JP2534689B2 - ボイラ装置 - Google Patents

ボイラ装置

Info

Publication number
JP2534689B2
JP2534689B2 JP61291615A JP29161586A JP2534689B2 JP 2534689 B2 JP2534689 B2 JP 2534689B2 JP 61291615 A JP61291615 A JP 61291615A JP 29161586 A JP29161586 A JP 29161586A JP 2534689 B2 JP2534689 B2 JP 2534689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
furnace
recirculation
burner
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61291615A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63148011A (ja
Inventor
正典 船倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP61291615A priority Critical patent/JP2534689B2/ja
Publication of JPS63148011A publication Critical patent/JPS63148011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2534689B2 publication Critical patent/JP2534689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガス再循環装置を備えたボイラ装置に係
り、特にボイラ火炉内にて熱吸収された煙道ガスの一部
を煙道出口から火炉内に循環させる装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
過熱器、再熱器等の蒸気温度を調整する手段としてボ
イラ火炉内で熱吸収された燃焼排ガスを煙道出口から火
炉の底部側に循環させ、この再循環ガスを火炉内に沿っ
て流動させることにより、その流動方向に断熱層を形成
させ、火炉内の熱吸収量を低下させるとともにこの再循
環ガス流をバーナからの燃焼ガス流と混合させ、これに
より火炎温度を低下させ、火炉出口における燃焼排ガス
熱を高め、火炉出口以降の煙道に配列された過熱器、再
熱器、節炭器および空気予熱器等の熱交換器における伝
熱量を大きくする、所謂再循環ガス方式が採用されてい
る。
第6図は従来のボイラ装置を線図的に示す断面図であ
る。第6図において、燃料はバーナ2から火炉1に吹き
込まれ、火炎3を形成する。火炎3は火炉1内でエネル
ギーの一部を放出し、過熱器、再熱器、節炭器、空気予
熱器等の熱交換器を構成する伝熱管群4を通る過程で熱
交換を行い、ボイラ排ガス5として系外に排出される。
このボイラ排ガス5の一部は、再循環ガス6としてガ
ス再循環ファン7に導かれ、再循環ガス量調整装置8を
通って、火炉ホッパ13の底部から火炉1内に吹き込まれ
る。
しかしながら、火炉1の底部から火炉1内へ再循環ガ
スを吹き込むルートは、缶前側(排ガスが火炉から出て
行く側の反対側)と缶後側(排ガスが火炉から出て行く
側)の2系統を有しているが、これらの2系統のルート
に供給される再循環ガス量はこれらの2系統のルートが
合流したルートの前流側に設置された1つの再循環ガス
流調整装置8によって調整している。
通常、火炉1の下部から吹き込まれる再循環ガス量
は、蒸気温度制御に使用されているため、負荷変化時、
低負荷時等には流量が増加する。この場合、第6図に示
すように最下段部のバーナ2の缶後側が消火し、缶前側
のバーナ2で点火している場合、火炉1の底部から再循
環ガスを導入すると、この点火バーナ2から缶後側の火
炉ホッパ13、缶前側の火炉ホッパ13を通る旋回燃焼ガス
流15が生じることがある。このため、再循環ガスが缶前
後から導入されても、この旋回ガス流15の流れにより、
再循環ガスは缶前側の最下段のバーナ2に集中的に当た
り、この領域における燃焼不安定、未燃分増加の原因に
なることがある。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消
し、燃焼装置の負荷変化率に対応して再循環ガスを火炉
底部側に導入するに際し、缶前後方向における燃焼ガス
の偏流に起因する燃焼不安定を防止することができるガ
ス再循環装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的は、火炉内の前方部(缶前側)および後
方部(缶後側)にそれぞれバーナ群を備え、火炉下部側
の開口部から煙道排ガスの一部を再循環させるボイラ装
置において、前記前方部バーナ群による燃焼領域ならび
に後方部バーナ群による燃焼領域に対して排ガスを再循
環させる系統を別個に設け、火炉下部で発生する燃焼ガ
スの旋回流を遮る側の排ガス再循環量を多くする、例え
ば缶前再循環ガス量調整装置ならびに缶後再循環ガス量
調整装置などの排ガス再循環量制御手段を設けることに
よって達成される。
〔作用〕
本発明は前述したように、排ガスを再循環させる系統
を缶前側と缶後側で分けて、火炉下部で発生する燃焼ガ
スの旋回流を遮る(抑える)側の排ガス再循環量を多く
する排ガス再循環量制御手段を備えることにより、燃焼
ガスの旋回流の発生を回避し、燃焼の安定性を図ること
ができる。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明のガス再循環装置を備えたボイラ装置
の一実施例を線図的に断面図である。
第1図に示すガス再循環装置を備えたボイラ装置にお
いて、第6図の従来のガス再循環装置を備えたボイラ装
置と異なる点は、再循環ガス量調整装置8よりも下流側
の再循環ガスラインが2系統に分岐され、一方のライン
は缶前再循環ガスライン9を構成し、他方のラインは缶
後再循環ガスライン11を構成している。
缶前再循環ガスライン9には缶前再循環ガス量調整装
置10が設置され、缶後再循環ガスライン11には缶後再循
環ガス量調整装置12が設置されている。前記した再循環
ガス量調整装置10、12は監視窓、炉内監視テレビ等によ
る火炎監視又は未燃分、一酸化炭素等の測定結果に基づ
いて各調整装置のダンパ等の開度が調整されるようにな
っている。
次に第1図に示すガス再循環装置を備えたボイラ装置
の作用について説明する。
火炉1の最下段のバーナ2において、缶前側と缶後側
のバーナが共に点火されていて、缶前側(図面に向かっ
て左側)のバーナ2の燃焼ガス流の強さが強く(バーナ
負荷が大)、それに対して缶後側(図面に向かって右
側)のバーナ2の燃焼ガス流の強さが弱い(バーナ負荷
が小)場合、第3図に示すように缶前再循環ガス量調整
装置10のダンパの開度がやや大きくされ、缶後再循環ガ
ス量調整装置12のダンパの開度はやや小さくされる。こ
の場合、第3図に矢印で示すように火炉1の底部におけ
るガスの流れの勢いは、缶前側と缶後側に対してほぼ均
等となり、燃焼ガスの旋回流の発生を防止できる。
次に第4図に示すように缶前側のバーナ2は点火さ
れ、缶後側のバーナ2が消火されている場合、缶前再循
環ガス量調整装置10のダンパの開度は大きくされ、缶後
再循環ガス量調整装置12のダンパの開度が全閉とされ
る。このようにすると、第4図に矢印で示すように火炉
1の底部におけるガスの流れの勢いは、缶前側と缶後側
に対してほぼ均等となり、燃焼ガスの旋回流の発生を防
止できる。
さらに第5図に示すように缶前側のバーナ2は消火さ
れ、缶後側のバーナ2が点火されている場合、缶前再循
環ガス量調整装置10のダンパの開度は全閉とされ、缶後
再循環ガス量調整装置12のダンパの開度が大きくされ
る。このようにすると、第5図に矢印で示すように火炉
1の底部におけるガスの流れの勢いは、缶前側と缶後側
に対してほぼ均等となり、燃焼ガスの旋回流の発生を防
止できる。
第2図は本発明のガス再循環装置の他の実施例を線図
的に示す断面図である。第2図においては、火炉1に導
入される再循環ガスを火炉1の下部ホッパ13にそれぞれ
缶前再循環ガスライン9および缶後再循環ガスライン11
が設けられ、缶前再循環ガスライン9に缶前再循環ガス
量調整装置10が設置されるとともに缶後再循環ガスライ
ン11に缶後再循環ガス量調整装置12が設置されている。
本実施例においても、バーナ2の点火又は消火の状態
に応じたダンパの開度調整が第1図の場合と同様に行う
ことができるが、特に再循環ガスの吹き出し速度、吹き
出し位置を火炉寸法、バーナ容量、バーナ形式等により
再循環ガスの火炉ホッパにおける開口部を最適に選定す
ることができる効果がある。。また、従来のボイラ装置
の火炉底部側では、旋回ガス流によりこの旋回ガス流が
直接炉壁に衝突し、炉壁の局部的損傷を与える可能性が
あるが、第2図に示す実施例によれば、再循環ガスの整
流作用により旋回流を抑え、炉壁の損傷を回避できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、火炉の底部から
導入される再循環ガスの缶前後の流入量を調整できるた
め、火炉底部における燃焼ガスの旋回流の発生を回避
し、燃焼の安定性を図ることができ、未燃分の低域とボ
イラ効率向上に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のボイラ装置の一実施例を線図的に示す
断面図、第2図は本発明のボイラ装置の他の実施例を線
図的に示す断面図、第3図、第4図および第5図は各々
本発明におけるボイラ装置のダンパの開度調整と火炉底
部におけるガス流の状態を示す説明図、第6図は従来の
ボイラ装置を線図的に示す断面図である。 1……火炉、2……バーナ、3……火炎、4……伝熱缶
群、5……ボイラ排ガス、6……再循環ガス、7……ガ
ス再循環ファン、8……再循環ガス量調整装置、9……
缶前再循環ガスライン、10……缶前再循環ガス量調整装
置、11……缶後再循環ガスライン、12……缶後再循環ガ
ス量調整装置、13……火炉ホッパ、14……アッシュホッ
パ、15……旋回燃焼ガス流。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火炉内の前方部および後方部にそれぞれバ
    ーナ群を備え、火炉下部側の開口部から煙道排ガスの一
    部を再循環させるボイラ装置において、 前記前方部バーナ群による燃焼領域ならびに後方部バー
    ナ群による燃焼領域に対して排ガスを再循環させる系統
    を別個に設け、 火炉下部で発生する燃焼ガスの旋回流を遮る側の排ガス
    再循環量を多くする排ガス再循環量制御手段が設けられ
    ていることを特徴とするボイラ装置。
JP61291615A 1986-12-09 1986-12-09 ボイラ装置 Expired - Fee Related JP2534689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61291615A JP2534689B2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09 ボイラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61291615A JP2534689B2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09 ボイラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63148011A JPS63148011A (ja) 1988-06-20
JP2534689B2 true JP2534689B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=17771244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61291615A Expired - Fee Related JP2534689B2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09 ボイラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2534689B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137707A (ja) * 1983-01-25 1984-08-07 Babcock Hitachi Kk ボイラ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63148011A (ja) 1988-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6715432B2 (en) Solid fuel burner and method of combustion using solid fuel burner
JP2603989Y2 (ja) 集合同心式ぐう角燃焼システム
US4501204A (en) Overfire air admission with varying momentum air streams
US7543553B2 (en) Circulating fluidized bed boiler
JPS5942202B2 (ja) 微粉炭燃焼炉
US3927627A (en) Steam generating system and method utilizing exhaust gas recirculation
US4426939A (en) Method of reducing NOx and SOx emission
US4286548A (en) Gas recirculation apparatus with integral ash hoppers
US3877440A (en) Curtain air system for vapor generators
CA1172924A (en) Steam temperature control with overfire air firing
JP2534689B2 (ja) ボイラ装置
US4465021A (en) Steam generator with a main boiler and a fluidized bed furnace
JPS6053252B2 (ja) 化石燃料焚き蒸気発生装置
JP2954656B2 (ja) 微粉炭バーナ
JPH08178208A (ja) ボイラ及びボイラの再熱蒸気温度制御方法
CN107355807A (zh) W型火焰锅炉配风方式优化方法
US3192909A (en) Use of gas recirculation for superheat temperature control
JP2019007629A (ja) ボイラ装置
CN215112714U (zh) 旋流燃烧器及其系统
JP7229796B2 (ja) Bfgバーナ装置、これを備えたボイラ、及びbfgバーナ装置の運転方法
JP2949311B2 (ja) ボイラ火炉の運転方法
JP2538606B2 (ja) ボイラ装置
JPH0375403A (ja) 微粉炭燃焼装置
JPS61276605A (ja) スト−カボイラ
JP2002276903A (ja) 排ガス再循環装置および排ガス再循環方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees