JP2535156B2 - 自動二輪車のフレ−ムガ−ド - Google Patents

自動二輪車のフレ−ムガ−ド

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JP2535156B2 JP61280336A JP28033686A JP2535156B2 JP 2535156 B2 JP2535156 B2 JP 2535156B2 JP 61280336 A JP61280336 A JP 61280336A JP 28033686 A JP28033686 A JP 28033686A JP 2535156 B2 JP2535156 B2 JP 2535156B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動二輪車の車体フレーム、エンジン等を
路面の岩石等の突出部から防護するためのフレームガー
ドに関するものであり、走行中に車体フレーム、エンジ
ンが路面の岩石等の突出部に付き当たって変形、損傷す
ることを防止するものであり、いわゆるトライアル競技
等の競技用の自動二輪車の車体フレームに適用して有効
なものである。
〔従来の技術〕
この種のフレームガードに関する発明として実開昭61
−59186号公報に記載されたものがある。このものの概
略を第6図、第7図を参照しつつ説明する。
車体のダウンチューブ04の下端に溶着された逆U字状
のロアパイプ06を下側から囲うように逆U形パイプ材を
有するエンジンガード部材(フレームガード)015を設
置し、その両下端をそれぞれロアパイプ06の水平部の外
側面にボルト021によって枢着させ、上方水平部の中間
から下方に突設した取付ブラケット023をロアパイプ06
の内側側面に突設したブラケット024にボルト025によっ
て連結し、上記上方水平部の中間に上端を溶着した中央
パイプ材018の下部をロアパイプ06の右側部06Rの方へ曲
げて、その先端を右側部06Rのステー020Cに固着してい
るものである。
エンジンガード部材015の逆U形パイプ材の左右両側
部016、017がロアパイプ06の左右に張り出し、その上方
水平部がロアパイプ06の上方前方に張り出しているの
で、ロアパイプおよび当該ロアパイプに搭載されたエン
ジンを防護している。この従来のエンジンガード部材
(フレームガード)が路面の岩石等の突出部に付き当た
ったとき、エンジンガード部材015は逆U形パイプ材の
取付ボルト021を中心にして若干後方に回動するが、こ
のとき中央パイプ材018に圧縮荷重がかかり、その下部
が捩じられて捩じりバネとして機能する。
エンジンガード部材(フレームガード)に掛かる衝撃
はロアパイプ06の左右側部06L、06Rのブラケット024、0
24と、ロアパイプ06の右側部06Rのステー020C、左右側
部06L、06Rのステー020R、020Lによって受け止められる
ので、中央パイプ材からの衝撃の大部分は右側部06Rで
受けることになる。
したがって、ロアパイプの右側部にかかる衝撃と、左
側部にかかる衝撃とが不均等になるので、エンジンガー
ド部材(フレームガード)に大きな衝撃が作用した場
合、ロアパイプの右側部06Rが変形、損傷する危険性が
大きい。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はフレームガードに作用する衝撃を左右の連結
管に均等に分担させつつ、連結管に伝わるフレームガイ
ドからの衝撃を可及的に緩和することができ、さらに、
フレームガードを簡単、容易に着脱できるように、フレ
ームガードの形状、構造、取付構造を工夫することを、
その課題とするものである。
〔課題を解決するために講じた手段〕
上記課題解決のために講じた手段は、逆U形のパイプ
材よりなる外枠の両下端を水平方向の取付ボルトによっ
て連結管の下方水平部外側面に螺着し、上記外枠の上方
水平部の中間に補助管の上端を取付け、補助管の上部か
ら左右に突設したブラケットを連結管の内側プラケット
に連結したことを前提として、次の要素(イ)〜(ニ)
によって構成されるものである。
(イ)連結管の左右両側部の下部をクロスメンバによっ
て互いに連結したこと、 (ロ)前記補助管の後端を上記クロスメンバに連結した
こと、 (ハ)補助管の上部から左右に突設したブラケットの内
端に環状緩衝部材の外周の中央凹部を固着し、この緩衝
部材の中心孔に取付ボルトを挿通し、この取付ボルトに
よって上記環状緩衝部材を連結管の内側ブラケットに固
定して、上記環状緩衝部材を介して補助管の上部から左
右に突設したブラッケトを連結管の内側ブラケットに連
結したこと、 (ニ)上記補助管の後端に断面コ字状のブラケットを設
け、当該ブラケットに断面コ形の緩衝部材を嵌着し、当
該緩衝部材の中央凹部に上記クロスメンバに設けた突片
を嵌合させて、上記緩衝部材を介して上記補助管の後端
を上記クロスメンバに連結したこと。
〔作 用〕
フレームガードが路面の突出部に突き当たったときの
衝撃によって、外枠が後端の水平方向の取付ボルトを中
心として若干後方に回動し、このため補助管(中央パイ
プ)に圧縮力がかかることは従来技術と差異がない。補
助管の後端を上記クロスメンバに連結したことによっ
て、この圧縮力は連結管(ロアパイプ)の左右両側部の
下部のクロスメンバによって受け止められ、クロスメン
バを介して連結管の左右両側部の下部に均等に分配され
る。したがって、フレームガードにかかる衝撃は連結管
の左右両側部によって均等に分担され、連結管の左右両
側部が不均等に変形、破損することはない。
また、補助管の後端とクロスメンバとの連結部に上下
方向、および前後方向の衝撃を緩衝する断面コ形の緩衝
部材を介在させ、また、補助管の上部から左右に突設し
たブラケットと、連結管の内側ブラケット(突片)との
連結部に上下方向の衝撃を緩衝する環状緩衝部材を介在
させることによって、エンジンの振動による連結管の振
動がフレームガードに伝わってこれを振動させることを
抑制することができ、また、フレームガードに作用した
下方向からの衝撃が連結管の下方水平部外側に螺着した
水平方向の取付ボルトを支点とする上方向への動きとし
て、これをそれぞれの緩衝部材によって吸収することが
できるので、フレームガードから連結管に伝わる衝撃を
緩和することができる。
さらに、補助管の後端とクロスメンバとの連結部の連
結構造は、取付ボルトによる連結ではなく、補助管の後
端の断面コ字状のブラケットに嵌着した断面コ形の緩衝
部材の中央凹部にクロスメンバに設けた突片を嵌合する
連結であるので、フレームガードの取付時、フレームガ
イドに少しばかりの寸法誤差があつても上記補助管とク
ロスメンバとの連結構造がこれを吸収する。
さらにまた、補助管の上部から左右に突設したブラケ
ットを連結管の内側ブラケット(突片)に連結する連結
構造、および上記補助管の後端を上記クロスメンバに連
結する構造を上記(ハ)(ニ)の通りにしたことによっ
て、これらの連結、分離作業が簡単、容易になり、した
がって、補助管を有するフレームガードの着脱作業を簡
単、容易にすることができる。
〔実 施 例〕
次いで、第1図ないし第5図を参照しつつ実施例を説
明する。
自動二輪車1の車体フレーム2の前端に位置する操行
軸管2aは前フォーク3を介して前輪4を支持し、リヤア
ーム5を介して後輪6を支持している。
車体フレーム2は前端の操行軸管2aから下方に伸び、
エンジンと変速機とからなる動力ユニット7の前部を支
持する下行管2bと、下方へ伸びていて動力ユニット7の
後部を支持する主管2cを有し、両者の各下端部を前後方
向に伸びる連結管2dで連結してクレードル形を構成して
いる。そして、主管2cの下端はクロスメンバ2eによって
互いに連結されている。
前記下行管2bから連結管2dに至る車体フレームの前部
を逆U形の綱管製等からなるのフレームガード8によっ
て囲っている。
フレームガード8は綱管製の逆U形の外枠8aと、外枠
8aの中央に溶着され、後方に伸びる補助管8b(中央パイ
プの相当する部分)とからなっている。フレームガード
8の外枠8aの両端と上記連結管2dの外側面に緩衝ゴム9a
を挾み、フレームガード8の外枠8aの両端を水平方向の
ボルト10によって連結管2dに螺着させている。補助管8b
の後端のブラケット8bを上記クロスメンバ2eの中間部の
突片(ブラケット)2hに連結し、さらに補助管8bの上部
の左右に突設したブラケット8jを連結管2dの内側に突片
(ブラケット)2hに連結してフレームガード8を連結管
2dおよびクロスメンバ2eに取付けて、フレームガード8
によって下行管2bの下部および連結管2dの前部をその外
側から囲っている。
補助管8bの上部の左右に突設したブラケット8jの内端
に上下方向の衝撃を緩衝する環状の緩衝部材9bの外周の
中央凹部を固着し、この緩衝部材9bの中心孔に取付ボル
ト11を挿通し、この取付ボルト11によって上記環状の緩
衝部材9bを連結管2dの内側の突片(ブラケット)に固定
してあり、これによって、上記環状緩衝部材9bを介して
補助管8bの上部の左右に突設したブラケット8jを連結管
2dの内側突片(内側ブラケット)に連結されている。ま
た、補助管8bの後端に断面コ字形のブラケット8hを設
け、このブラケット8hに上下方向および前後方向の衝撃
を緩衝する断面コ形の緩衝部材9cを嵌着し、当該緩衝部
材9cの中央凹部に、クロスメンバ2eに設けた突片2hを嵌
合させてあり、これによって、緩衝部材9cを介して補助
管8bの後端をクロスメンバ2eに連結している。これらの
連結部に緩衝部材9b、9cを介在させたことによって、フ
レームガードに作用する衝撃が連結管2d、クロスメンバ
2eに伝達されることを緩和し、また、エンジンの振動が
フレームガード8に伝達されることを緩和することがで
きる。
補助管後端の断面コ字状のブラケット8hにクロスメン
バ2eの突片2hが嵌合させてから、外枠8aの後端をボルト
10によって連結管2dに螺着させ、その後、補助管8bの上
部のブラケット8jの環状緩衝部材9bをボルト11によって
連結管2dの突片(ブラケット)2hに固着することによっ
て、補助管8bを有するフレームガードを簡単、容易に、
連結管2dとクロスメンバ2eに取り付けることができる。
なお、符号7aは動力ユニット7と後輪とを連結する駆動
チェーンである。
〔効果〕
前記の課題を解決して、従来技術に内在する前記問題
を解消したことが本発明特有の効果である。すなわち、
フレームガードに作用する衝撃力を車体フレームの左右
の連結管に均等に分担させるこができ、また、各連結管
に作用する下方向からの衝撃は、フレームガードが取付
ボルトを支点とする上方向の動きとして、これを緩衝部
材で吸収し、この衝撃を可及的に軽減することができる
ので、左右の連結管の不均等な変形、損傷を防止するこ
とができる。したがって、その補修が容易である。
フレームガードの外枠中央から後方に延びた補助管後
端の断面コ字状のブラケットに、クロスメンバの突片を
嵌合させてから、上記外枠の後端を水平方向のボルトに
よて連結管に枢着させ、その後、補助管の上部のブラケ
ットの環状緩衝部材をボルトによって連結管の突片(ブ
ラケット)に固着することによって補助管を有するフレ
ームガードを簡単、容易に、連結管とクロスメンバに取
り付けることができる。
また、補助管の後端とクロスメンバとの連結部の連結
構造は、取付ボルトによる連結ではなく、補助管の後端
の断面コ字状のブラケットに嵌着した断面コ形の緩衝部
材の中央凹部にクロスメンバに設けた突片を嵌合する廉
潔であるので、フレームガードの取付時、フレームガー
ドに少しばかりの寸法誤差があつても上記補助管とクロ
スメンバとの連結構造がこれを吸収する。
さらに、補助管と、連結管およびクロスメンバとの連
結部に緩衝部材を介在させたことによって、フレームガ
ードに作用する衝撃が連結管、クロスメンバに伝達され
ることを緩和し、また、エンジンの振動がフレームガー
ドに伝達されることを緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した自動二輪車の全体側面図、第
2図は第1図の要部拡大図、第3図は第2図のIII−III
断面図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図は第3
図のV−V断面図、第6図は従来技術の側面図、第7図
は第6図の正面図である。 2a……操行軸管、2b……下行管、 2c……主管、2d……連結管、 2e……クロスメンバ、 2h……突片(ブラケット) 7……動力ユニット、 8……フレームガード、 8a……外枠、8b……補助管、 8h……断面コ字状ブラケット、 8j……ブラケット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆U形のパイプ材よりなる外枠の両下端を
    水平方向の取付ボルトによって連結管の下方水平部外側
    面に螺着し、上記外枠の上方水平部の中間に補助管の上
    端を取付け、補助管の上部から左右に突設したブラケッ
    トを連結管の内側ブラケットに連結した自動二輪車のフ
    レームガードにおいて、 連結管の左右両側部の下部をクロスメンバによって互い
    に連結し、 前記補助管の後端を上記クロスメンバに連結し、 補助管の上部から左右に突設したブラケットの内端に環
    状緩衝部材の外周の中央凹部を固着し、この緩衝部材の
    中心孔に取付ボルトを挿通し、この取付ボルトによって
    上記環状緩衝部材を連結管の内側ブラケットに固定し
    て、上記環状緩衝部材を介して補助管の上部から左右に
    突設したブラッケトを連結管の内側ブラケットに連結
    し、 上記補助管の後端に断面コ字状のブラケットを設け、当
    該ブラケットに断面コ形の緩衝部材を嵌着し、当該緩衝
    部材の中央凹部に上記クロスメンバに設けた突片を嵌合
    させて、上記緩衝部材を介して上記補助管の後端を上記
    クロスメンバに連結した自動二輪車のフレームガード。
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