JP2535247B2 - モデル型の製造方法 - Google Patents

モデル型の製造方法

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JP2535247B2 JP2188987A JP18898790A JP2535247B2 JP 2535247 B2 JP2535247 B2 JP 2535247B2 JP 2188987 A JP2188987 A JP 2188987A JP 18898790 A JP18898790 A JP 18898790A JP 2535247 B2 JP2535247 B2 JP 2535247B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車等のモデル型を製造する方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種のモデル型の製造方法としては、金網等
によりワークの形状に略沿わせて形成された表面を有す
る基体に、エポキシ樹脂等の液状主剤とその硬化剤とを
混練して得られる樹脂体をその軟化状態で盛り付け、さ
らに、これを手作業等により練りながら該基体の表面に
倣わせることにより型素材を作成し、次いで、該型素材
をその硬化後に工作機械等により所定の形状に加工する
ことによりモデル型を得る方法が一般に知られている。
この場合、上記液状主剤と硬化剤とを混練する際や、
これにより得られる上記樹脂体を基体の表面に盛り付け
て倣わせる際には、一般に空気が混入し、この混入空気
は、上記素材型の硬化後に、所謂ピンホールとなって残
る。
このため、従来は、上記のように型素材を加工して得
られたモデル型において、そのピンホールを穴埋めし、
さらに、その穴埋め箇所の仕上げ加工を施すことにより
最終的なモデル型を得るようにしていた。
しかしながら、このようなピンホールの穴埋め作業
や、その穴埋め箇所の仕上げ加工は手間暇を要し、この
ため、最終的なモデル型を得るまでに多大な時間と労力
を要していた。
また、上記のようなピンホールが例えばモデル型の稜
線近傍に生じると、該稜線のくずれ等の不都合が生じる
ことがあった。
さらに、このピンホールが前記基体との接触面に多数
生じると、硬化した素材型が該基体から剥離してしまう
ことがあり、これを防止するためには、基体の裏面にも
エポキシ樹脂等を塗布する等の処理を施す必要があっ
た。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、モデル型にピンホー
ルが生じるのを確実に防止するこができ、容易に品質の
良好なモデル型を製造することができる方法を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明のモデル型の製造方法はかかる目的を達成する
ために、樹脂材料から成る液状主剤と硬化剤とを真空脱
泡しつつ混練して軟化状態の板状樹脂体を得る工程と、
ワークの形状に略沿わせた表面を有する基体を得る工程
と、前記軟化状態の樹脂体を該基体の表面に沿わせて固
着して型素材を得る工程と、該型素材を硬化させた後に
所定の形状に加工してモデル型を得る工程とからなるモ
デル型の製造方法において、前記基体は、格子状金属部
材によりワークの形状に略沿わせた表面を形成すると共
に、前記樹脂体を加熱して硬化させることにより前記格
子状金属部材と一体的に固着することを特徴とする。
(作用) かかる手段によれば、前記樹脂体を得る際には、前記
液状主剤及び硬化剤を真空脱泡しつつ混練するので、該
樹脂体に空気が混入するのが防止される。そして、該樹
脂体を板状にしたことによって、これを軟化状態で前記
基体の表面に沿わせて前記型素材を作る作業を、容易に
空気の混入を防止しつつ行うことが可能となり、従っ
て、該素材型の硬化後にこれを加工して得られるモデル
型にピンホールが発生するのが防止される。
(実施例) 本発明のモデル型の製造方法の第1の例を第1図に従
って説明する。第1図は該製造方法を説明するための説
明図である。
第1図で、1は製造すべきモデル型2の基体、3は略
方形板状の熱硬化性の樹脂体であり、基体1はフレーム
4上に格子状金属部材として金網5をワーク(図示しな
い)の基準面の形状に略沿わせて張設することにより作
成されている。また、樹脂体3は、エポキシ樹脂の液状
主剤とその硬化剤とを真空脱泡しつつ混練して板状に形
成して成る熱硬化性のものであり、軟化状態となってい
る。そして、該樹脂体3は、その使用前には丸められて
いる。
尚、この場合、硬化剤としては、酸無水物、ジシアン
ジアミド、BF3・アミン塩、イミダゾール誘導体及びヒ
ドラシド等の中高温潜在性硬化剤を用いる。
同図で、A〜Dは該基体1を用いて樹脂体3からモデ
ル型2を製造する際の主要な作業工程であり、以下、各
作業工程A〜Dにおける作業を順次詳説する。
モデル型2を製造する際には、まず、作業工程Aにお
いて、作業者により、基体1の金網5上に前記軟化状態
の樹脂体3が載架されて広げられ、さらに、該樹脂体3
は、その形状がおおまかに製造すべきモデル型2に似た
形状に整えられると共に該基体1の金網5に圧着され、
これによって、型素材6が得られる。
次いで、作業工程Bにおいて、これらの基体1及び型
素材6は、加熱炉7内に投入されて所定の温度に加熱さ
れ、これによって、該型素材6が硬化される。
そして、該加熱後には、作業工程Cにおいて、NC工作
機8により硬化した型素材6が所定の形状に切削加工さ
れ、次いで、作業工程Dにおいて、作業者によりその表
面に磨き加工が施され、これによって、所望のモデル型
2が得られる。
このように、このモデル型2の製造方法では、前記樹
脂体3を得る際には、液状主剤と硬化剤とを真空脱泡し
つつ混練しているので、該樹脂体3に空気が混入するの
が防止されている。そして、該樹脂体3は板状に形成さ
れているので、これを基体1の金網5上に広げることに
より、容易に型素材6を得ることができると共に、この
作業時に該型素材6に空気が混入するのも防止されてお
り、従って、該型素材6の硬化後にこれを加工して得ら
れるモデル型2にはピンホールが発生せず、品質の良好
なモデル型2が得られる。
次に、本発明のモデル型の製造方法の第2の例を第2
図に従って説明する。第2図は該製造方法の要部は説明
するための説明図である。
この製造方法では、前記したように得られた型素材6
を前記加熱炉7に投入する前に、第2図示のように、型
素材6の上面を耐熱シート9及び金網10により順次覆
い、さらに、型素材6の前記基台1上からはみ出した端
部を、同図示のように該耐熱シート9及び金網10の端部
により包み込んで支承するようにしている。そして、か
かる後に、該型素材6を該耐熱シート9及び金網10と共
に前記加熱炉7に投入して加熱硬化させ、次いで、該耐
熱シート9及び金網10を型素材6から取外した後に、前
記第1の例と同様に、前記NC工作機8により該型素材6
を切削加工し、さらに仕上げ加工を施して前記モデル型
2を得るようにしている。
尚、上記耐熱シートとしては、例えば6−6ナイロン
等の200℃程度の耐熱性を有するポリアミド樹脂から成
るものが用いられる。
このように、第2の例では、前記型素材6を加熱する
前に、型素材6の前記基台1上からはみ出した端部を、
耐熱シート9及び金網10により支承することによって、
型素材6の加熱時に該端部に生じることがあるダレを防
止するようにしている。
すなわち、型素材6の加熱硬化の際には、該型素材6
が一時的にさらに軟化するために該型素材6の基台1上
からはみ出した端部をそのままにしておくと該端部にお
いてダレが生じることがあり、このようなダレは型素材
6の形状、ひいてはモデル型2の形状を損なう。
そこで、上記のように、型素材6の端部を耐熱シート
9及び金網10により支承しておけば、該型素材6の加熱
時にその端部におけるダレを防止することができ、従っ
て、確実に所望の形状のモデル型2を得ることができ
る。
次に、本発明の第3の例を第3図に従って説明する。
第3図は該製造方法の要部を説明するための説明図であ
る。
この製造方法では、前記型素材6を前記加熱炉7に投
入する前に、第3図示のように、該型素材6の前記基台
1上からはみ出した端部と、該基台1との間に耐熱性の
樹脂板11を介装し、該型素材6の端部を該樹脂板11上に
支承するようにしている。そして、この状態で、型素材
6を加熱炉7に投入して加熱硬化させた後に、同図示の
ように樹脂等のバックアップ部材12により樹脂板11の下
端部を基台1に固定支持させ、次いで、前記第1の例と
同様に前記NC工作機8により型素材6を切削加工するよ
うにしている。この場合、基台1上からはみ出した型素
材6の端部の切削加工に際しては、上記樹脂板11及びバ
ックアップ部材12をも型部材6と共に切削加工するよう
にしている。
このように、この製造方法では、前記型素材6を加熱
する前に、基台1上からはみ出した型素材6の端部を樹
脂板11により支承することによって、前記第2の例と同
様に、該型素材6の端部におけるダレが防止され、所望
の形状の前記モデル型2を得ることができる。そして、
この場合、型素材6の切削加工の際にも、該型素材6の
基台1上からはみ出した端部を樹脂板11上に支承すると
共に、該樹脂板11の下端部をバックアップ部材12により
基台1に固定支持したことによって、該型素材6の端部
を樹脂板11及びバックアップ部材12共々前記NC工作機8
により支障無く、且つ精度よく切削加工することができ
る。
次に、本発明の第4の例を第4図に従って説明する。
第4図は該製造方法の要部を説明するための説明図であ
る。
この製造方法では、前記型素材6を前記加熱炉7に投
入する前に、前記第3の例と同様に、該型素材6の前記
基台1上からはみ出した端部を金属板やベニヤ板等の支
承板13上に支承するようにしている。そして、この状態
で、型素材6を加熱炉7に投入して加熱硬化させた後
に、第4図示のように該支承板13を取り外すと共に、第
3の例と同様にバックアップ部材14により型素材6の端
部を基台1に固定支持させ、次いで、前記NC工作機8に
より型素材6を切削加工するようにしている。この場
合、基台1上からはみ出した型素材6の端部の切削加工
に際しては、上記バックアップ部材14をも型素材6と共
に切削加工するようにしている。
このように、この製造方法では、前記第3の例と同様
に、型素材6の加熱時にその端部におけるダレを防止す
ることができると共に、該端部を前記NC工作機8により
支承無く、且つ精度よく切削加工することができる。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明のモデル型の
製造方法によれば、樹脂材料から成る液状主剤と硬化剤
とを真空脱泡しつつ混練することにより得られた軟化状
態の板状樹脂体を基体の表面に沿わせて固着することに
より型素材を作成し、この型素材を硬化させた後に所定
の形状に加工してモデル型を得るようにしたことによっ
て、樹脂体や型素材を得る際にこれらに空気が混入する
のを防止してモデル型にピンホールが生じるのを確実に
防止することができ、良好な品質を有するモデル型を容
易に効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のモデル型の製造方法の第1の例を説明
するための説明図、第2図は該製造方法の第2の例を説
明するための説明図、第3図は該製造方法の第3の例を
説明するための説明図、第4図は該製造方法の第4の例
を説明するための説明図である。 1……基体、2……モデル型 3……樹脂体、6……型素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 務 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 田口 今朝男 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−113660(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂材料からなる液状主剤と硬化剤とを真
    空脱泡しつつ混練して軟化状態の板状樹脂体を得る工程
    と、ワークの形状に略沿わせた表面を有する基体を得る
    工程と、前記軟化状態の樹脂体を該基体の表面に沿わせ
    て固着して型素材を得る工程と、該型素材を硬化させた
    後に所定の形状に加工してモデル型を得る工程とからな
    るモデル型の製造方法において、 前記基体は、格子状金属部材によりワークの形状に略沿
    わせた表面を形成すると共に、前記樹脂体を加熱して硬
    化させることにより前記格子状金属部材と一体的に固着
    することを特徴とするモデル型の製造方法。
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