形寸法検出手段と、前
記押出成形機のスクリューの回転数を制御するスクリュ
ー制御手段とを具備し、前記押出速度検出手段の出力が
前記外形寸法検出手段で指定されたワークの外形寸法が
得られているときの押出速度を閾値とし、その閾値に等
しくなるように押出速度を制御すべく前記スクリュー制
御手段のスクリューの回転数を決定し、同時に、前記外
形寸法検出手段がダイスから押出されたワークの外形寸
法を検出し、所定の閾値による押出速度制御下で、その
ワークの外形寸法検出値が所定のワークの外形寸法から
外れたとき、押出速度検出手段の出力が所定のワークの
外形寸法となるべく押出速度検出手段の押出速度出力の
閾値を更新するものである。
めに、本発明の押出成形機の押出制御装置は、押出成形
機のダイスから押出されたワークの押出速度を検出する
前記ダイスの近傍に配設された押出速度検出手段と、前
記ワークの外形寸法を検出する外形寸法検出手段と、前
記押出成形機のスクリューの回転数を制御するスクリュ
ー制御手段とを具備し、前記押出速度検出手段の出力が
前記外形寸法検出手段で指定されたワークの外形寸法が
得られているときの押出速度を閾値とし、その閾値に等
しくなるように押出速度を制御すべく前記スクリュー制
御手段のスクリューの回転数を決定し、同時に、前記外
形寸法検出手段がダイスから押出されたワークの外形寸
法を検出し、所定の閾値による押出速度制御下で、その
ワークの外形寸法検出値が所定のワークの外形寸法から
外れたとき、押出速度検出手段の出力が所定のワークの
外形寸法となるべく押出速度検出手段の押出速度出力の
閾値を更新するものである。
【0012】
【作用】本発明の押出成形機の押出制御装置において
は、ダイスの近傍に配設された押出速度検出手段の出力
が外形寸法検出手段で指定されたワークの外形寸法が得
られているときの押出速度を閾値として、基準となる押
出速度の閾値を格納し、通常、このとき格納された押出
速度の閾値を基準にスクリュー制御手段のスクリューの
回転数を決定し、指定された外形寸法のワークを押出
す。特定の格納された押出速度の閾値を基準にスクリュ
ー制御手段のスクリューの回転数により押出速度制御を
行なっているとき、前記外形寸法検出手段によりワーク
の外形寸法検出値が所定のワークの外形寸法から外れる
と、押出速度検出手段の出力が所定のワークの外形寸法
となるべく押出速度検出手段の押出速度の閾値を変更し
て、押出速度検出手段の出力が外形寸法検出手段で指定
されたワークの外形寸法が得られるように押出速度の閾
値を補正、更新し、更新された押出速度の閾値を用いて
押出速度の制御を行なう。
は、ダイスの近傍に配設された押出速度検出手段の出力
が外形寸法検出手段で指定されたワークの外形寸法が得
られているときの押出速度を閾値として、基準となる押
出速度の閾値を格納し、通常、このとき格納された押出
速度の閾値を基準にスクリュー制御手段のスクリューの
回転数を決定し、指定された外形寸法のワークを押出
す。特定の格納された押出速度の閾値を基準にスクリュ
ー制御手段のスクリューの回転数により押出速度制御を
行なっているとき、前記外形寸法検出手段によりワーク
の外形寸法検出値が所定のワークの外形寸法から外れる
と、押出速度検出手段の出力が所定のワークの外形寸法
となるべく押出速度検出手段の押出速度の閾値を変更し
て、押出速度検出手段の出力が外形寸法検出手段で指定
されたワークの外形寸法が得られるように押出速度の閾
値を補正、更新し、更新された押出速度の閾値を用いて
押出速度の制御を行なう。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例による押出成形機
の押出制御装置を示す構成説明図、図2及び図3は本発
明の一実施例による押出成形機の押出制御装置の動作を
説明するフローチャートである。
の押出制御装置を示す構成説明図、図2及び図3は本発
明の一実施例による押出成形機の押出制御装置の動作を
説明するフローチャートである。
【0015】図1に示すように、押出成形機1のシリン
ダ2にはスクリュー3が内蔵され、そのスクリュー3は
駆動機4により回転される。シリンダ2内のゴムはスク
リュー3により混練されたのち、ヘッド5に設けたダイ
ス6から所定の断面形状で押出される。
ダ2にはスクリュー3が内蔵され、そのスクリュー3は
駆動機4により回転される。シリンダ2内のゴムはスク
リュー3により混練されたのち、ヘッド5に設けたダイ
ス6から所定の断面形状で押出される。
【0016】ヘッド5の外部においてダイス6の近傍に
は、押出速度検出手段9が配設されている。本実施例の
前記押出速度検出手段9は、例えば、ワーク7に接触し
て回転するローラと、そのローラの回転数を検出するエ
ンコーダとから構成されている。また、非接触型の速度
検出器を使用することも可能である。なお、図1におい
て、10はローラコンベヤ、11は引取機を示すもので
ある。また、ヘッド5の外部においてダイス6の近傍に
は、ダイス6から押出された直後のワーク7の外形寸法
を検出する外形寸法検出手段8が配設されている。本実
施例の前記外形寸法検出手段8としては、非接触状態で
検出可能なレイスケール等の光学式検出器を使用してい
る。
は、押出速度検出手段9が配設されている。本実施例の
前記押出速度検出手段9は、例えば、ワーク7に接触し
て回転するローラと、そのローラの回転数を検出するエ
ンコーダとから構成されている。また、非接触型の速度
検出器を使用することも可能である。なお、図1におい
て、10はローラコンベヤ、11は引取機を示すもので
ある。また、ヘッド5の外部においてダイス6の近傍に
は、ダイス6から押出された直後のワーク7の外形寸法
を検出する外形寸法検出手段8が配設されている。本実
施例の前記外形寸法検出手段8としては、非接触状態で
検出可能なレイスケール等の光学式検出器を使用してい
る。
【0017】次に、制御回路の構成について説明する。
【0018】実施例においてのマイクロコンピュータか
らなる演算手段13は、基本的には比較的応答性が良好
な押出速度に基づいており、押出速度検出手段9により
検出されたワーク7の押出速度Vに基づき、スクリュー
制御手段20を介してスクリュー3の回転を制御してい
る。また、外形寸法検出手段8からの信号も上記演算手
段13に入力され、この演算手段13内で押出速度の補
正がなされ、押出速度出力の閾値を更新するようになっ
ている。
らなる演算手段13は、基本的には比較的応答性が良好
な押出速度に基づいており、押出速度検出手段9により
検出されたワーク7の押出速度Vに基づき、スクリュー
制御手段20を介してスクリュー3の回転を制御してい
る。また、外形寸法検出手段8からの信号も上記演算手
段13に入力され、この演算手段13内で押出速度の補
正がなされ、押出速度出力の閾値を更新するようになっ
ている。
【0019】前記演算手段13には、ワーク7の外形寸
法(幅寸法)Yを表示する外形寸法表示手段15と、ワ
ーク7の押出速度Vを表示する押出速度表示手段16と
がそれぞれ接続されている。また、演算手段13に接続
された記録計17は、前記各データを記録し、プリンタ
で印字する。そして、前記演算手段13には入力手段1
9としてのキーボードが接続されている。
法(幅寸法)Yを表示する外形寸法表示手段15と、ワ
ーク7の押出速度Vを表示する押出速度表示手段16と
がそれぞれ接続されている。また、演算手段13に接続
された記録計17は、前記各データを記録し、プリンタ
で印字する。そして、前記演算手段13には入力手段1
9としてのキーボードが接続されている。
【0020】ランダムアクセスメモリ等からなる記憶手
段18には、ダイス6の押出形状毎にそれぞれ異なる複
数種の設定外形寸法が記憶されている。また、押出成形
機1から押出され、前記外形寸法検出手段8で検出され
たワーク7の外形寸法Yが、当初に演算手段13に入力
手段19から入力されているワーク7の外形寸法Xに等
しい外形寸法が得られているときの前記押出速度検出手
段9の押出速度出力を閾値とし、それを前記記憶手段1
8に格納している。
段18には、ダイス6の押出形状毎にそれぞれ異なる複
数種の設定外形寸法が記憶されている。また、押出成形
機1から押出され、前記外形寸法検出手段8で検出され
たワーク7の外形寸法Yが、当初に演算手段13に入力
手段19から入力されているワーク7の外形寸法Xに等
しい外形寸法が得られているときの前記押出速度検出手
段9の押出速度出力を閾値とし、それを前記記憶手段1
8に格納している。
【0021】また、本実施例のスクリュー制御手段20
は、通常、前記記憶手段18に格納した押出速度の閾値
に等しくなるように、駆動機4を介してスクリュー3の
回転数を制御する。
は、通常、前記記憶手段18に格納した押出速度の閾値
に等しくなるように、駆動機4を介してスクリュー3の
回転数を制御する。
【0022】次に、上記のように構成された本実施例の
押出成形機の押出制御装置の全体動作を図2及び図3の
フローチャートに従って説明する。このプログラムは電
源投入と同時に実行される。
押出成形機の押出制御装置の全体動作を図2及び図3の
フローチャートに従って説明する。このプログラムは電
源投入と同時に実行される。
【0023】押出成形機1の電源が投入されると、ま
ず、ステップS1でこのプログラムを実行するに必要な
メモリ及び出力ポート等を初期設定する。ステップS2
で押出成形機1の駆動機4によりスクリュー3が定速回
転され、ステップS3で入力手段19を用いてワーク7
の仕上りの外形寸法X、即ち、製品の仕上り幅Xを設定
する。ステップS4で外形寸法検出手段8によりワーク
7の外形寸法Y、即ち、製品の幅Yが検出され、ステッ
プS5で製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yとが
一致しているか判断し、両者が一致しているとき、また
は両者が所定の誤差範囲内で一致しているとき、ステッ
プS9からのルーチンの処理に入る。ステップS5で製
品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yとが一致してい
ないとき、ステップS5で製品の仕上り幅Xとワーク7
の外形寸法YとがX>Yであるか判断する。X>Yのと
き、ワーク7の外形寸法Yを大きくするため、押出成形
機1のスクリュー3を増速回転すべく、駆動機4の回転
数を上げる。また、X>Yでないとき、ワーク7の外形
寸法Yを小さくするため、押出成形機1のスクリュー3
を減速回転すべく、駆動機4の回転数を下げる。このよ
うにして、ステップS4からステップS8のルーチンを
繰返し実行する。
ず、ステップS1でこのプログラムを実行するに必要な
メモリ及び出力ポート等を初期設定する。ステップS2
で押出成形機1の駆動機4によりスクリュー3が定速回
転され、ステップS3で入力手段19を用いてワーク7
の仕上りの外形寸法X、即ち、製品の仕上り幅Xを設定
する。ステップS4で外形寸法検出手段8によりワーク
7の外形寸法Y、即ち、製品の幅Yが検出され、ステッ
プS5で製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yとが
一致しているか判断し、両者が一致しているとき、また
は両者が所定の誤差範囲内で一致しているとき、ステッ
プS9からのルーチンの処理に入る。ステップS5で製
品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yとが一致してい
ないとき、ステップS5で製品の仕上り幅Xとワーク7
の外形寸法YとがX>Yであるか判断する。X>Yのと
き、ワーク7の外形寸法Yを大きくするため、押出成形
機1のスクリュー3を増速回転すべく、駆動機4の回転
数を上げる。また、X>Yでないとき、ワーク7の外形
寸法Yを小さくするため、押出成形機1のスクリュー3
を減速回転すべく、駆動機4の回転数を下げる。このよ
うにして、ステップS4からステップS8のルーチンを
繰返し実行する。
【0024】このようにして、まず、押出成形機1のス
クリュー3を増速または減速させて駆動機4の回転数を
変更して、製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yと
が一致する基準となる押出速度Vを得る。
クリュー3を増速または減速させて駆動機4の回転数を
変更して、製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yと
が一致する基準となる押出速度Vを得る。
【0025】次に、ステップS5で製品の仕上り幅Xと
ワーク7の外形寸法Yとが一致しているか判断し、両者
が一致しているとき、または両者が所定の誤差範囲内で
一致しているとき、ステップS9からのルーチンの処理
に入る。
ワーク7の外形寸法Yとが一致しているか判断し、両者
が一致しているとき、または両者が所定の誤差範囲内で
一致しているとき、ステップS9からのルーチンの処理
に入る。
【0026】ステップS9では製品の仕上り幅Xとワー
ク7の外形寸法Yとが一致しているか判断し、両者が一
致しているとき、または両者が所定の誤差範囲内で一致
した状態がt秒間継続しているか判断し、t秒間継続し
ていないとき、ステップS4からのルーチンを繰返し実
行する。即ち、安定した押出速度V状態であるか否か判
断する。
ク7の外形寸法Yとが一致しているか判断し、両者が一
致しているとき、または両者が所定の誤差範囲内で一致
した状態がt秒間継続しているか判断し、t秒間継続し
ていないとき、ステップS4からのルーチンを繰返し実
行する。即ち、安定した押出速度V状態であるか否か判
断する。
【0027】ステップS9で製品の仕上り幅Xとワーク
7の外形寸法Yとが一致または両者が所定の誤差範囲内
で一致した状態がt秒間継続したと判断すると、ステッ
プS10でそのときの押出速度Vを閾値として新たに記
憶手段16のメモリMに格納する。ステップS11で現
在のメモリMに格納されている押出速度Vを読込み、ス
テップS12で現在押出されているワーク7の外形寸法
Yを外形寸法検出手段8によって読込み、ステップS1
3でワーク7の外形寸法Yと製品の仕上り幅Xとの差の
絶対値が、所定の許容誤差範囲Z以内であるか判断し、
許容誤差範囲Z以内であるとき、ステップS14でメモ
リMに格納した閾値としての押出速度Vと現在のワーク
7の押出速度Vとを比較し、両者が一致しているとき、
ステップS11からステップS14のルーチンを繰返し
実行する。この押出速度Vでの押出しにもかかわらず、
ワーク7の外形寸法Yが許容誤差範囲Zから外れた場
合、即ち、図3のステップS13でNOの場合には、ス
テップS4からステップS8のルーチンを繰返し実行
し、更に、ステップS9及びステップS10を実行し
て、ワーク7の外形寸法Yが所定の外形寸法で押出され
るように、新たな押出し速度の閾値を決定して更新する
とともに、その閾値に基づいた押出速度Vでの制御運転
を行なう。
7の外形寸法Yとが一致または両者が所定の誤差範囲内
で一致した状態がt秒間継続したと判断すると、ステッ
プS10でそのときの押出速度Vを閾値として新たに記
憶手段16のメモリMに格納する。ステップS11で現
在のメモリMに格納されている押出速度Vを読込み、ス
テップS12で現在押出されているワーク7の外形寸法
Yを外形寸法検出手段8によって読込み、ステップS1
3でワーク7の外形寸法Yと製品の仕上り幅Xとの差の
絶対値が、所定の許容誤差範囲Z以内であるか判断し、
許容誤差範囲Z以内であるとき、ステップS14でメモ
リMに格納した閾値としての押出速度Vと現在のワーク
7の押出速度Vとを比較し、両者が一致しているとき、
ステップS11からステップS14のルーチンを繰返し
実行する。この押出速度Vでの押出しにもかかわらず、
ワーク7の外形寸法Yが許容誤差範囲Zから外れた場
合、即ち、図3のステップS13でNOの場合には、ス
テップS4からステップS8のルーチンを繰返し実行
し、更に、ステップS9及びステップS10を実行し
て、ワーク7の外形寸法Yが所定の外形寸法で押出され
るように、新たな押出し速度の閾値を決定して更新する
とともに、その閾値に基づいた押出速度Vでの制御運転
を行なう。
【0028】なお、ステップS13で|Y−X|≦Zが
YESの場合、基本的には製品の押出速度VとメモリM
に格納してある閾値とは一致しているはずであるが、念
のため、ステップS14及びステップS15で両者を比
較し、ステップS15でV<Mのとき、ワーク7の押出
速度を大きくするため、押出成形機1のスクリュー3を
増速回転するため、押出成形機1のスクリュー3を増速
回転すべく、駆動機4の回転数を上げる。また、V<M
でないとき、ワーク7の押出速度を小さくするため、押
出成形機1のスクリュー3を減速回転すべく、駆動機4
の回転数を下げる。また、ステップS11からステップ
S17のルーチンを繰返し実行する。しかしながら、何
れの場合でも、ステップS13の|Y−X|≦Zが基準
となっていることは言うまでもない。
YESの場合、基本的には製品の押出速度VとメモリM
に格納してある閾値とは一致しているはずであるが、念
のため、ステップS14及びステップS15で両者を比
較し、ステップS15でV<Mのとき、ワーク7の押出
速度を大きくするため、押出成形機1のスクリュー3を
増速回転するため、押出成形機1のスクリュー3を増速
回転すべく、駆動機4の回転数を上げる。また、V<M
でないとき、ワーク7の押出速度を小さくするため、押
出成形機1のスクリュー3を減速回転すべく、駆動機4
の回転数を下げる。また、ステップS11からステップ
S17のルーチンを繰返し実行する。しかしながら、何
れの場合でも、ステップS13の|Y−X|≦Zが基準
となっていることは言うまでもない。
【0029】即ち、このルーチンでは、安定した押出速
度Vで押出しているにもかかわらず、例えば、押出材料
のロット等が変更されると、ステップS13でワーク7
の外形寸法Yと製品の仕上り幅Xとの差の絶対値が、所
定の許容誤差範囲Z以内であるか判断したとき、許容誤
差範囲Z以内であると判断できなくなり、ステップS4
からのルーチンの処理となり、ステップS4で外形寸法
検出手段8により製品の幅Yが検出され、ステップS5
で製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yとが一致し
するように、押出成形機1のスクリュー3を増速または
減速回転すべく、駆動機4の回転数を変更させる。ステ
ップS5で製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yと
が一致しているとき、または両者が所定の誤差範囲内で
一致しているとき、ステップS9からのルーチンの処理
に入り、ステップS9では製品の仕上り幅Xとワーク7
の外形寸法Yとが一致している状態がt秒間継続したと
き、そのときの押出速度Vを閾値として新たにメモリM
に書込む。即ち、メモリMの閾値を更新させ、押出速度
Vの速度制御となる。
度Vで押出しているにもかかわらず、例えば、押出材料
のロット等が変更されると、ステップS13でワーク7
の外形寸法Yと製品の仕上り幅Xとの差の絶対値が、所
定の許容誤差範囲Z以内であるか判断したとき、許容誤
差範囲Z以内であると判断できなくなり、ステップS4
からのルーチンの処理となり、ステップS4で外形寸法
検出手段8により製品の幅Yが検出され、ステップS5
で製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yとが一致し
するように、押出成形機1のスクリュー3を増速または
減速回転すべく、駆動機4の回転数を変更させる。ステ
ップS5で製品の仕上り幅Xとワーク7の外形寸法Yと
が一致しているとき、または両者が所定の誤差範囲内で
一致しているとき、ステップS9からのルーチンの処理
に入り、ステップS9では製品の仕上り幅Xとワーク7
の外形寸法Yとが一致している状態がt秒間継続したと
き、そのときの押出速度Vを閾値として新たにメモリM
に書込む。即ち、メモリMの閾値を更新させ、押出速度
Vの速度制御となる。
【0030】このように、本実施例の押出成形機の押出
制御装置は、押出成形機1のダイス6から押出されたワ
ーク7の押出速度Vを検出するダイス6の近傍に配設さ
れた押出速度検出手段9と、前記ワーク7の外形寸法、
即ち、製品幅Yを検出する外形寸法検出手段8と、前記
押出速度検出手段9の押出速度Vが所定の閾値に等しく
なるように、押出成形機1のスクリュー3の回転数を制
御するスクリュー制御手段20とを具備し、ステップS
2からステップS10に示すように、前記押出速度検出
手段9の出力が前記外形寸法検出手段8で指定されたワ
ーク7の外形寸法が得られているときの押出速度Vを閾
値として記憶手段18に格納し、その閾値に等しくなる
ように、ステップS11からステップS17のように、
押出速度Vを制御すべく前記スクリュー制御手段20の
スクリュー3の回転数を決定し、かつ、ステップS13
で前記外形寸法検出手段8が押出されたワーク7の外形
寸法を検出し、所定の押出速度Vの閾値による押出速度
制御下で、そのワーク7の外形寸法検出値Yが所定のワ
ーク7の外形寸法から外れたとき、押出速度検出手段9
の出力が所定のワーク7の外形寸法となるべく、押出速
度検出手段9の押出速度出力の閾値を補正、更新するも
のである。
制御装置は、押出成形機1のダイス6から押出されたワ
ーク7の押出速度Vを検出するダイス6の近傍に配設さ
れた押出速度検出手段9と、前記ワーク7の外形寸法、
即ち、製品幅Yを検出する外形寸法検出手段8と、前記
押出速度検出手段9の押出速度Vが所定の閾値に等しく
なるように、押出成形機1のスクリュー3の回転数を制
御するスクリュー制御手段20とを具備し、ステップS
2からステップS10に示すように、前記押出速度検出
手段9の出力が前記外形寸法検出手段8で指定されたワ
ーク7の外形寸法が得られているときの押出速度Vを閾
値として記憶手段18に格納し、その閾値に等しくなる
ように、ステップS11からステップS17のように、
押出速度Vを制御すべく前記スクリュー制御手段20の
スクリュー3の回転数を決定し、かつ、ステップS13
で前記外形寸法検出手段8が押出されたワーク7の外形
寸法を検出し、所定の押出速度Vの閾値による押出速度
制御下で、そのワーク7の外形寸法検出値Yが所定のワ
ーク7の外形寸法から外れたとき、押出速度検出手段9
の出力が所定のワーク7の外形寸法となるべく、押出速
度検出手段9の押出速度出力の閾値を補正、更新するも
のである。
【0031】したがって、上記実施例の押出成形機の押
出制御装置は、押出速度検出手段9の出力が外形寸法検
出手段8で指定されたワーク7の指定された製品の幅X
が得られているときの押出速度Vを閾値として記憶手段
18のメモリMに格納し、通常は、このとき格納された
押出速度Vの閾値(M=V)を基準にスクリュー制御手
段20のスクリュー3の回転数を決定し、指定された製
品の幅Xの外形寸法のワーク7を押出す。特定の格納さ
れた押出速度Vの閾値を基準にスクリュー制御手段20
のスクリュー3の回転数により押出速度Vの制御を行な
っているとき、前記外形寸法検出手段8によりワーク7
の外形寸法検出値Yが所定のワーク7の外形寸法Xから
外れると、押出速度検出手段9の出力が所定のワーク7
の外形寸法となるべく、スクリュー制御手段20のスク
リュー3の回転数を変更し、ワーク7の外形寸法検出値
Yとワーク7の外形寸法Xとが一致したときの押出速度
検出手段9の押出速度Vを新たな閾値として、記憶手段
18のメモリMに格納更新し、更新された押出速度Vの
閾値を用いて押出速度Vの制御を行なうことができる。
なお、押出成形機1のダイス6から押出されたワーク7
の押出速度をダイス6の近傍に配設された押出速度検出
手段9で検出しているから、ワーク7の押出速度とスク
リュー3の回転数とが近似し、その応答性をよくするこ
とができ、製品の幅を極めて正確に形成できる。
出制御装置は、押出速度検出手段9の出力が外形寸法検
出手段8で指定されたワーク7の指定された製品の幅X
が得られているときの押出速度Vを閾値として記憶手段
18のメモリMに格納し、通常は、このとき格納された
押出速度Vの閾値(M=V)を基準にスクリュー制御手
段20のスクリュー3の回転数を決定し、指定された製
品の幅Xの外形寸法のワーク7を押出す。特定の格納さ
れた押出速度Vの閾値を基準にスクリュー制御手段20
のスクリュー3の回転数により押出速度Vの制御を行な
っているとき、前記外形寸法検出手段8によりワーク7
の外形寸法検出値Yが所定のワーク7の外形寸法Xから
外れると、押出速度検出手段9の出力が所定のワーク7
の外形寸法となるべく、スクリュー制御手段20のスク
リュー3の回転数を変更し、ワーク7の外形寸法検出値
Yとワーク7の外形寸法Xとが一致したときの押出速度
検出手段9の押出速度Vを新たな閾値として、記憶手段
18のメモリMに格納更新し、更新された押出速度Vの
閾値を用いて押出速度Vの制御を行なうことができる。
なお、押出成形機1のダイス6から押出されたワーク7
の押出速度をダイス6の近傍に配設された押出速度検出
手段9で検出しているから、ワーク7の押出速度とスク
リュー3の回転数とが近似し、その応答性をよくするこ
とができ、製品の幅を極めて正確に形成できる。
【0032】このように構成する本実施例の押出成形機
の押出制御装置によれば、例えば、ロット単位で混練し
た押出材料を変更しても、ロット毎に押出材料の配合比
率或いは温度等が変更されても、それをステップS13
の判断によって判別されるから、押出成形した製品の幅
精度を高くすることができる。
の押出制御装置によれば、例えば、ロット単位で混練し
た押出材料を変更しても、ロット毎に押出材料の配合比
率或いは温度等が変更されても、それをステップS13
の判断によって判別されるから、押出成形した製品の幅
精度を高くすることができる。
【0033】ところで、上記実施例では、設定押出量を
記憶する記憶手段18のメモリMに閾値を格納している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、演算手段
13が内蔵するメモリを使用することもできる。
記憶する記憶手段18のメモリMに閾値を格納している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、演算手段
13が内蔵するメモリを使用することもできる。
【0034】そして、本発明はワーク7の形状を特に限
定するものではなく、各種形状のワークの押出制御装置
として実施し得るものである。
定するものではなく、各種形状のワークの押出制御装置
として実施し得るものである。
【0035】更に、押出成形機1のダイス6から押出さ
れたワーク7の押出速度を検出する押出速度検出手段9
と、前記ワーク7の外形寸法を検出する外形寸法検出手
段8との位置は、ダイス6側に押出速度検出手段9また
は外形寸法検出手段8の何れを配設してもよい。
れたワーク7の押出速度を検出する押出速度検出手段9
と、前記ワーク7の外形寸法を検出する外形寸法検出手
段8との位置は、ダイス6側に押出速度検出手段9また
は外形寸法検出手段8の何れを配設してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の押出成形機の押
出制御装置は、ワークの押出速度を検出する前記ダイス
の近傍に配設された押出速度検出手段と、前記ワークの
外形寸法を検出する外形寸法検出手段と、前記押出速度
検出手段の押出速度出力が所定の閾値に等しくなるよう
に、押出成形機のスクリューの回転数を制御するスクリ
ュー制御手段とを具備し、前記押出速度検出手段の出力
が前記外形寸法検出手段で指定されたワークの外形寸法
が得られているときの押出速度を閾値とし、その閾値に
等しくなるように押出速度を制御すべく前記スクリュー
制御手段のスクリューの回転数を決定し、かつ、前記外
形寸法検出手段が押出されたワークの外形寸法を検出
し、所定の押出速度の閾値による押出速度制御下で、そ
のワークの外形寸法検出値が所定のワークの外形寸法か
ら外れたとき、押出速度検出手段の出力が所定のワーク
の外形寸法となるべく押出速度検出手段の押出速度出力
の閾値を更新するものである。
出制御装置は、ワークの押出速度を検出する前記ダイス
の近傍に配設された押出速度検出手段と、前記ワークの
外形寸法を検出する外形寸法検出手段と、前記押出速度
検出手段の押出速度出力が所定の閾値に等しくなるよう
に、押出成形機のスクリューの回転数を制御するスクリ
ュー制御手段とを具備し、前記押出速度検出手段の出力
が前記外形寸法検出手段で指定されたワークの外形寸法
が得られているときの押出速度を閾値とし、その閾値に
等しくなるように押出速度を制御すべく前記スクリュー
制御手段のスクリューの回転数を決定し、かつ、前記外
形寸法検出手段が押出されたワークの外形寸法を検出
し、所定の押出速度の閾値による押出速度制御下で、そ
のワークの外形寸法検出値が所定のワークの外形寸法か
ら外れたとき、押出速度検出手段の出力が所定のワーク
の外形寸法となるべく押出速度検出手段の押出速度出力
の閾値を更新するものである。
【0037】したがって、通常運転では、押出速度を指
定されたワークの外形寸法が得られているときの製品成
形速度とするものであり、押出成形機のダイスから押出
されたワークの押出速度を前記ダイスの近傍に配設され
た押出速度検出手段で検出しているから、ワークの押出
速度とスクリューの回転数とが近似し、その応答性をよ
くすることができ、製品の幅を極めて正確に形成でき
る。即ち、通常運転状態で、押出成形機のダイスから押
出されたワークの押出速度を決定する外形寸法検出手段
で指定されたワークの外形寸法が得られているときの押
出速度を閾値(基準)の押出速度とし、現在の押出速度
との偏差に応じてスクリュー回転数を制御し、これによ
って、同一材料ロットの場合に押出速度を一定にし、ワ
ークの外形を安定化させる。しかし、押出速度を指定さ
れたワークの外形寸法が得られているときの製品成形速
度としても、ワークの外形寸法が所望の形状にならない
場合がある。即ち、押出成形材料等がロット単位で変化
した場合には、外形寸法検出手段でワークの外形を検出
し、押出成形機のダイスから押出されたワークの押出速
度を決定する外形寸法検出手段で指定されたワークの外
形寸法が得られているときの押出速度としても誤差が発
生する。このような場合には、ロット単位で基準となる
押出速度の閾値(基準)を更新することにより、押出成
形材料の特性が変化しても、押出成形した製品の精度を
高くすることができる。
定されたワークの外形寸法が得られているときの製品成
形速度とするものであり、押出成形機のダイスから押出
されたワークの押出速度を前記ダイスの近傍に配設され
た押出速度検出手段で検出しているから、ワークの押出
速度とスクリューの回転数とが近似し、その応答性をよ
くすることができ、製品の幅を極めて正確に形成でき
る。即ち、通常運転状態で、押出成形機のダイスから押
出されたワークの押出速度を決定する外形寸法検出手段
で指定されたワークの外形寸法が得られているときの押
出速度を閾値(基準)の押出速度とし、現在の押出速度
との偏差に応じてスクリュー回転数を制御し、これによ
って、同一材料ロットの場合に押出速度を一定にし、ワ
ークの外形を安定化させる。しかし、押出速度を指定さ
れたワークの外形寸法が得られているときの製品成形速
度としても、ワークの外形寸法が所望の形状にならない
場合がある。即ち、押出成形材料等がロット単位で変化
した場合には、外形寸法検出手段でワークの外形を検出
し、押出成形機のダイスから押出されたワークの押出速
度を決定する外形寸法検出手段で指定されたワークの外
形寸法が得られているときの押出速度としても誤差が発
生する。このような場合には、ロット単位で基準となる
押出速度の閾値(基準)を更新することにより、押出成
形材料の特性が変化しても、押出成形した製品の精度を
高くすることができる。
【図1】 図1は本発明の一実施例による押出成形機の
押出制御装置を示す構成説明図である。
押出制御装置を示す構成説明図である。
【図2】 図2は本発明の一実施例による押出成形機の
押出制御装置の全体動作を説明する一部のフローチャー
トである。
押出制御装置の全体動作を説明する一部のフローチャー
トである。
【図3】 図3は本発明の一実施例による押出成形機の
押出制御装置の全体動作を説明する他の一部のフローチ
ャートである。
押出制御装置の全体動作を説明する他の一部のフローチ
ャートである。
1 押出成形機 6 ダイス 7 ワーク 8 外形寸法検出手段 9 押出速度検出手段 13 演算手段 18 記憶手段 20 スクリュー制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関戸 傑之 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−11967(JP,A) 特開 昭52−91066(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 押出成形機のダイスから押出されたワー
クの押出速度を検出する前記ダイスの近傍に配設された
押出速度検出手段と、前記ワークの外形寸法を検出する
外形寸法検出手段と、前記押出速度検出手段の押出速度
出力が所定の閾値に等しくなるように、押出成形機のス
クリューの回転数を制御するスクリュー制御手段とを具
備する押出成形機の押出制御装置において、 前記押出速度検出手段の出力が前記外形寸法検出手段で
指定されたワークの外形寸法が得られているときの押出
速度を閾値とし、その閾値に等しくなるように押出速度
を制御すべく前記スクリュー制御手段のスクリューの回
転数を決定し、かつ、前記外形寸法検出手段が押出され
たワークの外形寸法を検出し、所定の押出速度の閾値に
よる押出速度制御下で、そのワークの外形寸法検出値が
所定のワークの外形寸法から外れたとき、押出速度検出
手段の出力が所定のワークの外形寸法となるべく押出速
度検出手段の押出速度出力の閾値を更新することを特徴
とする押出成形機の押出制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3086450A JP2536321B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 押出成形機の押出制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3086450A JP2536321B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 押出成形機の押出制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104612A JPH05104612A (ja) | 1993-04-27 |
JP2536321B2 true JP2536321B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=13887270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3086450A Expired - Fee Related JP2536321B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 押出成形機の押出制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536321B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105392376A (zh) * | 2013-07-17 | 2016-03-09 | 日本烟草产业株式会社 | 杆部件的挤出成型系统及其挤出成型方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0852789A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Murata Mfg Co Ltd | 成形シートの吐出速度制御方法 |
DE4446933C1 (de) * | 1994-12-28 | 1996-03-14 | Hansgeorg Ratzenberger | Anordnung zur Überwachung und Steuerung der Materialzusammensetzung und plastischen oder bildsamen Verformung des Massestromes einer Maschine |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5291066A (en) * | 1976-01-27 | 1977-08-01 | Dainichi Nippon Cables Ltd | Method of controlling coating thickness of plastic coating device |
JPS5946775B2 (ja) * | 1977-06-30 | 1984-11-14 | 富士写真フイルム株式会社 | 押出機の制御方法 |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP3086450A patent/JP2536321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105392376A (zh) * | 2013-07-17 | 2016-03-09 | 日本烟草产业株式会社 | 杆部件的挤出成型系统及其挤出成型方法 |
CN105392376B (zh) * | 2013-07-17 | 2017-11-21 | 日本烟草产业株式会社 | 杆部件的挤出成型系统及其挤出成型方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05104612A (ja) | 1993-04-27 |
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