JP2535040B2 - 高圧重合反応器の放圧工程における炭化水素放出の減少法 - Google Patents

高圧重合反応器の放圧工程における炭化水素放出の減少法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エチレン又はエチレン及びこれと共重合可
能な化合物からの混合物の重合が、500〜5000バールの
圧力及び150〜400℃の温度で行われ、そして未反応のガ
スが200〜400バールに放圧したのち高圧循環ガス系によ
り重合反応系中に返送される連続的に操業される高圧重
合反応系において、圧力を迅速に低下させる方法に関す
る。
この方法において圧力は、予定された圧力値及び/又
は温度値を越えた場合又は他の障害の際に、高圧重合反
応系に備えられた1個又は数個の放圧装置を開放し、そ
して熱い反応混合物を重合反応系から、1個又は数個の
放圧導管により1個又は数個の分離系を通して大気中に
移送することにより、各反応圧力より低い圧力に低下さ
れる。
この種の方法においては、分解の際に起こる高圧重合
反応系中の高い圧力及び/又は温度(これは例えば管状
反応器の場合に障害が生じうる)を避けるための手段が
必要である。このためには直ちに開始剤の供給を中断す
ると共に、反応系を反応圧力よりはるかに低い圧力に放
圧する。これによつて強く圧力に依存する重合反応は減
速される。安全性の理由から、分解又は他の緊急の運転
中止の際に遊離するエチレン、ポリエチレン及び分解生
成物からの熱い反応混合物を、閉鎖容器中に集めること
は許されない。反応器の放圧は大気中に行われ、その際
ポリエチレン、エチレン、すす及び分解生成物からの熱
い混合物が放出される。そのほか固形物質が起こす環境
負荷により、炭化水素例えばエチレン、メタン、水素及
びすすからのガス雲が形成され、これは空気と混合して
爆発様発火を生じることができる。このガス雲の爆発様
発火は、装置及びその付近のものに対し著しく危険であ
るから、これは絶対に避けるべきである。
高圧重合反応系の放圧の際に必要な安全性を満足する
ために、ガスの流出路中の心室状管及び液体(これはガ
スを冷却するため放圧の時点で噴入される)を含有する
貯蔵容器から本質的に成る装置をこの系に取り付けるこ
とが知られている(英国特許1393919号参照)。液体は
例えば水であつてよい。
英国特許827682号明細書によれば、重合室に直続する
追加の弁を有する装置を用いるエチレン高圧重合法が知
られており、過熱の場合にはこの弁により、普通の重合
生成物の連続的仕上げ処理を障害することなく又は中断
する必要なく、生成する分解生成物を放圧容器により直
接に除去することができる。この方法において固形の分
解生成物は別に捕集されるが、生成するガス状分解生成
物の冷却及び精製について別個の装置は設けられていな
い。
高圧及び高温下でエチレン重合体を製造する他の方法
では、特定の圧力を越えたときに普通の流出導管による
とは別の手段により、この圧力で作動される安全装置に
より、反応混合物を流出管により排出し、そして流出す
る反応器混合物を水と混合する(米国特許3781256号明
細書参照)。この目的のために、放圧導管と結合された
室の中に、完全に又は部分的に水で満たされた数個の容
器(これは支配する温度及び圧力の条件で開かれる)が
備えられる。この水を入れた容器は、熱可塑性合成樹脂
製の小室である。すなわちこの方法においては、頂部か
ら取り出された分解ガスに水が混合されるので、熱い反
応混合物及び分解生成物の冷却により、空気中への爆発
様発火を大部分避けることができる。
さらに米国特許4115638号明細書によれば、放圧導管
から出てくる放圧された熱い反応混合物の輻射を、水面
下にではなく水面に対し0〜45゜の角度で、部分的に水
で満たされた放圧容器の中に導き、その際輻射流を水面
に接触させ又は突入させる。
文献によれば、重合反応系の全内容物を大気中に放圧
し、その際反応混合物の戸外への放圧における爆発の危
険が防止される多数の方法も知られている(米国特許43
39412号、4424319号及び4534924号各明細書参照)。
連続的に操業される高圧重合反応系中の圧力を迅速に
低下させるための公知方法の欠点は、大量の炭化水素例
えばエチレンが放出されることである。分解の際に反応
混合物を迅速に除去するために必要である実際に普通の
用いられる自動開閉装置の場合には、反応器全体を戸外
に放圧するように、すなわち高圧下にある反応混合物全
体を、圧縮器から反応器端部又は高圧生成物分離器まで
大気圧にするように操作する。用いられる反応器の大き
さに応じ、放圧過程において4トンまでの炭化水素特に
エチレンが放出され、このことはきわめて強い環境負荷
に導く。
本発明の課題は、エチレンの重合に用いられる管状反
応器又はオートクレーブの放圧過程において生じる炭化
水素の放出を減少しうる方法を開発することであつた。
本発明は、エチレン又はエチレン及びこれと共重合可
能な化合物からの混合物を500〜5000バールの圧力及び1
50〜400℃の温度で重合させ、そして200〜400バールに
放圧したのち未反応ガスを高圧循環ガス系により重合反
応系中に返送し、予定された圧力及び/又は温度の限界
値を越えた場合又は他の障害の場合に、高圧重合反応系
に備えられた1個又は数個の放圧装置を開放し、そして
放圧された熱い反応混合物を重合反応系から、1個又は
数個の放圧導管により1個又は数個の分離系を通して大
気中に移送することにより、圧力を各反応圧力より低い
圧力に低下させ、その際数個の構成区分での放圧過程の
開始と同時に高圧重合反応系を閉鎖し、そして放圧過程
のための関放が行われた構成区分だけを大気圧に放圧す
ることを特徴とする、連続的に操業される高圧重合反応
系の圧力を迅速に低下させる方法である。
圧力を迅速に低下させるとは、高圧重合反応系(工業
上は反応器と呼ばれる)中の圧力の放圧装置を操作した
のち約30秒以内好ましくは5〜20秒で、最初の圧力の少
なくとも50%に低下させることを意味する。低い圧力へ
の迅速放圧は重要で、これにより反応器の障害が避けら
れる。
エチレン又はエチレン及びこれと共重合可能な化合物
からの混合物を500〜5000バールの圧力及び150〜400℃
の温度で重合させ、その際200〜400バールに放圧したの
ち未反応のガス量が高圧循環系により重合反応系中に返
送され、そして生成したエチレン重合体が高圧生成物分
離器中で分離される、連続的に運転される高圧重合反応
系は、文献により公知である。管状反応器又はオートク
レーブ反応器が用いられる方法については、例えばウル
マン著・エンチクロペデイ・デル・テヒニツシエン・ヘ
ミー4版19巻169〜226頁に記載されている。
重合反応系中の圧力を、各反応圧力より低い圧力に、
ただし最初の圧力の少なくとも50%に低下させること
は、予定された圧力及び/又は温度の限界値を越えた場
合又は他の障害が生じた場合に行われる。予定された圧
力及び/又は温度の限界値を越えることは、例えば不正
確な開始剤注入又は反応器の不良な冷却により重合反応
が分解反応に変わる場合に起こり、その際反応器内容物
の一部はすす及びガス状分解生成物例えばメタン及び水
素に変化する。高いエチレン反応率により、反応器中の
反応条件は、エチレンの分解の起こる限界点に近接して
いるので、ポリエチレンが反応器壁に堆積するため熱の
除去が少ないことにより、又は反応器中に存在する熱い
混合物の不充分な混合により、反応条件は場所によりこ
の限界点に達する場合があり、これにより分解が起こ
る。その際に生じる反応は強い発熱性であるため、反応
器中で温度及び圧力が急速に上昇し、この場合に予定さ
れた圧力及び/又は温度の限界値を越える。他の障害
は、流通不良により装置が損傷される場合、又は例えば
濃縮器が休止し、これによりエチレンが充分に供給され
ない場合に生じうる。
反応器に備えられた1個又は数個の放圧装置の開放
は、普通の放圧弁により行われる。その開放が圧力及び
/又は温度の限界値以上で行われる放圧弁の代わりに、
原則として、特定の圧力限界値以上で自動的に応答し、
そして反応器の部分的排出を生じさせる破裂安全装置又
は安全弁も使用できる。自動的に作用するもののほか調
節される放圧装置を使用することも可能である。調節さ
れる放圧装置を用いて操作することが特に有利である。
放圧された熱い反応混合物を反応器から除去すること
は、1個又は数個の放圧導管(これらはすべて放圧容器
中に開口している)により行われる。放圧導管は、反応
器ならびに分離系と結合されているので、場合により反
応器から流出するガス混合物は分離系又は放圧容器に達
する。放圧容器は少なくとも10バールの圧力を保持する
ように、分離器頂部として取り付けられる。放圧容器は
上部が開放しているので逃散するガス又はガス/生成物
混合物は直接に大気中に導かれるか、あるいは大気に達
する前に同様に構成された第二の分離頂部を通して導か
れる。公知方法により、逃散するガスの流れに水を噴入
し(英国特許1393919号明細書参照)、水を入れた合成
樹脂製容器の破裂により水をもたらし(米国特許378125
6号明細書参照)、又はガス流を水面に導くことができ
る(米国特許4115638号明細書参照)。
本発明方法によれば高圧重合反応系は、数個の構成区
分での放圧過程の開始と同時に閉鎖され、そして放圧過
程のための開放が行われた構成区分だけが大気に放圧さ
れる。
好ましい方法によれば、放圧過程に対する開放が行わ
れない構成区分を、大気への該放圧の開始と同時に高圧
循環ガス系中に放圧する。生成物分離器を通して高圧循
環ガス系中に放圧する方法が特に優れている。
反応装置(管状反応器又はオートクレーブ)からの反
応混合物の放圧は、分解の場合だけでなく、他の場合に
も開放される。すなわち例えば反応器は、調節装置又は
監視装置が中止した場合にも自動的に操業が中止される
が、本発明によれば、この場合にも異常が起こつた構成
区分だけが大気中に放圧される。
本発明方法においては、反応器の全長にわたり多数の
温度測定位置及び数個の圧力測定装置が分散されてい
る。圧力及び温度の監視のために上限値のマークに達す
ると、いわゆる緊急プログラムが開放される。これは例
えば分解の場合であるが、誤測定の場合ならびに他の技
術上の欠陥の場合であり、最後の2つの場合はいわゆる
誤開放と呼ばれる。
緊急プログラムの実現のために実際に用いられる自動
開閉装置は、市販の測定系及び調節系(例えばAEG−理
論計算調節装置)であり、これにより一連の液圧作動弁
が調節される。
本発明方法において最も簡単な場合は、反応器は1個
の反応帯域のみを有するが、多帯域反応器も実際に用い
られる。直列に接続されたオートクレーブ及び管状反応
器からの組合せを用いて操作することは少ない。これら
の型の反応器(多帯域反応器、管状反応器と組合せたオ
ートクレーブ)のためにも、本発明方法を利用すること
ができる。
以下に記載する一帯域反応のための方法は第1図にそ
の工程が示される。
この反応器は5個の構成区分に分けられていてよく、
いわゆる緊急プログラムの開放の際に液圧作動遮断弁に
より操作される。各構成区分は次表に示す反応器の領域
を意味する。 構成区分 弁間の領域 I 圧縮器(NV) A及びB1 II 開始帯域(STZ) B1及びC1 III 反応帯域(RZ) C1及びD1 IV 後冷却器(NK) D1及びE1 V 高圧分離器(HD) E1及びF 反応器の各構成区分には放圧弁(1〜5)が備えられ
ており、放圧弁は放圧導管により分離系(その排出管は
大気中に導かれる)と結合されている。放圧過程におい
て、開放の原因の存在する反応器の構成区分からの放圧
された反応混合物は、大気に達する前に前記の分離系を
通過する。
構成区分I、II、III及びIVは、その中に開放の原因
がない場合には、排出導管により高圧循環ガス系〔短い
高圧循環又はHD−循環(300バール)〕に排出すること
ができる。このために液圧弁B2、C2、D2又はE2が開か
れ、反応器の対応する構成区分中に存在する反応混合物
は、排出導管に供給される。排出導管は、少なくとも1m
3の容積を有する生成物分離器(WA)中に開口してい
る。より少さい容積を有する容器を使用する場合には、
放圧過程において放圧されたガス/生成物混合物からポ
リエチレン溶融物の一部が、生成物分離器(WA)からHD
−循環の隣接する冷却器中に輸送される危険があり、こ
の冷却器中で冷却した溶融物が堆積し、その結果高圧循
環(HD−循環)の閉塞が生じる。1m3より大きい容積を
有する容器は、反応器の構成区分から排出される反応混
合物の捕集のために特に有利に作用しうるにすぎない。
構成区分Vは、高圧循環の一部として排出導管への結
合を有しない。この構成区分が放圧過程の開放に原因的
に関与しない場合には、遮断弁E1は閉じるが弁Fは開い
たままである。これに対し構成区分Vに開放原因がある
場合には、放圧弁5が開くことにより大気中に放圧さ
れ、その際この区分に対する遮断弁E1及びFは閉じる。
例えば分解が構成区分の境界で始まり、そして隣接す
る領域に広がることが実際にありうる。この場合には自
動開閉装置により両方の区分が分離系から大気中に放圧
され、残りの構成区分はHD−循環に排出される。
後記の第1表に、一帯域反応器の各構成区分の放圧過
程ならびに液圧弁の各位置及び開閉過程が示される。
一帯域反応器についての説明は、オートクレーブのた
めにも同様に適用される。第1図に開始帯域(STZ)と
して示された区分は、オートクレーブの開始においてそ
のまま用いられるが、冷却帯域の操業中は機能が変わ
る。オートクレーブ自体は、第1図の構成区分IIと考え
ることができる。
多帯域反応器のためには、一帯域反応器について説明
した原理が同様に適用されるが、若干の構成区分が追加
される。他の各反応帯域について、構成区分の数は2個
(反応帯域及びそれに属する開始帯域)、又は追加の圧
縮器を用いる場合には3個だけ増加される。
多帯域反応器のためにも、各構成区分には区分するた
めの遮断弁、大気への放圧弁及び高圧循環(前記の構成
区分V)への放圧弁が備えられる(第2図参照)。
二帯域反応器のための個々の構成区分の放圧過程なら
びに液圧弁のそれぞれの位置及び開閉過程は、第2図の
工程図に示される。
下記の例において、反応混合物30t/hが装入された一
帯域反応器及び反応混合物20t/hが装入された二帯域反
応器について、本発明方法の結果を、本発明による装置
を有しない同じ反応器における放圧過程と比較して説明
する。
第1図に示す一帯域反応器において、本発明によれ
ば、反応器全体中に存在する混合物の7.8〜56.25重量%
が大気中への放圧の際に排出されるにすぎない。
第2図に示す二帯域反応器については、大気中への放
圧過程の際に放圧された反応混合物は、本発明によれば
4.5〜50重量%に減少される。
実施例1〜5 一帯域反応器に反応混合物30t/hを装入し、そして230
0バールの圧力で操業した。
個々の構成区分の放圧過程の際に、次表に示す量のガ
ス又は生成物が、排出導管を通して高圧循環中に、なら
びに分離器を通して大気中に放圧された。
反応器全体中に存在する反応混合物の量は3.2tであつ
た。%は全重量に関する。本発明方法により、炭化水素
の放出を7.8〜56.2重量%に減少できた。
比較例1(実施例1〜5に対する) 30t/hの反応混合物導通量を有する一帯域反応器を、
実施例1〜5と同様にして2300バールの圧力で操業し
た。この反応器には構成区分における遮断の可能性がな
かつたので、放圧に際して反応器全体の混合物が大気中
に排出されねばならない。
実施例6〜12 二帯域反応器に反応混合物20t/hを装入し、そして210
0バールの圧力で操業した。個々の構成区分について、
それぞれ放圧を開始させ、その際次表に示す量のガス/
生成物が、高圧循環中に排出され、ならびに分離系を通
つて大気中に放圧された。
反応器全体中に在存する反応混合物の量は2.2tであつ
た。本発明方法により、炭化水素の放出を50〜4.5重量
%に減少することができた。%は全重量に関する。
比較例2(実施例6〜12に対する) 実施例6〜12の場合と同様にして、同じ二帯域反応域
を20t/hの反応混合物導通量及び2100バールで操業し
た。この反応器には、構成区分中に遮断の可能性がなか
つた。反応器全体の混合物は、放圧過程に際して大気中
に排出されねばならない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ1個及び2個の反応帯域
を有する高圧重合反応系による本発明方法を説明するた
めの工程図である。図中の記号NVは圧縮器、STZは開始
帯域、RZは反応帯域、NKは後冷却器、HDは高圧分離器、
WAは分離器を意味する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス・プフレーガー ドイツ連邦共和国5047ヴエセリング・オ ツトー‐シユトラーセ6 (72)発明者 ジークフリート・クルザーヴエ ドイツ連邦共和国5047ヴエセリング・フ アザーネンウエーク4 (72)発明者 クラウス・ベツチヤー ドイツ連邦共和国5047ヴエセリング・ア ントニウスシユトラーセ5 (72)発明者 ゲルハルト・アーノルド ドイツ連邦共和国5047ヴエセリング・ワ イスドルンウエーク4

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン又はエチレン及びこれと共重合可
    能な化合物からの混合物を500〜5000バールの圧力及び1
    50〜400℃の温度で重合させ、200〜400バールに放圧し
    たのち未反応ガスを高圧循環ガス系により重合反応系中
    に返送し、予定された圧力及び/又は温度の限界値を越
    えた場合又は他の障害の場合に、高圧重合反応系に備え
    られた1個又は数個の放圧装置を開放し、放圧された熱
    い反応混合物を重合反応系から、1個又は数個の放圧導
    管により1個又は数個の分離系を通して大気中に移送す
    ることにより、圧力を各反応圧力より低い圧力に低下さ
    せ、その際数個の構成区分での放圧過程の開始と同時に
    高圧重合反応系を閉鎖し、放圧過程のための開放が行わ
    れた構成区分だけを大気中に放圧することを特徴とす
    る、連続的に操業される高圧重合反応系の圧力を迅速に
    低下させる方法。
  2. 【請求項2】放圧過程のための開放が行われない構成区
    分を、大気圧への該放圧開始と同時に高圧循環ガス系中
    に放圧する、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】生成物分離器を通して高圧循環ガス系中に
    放圧する、特許請求の範囲第2項に記載の方法。
JP62306047A 1986-12-04 1987-12-04 高圧重合反応器の放圧工程における炭化水素放出の減少法 Expired - Lifetime JP2535040B2 (ja)

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