JP2535925Y2 - 電子写真装置の現像装置 - Google Patents

電子写真装置の現像装置

Info

Publication number
JP2535925Y2
JP2535925Y2 JP1989069326U JP6932689U JP2535925Y2 JP 2535925 Y2 JP2535925 Y2 JP 2535925Y2 JP 1989069326 U JP1989069326 U JP 1989069326U JP 6932689 U JP6932689 U JP 6932689U JP 2535925 Y2 JP2535925 Y2 JP 2535925Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
sleeve
magnetic sleeve
developer
magnetic powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989069326U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH038359U (ja
Inventor
貴 嶋岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tec Corp
Original Assignee
Tec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tec Corp filed Critical Tec Corp
Priority to JP1989069326U priority Critical patent/JP2535925Y2/ja
Publication of JPH038359U publication Critical patent/JPH038359U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535925Y2 publication Critical patent/JP2535925Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁性粉体現像剤を用いた電子写真装置の現
像装置に関する。
[従来の技術] はじめに、電子写真装置の概略構成を第5図および第
6図に基づき説明する。
これらの図において、1は像担持体で矢印A方向に回
転される。像担持体1は、まず、帯電器2で表面が均一
に帯電された後、図示しない光学系からのレーザビーム
3によって表面に静電潜像が形成される。像担持体1に
形成された静電潜像は、像担持体1の回転に伴い、現像
装置の磁性粉体現像剤4によって現像された後、転写器
5において図示しない給紙部から送られてきた転写紙に
転写される。
ここで、現像装置は、磁気作用を利用して磁性粉体現
像剤4を像担持体1に供給するように形成されている。
具体的には、現像装置は、磁性粉体現像剤4を収納しか
つ像担持体1の周面に臨んで開口部を有するケース本体
11と、このケース本体11の開口部に回転自在に設けられ
駆動モータ(図示省略)によって回転駆動される筒状の
磁気スリーブ12と、この磁気スリーブ12内に設けられ磁
気作用により磁性粉体現像剤4を当該スリーブ12に磁気
的に担持させて像担持体1に供給するための磁気ローラ
13とを含み構成されている。なお、第5図において、14
は磁気スリーブ12に担持された磁性粉体現像剤4の厚み
を一定に規制するブレードであり、15は磁性粉体現像剤
4を撹拌する撹拌羽根である。
したがって、像担持体1に形成された静電潜像を現像
する際は、ケース本体11内の磁性粉体現像剤4は、磁気
ローラ13の磁気作用により磁気スリーブ12に磁気的に担
持されながら当該スリーブ12の回転に伴ってスリーブ14
により定量層とされた後、像担持体1に供給される。
ところで、磁気スリーブ12には、ケース本体11内に収
納された磁性粉体現像剤4の圧力がかかる。そのため、
現像剤4が当該スリーブ12の両端部12b,12dを侵食して
現像装置外部に漏れやすく、電子写真装置内部を汚した
り、転写紙上に落下して転写紙を汚したりする原因とな
る。
そこで、磁気スリーブ12の両端部12b,12dを気密にす
るために当該両端部12b,12dとケース本体11との間にス
ポンジやアクリルパイル材等の弾性を有するシール部材
16,16を嵌合して磁性粉体現像剤4が現像装置から漏れ
るのを防止している。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記シール部材16は、使用に伴って劣化し
シール性能が低下するため、磁性粉体現像剤4が、シー
ル性能が低下したシール部材16,16と磁気スリーブ12の
両端部12b,12dとの間を伝って現像装置外部に漏れ出る
事態が生じることがある。
そこで、かかる事態が生じないようにするために、シ
ール部材16の劣化を予め見込んで、当該シール部材16
を、磁気スリーブ12の両端部12b,12dとケース本体11と
の間にきつく嵌合し、当該シール部材16の磁気スリーブ
12に対する接触圧力が標準よりも大きくなるようにして
おくことが考えられる。
しかし、これでは、磁気スリーブ12の回転抵抗が大き
くなり過ぎて、当該スリーブ12を回転駆動する駆動モー
タに過負荷が掛かることになり現像装置の寿命が短くな
るおそれが生じる。
本考案の目的は、磁気スリーブの円滑回転を確保しつ
つ、シール部材のシール機能が低下しても磁性粉体現像
剤が外部に漏れるのを防止することができる電子写真装
置の現像装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、両端部がシール部材で気密された磁気スリ
ーブを有し、この磁気スリーブに磁性粉体現像剤を担持
させて像担持体へ供給する電子写真装置の現像装置にお
いて、 前記磁気スリーブの両端部に、前記シール部材の近傍
において当該磁気スリーブの回転力を利用して磁性粉体
現像剤に内側に向かう抗力を発生させる抗力発生手段を
一体的に設けたことを特徴とする。
[作用] 本考案では、磁性粉体現像剤に、磁気スリーブの両端
部に装着されたシール部材の近傍において抗力発生手段
により内側に向かう抗力が作用する。これにより、磁性
粉体現像剤が磁気スリーブの両端部を侵食して外部に漏
れ出ようとするのが阻止されることになり、シール部材
のシール機能が補完されて磁性粉体現像剤の漏洩が防止
される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づき説
明する。
本実施例に係る電子写真装置の現像装置は、第3図お
よび第4図に示す如く、ケース本体11,磁気スリーブ12,
磁気ローラ13および本装置の特徴部である抗力発生手段
21等を含み構成されている。
なお、第5図および第6図において示した構成要素と
同一のものについては、同一符号を付し、その説明を省
略もしくは簡略化する。
ここで、本実施例においては、磁気スリーブ12は、第
1図に示す如く、半径をrとし、かつ駆動モータ(図示
省略)によって軸線12aを中心として矢印R方向に所定
の回転数nによって回転駆動されるように形成されてい
る。
また、抗力発生手段21は、磁気スリーブ12に設けられ
ており、シール部材16,16の近傍において磁気スリーブ1
2の回転力を利用して磁性粉体現像剤4に内側に向かう
抗力を発生させるように形成されている。ここで、「内
側」とは、磁気スリーブ12の両端部12b,12d間の部分を
意味する。
本実施例においては、抗力発生手段21は、第1図に示
す如く、磁気スリーブ12のシール部材16,16で気密され
た両端部12b,12dに螺旋状の段差(以下、螺旋段差を称
する。)22,22を一体的に設けることにより形成されて
いる。
したがって、ケース本体11に収納された質量mの磁性
粉体現像剤4が、磁気スリーブ12の両端部12b,12dを侵
食して外部に漏洩しようとしても螺旋段差22と当接し、
該段差22により第2図に示す如く磁気スリーブ12の内側
に向かう抗力Nが生じる。
ここで、抗力Nは次式で求められる。
N=F・sinθ 上式において、θは螺旋段差22の螺旋角度(単位はde
g)である。また、Fは質量mの磁性粉体現像剤4に作
用する磁気スリーブ12の回転力であり、 F=m・r(2・π・n)2=4・π2・m・r・n2 (ここで、πは円周率、rは磁気スリーブ12の半径、
nは磁気スリーブ12の回転数である。) したがって、抗力Nは、 N=4・π2・m・r・n2・sinθ となる。
ここで、螺旋段差22の螺旋角度θは、磁気スリーブ12
の両端部12b,12d間に形成された現像剤着磁幅(現像剤
4を有効に担持し得る幅)を減らさないように、現像剤
4の漏洩阻止機能を損なわない範囲で最小となるように
決定されている。本実施例においてはθ=5°とされて
いる。
また、螺旋段差22の段差量tは、シール部材16,16が
磁気スリーブ12の両端部12b,12dと十分に密着して気密
状態が維持されかつ当該スリーブ12の回転抵抗が大きく
ならないように、現像剤4の漏洩阻止機能を損なわない
範囲で最小となるように決定されており、本実施例にお
いてはt=0.2〜0.5mmとされている。
次に作用について説明する。
像担持体1に形成された静電潜像を現像装置で現像す
る際は、ケース本体11内の磁性粉体現像剤4が磁気スリ
ーブ12に磁気的に担持され当該スリーブ12の矢印R方向
の回転に伴い同期的に回転して像担持体1に供給され
る。この際、ケース本体11内に収納された磁性粉体現像
剤4は磁気スリーブ12を押圧し、該スリーブ12の両端部
12b,12dを侵食して外部に漏れ出ようとするが、磁性粉
体現像剤4には、シール部材16の近傍において抗力発生
手段21を形成する螺旋段差22により内側に向かう抗力N
(=4・π2・m・r・n2・sinθ)が作用する。これ
により、磁性粉体現像剤4が、磁気スリーブ12の端部12
b,12dを侵食して漏れ出ようとするのが阻止されること
になり、シール部材16のシール機能が補完される。した
がって、シール部材16が長期間使用された結果劣化して
シール性能が低下しても、現像剤4が外部に漏れるのが
阻止される。また、磁気スリーブ12の円滑回転を確保で
きる。
しかして、この実施例によれば、磁気スリーブ12にシ
ール部材16,16の近傍において磁気スリーブ12の回転力
を利用して磁性粉体現像剤4に内側に向かう抗力を発生
させる抗力発生手段21を設けた構成であるので、長期に
亙って現像剤4が外部に漏れるのを防止することができ
る。
また、抗力発生手段21を、磁気スリーブ12の回転力を
利用して駆動させる構成としたので、専用の駆動装置を
設ける必要はなく、現像装置を大型化・複雑化させな
い。
また、抗力発生手段21を形成する螺旋段差22の螺旋角
度θを、現像剤漏洩阻止機能を損なわない範囲内で最小
となるように構成したので、現像剤着磁幅を減らすこと
はない。また、螺旋段差22の段差量tを現像剤漏洩阻止
機能を損なわない範囲で最小となるように構成したの
で、磁気スリーブ12の回転抵抗を大きくしない。その結
果、像担持体1への現像剤供給を一段と円滑に行うこと
ができる。
また、シール部材16は弾性材料から形成されており、
螺旋段差22が磁気スリーブ12の両端部12b,12dに形成さ
れていても、該シール部材16を当該両端部12b,12dに密
着させることができシール部材16のシール効果が減じる
ことはないので、この点からも現像剤4が外部に漏れ出
すのを効果的に防止することができる。
なお、上記実施例においては、抗力発生手段21を、シ
ール部材16の近傍、すなわち磁気スリーブ12のシール部
材16,16で気密された両端部12b,12dに重ねて形成した
が、要は、磁性粉体現像剤4が磁気スリーブ12の両端部
12b,12dを侵食して外部に漏れ出ようとするのを阻止で
きればよく、抗力発生手段21をシール部材16、16より内
部側の磁気スリーブ部分に設けてもよい。この場合に
は、抗力発生手段21によって現像剤着磁幅が減少しない
ように、なるべくシール部材16,16に近づけて設ける。
このように構成することにより、シール部材16,16の磁
気スリーブ12に対する接触圧力を高め、より一層、シー
ル部材16のシール効果を高めて現像剤4の漏洩を防止す
ることができる。
また、抗力発生手段21を、螺旋段差22により形成した
が、現像剤漏洩阻止機能を十分に発揮することができれ
ば、その形態には限定されない。
[考案の効果] 本考案によれば、磁気スリーブの両端部に、シール部
材の近傍において当該磁気スリーブの回転力を利用して
磁性粉体現像剤に内側に向かう抗力を発生させる抗力発
生手段を一体的に設けた構成であるので、磁気スリーブ
の円滑回転を確保しつつ、シール部材のシール機能が低
下しても磁性粉体現像剤が外部に漏れ出るのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図で、第1図
は磁気スリーブを示す図、第2図は磁気スリーブに形成
された螺旋段差の展開図、第3図は現像剤供給動作を示
す図、第4図は正面図である。第5図および第6図は従
来の現像装置を示す図で、第5図は現像剤供給動作を示
す図、第6図は正面図である。 1……像担持体、4……磁性粉体現像剤、12……磁気ス
リーブ、16……シール部材、21……抗力発生手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部がシール部材で気密された磁気スリ
    ーブを有し、この磁気スリーブに磁性粉体現像剤を担持
    させて像担持体へ供給する電子写真装置の現像装置にお
    いて、 前記磁気スリーブの両端部に、前記シール部材の近傍に
    おいて当該磁気スリーブの回転力を利用して磁性粉体現
    像剤に内側に向かう抗力を発生させる抗力発生手段を一
    体的に設けたことを特徴とする電子写真装置の現像装
    置。
JP1989069326U 1989-06-14 1989-06-14 電子写真装置の現像装置 Expired - Lifetime JP2535925Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989069326U JP2535925Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 電子写真装置の現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989069326U JP2535925Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 電子写真装置の現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH038359U JPH038359U (ja) 1991-01-25
JP2535925Y2 true JP2535925Y2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=31604529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989069326U Expired - Lifetime JP2535925Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 電子写真装置の現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535925Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61153058U (ja) * 1985-03-13 1986-09-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH038359U (ja) 1991-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0569424B2 (ja)
JPH0384573A (ja) 現像装置
JP3305033B2 (ja) 現像装置
JP3354487B2 (ja) 画像形成装置
US6151467A (en) Developing apparatus
JPS62192770A (ja) 一成分現像装置
JP2535925Y2 (ja) 電子写真装置の現像装置
JPH0934252A (ja) 現像装置
JP2617028B2 (ja) 電子写真装置の現像装置
EP2936251B1 (en) Developing unit and process cartridge
JP2000330377A (ja) 現像装置
JPS62105168A (ja) 現像装置
JPS62143073A (ja) 一成分現像装置
JPH09274391A (ja) プロセスカートリッジ及び現像装置
JP3797494B2 (ja) 画像形成装置
JP3270663B2 (ja) 現像装置
JP3211114B2 (ja) 現像方法及び現像装置並びに画像形成装置
JPH0553445A (ja) 現像装置
JPH0962091A (ja) 現像装置
JPH08202149A (ja) 現像装置
JP2667669B2 (ja) 現像装置
JP2986028B2 (ja) 現像装置
JP2656090B2 (ja) 現像装置
KR830000372Y1 (ko) 건식 전자 사진복사기의 현상기에 있어서 토우너 누설 방지장치
JP2907528B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term