JP3468800B2 - 建物の通風構造 - Google Patents

建物の通風構造

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JP3468800B2 JP19879593A JP19879593A JP3468800B2 JP 3468800 B2 JP3468800 B2 JP 3468800B2 JP 19879593 A JP19879593 A JP 19879593A JP 19879593 A JP19879593 A JP 19879593A JP 3468800 B2 JP3468800 B2 JP 3468800B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、卓越風向に面しない室
内に、卓越風向に吹く風を通すための建物の通風構造に
関する。 【0002】 【従来の技術】卓越風向に面する壁面に窓を有する建物
では、この窓を開け放つことによって、卓越風向の風が
室内を通り抜け、良好な通風が行われる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に集
合住宅においては、敷地等の条件によって、必ずしも窓
を卓越風向に向けて開設することができない場合が少な
くない。すなわち、例えば図4に示すように、複数の居
住室2がほぼ南北に並んで画成された集合住宅1におい
ては、各居住室2の窓3,4が東西の壁面に開設されて
いるため、東風もしくは西風等の非卓越風向の風が吹い
ている時にはこの窓3,4を開放することによって良好
な通風を行うことができるが、一年を通して最も多く吹
く卓越風向の風を利用して有効に通風させることが困難
である。 【0004】したがって本発明の主な目的は、窓が非卓
越風向に面した建物においても、あるいは風が卓越風向
に吹いているか非卓越風向に吹いているかに拘らず、居
住室内を良好に通風可能とすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る建物の通風構造は、天井裏空間を取り囲む
複数の壁面のうち、卓越風向又は非卓越風向に面した壁
に開設された開閉可能な風導入口と、前記天井裏空間
と天井下方の居住室とを連通する開閉可能な天井通風口
と、前記居住室の壁面のうち前記風導入口と水平面にお
いて異なる方向の壁面に開設された開閉可能な第一の窓
と、この第一の窓と反対側の壁面に開設された開閉可能
な第二の窓と、前記第一の窓に設置された窓開閉検出手
段と、屋外に設置された風向検出手段及び風速検出手段
と、前記窓開閉検出手段が前記第一の窓の開放を検出し
た時に、風向検出手段からの検出信号によって風上側の
風導入口を選択的に開放すると共に前記天井通風口を開
放し、前記風速検出手段からの検出信号によって前記天
井通風口の開度を制御するコントロールユニットとを備
えるものである。 【0006】 【作用】本発明の構成によると、第一の窓の面する向き
もしくはその反対方向に風が吹いている場合は、第一の
窓及びその反対側の第二の窓の開放によって居住室内の
通風を行うことができ、前記第一及び第二の窓の向きと
異なる風導入口の面する向きに風が吹いている場合は、
第一もしくは第二の窓を開放すると共に、前記風導入口
及び天井通風口を開放することによって、屋外の風が前
記風導入口から天井裏空間に導入され、さらに前記天井
通風口から居住室内を通って第一もしくは第二の窓から
屋外へ吹き抜けるといった経路で通風が行われる。した
がって、窓が非卓越風向に面する建物の場合は、風導入
口を卓越風向に臨んで開設することによって、卓越風向
の風を居住室内に有効に通風することができる。 【0007】また、第一の窓に設置した窓開閉検出手段
がこの窓の開放を検出すると、屋外に設置した風向検出
手段の風向検出によって、風上側の風導入口が選択的に
開放されると共に天井通風口が開放され、その開度が屋
外に設置した風速検出手段による風速検出によって自動
的に制御される。このため、風向及び風速の如何に拘ら
ず、風上側の風導入口から適切な風量が天井裏空間を通
って居住室に通風される。 【0008】 【実施例】図1は、本発明の一実施例として集合住宅型
の建物10の概略構造を示すもので、すなわちこの建物
10は、複数の居住室10Aがほぼ南北に並んで画成さ
れている。各居住室10Aの西側壁面11には手動で開
閉される第一の窓12が開設されており、東側壁面13
にはシャッタ141で開閉される第二の窓14が開設さ
れている。各居住室10Aの天井15の上方の天井裏空
間16は互いに連続していて、その北端の壁面17及び
南端の壁面18には、それぞれシャッタ191,201
によって開閉される偏北風導入口19及び偏南風導入口
20が開設されている。また、各居住室10Aの天井1
5には、この居住室10A内と天井裏空間15と連通す
ると共にシャッタ211によって開閉される天井通風口
21が開設されている。 【0009】図2に示すように、第一の窓12には、そ
の開閉を検出するマイクロスイッチ22が取り付けられ
ている。また、建物の屋上には、常に風上を向くように
鉛直軸の周りに回転自在に設けられた風向検出部231
と、この風向検出部231の水平軸の周りに回転される
羽根を備えた風速検出部232とからなる風向風速計2
3が設置されている。これらマイクロスイッチ22及び
風向風速計23からの出力信号はコントロールユニット
24に供給されており、このコントロールユニット24
を介して、第二の窓14、偏北風導入口19、偏南風導
入口20及び天井通風口21の各シャッタ141,19
1,201,211の駆動が制御されている。 【0010】図3はコントロールユニット24の構成を
概略的に示すものである。すなわち第一の窓12が開放
された時にONとなるマイクロスイッチ22からの検出
信号例えば0.5DCV)は、アンドゲートAND1〜AND
4に供給される。風向風速計23の風向検出部231か
らは、風上へ向けて回転されることによる指示方位に応
じた検出信号が処理部241に供給される。処理部24
1ではこの検出信号に基づいて一定時間毎の平均的な風
向を算出し、北風検出信号n、南風検出信号s、東西風
検出信号ewのいずれかを選択的に出力する。北風検出
信号nはアンドゲートAND1に供給され、南風検出信
号sはアンドゲートAND2に供給され、東西風検出信
号ewはアンドゲートAND3に供給されると共にイン
バータINを介してアンドゲートAND4に供給され
る。偏北風導入口19のシャッタ191はアンドゲート
AND1からの出力信号によってON/OFFされ、偏
南風導入口20のシャッタ201はアンドゲートAND
2からの出力信号によってON/OFFされ、第二の窓
14のシャッタ141はアンドゲートAND3からの出
力信号によってON/OFFされ、天井通風口21のシ
ャッタ211はアンドゲートAND4からの出力信号に
よってON/OFFされる。 【0011】風向風速計23の風速検出部232は、風
を受けて回転する羽根の回転数に応じた検出信号を発生
し、処理部242に供給する。処理部242では、この
検出信号に基づいて一定時間毎の平均的な風速を算出す
ると共にこの平均風速に応じた開度制御信号を発生し、
各シャッタ191,201,141,211に供給す
る。 【0012】すなわち、上述の構成において、卓越風向
である北寄り又は南寄りの風が吹いている時には、第一
の窓12を開放すれば、マイクロスイッチ22からの検
出信号と、処理部241からの北風検出信号n又は南風
検出信号sによって、アンドゲートAND1又はAND
2を介して偏北風導入口19のシャッタ191又は偏南
風導入口20のシャッタ201が選択的に開放され、こ
のときレベル“0”の東西風検出信号ewはインバータ
INを介して反転されるので、アンドゲートAND4を
介して天井通風口21のシャッタ211も開放される。
そして、これらシャッタ191又は201と、シャッタ
211は、処理部242を介して風速に応じた適切な開
度に制御される。したがって、図1に太矢印で示すよう
に、例えば屋外の北寄りの風は、開放された偏北風導入
口19から天井裏空間16に導入され、この場合偏南風
導入口20は閉塞されているため、天井裏空間16に吹
き込んだ風は、開放された天井通風口21から居住室1
0Aに吹き出され、さらに開放された第一の窓12から
屋外へ吹き抜けることによって、居住室10A内の通風
が行われる。 【0013】また、非卓越風向である東寄り又は西寄り
の風が吹いている時には、第一の窓12を開放すれば、
マイクロスイッチ22からの検出信号と、処理部241
からの東西風検出信号ewによって、アンドゲートAN
D3を介して第二の窓14のシャッタ141が選択的に
開放され、その開度が処理部242を介して制御され
る。また、アンドゲートAND4に供給される前記東西
風検出信号ewはインバータINを介してレベル“0”
に反転されるので、天井通風口21のシャッタ211は
閉塞される。したがって、例えば西寄りの風は、開放さ
れた第一の窓12から居住室10A内を通って第二の窓
14から屋外へ吹き抜け、居住室10A内の通風が行わ
れる。 【0014】なお、図示の実施例では、説明の便宜上、
建物10が平屋のように作図されているが、本発明は、
複数階建ての建物や、一戸建ての建物についても同様に
適用することができる。また、窓が卓越風向に面して設
けられている建物の場合においても風導入口を非卓越風
向に面するように設けて、非卓越風向時にも通風を行う
ようにすることができる。 【0015】 【発明の効果】本発明によると、第一及び第二の窓の面
する向きと異なる風向の風が吹いている場合にも、この
風を風導入口から天井裏空間、天井通風口、居住室内を
通って窓から屋外へ吹き抜けるといった経路で通風を行
うことができるので、窓が非卓越風向に面する建物であ
っても、卓越風向の風を居住室内に有効に通風すること
ができ、しかもこの通風を、第一の窓を開放するだけで
行うことができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例として集合住宅型の建物の概
略構造を一部破断して示す斜視図である。 【図2】上記実施例における制御機構を示す説明図であ
る。 【図3】上記実施例におけるコントロールユニットを示
す説明図である。 【図4】従来の集合住宅型の建物の概略構造を一部破断
して示す斜視図である。 【符号の説明】 10 建物 10A 居住室 11,13,17,18 壁面 12 第一の窓 14 第二の窓 15 天井 16 天井裏空間 19 偏北風導入口 20 偏南風導入口 21 天井通風口 22 マイクロスイッチ 24 コントロールユニット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 天井裏空間を取り囲む複数の壁面のう
    ち、卓越風向又は非卓越風向に面した壁面に開設された
    開閉可能な風導入口と、 前記天井裏空間と天井下方の居住室とを連通する開閉可
    能な天井通風口と、 前記居住室の壁面のうち前記風導入口と水平面において
    異なる方向の壁面に開設された開閉可能な第一の窓と、 この第一の窓と反対側の壁面に開設された開閉可能な第
    二の窓と、前記第一の窓に設置された窓開閉検出手段と、 屋外に設置された風向検出手段及び風速検出手段と、 前記窓開閉検出手段が前記第一の窓の開放を検出した時
    に、風向検出手段からの検出信号によって風上側の風導
    入口を選択的に開放すると共に前記天井通風口を開放
    し、前記風速検出手段からの検出信号によって前記天井
    通風口の開度を制御するコントロールユニットとを備え
    ことを特徴とする建物の通風構造。
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