JP2535445B2 - ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物 - Google Patents
ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物Info
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Description
に詳しくは、高い光反射率と優れた物性を有する反射板
を製造するに適したポリカーボネート樹脂組成物に関す
るものである。
した物が利用されてきた。しかしながら、樹脂成形品を
メッキ加工をするには、時間と費用を要するため、樹脂
成形品自体が高い反射特性を有し、メッキ加工を必要と
しない反射板が望まれている。
を高めた樹脂成形品が、液晶表示のバックライト用反射
板、照光式プッシュスイッチや光電スイッチの反射板、
自動販売機表示内部フレーム、ストロボリフレクター等
に使用されている。
に優れるポリカーボネート樹脂が適している。しかしな
がら、ポリカーボネート樹脂は透明性に優れているため
に、酸化チタンの配合量が少ないと透過光量が大きく、
要求される高い反射率を得ることができない。また、酸
化チタンの配合量を増すと、ポリカーボネート樹脂は、
その分子量の低下、機械的物性の低下、更にはポリカー
ボネート樹脂の劣化による着色等が生じ、要求される物
性を満足することができなくなる。
械的物性を向上させる方法として、無機充填剤をシラン
カップリング剤で表面処理する方法が知られている。し
かしながら、ポリカーボネート樹脂に酸化チタンを配合
する際に、かかる表面処理法を採用すると、物性は維持
されるものの変色を伴なうことが多く、要求される高い
反射率と必要な物性を有する成形品を得ることは困難で
あった。
を製造するに適したポリカーボネート樹脂組成物を提供
することを目的とする。
果、ポリカーボネート樹脂に塩素法により製造され且つ
アルミニウム及び珪素の含水酸化物の混合物で処理され
た酸化チタン微粉体と特定の珪素化合物を配合すること
により、上記目的が達成できることを見出し、本発明を
完成した。
に、(B)5〜50重量部の塩素法により製造された酸化
チタンであって且つアルミニウムと珪素の含水酸化物の
混合物で表面処理された酸化チタン微粉体及び(C)該
酸化チタン微粉体に対して1〜30重量%の下記一般式
(1) [式中、R1はメチル又はエチル基、R2は炭素数1〜3の
アルキル基、R3は炭素数1〜3のアルキル基又は−R4NH
R5(但しR4はエチレン又はプロピレン基、R5は水素又は
アミノエチル基)、nは2又は3、mはnが2のときは
1でnが3のときは0である。]で表される珪素化合物
を配合してなるポリカーボネート樹脂組成物に係るもの
である。
ラーアイMS 2020 PLUSにより見本板の厚さ2mmの部分を
測定し、波長450〜800nmにおける最も低い反射率の値が
92%以上になるものを合格とした。
価フェノールより誘導されるポリカーボネート樹脂であ
り、その重合度は粘度平均分子量で通常13,000〜60,00
0、好ましくは15,000〜40,000である。かかるポリカー
ボネート樹脂は、通常二価フェノールとカーボネート前
駆体とから溶液法又は溶融法で製造される。二価フェノ
ールとしては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(通称ビスフェノールA)を主たる対象とする
が、その一部又は全部を他の二価フェノールで置換えて
もよい。他の二価フェノールとしては、例えばビス(4
−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)プロパン等があげられる。ま
た、カーボネート前駆体としては、例えばカルボニルハ
ライド、カルボニルエステル、ハロホルメート等があげ
られる。また、ポリカーボネート樹脂の製造に際して
は、必要に応じて適当な分子量調節剤、触媒等も使用で
きる。
酸化チタンであって、且つアルミニウムと珪素の含水酸
化物の混合物で表面処理されたものである。この塩素法
により製造された酸化チタンは、以下の方法で製造され
る。イリメナイト鉱、ルチル鉱等の含チタン鉱石や合成
ルチルの含チタン化合物をコークスの存在下で塩素と反
応させて粗四塩化チタンとし、これを蒸留精製して精製
四塩化チタンとする。この精製四塩化チタンを酸素で酸
化して酸化チタンにする。塩素法以外の方法、例えば硫
酸法等により製造された酸化チタンを使用したのでは、
本発明で特定する処理剤で表面処理し、且つ後記の珪素
化合物を併用しても、得られる反射板の色相、特にb値
が高くなり、本発明の目的を達成し得ない。
と珪素の含水酸化物の代表的な例としてアルミナとシリ
カがあげられる。アルミナとシリカの混合割合は、広い
範囲をとることができ、一概に特定できないが、通常ア
ルミナ100重量部に対してシリカ10〜100重量部の範囲で
ある。
処理には、格別の方法を採用する必要はなく任意の方法
によって行われる。また、表面処理によって付与される
量は、あまりに少ないと要求される高い光反射率が得ら
れ難く、またあまりに多くなるとポリカーボネート樹脂
の分子量低下や物性低下が生ずるようになるので、表面
処理された酸化チタン微粉体中1〜15重量%の範囲にな
る量が好ましい。なお、使用される処理剤中には、アル
ミナやシリカ以外に、本発明の目的を阻害しない程度の
量で安定剤や分散改良剤等が含まれていても差支えな
い。
ーボネート樹脂100重量部に対して、5〜50重量部の範
囲であり、添加量が5重量部未満では、透過光量が大き
くなり、要求される高い光反射率が得られず、50重量部
を越えるとポリカーボネート樹脂の分子量や物性、特に
衝撃強度が低下するようになる。酸化チタンは結晶構造
でアナタース型とルチル型に大別され、いずれも使用で
きるが、ルチル型が好ましい。
チル基であり、R2は炭素数1〜3のアルキル基で、具体
的にはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピ
ル基である。R3は炭素数1〜3のアルキル基又は−R4NH
R5で表されるものであり、ここでR4はエチレン基又はプ
ロピレン基、R5は水素又はアミノエチル基(−C2H4N
H2)である。nは2又は3であって、mはnが2のとき
は1、nが3のときは0である。
しいものとしてはメチルトリメトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルメチル−ジメトキシシラン等があげられ
る。これらは一種又は二種以上使用してもよい。
性、特に衝撃強度が改善されず、色相特にb値も改善さ
れない。また、あまりに多く使用するとポリカーボネー
ト樹脂の成形時の熱に対する安定性が低下し、分子量低
下を起こすようになる。適当な使用量は酸化チタン微粉
体に対して1〜30重量%であり、特に3〜15重量%が好
ましい。
カーボネート樹脂、(B)酸化表面処理されたチタン微
粉体、及び(C)珪素化合物を同時に混合してもよく、
予め(B)表面処理された酸化チタン微粉体と(C)珪
素化合物を混合した後、(A)ポリカーボネート樹脂と
混合してもよく、任意の方法によって混合することがで
きる。この際、通常ポリカーボネート樹脂に添加される
安定剤、離型剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤等
を本発明の目的を阻害しない程度の量で使用してもよ
い。
施すことなく、光反射板としての用途に充分対応でき、
その工業的効果は、極めて優れたものである。
の測定方法及び評価方法を次に示した。
所(株)製J−120SA)によりシリンダー温度280℃、金
型温度80℃で成形した。試験片は成形後、室温で48時間
放置した後測定に供した。
アイゾット・ノッチ付き衝撃強度を測定した値(kgf.cm
/cm)で示した。
−100DP)により、見本板の厚さ2mmの部分のL値、a
値、b値を測定した。特にb値が2.8以上のものを不合
格とした。
PLUSにより見本板の厚さ2mmの部分を測定し、波長450〜
800nmにおける最も低い反射率の値で評価した。この値
が92%以上になるものを合格とした。
ネート樹脂(帝人化成(株)製パンライトL−1225)を
120℃で5時間乾燥した後、これに(B)成分として第
1表記載の処理剤で処理した各種の酸化チタン微粉体及
び(C)成分として第2表記載の各種の珪素化合物を第
3表記載の量(重量部)添加し、ブレンダーで混合した
後、2軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM−30)によりシ
リンダー温度280℃で押出してペレット化した。このペ
レットを120℃で6時間乾燥した後、試験片及び見本板
を作成し、衝撃強度、色相及び光線反射率を測定し、結
果を第3表に示した。
度、色相及び光線反射率のいずれも充分満足できる。し
かるに、比較例1,2,3では衝撃強度、色相及び光線反射
率のいずれも悪く、比較例4,5では色相及び光線反射率
が悪く、比較例6では衝撃強度が著しく低い。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ポリカーボネート樹脂100重量部
に、(B)5〜50重量部の塩素法により製造された酸化
チタンであって且つアルミニウムと珪素の含水酸化物の
混合物で表面処理された酸化タチン微粉体及び(C)該
酸化チタン微粉体に対して1〜30重量%の下記一般式
(1) [式中、R1はメチル又はエチル基、R2は炭素数1〜3の
アルキル基、R3は炭素数1〜3のアルキル基又は−R4NH
R5(但しR4はエチレン又はプロピレン基、R5は水素又は
アミノエチル基)、nは2又は3、mはnが2のときは
1でnが3のときは0である。]で表される珪素化合物
を配合してなるポリカーボネート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2283428A JP2535445B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2283428A JP2535445B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04159359A JPH04159359A (ja) | 1992-06-02 |
| JP2535445B2 true JP2535445B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=17665408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2283428A Expired - Lifetime JP2535445B2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | ポリカ―ボネ―ト樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535445B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2732985B2 (ja) * | 1992-06-03 | 1998-03-30 | 帝人化成株式会社 | 屋外看板用プレート |
| DE10006208A1 (de) * | 2000-02-11 | 2001-08-16 | Bayer Ag | IR-absorbierende Zusammensetzungen |
| JP4607553B2 (ja) * | 2004-11-15 | 2011-01-05 | 三菱樹脂株式会社 | 脂肪族ポリエステル系樹脂反射フィルム及び反射板 |
| US7939591B2 (en) * | 2005-05-19 | 2011-05-10 | Teijin Chemicals, Ltd. | Polycarbonate resin composition |
-
1990
- 1990-10-23 JP JP2283428A patent/JP2535445B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04159359A (ja) | 1992-06-02 |
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