JP2536036Y2 - 密閉包装袋 - Google Patents

密閉包装袋

Info

Publication number
JP2536036Y2
JP2536036Y2 JP1991076114U JP7611491U JP2536036Y2 JP 2536036 Y2 JP2536036 Y2 JP 2536036Y2 JP 1991076114 U JP1991076114 U JP 1991076114U JP 7611491 U JP7611491 U JP 7611491U JP 2536036 Y2 JP2536036 Y2 JP 2536036Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
packaging bag
slit
gas
vent hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991076114U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0657861U (ja
Inventor
賢二 大橋
Original Assignee
日本エンビロ・システムズ株式会社
シーシーエル インダストリーズ インコーポレイティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本エンビロ・システムズ株式会社, シーシーエル インダストリーズ インコーポレイティド filed Critical 日本エンビロ・システムズ株式会社
Priority to JP1991076114U priority Critical patent/JP2536036Y2/ja
Publication of JPH0657861U publication Critical patent/JPH0657861U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536036Y2 publication Critical patent/JP2536036Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、密閉包装袋に関し、
さらに詳しくは、豆類、穀類等のガスを発生する商品を
密閉収納するのに適した、発生ガスのガス抜き弁を有す
る密閉包装袋の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最も簡易なガス抜き機構を備えたものと
しては、単にガス抜き用の小孔を形成しただけの商品包
装袋がある。
【0003】また、密閉包装袋のガス抜き用の小孔に簡
易なガス抜き弁を取り付けた密閉包装袋もある。この種
密閉包装袋のガス抜き弁の代表例を図7ないし図9に示
す。図において、7は円形プラスチックフィルム、8は
中央部に小孔8aを有する同形のプラスチックフィルム
であり、両者は対向端縁部の二箇所において小片9を介
在させて接着され、中間部分をガス流路10としてお
り、密閉包装袋の袋本体2に形成した小孔2aと前記小
孔8aとが重なり合うような状態にて、その周囲部分に
おいて袋本体2に接着されている。すなわち、密閉包装
袋内においてガスが発生した場合、小孔2a、8aを通
り、二枚のフィルム間のガス流路10を通って2方向へ
排出されるようにしたものである。
【0004】もちろん、内容物によれば、上記のような
簡易な弁構造ではなく、インジェクション成型した逆止
弁を取り付けた密閉包装袋も存在する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】単純にガス抜き用の小
孔を形成した商品包装袋においては、袋内部で発生した
ガスの排出は容易であるが、密閉度が阻害され内容物の
品質が劣化する恐れがある。さらに、害虫や塵埃、湿気
が侵入するといった欠点を有している。
【0006】また、2枚のフィルム間にガス流路を構成
した簡易なガス抜き弁を取り付けた密閉包装袋において
は、袋本体のガス抜き孔が直接露出したものではない
が、要するに迂回路を構成したに過ぎず、外部と袋本体
内部とは連通状態にあり、害虫や塵埃あるいは湿気の侵
入を完全に遮断し得るものではない。
【0007】また一方インジェクション成型した逆止弁
はコストが高く、簡易な密閉包装袋のガス抜き弁として
使用するには不向きである。
【0008】そこで、この考案の目的とするところは、
内部発生ガスを確実に排出することができ、破袋の危険
性を防止し得るとともに、害虫や塵埃、湿気の侵入を防
止することができ、豆類、穀類等の食品包装袋に用いて
最適の密閉包装袋を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案に係
る密閉包装袋は簡易なガス抜き弁を備えた密閉包装袋で
あり、大気圧において開口しない大きさのスリットを形
成した弾力性を有する合成樹脂ないし合成ゴムフィルム
片を、袋本体に形成したガス抜き孔とスリットの位置を
ずらせて周縁部において袋本体に接着したことを特徴と
する密閉包装袋である。
【0010】さらにまた同様なガス抜き弁を単体として
構成し、これを密閉包装袋に取り付ける構成も採用し得
る。すなわち、大気圧において開口しない大きさのスリ
ットを形成した弾力性を有する合成樹脂ないし合成ゴム
フィルム片と、ガス抜き孔を形成した剛性を有するプラ
スチックフィルム片とを、スリットとガス抜き孔との位
置をずらせて周縁部において接着して弁体となし、この
弁体を袋本体に形成したガス抜き孔と上記ガス抜き孔を
重ねて袋本体に接着した密閉包装袋である。
【0011】
【作用】上述の密閉包装袋は、フィルムの貼り合わせ構
造からなる簡易なガス抜き弁を有するので製造コストが
安く食品等の密閉包装袋として最適である。ガス抜き構
造としては、弾力性を有するフィルムにスリットを形成
し、ガス圧によるフィルムの延伸によって開口するスリ
ットから排出する構造であるため、袋内部のガス圧が大
気圧を上回る限り発生ガスの排出が行われ、大気圧まで
低下すれば自動的に封口する。
【0012】また、スリットは大気圧で開口しない程度
の大きさであり、しかもガス抜き孔と位置をずらせて設
けるため、袋外部からの湿気の流入あるいは害虫や塵埃
の侵入をほぼ完全に防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、添附図面に示した実施例に従って、さ
らに詳細に説明する。図1ないし図3は、この考案に係
る密閉包装袋に使用したガス抜き弁の一実施例を示すも
ので、図2は弁の閉じた状態を示し、図3は弁の開いた
状態を示している。
【0014】この例では、弾力性を有する合成ゴムフィ
ルム片1に、大気圧では開口しない程度の大きさのスリ
ット1aを設け、密閉包装袋の袋本体2に形成したガス
抜き孔2aとスリット1aの位置をずらした状態で、両
者の周縁部3において接着することによりガス抜き弁を
有する密閉包装袋を構成している。
【0015】常時は図2に示す通り、合成ゴムフィルム
片1の弾力性によってスリット1aは閉塞しており、外
部から湿気、害虫あるいは塵埃が侵入するおそれはな
い。しかるに袋内部のガス圧が高まると、図3のよう
に、弾力性を有するフィルム片1が延伸されスリット1
aが開口するので、内部ガスは矢印で示したようにガス
抜き孔2aからスリット1aを通って外部に放出され
る。この例では、単にスリットを形成した弾力性を有す
るフィルムを袋本体に接着するのみであるから、きわめ
て安価に提供することができる。
【0016】図4ないし図6は、この考案に係る密閉包
装袋の他実施例を示す。
【0017】この例は、大気圧において開口しない大き
さのスリット1aを形成した弾力性を有する合成ゴムフ
ィルム片1と、ガス抜き孔4aを形成した剛性を有する
プラスチックフィルム片4とを、スリット1aとガス抜
き孔4aの位置をずらせて周縁部5において接着するこ
とによって弁体を構成し、この弁体を、剛性を有するプ
ラスチックフィルム片4のガス抜き孔4aと密閉包装袋
の袋本体2に形成したガス抜き孔2aと一致させて周縁
部6において袋本体2に接着した構成としている。
【0018】袋内部に発生したガスの排出作用としては
前記実施例とほぼ同様であり、内部ガス圧が高まると図
6のようにスリット1aが開口することによって矢印の
ように排出される。
【0019】この例では、弾力性を有するフィルム片1
と剛性を有するフィルム片4とを貼り合わせて独立した
弁体を構成し、この弁体を袋本体2に接着するものであ
るから、弾力性を有するフィルム片のみの場合に比し取
扱いが容易であり、例えば密閉包装袋の製造時において
弁体の供給に自動送り機構を採用することもできる。ま
た、裏面に粘着剤と剥離紙を付設しておけば単体として
の取扱いが一層容易であり、既製の袋本体にガス抜き孔
を随時形成して剥離紙を剥がして接着すれば簡単にガス
抜き弁付きの密閉包装袋を提供することができる。
【0020】上記いずれの実施例においても、各部の接
着方法としては、接着剤あるいは粘着剤を用いる方法、
ヒ−トシ−ルによる方法等種々の方法が採用できる。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案にかかる
密閉包装袋は、弾力性を有するフィルムに形成されたス
リットの開閉作用により、内部発生ガスを確実に排出す
ることができ、破袋の危険性を防止することができる。
【0022】さらに、最外部に位置するスリットの位置
と袋内部に通じるガス抜き孔の位置とをずらせた構造と
したため、袋外部からの害虫や塵埃、湿気の侵入をほぼ
完全に防止できる。
【0023】しかも、この考案に係る密閉包装袋おいて
は、その弁体の構造が簡単であり、きわめて安価に供給
し得るなど実用的価値の高い密閉包装袋を提供し得たの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る密閉包装袋の一実施例を示すガ
ス抜き弁部分の平面図、
【図2】図1のA−A線断面図で、ガス抜き弁の閉塞状
態を示す。
【図3】同A−A線断面図で、ガス抜き弁の開放状態を
示す。
【図4】他実施例を示すガス抜き弁部分の平面図、
【図5】同ガス抜き弁の閉塞状態における図4のB−B
線断面図
【図6】同B−B線断面図で、ガス抜き弁の開放状態を
示す。
【図7】従来例を示すガス抜き弁部分の平面図、
【図8】図7におけるC−C線断面図、
【図9】同D−D線断面図。
【符号の説明】
1……弾力性を有するフィルム片 1a……スリッ
ト 2……密閉包装袋の袋本体 2a……ガス抜
き孔 3……周縁部 4……剛性を有するフィルム片 4a……ガス抜
き孔 5……周縁部 6……周縁部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気圧において開口しない大きさのスリ
    ットを形成した弾力性を有する合成樹脂ないし合成ゴム
    フィルム片を、袋本体に形成したガス抜き孔とスリット
    の位置をずらせて、周縁部において袋本体に接着してな
    る密閉包装袋。
  2. 【請求項2】 大気圧において開口しない大きさのスリ
    ットを形成した弾力性を有する合成樹脂ないし合成ゴム
    フィルム片と、ガス抜き孔を形成した剛性を有するプラ
    スチックフィルム片とを、スリットとガス抜き孔との位
    置をずらせて周縁部において接着して弁体となし、この
    弁体を袋本体に形成したガス抜き孔と上記ガス抜き孔を
    重ねて袋本体に接着してなる密閉包装袋。
JP1991076114U 1991-09-20 1991-09-20 密閉包装袋 Expired - Lifetime JP2536036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991076114U JP2536036Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 密閉包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991076114U JP2536036Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 密閉包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657861U JPH0657861U (ja) 1994-08-12
JP2536036Y2 true JP2536036Y2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=13595877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991076114U Expired - Lifetime JP2536036Y2 (ja) 1991-09-20 1991-09-20 密閉包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2536036Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3055018B1 (ja) * 1999-02-05 2000-06-19 株式会社サントク 惣菜保存用容器およびそのシ―ル用シ―ト
KR102040443B1 (ko) * 2019-06-03 2019-11-04 소윤섭 포장재용 가스 배출밸브
CN114864988A (zh) * 2022-03-16 2022-08-05 四川华能氢能科技有限公司 一种带有防爆结构的复合氢燃料电池

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2933151A1 (de) * 1979-08-16 1981-02-26 Bosch Gmbh Robert Verpackungsbehaelter mit ueberdruckventil

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0657861U (ja) 1994-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5893461A (en) Pressure vacuum release hermetic valve for flexible packages
US6602309B2 (en) Vented, grooved back, heat induction foil
US6070728A (en) Filter bag with valve
US4206870A (en) Pressure relief valve
US5448025A (en) Cover for stethoscope head
JP2780931B2 (ja) 包装体
US4765499A (en) Filter cap
CZ346596A3 (cs) Přetlakový ventil pro obalovou nádobu
US20030183636A1 (en) Resealable plastic sealing container
JPH08318977A (ja) ウエットティッシュ包装体及びその製造方法
CA2172427A1 (en) Easy opening ventable closure for sealed particulate product package
JP2022538381A (ja) 包装部材用のガス排出バルブ機構
JP2536036Y2 (ja) 密閉包装袋
JP3808840B2 (ja) 包装体及びこれに使用する弁装置並びに弁装置の製造方法
US20210188514A1 (en) Recyclable flexible package with valve for oxygen sensitive products and methods of making the same
JP3813274B2 (ja) 包装体
JPH01279073A (ja) ガス抜き可能な包装体
JPS6219551Y2 (ja)
JPH08151045A (ja) 飲料用容器
JPH076182U (ja) ウエットペーパー包装袋
JPS6133332Y2 (ja)
JP3763929B2 (ja) 密閉シート付き容器
JP4279060B2 (ja) 包装材および包装体
JP2754751B2 (ja) ガス抜き用弁
JPH0511191Y2 (ja)