JP2533900B2 - 輸液用容器 - Google Patents

輸液用容器

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JP2533900B2
JP2533900B2 JP62315863A JP31586387A JP2533900B2 JP 2533900 B2 JP2533900 B2 JP 2533900B2 JP 62315863 A JP62315863 A JP 62315863A JP 31586387 A JP31586387 A JP 31586387A JP 2533900 B2 JP2533900 B2 JP 2533900B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は輸液用容器に関する。詳しくは点滴液等の収
容に用いる輸液用容器に関する。
〔従来の技術〕
従来、点滴液等を収容した医療用の輸液用容器として
はガラス製又は合成樹脂製のビンを用い、点滴液が減
るにしたがいビン内へ空気が入るよう口栓に空気孔を設
けたもの及び柔軟な合成樹脂製の容器を用い、点滴液
の減少に従い容器の形状が変形していくものが知られて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のビンを用いる場合には病院内
の空気が点滴液の中に混入することとなり、院内感染の
問題があり、また上記の容器を用いる場合には、点滴
液の減少に従って容器の形状が変形する際に、変形の仕
方によっては容器内部の点滴液が完全に出ないという問
題があり、さらに完全に出たとしても、その形状変形の
仕方に規則性がなく、点滴液の流出速度が容器毎に異な
るという問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は上記した従来の輸液用容器の問題点を解
消し、輸液用容器から点滴液等が流出するに従い容器形
状が常に一定の形状に安定して変形し、点滴液等を一定
の割合で、かつ、完全に流出させることができる輸液用
容器を提供するべく、鋭意検討を重ねた結果、容器胴部
の横断面形状を特殊の形状とすることにより、上記目的
が達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明の要旨は、吹込成形によって成形さ
れた壜状の容器であって、胴部に縦方向に3本の稜線を
形成することにより胴部の横断面形状を略三角形とし、
かつ、稜線間の胴部側面を稜線を結ぶ線より外方に膨出
した形状としたことを特徴とする輸液用容器に存する。
以下、本発明の輸液容器の一例につき図面を用いて説
明する。
第1図は本発明の容器の側面図、第2図は第1図に示
した容器の底面図である。
図中1は輸液用容器、2は口部、3は胴部、4,4′,
4″は稜線、5,5′,5″は稜線を結ぶ線をそれぞれ示す。
図に示した輸液容器1は、容器上部に口部2が形成さ
れこの口部2の周面にはフランジが設けられている。
口部2の基部は、なめらから曲面の肩部とされてお
り、胴部3につながっている。
胴部3は、その横断面の形状(底部形状)が略三角形
であり、胴部3の各側面角には縦方向に稜線4,4′,4″
が容器の肩部から底部にわたり設けられている。また、
胴部3の各側面は各稜線4,4′,4″を結ぶ線より外方に
膨出した形状を形成している。
図面の輸液容器1の製造には、いわゆるダイレクトブ
ロー成形、インジェクションブロー成形、二軸延伸ブロ
ー成形等の吹込成形が用いられる。
図面の輸液容器1は、例えば、点滴液を収容し点滴の
際には、口部2を下にしてチューブにより点滴を導く。
ここで点滴の進行によって輸液容器1の内圧が低くな
るに従い輸液容器1は、大気圧により徐々に変形してい
く。この際、輸液容器1の胴部3が、その横断面形状
(底部形状)において略三角形であり、胴部の肩部から
底部に向って稜線4,4′,4″が形成されており、胴部の
側面が稜線を結ぶ線5,5′,5″より外方に膨出している
ため、流出時に各側面部が内側に湾曲した凹型の形状に
変化し、果たして収容された流体が安定して流出する。
胴部の3つの側面が変形し、各側面が内側に湾曲した
凹型の形状に移行する際、稜線4,4′,4″の存在はその
変形を誘発し易い。
更に点滴が進むと胴部のへこみが進行する為、点滴前
の形状に回復しようとする力が働くが、胴部の各側面部
を外側に膨出した弧状に形成している為、変形時、内側
に湾曲し易く、凹型を無理なく保持し得る。
このように、内容液の流出に伴って生ずる容器1の変
形は胴部3の側面部が内側に凹む変形が主な変形であっ
て肩部、底部はあまり変形しないので、内容液の流出に
伴う内容液表面の垂直変位が、ほぼ一定となり、目盛等
を設ければ内容液の残量の目安となる。
本発明の輸液用容器は変形することが重要であるた
め、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等
の比較的柔軟な合成樹脂を用いるのが良い。容器内の点
滴液等の中に不純物等の混入のないことを目視により確
認できるように、この輸液用容器はなるべく透明である
ことが望ましく、また120℃程度までの加熱滅菌にも耐
える必要もある。このため、例えば、ポリプロピレン製
の二軸延伸ブローボトル等が好適に使用される。また、
この輸液用容器は倒置して内容点滴液等を流出させた
際、空気置換を行なわずとも、輸液用容器が流出した点
滴液等の量と同じ量だけ変形して内容量が減少するよう
に、その壁厚が充分に薄肉とされている。輸液用容器の
壁厚は容器の容量、必要強度、材質等によって異なる
が、例えばポリプロピレンを用いた場合には通常300〜6
00μ程度の肉厚とするのが適当である。
また、輸液用容器の変形すべき部分は該容器の肩部、
胴部及び底部が主であり、容器口部はむしろ点滴液等の
充填、輸液用パイプの接続等の操作上から変形しないこ
とが望ましく、すなわち、輸液用容器の口部を肉厚と
し、該容器の肩部、胴部及び底部は肉薄とするような肉
厚分布に変化を持たせるような構造とするのが望まし
い。
〔発明の効果〕
本発明の輸液用容器は合成樹脂製で薄肉とされた容器
を用いるものであるから透明性に優れ、不純物の発見が
容易に行なえ、容器の変形により内容物を滴下する方式
なので滴下に際し空気置換が不要で院内感染の心配がな
く、さらに滴下速度が安定しており、且つ内容物を完全
に流出させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の容器の側面図、第2図は第1図に示し
た容器の底面図である。 図中1は容器、3は胴部、4,4′,4″は稜線をそれぞれ
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−190445(JP,A) 実開 昭64−20845(JP,U) 実開 昭63−189243(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹込成形によって成形された壜状の容器で
    あって、胴部に縦方向に3本の稜線を形成することによ
    り胴部の横断面形状を略三角形とし、かつ稜線間の胴部
    側面を稜線を結ぶ線より外方に膨出した形状としたこと
    を特徴とする輸液用容器。
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