JP2535441Y2 - 換気装置 - Google Patents
換気装置Info
- Publication number
- JP2535441Y2 JP2535441Y2 JP8004891U JP8004891U JP2535441Y2 JP 2535441 Y2 JP2535441 Y2 JP 2535441Y2 JP 8004891 U JP8004891 U JP 8004891U JP 8004891 U JP8004891 U JP 8004891U JP 2535441 Y2 JP2535441 Y2 JP 2535441Y2
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- Japan
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- ventilation
- fan
- anemometer
- wind
- ventilation fan
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は換気装置、特にアルミダ
イカスト工場、プラスチック工場、各種鋳物工場等、高
熱作業雰囲気となる建屋での換気装置に関するものであ
る。
イカスト工場、プラスチック工場、各種鋳物工場等、高
熱作業雰囲気となる建屋での換気装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の換気装置としては、天井或は壁面
後部に換気用の窓を設け、自然対流により換気を行う
か、又は換気用のファンを設け、該ファンによって強制
換気を行うかのいずれかであった。
後部に換気用の窓を設け、自然対流により換気を行う
か、又は換気用のファンを設け、該ファンによって強制
換気を行うかのいずれかであった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した自
然対流では充分な喚起流量が得られないので、高熱作業
雰囲気を改善することは難しく、又上記ファンによる強
制換気では、ファンの容量によって喚起流量が決定され
るので、上記環境下にファンを設ける場合、大容量のフ
ァンを多数設けなければならず、設備費、ランニングコ
ストが高くなると言う問題があった。
然対流では充分な喚起流量が得られないので、高熱作業
雰囲気を改善することは難しく、又上記ファンによる強
制換気では、ファンの容量によって喚起流量が決定され
るので、上記環境下にファンを設ける場合、大容量のフ
ァンを多数設けなければならず、設備費、ランニングコ
ストが高くなると言う問題があった。
【０００４】本考案は斯かる実情に鑑み、低コストで而
も充分な喚起流量が得られる換気装置を提供しようとす
るものである。
も充分な喚起流量が得られる換気装置を提供しようとす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、建屋屋根に換
気塔を設け、該換気塔に水平方向に送風する換気用のフ
ァンを垂直方向の回転軸心を中心に回転可能に設け、該
換気用のファンを風向に合わせ、回転させる様構成した
ことを特徴とするものである。
気塔を設け、該換気塔に水平方向に送風する換気用のフ
ァンを垂直方向の回転軸心を中心に回転可能に設け、該
換気用のファンを風向に合わせ、回転させる様構成した
ことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】換気用のファンの送風方向を自然の風の向きと
一致させ、換気塔を流通する風の通風速度を増加させ、
通風による吸引効果を増大させ換気を促進する。
一致させ、換気塔を流通する風の通風速度を増加させ、
通風による吸引効果を増大させ換気を促進する。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本考案の一実施例を
説明する。
説明する。
【０００８】図１に於いて、１は工場等の建屋屋根に設
備された換気塔（後述）に設けられ、水平方向に送風す
る換気用のファン、２は該換気用のファン１を載置する
回転台であり、該回転台２はモータ３により回転される
様になっており、該モータ３はモータドライバ７を介し
て制御器５により制御される様になっている。又、前記
モータ３にはロータリエンコーダ４が接続されており、
該ロータリエンコーダ４の検出信号は、前記制御器５に
入力される。
備された換気塔（後述）に設けられ、水平方向に送風す
る換気用のファン、２は該換気用のファン１を載置する
回転台であり、該回転台２はモータ３により回転される
様になっており、該モータ３はモータドライバ７を介し
て制御器５により制御される様になっている。又、前記
モータ３にはロータリエンコーダ４が接続されており、
該ロータリエンコーダ４の検出信号は、前記制御器５に
入力される。
【０００９】又、前記建屋屋根の頂部等通風のよい所要
の位置に、風向計９を設け、該風向計９の回転軸１１を
下方に延出させ、該回転軸１１の下端にもう１つのロー
タリエンコーダ１０を連結する。該ロータリエンコーダ
１０の検出信号は前記制御器５に入力する。
の位置に、風向計９を設け、該風向計９の回転軸１１を
下方に延出させ、該回転軸１１の下端にもう１つのロー
タリエンコーダ１０を連結する。該ロータリエンコーダ
１０の検出信号は前記制御器５に入力する。
【００１０】又、８は作業者が前記換気用のファン１、
モータ３等の駆動条件等を指示し、或は自動手動の切替
えを行う操作盤である。
モータ３等の駆動条件等を指示し、或は自動手動の切替
えを行う操作盤である。
【００１１】次に、図２に於いて前記換気用のファン１
を収納する換気塔１２を説明する。
を収納する換気塔１２を説明する。
【００１２】本実施例に於ける換気塔１２は断面正方形
をしており、該換気塔１２の４壁面にはそれぞれ通風窓
１３が設けられ、各通風窓１３には開閉用のシャッタ１
４，１５が設けられ、隣接するシャッタ１４，１５とは
巻取装置１４ａ，１５ａが干渉しない様に上下方向に位
置をずらしてある。又、該巻取装置が１４ａ，１５ａの
上方に通風用のガラリ１８を設ける。
をしており、該換気塔１２の４壁面にはそれぞれ通風窓
１３が設けられ、各通風窓１３には開閉用のシャッタ１
４，１５が設けられ、隣接するシャッタ１４，１５とは
巻取装置１４ａ，１５ａが干渉しない様に上下方向に位
置をずらしてある。又、該巻取装置が１４ａ，１５ａの
上方に通風用のガラリ１８を設ける。
【００１３】前記換気用のファン１は図３、図４に示さ
れるる様に垂直軸心を中心に開自在に支持され、該換気
用のファン１の回転軸と前記モータ３とは減速機１７を
介して連結されている。該減速機１７は前記換気塔１２
に掛渡したビーム１６に設けてあり、前記回転台２の回
転軸は該減速機１７の出力軸に連結してある。又、前記
換気用のファン１の回転軸の下端には、前記ロータリエ
ンコーダ１０を設けてある。
れるる様に垂直軸心を中心に開自在に支持され、該換気
用のファン１の回転軸と前記モータ３とは減速機１７を
介して連結されている。該減速機１７は前記換気塔１２
に掛渡したビーム１６に設けてあり、前記回転台２の回
転軸は該減速機１７の出力軸に連結してある。又、前記
換気用のファン１の回転軸の下端には、前記ロータリエ
ンコーダ１０を設けてある。
【００１４】以下作動を説明する。
【００１５】前記操作盤８により、シャッタ１４，１５
を動作させ、通風窓１３を開放し、前記換気用のファン
１の自動運転とする。
を動作させ、通風窓１３を開放し、前記換気用のファン
１の自動運転とする。
【００１６】風向に応じて前記風向計９が回転し、該風
向計９の姿勢は風向を示す。
向計９の姿勢は風向を示す。
【００１７】風向計９の姿勢、即ち風向は前記ロータリ
エンコーダ１０の検出信号を基に前記制御器５が演算
し、更に前記モータドライバ７に駆動信号を発する。該
モータドライバ７により前記モータ３を駆動して前記回
転台２を回転する。前記換気用のファン１が風向きと一
致する迄該回転台２を回転し、その位置を保持する。
エンコーダ１０の検出信号を基に前記制御器５が演算
し、更に前記モータドライバ７に駆動信号を発する。該
モータドライバ７により前記モータ３を駆動して前記回
転台２を回転する。前記換気用のファン１が風向きと一
致する迄該回転台２を回転し、その位置を保持する。
【００１８】該回転台２の回転量は前記ロータリエンコ
ーダ４によって検出され、前記制御器５に入力され、前
記風向計９の方向と前記換気用のファン１の方向とが一
致しているかどうかが監視され、該風向計９の方向と前
記換気用のファン１の方向が一致する様に前記モータ３
が制御される。
ーダ４によって検出され、前記制御器５に入力され、前
記風向計９の方向と前記換気用のファン１の方向とが一
致しているかどうかが監視され、該風向計９の方向と前
記換気用のファン１の方向が一致する様に前記モータ３
が制御される。
【００１９】而して、前記換気用のファン１の向きと風
向きとが一致する。該換気用のファン１の駆動によって
前記換気塔１２を吹抜ける風が増速される。通風の増速
によって、該通風の静圧が減少し、屋内空気の自然対流
に通風による吸引効果が更に加わり、換気流量が増大す
る。
向きとが一致する。該換気用のファン１の駆動によって
前記換気塔１２を吹抜ける風が増速される。通風の増速
によって、該通風の静圧が減少し、屋内空気の自然対流
に通風による吸引効果が更に加わり、換気流量が増大す
る。
【００２０】ここで、風の向きは、通常不安定であり、
刻々とその向きを変える。従って、風の向きと前記換気
用のファン１の向きとを常に合致させるべく前記モータ
３を制御すると該モータ３の動きが不安定となる場合が
ある。斯かる場合は、前記風向計９の方向を所要等分、
例えば８等分すると共に前記換気用のファン１の制御す
る方向を風向計９の区分に対応した８の方向とし、前記
ロータリエンコーダ１０からの信号により、前記風向計
９の方向が前記等分したいずれの区分に属するかを判断
し、前記換気用のファン１の風向計９の方向の属する区
分に応じて、換気用のファン１の方向を決定する。
刻々とその向きを変える。従って、風の向きと前記換気
用のファン１の向きとを常に合致させるべく前記モータ
３を制御すると該モータ３の動きが不安定となる場合が
ある。斯かる場合は、前記風向計９の方向を所要等分、
例えば８等分すると共に前記換気用のファン１の制御す
る方向を風向計９の区分に対応した８の方向とし、前記
ロータリエンコーダ１０からの信号により、前記風向計
９の方向が前記等分したいずれの区分に属するかを判断
し、前記換気用のファン１の風向計９の方向の属する区
分に応じて、換気用のファン１の方向を決定する。
【００２１】又、他の方法として、換気用のファン１の
方向制御を間欠制御とし、数秒間或は数十秒間毎に前記
風向計９の方向を前記ロータリエンコーダ１０より検出
し，該検出結果より前記モータ３を間欠駆動して前記換
気用のファン１の方向を決定する。
方向制御を間欠制御とし、数秒間或は数十秒間毎に前記
風向計９の方向を前記ロータリエンコーダ１０より検出
し，該検出結果より前記モータ３を間欠駆動して前記換
気用のファン１の方向を決定する。
【００２２】更に、上述した風向の等分制御と上述した
間欠制御とを併用してもよい。
間欠制御とを併用してもよい。
【００２３】更に又、上述した間欠制御に於いて、区間
毎の平均風向を演算し、該平均風向に合致させる様に、
前記モータ３を駆動して、前記換気用のファン１の方向
を決定してもよい。
毎の平均風向を演算し、該平均風向に合致させる様に、
前記モータ３を駆動して、前記換気用のファン１の方向
を決定してもよい。
【００２４】又、前記風向計９の方向検出は、前記ロー
タリエンコーダ１０の代りに、ポテンショメータとして
もよく、更に風向の等分制御の場合は、ロータリエンコ
ーダ１０の代りに所要等分した位置にマイクロスィチ、
近接センサ等を設けてもよい。
タリエンコーダ１０の代りに、ポテンショメータとして
もよく、更に風向の等分制御の場合は、ロータリエンコ
ーダ１０の代りに所要等分した位置にマイクロスィチ、
近接センサ等を設けてもよい。
【００２５】換気の必要のない場合は、前記シャッタ１
４，１５を閉鎖する。該シャッタ１４，１５の閉鎖状態
でも前記ガラリ１８により、自然換気は確保される。
４，１５を閉鎖する。該シャッタ１４，１５の閉鎖状態
でも前記ガラリ１８により、自然換気は確保される。
【００２６】尚、前記換気塔１２の平面形状を円形と
し、横引きのシャッタとしてもよく、或は多角形とし、
各壁面にシャッタを設けてもよい。或は、前記換気用の
ファン１に風胴を設け該風胴を該換気用のファン１と一
体に回転させる様にしてもよい。又前記換気用のファン
１は換気塔１２の天井側より回転可能に吊下げてもよい
等本考案の要旨を変更しない範囲で種々変更を加え得る
ことは言う迄もない。
し、横引きのシャッタとしてもよく、或は多角形とし、
各壁面にシャッタを設けてもよい。或は、前記換気用の
ファン１に風胴を設け該風胴を該換気用のファン１と一
体に回転させる様にしてもよい。又前記換気用のファン
１は換気塔１２の天井側より回転可能に吊下げてもよい
等本考案の要旨を変更しない範囲で種々変更を加え得る
ことは言う迄もない。
【００２７】
【考案の効果】以上述べた如く本考案によれば、自然対
流の換気作用に加え換気用のファンの吸引効果を加える
ので、換気ファンの送風能力に制限されることなく、換
気流量を増大させることができる。
流の換気作用に加え換気用のファンの吸引効果を加える
ので、換気ファンの送風能力に制限されることなく、換
気流量を増大させることができる。
【図１】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図２】該実施例の要部を示す断面図である。
【図３】換気用のファンの正面図である。
【図４】換気用のファンの側面図である。
１ 換気用のファン ２ 回転台 ３ モータ ４ ロータリエンコーダ ９ 風向計 １０ ロータリエンコーダ １４ シャッタ １５ シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 深谷 雄策 東京都板橋区志村３丁目26番４号 文化 シヤッター株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−87141（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−207938（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−202440（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−170639（ＪＰ，Ｕ)
Claims (5)
- 【請求項１】 建屋屋根に換気塔を設け、該換気塔に水
平方向に送風する換気用のファンを垂直方向の回転軸心
を中心に回転可能に設け、該換気用のファンを風向に合
わせ、回転させる様構成したことを特徴とする換気装
置。 - 【請求項２】 所要位置に風向計を設け、該風向計に角
度検出器を設け、該角度検出器の検出角度に基づき換気
用のファンの方向制御をする様構成した請求項１の換気
装置。 - 【請求項３】 換気塔の通風窓をシャッタにより開閉可
能とした請求項１の換気装置。 - 【請求項４】 風向計の方向を所要当分し、該風向計の
属する方向区分に応じて換気用のファンの方向を決定す
る様構成した請求項２の換気装置。 - 【請求項５】 風向計の方向を所要時間毎に検出し、換
気用のファンの方向を該所要時間毎に決定する様構成し
た請求項２の換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8004891U JP2535441Y2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8004891U JP2535441Y2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 換気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525229U JPH0525229U (ja) | 1993-04-02 |
| JP2535441Y2 true JP2535441Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13707360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8004891U Expired - Fee Related JP2535441Y2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535441Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101848905B1 (ko) * | 2017-02-27 | 2018-05-24 | 김정숙 | 창틀에 부착되어 실내외공기를 선택적으로 교환가능토록 되는 환기장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2544690B2 (ja) * | 1991-11-21 | 1996-10-16 | 文化シヤッター株式会社 | 換気装置の制御方法及びその装置 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP8004891U patent/JP2535441Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101848905B1 (ko) * | 2017-02-27 | 2018-05-24 | 김정숙 | 창틀에 부착되어 실내외공기를 선택적으로 교환가능토록 되는 환기장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0525229U (ja) | 1993-04-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |