JP2535043Y2 - 血液ガス分析装置 - Google Patents

血液ガス分析装置

Info

Publication number
JP2535043Y2
JP2535043Y2 JP1990047238U JP4723890U JP2535043Y2 JP 2535043 Y2 JP2535043 Y2 JP 2535043Y2 JP 1990047238 U JP1990047238 U JP 1990047238U JP 4723890 U JP4723890 U JP 4723890U JP 2535043 Y2 JP2535043 Y2 JP 2535043Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
unit
sample
gas analyzer
blood gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990047238U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH047363U (ja
Inventor
宏彰 植松
勝己 西川
弘明 ▲高▼橋
Original Assignee
株式会社 堀場製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 堀場製作所 filed Critical 株式会社 堀場製作所
Priority to JP1990047238U priority Critical patent/JP2535043Y2/ja
Publication of JPH047363U publication Critical patent/JPH047363U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535043Y2 publication Critical patent/JP2535043Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、医療現場その他において、血液のpHなど
を測定するために使用される血液ガス分析装置に関す
る。
〔従来の技術〕
前記血液ガス分析装置として、例えば、第2図に示す
ものが知られている。この図において、21はpH電極、pC
O2電極、pO2電極などの必要なセンサを備えた測定ユニ
ットで、温調室(図示してない)に収容されている。22
はサンプルポートユニット、23は加湿器ユニット、24は
ペリスタポンプユニットで、これらの各ユニット21〜24
およびその他の必要な機器をケース25に収容して構成さ
れている。そして、測定ユニットの各センサが測定開始
時に即時に安定して信号を出力するように、それらを温
度や液体に予めなじませおくためのエージングユニット
をセットすることも行われている。
この血液ガス分析装置を測定に使用するときは、サン
プルとして供給された血液を体温と同じ条件にするため
などに、測定ユニット21を例えば37℃に維持することが
必要である。しかも、測定ユニット21のpO2電極は、そ
の出力信号を安定させるために12時間以上にわたって予
め電圧を印加しておくことが必要である。したがって、
pO2電極に対しては、常時断続的に電圧を印加して測定
開始時に安定して信号を出力させるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の血液ガス分析装置は、それが正常に作動し
ているときは問題がほとんど生じない。しかし、測定ユ
ニット21のセンサにサンプルとしての血液が凝固して詰
まりが生ずる。このように、測定ユニット21にサンプル
が詰まると、温調室からセンサを取り出し、そのセルな
どの洗浄を行っているが、このセルの取出しのために、
測定ユニット21の温度が低下する。
したがって、セルなどの洗浄が終わってから血液ガス
分析装置による測定を再開するためには、前記エージン
グユニットを使用したとしても、測定ユニット21の温度
を前記37℃に上昇させ、かつ安定させるために20〜30分
も必要であって、その間はサンプルの測定ができないと
いった問題がある。
また、測定ユニット21のセンサが動作不良になって、
それを交換したときにも上述のような測定の中断が生ず
るが、特に、pO2電極が動作不良になって、それを新し
いものに交換すると、そのpO2電極に安定して信号を出
力させるためには、上述のように、12時間以上にわたっ
て電圧を印加しておくことが必要であるから、サンプル
測定の中断はかなりの長時間にわたるといった問題があ
る。したがって、サンプルの測定データが速やかに要求
されるような場合には、測定の中断のために各種の問題
が発生するおそれがある。
この考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、
測定ユニットのセンサにサンプルが詰まったり、センサ
が動作不良になり、それを新しいものに交換することが
必要になった場合にも、測定中断の時間をきわめて短く
して測定を再開することができる血液ガス分析装置を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、所要のセンサを備えた測定ユニット、サ
ンプルポートユニット、ペリスタポンプユニットを備え
た血液ガス分析装置において、前記測定ユニットとして
同一機能を有するものを二つ設けるとともに、切替バル
ブユニットを設け、この切替バルブユニットにより、一
方の測定ユニットがサンプルポートユニットに接続され
ているとき、他方の測定ユニットがエージングラインに
接続されるように構成したことを特徴としている。
そして、前記エージングラインは、洗浄液ラインと共
用にするなど任意である。また、エージングラインに
は、測定ユニットを温度および液体に予めなじませるこ
とが可能な洗浄液または標準液(校正液)を供給する。
〔作用〕
この考案の血液ガス分析装置は、切替バルブユニット
の操作により、同一機能を有する二つの測定ユニットの
一方をサンプルポートユニットに接続し、他方をエージ
ングラインに接続する。
そして、サンプルポートユニットに接続に接続された
一方の測定ユニットを使用してサンプルのpHその他を測
定する。この測定と並行して、他方の測定ユニットにエ
ージングラインから洗浄液または標準液を導入して、こ
の他方の測定ユニットに温度と液体になじんだ状態を維
持させるとともに、電圧を印加して信号を安定に出力で
きる状態を維持させる。
このようにして、一方の測定ユニットでサンプルのpH
などを測定している間に、この一方の測定ユニットにお
いて、例えば、サンプルが詰まって測定が不能になる
と、その洗浄操作を行うことなく、前記エージングライ
ンに対する洗浄液または標準液の供給を停止して、前記
切替バルブユニットの操作により、エージングラインに
接続されていた他方の測定ユニットをサンプルポートユ
ニットに接続する。この他方の測定ユニットは、前述の
ように、予めエージングや校正が行われ、かつ電圧が印
加されていたものであって、サンプルポートユニットに
接続すれば直ちに所定の測定を行い、信号を安定に出力
することができる。
また、サンプルの測定に使用している一方の測定ユニ
ットのセンサに動作不良が生じた場合にも、前述のよう
に、切替バルブユニットの操作することによって、他方
の測定ユニットをサンプルポートユニットに接続し、測
定を再開ずることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の血液ガス分析装置の一実施例を第1
図に基づいて説明する。
第1図において、1は温調室で、その内部を隔壁2で
区画して形成された収容部3a,3bのそれぞれに測定ユニ
ット4a,4bが収納されている。この測定ユニット4a,4b
は、pH電極5a,5b、pO2電極6a,6b、pCO2電極7a,7b、液体
センサ8a,8bおよび測定ユニット4a,4bを流動するサンプ
ルなどの液体を加熱するプレヒータ9a,9bなどで構成さ
れている。そして、温調室1には、その収容部3a,3bの
それぞれに対して扉(図示してない)が設けられ、収容
部3a,3bのそれぞれの内部温度に影響を与えることな
く、収容部3a,3bを各別に開閉できるように構成されて
いる。
10はサンプルポートユニットである。11は切替バルブ
ユニットで、これは固定部12に供給されたサンプル、洗
浄液その他の液体の流路を、可動部13の回転で切り替え
るものであって、サンプルポートユニット10とエージン
グラインとしての洗浄液または標準液ライン14a,14bの
それぞれが固定部12に接続され、かつ可動部13が測定ユ
ニット4a,4bの各流体供給部に接続されている。そし
て、可動部13の回転で、一方の測定ユニット4aをサンプ
ルポートユニット10に接続すると、他方の測定ユニット
4bがエージングライン14a,14bに接続され、逆に、他方
の測定ユニット4bをサンプルポートユニット10に接続す
ると、一方の測定ユニット4aがエージングライン14a,14
bに接続されるように構成されている。
15はペリスタポンプユニットで、これに測定ユニット
4a,4bの液体排出部が接続されている。16は電磁弁ユニ
ットて、これに測定ユニット4a,4bとサンプルポートユ
ニット10とが接続されている。17は加湿ユニットで、こ
れは切替バルブユニット11の固定部12に接続(図示して
ない)されている。18は温調室1、サンプルポートユニ
ット10などの全てを収容するためのケース、19はケース
18に形成された測定データの表示部である。
上述のように構成された血液ガス分析装置による血液
のpHその他の測定は、例えば、切替バルブユニット11の
可動部13の回転で一方の測定ユニット4aをサンプルポー
トユニット10に接続する。このとき、他方の測定ユニッ
ト4bはエージングライン14bに接続される。
この状態で、サンプルポートユニット10のサンプルを
一方の測定ユニット4aに導入して、このサンプルのpHそ
の他を測定する。一方、エージングライン14bから洗浄
液または標準液を他方の測定ユニット4bに導入して、こ
の測定ユニット4bのpH電極5b、pO2電極6b、pCO2電極7b
などを温度および液体に予めなじませるとともに、温調
室1の他方の測定ユニット4bを収容した収容部3bの温度
を所定の温度に維持し、かつpO2電極6bに電圧を印加す
るなどして、サンプル測定に直ちに使用することができ
る状態を他方の測定ユニット4bに維持させる。
このように、一方の測定ユニット4aを使用してサンプ
ルの測定を行っているときに、例えば、一方の測定ユニ
ット4aにサンプルが凝固して詰まり、その測定が不能に
なると、この一方の測定ユニット4aの洗浄を行うことな
く、エージングライン14bから他方の測定ユニツト4bに
対する洗浄液または標準液の供給を停止する。そして、
切替バルブユニット11の可動部13の回転で、他方の測定
ユニット4bをサンプルポートユニット10に接続する。こ
の場合、他方の測定ユニット4bは、既にサンプル測定が
できる状態になっているから、この他方の測定ユニット
4bを使用して直ちにサンプルの測定を再開することがで
き、測定中断の時間をきわめて短くすることができる。
そして、温調室1には、隔壁2で区画してそれぞれ独
立させた収容部3a,3bを設けて、この収容部3a,3bに測定
ユニット4a,4bを収容しており、かつ収容部3a,3bの一方
の扉を開いても、他方の内部温度は変化しない。したが
って、他方の測定ユニット4bでサンプル測定するのと並
行して、サンプルが詰まった一方の測定ユニット4aの洗
浄を行って、詰まったサンプルを除去してから、一方の
測定ユニット4aにエージングライン14aから洗浄液また
は標準液を導入するなどして、一方の測定ユニット4aを
直ちにサンプル測定を行なえる状態を維持させることが
できる。この一方の測定ユニット4aの洗浄は、測定が終
了してから行うこともできる。
また、一方の測定ユニット4aを使用してサンプルの測
定を行っているときに、例えば、pCO2電極7aに動作不良
が生じたときも、前記サンプルが詰まったときと同様
に、切替バルブユニット11の操作でサンプル供給を他方
の測定ユニット4bに切替えることによって、直ちにサン
プル測定を再開することができ、この場合も、測定中断
の時間をきわめて短くすることができる。
さらに、測定ユニット4a,4bを適宜交互に使用して、
サンプルが詰まるのを予防することもできる。
〔考案の効果〕
上述したように、この考案の血液ガス分析装置は、所
要のセンサを備えた同一機能の測定ユニットを二つ設
け、これら二つの測定ユニットの一方をサンプルポート
ユニットに接続するとともに、他方をエージングライン
に接続されるように構成し、一方の測定ユニットで所要
の測定を行っているとき、他方の測定ユニットに洗浄液
または標準液を供給し、かつ所要のセンサに電圧を印加
するなどして、他方の測定ユニットが直ちにサンプル測
定を行なえる状態を維持させておくことができるように
したものである。
したがって、サンプル測定に使用している一方の測定
ユニットのセンサにサンプルが詰まったり、動作不良の
センサが生じて測定が不能になったときに、エージング
ラインに対する洗浄液または標準液の供給を停止して、
切替バルブユニットの操作で他方の測定ユニットをサン
プルポートユニットに接続することにより、直ちに測定
を再開することができる。このため、測定中断の時間を
きわめて短くすることができ、医療現場のように、測定
データが速やかに要求されるような用途に対しても使用
できる。
そして、この血液ガス分析装置においては、同一機能
の測定ユニットを二つ設け、かつこれらに対するサンプ
ルの導入を、切替バルブユニットの操作で容易かつ即時
に切替えることができるから、二つの測定ユニットを適
宜交互に使用して、サンプルが詰まることを予防するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の血液ガス分析装置の一例を概略的に
示す図であり、第2図は従来例を示す斜視図である。 4a,4b……測定ユニット、5a,5b……pH電極、6a,6b……p
O2電極、7a,7b……pCO2電極、8a,8b……液体センサ、10
……サンプルポートユニット、11……切替バルブユニッ
ト、14a,14b……エージングライン、15……ペリスタポ
ンプユニット。
フロントページの続き (72)考案者 ▲高▼橋 弘明 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (56)参考文献 特開 昭51−40984(JP,A) 特開 昭62−155834(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要のセンサを備えた測定ユニット、サン
    プルポートユニット、ペリスタポンプユニットを備えた
    血液ガス分析装置において、前記測定ユニットとして同
    一機能を有するものを二つ設けるとともに、切替バルブ
    ユニットを設け、この切替バルブユニットにより、一方
    の測定ユニットがサンプルポートユニットに接続されて
    いるとき、他方の測定ユニットがエージングラインに接
    続されるように構成したことを特徴とする血液ガス分析
    装置。
JP1990047238U 1990-05-02 1990-05-02 血液ガス分析装置 Expired - Lifetime JP2535043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990047238U JP2535043Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 血液ガス分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990047238U JP2535043Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 血液ガス分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH047363U JPH047363U (ja) 1992-01-23
JP2535043Y2 true JP2535043Y2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=31562996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990047238U Expired - Lifetime JP2535043Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 血液ガス分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535043Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4016069A1 (en) * 2020-12-21 2022-06-22 F. Hoffmann-La Roche AG Sensor device and method of its use

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3960498A (en) * 1974-08-01 1976-06-01 Instrumentation Laboratory, Inc. Electrochemical analysis system
JPH0428049Y2 (ja) * 1984-10-26 1992-07-07
JPS6296564U (ja) * 1985-12-06 1987-06-19
JPH03118470A (ja) * 1989-09-29 1991-05-21 Shimadzu Corp 血液分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH047363U (ja) 1992-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2355333T3 (es) Método y aparato para calibrar sensores .
US4734184A (en) Self-activating hydratable solid-state electrode apparatus
US4871439A (en) Disposable self-calibratable electrode package
US5514253A (en) Method of measuring gas concentrations and microfabricated sensing device for practicing same
JPH037371B2 (ja)
US6673622B1 (en) Coagulation or lysis assays by measuring impedance
JP6184322B2 (ja) 電気化学センサの安定性改善のためのシステムおよび方法
EP0513789A2 (en) Method and apparatus for detecting and determining components of body fluids
JP2535043Y2 (ja) 血液ガス分析装置
KR102438672B1 (ko) 방취제의 효과를 평가하기 위한 인비트로 시스템
JPH06258276A (ja) 自動電解質分析装置の簡易温度調節方法
JPH0376161U (ja)
JP3304603B2 (ja) 使い捨て型フローセルを備えたポーラログラフ分析装置
JPH0564304B2 (ja)
JPH06288977A (ja) 電極構造体
JP2502897Y2 (ja) イオン濃度自動分析装置
JPS603998Y2 (ja) 液体移送注入装置
EP4170295A1 (en) Electrochemical apparatus for monitoring flow rate
JPH0232242A (ja) ガス濃度センサにおける劣化診断方法
JPH07151250A (ja) 分岐ラインを制御するための弁
JPH02134554A (ja) 溶液成分の濃度測定方法および濃度測定装置
JPH0354590B2 (ja)
JPH03118470A (ja) 血液分析装置
JPH0134116Y2 (ja)
JPH064167Y2 (ja) ボイラーの純水仕様用の薬注装置