JP2536195B2 - 累進焦点レンズ - Google Patents

累進焦点レンズ

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JP2536195B2 JP1286063A JP28606389A JP2536195B2 JP 2536195 B2 JP2536195 B2 JP 2536195B2 JP 1286063 A JP1286063 A JP 1286063A JP 28606389 A JP28606389 A JP 28606389A JP 2536195 B2 JP2536195 B2 JP 2536195B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の眼の調節力の補助として使用する累進焦点レ
ンズに関する。
〔従来の技術〕
眼の調節力が衰退して近方視が困難になった場合の調
節力の補助用眼鏡レンズとして、上方の遠用視矯正領域
(以下遠用部という)と下方の近用視矯正領域(以下近
用部という)と両者の中間において連続的に屈折力が変
化する累進領域(以下中間部という)を有する累進多焦
点レンズが種々知られている。
累進多焦点レンズにおいて、一般には遠用部と近用部
との明視域を広く確保し、その間を累進帯で結ぶと、そ
の累進帯の側方領域にレンズ収差が集中するようにな
り、この領域の存在が像のボケをはじめとして、像のゆ
がみを引き起こし、視線を移動したときのゆれとして、
装用者に悪い印象を与える。
このような視覚特性の問題を解決するために、公知の
累進多焦点レンズにおいては様々な観点での設計、評価
がなされている。像のゆれ、ゆがみの問題は面の形状を
どのように形成するかによって決まる。従来、このよう
な状態の軽減を図ったものとして、例えば、特公昭49−
3595号、特公昭52−20271号公報等において提案された
ものが知られている。これらは静的視覚、動的視覚を向
上させるための目的で提案されたものであり、本発明で
言うところのゆれ、ゆがみに相当すると考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来の構成においては、確かにある程度広い明
視域を確保することが可能となるものの、累進多焦点レ
ンズに不可避の非点隔差の分布状態、すなわち非点隔差
という収差の最大量とその勾配を小さくして、遠用部、
中間部及び近用部の3つの領域全体にわたって優れた視
覚特性を得ることは難しく、主子午線曲線に沿う屈折力
変化の状態のみを特定するだけでは、実用上の優れた累
進多焦点レンズを実現することは極めて困難なことであ
った。しかも、視覚特性を改善するための手法は手探り
に等しく、明確な設計手法もなければ、具体的な性能評
価のための基準も不明瞭な状態であった。
すなわち、従来においては横断面形状や縦断面形状に
ついて述べられているが、いずれも一方の断面形状につ
いてしか述べられておらず、それだけでは従来例で言っ
ているような効果を得るには不十分であるばかりでなく
説明には無理があった。ゆれ、ゆがみを考えるとプリズ
ム量ばかりでなく非点収差等も、考えなければならず一
断面形状について述べただけで決して決まる量でないこ
とは明らかである。
また、従来例においてはいずれも微分幾何学的な根拠
に基づいているだけで実際の装用状態に基づいての評価
に対応させにくいという問題があり、装用状態での評価
について確固たる根拠に基づいて設計されているとは思
われない。つまり、非球面形状である第一面の面として
屈折力(平均屈折力)と非点収差(主屈折力差)につい
て述べ、所望の屈折力の確保と非点収差のために面の形
状をいかに構成したらよいかという極めて数学的な考察
がなされているにすぎず、実際に人間が装用したときの
状態での物理的考察が欠けていた。
本発明の目的は、実際の装用状態での像のゆれ、ゆが
みを評価し、遠用部、中間部及び近用部の各領域の全体
にわたって像のゆれ、ゆがみを軽減し、この種のレンズ
を初めて用いる人にも違和感なく装用し得る累進多焦点
レンズを提供することにある。
〔課題を解決する手段〕
本発明は、レンズの上方域に遠用部Fを有し、下方域
に近用部を有し、その中間に中間部Pとして上方域から
下方域に向かって遠用屈折力から近用屈折力へ平均表面
屈折力が連続的に変化する累進帯を有する第1図に示す
如き累進多焦点レンズにおいて、実際の装用状態での像
のゆれ、ゆがみを評価し、これを設計に反映させること
によって面全体の形状についてレンズ収差を定量的に把
握し得ることを見出し、このような新しい観点による累
進焦点レンズの設計及び評価の目安を確立したものであ
る。
即ち、該累進焦点レンズの装用状態において、眼球回
旋中心を通過して眼から射出光を前記累進焦点レンズに
入射し、出射する光線に対して、該累進焦点レンズに入
射する光線の単位ベクトルを眼球回旋中心を座標中心と
する極座標表示によってL(θ′、θ′)と表現
し、該レンズを出射する光線の単位ベクトルを同様に
L′(θ″、θ″)とし、 tanθ=tanθ″−tanθ′ tanθ=tanθ″−tanθと定義し、Aディオプター相当の球面レンズにおけるta
、tanθの最大値の絶対値をSAθ1、SAθ2
とするとき、 −SAθ1<tanθ<SAθ1 (1) −SAθ2<tanθ<SAθ2 (2) −1.5A<ε<1.5A(degree) (3) の条件を満たす面形状を有する構成としたものである。
〔作 用〕
上記の如き本発明の作用について説明する。第2図
は、人間が実際にレンズを装用したときの光学系を示し
ており、本発明による設計手法の前提となる構成を示し
ている。レンズLの装用者はレンズLを通して眼E内に
入射する光線が眼底上に結像することによって物体を視
認するのであるが、本発明の設計手法においては、光線
逆進の定理にそって眼底側から発する光線がレンズLを
射出して物体上に結像するものとして評価する。図から
わかるように眼Eの眼球回転中心Oを通った光がレンズ
Lに入射し所定の屈折を受けて射出する。ここで、レン
ズLに入射する入射角(α)とレンズから出射する出射
角(α′)の差 Δα=α−α′ を“光線のふれ”と呼ぶことにする。
第3図には本発明における設計手法の説明図を示す。
作図の都合上一面しか記していないが、実際上は累進焦
点レンズの2つのレンズ面の合成として考える。OGはレ
ンズの幾何学中心、σはレンズ面である。
眼球回旋中心点Oを通ってレンズ面に入射する光線の
単位ベクトルを眼球回旋中心を座標中心とする極座標表
示によってL(θ′、θ′)と表現し、レンズを出
射する光線の単位ベクトルを同様にL′(θ″、
θ″)とする。
この場合、“光線のふれ”は、それぞれの成分で、 θ=θ″−θ′ θ=θ″−θ′ になる。ここではそれぞれの正接(tangent)をとって
評価することとすると、 tanθ=tan1″−tanθ′ tanθ=tan2″−tanθ′ となる。
また、入射光線と射出光線の屈折による変化、即ちベ
クトルL、L′の方向の変化εは、 となる。
以上のようなパラメータによって、実際の装用状態で
の像のゆれ、ゆがみを評価することができ、上記の如き
条件を与えることによって、遠用部、中間部及び近用部
の各領域の全体にわたって像のゆれ、ゆがみを軽減する
ことが可能となる。
尚、OとOGの間は、一般に日本人の場合25mm、欧米人
の場合は28mmであるが、その距離のちがいは本質的な差
ではない。
〔実施例〕
上記の如き本発明の設計手法について、まず一般の単
焦点レンズを例にとって説明する。
遠用部の度数が0ディオプターの場合、即ち球面度数
が0ディオプターの場合には全面tanθ、tanθ、ε
は共にほとんどゼロである。また、遠用部が度数を有す
る場合(屈折力のある場合)には、Aデォプターの球面
レンズのtanθ、tanθの最大値の絶対値を
Aθ1、SAθ2とすると、SAθ1、SAθ2(球
面であるからSAθ1=SAθ2)は共にゼロではなく
なる。また面形状が第1面、第2面共に球面であるた
め、εのみゼロになる。またプラス度数とマイナス度数
の場では符号(方向)が逆になる。また、乱視レンズの
場合は面形状が少なくとも1面は球面でなく、2方向で
屈折力が異なるのでtanθ1,tanθの最大値の絶対値は
等しくならず、εはゼロではなくなる。
θ、θは眼鏡レンズにおけるプリズム量に関係し
てくるので、主として像のゆれに対応する歪曲収差に関
するものと言える。そして、εはL、L′というベクト
ルの方向の変化を示す値であるため、εは像のゆがみの
量に関係する。このεはいわゆるゆがみの方向といって
もよいし、また歪曲収差における倍率変化の方向成分と
言うこともできる。また、非点収差は前記のθ
θ、εと一意的ではないものの大いに関係している。
特に、非点収差がある場合にはεはゼロではなくなる。
このような観点に基づき、累進焦点レンズの設計にお
いて上記(1)(2)及び(3)の条件を満たす構成と
することによって、累進帯を実用的な長さとしつつ、そ
のときの歪曲収差、非点収差を最適化することができ、
像のゆれ、ゆがみの低減を行なうことが可能となる。
前述した光線追跡の考え方を適用すれば遠用度数が0
でないときについても評価ができる。
一般の累進焦点レンズの場合裏面を加工して遠用度数
処方や乱視度数処方等を行なう。そのとき上記(1)
(2)及び(3)の条件式は遠用度数を処方した場合に
は遠用度数(Bディオプター)に相当する球面レンズに
よるtanθ1,tanθの最大値の絶対値を上記(1)
(2)式に付加すればよい。このとき、(3)式は前述
した理由により変わらない。つまり、遠用部が所望の屈
折力としてBディオプターを有する場合には、上記
(1)(2)式に代えて、 Bディオプター相当の球面レンズによるtanθ、tan
θの最大値の絶対値をSBθ1、SBθ2とすると
き、 −SAθ1−SBθ1<tanθ<SAθ1−SBθ1 −SAθ2−SBθ2<θ<SAθ2−SBθ2 −1.5A<ε<1.5A(degree) の条件を満たす形状を有することが有効となる。
ところで、乱視処方をした場合には乱視度数に相当す
る球面レンズによるtanθ、tanθの最大値の絶対値
を、上記(1)(2)式に付加する。また、この場合の
乱視レンズによるεを求めて(3)式に付加することが
必要となる。また、プリズムを付加されたレンズにも同
様の考え方が適用できる。従って、遠用部に乱視度数C
ディオプターを有する場合には、Cディオプター相当の
球面レンズによるtanθ、tanθの最大値の絶対値を
Cθ1、SCθ2、Cディオプター相当の乱視レンズ
によるεの最大値をXとするとき、 −SAθ1−SBθ1−SCθ1<tanθ< SAθ1+SBθ1+SCθ1 −SAθ2−SBθ2−SCθ2<tanθ< SAθ2+SBθ2+SCθ2 −1.5A−X<ε<1.5A+X(degree) の条件を満たす形状とすることが有効となる。
このように遠用処方や乱視処方を行なった場合には、
きわめて単純な関係が成り立つことがわかる。
そして、遠用処方や乱視処方は裏面を加工して行なう
ことからわかるように、上記の条件式を満たすことが重
要であることがわかる。つまりこの条件式に見合うよう
な面の形状を与えればよいことになる。
第4図は上記の如き実施例についての等非点隔差曲線
図であり、第5図は比較のために従来の累進多焦点レン
ズにおける等非点隔差曲線図の概要を示す図である。
従来の累進多焦点レンズにおいては、本発明による上
記の如き条件を満たすように構成されていないため、第
5図に示す如く、非点隔差の密度が高くなり、非点隔差
量及び非点隔差の勾配が急激なものとなり、結果として
像のゆがみが大きくなり、視線を移動したときに像のゆ
れを感ずることになる。また、遠用部下方の側方領域に
は、中間部の側方領域からの非点隔差の収差がしみ出し
て、この領域へ眼を向けた場合には、像のボケばかりで
はなく、像のゆがみ、ゆれが著しくなっている。
これに対して、本実施例においては第4図に示す如
く、表面屈折力の非点隔差の密度も低下し、非点隔差の
勾配もゆるやかになり、像のゆがみもゆれも軽減されて
いることが明らかである。
第4図に示した本発明による実施例の数値について説
明する。実施例としての累進焦点レンズは、 遠用度数 0ディオプター 加入度 2.5ディオプター 累進帯の長さ 14mm の仕様を有するものである。第4図に示す如く、左右対
称であるため、右半分の数値についてのみ示す。第6図
は実施例の累進焦点レンズにおけるtanθ、第7図は
実施例の累進焦点レンズにおけるtanθ、第8図は実
施例の累進焦点レンズにおけるεの値を示した図であ
る。
各図において、縦軸は第3図に示した座標のとり方に
対応してtanθ′であり、横軸はtanθ′である。レ
ンズ直径は75mmであり、縦軸、横軸とも、第3図に示し
たとおり、眼の回旋点までの距離25mmを用いて、レンズ
面上の位置を正接の値で示しており、レンズ面上での距
離と次のように対応している。
tanθ=±1.5→37.5mm tanθ=±1.0→25.0mm tanθ=±0.5→12.5mm tanθ=0.0→0.0mm また、第9図に実施例の累進焦点レンズにおける加入
度に相当する球面レンズについてのtanθ、第10図に
実施例の累進焦点レンズにおける加入度に相当する球面
レンズについてのtanθ、第11図に実施例の累進焦点
レンズにおける加入度に相当する球面レンズについての
εの値を示した。
ここで、第6図に示したtanθの値は、第9図に示
した有効領域における加入度相当球面レンズについての
tanθの最大値の絶対値0.317よりも常に小さい値とな
っていることが分かる。
同様に、第7図に第10図との比較からしても、第7図
に示したtanθの値は、第10図に示した有効領域にお
ける加入度相当球面レンズについてのtanθの最大値
の絶対値0.317よりも常に小さい値となっている。ま
た、第11図に示した如く、εの値は全て0であるのは球
面であることから当然であり、第8図に示したεの値が
前記(3)式を満たすことは明らかである。
尚、一般に眼鏡レンズは円形であるため、各図に示し
た数値の右端の上部及び下部の数値は面形状を分かり易
くするために記載したもので、実際のレンズにおいて
は、各図中の太線内は意味のない領域である。
〔発明の効果〕
以上の如き本発明によれば、実際の装用状態における
評価を行っているため、装用状態においてレンズの屈折
表面の全面にわたって、非点隔差を小さくすることがで
き、非点隔差の最大値も小さく、またその勾配もゆるや
かになる。従って、遠用部下方から近用部に至る主子午
線曲線の側方部での収差集中領域における収差密度を緩
和するのみならず、遠用部、中間部及び近用部の各領域
の全体にわたって像のゆれ、ゆがみを軽減することがで
き、きわめて快適な累進焦点レンズを提供することが可
能となる。しかも、本発明は具体的な性能評価のための
基準としても有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の累進焦点レンズの領域区分の概要を示
す平面図であり、第2図は人間が実際にレンズを装用し
たときの光学系の説明図、第3図は本発明の設計手法の
説明図、第4図は本発明による実施例についての等非点
隔差曲線図、第5図は従来の累進多焦点レンズについて
の等非点隔差曲線図であり、第6図は実施例の累進焦点
レンズにおけるtanθ、第7図は実施例の累進焦点レ
ンズにおけるtanθ、第8図は実施例の累進焦点レン
ズにおけるεの値を示した図であり、第9図は実施例の
累進焦点レンズにおける加入度に相当する球面レンズに
ついてのtanθ、第10図は実施例の累進焦点レンズに
おける加入度に相当する球面レンズについてのtan
θ、第11図は実施例の累進焦点レンズにおける加入度
に相当する球面レンズについてのεの値である。 〔主要部分の符号の説明〕 F……遠用部、OF……遠用中心 P……中間部、ON……近用中心 N……近用部、E……遠用アイポイント
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−94714(JP,A) 特開 昭49−59652(JP,A) 特開 昭63−271223(JP,A) 特開 昭60−29724(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主子午線曲線に沿って遠景に対応する屈折
    力を有する遠用部と、近景に対応する屈折力を有する近
    用部と前記遠用部と前記近用部との間において両部の屈
    折力を連続的になめらかに接続する中間部とを有する累
    進焦点レンズであって、前記累進焦点レンズの遠用度数
    が0ディオプター、加入度がAディオプターであり、該
    累進焦点レンズの装用状態において、眼球回旋中心を通
    過して眼から射出光を前記累進焦点レンズに入射し、出
    射する光線に対して、該累進焦点レンズに入射する光線
    の単位ベクトルの眼球回旋中心を座標中心とする極座標
    表示によってL(θ′、θ′)と表現し、該レンズ
    を出射する光線の単位ベクトルを同様にL′(θ″、
    θ″)とし、 tanθ=tanθ″−tanθ′ tanθ=tanθ″−tanθと定義し、Aディオプター相当の球面レンズにおけるta
    、tanθの最大値の絶対値をSAθ1、SAθ2
    とするとき、 −SAθ1<tanθ<SAθ1 −SAθ2<tanθ<SAθ2 −1.5A<ε<1.5A(degree) の条件を満たす面形状を有することを特徴とする累進焦
    点レンズ。
  2. 【請求項2】主子午線曲線に沿って遠景に対応する屈折
    力を有する遠用部と、近景に対応する屈折力を有する近
    用部と前記遠用部と前記近用部との間において両部の屈
    折力を連続的になめらかに接続する中間部とを有する累
    進焦点レンズであって、前記累進焦点レンズの遠用度数
    がBディオプター、加入度がAディオプターであり、該
    累進焦点レンズの装用状態において、眼球回旋中心を通
    過して眼から射出光を前記累進焦点レンズに入射し、出
    射する光線に対して、該累進焦点レンズに入射する光線
    の単位ベクトルの眼球回旋中心を座標中心とする極座標
    表示によってL(θ′、θ′)と表現し、該レンズ
    を出射する光線の単位ベクトルを同様にL′(θ″、
    θ″)とし、 tanθ=tanθ″−tanθ′ tanθ=tanθ″−tanθと定義し、Aディオプター相当の球面レンズにおけるta
    、tanθの最大値の絶対値をSAθ1
    Aθ2、またBディオプター相当の球面レンズによる
    θ、θの最大値の絶対値をSBθ1、SBθ2 とするとき、 −SAθ1−SBθ1<tanθ<SAθ1+SBθ1 −SAθ2−SBθ2<tanθ<SAθ2+SBθ2 −1.5A<ε<1.5A(degree) の条件をを満たす面形状を有することを特徴とする累進
    焦点レンズ。
  3. 【請求項3】主子午線曲線に沿って遠景に対応する屈折
    力を有する遠用部と、近景に対応する屈折力を有する近
    用部と前記遠用部と前記近用部との間において両部の屈
    折力を連続的になめらかに接続する中間部とを有する累
    進焦点レンズであって、前記累進焦点レンズの遠用度数
    がBディオプター、加入度がAディオプターで、且つC
    ディオプターの乱視度数を有し、該累進焦点レンズの装
    用状態において、眼球回旋中心を通過して眼から射出光
    が前記累進焦点レンズに入射し、出射する光線に対し
    て、該累進焦点レンズに入射する光線の単位ベクトルの
    眼球回旋中心を座標中心とする極座標表示によってL
    (θ′、θ′)と表現し、該レンズを出射する光線
    の単位ベクトルを同様にL′(θ″、θ″)とし、 tanθ=tanθ″−tanθ′ tanθ=tanθ″−tanθと定義し、Aディオプター相当の球面レンズにおけるta
    、tanθの最大値の絶対値をSAθ1
    Aθ2、Bディオプター相当の球面レンズによる
    θ、θの最大値の絶対値をSBθ1、SBθ2
    し、Cディオプター相当の乱視レンズによるθ、θ
    の最大値の絶対値をSCθ1、SCθ2、Cディオプタ
    ー相当の乱視レンズによるεの最大値をXとするとき、 −SAθ1−SBθ1−SCθ1<tanθ<SAθ1 +SBθ1+SCθ1 −SAθ2−SBθ2−SCθ2<tanθ<SAθ2 +SBθ2+SCθ2 −1.5A−X<ε<1.5A+X(degree) の条件をを満たす面形状を有することを特徴とする累進
    焦点レンズ。
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