JP2007093060A - 換気装置 - Google Patents

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Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
Toshinari Ishidao
利斉 石田尾
Junko Hojo
順子 北條
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract


【課題】 室内の掃除などのために窓や戸を開けたときに無用な運転は行わず、窓や戸を開けるたびにスイッチをオフ操作する煩らしさのない常時換気モードを備えた換気装置を提供する。
【解決手段】 本願発明の換気装置は、常時換気モードを備え、モーター4でファン3を回転させて換気を行うものであり、モーター4の回転数を検出する回転数計7と、制御ユニット5を有し、制御ユニット5は、回転数計7が検出した回転数情報に基づいて窓又は戸の開閉を判断し、常時換気モードのオフ制御を行う。
【選択図】図1

Description

本願発明は、常時(24時間)換気モードを備えた換気装置に関するものである。
従来より、室内の換気を行うためにファンをモーターで駆動する換気扇などの換気装置が利用されている。このような換気装置において、各部屋の換気量が据付条件により変動するため、風量センサーを設け、その風量センサーにより検出された風量が設定風量となるようにモーターの回転数を制御する技術が提案されている(特許文献1)。
一方、近年、シックハウス対策として建築基準法が改正され、一定の場合、居室内の空気を常時換気する常時換気システムの設置が義務付けられたことから、常時換気モードを備えたレンジフードなどの換気装置の利用が急増している。常時換気モードを備えた従来の換気装置では、その切替スイッチとして、居室内でガスコンロの火を使用する場合などに操作する通常運転スイッチに加えて、常時換気モードに設定するスイッチが設けてあり、常時換気モードに設定した場合には、低風量で24時間連続換気することができるようになっている。
特開平8−159532号公報
しかしながら、従来の常時換気モードを備えた換気装置では、たとえば室内の掃除などで窓や戸を開けても、換気運転が続行され、無用な電気を使用することとなっていた。また、常時換気運転を停止するためには、換気装置に設けられているスイッチをその都度操作してオフとし、その後窓や戸を閉めたときにはスイッチをオンとする必要があった。前記の特許文献1のように風量制御を行う方法もあるが、この方法は風量のばらつきを調整して設定風量となるように制御を行うものであり、上記の問題を解決することはできない。
そこで、本願発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたもので、室内の掃除などのために窓や戸を開けたときに無用な運転は行わず、窓や戸を開けるたびにスイッチをオフ操作する煩らしさのない常時換気モードを備えた換気装置を提供することを課題とする。
本願発明の換気装置は、上記課題を解決するため、第1には、常時換気モードを備え、モーターでファンを回転させて換気を行う換気装置において、モーターの回転数を検出する回転数検出手段と、回転数検出手段が検出した回転数情報に基づいて窓や戸の開閉を判断し、常時換気モードのオフ制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする。
また、第2には、上記第1の発明において、制御手段が、常時換気モードのオフ時に断続運転を行わせ、回転数検出手段が検出した回転数情報に基づいて窓や戸の開閉を判断し、常時換気モードのオン制御を行うことを特徴とする。
本願請求項1の発明の換気装置によれば、室内の掃除などのため窓や戸を開けたときに無用な運転を行わず、また、窓や戸を開けるたびにスイッチのオフ操作を行わなくてもよくなるので、無用な電気代の節約ができる上、窓や戸を開けるたびのスイッチ操作の煩わしさを軽減できる。
本願請求項2の発明の換気装置によれば、上記効果に加え、窓や戸を閉めた時のスイッチのオン操作も行わなくてもよくなるので、より一層スイッチ操作の煩らわしさを軽減できる。
本願発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明をレンジフードに適用した一実施形態を模式的に示す概念図である。
本実施形態のレンジフード1は、コンロの火を使用する場合などに設定する通常運転モードの他、24時間運転可能な常時換気モードを有している。このレンジフード1はフード本体2内にファン3を備え、ファン3の回転により換気を行うようになっている。ファン3を回転させるためモーター4が設けられ、このモーター4は制御ユニット5によりその回転の制御が行われる。レンジフード1の適所にはファン3の運転のためのスイッチ部6が配置され、スイッチ部6の各スイッチは制御ユニット5に電気的に接続されている。スイッチ部6のスイッチとしては、たとえば通常運転モードの設定を行うための「ON(強)」スイッチ、「ON(弱)スイッチ」、常時換気モードの設定を行うための「常時」スイッチ、レンジフード1の運転を停止するための「OFF」スイッチが設けられている。
本実施形態のレンジフード1内には、モーター4の回転数を検出する回転数計7が配置されており、この回転数計7が検出した回転数情報は制御ユニット5に送られるようになっている。
居室において窓や戸を開けた時と閉めた時では、居室内への給気量が異なることから、レンジフード1を運転した場合に同じ運転モードでもファン4の排気量が異なり、その異なる排気量がモーター4の回転数に影響を与えることが知られている。常時換気モードにおいても同様である。同様に、排気量が異なることにより、モーターのトルクが変動し、電流値も増減する。したがって、上記の回転情報の回転数を電流値に置き換えて、使用することも可能である。
そこで、本実施形態では、制御ユニット5に、常時換気モードで運転しているときに、窓や戸が閉じた状態であるか開いた状態であるかを判断するための回転数設定値を決めて記憶させておく。そして、制御ユニット5では、回転数計7が検出したモーター4の回転数情報とあらかじめ記憶させておいた回転数設定値を比較し、窓や戸が閉じた状態であるか開いた状態であるかを判断し、閉じた状態から開いた状態に移行したときにはモーター4を停止させ、常時換気モードをオフ制御させ、また、窓や戸が開いた状態から閉じた状態に移行したときにはモーター4を駆動させ、常時換気モードをオン制御させる。また、制御ユニット5では、オフ状態のときに運転がオフした時からの経過時間をカウントし、一定時間が経過したときにはモーター4を所定時間運転させ、モーターの回転数を検出した後、窓や戸が開いた状態と判断した場合は、モーター4を停止させる断続運転を行うように制御を行う。このような制御はたとえばマイコン制御により行うことができる。
次に、本実施形態のレンジフード1の常時換気モードでの動作について述べる。図2は常時換気モードでの動作フローチャートであり、図3は窓や戸を開閉させたときの回転数、レンジフード運転のタイムチャートである。
レンジフード1を常時換気モードで連続運転させているとき(ステップS1)には、回転数計7によりモーター4の回転数を検出させ(ステップS2)、制御ユニット5は回転数計7から検出した回転数情報を受け取り、あらかじめ記憶させておいた回転数設定値と比較し(ステップS3)、回転数設定値以下の場合には連続運転を続け(ステップS1)、一定のタイミングで上記ステップを繰り返す。一方、検出回転数が回転数設定値より大きい場合には、制御ユニット5は、窓や戸が開いた状態となったと判断し、モーター4の回転を停止させ、常時換気モードのオフ制御を行う(ステップS4)。
常時換気モードがオフ状態となると、制御ユニット5は断続運転の制御を行う。すなわち、制御ユニット5は、レンジフード1の運転がオフとなった時からの時間をカウントし(ステップS5)、あらかじめ設定しておいた時間設定値と比較する(ステップS6)。カウントした時間が時間設定値に達していない場合にはオフ状態を継続する。カウントした時間が時間設定値に達した場合にはモーター4を駆動させ、所定時間運転させる(ステップS7)。このときにも回転数計7でモーター4の回転数を検出し(ステップS8)、制御ユニット5は回転数計7からの回転数情報を受け取り、あらかじめ記憶させておいた回転数設定値と比較する(ステップS9)。受け取った回転数情報があらかじめ記憶させておいた回転数設定値より大きい場合には、制御ユニット5は、窓や戸が開いた状態のままであると判断し、ステップS4〜S9のルーチンを繰り返すよう制御を行う。一方、受け取った回転数情報が回転数設定値以下の場合には、制御ユニット5は、窓や戸が閉じた状態になったと判断し、モーター4を駆動させ、常時換気モードをオン制御する。
本実施形態のレンジフード1によれば、上記のように、室内の掃除などのため窓や戸を開けた場合に無用な運転を行わずにすみ、また、窓や戸を閉じた状態から開けた状態に移行したとき、及び窓や戸を開けた状態から閉じた状態に移行したときに、スイッチのオンオフ操作を行わなくてもよくなり、従来技術の前記問題点が解消される。
以上、本願発明を一実施形態について説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形、変更が可能である。
また、上記実施形態では、火を使う居室を例に説明をしたが、本願発明は、火を使わない各種の部屋にも適用することができる。
さらに、上記実施形態では、レンジフードを例にしたが、本願発明は、レンジフード以外の各種換気装置に適用することができる。
本願発明の一実施形態を模式的に示す概念図である。 図1の実施形態の常時換気モードでの動作フローチャートである。 図1の実施形態における窓や戸を開閉させたときの回転数、レンジフード運転のタイムチャートである。
符号の説明
1 レンジフード
2 フード本体
3 ファン
4 モーター
5 制御ユニット
6 スイッチ部
7 回転数計

Claims (2)

  1. 常時換気モードを備え、モーターでファンを回転させて換気を行う換気装置において、モーターの回転数を検出する回転数検出手段と、回転数検出手段が検出した回転数情報に基づいて窓や戸の開閉を判断し、常時換気モードのオフ制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする換気装置。
  2. 制御手段が、常時換気モードのオフ時に断続運転を行わせ、回転数検出手段が検出した回転数情報に基づいて窓や戸の開閉を判断し、常時換気モードのオン制御を行うことを特徴とする請求項1記載の換気装置。
JP2005280869A 2005-09-27 2005-09-27 換気装置 Pending JP2007093060A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024449A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2019084926A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 ベバスト サーモアンドコンフォート ジャパン株式会社 車両用空気調和装置及び車両用空気調和装置の制御方法
KR102085130B1 (ko) * 2019-03-11 2020-03-05 (주)클라우드앤 에너지 절감형 공조기 관리장치

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