JP2535237Y2 - 2線式面付け電気錠及び増設用施解錠操作ユニット - Google Patents

2線式面付け電気錠及び増設用施解錠操作ユニット

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JP2535237Y2
JP2535237Y2 JP1990017464U JP1746490U JP2535237Y2 JP 2535237 Y2 JP2535237 Y2 JP 2535237Y2 JP 1990017464 U JP1990017464 U JP 1990017464U JP 1746490 U JP1746490 U JP 1746490U JP 2535237 Y2 JP2535237 Y2 JP 2535237Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、2線式面付け電気錠及びこれに接続して遠
隔操作を行うための増設用施解錠操作ユニットに関す
る。
[従来の技術] 近時、玄関などに取り付けられた電気錠を住戸内に設
置した電気錠操作制御器から遠隔操作して施錠、解錠さ
せる電気施解錠システムが開発され使用されている。
このような電気施解錠システムは、第11図に示したよ
うに、玄関などに取り付けられた電気錠200と住戸内に
設置された電気錠操作制御器100とを信号線100,101
で接続して構成されている。
施錠を行うために電気錠操作制御器100の施解錠制御
部101に設けられた施錠操作スイッチ101aを操作する
と、信号線100を介して電気錠200の錠ソレノイド201
に直流電源が通電され、これによって錠ソレノイド201
が駆動されてデッドボルト(不図示)を施錠動作させ
る。そして、施錠が完了すると錠状態検知部202の錠状
態検知スイッチ202aが接点a側から接点b側に切り換え
られて施錠検知信号が信号線101を介して電気錠操作
制御器100の錠状態表示回路102に伝送されて施錠表示が
行われる。
また、解錠を行うために電気錠操作制御器100の解錠
操作スイッチ101bを操作すると、信号線100を介して
錠ソレノイド201に施錠時とは逆極性の直流電源が通電
され、これによって錠ソレノイド201が駆動されてデッ
ドボルトを解錠動作させる。そして、解錠が完了すると
錠状態検知スイッチ202aが接点b側から接点a側に切り
換えられて解錠検知信号が電気錠操作制御器100側の錠
状態表示部102に伝送されて施錠時の場合と同様にして
解錠表示が行われるようになっている。尚、電気錠操作
制御器100に設けられた電源回路103は、交流電源を整
流、平滑して直流電源を得るものであり、この電源回路
103には外部の交流電源ユニット400で降圧された交流電
源が供給されている。
このような電気施解錠システムでは、電気錠操作制御
器100の設置された場合以外からも施、解錠操作を行え
るようにするために、増設用の施解錠操作ユニット300
が用意されている。このユニット300は、施錠操作スイ
ッチ301a、解錠操作スイッチ301b及び施、解錠状態を表
示する錠状態表示灯302を備えた構成とされており、信
号線102を介して電気錠操作制御器100に接続すれば、
電気錠操作制御器100側と同様に施、解錠操作と錠状態
の表示を行うことができるようになっている。
ところで、通常このような電気施解錠システムを設置
する場合には、玄関などに電気錠200を取り付け、室内
側に電気錠操作制御器100を設置するとともに、電気錠2
00が取り付けられた玄関の近傍に施解錠操作ユニット30
0を増設して操作性を向上させた構成とされることが多
い。
ところが、電気錠200の取り付けられた玄関の近傍に
施解錠操作ユニット300を設置するためには、電気錠操
作制御器100との間に多数の信号線(信号線102)を敷
設しなければならず、施工が面倒なうえにシステムコス
トが増大していた。
また、遠隔操作を行わずに電気錠200が取り付けられ
た玄関の近傍で施、解錠操作を行わせるだけの簡単なシ
ステム構成にしたい場合であっても、コストの高い電気
錠操作制御器100を接続しなければ施、解錠操作を行う
ことができないために、システムコストが増大し改善が
望まれていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記事情に鑑みて提案される本考案は、内部構成を簡
略化することによって、施工性を向上させ省コスト化さ
れた2線式面付け電気錠を提供することを目的としてい
る。
また、同時に提案される本考案は、遠隔操作を行うた
め、2線式面付け電気錠に付加接続される増設用施解錠
操作ユニットを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される請求項1に記載
の本考案の電気錠は、極性の反転させた電源を通電する
毎に、デッドボルトを、錠ハウジングの両側より出没さ
せて、施錠、解錠させる錠ソレノイドと、整流素子と施
錠操作スイッチとを直列接続したものと、整流素子と解
錠操作スイッチとを直列接続したものを逆並列に接続し
て成り、上記錠ソレノイドの一端に直列に接続された施
解錠操作部とを錠ハウジングに内蔵しており、上記錠ハ
ウジングは、上記錠ソレノイドの一端と上記施解錠操作
部の一端に交流電源を供給するための交流電源端子を設
けるとともに、上記施解錠操作部の施錠スイッチと、解
錠操作スイッチとを、その表面より露出させた構造とし
ている。
請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の2線式
面付け電気錠の上記施解錠操作部の両端より導出させ、
遠隔操作によって施、解錠を行う増設用施解錠操作ユニ
ットを接続するためのユニット接続端子を更に備えた構
成とされている。
請求項3に記載の本考案は、極性の反転された電源を
通電する毎に、デッドボルトを、錠ハウジングより出没
させて、施錠、解錠を行う錠ソレノイドと、上記デッド
ボルトの施錠あるいは解錠状態に応じて切り換わる錠状
態検知スイッチと、該錠状態検知スイッチに対して逆並
列接続され、該スイッチの切換動作に応じて通電方向を
反転させる1組の整流素子とを含んで成り、上記錠ソレ
ノイドの一端に直列に接続された通電極性切換手段と、
施解錠操作スイッチを有し、該施解錠操作スイッチに上
記錠ソレノイドおよび上記通電極性切換手段を直列に接
続させた施解錠操作部と、直列に接続された上記錠ソレ
ノイド、上記通電極性切換手段及び上記施解錠操作部の
両端より交流電源を受けるための交流電源端子とを備え
た構成となっている。
請求項4に記載の本考案は、請求項1から3に記載の
2線式面付け錠において、順方向にのみ電流を通電して
表示を行う施錠表示灯及び解錠表示灯を通電方向が互い
に逆になるように並列接続し、これに電流制限抵抗を直
列に接続して成る錠状態表示部を、上記施解錠操作部に
更に並列に接続した構成とされている。
請求項5に記載の本考案は、2線式面付け電気錠に付
加接続して使用される増設用施解錠操作ユニットであっ
て、整流素子と施錠操作ユニットとを直列接続したもの
と、整流素子と解錠操作スイッチとを直列接続したもの
とを、各々の整流素子の通電方向が互いに逆になるよう
に並列接続して成る施解錠操作部を備えた構成とされて
いる。
請求項6に記載の本考案は、2線式面付け電気錠に付
加接続して使用される増設用施解錠操作ユニットであっ
て、施解錠操作スイッチを有した施解錠操作部と、順方
向にのみ電流を通電して表示を行う施錠表示灯及び解錠
表示灯を通電方向が互いに逆になるように並列接続し、
これに電流制限抵抗を直列に接続して成り、上記施解錠
操作部に並列に接続された錠状態表示部とを備えた構成
とされている。
[作用] 請求項1に記載の本考案の2線式面付け電気錠では、
錠ハウジングより露出した施解錠スイッチを操作する
と、交流電源端子に加えられている交流電源から錠ソレ
ノイドを通じて施錠操作スイッチに直列に接続されてい
る整流素子に順方向の電流を通電させ、これによって錠
ソレノイドが通電されてデッドボルトを駆動して施錠さ
せる。
逆に、施解錠操作部の解錠操作スイッチを操作する
と、交流電源端子に加えられている交流電源から錠ソレ
ノイドを通じて解錠操作スイッチに直列に接続されてい
る整流素子に順方向の電流を通電し、これによって錠ソ
レノイドが施錠時とは逆方向に通電されてデッドボルト
を駆動して解錠動作させる。
請求項2に記載の本考案の2線式面付け電気錠では、
請求項1に記載の動作に加えて、ユニット接続端子に増
設用施解錠操作ユニットを接続すれば電気錠を遠隔操作
により施、解錠することが出来る。
請求項3に記載の本考案の電気錠では、施解錠操作部
の施解錠操作スイッチを操作する毎に、交流電源端子に
加えられている交流電源から錠ソレノイド及び通電極性
切換手段を通じて、通電極性切換手段の錠状態検知スイ
ッチが切り換わっている接点側に接続された整流素子の
順方向にだけ電流を通電し、これによって錠ソレノイド
が通電されて現在の錠状態を反転させるようにデッドボ
ルトを駆動して施錠あるいは解錠を行わせる。そして、
施、解錠動作が完了すると錠状態検知スイッチが切り換
わって交流電源による通電方向が反転する。
請求項4に記載の本考案の電気錠では、施解錠操作ス
イッチが操作されていない期間は、交流電源端子に加え
られている交流電源から錠ソレノイド、通電切換手段及
び錠状態表示部を通じて、通電極性切換手段の錠状態検
知スイッチが切り換わっている接点側に接続された整流
素子の順方向にだけ電流制限抵抗で定まる微少電流を通
電する。この通電電流によって通電方向に応じた錠状態
表示部の施錠表示灯あるいは解錠表示灯が駆動されて
施、解錠状態を表示する。
請求項5に記載の本考案の増設用施解錠操作ユニット
では、2本の通電線を介して2線式の面付け錠のユニッ
ト接続端子に接続すると、面付け錠に収容された施解錠
操作部に対して、増設用施解錠操作ユニットの施解錠操
作部が並列に接続されるので、増設用施解錠操作ユニッ
トの施、解錠操作スイッチを操作するだけで面付け電気
錠を遠隔操作出来る。
請求項6に記載の本考案の増設用施解錠操作ユニット
によれば、2本の通電線によって2線式面付け電気錠の
ユニット接続端子に接続すると、電気錠側の施解錠操作
部に対して増設用施解錠操作ユニット側の施解錠操作部
と錠状態表示部とが並列に接続される。このため、増設
用施解錠操作ユニット側の施、解錠操作スイッチの操作
によって電気錠の遠隔操作ができ、電気錠側及びユニッ
ト側の施解錠操作スイッチが操作されていない期間は、
交流電源端子に加えられている交流電源から錠ソレノイ
ド、通電切換手段及び電気錠側とユニット側の双方の錠
状態表示部を並列に通じて、通電極性切換手段の錠状態
検知スイッチが切り換わっている接点側に接続された整
流素子の順方向にだけ電流制限抵抗で定まる微少電流を
通電する。したがって、この通電電流によって通電方向
に応じた電気錠側及びユニット側の双方の錠状態表示部
の施錠表示灯あるいは解錠表示灯が駆動されて施、解錠
状態が表示される。
[実施例] 以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の2線式面付け電気錠1の内部構成
を示したもので、極性の反転された電源を通電する毎に
デッドボルト(不図示)を施錠、解錠動作させる錠ソレ
ノイドLと、整流素子であるダイオードD1(以下、ダイ
オードと記載)と施錠操作スイッチ10aとを直列接続し
たものと、ダイオードD2と解錠操作スイッチ10bとを直
列接続したものとを、各ダイオードD1,D2の通電方向が
互いに逆になるように逆並列に接続して成り、錠ソレノ
イドLの一端に直列に接続された施解錠操作部10と、錠
ソレノイドLの一端と施解錠操作部10の一端より交流電
源を受けるための交流電源端子TA,TAとを備えている。
この電気錠1は、交流電源端子TA,TA間に2本の電源
線を通じて交流電源(本実施例ではAC24ボルト)を接続
して動作するようになっており、施錠操作スイッチ10a
を操作すると、交流電源がダイオードD1で半波整流され
て錠ソレノイドLに通電され、これによって錠ソレノイ
ドLが駆動されてデッドボルトを施錠動作させる。
また、解錠操作スイッチ10bを操作すると、交流電源
がダイオードD2で半波整流されて錠ソレノイドLに施錠
時とは逆方向に電流が通電され、これによって錠ソレノ
イドLが逆方向に駆動されてデッドボルトを解錠動作さ
せる。
このように、本考案の2線式面付け電気錠1は内部構
成が非常に簡単であり、しかも、2本の電源線を通じて
交流電源を供給するだけで作動させることが可能である
ので、省コスト化が図れ、施工性を向上させることが出
来る。
第2図は、ユニット端子を設けた2線式面付け電気錠
1Aの内部構成を示したもので、錠ハウジング1内の施解
錠操作部10の両端に、遠隔操作によって電気錠1Aの施
錠、解錠操作を行う増設用施解錠操作ユニット(後述す
る)を接続するためのユニット接続端子TU,TUを更に設
けた点が異なっており、他の構成は同一であるので同一
を付して説明を省略する。
第3図は、上述した電気錠1,1Aの外観を示したもの
で、錠ハウジングHの操作パネルには施錠操作スイッチ
10a、解錠操作スイッチ10bおよび電気錠を手動で施、
解、錠するためのサムターン1bを設けており、錠ハウジ
ングHの両側方から交互にデッドボルト1aを突出させて
施、解錠動作を行わせるようになっている。
第4図は、2線式面付け電気錠1Aに交流電源を供給す
るための交流電源ユニットACと、増設用施解錠操作ユニ
ット2とを接続して電気施解錠システムを構成した例を
示したものである。
増設用施解錠操作ユニット2は、ダイオードD3と施錠
操作スイッチ20aとを直列接続したものと、ダイオードD
4と解錠操作スイッチ20bとを直列接続したものとを、各
々のダイオードD3,D4の通電方向が互いに逆になるよう
に逆並列接続して成る施解錠操作部20を備えて構成され
ており、交流電源ユニットACは外部から供給される交流
電源を絶縁、降圧するための電源トランスを内蔵した簡
易な構成となっている(本実施例ではAC100ボルトをAC2
4ボルトに降圧している)。そして、交流電源ユニットA
Cの2次側端子TA,TAと電気錠1Aの交流電源端子TA,TA間
を2本の電源線1で接続し、増設用施解錠操作ユニッ
ト2の接続端子TU,TUと電気錠1Aのユニット接続端子TU,
TU間は通電線l2で接続している。
このような構成の電気錠の動作を説明すると、電気錠
1Aの錠ハウジングHより露出するようにして設けられた
施、解錠操作スイッチ10a,10bを操作して、施、解錠を
行う。この場合の動作は、上述した電気錠1の場合と同
一であるので省略する。
増設用施解錠操作ユニット2の施錠操作スイッチ20a
を操作すると、交流電源ユニットACから電気錠1Aに供給
される交流電源が通電線l2を介してダイオードD3で半波
整流されて錠ソレノイドLに通電され、これによって錠
ソレノイドLが駆動されてデッドボルトを施錠動作させ
る。
また、解錠操作スイッチ20bを操作すれば、同様にし
て交流電源が通電線l2を介し、ダイオードD4で半波整流
されて錠ソレノイドLに施錠時とは逆方向に通電され、
これによって錠ソレノイドLが施錠時とは逆方向に駆動
されてデッドボルトを解錠動作させる。つまり、増設用
施解錠操作ユニット2の施解錠操作部20は電気錠1Aの施
解錠操作部10と同一の回路構成とされており、施解錠操
作部10に通電線l2を介して施解錠操作部20を並列に接続
して遠隔操作を可能にしている。このため、通電線、2
にはインピーダンスの低い交流電源が通電されるので、
通電線l2の長さが増大した場合でも安定した遠隔操作を
行うことが可能である。
尚、上記説明では、増設用施解錠操作ユニット2を一
台接続した構成としているが、2台以上の増設用施解錠
操作ユニット2を通電線l2に渡り接続させることも可能
であり、また、交流電源ユニットACと増設用施解錠操作
ユニット2とを隣接して設置する場合には、通電線l2の
一線を電源線1と共用させることができるので一層施
工が容易になる。
上述したように、本考案の電気錠1A、増設用施解錠操
作ユニット2及び交流電源ユニットACは簡単な内部構成
であるので、各々を低コスト化することができ、しか
も、電気錠1と交流電源ユニット2とを接続しただけの
構成でも施、解錠操作を行うことができるうえに、増設
用施解錠操作ユニット2を2本の通電線l2で接続するだ
けで遠隔操作することができるので、施工性を向上さ
せ、省コスト化されたシステムを実現することが可能で
ある。
第5図は、2線式面付け電気錠3の内部構成を示した
もので、極性の反転された電源を通電される毎にデッド
ボルトの施、解錠動作を行う錠ソレノイドLに、デッド
ボルト(不図示)の施錠あるいは解錠に応じて接点a,b
側に切り換わる錠状態検知スイッチ30aと、この接点a,b
に通電方向が互いに逆になるように並列接続されてスイ
ッチ30aの切換動作に応じて通電方向を切り換えるダイ
オードD5,D6とを含んで成る通電極性切換手段30と、施
解錠操作スイッチ31aを有した施解錠操作部31とを各々
直列に接続し、直列接続されたこれらの両端には、交流
電源を受けるための交流電源端子TA,TAが設けられた構
成となっている。
この電気錠3は、交流電源端子TA,TA間に交流電源
(本実施例ではAC24ボルト)を受けて動作するようにな
っており、施解錠操作部31の施解錠操作スイッチ31aを
操作する毎に、交流電源端子TA,TA間に加えられている
交流電源から錠ソレノイドL及び通電極性切換手段30を
通じて、通電極性切換手段30の錠状態検知スイッチ30a
が切り換わっている接点a側または接点b側に接続され
たダイオードD5またはD6の順方向にだけ電流を通電す
る。これによって錠ソレノイドLが通電され、現在の錠
状態を反転するようにデッドボルトを駆動して施錠ある
いは解錠動作を行わせる。そして、施、解錠動作が完了
すると錠状態検知スイッチ30aが切り換わって交流電源
による通電方向が反転する。
このように、一つの施解錠操作スイッチ31aを繰り返
して操作する毎に錠ソレノイドLに交互に反転された極
性の電流が通電されて施、解錠が行われるようになって
おり、内部構成が簡略化されている。
第6図は、本考案の電気錠3Aの内部構成を示したもの
で、上述した電気錠3の施解錠操作部31の両端に、遠隔
操作によって施錠、解錠操作を行う増設用施解錠操作ユ
ニット(後述する)を接続するためのユニット接続端子
TU,TUを更に設けた点が異なっており、他の構成は同一
であるので同一の符号を付して説明を省略する。
第7図は、本考案の電気錠3Bの内部構成を示したもの
で、上述した電気錠3の施解錠操作部31の両端に錠状態
表示部32を更に並列に接続した構成とされており、同一
部分については同一の符号を付して説明を省略する。こ
の錠状態表示部32は、順方向にだけ電流を通電して表示
を行う施錠表示灯L1及び解錠表示灯L2(本実施例では発
光ダイオードを使用している)を通電方向が互いに逆に
なるように逆並列に接続し、これに電流制限抵抗R1を直
列に接続して構成されている。従って、施解錠操作スイ
ッチ31aが操作されていない期間は、交流電源端子TA,TA
間に加えられている交流電源から錠ソレノイドL、通電
切換手段30及び錠状態表示部32を通じて、通電極性切換
手段30の錠状態検知スイッチ30aが切り換わっている接
点a側または接点b側に接続されているダイオードD5,D
6の順方向にだけ電流制限抵抗R1で定まる微少電流を通
電する(この電流では錠ソレノイドLは駆動されな
い)。この通電電流によって通電方向に応じた錠状態表
示部32の施錠表示灯L1あるいは解錠表示灯L2が駆動され
て施、解錠状態を表示する。
また、第8図は、上述した電気錠3にユニット接続端
子TU,TUと錠状態表示部32とを同時に設けた電気錠3Cの
内部構成を示しており、同一部分には同一の符号を付し
て説明を省略する。
第9図は、上述した電気錠3B,3Cの外観を示したもの
で、電気錠ハウジングHの操作パネルには施解錠操作ス
イッチ31a、施錠表示灯L1、解錠表示灯L2およびデッド
ボルト3aを手動で施、解錠するためのサムターン3bが設
けられており、電気錠ハウジングHの両側から交互にデ
ッドボルト3aを突出させて施、解錠を行うようになって
いる。尚、電気錠3,3Aの外観は、第9図において施、解
錠表示灯L1,L2を取り除いた構成とされている。
第10図は、電気錠3Cに交流電源を供給するための交流
電源ユニットACと増設用施解錠操作ユニット4とを接続
して電気施解錠システムとした場合の構成例を示したも
のであり、電気錠3Cについては同一の符号を付してい
る。
増設用施解錠操作ユニット4は、施解錠操作スイッチ
40aを有した施解錠操作部40と、順方向にのみ電流を通
電して表示を行う施錠表示灯L1及び解錠表示灯L2(本実
施例では発光ダイオードを使用している)を通電方向が
互いに逆になるように並列接続し、これに電流制限抵抗
R2を直列に接続して成り、施解錠操作部40に並列に接続
された錠状態表示部41とを備えており(請求項7に対
応)、交流電源ユニットACは外部から供給される交流電
源を絶縁、降圧するための電源トランスを内蔵している
(本実施例ではAC100ボルトをAC24ボルトに降圧してい
る)。そして、交流電源ユニットACの2次側端子TA,TA
と電気錠3Cの交流電源端子TA,TA間を電源線1で接続
し、増設用施解錠操作ユニット4の接続端子TU,TUと電
気錠3Cのユニット接続端子TU,TU間を通電線l2で接続し
ている。
このような構成のシステムの動作を説明するが、電気
錠3Cの施、解錠操作スイッチ10a,10bを操作して施、解
錠行う場合の動作と、電気錠3Cの錠状態表示部32の動作
については、上述した電気錠3及び3Bの場合と同一であ
るので省略する。
増設用施解錠操作ユニット4の施解錠操作スイッチ40
aを操作すると、交流電源ユニットACから供給される交
流電源が錠ソレノイドL、通電極性切換手段30、通電線
l2及び増設用施解錠操作ユニット4を通じて、通電極性
切換手段30の錠状態検知スイッチ30aが切り換わってい
る接点a側または接点b側に接続されているダイオード
D5またはD6の順方向にだけ電流を通電する。これによっ
て錠ソレノイドLが通電され、現在の錠状態を反転させ
るようにデッドボルトを駆動して施錠あるいは解錠が行
われる。そして、施、解錠動作が完了すると錠状態検知
スイッチ30aが切り換えられて交流電源による通電方向
が反転する。また、施解錠操作スイッチ40aが操作され
ていない期間は、交流電源端子TA,TA間に加えられてい
る交流電源から錠ソレノイドL、通電切換手段30及び錠
状態表示部41を通じて、通電極性切換手段30の錠状態検
知スイッチ30aが切り換わっている接点a側または接点
b側に接続されているダイオードD5,D6の順方向にだけ
抵抗R2で定まる微少電流を通電する(この電流では錠ソ
レノイドLは駆動されない)。この通電電流によって通
電方向に応じた錠状態表示部41の施錠表示灯L3あるいは
解錠表示灯L4が駆動されて施、解錠状態を表示する。
このように、増設用施解錠操作ユニット4の施解錠操
作スイッチ31aを繰り返して操作する毎に錠ソレノイド
Lに交互に反転された極性の電流を通電して施、解錠操
作を行うことができるとともに、錠状態を表示すること
が可能とされている。つまり、増設用施解錠操作ユニッ
ト4の施解錠操作部40と錠状態表示部41とが電気錠3Cの
施解錠操作部30及び錠状態表示部32と同一の回路構成と
されており、これらが通電線l2を介して並列に接続され
て遠隔操作を可能にしている。
尚、上記説明では、増設用施解錠操作ユニット4を一
台だけ設けた構成としているが、2台以上のユニット4
を通電線l間に渡り接続して使用することも可能であ
り、また、交流電源ユニットACと増設用施解錠操作ユニ
ット4とを隣接されて設置する場合には、通電線l2の一
線を電源線1と共用させることができるので一層施工
が容易になる。
このように、本考案の電気錠3C、増設用施解錠操作ユ
ニット4及び交流電源ユニットACは簡単な内部構成であ
るので各々を低コスト化することができ、しかも、電気
錠3Cと交流電源ユニット4とを接続しただけの構成でも
施、解錠操作を行うことができるとともに、増設用施解
錠操作ユニット4を接続するだけで遠隔操作を行うこと
が可能であり、種々のシステム構成を低コストで実現す
ることが可能である。
[考案の効果] 本考案によれば、電気錠に施解錠操作部を内蔵すると
ともに内部構成を簡略化しており、交流電源を直接供給
するだけで施、解錠操作を行うことができるので、施工
性を向上させ低コスト化を実現した施解錠操作部を有し
た電気錠を提供できる。
また、本考案によれば、電気錠に増設用施解錠操作ユ
ニットを接続して遠隔操作を行うことができるので、操
作性を向上させた施解錠操作部を有した電気錠を提供で
きる。
また、本考案によれば、簡単な構成によって2線式面
付け電気錠に接続することのできる増設用施解錠操作ユ
ニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気錠の内部回路例図、第2図はユニ
ット接続端子を設けた本考案の内部回路例図、第3図は
2線式面付け電気錠の外観図、第4図は増設用施解錠操
作ユニットと交流電源ユニットとを接続した電気施解錠
システムの構成例図、第5図は2線式面付け電気錠の他
例の内部回路例図、第6図は第5図にユニット接続端子
を設けた2線式面付け電気錠の内部回路例図、第7図は
施錠、解錠表示灯を設けた2線式面付け電気錠の内部回
路例図、第8図は第7図にユニット接続端子を設けた2
線式面付け電気錠の内部回路例図、第9図は2線式面付
け電気錠の他例の外観図、第10図はユニット接続端子と
錠状態表示部の双方を設けた2線式面付け電気錠に増設
用施解錠操作ユニットと交流電源ユニットを接続した電
気施解錠システムの構成例図、第11図は従来の電気施解
錠システムの構成例図である。 [符号の説明] L……錠ソレノイド D1〜D6……整流素子(ダイオード) 1,1A,3,3A〜3C……電気錠 10,31,40……施解錠操作部 10a,20a……施錠操作スイッチ 10b,20b……解錠操作スイッチ 30……通電極性切換手段 30a……錠状態検知スイッチ 31a,40a……施解錠操作スイッチ 32,41……錠状態表示部 2,4……増設用施解錠操作ユニット L1,L3……施錠表示灯 L2,L4……解錠表示灯 R1,R2……電流制限抵抗 TA……交流電源端子 TU……ユニット接続端子 1……電源線 l2……通電線

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】極性の反転させた電源を通電する毎に、デ
    ッドボルトを、錠ハウジングの両側より出没させて、施
    錠、解錠させる錠ソレノイドと、 整流素子と施錠操作スイッチとを直列接続したものと、
    整流素子と解錠操作スイッチとを直列接続したものを逆
    並列に接続して成り、上記錠ソレノイドの一端に直列に
    接続された施解錠操作部とを錠ハウジングに内蔵してお
    り、 上記錠ハウジングは、上記錠ソレノイドの一端と上記施
    解錠操作部の一端に交流電源を供給するための交流電源
    端子を設けるとともに、上記施解錠操作部の施錠スイッ
    チと、解錠操作スイッチとを、その表面より露出させた
    構造としている2線式面付け電気錠。
  2. 【請求項2】上記錠ハウジングは、上記施解錠操作部の
    両端より導出し、遠隔操作によって施、解錠を行うため
    の増設用施解錠操作ユニットを接続するためのユニット
    接続端子を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の2線式面付け電気錠。
  3. 【請求項3】極性の反転された電源を通電する毎に、デ
    ッドボルトを、錠ハウジングより出没させて、施錠、解
    錠を行う錠ソレノイドと、 上記デッドボルトの施錠あるいは解錠状態に応じて切り
    換わる錠状態検知スイッチと、該錠状態検知スイッチに
    対して逆並列接続され、該スイッチの切換動作に応じて
    通電方向を反転させる1組の整流素子とを含んで成り、
    上記錠ソレノイドの一端に直列に接続された通電極性切
    換手段と、 施解錠操作スイッチを有し、該施解錠操作スイッチに上
    記錠ソレノイドおよび上記通電極性切換手段を直列に接
    続させた施解錠操作部と、 直列に接続された上記錠ソレノイド、上記通電極性切換
    手段及び上記施解錠操作部の両端より交流電源を受ける
    ための交流電源端子とを備えたことを特徴とする2線式
    面付け電気錠。
  4. 【請求項4】順方向にのみ電流を通電して表示を行う施
    錠表示灯及び解錠表示灯を通電方向が互いに逆になるよ
    うに逆並列に接続し、これに電流制限抵抗を直列に接続
    して成る錠状態表示部を、上記施解錠操作部に更に並列
    に接続したことを特徴とする請求項3に記載の2線式面
    付け電気錠。
  5. 【請求項5】上記面付け電気錠の錠ハウジングに設けた
    ユニット接続端子に、2本の通電線で接続され、上記整
    流素子と施錠操作ユニットとを直列接続したものと、整
    流素子と解錠操作スイッチとを直列接続したものとを逆
    並列接続して成る施解錠操作部を備えたことを特徴とす
    る増設用施解錠操作ユニット。
  6. 【請求項6】上記面付け電気錠の錠ハウジングに設けた
    ユニット接続端子に、2本の通電線で接続され、施解錠
    操作スイッチを有した施解錠操作部と、順方向にのみ電
    流を通電して表示を行う施錠表示灯及び解錠表示灯を通
    電方向が逆並列接続し、これに電流制限抵抗を直列に接
    続して成り、上記施解錠操作部に並列に接続された錠状
    態表示部とを備えたことを特徴とする増設用施解錠操作
    ユニット。
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