JP2533813Y2 - 注射器 - Google Patents

注射器

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JP2533813Y2
JP2533813Y2 JP1990120389U JP12038990U JP2533813Y2 JP 2533813 Y2 JP2533813 Y2 JP 2533813Y2 JP 1990120389 U JP1990120389 U JP 1990120389U JP 12038990 U JP12038990 U JP 12038990U JP 2533813 Y2 JP2533813 Y2 JP 2533813Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、注射針に対する針接続部を一端に備えた外
筒内に、プランジヤロッドによって外筒の筒軸芯方向に
摺動操作されるピストン体を挿入するとともに、前記外
筒の軸芯方向に間隔を隔てて複数の指掛け部を備えた筒
状のホルダを、前記外筒に外装してある注射器に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の注射器では、前記ホルダを、外筒の針接続部側
から筒軸芯方向に沿って外装自在な円筒体から構成し、
この円筒体の筒軸芯方向両端部の各々に指掛け部を一体
的に形成していた(例えば、実開昭55−180538号公
報)。
そして、前記プランジヤロッドの押し込み操作時(注
射開始時)には、外筒の開口側に位置する指掛け部に中
指と人指し指とを掛けた状態でプランジヤロッドの先端
部を親指にて押し込み操作するとともに、このプランジ
ヤロッドの押し込み操作に連れて注射器の支持が不安定
化する前に、外筒の針接続部側に位置する指掛け部に指
を掛け替えて、更にプランジヤロッドを押し込み操作す
ることにより、指掛け部とプランジヤロッドの親指当て
部との間の支持間隔を、注射器を安定保持することので
きる範囲内の間隔に維持することが可能となり、例え、
2成分用注射器等のように、外筒の軸芯長が長い注射器
の場合でも、注射器を注射開始時から注射終了時まで安
定良く操作することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この従来の注射器による場合では、プラン
ジヤロッドの押し込み操作時にホルダが外筒に対してが
たつくと、注射開始時から注射終了時まで注射器を安定
良く操作することができなくなるため、ホルダの内径と
外筒の外径とをほぼ同一寸法に形成して、外筒の外周面
とホルダの内周面とが密着する状態で外筒にホルダを外
装させる必要がある。
しかしながら、ホルダの内径と外筒の外径とをほぼ同
一寸法に形成すると、外筒の所定位置にホルダを摺接状
態で挿入する際の摩擦抵抗が大きくなり、外筒に対する
ホルダの装着に手間どるばかりでなく、外筒に対するホ
ルダの装着方向とプランジヤロッドの押し込み方向とが
一致するため、手元が滑るなどして、プランジヤロッド
を誤って押し込み操作することがあり、この場合、外筒
内に予め注射液が充填されていると、この注射液が針接
続部を通して外部に漏れ出してしまう虞れがある。
しかも、特に、前記外筒の外周面の針接続側からホル
ダ装着位置までの範囲に直径方向外方に隆起する突起部
が存在する注射器の場合では、ホルダをそもそも装着す
ることができず、適用範囲が自ずと限定される問題があ
る。
本考案は、上述の実情に鑑みて為されたものであり、
その目的は、例え、前記外筒の外周面の針接続側からホ
ルダ装着位置までの範囲に直径方向外方に隆起する突起
部が存在する場合でも、外筒に対してホルダを密着状態
で迅速、容易に装着することができ、しかも、注射開始
時から注射終了時まで注射器をガタツキのない状態で安
定良く確実に操作することができるようにする点にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の特徴構成は、注射
針に対する針接続部を一端に備えた外筒内に、プランジ
ヤロッドによって外筒の軸芯方向に摺動操作されるピス
トン体を挿入するとともに、前記外筒の軸芯方向に間隔
を隔てて複数の指掛け部を備えた筒状のホルダを、前記
外筒に外装してある注射器であって、 前記ホルダを、前記外筒の直径方向から装着自在な2
つの分割ホルダ部から構成し、前記分割ホルダ部を、前
記指掛け部の周方向での指掛け幅の中間位置で分割並び
に嵌合連結自在に構成した点にあり、かかる構成から次
の作用効果を奏する。
〔作用〕
プランジヤロッドの押し込み操作に連れて、中指と人
指し指とをホルダに備えた複数の指掛け部に選択的に掛
け替えることにより、指掛け部とプランジヤロッド先端
の親指当て部との間の支持間隔を、注射器を安定保持す
ることのできる範囲内の間隔に維持することができる。
しかも、前記ホルダ自体は二分割されていて、外筒の
直径方向から自由に嵌合連結することができるから、従
来のように、ホルダを外筒の針接続部からホルダ装着位
置まで摺動させる必要がなく、外筒に対する各分割ホル
ダ部の装着方向と、プランジヤロッドの押し込み操作方
向とが異なるため、プランジヤロッドを誤って押し込み
操作する可能性が低くなる。
更に、前記両分割ホルダ部が指掛け部の指掛け幅中間
位置で分割されているが故に、プランジヤロッドの押し
込み操作時(注射開始時)における押込み反力が、両分
割ホルダ部に亙って分散状態で受止められるから、例え
ば、各分割ホルダ部に、中指用の指掛け部と人指し指用
の指掛け部とが各別に形成されている場合のように、前
記押込み反力が、嵌合連結された両分割ホルダ部を分離
する方向に作用することがない。
〔考案の効果〕
従って、例え、前記外筒の外周面の針接続側からホル
ダ装着位置までの範囲に直径方向外方に隆起する突起部
が存在する場合でも、外筒に対してホルダを密着状態で
迅速、容易に装着することができ、しかも、注射開始時
から注射終了時まで注射器をガタツキや分解等のない状
態で安定良く確実に操作することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図は、注射器の一例である2成分用注
射器を示し、これは、注射針(1)に対する針接続部
(2)を備えた円筒状の外筒(3)内に、当該外筒
(3)の軸芯方向に沿って流体気密状態で摺動可能な2
個のピストン体(4),(5)が挿入されている。
これら各ピストン体(4),(5)は、外筒(3)の
内径よりも少し大なる直径を備えた円柱状のハロゲン化
ブチルゴムから製作されていて、外筒(3)への挿入時
に、当該外筒(3)の内周面とピストン体(4),
(5)の外周面との間を気密状態にシールするように構
成されている。
そして、前記両ピストン体(4),(5)によって区
画される外筒(3)内の二つの室(3A),(3B)のう
ち、針接続部(2)側に位置する第1室(3A)には、凍
結乾燥された粉末状の薬剤が充填され、また、外筒
(3)の開口側に位置する第2室(3B)には、第1室
(3A)内の薬剤と混合して懸濁液剤又は溶液剤を調製す
るための溶解液が充填される。
前記両ピストン体(4),(5)のうち、外筒(3)
の開口側に位置する第2ピストン体(5)には、当該第
2ピストン体(5)を外筒(3)の軸芯方向に摺動操作
するためのプランジヤロッド(6)が着脱自在に螺合固
定されているとともに、このプランジヤロッド(6)の
先端部には、外筒(3)の内径よりも大なる偏平状の親
指用当て部(7)が形成されている。
また、前記外筒(3)の外周面の開口側端部には、半
径方向外方に突出する鍔部(8)が一体形成されてお
り、更に、前記外筒(3)の軸芯方向の中間部分には、
半径方向外方に膨出する隆起部(3C)が形成されてい
て、当該隆起部(3C)の内面側に、外筒(3)の第1室
(3A)と第2室(3B)とを連通接続するためのバイパス
流路(9)が現出されている。
このバイパス流路(9)の外筒軸芯方向の長さは、針
接続部(2)側に位置する第1ピストン体(4)の外筒
軸芯方向での長さよりも少し長く構成されていて、第4
図に示すように、プランジヤロッド(6)の押し込み操
作によって第1ピストン体(4)がバイパス流路(9)
の領域内に位置したとき、第2室(3B)内の溶解液をバ
イパス流路(9)を通して第1室(3A)内に導くように
構成してある。
そして、前記外筒(3)の外周面のうち、前記鍔部
(8)と隆起部(3C)との間に位置する筒部分には、当
該筒部分に対して着脱自在な合成樹脂製のホルダ(10)
が外装されている。
このホルダ(10)の外筒軸芯方向での移動は、前記鍔
部(8)と隆起部(3C)とによって接当規制されてい
る。
前記ホルダ(10)は、前記外筒(3)の軸芯を通る仮
想平面で二分割されていて、その2つの分割ホルダ部
(10A),(10B)が、後述する指掛け部(11),(12)
の周方向での指掛け幅の中間位置で分割並びに嵌合連結
自在に構成されているとともに、前記両分割ホルダ部
(10A),(10B)の接合面のうち、前記外筒(3)の開
口側に位置する端部と前記針接続部(2)側に位置する
端部の各2箇所には夫々、外筒(3)の直径方向から互
いに弾性的に嵌合する雌雄の接続部(10a),(10b)が
一体形成されている。
前記ホルダ(10)の両分割ホルダ部(10A),(10B)
のうち、外筒(3)の開口側に位置する端部には、前記
鍔部(8)よりも直径方向外方に突出する一対の支持片
(11a),(11b)からなる第1指掛け部(11)が一体的
に形成されているとともに、前記針接続部(2)側に位
置する端部には、外筒軸芯方向視における形状が第1指
掛け部(11)の支持片(11a),(11b)と同一形状を呈
する一対の支持片(12a),(12b)からなる第2指掛け
部(12)が一体形成されている。つまり、前記ホルダ
(10)には、外筒(3)の筒軸芯方向に間隔を隔てて2
つの指掛け部(11),(12)が備えられている。
更に、前記第1指掛け部(11)の支持片(11a),(1
1b)のうち、外筒(3)の開口側に位置する端面には、
前記鍔部(8)に外装される一対の半円筒部(13A),
(13B)が一体に連設され、これら両半円筒部(13A),
(13B)の外周面には、前記プランジヤロッド(6)に
外装した合成樹脂製の抜け止めストッパー(14)と外筒
軸芯方向から着脱自在に弾性的に嵌合する半環状突起
(13a),(13b)が一体形成されている。
前記抜け止めストッパー(14)は、第5図に示すよう
に、プランジヤロッド(6)の外径よりも大で、かつ、
第1ピストン体(4)の外径よりも小なる内径を備えた
内筒部分(14a)と、第1指掛け部(11)側の半円筒部
(13A),(13B)に外装される外筒部分(14b)とを備
え、かつ、外筒部分(14b)の内周面には、半環状突起
(13a),(13b)と弾性的に係合する環状突起(14c)
が一体形成されている。
前記外筒(3)の針接続部(2)内には、当該針接続
部(2)に装着される注射針(1)によって穿孔される
ハロゲン化ブチルゴム製の栓(15)が挿入されている。
〔別実施例〕
前記外筒(3)、ピストン体(5)、プランジヤロッ
ド(6)の各形状、材質、寸法等は使用条件に応じて種
々変更可能であり、また、第1指掛け部(11)及び第2
指掛け部(12)の各形状、材質、寸法等も使用条件に応
じて種々変更可能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る注射器の実施例を示
し、第1図は全体の斜視図、第2図は全体の分解斜視
図、第3図は注射開始時の状態を示す断面図、第4図は
注射途中の状態を示す断面図、第5図は要部の拡大断面
図である。 (1)……注射針、(2)……針接続部、(3)……外
筒、(5)……ピストン体、(6)……プランジヤロッ
ド、(10)……ホルダ、(10A)……分割ホルダ部、(1
0B)……分割ホルダ部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】注射針(1)に対する針接続部(2)を一
    端に備えた外筒(3)内に、プランジヤロッド(6)に
    よって外筒(3)の軸芯方向に摺動操作されるピストン
    体(5)を挿入するとともに、前記外筒(3)の軸芯方
    向に間隔を隔てて複数の指掛け部を備えた筒状のホルダ
    (10)を、前記外筒(3)に外装してある注射器であっ
    て、前記ホルダ(10)を、前記外筒(3)の直径方向か
    ら装着自在な2つの分割ホルダ部(10A),(10B)から
    構成し、前記分割ホルダ部(10A),(10B)を、前記指
    掛け部の周方向での指掛け幅の中間位置で分割並びに嵌
    合連結自在に構成してある注射器。
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AT91919798T ATE157886T1 (de) 1990-11-17 1991-11-18 Spritzenzylinder mit zwei kammern
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