JP2603989Y2 - 集合同心式ぐう角燃焼システム - Google Patents

集合同心式ぐう角燃焼システム

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JP2603989Y2
JP2603989Y2 JP1997003476U JP347697U JP2603989Y2 JP 2603989 Y2 JP2603989 Y2 JP 2603989Y2 JP 1997003476 U JP1997003476 U JP 1997003476U JP 347697 U JP347697 U JP 347697U JP 2603989 Y2 JP2603989 Y2 JP 2603989Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の相互参照】本出願は、本出願と一緒に出願
されかつ譲渡されている以下の特許出願と相互参照す
る。マリオン ジョン レオナードの名義で出願された
「NOx制御用の高性能オーバファイア空気システム」
と題する米国特許出願(C900010)。
【0002】
【考案の背景】本考案は、ぐう角燃焼式化石燃料燃焼炉
に関し、更に詳細には、ぐう角燃焼式の微粉炭燃焼炉か
らのNOx放出を減少するための燃焼システムに関す
る。
【0003】微粉炭は、長い間ぐう角燃焼方法によって
炉内で良好に浮遊燃焼されている。このぐう角燃焼方法
によれば、燃料及び空気は、炉内に炉の4つのコーナ部
から、炉内の中心部の仮想円に対して接線方向に向けら
れるように、導入される。このタイプの燃焼方法は多く
の利益を有し、例えば燃料と空気との混合が良好である
こと、火炎状態が安定であること、及び炉内に燃焼ガス
が滞溜する時間が長いことなどの利益がある。
【0004】最近は、空気汚染を可能な限り最小にする
ことがますます重要とされている。この目的のために、
アメリカ合衆国内の多くの公害防止関係者は、アメリカ
合衆国の議会が1990年代の終りまでに包括的な空気
放出減少に関する法律を制定することを期待している。
そして、このような法律が有することになろう主たる趣
旨は、第1に、既存の化石燃料燃焼装置に関してのNO
x及びSOx制御の改装を命令することにあろう。
【0005】特にNOxの問題について述べるに、窒素
酸化物が化石燃料の燃焼中にサーマルNOxとフューエ
ルNOxと称されている2つの分離する物質の形で生じ
る。サーマルNOxは、燃焼用空気中の分子状の窒素と
酸素との熱固定から生じる。サーマルNOxの生成の割
合は、局部火炎温度及び幾分少ないが酸素の局部濃度に
極端に影響される。実際には、すべてのサーマルNOx
は高温度である火炎の区域で生成される。
【0006】他方、フューエルNOxは石炭及び重油な
どの化石燃料中の窒素の有機化学的に結合した窒素の酸
化から生じる。このフューエルNOxの生成の割合は、
一般には燃料と空気流れとの混合の割合によって、特に
局部的な酸素濃度によって、強く影響される。しかしな
がら、燃料中の窒素のためによる煙道ガスNOx濃度
は、典型的に、燃料中のすべての窒素の完全酸化から生
成されるレベルの小部分、例えば20〜60%のみであ
る。前述した説明から、総NOxの生成は、局部的な酸
素濃度及び最大火炎温度の両方の函数であることが容易
に明らかになったであろう。
【0007】説明を続けるに、幾つかの改良が標準ぐう
角燃焼技術になされている。これらの改良は、主とし
て、良好なNOx放出の減少を成し遂げるためになされ
ている。その1つの改良が、米国特許出願第786,4
37号(1985年10月11日に出願されると共に本
出願と同じ譲受人に譲渡され、かつ“ぐう角燃焼式の微
粉炭燃焼炉を運転するための制御システム及び方法”と
題するものであって、現在では放棄されている)によっ
て提案されている。この米国特許出願の技術によれば、
微粉炭及び空気は、多数の下方バーナ高さから一方向へ
炉内に接線方向に導入されると共に、多数の上方バーナ
高さからも上記一方向とは反対の方向へ炉内に接線方向
に導入される。このような技術を利用する結果として、
燃料と空気との良好な混合が成し遂げられ、これにより
通常のぐう角燃焼炉(この分野の当業者にとってよく知
られているように、一般に、20〜30%の過剰空気で
もって燃焼させられる)よりもより少ない過剰空気の使
用が可能となる。そして、過剰空気の減少は、前述した
ように石炭燃焼炉からの主たる空気汚染源であるNOx
の生成を最小にすることに役立つ。過剰空気の減少は、
また、石炭燃焼炉の効率増加も生じる。
【0008】前述した米国特許出願によりNOxを減少
するように改良されている燃焼技術は、しかし、幾つか
の欠点を有する。すなわち、炉内において対向し合う方
向へ回転するガスが互いに相殺し合うので、ガスが炉内
の上方部分を通して多少真直ぐに流れ、これにより炉の
上方における乱流及び混合が減少して、炉から出る未燃
炭素粒子の量が増大する。また、スラグ及び未燃炭素が
炉壁に付着することが生じる。そして、これらスラグ及
び未燃炭素の炉壁への付着によって、炉壁をライニング
している水冷管への熱伝達効率が減少し、すす吹きをす
る必要性が増大し、水冷管の寿命が短くなる。
【0009】次に、NOx減少のための他の改良が米国
特許第4,715,301号(1987年12月29日
に特許が付与されていると共に本出願と同じ譲受人に譲
渡され、かつ“低過剰空気のぐう角燃焼システム”と題
する)の明細書に開示されている。この米国特許第4,
715,301号の技術によれば、現在放棄されている
前述した米国特許出願の場合と同じように、炉内におい
て微粉炭が空気との良好な混合でもって浮遊燃焼させら
れる。また、ぐう角燃焼炉に関連する前述した利益のす
べてが、炉内にうず巻き回転火球を形成することによっ
て、得られる。炉壁は空気の覆いによって保護され、こ
れにより炉壁へのスラッギングが減少されている。これ
は、次の方法によって成し遂げられる。
【0010】すなわち、石炭及び1次空気を炉内に第1
の高さから導入し、また1次空気の量の少なくとも2倍
の量の補助空気を炉内に前記第1の高さのすぐ上の第2
の高さから1次空気の方向とは対向する方向へ導入し、
かつ複数のこれら第1の高さ及び第2の高さを一方が他
方の上になるようにする。多くの量の補助空気を高い速
度で炉内に導入することによって、うず巻きが炉内に補
助空気の導入方向に生じる。このため、炉のうず巻きと
反対側の方向へ導入される燃料は、炉内に入った後、総
炉ガスの方向に対して方向を変えるように付勢される。
したがって、燃料と空気とのすさまじい乱流混合がこの
方法によって生じる。そして、この混合の増大により過
剰空気も炉内の高い高さから導入する必要性が少なくな
る。また、この混合の増大によって、炭素転換率が高め
られ、これにより炉の総熱発生率が改良され、同時に炉
上方におけるスラッギング及び膜汚れ(ファクリング)
が減少される。更に、補助空気は、燃料が接線方向へ導
入される仮想円の直径よりも大きい直径の仮想円に対し
て接線方向へ導入され、これにより炉壁に隣接する空気
の層が形成される。また、炉へ供給される過剰空気のす
べてを実質的に形成するオーバファイア空気が、1次空
気及び補助空気のすべての導入高さよりも相当の上方の
高さから炉内に導入される。この場合、オーバファイア
空気は、仮想円に対して接線方向へ向けられかつ補助空
気の方向と対向する方向へ向けられる。
【0011】次に、燃料として微粉炭を低NOx放出を
もって燃焼させるようにした更に他の改良が、米国特許
第4,669,398号(1987年6月2日に特許が
付与され、“微粉燃料燃焼装置”と題する)の明細書に
開示されている。この米国特許第4,669,398号
の教示によれば、微粉燃料燃焼装置は次に述べるような
第1の微粉燃料噴射コンパートメント、第2の微粉燃料
噴射コンパートメント及び補助空気コンパートメントを
備えていることを特徴とする。上記の第1の微粉燃料噴
射コンパートメントにおいて、消費される1次空気と2
次空気との総合量は、炉へ1次空気と混合するようにし
て供給して微粉炭を燃焼させるに必要な理論空気量より
も少ない。また、第2の微粉燃料噴射コンパートメント
においては、1次空気と2次空気との総合量は、1次空
気と混合するように供給して微粉炭を燃焼させるのに必
要な理論空気量と実質的に等しいか、又は好適には、前
記理論空気量も多少少ない。更に、補助空気コンパート
メントは、補助空気を炉内に噴射する。そして、これら
3つのコンパートメントは互いに密接して配置されてい
る。
【0012】このような微粉燃料燃焼装置において、そ
の第1及び第2の微粉燃料噴射コンパートメントにより
噴射された1次空気と燃料とのガス状混合体は、NOx
の生成を減少するような割合で混合される。更に、第2
の微粉燃料噴射コンパートメントからの1次空気と微粉
燃料との混合体(単独では安定して点火するのが難し
い)は、第1の微粉燃料噴射コンパートメントからの点
火が容易な混合体の火炎を共存させて、適当な点火及び
燃焼を保証することができる。したがって、この微粉燃
料燃焼装置によれば、安定した点火及び低NOx生成で
もって、微粉燃料を燃焼させることができる。また、上
記の米国特許第4,669,398号の教示にしたがっ
て構成された微粉燃焼装置は、不活性流体を噴射する追
加のコンパートメントが、前述した3つのコンパートメ
ント間に設けられたスペースに、各コンパートメントに
対して1つ配置されていることを特徴としている。した
がって、1次空気と微粉燃料とのガス状混合体は、不活
性流体が不活性流体噴射コンパートメントの1つから噴
射されてカーテンを形成することによって、互いに干渉
することがなくなり、これにより、第1及び第2の微粉
燃料噴射コンパートメントから噴射されるガス状混合体
からのNOxの生成を最小とすることができる。また、
第1の微粉燃料噴射コンパートメントからの1次空気と
微粉燃料との混合体及び補助空気コンパートメントから
の補助空気は、他の不活性流体噴射コンパートメントか
らの他の不活性流体のカーテンによって、互いに干渉す
ることが防止される。これによって、1次空気と微粉燃
料との混合体を、その混合比を変えることなしに燃焼さ
せ、これによりNOx生成の増加を防止することができ
る。
【0013】次に、燃料として微粉炭を、NOx及びS
Ox放出の減少を同時に行わせるようにして、燃焼させ
るようにした更に他の改良が、米国特許第4,426,
939号(1984年1月24日に特許が付与されてい
ると共に本出願と同じ譲受人に譲渡され、かつ“NOx
及びSOx放出を減少する方法”と題する)の明細書に
開示されている。この米国特許第4,426,939号
の教示によれば、微粉炭は炉内で炉内の最高温度を減少
しかつ良好な火炎安定性及び燃料の完全な燃焼を維持す
るような方法で、燃焼させられる。このような方法は、
次のようにして成し遂げられる。すなわち、微粉炭は炉
に向って空気流れによって搬送される。この搬送の間
に、流れは2つの部分に分離され、その一方の部分は燃
料が豊富な部分(富燃料部分)であり、また他方の部分
は燃料が少ない部分(貧燃料部分)である。そして、富
燃料部分は炉内の第1の区域に導入される。空気が、ま
た、この第1の区域に、富燃料部分中の燃料のすべての
完全燃焼を支持するには不十分な量で導入される。他
方、貧燃料部分は、炉内の第2の区域に導入される。ま
た、空気が、この第2の区域に、過剰空気が炉内で燃料
のすべてを燃焼させるのに必要とされる量以上となるよ
うな量でもって、導入される。最後に、石炭が燃料と同
時に炉内へ導入され、これにより炉内の最高温度が最小
にされ、また燃焼ガス中のNOx及びSOxの生成が最
小にされる。
【0014】以上述べた、現在すでに放棄された1つの
米国特許出願及び特許が付与された3つの米国特許にし
たがって構成された燃焼システムは、それぞれの目的の
ために設計されて作用することが実証されているけれど
も、もしその使用によって、アメリカ合衆国の議会によ
り提案が計画されている新しい法律によって適合するこ
とが要求されるレベルにまでNOx放出を減少すること
ができるようにするためには、これらの燃焼システムを
更に改良する必要があることが従来明白になっている。
特に、従来、ぐう角燃焼式の微粉炭燃焼炉で用いられる
のが特に適当であって、従来の形の燃焼システムを備え
ている化石燃料燃焼炉から放出されるNOxよりも50
%〜60%もNOx放出を減少することができるような
新規で改良された燃焼システムを提供する必要性が明白
になっている。更に、従来、他の多くの点で特徴がある
新規で改良された燃焼システムを提供する必要性も明白
になっている。例えば、この種の新規で改良された燃焼
システムが持つことが好ましい第1の特徴は、炉のバー
ナ区域に富燃料区域の幾つかの層を確立することができ
ることである。このような構成によれば、大きな富燃料
区域に導入されて炉内で燃焼させられる微粉炭から有機
化学的に結合していた窒素を解放する付随効果を伴っ
て、即時の点火及び高温度を得ることが容易となる。ま
た、この種の新規で改良された燃焼システムが持つこと
が好ましい第2の特徴は、火炎前面を安定にすることが
できること、及び燃料に結合している窒素を富燃料区域
内で最初に液化し、これにより燃料に結合している窒素
を富燃料区域でNに変換することをできることであ
る。更に、この種の新規で改良された燃焼システムが持
つことが好ましい第3の特徴は、炉を運転している時に
炉内に存在することが知られている還元ふん囲気から炉
壁を保護するような“境界空気”を形成することができ
ることである。更に他に、この種の新規で改良された燃
焼システムが持つことが好ましい第4の特徴は、富燃料
の燃焼により生じる炉ガスが炉の対流通路に到達する前
に、該富燃料炉ガスの燃焼を完了させることができるよ
うな十分な量のオーバファイア空気を供給することがで
きることである。そして、これにより、石炭燃焼工程が
完全に行われ、また未燃炭素の量が最小とされることが
確実となる。
【0015】以上述べたことを要約すると、特にぐう角
燃焼式の化石燃料燃焼炉に関連して使用されるのに適当
である新規で改良された燃焼システムについての従来技
術において、該燃焼システムを化石燃料燃焼炉で用いる
時には、該燃焼システムの使用によってNOx放出のレ
ベルを、アメリカ合衆国の法律で規定されている標準と
して現在決められているレベルよりも良くないとして
も、少なくとも該レベルと等しいレベルまで減少するこ
とを達成できることを可能とする必要性があるものであ
る。また、この場合、燃焼システムの運転のためにいか
なる追加の装置、触媒を設けることなしに、又は燃料コ
ストを増大させることなしに、燃焼システムを新規に改
良することが好ましい。更に、この場合、燃焼運転がか
なり進んだ段階(deep staged)で生じる還
元ふん囲気に関連する水壁腐蝕を防止するための手段を
組み込むことができるように、燃焼システムを新規に改
良することが好ましい。また、この場合、NOxを更に
減少するために用いられる他のNOx放出減少型式のシ
ステム、例えば石灰石注入システム、再燃焼システム及
び選択接触還元(SCR)システムと完全に適合できる
ように、燃焼システムを新規に改良することが好まし
い。更に、新規の燃焼システムへの適用であっても、又
は既存の燃焼システムへの適用であっても、等しく適合
できるように、燃焼システムを新規に改良することが好
ましい。
【0016】したがって、本考案の目的は、化石燃料燃
焼炉に用いられる、NOx放出減少用の新規で改良され
た燃焼システムを提供することにある。
【0017】本考案の他の目的は、特にぐう角燃焼式の
化石燃料燃焼炉に用いられて適当な、NOx放出減少用
の燃焼システムを提供することにある。
【0018】本考案の更に他の目的は、NOxの放出が
アメリカ合衆国の法律で規定されている基準として現在
決められているレベルよりも良くないとしても、少なく
とも該レベルと等しいレベルにまで低減することができ
ることを特徴とする、NOx放出減少用の燃焼システム
を提供することにある。
【0019】本考案の更に他の目的は、従来の形の燃焼
システムを備えている化石燃料燃焼炉から放出されるN
Oxよりも50%〜60%もNOx放出を減少すること
ができることを特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放
出減少燃焼システムを提供することにある。
【0020】本考案の更に他の目的は、富燃料区域の幾
つかの層が炉のバーナ区域に確立されることを特徴とす
る、NOx放出減少燃焼システムを提供することにあ
る。
【0021】本考案の更に他の目的は、大きな富燃料区
域に導入されて炉内で燃焼させられる微粉炭から有機化
学的に結合していた窒素を解放する付随効果を伴って、
即時の点火及び高温度を得ることが容易とされることを
特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放出減少燃焼シス
テムを提供することにある。
【0022】本考案の更に他の目的は、火炎前面を安定
にすること、及び燃料に結合している窒素を富燃料区域
内で最初に液化し、これにより燃料に結合している窒素
を富燃料区域でNに変換することを成し遂げることを
特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放出減少燃焼シス
テムを提供することにある。
【0023】本考案の更に他の目的は、十分なオーバフ
ァイア空気が供給されて、富燃料の燃焼による炉ガスが
炉の対流通路に到達する前に十分に燃焼を完了すること
ができることを特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放
出減少燃焼システムを提供することにある。
【0024】本考案の更に他の目的は、運転のために追
加の装置、触媒を設けたり、又は燃料コストが増大する
ことが必要とされないことを特徴とする、化石燃料燃焼
炉用NOx放出減少燃焼システムを提供することにあ
る。
【0025】本考案の更に他の目的は、燃焼運転がかな
り進んだ段階で生じる水壁腐蝕を防止するための手段が
組み込まれていることを特徴とする、化石燃料燃焼炉用
NOx放出減少燃焼システムを提供することにある。
【0026】本考案の更に他の目的は、NOx放出を更
に減少するために用いられる他のNOx放出減少型式の
システム、例えば石灰石注入システム、再燃焼システ
ム、及び選択接触還元(SCR)システムと完全に適合
できることを特徴とする、NOx放出減少用の燃焼シス
テムを提供することにある。
【0027】本考案の更に他の目的は、新規の燃焼シス
テムへの適用であっても又は既存の燃焼システムへの適
用であっても非常に等しく適合できることを特徴とす
る、NOx放出減少用の燃焼システムを提供することに
ある。
【0028】
【考案の概要】本考案の1つの態様によれば、バーナ区
域が設けられている化石燃料燃焼炉で使用するのに特に
適当とされる集合同心式ぐう角燃焼システムが提供され
る。そして、この集合同心式ぐう角燃焼システムは、好
適には炉のバーナ区域に取付けられている風箱の形のハ
ウジングを包含し、該風箱の長手方向軸線は炉の長手方
向軸線と実質的に平行な関係で延びている。第1の空気
コンパートメントが、風箱の下方端に設けられている。
空気ノズルが、この第1の空気コンパートメント内に取
付けられている。空気供給装置が、この空気ノズルに接
続され、空気をこの空気ノズルに供給し、この空気ノズ
ルを通して炉のバーナ区域に空気を供給する。第1の対
の燃料コンパートメントが、風箱の下方端に、前記第1
の対の空気コンパートメントと実質的に並んだ関係で位
置するように設けられている。第1の群の燃料ノズル
が、前記第1の燃料コンパートメント内に取付けられて
いる。燃料供給装置が、この第1の群の燃料ノズルに接
続され、燃料をこれら燃料ノズルに供給し、これら燃料
ノズルを通して炉のバーナ区域に燃料を供給して、バー
ナ区域内に富燃料区域を生成する。複数のオフセット空
気コンパートメントが、風箱内に、前記第1の対の燃料
コンパートメントと実質的に並んだ関係で位置するよう
にして設けられている。オフセット空気ノズルが、これ
ら複数のオフセット空気コンパートメントの各々に取付
けられている。第2の対の燃料コンパートメントが、風
箱内に、前記複数のオフセット空気コンパートメントと
実質的に並んだ関係で位置するように設けられている。
第2の群の燃料ノズルが、この第2の対の燃料コンパー
トメント内に取付けられている。燃料供給装置が、この
第2の群の燃料ノズルに接続され、燃料をこれら燃料ノ
ズルに供給し、これら燃料ノズルを通して炉のバーナ区
域に燃料を供給して、バーナ区域内に富燃料区域を生成
する。少なくともひとつの密結合オーバファイア空気コ
ンパートメントが、風箱の上方端に、前記第2の対の燃
料コンパートメントと実質的に並んだ関係で位置するよ
うにして設けられている。密結合オーバファイア空気ノ
ズルが、この密結合オーバファイア空気コンパートメン
ト内に取付けられている。オーバファイア空気供給装置
が、この密結合オーバファイア空気ノズルに接続され、
オーバファイア空気をこの密結合オーバファイア空気ノ
ズルに供給し、この密結合オーバファイア空気ノズルを
通して炉のバーナ区域にオーバファイア空気を供給す
る。複数の分離オーバファイア空気コンパートメント
が、炉のバーナ区域に、前記少なくともひとつの密結合
オーバファイア空気コンパートメントから間隔を置きか
つ風箱の長手方向軸線と実質的に整列するようにして、
取付けられている。分離オーバファイア空気ノズルが、
前記複数の分離オーバファイア空気コンパートメントの
各々に取付けられている。オーバファイア空気供給装置
が、この分離オーバファイア空気ノズルに接続され、オ
ーバファイア空気をこの分離オーバファイア空気ノズル
に供給し、この分離オーバファイア空気ノズルを通して
炉のバーナ区域にオーバファイア空気を供給する。
【0029】
【好適な実施例の説明】図面、特にその図1を参照し、
図1には参照符号によって総括的に示された化石燃料燃
焼炉が描かれている。化石燃料燃焼炉それ自体の構造及
び運転モードはこの分野の当業者にとってよく知られて
いるところであるので、図1に例示した化石燃料燃焼炉
10についての詳細な説明をここで述べることは必要な
いと考える。むしろ、図面の図1に参照符号12によっ
て総括的に示され、化石燃料燃焼炉10に設置されたと
きには、本考案にしたがって、化石燃料燃焼炉10から
のNOx放出を減少する働きをなす集合同心式ぐう角燃
焼システムと関連することができる化石燃料燃焼炉10
の理解を得る目的のために、前述した集合同心式ぐう角
燃焼システム12と協同する化石燃料燃焼炉10の幾つ
かの構成要素についての説明をここで単に述べることで
十分と思われる。ここで説明されていない化石燃料燃焼
炉10の構成要素の構造及び運転モードについての詳細
な説明については、従来技術、例えばエフ・ジェー・ベ
ルティ氏に対して1988年1月12日に特許が付与さ
れた米国特許第4,719,587号の明細書を参照す
ることができる。
【0030】図面の図1を更に参照し、図1に例示され
た化石燃料燃焼炉10は、参照符号14によって総括的
に示されたバーナ区域を包含する。集合同心式ぐう角燃
焼システム12の構造及び運転モードの説明と関連して
以下に一層詳細に述べられるように、化石燃料燃焼炉1
0のバーナ区域14内では、この分野の当業者によって
よく知られている方法によって、化石燃料と空気との燃
焼が開始される。この化石燃料と空気との燃焼から生じ
た熱ガスは、化石燃料燃焼炉10内を上向きに流れる。
熱ガスが化石燃料燃焼炉10内を上向きに流れる間に、
この分野の当業者にとってよく知られている方法によ
り、熱ガスは管(図面での説明を明瞭にするために図示
されていない)を通して流れる流体に熱を与える。前述
した管は、従来の方法によれば、化石燃料燃焼炉10の
4つの壁のすべてに配置されている。熱ガスは、それか
ら、化石燃料燃焼炉10の、参照符号16によって総括
的に示されている水平通路を通して流れ、続いて化石燃
料燃焼炉10の、参照符号18によって総括的に示され
ている背部ガス通路へ進んで、化石燃料燃焼炉10を出
る。水平通路16及び背部ガス通路18の両方は、一般
に、この分野の当業者にとってよく知られている方法に
より、蒸気を発生して過熱するための他の熱交換表面
(図示せず)を収容する。その後、蒸気は、一般に、タ
ービン/発電機(図示せず)の1つの構成要素を構成す
るタービン(図示せず)に流れるようにされ、これによ
って蒸気は上記タービン及びこのタービンと公知の方法
により関連する発電機(図示せず)を駆動する原動力を
提供し、これによって上記発電機から電気が発生させら
れる。
【0031】本考案にしたがって、図面の図1に示され
ている化石燃料燃焼炉10の形に構成されている炉と関
連するように設計されている集合同心式燃焼システム1
2を詳細に説明する目的のために、図面の特に図1及び
図2が次に参照される。特に、集合同心式燃焼システム
12は、炉例えば図面の図1の化石燃料燃焼炉10に使
用されるように設計され、該炉10と一緒に使用された
時には、化石燃料燃焼炉10からのNOx放出を減少さ
せるように作動する。
【0032】図面の図1、図2を参照することにより最
も良く理解できるように、集合同心式燃焼システム12
は、ハウジング、好適には図面の図1、図2に参照符号
20によって示されている風箱の形のハウジングを包含
する。この風箱20は、この分野の当業者にとってよく
知られている方法によって、化石燃料燃焼炉10のバー
ナ区域14に従来公知の適当な取付け手段(図示せず)
により取付けられ、風箱20の長手方向軸線が化石燃料
燃焼炉10の長手方向軸線に対して実質的に平行な関係
で延びている。
【0033】集合同心式ぐう角燃焼システム12につい
ての説明を続けるに、本考案の好適な実施例によれば、
図面の図2に参照符号22によって示されている第1の
空気コンパートメントが、風箱20の下方端に設けられ
ている。そして、空気ノズル24が、この空気コンパー
トメント22内に、従来公知の適当な取付け手段(図示
せず)によって取付けられている。図面の図1に図式的
に描かれて参照符号26によって総括的に示されている
空気供給装置は、空気ノズル24に後で詳細に説明する
ような方法で接続されている。これにより、空気供給装
置26は、空気を空気ノズル24に供給し、それからこ
の空気ノズル24を通して化石燃料燃焼炉10のバーナ
区域14に空気を供給する。この目的のために、空気供
給装置26は、図面の図1に参照符号28によって示さ
れているファンと参照符号30によって示されている空
気ダクトとを包含する。これら空気ダクト30は、一方
においてはファン28に、また他方においては図面の図
1に参照符号32によって図式的に示されるように空気
ノズル24(図2参照)に、別々の弁及び制御器(図示
せず)を通して、流体流れ関係で接続されている。
【0034】風箱20を更に参照するに、本考案の好適
な実施例によれば、図面の図2にそれぞれ参照符号34
及び36によって総括的に示されている第1の対の燃料
コンパートメントが、風箱20の下方部分に前述した空
気コンパートメント22と実質的に並んだ関係で位置す
るようにして設けられている。図面の図2にそれぞれ参
照符号38及び40によって示されている第1の群の燃
料ノズルは、第1の対の燃料コンパートメント34及び
36内に、燃料ノズル38が燃料コンパートメント34
内に取付けられ、また燃料ノズル40が燃料コンパート
メント36内に取付けられるように、従来公知の適当な
取付け手段(図示せず)によって取付けられている。図
面の図1に図式的に描かれて参照符号42によって総括
的に示されている燃料供給装置は、燃料ノズル38及び
40に後で詳細に説明するような方法で接続されてい
る。これにより、燃料供給装置42は燃料を燃料ノズル
38及び40に供給し、それからこれら燃料ノズル38
及び40を通して燃料を化石燃料燃焼炉10のバーナ区
域14に供給する。すなわち、燃料供給装置42は、図
面の図1に参照符号44によって示されている粉砕機
と、参照符号46によって示されている燃料ダクトとを
包含する。粉砕機44では、化石燃料燃焼炉10内で燃
焼させようとする化石燃料が、この分野の当業者にとっ
てよく知られている方法で粉砕される。また、燃料ダク
ト46は、一方においては粉砕機44に、また他方にお
いては図面の図1に参照符号48によって図式的に示さ
れるように燃料ノズル38及び40(図2参照)に、別
々の弁及び制御器(図示せず)を通して、流体流れ関係
で接続されている。図面の図1を参照して見ることがで
きるように、粉砕機44はファン28に接続されて、空
気がファン28からまた粉砕機44に供給され、これに
より粉砕機44から燃料ノズル38及び40へ供給され
る燃料が、この分野の当業者にとってよく知られている
方法によって、空気流れにより燃料ダクト46を通して
輸送される。
【0035】以上述べた空気コンパートメント22及び
一対の燃料コンパートメント34,36に加え、また、
複数のオフセット空気コンパートメントが設けられてい
る。これら複数のオフセット空気コンパートメントは、
本考案の好適な実施例によれば、複数好適には図面の図
2に参照符号50,52及び54によって総括的に示さ
れている3つのオフセット空気コンパートメントから成
る。図面の図2を参照して最も良く理解できるように、
これらオフセット空気コンパートメント50,52及び
54は、一対の燃料コンパートメント34及び36と実
質的に並んだ関係で位置するように、風箱20内に設け
られている。図面の図2にそれぞれ参照符号56,58
及び60によって示されているオフセット空気ノズル
は、複数のオフセット空気コンパートメント50,52
及び54内に、オフセット空気ノズル56がオフセット
空気コンパートメント50内に取付けられ、またオフセ
ット空気ノズル58がオフセット空気コンパートメント
52内に取付けられ、更にオフセット空気ノズル60が
オフセット空気コンパートメント54内に取付けられ、
かつこれらオフセット空気ノズル56,58及び60の
各々を通過するオフセット空気が炉10のバーナ区域1
4に該炉10の壁に向って導入されている集合燃料から
離れるようにさし向けられるようにして、従来公知の適
当な取付け手段(図示せず)によって取付けられてい
る。オフセット空気ノズル56,58及び60の各々
は、前述した空気供給装置26に空気ダクト30を通し
て接続されている。図面の図1を参照して最も良く理解
できるように、空気ダクト30は、一方においてファン
28に、また他方において図面の図1に参照符号62に
よって図式的に示されているようにオフセット空気ノズ
ル56,58及び60(図2参照)の各々に、別々の弁
及び制御器(図示せず)を通して、流体流れ関係で接続
されている。これにより、空気供給装置26は、前述し
たと同様な方法によって、空気をオフセット空気ノズル
56,58及び60の各々に供給し、それからこれらオ
フセット空気ノズル56,58及び60を通して化石燃
料燃焼炉10のバーナ区域14に空気を供給する。
【0036】集合同心式ぐう角燃焼システム12につい
ての説明を続けるに、本考案の好適な実施例によれば、
図面の図2にそれぞれ参照符号64及び66によって総
括的に示されている第2の対の燃料コンパートメント
が、複数のオフセット空気コンパートメント50,52
及び54と実質的に並んだ関係で位置するように、風箱
20内に設けられている。図面の図2にそれぞれ参照符
号68及び70によって示されている第2の群の燃料ノ
ズルは、第2の対の燃料コンパートメント64及び66
内に、燃料ノズル68が燃料コンパートメント64内に
取付けられ、また燃料ノズル70が燃料コンパートメン
ト66内に取付けられるように、従来公知の適当な取付
け手段(図示せず)によって取付けられている。第2の
群の燃料ノズル68及び70の各々は、前述した燃料供
給装置42に燃料ダクト46を通して接続されている。
図面の図1を参照して最も良く理解できるように、燃料
ダクト46は、一方において粉砕機44(この粉砕機に
て、化石燃料燃焼炉内で燃焼させようとする化石燃料が
この分野の当業者にとってよく知られている方法によっ
て粉砕される)に、また他方において図面の図1に参照
符号72によって図式的に示されているように第2の群
の燃料ノズル68及び70(図2参照)に別々の弁及び
制御器(図示せず)を通して、流体流れ関係で接続され
ている。前述したと同じ説明がまたここで再び繰り返さ
れるけれども、図面の図1を参照して見ることができる
ように、粉砕機44はファン28に接続されて、空気が
ファン28からまた粉砕機44に供給され、これにより
粉砕機44から第2の群の燃料ノズル68及び70に供
給される燃料が、この分野の当業者にとってよく知られ
ている方法によって、空気流れにより燃料ダクト46を
通して輸送される。
【0037】風箱20を更に参照するに、本考案の好適
な実施例によれば、図面の図2にそれぞれ参照符号74
及び76によって総括的に示されている一対の密結合オ
ーバファイア空気コンパートメントが、風箱20の上方
部分に、第2の群の燃料コンパートメント64及び66
と実質的に並んだ関係で位置するように、設けられてい
る。図面の図2にそれぞれ参照符号78及び80によっ
て示されている一対の密結合オーバファイア空気ノズル
が、一対の密結合オーバファイア空気コンパートメント
74及び76内に、密結合オーバファイア空気ノズル7
8が密結合オーバファイア空気コンパートメント74内
に取付けられ、また密結合オーバファイア空気ノズル8
0が密結合オーバファイア空気コンパートメント76内
に取付けられるようにして、従来公知の適当な取付け手
段(図示せず)によって取付けられている。密結合オー
バファイア空気ノズル78及び80の各々は、前述した
空気供給装置26に空気ダクト30を通して接続されて
いる。図面の図1を参照して最も良く理解できるよう
に、空気ダクト30は、一方においてファン28に、ま
た他方において図面の図1に参照符号82によって図式
的に示されているように密結合オーバファイア空気ノズ
ル78及び80(図2参照)の各々に、別々の弁及び制
御器(図示せず)を通して、流体流れ関係で接続されて
いる。これにより、空気供給装置26は、空気を密結合
オーバファイア空気ノズル78及び80の各々に供給
し、それからこれら密結合オーバファイア空気ノズル7
8及び80を通して化石燃料燃焼炉10のバーナ区域1
4に空気を供給する。
【0038】集合同心式ぐう角燃焼システム12につい
ての説明を更に続けるに、複数の分離オーバファイア空
気コンパートメントが、炉10のバーナ区域14に、密
結合オーバファイア空気コンパートメント74及び76
から間隔を置きかつ風箱20の長手方向軸線と実質的に
整列するようにして、従来公知の適当な取付け手段(図
示せず)によって取付けられている。これら複数の分離
オーバファイア空気コンパートメントは、本考案の好適
な実施例によれば、複数好適には図面の図2にそれぞれ
参照符号84,86及び88によって示されている3つ
の分離オーバファイア空気コンパートメントから成る。
図面の図2にそれぞれ参照符号90,92及び94によ
って示されている複数の分離オーバファイア空気ノズル
は、複数の分離オーバファイア空気コンパートメント8
4,86及び88内に、分離オーバファイア空気ノズル
90が分離オーバファイア空気コンパートメント84内
に取付けられ、また分離オーバファイア空気ノズル92
が分離オーバファイア空気コンパートメント86内に取
付けられ、更に分離オーバファイア空気ノズル94が分
離オーバファイア空気コンパートメント88内に取付け
られるようにして、従来公知の適当な取付け手段(図示
せず)によって取付けられている。複数の分離オーバフ
ァイア空気ノズル90,92及び94の各々は、前述し
た空気供給装置26に空気ダクト30を通して接続され
ている。図面の図1を参照して最も良く理解できるよう
に、空気ダクト30は、一方においてファン28に、ま
た他方において図面の図1に参照符号96によって図式
的に示されているように分離オーバファイア空気ノズル
90,92及び94の各々に、別々の弁及び制御器(図
示せず)を通して、流体流れ関係で接続されている。こ
れにより、空気供給装置26は、空気を分離オーバファ
イア空気ノズル90,92及び94の各々に供給し、そ
れからこれら分離オーバファイア空気ノズル90,92
及び94を通して化石燃料燃焼炉10のバーナ区域14
に空気を供給する。
【0039】次に、本考案にしたがって構成され、ぐう
角燃焼式の化石燃料燃焼炉10からのNOx放出を減少
するために該炉に用いられるように設計された集合同心
式ぐう角燃焼システム12の運転モードについて、簡単
に説明する。集合同心式ぐう角燃焼システム12の運転
モードにしたがって、空気が炉10のバーナ区域14の
空気コンパートメント24を通して炉10のバーナ区域
14に導入される。集合燃料は、炉10のバーナ区域1
4の第1の群の燃料ノズル38及び40を通して炉10
のバーナ区域14に、このバーナ区域14に第1の富燃
料区域を生成するようにして、導入される。オフセット
空気は、炉10のバーナ区域14の複数のオフセット空
気ノズル56,58及び60を通して炉10のバーナ区
域14に導入され、炉10のバーナ区域14に該炉10
の壁に向って導入された集合燃料から離れるようにさし
向けられる。他の集合燃料が、炉10のバーナ区域14
の第2の群の燃料ノズル68及び70を通して炉10の
バーナ区域14に導入され、このバーナ区域14に第2
の富燃料区域を生成する。密結合オーバファイア空気
は、炉10の密結合オーバファイア空気ノズル78及び
80を通して、炉10のバーナ区域14に導入される。
最後に、分離オーバファイア空気が、前述した炉10の
バーナ区域14から上方に間隔を置いているがしかし該
バーナ区域と実質的に整列している高さから、分離オー
バファイア空気ノズル90,92及び94を通して、炉
10のバーナ区域14に導入される。
【0040】以上述べた構成の本考案による集合同心式
ぐう角燃焼システム12は、NOx放出制御の技術を進
歩させるものである。なぜなら、本考案による集合同心
式ぐう角燃焼システム12は、燃焼過程を通して燃料に
対しての酸素の使用性を制御するように設計されてい
る。すなわち、本考案による集合同心式ぐう角燃焼シス
テム12は、1次燃焼区域内の有効Oを最小にするよ
うに、多段高さからのオーバファイア空気の導入を用い
る段階燃焼システムである。オーバファイア空気は、燃
料噴射装置の風箱20の頂部からコンパートメント7
4,76を通して密結合オーバファイア空気として、ま
たより高い高さからコンパートメント84,86,88
を通して分離オーバファイア空気として、それぞれ導入
される。そして、この2つの高さ、すなわちコンパート
メント74,76と84,86,88とを通してのオー
バファイア空気の導入によって、風箱20の高さを昔の
従来の形の風箱の高さと同じままとすることができ、し
たがって既存の炉の燃焼システムを本考案による集合同
心式ぐう角燃焼システム12に改装することが多いに行
われるであろう。
【0041】本考案にしたがって構成した集合同心式ぐ
う角燃焼システム12は、更に、補助空気を炉10の水
壁に向って燃料から離れるようにさし向ける同心燃焼原
理を利用することを特徴としている。そして、この同心
燃焼は、炉10の水壁を、オーバファイア空気によっ
て、バルク炉燃焼段階に固有の還元ふん囲気から保護す
るのに役立つ。同心燃焼は、また、段階燃焼のために上
昇する炉出口温度を制御するのに役立つ。最後に、本考
案による集合同心式ぐう角燃焼システム12は、燃焼の
初期段階における燃料と空気との分離を最大にする新規
な概念の群の燃料ノズル38,40及び68,70を備
える。そして、以上列挙した特徴の結合によって、本考
案による集合同心式ぐう角燃焼システム12は、炉10
の通常の運転に最小の影響を与えるだけで、NOx放出
を非常に低減することができる。
【0042】結論において、本考案による集合同心式ぐ
う角燃焼システム12が基礎とする概念は、オーバファ
イア空気の導入と最終炉O含量との両方が炉から放出
される最終NOxレベルの制御を左右するとの事実を前
提としている。本出願の譲受人により得られた研究デー
タは、1次段階の化学量論量が0.5〜0.85の範囲
内においてNOxの生成が最小となるが、この化学量論
以上及び以下ではNOxの生成は増大することを示し
た。したがって、本考案が集合同心式ぐう角燃焼システ
ム12を開発するにあたって求めた目的は、既存のぐう
角燃焼式の化石燃料燃焼炉の風箱に適用できるぐう角燃
焼システムを開発し、これにより燃焼システムの改装性
を高めることにあった。
【0043】説明を更に続けるに、本考案にしたがって
構成した集合同心式ぐう角燃焼システム12の風箱20
は、幾つかの点で従来のぐう角燃焼式の化石燃料燃焼炉
の風箱と異なる。第1に、燃料ノズルは、図面の図2に
参照符号38,40及び68,70によって示されてい
るように、それぞれ2個ずつ一群となって取付けられて
いる。そして、これら各群の燃料ノズル38,40と6
8,70との間に、オフセット空気ノズル56,58,
60を受け入れるように設計された非常に大きなコンパ
ートメント50,52,54が設けられている。第2
に、密結合オーバファイア空気ノズルは、図面の図2に
参照符号78,80によって示されているように、風箱
20の頂部に設置されているが、しかし、分離オーバフ
ァイア空気ノズルは、図面の図2に参照符号90,9
2,94によって示されているように、風箱20から分
離されかつ風箱20と間隔を置いた関係で整列されてい
る。図面の図6を参照することにより最も良く理解でき
るように、このような密結合オーバファイア空気ノズル
78,80と分離オーバファイア空気ノズル90,9
2,94との組合わせによって、密結合オーバファイア
空気ノズル78,80より下を約1.0の化学量論とす
ることができる。他方、再び図面の図6を参照すること
によって最も良く理解できるように、密結合オーバファ
イア空気ノズル78,80より上方を約1.0の化学量
論とすることができる。
【0044】次に、空気ノズル24について更に説明す
る。この説明のために、特に図面の図3が参照される。
しかしながら、この空気ノズル24にっいて説明を進め
る前に、空気ノズル24は、前述したように、炉10の
バーナ区域14に設置されている風箱20の下方端に設
けられていることに注目すべきである。更に、このよう
な風箱20は、炉10の4つのコーナ部の各々に設けら
れ、本質的には2対の風箱20が存在しかつ各対の風箱
20が互いに対角線上で対向するように設けられ、もし
これら対向する2つの風箱20間に想像線を引いたとき
には該想像線が炉10の中心を通過するような構成を形
成する。
【0045】説明を進めるに、空気ノズル24は、図面
の図3に例示した実施例によれば、参照符号98によっ
て示されているノズルチップと、参照符号100によっ
て示されているダンパ装置と、参照符号102によって
示されているティルト駆動装置と、参照符号104によ
って示されている点火装置104と、参照符号106に
よって示されている火炎スキャナ装置とを包含する。ダ
ンパ装置100は、空気ノズル24を通過する空気流れ
の量を変えることができる。ティルト駆動装置102
は、ノズルチップ98が横たわっている水平面において
ノズルチップ98が動かされる傾斜の角度を変えること
ができる。点火装置104は、炉10のバーナ区域14
内の空気ノズル24の付近に安定した火炎を確立させる
ことができる。火炎スキャナ装置106は、炉10のバ
ーナ区域14内の空気ノズル24の付近に火炎が存在し
ないことを検知することができる。前述した空気ノズル
24の構造及び運転モードはこの分野の当業者にとって
よく知られているので、本考案による集合同心式ぐう角
燃焼システム12の構造及び運転モードを明確に理解す
ることを得るために、前述した空気ノズル24について
更に説明することは必要ないものと考える。しかしなが
ら、空気ノズル24の構造及び運転モードを完全に理解
することは好ましいものであり、この目的のためには、
従来技術として、例えば米国特許第3,285,319
号及び第4,356,975号明細書が参照され得る。
【0046】次に、オフセット空気ノズル56,58及
び60について更に説明する。これらオフセット空気ノ
ズル56,58及び60はすべて同一であるので、その
中の1つのオフセット空気ノズルについてのみ以下に説
明する。更に、これに関連して、特に図面の図4及び図
5が参照され、図4に示されているオフセット空気ノズ
ルは図2に参照符号56によって示されているオフセッ
ト空気ノズルである。しかしながら、オフセット空気ノ
ズル56,58及び60について更に説明を進める前
に、これらオフセット空気ノズル56,58及び60が
炉10のバーナ区域14に設けられている風箱20内
に、第1の群の燃料ノズル38及び40と実質的に並ん
だ関係で取付けられている説明をここで再び繰り返すこ
とは賢明なことと思われる。更に、このような風箱20
は、炉10の4つのコーナ部の各々に設けられ、本質的
には2対の風箱20が存在しかつ各対の風箱20が互い
に対角線上で対向するように設けられ、もしこれら対向
する2つの風箱20間に想像線を引いたときには該想像
線が炉10の中心を通過するような構成を形成する。
【0047】説明を続けるに、オフセット空気ノズル5
6,58及び60の各々は、図面の図4(この図4に
は、これらオフセット空気ノズル56,58及び60を
代表としてオフセット空気ノズル56が示されている)
に例示した実施例によれば、参照符号108によって示
されているノズルチップと、参照符号112によって示
されているダンパ装置と、参照符号114によって示さ
れているティルト駆動装置と、参照符号116によって
示されている点火装置と、参照符号118によって示さ
れている火炎スキャナ装置とを包含する。ノズルチップ
108は、後で一層詳細に説明するように、複数個のタ
ーニングベーンを備えている。これらのターニングベー
ンは、参照を容易にするために、同一の参照符号110
によって示されている。ダンパ装置112は、オフセッ
ト空気ノズル56を通過する空気流れの量を変えること
ができる。ティルト駆動装置114は、ノズルチップ1
08が横たわっている水平面においてノズルチップ10
8が動かされる傾斜の角度を変えることができる。点火
装置116は、炉10のバーナ区域14内のオフセット
空気ノズル56の付近に安定した火炎を確立させること
ができる。火炎スキャナ装置118は、炉10のバーナ
区域14内のオフセット空気ノズル56の付近に火炎が
存在しないことを検知することができる。
【0048】次に、前述したターニングベーン110に
よって成し遂げられる機能について説明する。この説明
のために、特に図面の図5が参照される。この図5を参
照することによって最も良く理解されるように、炉10
のバーナ区域14に、第1の群の燃料ノズル38,40
及び第2の群の燃料ノズル68,70を通して導入され
る燃料は、炉10のバーナ区域14の中央に設定されか
つ参照符号120によって図5に示されている小さな仮
想円に向ってさし向けられる。そして、この燃料とは正
反対に、炉10のバーナ区域14に、オフセット空気ノ
ズル56,58及び60を通して導入される空気は、タ
ーニングベーン110の作用の結果として、図5に参照
符号122によって示されかつ小さな仮想円120と同
心であることから該仮想円120と同様に炉10のバー
ナ区域14の中央に設定されているより直径の大きい仮
想円に向ってさし向けられる。したがって、図面の図5
の考察から、ノズルチップ108内に設けられているタ
ーニングベーン110の作用によって、炉10のバーナ
区域14にオフセット空気ノズル56,58及び60を
通して導入される空気は、大径の仮想円122に向っ
て、すなわち、炉10のバーナ区域14に第1の群の燃
料ノズル38,40及び第2の群の燃料ノズル68,7
0を通して小さな仮想円120に向ってかつ炉10の壁
に向ってさし向けられるようにして導入される燃料から
離れるようにしてさし向けられることが容易にわかるで
あろう。そして、このような空気、すなわち炉10のバ
ーナ区域14にオフセット空気ノズル56,58及び6
0を通して導入される空気は境界空気として働き、これ
により炉10の運転時に炉10内に存在する還元ふん囲
気から炉10の壁が保護される。最後に、前述したオフ
セット空気ノズル56,58及び60の構造及び運転モ
ードはこの分野の当業者にとってよく知られているの
で、本考案による集合同心式ぐう角燃焼システム12の
構造及び運転モードを明確に理解することを得るため
に、前述したオフセット空気ノズル56,58及び60
について更に説明することは必要ないものと考える。し
かしながら、オフセット空気ノズル56,58及び60
の構成及び運転モードを完全に理解することは好ましい
ものであり、この目的のためには従来技術が参照され得
るものである。
【0049】次に、図面の図7を参照する。この図7
は、化石燃料燃焼炉例えば前述した炉10において、従
来の標準タイプの燃焼システムの使用及び本考案にした
がって構成した集合同心式ぐう角燃焼システムの使用に
よってそれぞれ得られたNOxppmレベルを比較して
示すグラフである。図7において、参照符号124によ
って示されている線は、従来の標準タイプの燃焼システ
ムを備えている化石燃料燃焼炉、例えば前述した炉10
によって得られたNOxppmレベルを表すプロットで
ある。これに対し、図7に参照符号126によって示さ
れている線は、本考案にしたがって構成した集合同心式
ぐう角燃焼システムを備えている化石燃料燃焼炉、例え
ば前述した炉10によって得られたNOxppmレベル
を表すプロットである。そして、この図面の図7から、
次のことを見ることができる。すなわち、本考案にした
がって構成され、燃料ノズル38,40,68及び70
が“群”に集められている集合同心式ぐう角燃焼システ
ム12を使用する方法の方が、燃料ノズルが“群”に集
められていない従来の標準タイプの燃焼システムを使用
する方法に比較して、通常の過剰空気レベル、すなわち
2.5%〜3.5%でNOx放出を10%〜15%も減
少することができる。なお、この場合、オーバファイア
空気は適度のレベル、すなわち20%のオーバファイア
空気が使用されている。また、図面の図7に示されたデ
ータに基づいて導かれたテストから、本考案にしたがっ
て構成されて“群”に集められた燃料ノズル38,4
0,68及び70を備える集合同心式ぐう角燃焼システ
ム12の使用によって得られる上述の結果により、同時
に、O6%で400mg/Nm、すなわち0.32
1b/MBtu又はO3%で240ppmのNOx放
出レベルを、O3%〜4%の過剰レベルで運転してオ
ーバファイア空気30%でもって、かつ未燃炭素の放出
の増加なしに、得ることができることが示された。これ
は、従来の標準タイプの燃焼システムを同じ条件の下で
用いたときの475ppmのNOx放出レベルと比べら
れる。したがって、前述した条件で、本考案にしたがっ
て構成した集合同心式ぐう角燃焼システム12を使用し
たときにおけるNOx放出レベルは、従来の標準タイプ
の燃焼システムを使用したことにおけるNOx放出レベ
ルよりも、50%以上の減少を達成することができる。
【0050】次に、本考案にしたがって構成する集合同
心式ぐう角燃焼システムの他の実施例について説明す
る。更に詳細には、本考案にしたがって構成され、特に
多種燃料燃焼炉に使用するのに適当とされる形の集合同
心式ぐう角燃焼システムについて以下に説明する。この
説明のために、特に図面の図8が参照される。この図8
には、参照符号128によって総括的に示されかつ特に
多種燃料燃焼炉に使用するのに適当とされる集合同心式
ぐう角燃焼システムが、例示されている。この図面の図
8に例示した本考案の実施例によれば、集合同心式ぐう
角燃焼システム128は、図8に参照符号130及び1
32と、134及び136と、138と140によって
示されている3対の燃料コンパートメントを包含するも
のとして、描かれている。しかしながら、本考案の本質
から逸脱することなしに、集合同心式ぐう角燃焼システ
ム128は、より少ない対の燃料コンパートメント、又
はより多くの対の燃料コンパートメント(図示せず)を
包含することができる。
【0051】説明を続けるに、集合同心式ぐう角燃焼シ
ステム128は、図面の図8に例示した本考案の実施例
によれば、次のような構成を有する。すなわち、集合同
心式ぐう角燃焼システム128は、ハウジング、好適に
は図8に参照符号142によって示されている風箱の形
のハウジングを包含する。参照符号144によって示さ
れている第1の空気コンパートメントは、図8を参照し
て見られるように、風箱142の下方端に設けられてい
る。参照符号146によって示されている空気ノズル
は、この空気コンパートメント144内に従来公知の適
当な手段によって取付けられている。前述した第1の対
の燃料コンパートメント130及び132は、図8を参
照して見られるように、風箱142の下方端に、空気コ
ンパートメント144と実質的に並んで位置するように
して設けられている。参照符号148及び150によっ
て示されている第1の群の燃料ノズルは、従来公知の適
当な手段によって第1の対の燃料コンパートメント13
0及び132内に、燃料ノズル148が燃料コンパート
メント130内に取付けられまた燃料ノズル150が燃
料コンパートメント132内に取付けられるようにし
て、取付けられている。参照符号152によって示され
ている第1の油/ガスコンパートメントは、風箱142
内に、燃料コンパートメント132と実質的に並んで位
置するようにして、設けられている。参照符号154に
よって示されている燃料ノズルは、従来公知の適当な取
付け手段によって油/ガスコンパートメント152内に
取付けられている。この燃料ノズル154は、油を使用
する場合には油ノズルから成り、これに対してガスを使
用する場合にはガスノズルから成ることを理解すべきで
ある。参照符号156によって示されている第1のオフ
セット空気コンパートメントは、風箱142内に、油/
ガスコンパートメント152と実質的に並んで位置する
ようにして、設けられている。参照符号158によって
示されているオフセット空気ノズルは、従来公知の適当
な手段によってオフセット空気コンパートメント156
内に取付けられている。参照符号160によって示され
ている第2の油/ガスコンパートメントは風箱142内
に、オフセット空気コンパートメント156と実質的に
並んで位置するようにして、設けられている。参照符号
162によって示されている燃料ノズルは、従来公知の
適当な手段によって油/ガスコンパートメント160内
に取付けられている。この燃料ノズル162は、油を使
用する場合には油ノズルから成り、これに対してガスを
使用する場合にはガスノズルから成ることを理解すべき
である。前述した第2の対の燃料コンパートメント13
4及び136は、風箱142内に油/ガスコンパートメ
ント160と実質的に並んで位置するようにして、設け
られている。参照符号164及び166によって示され
ている第2の群の燃料ノズルは、従来公知の適当な取付
け手段によって第2の対の燃料コンパートメント134
及び136内に、燃料ノズル164が燃料コンパートメ
ント134内に取付けられまた燃料ノズル166が燃料
コンパートメント136内に取付けられるようにし、取
付けられている。
【0052】図面の図8に例示した如く構成した集合同
心式ぐう角燃焼システム128についての説明を更に続
けるに、参照符号168によって示されている第3の油
/ガスコンパートメントは、風箱142内に、燃料コン
パートメント136と実質的に並んで位置するようにし
て、設けられている。参照符号170によって示されて
いる燃料ノズルは、従来公知の適当な取付け手段によっ
て油/ガスコンパートメント168内に取付けられてい
る。この燃料ノズル170は、油を使用する場合には油
ノズルから成り、これに対してガスを使用する場合には
ガスノズルから成ることを理解すべきである。参照符号
172によって示されている第2のオフセット空気コン
パートメントは、風箱142内に、油/ガスコンパート
メント168と実質的に並んで位置するようにして、設
けられている。参照符号174によって示されているオ
フセット空気ノズルは、従来公知の適当な取付け手段に
よってオフセット空気コンパートメント172内に取付
けられている。参照符号176によって示されている第
4の油/ガスコンパートメントは、風箱142内に、オ
フセット空気コンパートメント172と実質的に並んで
位置するようにして、設けられている。参照符号178
によって示されている燃料ノズルは、従来公知の適当な
取付け手段によって油/ガスコンパートメント176内
に取付けられている。この燃料ノズル178は、油を使
用する場合には油ノズルから成り、これに対してガスを
使用する場合にはガスノズルから成ることを理解すべき
である。前述した第3の対の燃料コンパートメント13
8及び140は、風箱142内に、油/ガスコンパート
メント176と実質的に並んで位置するようにして、設
けられている。参照符号180及び182によって示さ
れている第3の群の燃料ノズルは、従来公知の適当な取
付け手段によって第3の対の燃料コンパートメント13
8及び140内に、燃料ノズル180が燃料コンパート
メント138内に取付けられまた燃料ノズル182が燃
料コンパートメント140内に取付けられるようにし
て、取付けられている。参照符号184によって示され
ている第5の油/ガスコンパートメントは、風箱142
内に、燃料コンパートメント140と実質的に並んで位
置するようにして、設けられている。参照符号186に
よって示されている燃料ノズルは、従来公知の適当な取
付け手段によって油/ガスコンパートメント184内に
取付けられている。この燃料ノズル186は、油を使用
する場合には油ノズルから成り、これに対してガスを使
用する場合にはガスノズルから成ることを理解すべきで
ある。参照符号188によって示されている第4の空気
コンパートメントは、風箱142内に、油/ガスコンパ
ートメント184と実質的に並んで位置するようにし
て、設けられている。参照符号190によって示されて
いる空気ノズルは、従来公知の適当な取付け手段によっ
て空気コンパートメント188内に取付けられている。
【0053】図面の図8に例示した如く構成した集合同
心式ぐう角燃焼システム128についての説明を更に続
けるに、参照符号192によって示されている密結合オ
ーバファイア空気コンパートメントは、風箱142の上
方部分に、空気コンパートメント188と実質的に並ん
で位置するようにして、設けられている。参照符号19
4によって示されている密結合オーバファイア空気ノズ
ルは、従来公知の適当な取付け手段によって密結合オー
バファイア空気コンパートメント192内に取付けられ
ている。複数の分離オーバファイア空気コンパートメン
トは、密結合オーバファイア空気コンパートメント19
2と間隔を置いた関係でかつ風箱142の長手方向軸線
と実質的に整列するようにして、取付けられている。こ
の複数の分離オーバファイア空気コンパートメントは、
図面の図8に例示された集合同心式ぐう角燃焼システム
128の実施例によれば、それぞれ参照符号196,1
98及び200によって示されている3つのコンパート
メントから成る。それぞれ参照符号202,204及び
206によって示されている複数の分離オーバファイア
空気ノズルは、従来公知の適当な取付け手段によって複
数の分離オーバファイア空気コンパートメント196,
198及び200内に、分離オーバファイア空気ノズル
202が分離オーバファイア空気コンパートメント19
6内に取付けられ、また分離オーバファイア空気ノズル
204が分離オーバファイア空気コンパートメント19
8内に取付けられ、更に分離オーバファイア空気ノズル
206が分離オーバファイア空気コンパートメント20
0内に取付けられるようにして、取付けられている。
【0054】図面の図8には示していないけれども、次
のことを理解すべきである。すなわち、空気ノズル14
6,190、オフセット空気ノズル158,174、密
結合オーバファイア空気ノズル194及び分離オーバフ
ァイア空気ノズル202,204,206は、各々、空
気供給装置例えば図1に示されている空気供給装置26
に、図1に示されている空気ノズルの接続と同じような
方法で接続され、これにより、空気がファン28から、
空気ノズル146,190の各々、オフセット空気ノズ
ル158,174の各々、密結合オーバファイア空気ノ
ズル194及び分離オーバファイア空気ノズル202,
204,206の各々に供給され、それからこれら空気
ノズルを通して図8に例示されている集合同心式ぐう角
燃焼システム128が備えられている炉10のバーナ区
域14に空気が供給される。同様に、燃料ノズル14
8,150,164,166,180及び182の各々
は、燃料供給装置例えば図1に示されている燃料供給装
置42に、図1に示されている燃料ノズルの接続と同じ
ような方法で接続され、これにより、石炭が粉砕機44
から、燃料ノズル148,150,164,166,1
80及び182の各々に供給され、それからこれら燃料
ノズルを通して図8に例示されている集合同心式ぐう角
燃焼システム128が備えられている炉10のバーナ区
域14に石炭が供給される。最後に、燃料ノズル15
4,162,170,178及び186の各々は、燃料
ノズル148,150,164,166,180及び1
82との関連で前述したと同様な方法によって、燃料供
給装置(燃料供給装置42と同じような形に構成され得
る)に接続され、これにより油を使用した場合には燃料
として油が、又はガスを使用した場合には燃料としてガ
スが、適当な油又はガスの供給源から、燃料ノズル15
4,162,170,178及び186の各々に供給さ
れ、それからこれら燃料ノズルを通して図8に例示され
ている集合同心式ぐう角燃焼システム128が備えられ
ている炉10のバーナ区域104に油又はガスが供給さ
れる。
【0055】次に、図面の図9について説明する。この
図9には、再燃焼装置及び集合同心式ぐう角燃焼システ
ムの両方を備えている化石燃料燃焼炉が示されている。
この化石燃料燃焼炉は図9に参照符号208によって総
括的に示されている。そして、この化石燃料燃焼炉20
8は、図面の図1及び図2に例示した集合同心式ぐう角
燃焼システム12と同じ構成の集合同心式ぐう角燃焼シ
ステムを備えているものである。前記集合同心式ぐう角
燃焼システム12の構成についてはすでに詳細に説明し
ているので、再燃焼装置及び集合同心式ぐう角燃焼シス
テム12の両方を備えている化石燃料燃焼炉208をこ
の分野の当業者が理解するうえで、集合同心式ぐう角燃
焼システム12についての前述した説明をここで再び繰
り返して述べる必要はないものと考える。むしろ、図9
中の各矢印が何を示すのか述べることで十分であると考
える。図9において、参照符号210によって示されて
いる矢印は、炉208内における集合同心式ぐう角燃焼
システム12の第1の群の燃料ノズル38及び40の高
さ位置を図式的に表す。参照符号212によって示され
ている矢印は、炉208内における集合同心式ぐう角燃
焼システム12のオフセット空気ノズル56,58及び
60の高さ位置を図式的に表す。参照符号214によっ
て示されている矢印は、炉208内における集合同心式
ぐう角燃焼システム12の第2の群の燃料ノズル68及
び70の高さ位置を図式的に表す。参照符号216によ
って示される矢印は、炉208内における集合同心式ぐ
う角燃焼システム12の密結合オーバファイア空気ノズ
ル78及び80の高さ位置を図式的に表す。参照符号2
18によって示されている矢印は、炉208内における
集合同心式ぐう角燃焼システム12の分離オーバファイ
ア空気ノズル90,92及び94の高さ位置を図式的に
表す。
【0056】図面の図9に例示される如く再燃焼装置及
び集合同心式ぐう角燃焼システム12の両方を備えてい
る炉208についての説明を更に続けるに、後で目的が
容易に分かるように、炉208からの出口が図9に参照
符号220によって示されている点線によって図式的に
示されている。また、再燃焼の目的のために使用される
燃料が、図9に参照符号222によって示されている矢
印により図式的に表されている高さから炉208内に導
入される。この再燃焼の目的のために使用される燃料
は、好適には、例えば天然ガス及び再循環煙道ガスなど
の未燃燃料である。再燃焼の目的のため、再燃焼用燃料
は、この目的のために用いることができる従来公知の適
当な形の燃料ノズルの手段により、図9に矢印222に
よって示されている高さ位置から炉208内に導入され
る。
【0057】図面の図9を参照することによって最もよ
く理解できるように、炉208は本質的に3つの区域を
包含する。すなわち、第1の区域は、図9を参照して見
ることができるように、炉208の下方部分に位置し、
参照符号224によって示されている主バーナ燃焼区域
である。第2の区域は、図9を参照して見ることができ
るように、主バーナ燃焼区域224の下流、すなわち炉
208の中央部分に位置し、参照符号226によって示
されている再燃焼区域である。第3の区域は、図9を参
照して見ることができるように、再燃焼区域226の下
流側、すなわち炉208の上方部分に位置し、参照符号
228によって示されている燃焼完了区域である。そし
て、主バーナ燃焼区域224内に、集合同心式ぐう角燃
焼システム12の作用がもっぱらもたらされる。この目
的のために、集合同心式ぐう角燃焼システム12の運転
モードにしたがって、前述したように、空気が炉208
の第1の高さから炉208内に導入される。また、集合
燃料が、炉208の第2の高さから、すなわち矢印21
0によって示されている高さ位置から炉208内に導入
されて、炉208内に第1の富燃料区域を生成する。更
に、オフセット空気が、炉208の第3の高さから、す
なわち矢印212によって示されている高さ位置から、
炉208内にすでに導入されている集合燃料から離れて
かつ炉208の壁に向ってさし向けられるようにして、
炉208内に導入される。また、追加の集合燃料が、炉
208の第4の高さから、すなわち矢印214によって
示されている高さ位置から炉208内に導入されて、炉
208内に第2の富燃料区域を生成する。また、密結合
オーバファイア空気が、炉208の第5の高さから、す
なわち矢印216によって示されている高さ位置から炉
208内に導入される。更に、注目すべきは、本考案に
したがって構成した集合同心式ぐう角燃焼システム12
の一部分を形成する分離オーバファイア空気は、炉20
8内の主バーナ燃焼区域224に導入されないで、再燃
焼区域226の下流、すなわち参照符号218によって
示されている高さ位置から炉208内に導入される。こ
の高さ位置218は、図面の図9を参照することによっ
て最も良く理解できるように、再燃焼区域226と燃焼
完了区域228との間に位置する。
【0058】再燃焼用燃料は、図面の図9に矢印222
によって示されているように、主バーナ燃焼区域224
の下流に導入され、図9に再燃焼区域226として示さ
れているような富燃料還元区域を生成する。この再燃焼
区域226に入る窒素は、次の4つの源からのものであ
る。すなわち、主バーナ燃焼区域224からのNOx,
,NO及び再燃焼区域に存在する燃料中の窒素で
ある。これらの窒素成分はまず分解してHCNを生成
し、ついでこのHCNがNH,NH・・・及びN成
分に変換される。これらのアミンはNO又は他のアミン
と反応してNを生成するか、又はO及びOHと反応し
てNOxを生成する。Nへの変換が完全でない場合に
は、反応性窒素を含有する成分(例えば、NO,チャー
(char)窒素,NH及びHCN)は再燃焼区域2
26の端部まで残留する。したがって、再燃焼によりN
Oxの減少を最大にするためには、再燃焼区域226を
出る反応性窒素成分の全体を最小にすることが必要であ
る。
【0059】燃焼完了区域228において、図9の矢印
218によって示されている高さ位置から分離オーバフ
ァイア空気として加えられる空気は、炉208の上方部
分に残存する燃料を酸化するために、燃料の少ない希薄
状態を生成する。しかし、この希薄状態の下で、反応性
窒素は、主として、NOxに変換させられる。したがっ
て、燃焼完了区域228のOレベルを、炉208内に
起る燃焼過程のこの最終段階中でのNOx放出の増加を
十分に防止するために、最小にすることは、きわめて重
要なことである。
【0060】結論において、前述した説明から、2つの
分離した燃焼段階、すなわち主バーナ燃焼区域224と
燃焼完了区域228とを生成し、各燃焼段階の燃焼化学
量論はそれぞれ独立して制御される。更に、炉208内
のこれら異なる2つの燃焼段階の燃焼化学量論を調節す
ることにより、他の燃焼改良技術よりもNOxの放出レ
ベルをより低くすることが可能となる。
【0061】以上述べたように、本考案によれば、化石
燃料燃焼炉に用いられる新規で改良されたNOx放出減
少燃焼システムが提供される。また、本考案によれば、
特にぐう角燃焼式の化石燃料燃焼炉に用いられて適当
な、化石燃料燃焼炉用NOx放出減少燃焼システムが提
供される。その上、本考案によれば、NOxの放出がア
メリカ合衆国の法律で規定されている基準として現在決
められているレベルよりも良くないとしても、少なくと
も該レベルと等しいレベルまでに低減することができる
ことを特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放出減少燃
焼システムが提供される。また、本考案によれば、従来
の形の燃焼システムを備えている化石燃料燃焼炉から放
出されるNOxよりも50%〜60%もNOx放出を減
少することができることを特徴とする、化石燃料燃焼炉
用NOx放出減少燃焼システムを提供することができ
る。更に、本考案によれば、富燃料区域の幾つかの層が
炉のバーナ区域に確立されることを特徴とする、NOx
放出減少燃焼システムが提供される。また、本考案によ
れば、大きな富燃料区域に導入されて炉内で燃焼させら
れる微粉炭から有機化学的に結合していた窒素を解放す
る付随効果を伴って、即時の点火及び高温度を得ること
が容易とされることを特徴とする、化石燃料燃焼炉用N
Ox放出減少燃焼システムが提供される。更に、本考案
によれば、火炎前面を安定にすること、及び燃料に結合
している窒素を富燃料区域内で最初に液化し、これによ
り燃料に結合している窒素を富燃料区域でNに変換す
ることを成し遂げることを特徴とする、化石燃料燃焼炉
用NOx放出減少燃焼システムが提供される。その上、
本考案によれば、十分なオーバファイア空気が供給され
て、富燃料の燃焼による炉ガスが炉の対流通路に到達す
る前に十分に燃焼を完了することができることを特徴と
する、化石燃料燃焼炉用NOx放出減少燃焼システムが
提供される。更に、本考案によれば、運転のために追加
の装置、触媒を設けたり、又は燃料コストが増大するこ
とが必要とされないことを特徴とする、化石燃料燃焼炉
用NOx放出減少燃焼システムが提供される。その上、
本考案によれば、燃焼運転がかなり進んだ段階で生じる
水壁腐蝕を防止するための手段が組み込まれていること
を特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放出減少燃焼シ
ステムが提供される。また、本考案によれば、NOx放
出を更に減少するために用いられる他のNOx放出減少
型式のシステム、例えば石灰石注入システム、再燃焼シ
ステム、及び選択接触還元(SCR)システムと完全に
適合できることを特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx
放出減少燃焼システムが提供される。最後に、本考案に
よれば、新規の燃焼システムへの適用であっても又は既
存の燃焼システムへの適用であっても非常に等しく適合
できることを特徴とする、化石燃料燃焼炉用NOx放出
減少燃焼システムが提供される。
【0062】以上本考案の幾つかの実施例を詳述してき
たけれども、その変形(その幾つかはすでに説明されて
いる)がこの分野の当業者にとって容易になし得ること
を理解すべきである。したがって、ここに添付した請求
の範囲は、前述した変形例に加え、本考案の精神及び範
囲内の他のすべての変形例を含むものとされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にしたがって構成された集合同心式ぐう
角燃焼システムを具備する化石燃料燃焼炉を概略的に示
す垂直断面図である。
【図2】本考案にしたがって構成され、特に石炭燃焼に
適用するのが適当とされる集合同心式ぐう角燃焼システ
ムの一実施例を概略的に示す正面図である。
【図3】本考案にしたがって構成された集合同心式ぐう
角燃焼システムで用いる空気コンパートメントを示す平
面図である。
【図4】本考案にしたがって構成された集合同心式ぐう
角燃焼システムで用いるオフセット空気コンパートメン
トを示す平面図である。
【図5】オフセット燃焼の原理を説明するための燃焼円
を示す平面図である。
【図6】本考案にしたがって構成された集合同心式ぐう
角燃焼システムを具備する化石燃料燃焼炉のための化学
量論を説明するための図である。
【図7】本考案にしたがって構成された集合同心式ぐう
角燃焼システムの使用及び従来の標準タイプの燃焼シス
テムの使用によってそれぞれ化石燃料燃焼炉で得られる
NOxppmレベルの比較を示すグラフである。
【図8】本考案にしたがって構成され、特に油/ガス燃
焼に適用するのが適当とされる集合同心式ぐう角燃焼シ
ステムの他の実施例を概略的に示す側面図である。
【図9】本考案にしたがって構成された集合同心式ぐう
角燃焼システムを具備する化石燃料燃焼炉を概略的に示
す垂直断面図である。
【符号の説明】
10 化石燃料燃焼炉 12 集合同心式ぐう角燃焼システム 14 バーナ区域 16 水平通路 18 背部ガス通路 20 風箱 22 空気コンパートメント 24 空気ノズル 26 空気供給装置 28 ファン 30 空気ダクト 34,36 燃料コンパートメント 38,40 燃料ノズル 42 燃料供給装置 44 粉砕機 46 燃料ダクト 50,52,54 オフセット空気コンパートメント 56,58,60 空気ノズル 64,66 燃料ノズルコンパートメント 68,70 燃料ノズル 74,76 密結合オーバァイア空気コンパートメン
ト 78,80 空気ノズル 84,86,88 分離オーバァイア空気コンパート
メント 90,92,94 空気ノズル 130,132,134,136,138,140
燃料コンパートメント 144 空気コンパートメント 146,158,174,190,194 空気ノズ
ル 148,150,154,162,164,166,1
70 燃料ノズル 152,160,168,176,184 油/ガス
コンパートメント 178,180,182 燃料ノズル 188 空気コンパートメント 190,194 空気ノズル 192 密結合オーバァイア空気コンパートメント 196,198,200 分離オーバァイア空気コン
パートメント 202,204,206 空気ノズル 208 化石燃料燃焼炉 224 主バーナ燃焼区域 226 再燃焼区域 228 燃焼完了区域
フロントページの続き (72)考案者 グラシャ ジョン アメリカ合衆国 コネチカット 06095 ウインザー ハンターズ リッジ 11 (72)考案者 マッカートニー マイケル スコット アメリカ合衆国 コネチカット 06002 ブルームフィールド ベア リッジ ドライブ 15 (56)参考文献 特開 昭63−70005(JP,A) 特開 昭60−256707(JP,A) 特開 昭56−82305(JP,A) 特開 昭61−289205(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23C 11/00 323 F23C 5/32 F23C 1/00

Claims (15)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の壁を有し、これらの壁にバーナ区域
    (14)が設けられている化石燃料燃焼炉(10)用の
    集合同心式ぐう角燃焼システム(12)において: a.前記化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)
    に取付けられた第1の風箱(20); b.この第1の風箱(20)内の第1の高さに取付けら
    れた第1の対の燃料コンパートメント(34,36); c.この第1の対の燃料コンパートメント(34,3
    6)内に取付けられた一対の燃料ノズル(38,4
    0); d.前記第1の対の燃料コンパートメント(34,3
    6)の一方に隣接して位置するようにして、前記第1の
    風箱(20)内の第2の高さに取付けられた空気コンパ
    ートメント(50); e.この空気コンパートメント(50)内に取付けられ
    た空気ノズル(56); f.前記第1の風箱(20)内の第3の高さに取付けら
    れた第2の対の燃料コンパートメント(64,66); g.この第2の対の燃料コンパートメント(64,6
    6)内に取付けられた一群の燃料ノズル(68,7
    0); h.前記第2の対の燃料コンパートメント(64,6
    6)の一方に隣接して位置するようにして、前記第1の
    風箱(20)内の第4の高さに取付けられた密結合オー
    バファイア空気コンパートメント(74); i.この密結合オーバファイア空気コンパートメント
    (74)内に取付けられた密結合オーバファイア空気ノ
    ズル(78); j.前記第1の風箱(20)から間隔を置いてかつ該風
    箱(20)に実質的に整列するようにして、前記化石燃
    料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に取付けられた
    第2の風箱; k.この第2の風箱内に取付けられた分離オーバファイ
    ア空気コンパートメント(84); l.この分離オーバファイア空気コンパートメント(8
    4)内に取付けられた分離オーバファイア空気ノズル
    (90); m.前記一対の燃料ノズル(38,40)と前記一群の
    燃料ノズル(68,70)とに接続(48,72)さ
    れ、燃料を前記一対の燃料ノズル(38,40)に供給
    し、これら燃料ノズル(38,40)を通して前記化石
    燃料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に燃料を供給
    し、また燃料を前記一群の燃料ノズル(38,40)に
    供給し、これら燃料ノズル(38,40)を通して前記
    化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に燃料を
    供給して、このバーナ区域(14)内に富燃料区域を生
    成する燃料供給装置(42);及び n.前記空気ノズル(56)と、前記密結合オーバファ
    イア空気ノズル(78)と、前記分離オーバファイア空
    気ノズル(90)とに接続(62,82,96)され、
    多量の空気を前記空気ノズル(56)及び前記密結合オ
    ーバファイア空気ノズル(78)に供給し、これら空気
    ノズル(56,78)を通して前記化石燃料燃焼炉(1
    0)のバーナ区域(14)に空気を供給して、このバー
    ナ区域(14)内に約0.85の化学量論を生成し、ま
    た多量の空気を前記分離オーバファイア空気ノズル(9
    0)に供給し、この空気ノズル(90)を通して前記化
    石燃料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に空気を供
    給して、このバーナ区域(14)内に約1.0の化学量
    論を生成する空気供給装置(26); を包含する集合同心式ぐう角燃焼システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の燃焼システム(12)にお
    いて、前記空気コンパートメント(50)はオフセット
    空気コンパートメント(50)を包含し、また前記空気
    ノズル(56)はオフセット空気ノズル(56)を包含
    し、更に前記空気供給装置(26)は空気を前記オフセ
    ット空気ノズル(56)に供給し、このオフセット空気
    ノズル(56)は該空気を前記化石燃料燃焼炉(10)
    のバーナ区域(14)に、該化石燃料燃焼炉(10)の
    壁に向って、かつ該化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区
    域(14)内に前記一群の燃料ノズル(68,70)を
    通して導入されている集合燃料から離れるようにさし向
    ける、集合同心式ぐう角燃焼システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の燃焼システム(12)にお
    いて、更に、前記第1の風箱(20)内の前記第2の高
    さに取付けられた2つの追加のオフセット空気コンパー
    トメント(52及び54)と、この2つの追加のオフセ
    ット空気コンパートメント(52及び54)内に取付け
    られた2つの追加のオフセット空気ノズル(58及び6
    0)とを包含し、そして前記空気供給装置(26)が前
    記2つの追加のオフセット空気ノズル(58及び60)
    に接続(62)されて、空気をこれら追加のオフセット
    空気ノズル(58及び60)に供給し、これら追加の空
    気ノズル(58及び60)は該空気を前記化石燃料燃焼
    炉(10)のバーナ区域(14)に、該化石燃料燃焼炉
    (10)の壁に向って、かつ該化石燃料燃焼炉(10)
    のバーナ区域(14)内に前記一群の燃料ノズル(6
    8,70)を通して導入されている集合燃料から離れる
    ようにさし向ける、集合同心式ぐう角燃焼システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の燃焼システム(12)にお
    いて、更に、前記第1の風箱(20)内の前記第5の高
    さに、前記第1の対の燃料コンパートメント(34,3
    6)に隣接して位置するようにして取付けられた他の空
    気コンパートメント(22)と、この他の空気コンパー
    トメント(22)内に取付けられた他の空気ノズル(2
    4)とを包含し、そして前記空気供給装置(26)が前
    記他の空気ノズル(24)に接続(32)されて、空気
    をこの他の空気ノズル(24)に供給し、この他の空気
    ノズル(24)を通して前記化石燃料燃焼炉(10)の
    バーナ区域(14)に空気を供給する、集合同心式ぐう
    角燃焼システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の燃焼システム(12)にお
    いて、更に、前記第1の風箱(20)の前記第4の高さ
    に取付けられた追加の密結合オーバファイア空気コンパ
    ートメント(76)と、この追加の密結合オーバファイ
    ア空気コンパートメント(76)内に取付けられた追加
    の密結合オーバファイア空気ノズル(80)とを包含
    し、そして前記空気供給装置(26)が前記追加の密結
    合オーバファイア空気ノズル(80)に接続(82)さ
    れて、空気をこの追加の密結合オーバファイア空気ノズ
    ル(80)に供給し、この追加の密結合オーバファイア
    空気ノズル(80)を通して前記化石燃料燃焼炉(1
    0)のバーナ区域(14)に空気を供給する、集合同心
    式ぐう角燃焼システム。
  6. 【請求項6】請求項1記載の燃焼システム(12)にお
    いて、更に、前記第2の風箱に、前記分離オーバファイ
    ア空気コンパートメント(84)に隣接して位置するよ
    うにして取付けられた2つの追加の分離オーバファイア
    空気コンパートメント(86及び88)と、この2つの
    追加の分離オーバファイア空気コンパートメント(86
    及び88)内に取付けられた2つの追加の分離オーバフ
    ァイア空気ノズル(92及び94)とを包含し、そして
    前記空気供給装置(26)が前記2つの追加の分離オー
    バファイア空気ノズル(92及び94)に接続(96)
    されて、空気はこれら追加の分離オーバファイア空気ノ
    ズル(92及び94)に供給し、これら追加の分離オー
    バファイア空気(92及び94)を通して前記化石燃料
    燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に空気を供給す
    る、集合同心式ぐう角燃焼システム。
  7. 【請求項7】請求項1記載の燃焼システム(12)にお
    いて、更に、前記化石燃料燃焼炉(208)の再燃焼区
    域(226)内に、前記密結合オーバファイア空気コン
    パートメント(216)と前記分離オーバファイア空気
    コンパートメント(218)との間に位置するようにし
    て取付けられた再燃焼装置(222)を包含し、この再
    燃焼装置(222)は再燃焼用燃料を前記化石燃料燃焼
    炉(10)の再燃焼区域(226)に導入する、集合同
    心式ぐう角燃焼システム。
  8. 【請求項8】請求項1記載の燃焼システム(128)に
    おいて、更に、前記空気コンパートメント(156)の
    両端で前記第1の風箱(20)内に取付けられている第
    1の対の多種燃料コンパートメント(152,160)
    と、この第1の対の多種燃料コンパートメント(15
    2,160)内に取付けられた第1の対の多種燃料ノズ
    ル(154,156)と、この第1の対の多種燃料ノズ
    ル(154,162)に接続されて、多種燃料をこれら
    多種燃料ノズル(154,162)に供給し、これら多
    種燃料ノズル(154,162)を通して前記化石燃料
    燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に多種燃料を供給
    する多種燃料供給装置とを包含する、集合同心式ぐう角
    燃焼システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の燃焼システム(128)に
    おいて、前記空気コンパートメント(156)は第1の
    オフセット空気コンパートメント(156)を包含し、
    前記空気ノズル(158)は第1のオフセット空気ノズ
    ル(158)を包含し、そして前記空気供給装置が空気
    を前記第1のオフセット空気ノズル(158)に供給
    し、このオフセット空気ノズル(158)が該空気を前
    記化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に、該
    化石燃料燃焼炉(10)の壁に向って、かつ該化石燃料
    燃焼炉(10)のバーナ区域(14)内に前記一群の燃
    料ノズル(148,158)を通して導入されている集
    合燃料から離れるようにさし向ける、集合同心式ぐう角
    燃焼システム。
  10. 【請求項10】請求項9記載の燃焼システム(128)
    において、更に、前記第1の風箱(142)内に前記第
    2の対の燃料コンパートメント(134136)に隣
    接して位置するようにして取付けられた第2の対の多種
    燃料コンパートメント(168,176)と、この第2
    の対の多種燃料コンパートメント(168,176)内
    に取付けられた第2の対の多種燃料ノズル(170,1
    78)とを包含し、そして前記多種燃料供給装置が多種
    燃料を前記第2の対の多種燃料ノズル(170,17
    8)に供給し、これら多種燃料ノズル(170,17
    8)を通して前記化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区域
    (14)に多種燃料を供給する、集合同心式ぐう角燃焼
    システム。
  11. 【請求項11】請求項10記載の燃焼システム(12
    8)において、更に、前記第1の風箱(142)内に前
    記第2の対の多種燃料コンパートメント(168,17
    6)間に入れるようにして取付けられた第2のオフセッ
    ト空気コンパートメント(172)と、この第2のオフ
    セット空気コンパートメント(172)内に取付けられ
    た第2のオフセット空気ノズル(174)とを包含し、
    そして前記空気供給装置が前記第2のオフセット空気ノ
    ズル(174)に接続されて、空気をこのオフセット空
    気ノズル(174)に供給し、このオフセット空気ノズ
    ル(174)が該空気を前記化石燃料燃焼炉(10)の
    バーナ区域(14)に、該化石燃料燃焼炉(10)の壁
    に向って、かつ該化石燃料燃焼炉のバーナ区域(14)
    に前記第2の群の燃料ノズル(164,166)を通し
    て導入されている集合燃料から離れるようにさし向け
    る、集合同心式ぐう角燃焼システム。
  12. 【請求項12】請求項11記載の燃焼システム(12
    8)において、更に、前記第1の風箱(142)内に前
    記第2の対の多種燃料コンパートメント(134,13
    6)に隣接して位置するようにして取付けられた第3の
    対の燃料コンパートメント(138,140)と、この
    第3の対の燃料コンパートメント(138,140)内
    に取付けられた一群の燃料ノズル(180,182)と
    を包含し、そして前記燃料供給装置が前記一群の燃料ノ
    ズル(180,182)に接続されて、燃料をこれら燃
    料ノズル(180,182)に供給し、これら燃料ノズ
    ル(180,182)を通して前記化石燃料燃焼炉(1
    0)のバーナ区域(14)に燃料を供給して、このバー
    ナ区域(14)に富燃料区域を生成する、集合同心式ぐ
    う角燃焼システム。
  13. 【請求項13】請求項12記載の燃焼システム(12
    8)において、更に、前記第1の風箱(142)内に前
    記第3の対の燃料コンパートメント(138,140)
    に隣接して位置するようにして取付けられた単一の多種
    燃料コンパートメント(184)と、この単一の多種燃
    料コンパートメント(184)内に取付けられた単一の
    多種燃料ノズル(186)とを包含し、そして前記多種
    燃料供給装置が前記単一の多種燃料ノズル(186)に
    接続されて、多種燃料をこの多種燃料ノズル(186)
    に供給し、この多種燃料ノズル(186)を通して前記
    化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区域(14)に多種燃
    料を供給する、集合同心式ぐう角燃焼システム。
  14. 【請求項14】請求項13記載の燃焼システム(12
    8)において、更に、各々前記第1の風箱(142)内
    に取付けられ、一方(144)が前記第1の対の燃料コ
    ンパートメント(130132)に隣接して位置する
    と共に他方(188)が前記単一の多種燃料コンパート
    メント(188)に隣接して位置している一対の空気コ
    ンパートメント(144,188)と、この一対の空気
    コンパートメント(144,188)内に取付けられた
    一対の空気ノズル(146,190)とを包含し、そし
    て前記空気供給装置が前記一対の空気ノズル(146,
    190)に接続されて、空気をこれら空気ノズル(14
    6,190)に供給し、これら空気ノズル(146,1
    90)を通して前記化石燃料燃焼炉(10)のバーナ区
    域(14)に空気を供給する、集合同心式ぐう角燃焼シ
    ステム。
  15. 【請求項15】請求項14記載の燃焼システム(12
    8)において、更に、前記第2の風箱内に前記分離オー
    バファイア空気コンパートメント(196198又は
    200)に隣接して位置するようにして取付けられた2
    つの追加の分離オーバファイア空気コンパートメント
    (196,198又は200)と、この2つの追加の分
    離オーバファイア空気コンパートメント(196,19
    8又は200)内に取付けられた2つの追加の分離オー
    バファイア空気ノズル(202,204又は206)と
    を包含し、そして前記空気供給装置が前記2つの追加の
    分離オーバファイア空気ノズル(202,204又は2
    06)に接続されて、空気をこれら追加の分離オーバフ
    ァイア空気ノズル(202,204又は206)に供給
    し、これら追加の分離オーバファイア空気ノズル(20
    2,204又は206)を通して前記化石燃料燃焼炉
    (10)のバーナ区域(14)に空気を供給する、集合
    同心式ぐう角燃焼システム。
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